JPH0323727Y2 - - Google Patents

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JPH0323727Y2
JPH0323727Y2 JP1984003203U JP320384U JPH0323727Y2 JP H0323727 Y2 JPH0323727 Y2 JP H0323727Y2 JP 1984003203 U JP1984003203 U JP 1984003203U JP 320384 U JP320384 U JP 320384U JP H0323727 Y2 JPH0323727 Y2 JP H0323727Y2
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bias
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Description

【考案の詳細な説明】 技術分野 本考案は、パーソナル無線機等に使用するため
の送受信用発振器に関する。
従来技術 実願昭58−4945号の明細書等から明らかなよう
に、パーソナル無線機の受信用周波数信号と、送
信用周波数信号とは共通の電圧制御発振器
(VCO)によつて得られる。ところで、従来の送
受信用VCOのトランジスタに対する直流バイア
ス電圧は送信モードと受信モードとで同一であつ
た。このため、受信モードで要求される信号レベ
ルに合せてVCOを設計すれば、送信モード時に
要求される信号レベルが得られないので、VCO
と最終段の電力増幅器との間に緩衝増幅器の他に
前置増幅器を配設しなければならない。一方、
VCOの出力レベルを送信モードに適合するよう
に設計すれば、受信モード時に必要以上の電流が
流れることになり、電力損失が増大する。この場
合、特に、パーソナル無線機においては、送信時
間と受信の定格出力時間と受信の待ちうけ時間と
の比率が、例えば、1:1:18又は1:1:8で
あり、受信待ち時間が圧倒的に長いので、不要な
電力消費が大になる。
考案の目的 そこで、本考案の目的は、回路構成の簡略化又
は消費電力の低減が出来る送受信用発振器を提供
することにある。
考案の構成 上記目的を達成するための本考案は、リアクタ
ンスを変化させることによつて送信用周波数信号
と受信用周波数信号とを選択的に得るように構成
されたLC共振回路と、この共振回路に自励発振
するように接続された発振用トランジスタと、送
信時に前記送信用周波数信号が得られるように前
記共振回路を制御し、受信時に前記受信用周波数
信号が得られるように前記共振回路を制御する送
受信周波数切換制御回路と、前記送受信周波数切
換制御回路における送受信周波数切換に同期して
前記トランジスタのバイアスが切換えられるよう
に構成され且つ前記トランジスタのバイアスが送
信時に高く、受信時に低くなるように形成されて
いる直流バイアス回路と、から成る送受信用発振
器に係わるものである。
考案の作用効果 上記考案によれば、発振用トランジスタのバイ
アス値が送信時に受信時よりも高く設定されるの
で、送信時に高レベルの出力周波数信号を得るこ
とが出来、受信時に低レベルの出力周波数信号を
得ることが出来る。この結果、送信回路における
増幅回路の簡略化が可能になり、また受信モード
時の電力消費の低減が可能になる。また、バイア
ス切換を送受信周波数切換に同期して行うように
構成されているので、切換回路の構成を簡単にす
ることができる。
実施例 次に、第1図〜第3図を参照して本考案の実施
例に係わるパーソナル無線機のVCO回路につい
て述べる。第1図は本実施例のVCOを概略的に
示すものである。このVCOは、コルピツツ発振
器の1種であるクラツプ発振器に構成されてお
り、リアクタンスの変化によつて周波数を変える
ことが可能なLC共振回路1と、帰還によつて自
励発振するようにLC共振回路1に結合された発
振用増幅器としてのトランジスタQ1と、送信用
周波数信号と受信用周波数信号とが得られるよう
に共振回路1のリアクタンスを切換えるための周
波数切換制御回路2と、この周波数切換制御回路
2による切換制御に応答してトランジスタQ1
バイアス電圧を切換えるように形成された直流バ
イアス回路3とから成る。なお、原理的に示す共
振回路1は、第1及び第2のコンデンサC1及び
C2、インダクタンス素子としてのマイクロスト
リツプラインL1、可変容量ダイオードD1を含む。
このように構成されたVCOにおいて、受信時に
例えば962MHzの局部発振周波数を得る場合には、
周波数切換制御回路2の操作に基づいて962MHz
に対応するように共振回路1のリアクタンスが変
えられ、且つトランジスタQ1のバイアス電圧が
低くなるようにバイアス回路3が制御される。一
方、送信モード時に例えば904MHzのFM変調の
中心周波数を得る場合には、周波数切換制御回路
2の操作に基づいて904MHzに対応するように共
振回路1のリアクタンスが変えられ、且つトラン
ジスタQ1のバイアス電圧が高くなるようにバイ
アス回路3が制御される。
第2図は本考案の実施例に基づく送受信用の
VCOを更に詳しく示すものである。第2図のト
ランジスタQ1、コンデンサC1,C2、マイクロス
トリツプラインL1、可変容量ダイオードD1は、
第1図で同一符号で示すものと実質的に同一なも
のであり、この内、帰還用コンデンサC1は発振
用トランジスタQ1のベース・エミツタ間に接続
され、エミツタ接地用コンデンサC2はエミツタ
と接地共通ラインとの間に接続されている。発振
用トランジスタQ1のコレクタは抵抗R1とバイパ
スコンデンサC3とを介して接地共通ラインに接
続されている。従つて、トランジスタQ1のコレ
クタは交流的に接地されており、結局、コンデン
サC2は等価的にトランジスタQ1のエミツタ・コ
レクタ間に接続されている。トランジスタQのベ
ースと接地共通ライン(交流的にはコレクタ)と
の間に結合コンデンサC4を介して、マイクロス
トリツプラインL1、周波数可変幅を決める固定
コンデンサC5、可変容量ダイオードD1、抵抗R2
が順に接続されている。C6は送受信周波数切換
用即ち送受信における周波数のシフト量を決める
コンデンサであり、マイクロストリツプライン
L1と接地共通ラインとの間に周波数切換用トラ
ンジスタQ2を介して接続されている。抵抗R3
介して周波数切換用トランジスタQ2のベースに
接続された周波数切換制御回路2は、送受信モー
ドの切換操作に連動するスイツチSWと抵抗R4
コンデンサC7とを含み、Vcc電源に接続されてい
る接点aがオンの時にトランジスタQ2をオン駆
動する制御信号を発生し、接地された接点bがオ
ンの時にトランジスタQ2をオフに保つ制御を発
生する。なお、トランジスタQ2のベースと接地
共通ラインとの間にはバイアス設定用抵抗R5
及びバイパスコンデンサC8が接続されている。
また、トランジスタQ2のコレクタは抵抗R6を通
してVcc電源に接続されている。更に、抵抗R6
一端と接地共通ラインとの間にバイパスコンデン
サC9が接続されている。
可変容量ダイオードD1のカソードは、チヨー
クコイルL2とバイパスコンデンサC10とから成る
交流分阻止回路を介して周波数制御電圧供給端子
4に接続され、この可変容量ダイオードD1のア
ノードは抵抗R7を介して送信信号供給端子5に
接続されている。なお、抵抗R7の一端及び他端
と接地共通ラインとの間にコンデンサC12,C13
それぞれ接続されている。マイクロストリツプラ
インL1と接地共通ラインとの間に接続されたコ
ンデンサC14は初期周波数を決定するためのもの
である。
発振用トランジスタQ1を直流バイアスするた
めに、コレクタとVcc電源との間に抵抗R1が接続
され、且つエミツタと接地共通ラインとの間に抵
抗R8が接続され、ベースとVcc電源との間に抵抗
R9が接続され、ベースと接地共通ラインとの間
に抵抗R10が接続されている。本実施例では、更
に、トランジスタQ1のベースが抵抗R11と整流ダ
イオードD2とを介して周波数切換制御回路2の
抵抗R4の一端に接続されている。6は出力端子
であり、結合コンデンサC15を介してトランジス
タQ1のコレクタに接続されている。
第2図に示す如く構成されたVCOは、例えば、
第3図に示すPLL回路に接続される。第3図に
おいて、11はVCO、12は1/Nのプログラ
マブルデイバイダ、13は位相(周波数)比較
器、14はローパスフイルタ、15は増幅器であ
る。
次に、第2図の回路の動作を説明する。この回
路で受信時の局部発振周波数(例えば962MHz)
を得る時には、受信モード設定操作によつてスイ
ツチSWを接点bに投入する。これにより、トラ
ンジスタQ2がオフになり、コンデンサC6はマイ
クロストリツプラインL1から実質的に切り離さ
れる。また、ダイオードD2がオフに保たれ、ト
ランジスタQ1のベースバイアスは抵抗R11に無関
係に設定される。即ち、抵抗R9とR11によつてベ
ースバイアスが決定され、比較的低いバイアス電
圧状態になる。このVCOはPLL回路に接続され
るので、端子4にはPLL回路によつて得られる
周波数制御電圧が供給され、可変容量ダイオード
D1がこの制御電圧に対応した容量値になり、
VCOの出力周波数は、実質的に、コンデンサC1
C2,C5,C14のそれぞれの容量値、可変容量ダイ
オードD1の容量値、マイクロストリツプライン
L1のインダクタンス値によつて決まる。
一方、送信時には、スイツチSWを接点aに投
入する。これにより、電源電圧Vccが抵抗R4
R3を介してトランジスタQ2のベースに供給され、
トランジスタQ2がオンになる。この結果、コン
デンサC6がマイクロストリツプラインL1と接地
共通ラインとの間に接続され、VCOの出力周波
数が低い方にシフトし、例えば904MHzとなる。
この実施例ではVCOによつてFM(周波数変調)
波を得るので、904MHzの搬送波が得られたこと
になる。端子5に信号波が供給されると、信号波
に応じて可変容量ダイオードD1の容量値が変化
し、中心周波数が904MHzのFM波が出力端子6
に得られる。この送信時に、スイツチSWがオン
になると、ダイオードD2に電源電圧Vccが印加さ
れ、ダイオードD2がオン状態になる。この結果、
抵抗R11とR4とを含む回路が抵抗R9に並列接続さ
れた状態となり、発振用トランジスタQ1のベー
スバイアス電圧が高くなり、大振幅の出力周波数
信号が得られる。なお、送信時には、出力端子6
がPLL回路に接続されると共に、緩衝増幅器を
介して送信用電力増幅器に接続される。
上述から明らかな如く、本実施例は次の利点を
有する。
(A) トランジスタQ1のバイアスを、受信時には、
受信時の基本性能を損わない範囲の低い値に設
定し、送信時には、電力増幅器の前段に設ける
前置増幅器を省くことが可能な範囲の高い値に
設定するので、電力消費量の低減及び回路構成
の簡略化が出来る。従つて、電池電源の携帯用
送受信機に最適なVCOを提供することが出来
る。
(B) トランジスタQ1のベースバイアス電圧の切
換え回路が、トランジスタQ1のベースを抵抗
R11とダイオードD2とを介して周波数制御回路
2に接続することによつて構成されているの
で、極めて簡単な回路でバイアス切換を行うこ
とが出来る。
(C) 信号入力端子5を可変容量ダイオードD1
アノード側に接続しているので、信号供給回路
を低インピーダンスにすることが可能になり、
外来雑音の影響を軽減することが出来る。
変形例 本考案は上記実施例に限定されるものでなく、
例えば次の変形例が可能なものである。
(a) 送信時の出力周波数信号をVCOから取り出
すために、第4図に示す如く、VCOのマイク
ロストリツプラインL1にマイクロストリツプ
ラインから成るインダクタンス素子L3を相互
誘導結合させ、ここから得られる大振幅周波数
信号を結合コンデンサC16を介して緩衝増幅器
としてのトランジスタQ3に供給し、この出力
を結合コンデンサC17を介して電力増幅器に結
合してもよい。
(b) VCOを典型的なコルピツツ型発振器、又は
ハートレー型発振器、又は反結合型発振器等と
する場合にも適用可能である。
(c) マイクロストリツプラインL1をインダクタ
ンスコイルとしてもよい。
(d) VCOを送信時に変調器として使用せず、搬
送波又は局部発振周波数を得るためにのみ使用
する場合にも適用可能である。
(e) ベースバイアスと共に、又は独立に、コレク
タ及び/又はエミツタバイアスを送受信モード
切換に同期して変えるようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例に係わるVCOを原理
的に示すブロツク図、第2図は第1図を詳しく示
す回路図、第3図は第2図のVCOを接続した
PLL回路を示すブロツク図、第4図は第2図の
送信出力回路の変形例を示す回路図である。 1……LC共振回路、2……周波数切換制御回
路、3……直流バイアス回路、C1,C2……コン
デンサ、Q1……発振用トランジスタ、Q2……周
波数切換用トランジスタ、L1……マイクロスト
リツプライン、D1……可変容量ダイオード、D2
……整流ダイオード。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 リアクタンスを変化させることによつて送信用
    周波数信号と受信用周波数信号とを選択的に得る
    ように構成されたLC共振回路と、 この共振回路に自励発振するように接続された
    発振用トランジスタと、 送信時に前記送信用周波数信号が得られるよう
    に前記共振回路を制御し、受信時に前記受信用周
    波数信号が得られるように前記共振回路を制御す
    る送受信周波数切換制御回路と、 前記送受信周波数切換制御回路における送受信
    周波数切換に同期して前記トランジスタのバイア
    スが切換えられるように構成され且つ前記トラン
    ジスタのバイアスが送信時に高く、受信時に低く
    なるように形成されている直流バイアス回路と、
    から成る送受信用発振器。
JP1984003203U 1984-01-13 1984-01-13 送受信用発振器 Granted JPS60116749U (ja)

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JP1984003203U JPS60116749U (ja) 1984-01-13 1984-01-13 送受信用発振器

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JP1984003203U JPS60116749U (ja) 1984-01-13 1984-01-13 送受信用発振器

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JPS60116749U JPS60116749U (ja) 1985-08-07
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5092620A (ja) * 1973-12-14 1975-07-24
JPS5233210B2 (ja) * 1974-04-24 1977-08-26

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JPS54169448U (ja) * 1978-05-19 1979-11-30

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