JP4489539B2 - レーダ装置 - Google Patents
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Description
特許文献1にドップラ効果を利用する人体検知装置が記載されている。この装置は、発振器と、発振器の出力波をターゲット(人体)に向けて送信する送信アンテナと、ターゲットからの反射波を受信する受信アンテナと、発振器の出力波と受信アンテナの受信波を乗算するミクサを備えている。ミクサの出力する検波電圧は、ターゲットの存否や移動速度によって変化することから、ミクサの出力する検波電圧に基づいてターゲットの存否を検知するようにしている。
本発明は、上記の課題を解決する。本発明は、構成が簡単なレーダ装置を具現化するための技術を提供する。
トランジスタでは、ベース電流に生じた微小な振動が、コレクタ電流の大きな振動となって現れる。その結果、トランジスタでは、ベース側電圧(ベース−エミッタ間電圧)の微小な振動成分が、コレクタ側電圧(コレクタ−エミッタ間電圧)の大きな振動に増幅される。よく知られているように、トランジスタでは、ベース側電圧の振動に対して、コレクタ側電圧の振動は位相が反転することとなる。
トランジスタは、ベースに入力する電圧とコレクタから出力する電圧との関係に非線形性を有している。この非線形性を利用して、トランジスタは高周波信号の検波回路(ミクサ)等に用いられている。このレーダ装置においても、トランジスタは、送信している高周波電圧と受信している高周波電圧を検波し、コレクタから検波電圧を出力する。トランジスタは、検波回路(ミクサ)としても機能する。
トランジスタのコレクタ電圧は電圧測定手段によって測定される。電圧測定手段が測定したコレクタ電圧から、トランジスタが出力している検波電圧を知ることができる。トランジスタが出力する検波電圧から、例えばターゲットの存否や、ターゲットの移動速度を探知することができる。
このレーダ装置の各トランジスタでは、ベース側電圧の微小な振動成分が、コレクタ側電圧の大きな振動に増幅される。
第1トランジスタのコレクタ側電圧の振動は、第2伝送線路と第2トランジスタと第1伝送線路を順に伝播し、第1トランジスタのベースに帰還する。振動電圧の位相は第2伝送線路と第2トランジスタと第1伝送線路を伝播している間に変化し、所定の周波数の振動については、第1トランジスタのコレクタでの振動の位相とベースでの振動の位相が逆位相(位相差が180度)となる。第1トランジスタは、振動電圧の位相を反転させることから、コレクタでの振動の位相とベースでの振動の位相が逆位相となるときに、正帰還の状態となる。第1トランジスタは、増幅と正帰還の循環によって、所定の周波数で発振する。第2トランジスタも同様に、所定の周波数で発振する。このトランジスタの発振によって高周波信号が生成され、生成された高周波をレーダ装置の送信波に利用することができる。
各トランジスタは、送信している高周波電圧と受信している高周波電圧を検波し、コレクタから検波電圧を出力する。各トランジスタは、検波回路(ミクサ)としても機能する。
第1トランジスタが出力する検波電圧は、第2伝送線路、第2トランジスタ、第1伝送線路を順に伝播し、第1トランジスタのベースに帰還する。検波電圧の周波数は十分に低いことから、各伝送線路を伝播する間では位相がほとんど変化せず、第1、第2トランジスタによる2回の位相反転によって、検波電圧は正帰還することとなる。それにより、第1トランジスタが出力する検波電圧は増幅されることとなる。同様に、第2トランジスタが出力する検波電圧も増幅される。
少なくとも一方のトランジスタのコレクタ電圧は、電圧測定手段によって測定される。電圧測定手段が測定したコレクタ電圧から、トランジスタが出力している検波電圧を知ることができる。このレーダ装置では、トランジスタが出力している検波電圧が増幅されているので、トランジスタが出力している検波電圧をより確実に測定することができる。それにより、例えばターゲットの存否や、ターゲットの移動速度を高い感度で探知することができる。
マイクロストリップ線路は、高周波信号に対して、分布定数のインダクタ(コイル)とキャパシタ(コンデンサ)として機能する。伝送線路にマイクロストリップ線路を用いることにより、インダクタやキャパシタを用いることなく、伝送線路のインダクタンスやキャパシタンスを設定することができる。
トランジスタのコレクタでは、トランジスタの発振による高周波電圧と、トランジスタの検波による検波電圧が出力されている。また、検波電圧には、周波数が比較的に低い成分と、周波数が比較的に高い成分が混在している。ターゲットの看視に必要なのは、検波電圧の周波数が比較的に低い成分である。ローパスフィルタ回路を介してコレクタ電圧を測定することにより、必要な電圧をより正確に測定することが可能となる。
(形態1)レーダ装置は、トランジスタのコレクタに直流の電源電圧を印加するための電源入力回路を備えている。電源入力回路は、直流電源とインダクタと抵抗を備えており、それらが直列に接続されている。電源入力回路のインダクタ側の一端が、コンデンサよりもコレクタ側の伝送線路に接続されている。即ち、電源入力回路は、コンデンサとコレクタの間の伝送線路に直流の電源電圧を印加する。
(形態2)レーダ装置は、トランジスタのベースに直流のバイアス電圧を印加するためのバイアス電圧入力回路を備えている。バイアス電圧入力回路は、直流電源とインダクタと抵抗を備えており、それらが直列に接続されている。バイアス電圧入力回路のインダクタ側の一端が、コンデンサよりもベース側の伝送線路に接続されている。即ち、バイアス電圧入力回路は、コンデンサとベースの間の伝送線路に直流のバイアス電圧を印加する。
(形態3)電圧測定器は、ローパスフィルタ回路を介して、電源入力回路のインダクタと抵抗の間における電位を測定する。
図1に示すように、本実施例のレーダ装置10は、トランジスタ1と、一端がトランジスタ1のベースに接続されており、他端がトランジスタ1のコレクタに接続されている伝送線路3を備えている。伝送線路3上にはコンデンサ5が介在している。伝送線路3は、コンデンサ5の一端からトランジスタ1のベースへと伸びているベース側線路6と、コンデンサ5の他端からトランジスタ1のコレクタへと伸びているコレクタ側線路4を備えている。レーダ装置10では、トランジスタ1と伝送線路3によってループ状の回路が構成されている。トランジスタ1のエミッタは接地されて用いられる。
図2は、図1のII−II断面図であり、コレクタ側線路4を構成しているマイクロストリップ線路の断面構成をよく示している。図2に示すように、コレクタ側線路4は、接地されている導体基板4aと、導体基板4a上に形成されている誘電体層4bと、誘電体層4b上に形成されているストリップ導体4cを備えている。誘電体層4bは、テフロン(登録商標)樹脂で形成されており、誘電率が略2.6であり、厚みDが略0.8ミリメートルである。ストリップ導体4cは、銅で形成されており、幅Wが略2ミリメートルであり、厚みが略0.02ミリメートルである。ベース側線路6についても、コレクタ側線路4と略同様に構成されている。
トランジスタ1のベースからコレクタまで、伝送線路3が伸びている長さは略50mmである。
上記した伝送線路3の構成は、具体的な一例を示すものである。よく知られているように、伝送線路3の構成を変更することによって、伝送線路3の電気的な特性を変更することができる。特にマイクロストリップ線路は、高周波信号に対して、分布定数のインダクタ(コイル)とキャパシタ(コンデンサ)として機能する。マイクロストリップ線路を用いる場合、誘電体層4bの誘電率や、誘電体層4bの厚さDや、スリップ導体4cの幅Wや、スリップ導体4cの厚さTを変更することにより、レーダ装置10のループ状回路の電気特性を変更することができる。伝送線路3の具体的な形態は、レーダ装置10に所望する特性に合わせて設定するとよい。
レーダ装置10は、トランジスタ1のベースにバイアス電圧VBを入力するためのバイアス電圧入力回路9を備えている。バイアス電圧入力回路9は、ベース側線路6に接続されている。バイアス電圧入力回路9は、インダクタ9aと、抵抗9bと、直流電圧の入力端子9cを備えており、それらが直列に接続されている。入力端子9cに入力された直流のバイアス電圧VBは、抵抗9bとインダクタ9aを介してベース側線路6に入力される。バイアス電圧VBによって、トランジスタ1の動作点が設定される。
図1に示すように、ローパスフィルタ回路8は、例えば抵抗器8aとコンデンサ8bによって構成されるRC型ローパスフィルタ回路を用いることができる。
直流電圧VAには略4から10ボルトの直流電圧を用いることができ、バイアス電圧VBには略0.8ボルトの直流電圧を用いることができる。
トランジスタ1のコレクタ側電圧の振動は、伝送線路3を伝播し、トランジスタ1のベースに帰還する。振動電圧の位相は伝送線路3を伝播している間に変化し、所定の周波数の振動電圧については、トランジスタ1のコレクタでの振動の位相とベースでの振動の位相が、逆位相(位相差が180度)となる。トランジスタ1は、振動電圧の位相を反転させることから、コレクタでの振動の位相とベースでの振動の位相が逆位相となるときに、正帰還の関係となる。トランジスタ1と伝送線路3で構成するループ状回路は、増幅と正帰還の循環によって、所定の周波数で発振する。トランジスタ1が発振することによって、レーダ装置10のループ状回路に高周波信号が生成される。このように、レーダ装置10では、トランジスタ1が増幅器として機能するとともに、伝送線路3が帰還回路として機能することによって、高周波信号を生成する発振回路が構成される。生成される高周波信号は、レーダ装置10の送信波に利用することができる。このとき、インダクタ7a、9aによって、ループ状回路に生成された高周波信号が、電源電圧VAやベース電圧VBの供給側に伝播してしまうことが抑止される。
トランジスタ1の発振周波数は、トランジスタ1の電気特性や、伝送線路3の電気特性や、印加しているバイアス電圧VB等によって決まる。それらを調節することによって、トランジスタ1の発振周波数を調節することができる。
一般にトランジスタは、ベースに入力する電圧とコレクタから出力する電圧との関係に非線形性を有している。この非線形性を利用して、トランジスタは高周波信号の検波回路等に用いられている。レーダ装置10においても、トランジスタ1は、発振(送信)している高周波信号と受信している高周波信号を検波し、両者を乗算した検波電圧VDをコレクタから出力する。
一方、ターゲットTが停止、あるいは低速で移動している場合、詳しくは後記するが、トランジスタ1のコレクタから出力される検波電圧VDは、レーダ装置10とターゲットTとの間の距離をL、レーダ装置10が発振(送信)している高周波信号の周波数をf、電波の空気中における速度(光速に略等しい)をcとすると、
VD=Acos(4πLf/c) ・・(A)
となる。波長λ=c/fとなることから、
VD=Acos(4πL/λ) ・・(B)
となる。(A)、(B)式から明らかなように、検波電圧VDは、レーダ装置10からターゲット1までの距離Lによって変化する。
ターゲットTの移動速度vが比較的に遅い場合、検波電圧VDは距離Lの変化に起因して振動する。検波電圧VDの周波数をFとすると、(B)式から、
F=2・v/λ=2・(v/c)・f
となる。従って、電圧測定器2で測定した電圧VCの変動周波数から、ターゲットTの速度vを計算することができる。
VD=sin(2πf・t3)×sin(2πf・t1)
= [cos{2πf(t3−t1)}]/2
−[cos{2πf(t3+t1)}]/2
となる。
時間(t3−t1)は、時刻t1に電波が送信されてから、ターゲットTで反射されて、時刻t3に受信されるまでの時間である。即ち、
(t3−t1)=2・L/c
となる。また、時間(t3+t1)については、
(t3+t1)=2・t3−(t3−t1)
=2・t3−2・L/c
となる。従って、検波電圧VDは、
M=[cos{2πf(2・L/c)}]/2
−[cos{2πf(2・t3−2・L/c)}]/2
となる。上記した時刻t3における検波電圧VDは、時刻t3に限らず一般的な時刻tについて成り立つので、
M=[cos{2πf(2・L/c)}]/2
−[cos{2πf(2・t−2・L/c)}]/2
となる。
上式において、第2項は振動数2fの高い周波数で振動する項であり、ローパスフィルタ回路8によって除去される成分である。また、上記では送信出力と受信出力の振幅について詳しく記述していないが、検波後の振幅はターゲット1の電波反射率とターゲット1までの距離Lなどによって変化することが一般に知られている。従って、検波電圧VDは、
VD=Acos(4πLf/c)または、
VD=Acos(4πL/λ))と表される。
これが前記した(A)、(B)式である。
レーダ装置30は、第2トランジスタ21のベースと第1トランジスタ11のコレクタを接続している第2伝送線路23を備えている。第2伝送線路23上には第2コンデンサ25が介在している。第2伝送線路23では、第2コンデンサ25の一端と第2トランジスタ21のベースを接続している第2ベース側線路26と、第2コンデンサ25の他端と第1トランジスタ11のコレクタを接続している第2コレクタ側線路24が形成されている。第2伝送線路23は、第2コンデンサ25を介して第2トランジスタ21のベースと第1トランジスタ11のコレクタを接続している。
レーダ装置30では、第1トランジスタ11と、第1伝送線路13と、第2トランジスタ21と、第2伝送線路23とが順に接続されたループ状の回路が構成されている。
第1伝送線路13と第2伝送線路23は、互いに同一となるように構成してもよいし、異なるように構成してもよい。
レーダ装置30では、第1コレクタ側線路14と、第1ベース側線路16と、第2コレクタ側線路24と、第2ベース側線路26が、マイクロストリップ線路で構成されている。詳しくは、図2に示した構成によるマイクロストリップ線路を採用している。また、伝送線路13、23の長さがそれぞれ略50mmとなるように形成されている。なお、第1伝送線路13や第2伝送線路23の具体的な形態は、レーダ装置30に所望する特性に合わせて設定するとよい。
レーダ装置30は、第2コレクタ側線路24に直流電圧VAを入力するための第2電源入力回路27を備えている。第2電源入力回路27は、第2コレクタ側線路24に接続されており、第2伝送線路23のおよそ中間位置(長手方向からみて)に接続されている。第2電源入力回路27は、インダクタ27aと抵抗27bと直流電圧の入力端子27cを備えており、それらが直列に接続されている。入力端子27cに入力された直流電圧VAは、抵抗27bとインダクタ27aを介して第2コレクタ側線路24に入力される。
レーダ装置30はまた、第2トランジスタ21のベースにバイアス電圧VBを入力するための第2バイアス電圧入力回路29を備えている。第2バイアス電圧入力回路29は、第2ベース側線路26に接続されている。バイアス電圧入力回路29は、インダクタ29aと抵抗29bと直流電圧の入力端子29cを備えており、それらが直列に接続されている。入力端子29cに入力された直流のバイアス電圧VBは、抵抗29bとインダクタ29aを介して第2ベース側線路26に入力される。バイアス電圧VBによって、第2トランジスタ21の動作点が設定される。
なお、第1ランジスタ11と第2トランジスタ21に印加するバイアス電圧VBは、同一であってもよいし、互いに異なるようにしてもよい。
直流電圧VAには略4から10ボルトの直流電圧を用いることができ、バイアス電圧VBには略0.8ボルトの直流電圧を用いることができる。
第1トランジスタ11のコレクタ側電圧の振動は、第2伝送線路23と第2トランジスタ21と第1伝送線路13を順に伝播し、第1トランジスタ11のベースに帰還する。振動電圧の位相は第2伝送線路23と第2トランジスタ21と第1伝送線路13を伝播している間に変化し、所定の周波数の振動電圧については、第1トランジスタ11のコレクタでの振動の位相とベースでの振動の移動が、逆位相(位相差が180度)となる。第1トランジスタ11は、振動電圧の位相を反転させることから、コレクタでの振動の位相とベースでの振動の位相が逆位相となるときに、正帰還の関係となる。第1トランジスタ11は、この増幅と正帰還の循環によって、所定の周波数で発振する。同様に、第2トランジスタ21も所定の周波数で発振する。第1トランジスタ11と第2トランジスタ21の発振により、レーダ装置30のループ状の回路には高周波信号が生成される。レーダ装置30では、トランジスタ11、21が増幅器として機能するとともに、トランジスタ11、21と伝送線路13、23によるループ状回路が帰還回路として機能することによって、高周波信号を生成する発振回路が構成される。
コレクタ側線路14、24やベース側線路16、26によって受信された高周波電波WRは、コレクタ側線路14、24やベース側線路16、26を伝播し、レーダ装置30が発振(送信)している高周波信号とともに、各トランジスタ11、21のベースに入力される。レーダ装置30においても、各トランジスタ11、21は、発振(送信)している高周波電圧と受信している高周波電圧を検波し、両者を乗算した検波電圧VDをコレクタから出力する。実施例2では、第2トランジスタ21が出力した検波電圧VDが、電圧測定器12によって測定される。電圧測定器12が測定する電圧VCは、図3に示したように、ターゲットTまでの距離によって変動する。電圧測定器12の測定値に基づいて、ターゲットTの存否を検出したり、ターゲットTの速度を検出することができる。
電圧測定器12は、ノードC1における電圧にかえて、第2電源入力回路27上のノードC2(図4参照)における電圧を測定してもよい。即ち、電圧測定器12は、ローパスフィルタ回路18を介して、第1トランジスタ11のコレクタ電圧を測定するものでもよい。
本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時の請求項に記載の組合せに限定されるものではない。本明細書または図面に例示した技術は複数の目的を同時に達成するものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
30・・実施例2のレーダ装置
1、11、21・・トランジスタ
2、12・・電圧測定器
3、13、23・・伝送線路
4、14、24・・コレクタ側線路
5、15、25・・コンデンサ
6、16、26、・・ベース側線路
7、17、27、・・電源入力回路
8、18・・ローパスフィルタ回路
9、19、29、・・バイアス電圧入力回路
Claims (8)
- エミッタが接地されているトランジスタと、
一端がトランジスタのベースに接続されており、他端がトランジスタのコレクタに接続されており、両端間にコンデンサが介在している伝送線路と、
トランジスタのコレクタ電圧を測定する電圧測定手段を備え、
前記伝送線路の少なくとも一部は、マイクロストリップ線路によって形成されており、
前記トランジスタのベースには直流のバイアス電圧が印加されるとともに、前記トランジスタのコレクタに直流の電源電圧が印加されることによって、前記トランジスタと前記伝送線路で構成される回路には高周波信号が生成され、
生成された高周波信号は、前記伝送線路を構成するマイクロストリップ線路をアンテナとし、送信波となって周囲に放射されるとともに、ターゲットによって反射されたその反射波が、当該マイクロストリップ線路をアンテナとして受信され、
前記トランジスタのコレクタから出力される送信波と受信波の検波電圧が、前記電圧測定手段によって測定される、
ことを特徴とするレーダ装置。 - コンデンサとベースの間の伝送線路に直流のバイアス電圧を印加するバイアス電圧入力回路をさらに備えることを特徴とする請求項1のレーダ装置。
- コンデンサとコレクタの間の伝送線路に直流の電源電圧を印加する電源入力回路をさらに備えることを特徴とする請求項1又は2のレーダ装置。
- 前記電圧測定手段が、ローパスフィルタ回路を介してコレクタ電圧を測定することを特徴とする請求項1から3のいずれかのレーダ装置。
- エミッタが接地されている第1トランジスタと、
エミッタが接地されている第2トランジスタと、
一端が第1トランジスタのベースに接続されており、他端が第2トランジスタのコレクタに接続されており、両端間にコンデンサが介在している第1伝送線路と、
一端が第2トランジスタのベースに接続されており、他端が第1トランジスタのコレクタに接続されており、両端間にコンデンサが介在している第2伝送線路と、
第1トランジスタと第2トランジスタの少なくとも一方のコレクタ電圧を測定する電圧測定手段を備え、
前記第1伝送線路と前記第2伝送線路の少なくとも一方は、その少なくとも一部がマイクロストリップ線路によって形成されており、
前記第1トランジスタと前記第2トランジスタのそれぞれのベースには直流のバイアス電圧が印加されるとともに、前記第1トランジスタと前記第2トランジスタのそれぞれのコレクタに直流の電源電圧が印加されることによって、前記第1トランジスタ、前記第2トランジスタ、前記第1伝送線路及び前記第2伝送線路で構成される回路には高周波信号が生成され、
生成された高周波信号は、前記第1伝送線路又は前記第2伝送線路を構成するマイクロストリップ線路をアンテナとし、送信波となって周囲に放射されるとともに、ターゲットによって反射されたその反射波が、当該マイクロストリップ線路をアンテナとして受信され、
前記第1トランジスタと第2トランジスタの少なくとも一方のコレクタから出力される送信波と受信波の検波電圧が、前記電圧測定手段によって測定される、
ことを特徴とするレーダ装置。 - コンデンサとベースの間の伝送線路に直流のバイアス電圧を印加するバイアス電圧入力回路をさらに備えることを特徴とする請求項5のレーダ装置。
- コンデンサとコレクタの間の伝送線路に直流の電源電圧を印加する電源入力回路をさらに備えることを特徴とする請求項5又は6のレーダ装置。
- 前記電圧測定手段が、ローパスフィルタ回路を介してコレクタ電圧を測定することを特徴とする請求項5から7のいずれかのレーダ装置。
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JP2006071537A (ja) | 2006-03-16 |
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