JPH0321051Y2 - - Google Patents

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JPH0321051Y2
JPH0321051Y2 JP1984008137U JP813784U JPH0321051Y2 JP H0321051 Y2 JPH0321051 Y2 JP H0321051Y2 JP 1984008137 U JP1984008137 U JP 1984008137U JP 813784 U JP813784 U JP 813784U JP H0321051 Y2 JPH0321051 Y2 JP H0321051Y2
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capacitor
vco
microstrip line
conductor
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  • Inductance-Capacitance Distribution Constants And Capacitance-Resistance Oscillators (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 技術分野 本考案は、送受信機における送信用周波数信号
と受信用周波数信号とを選択的に得るための電圧
制御発振器(VCO)として好適な発振器に関す
る。
従来技術 従来のパーソナル無線機の送信用周波数信号と
受信用周波数信号とを選択的に得るためのVCO
は、第1図に示す如く構成されている。この
VCOは、インダクタンス素子としての共振用マ
イクロストリツプ線路L1、第1及び第2のコン
デンサC1,C2、可変容量ダイオードD1等から成
るLC共振回路を含み、コルピツツ発振回路を変
形したクラツプ発振回路に構成されている。
各部を詳しく説明すると、第1のコンデンサ
C1は帰還作用を得るために、発振用トランジス
タQ1のベース・エミツタ間に接続され、第2の
コンデンサC2はエミツタと接地共通ライン(共
通接続導体)との間に接続されている。発振用ト
ランジスタQ1のコレクタは抵抗R1とバイパスコ
ンデンサC3とを介して接地共通ラインに接続さ
れている。従つて、トランジスタQ1のコレクタ
は交流的に接地されており、結局、コンデンサ
C2は等価的にトランジスタQ1のエミツタ・コレ
クタ間に接続されている。トランジスタQ1のベ
ースと接地共通ライン(交流的にはコレクタ)と
の間に結合コンデンサC4を介して、マイクロス
トリツプ線路L1、周波数可変幅を決める固定コ
ンデンサC5、可変容量ダイオードD1、抵抗R2
順に接続されている。C6は周波数シフト用即ち
送受信における周波数のシフト量を決めるコンデ
ンサであり、マイクロストリツプ線路L1と接地
共通ラインとの間に周波数シフト量調整用コンデ
ンサC7と周波数切換用トランジスタQ2とを介し
て接続されている。周波数切換用トランジスタ
Q2のベースは、抵抗R3を介して送受信切換スイ
ツチSWに接続されている。スイツチSWは接点
aとbとを含み、Vcc電源に接続されている接点
aがオンの時にトランジスタQ2にオン駆動信号
を供給し、接地された接点bがオンの時にトラン
ジスタQ2をオフ制御する。なお、トランジスタ
Q2のベースと接地共通ラインとの間にはバイア
ス設定用抵抗R4、及びバイパスコンデンサC8
接続されている。また、トランジスタQ2のコレ
クタは抵抗R5を通してVcc電源に接続されてい
る。更に、抵抗R5の一端と接地共通ラインとの
間にバイパスコンデンサC9が接続されている。
可変容量ダイオードD1のカソードは、チヨー
クコイルL2とバイパスコンデンサC10とから成る
交流分阻止回路を介して周波数制御電圧供給端子
1に接続され、この可変容量ダイオードD1のア
ノードは抵抗R6を介して送信信号供給端子2に
接続されている。なお、抵抗R6の一端及び他端
と接地共通ラインとの間にコンデンサC11,C12
それぞれ接続されている。マイクロストリツプ線
路L1と接地共通ラインとの間に接続されたコン
デンサC13及びC14は初期周波数を決定するための
ものである。
発振用トランジスタQ1を直流バイアスするた
めに、コレクタとVcc電源との間に抵抗R1が接続
され、且つエミツタと接地共通ラインとの間に抵
抗R7が接続され、ベースとVcc電源との間に抵抗
R8が接続され、ベースと接地共通ラインとの間
に抵抗R9が接続されている。3は出力端子であ
り、結合コンデンサC15を介してトランジスタQ1
のコレクタに接続されている。
第1図に示す如く構成されたVCOは、例えば、
第2図に示すPLL回路に接続される。第2図に
おいて、4はVCO、5は1/Nのプログラマブ
ルデイバイダ、6は位相(周波数)比較器、7は
ローパスフイルタ、8は増幅器である。
次に、第2図の回路の動作を説明する。この回
路で受信時の局部発振周波数(例えば962MHz)
を得る時には、受信モード設定操作によつてスイ
ツチSWを接点bに投入する。これにより、トラ
ンジスタQ2がオフになり、コンデンサC6及びC7
はマイクロストリツプ線路L1から実質的に切り
離される。このVCOはPLL回路に接続されるの
で、端子1にPLL回路によつて得られる周波数
制御電圧が供給され、可変容量ダイオードD1
この制御電圧に対応した容量値により、VCOの
出力周波数は、実質的に、コンデンサC1,C2
C5,C13,C14のそれぞれの容量値、可変容量ダイ
オードD1の容量値、マイクロストリツプ線路L1
のインダクタンス値によつて決まる。
一方、送信時には、スイツチSWを接点aに投
入する。これにより、電源電圧Vccが抵抗R3を介
してトランジスタQ2のベースに供給され、トラ
ンジスタQ2がオンになる。この結果、コンデン
サC6及びC7がマイクロストリツプ線路L1と接地
共通ラインとの間に接続され、VCOの出力周波
数が低い方にシフトし、例えば904MHzとなる。
この実施例ではVCOによつてFM(周波数変調)
波を得るので、904MHzの搬送波が得られたこと
になる。端子2に信号波が供給されると、信号波
に応じて可変容量ダイオードD1の容量値が変化
し、中心周波数が904MHzのFM波が出力端子3
に得られる。
ところで、第1図に示す従来のVCOには、周
波数シフト量を調整するためにトリマーコンデン
サから成るコンデンサC7が設けられ、また、初
期周波数を調整するためにトリマーコンデンサか
ら成るコンデンサC14が設けられているので、こ
れによつて周波数シフト量及び初期周波数を所望
値に設定する。しかし、トリマーコンデンサC7
C14は可動部分を有するので、温度変化によつて
容量値が変化する。第6図の特性線FR1,FT1はコ
ンデンサC7の容量変化に基づく周波数変化を示
すもので、横軸は70℃±2%の雰囲気にVCOを
放置する時間を示し、縦軸は発振周波数の変化を
示す。この第6図から明らかな如く、第1図の従
来のVCOでは受信用周波数FR1及び送信用周波数
FT1のいずれも時間の経過と共に高くなる。これ
はトリマーコンデンサC7,C14の機械的部分の変
化に基づく容量の低下によつて生じる。従つて、
目標とする受信用周波数(例えば962±0.5MHz)
及び送信用周波数(例えば904±0.5MHz)を得る
ために困難を伴う。更に、トリマーコンデンサ
C7,C14を使用しているため、VCOの組み立て及
び調整が面倒である。
考案の目的 そこで、本考案の目的は、周波数調整後におけ
る周波数の変動が少ない発振器を提供することに
ある。
考案の構成 上記目的を達成するための本考案は、実施例を
示す図面の符号を参照して説明すると、共振用マ
イクロストリツプ線路、共振用コンデンサ、及び
発振周波数をシフトさせるために前記共振用マイ
クロストリツプ線路と共通接続導体との間にスイ
ツチを介して接続された周波数シフト用コンデン
サを含むLC共振回路と、自励発振するように前
記共振回路に接続された発振用トランジスタとか
ら成る発振器において、背面に接地導体11を有
する誘電体基板10上に前記共振用マイクロスト
ツプ線路を得るための第1の導体12と共に周波
数シフト量調整用マイクロストツプ線路を得るた
めの第2の導体13が設けられ、前記第2の導体
13が前記周波数シフト用コンデンサに直列に接
続されている発振器に係わるものである。
考案の作用効果 本考案は次の作用効果を有する。
(イ) 従来の周波数シフト量調整用トリマーコンデ
ンサの代りに周波数シフト量調整用マイクロス
トリツプ線路が設けられているので、温度によ
るリアクタンス値の変化が小さくなる。従つ
て、目標周波数を正確且つ容易に得ることがで
きる。
(ロ) 周波数シフト量調整用マイクロストリツプ線
路を共振用マイクロストリツプ線路と同一の誘
電体基板10に形成するので、これを低コスト
且つ容易に得ることができる。
実施例 次に、第3図〜第6図を参照して本考案の実施
例に係わる送受信機用VCOについて述べる。但
し、第3図におけるマイクロストリツプ線路LA
以外は第1図と同一であるので、その説明を省略
する。第3図のVCOは、第1図のトリマーコン
デンサC7の代りに周波数シフト量調整用マイク
ロストリツプ線路LAを設け、また第1図のトリ
マーコンデンサC14の代りに共振用マイクロスト
リツプ線路L1を初期周波数調整に利用したもの
である。
第3図に示すVCOは、第4図及び第5図に示
す如く誘電体基板10の背面に接地導体11を設
けたものを基板として使用して混成集積回路構成
にしたものであり、誘電体基板10上に導体12
を形成することにより共振用マイクロストリツプ
線路L1を得、導体13を形成することにより調
整用マイクロストリツプ線路LAを得ている。
第3図のクラツパ発振回路構成のVCOで、受
信用周波数(例えば962MHz)を得る場合には、
スイツチSWを接点bに投入することにより、ト
ランジスタQ2をオフに保つてVCOを発振させる。
マイクロストリツプ線路L1は予め962MHzよりも
低い出力周波数が得られるように設計されている
ので、962MHzよりも低い周波数が得られる。そ
こで、レーザビームで第4図に示すマイクロスト
リツプ線路L1の導体12の一部を除去して切欠
部14を設けてインダクタンス値を調整し、所望
の出力周波数を得る。次に、受信周波数(例えば
904MHz)を得るために、スイツチSWを接点a
に投入し、トランジスタQ2をオンにする。マイ
クロストリツプ線路LAは所望の受信周波数より
も低い出力周波数が得られるように予め設定され
ているので、トランジスタQ2のオンによつて所
望の送信周波数よりも低い周波数が得られる。そ
こで、調整用マイクロストリツプ線路LAの導体
13の一部をレーザビームで除去して切欠部15
を設け、インダクタンス値を変えて所望送信周波
数を得る。切欠部14,15の大きさの変化によ
つて出力周波数が急激に変化しないので、比較的
容易に所望の出力周を得ることが出来る。
第3図に示すVCOの温度と周波数との関係を
第1図のVCOと同様な方法で求めたところ、第
6図の線FR2,FT2で示す結果が得られた。即ち、
70℃±2%の雰囲気に第3図のVCOを放置し、
周波数の変化を測定したところ、受信周波数は
FR2となり、送信周波数はFT2となつた。この結果
から明らかなように、第3図のVCOの周波数の
変化は第1図のVCOに比較して大幅に少なくな
る。
変形例 本考案は上記実施例に限定されるものでなく、
例えば次の変形例が可能なものである。
(a) 送信時の出力周波数信号をVCOから取り出
すために、第7図に示す如く、VCOのマイク
ロストリツプ線路L1にマイクロストリツプ線
路から成るインダクタンス素子L3を相互誘導
結合させ、ここから得られる大振幅周波数信号
を結合コンデンサC16を介して緩衝増幅器とし
てのトランジスタQ3に供給し、この出力を結
合コンデンサC17を介して電力増幅器に結合し
てもよい。
(b) 第1図のコンデンサC14の部分に調整用マイ
クロストリツプ線路を設けてもよい。
(c) VCOを送信時に変調器として使用せず、搬
送波又は局部発振周波数を得るためにのみ使用
する場合にも適用可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のVCOを示す回路図、第2図は
第1図及び第3図のVCOの使用例を示すブロツ
ク図、第3図は本考案の実施例に係わるVCOを
示す回路図、第4図は第3図のVCOの混成集積
回路の一部を示す平面図、第5図は第4図の−
線断面図、第6図は第1図及び第3図のVCO
の放置時間と周波数との関係を示す図、第7図は
変形例のVCOの一部を示す回路図である。 Q1……発振用トランジスタ、Q2……周波数切
換用トランジスタ、L1……マイクロストリツプ
線路、D1……可変容量ダイオード、SW……スイ
ツチ、C1,C2……発振用コンデンサ、LA……周
波数シフト量調整用マイクロストリツプ線路。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 共振用マイクロストリツプ線路、共振用コンデ
    ンサ、及び発振周波数をシフトさせるために前記
    共振用マイクロストリツプ線路と共通接続導体と
    の間にスイツチを介して接続された周波数シフト
    用コンデンサを含むLC共振回路と、自励発振す
    るように前記共振回路に接続された発振用トラン
    ジスタとから成る発振器において、 背面に接地導体11を有する誘電体基板10上
    に前記共振用マイクロストツプ線路を得るための
    第1の導体12と共に周波数シフト量調整用マイ
    クロストツプ線路を得るための第2の導体13が
    設けられ、前記第2の導体13が前記周波数シフ
    ト用コンデンサに直列に接続されていることを特
    徴とする発振器。
JP813784U 1984-01-23 1984-01-23 発振器 Granted JPS60121311U (ja)

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JP813784U JPS60121311U (ja) 1984-01-23 1984-01-23 発振器

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JPS60121311U JPS60121311U (ja) 1985-08-16
JPH0321051Y2 true JPH0321051Y2 (ja) 1991-05-08

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS51254A (ja) * 1974-06-18 1976-01-05 Matsushita Electric Ind Co Ltd
JPS5710111B2 (ja) * 1973-04-02 1982-02-24

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5710111U (ja) * 1980-06-18 1982-01-19

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JPS60121311U (ja) 1985-08-16

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