JP2003332841A - 電圧制御発振回路 - Google Patents

電圧制御発振回路

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JP2003332841A
JP2003332841A JP2002143271A JP2002143271A JP2003332841A JP 2003332841 A JP2003332841 A JP 2003332841A JP 2002143271 A JP2002143271 A JP 2002143271A JP 2002143271 A JP2002143271 A JP 2002143271A JP 2003332841 A JP2003332841 A JP 2003332841A
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capacitor
controlled oscillator
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Yutaka Chiba
千葉  裕
Yasuhiro Igarashi
康博 五十嵐
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 発振周波数が高く、発振周波数帯域が広い場
合、発振周波数帯域内の各発振周波数の振幅がほぼ均一
になるようにした電圧制御発振回路を提供する。 【解決手段】 ベースとエミッタ間に帰還コンデンサ2
が接続された発振用トランジスタ1と、ベースと基準電
位点間に接続されたバラクダダイオード3Cを含む発振
周波数設定回路3と、発振用トランジスタ1のコレクタ
と基準電位点間に接続された側路コンデンサ4を備え、
エミッタから発振信号が導出される電圧制御発振回路で
あって、側路コンデンサ4に容量値が選択可能な付加側
路コンデンサ15を並列接続し、発振周波数に対応して
付加側路コンデンサ15の容量値が選択される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ベースとエミッタ
間に帰還コンデンサが接続され、ベースと基準電位点間
にバラクダダイオードを含む発振周波数設定回路が接続
された発振用トランジスタを有する電圧制御発振回路に
係り、特に、発振信号の出力レベルを発振周波数設定回
路で設定可能な発振周波数帯域内でほぼ均一になるよう
にした電圧制御発振回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、携帯電話機等の携帯用無線周波数
信号送受信機器においては、無線周波数信号と送受信信
号との周波数変換をするために、無線周波数信号を発生
する周波数変換用局部発振回路が用いられており、その
周波数変換用局部発振回路に、一例として、ベースとエ
ミッタ間に帰還コンデンサが接続され、ベースと基準電
位点間にバラクダダイオードを含む発振周波数設定回路
が接続された発振用トランジスタを有する電圧制御発振
回路(VCO)が用いられる。
【0003】図4は、かかる既知の電圧制御発振回路の
構成の一例を示す回路図である。
【0004】図4に示されるように、この電圧制御発振
回路は、ベース、エミッタ、コレクタを備える発振用ト
ランジスタ31と、ベース−エミッタ間に接続された帰
還コンデンサ32と、ベースと接地点間に接続された発
振周波数設定回路33と、コレクタと接地点間に接続さ
れた側路コンデンサ34と、エミッタと接地点間に接続
された負荷抵抗35及び負荷コンデンサ36と、発振信
号出力端子37と、周波数設定電圧供給端子38と、電
源端子39とを備え、その他に、ベースと発振周波数設
定回路33とを結合する第1結合コンデンサ40と、エ
ミッタと発振信号出力端子37間に接続された第2結合
コンデンサ41と、発振周波数設定回路33と周波数設
定電圧供給端子38間に接続されたインダクタ42と、
ベースと電源端子39間及びベースと接地点間に接続さ
れたベース抵抗43、44とを備える。また、発振周波
数設定回路33は、バラクダダイオード33Cとインダ
クタ33Lの直列回路からなっている。
【0005】前記構成による既知の電圧制御発振回路
は、次のように動作する。
【0006】周波数設定電圧供給端子38に外部から周
波数設定電圧Vtが供給されると、供給された周波数設
定電圧Vtはインダクタ42を通してバラクダダイオー
ド33Cに印加され、バラクダダイオード33Cの容量
を印加された周波数設定電圧Vtに対応した容量値に設
定する。このとき、発振用トランジスタ31は、そのベ
ース−エミッタ間に接続された帰還コンデンサ32によ
り、発振周波数設定回路33から発振用トランジスタ3
1側を見たときに負性抵抗を示すので、バラクダダイオ
ード33Cの容量値とインダクタ33Lのインダクタン
ス値で決まる直列共振周波数に対応した発振信号が形成
され、この発振信号がエミッタから第2結合コンデンサ
41を通して発振信号出力端子37に供給される。この
場合、周波数設定電圧Vtを変化させれば、その変化に
対応してバラクダダイオード33Cの容量値が変化し、
発振信号の周波数も変化するものである。
【0007】また、図5は、既知の電圧制御発振回路の
構成の他の例を示す回路図である。
【0008】図5に示されるように、本例の電圧制御発
振回路は、図4に図示された前例の電圧制御発振回路に
加えて、出力トランジスタ45と、出力トランジスタ4
5のコレクタと発振用トランジスタ31のエミッタ間に
接続された負荷インダクタ46と、出力トランジスタ4
5のコレクタと発振信号出力端子37間に接続された第
3結合コンデンサ47と、出力トランジスタ45のベー
スと電源端子39間及びそのベースと接地点間に接続さ
れたベース抵抗48、49と、出力トランジスタ45の
エミッタと接地点間に接続されたエミッタ抵抗50が新
たに設けられている。
【0009】この他に、本例の電圧制御発振回路と前例
の電圧制御発振回路とを比べると、本例の電圧制御発振
回路は、第2結合コンデンサ41が発振用トランジスタ
31のエミッタと出力トランジスタ45のベース間に接
続替えされており、前例の電圧制御発振回路の負荷抵抗
35が省略されている点が異なっているが、その他の構
成については、本例の電圧制御発振回路と前例の電圧制
御発振回路との間に変わりがない。なお、本例の電圧制
御発振回路において図4に図示された構成要素と同じ構
成要素については同じ符号を付けている。
【0010】前記構成による電圧制御発振回路は、次の
ように動作する。
【0011】まず、発振動作について見れば、基本的
に、本例の電圧制御発振回路と前例の電圧制御発振回路
は、同じ発振動作をする。このため、本例の電圧制御発
振回路については、説明が重複するので、その説明を省
略する。また、発振信号の導出形態を見れば、本例の電
圧制御発振回路と前例の電圧制御発振回路とは、異なる
動作になる。すなわち、前例の電圧制御発振回路は、発
振用トランジスタ31のエミッタに得られた発振信号を
直接発振信号出力端子37に供給する動作であるのに、
本例の電圧制御発振回路は、発振用トランジスタ31の
エミッタに得られた発振信号を第2結合コンデンサ41
を通して出力トランジスタ45のベースに供給し、出力
トランジスタ45で増幅した後、そのコレクタから発振
信号出力端子37に供給するように動作する点で異なっ
ている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】前記2つの既知の電圧
制御発振回路は、発振周波数帯域内の特定の発振周波数
において電圧制御発振回路の発振特性が良好になるよう
に、各部の回路素子の値(定数)を決めるようにしてい
るため、発振周波数が10数GHzもある高周波信号で
あり、しかも、発振周波数帯域(周波数設定電圧Vtの
変化による発振周波数範囲)が広い場合、発振周波数帯
域内の全ての発振周波数に対して、発振用トランジスタ
31が呈する負性抵抗が均一なものにならず、その結
果、その負性抵抗の値が小さくなる発振周波数領域の発
振信号の振幅は、その負性抵抗の値が大きくなる発振周
波数領域の発振信号の振幅に比べて小さくなり、発振周
波数帯域内の各発振周波数の振幅が略均一にならないよ
うになる。
【0013】本発明は、このような技術的背景に鑑みて
なされたもので、その目的は、発振周波数が高く、か
つ、発振周波数帯域が広い場合に、発振周波数帯域内の
各発振周波数の振幅がほぼ均一になるようにした電圧制
御発振回路を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明による電圧制御発振回路は、ベースとエミッ
タ間に帰還コンデンサが接続された発振用トランジスタ
と、ベースと基準電位点間に接続されたバラクダダイオ
ードを含む発振周波数設定回路と、発振用トランジスタ
のコレクタと基準電位点間に接続された側路コンデンサ
とを備え、エミッタから発振信号が導出されるものであ
って、側路コンデンサに容量値が選択可能な付加側路コ
ンデンサを並列接続し、発振周波数に対応して付加側路
コンデンサの容量値が選択される手段を備える。
【0015】前記手段によれば、発振用トランジスタの
コレクタと基準電位点間に接続された側路コンデンサに
容量値が選択可能な付加側路コンデンサを並列接続し、
発振周波数帯域に応じて付加側路コンデンサの容量値を
選択することにより、側路コンデンサと付加側路コンデ
ンサとの総合容量値を、発振用トランジスタが呈する負
性抵抗が発振周波数帯域内においてほぼ均一な値にして
いるので、発振周波数帯域内における各発振周波数の振
幅をほぼ同じ振幅にすることができる。
【0016】この場合、前記手段における容量値が選択
可能な付加側路コンデンサは、固定コンデンサとスイッ
チング電圧が供給されるスイッチングダイオードとの直
列接続回路からなるものである。
【0017】このような構成にすれば、簡単な構成に手
段により、側路コンデンサの容量値と付加側路コンデン
サの容量値との総合容量値になる状態、または、側路コ
ンデンサの容量値だけの状態を選択的に導出させること
が可能になる。
【0018】また、前記手段における容量値が選択可能
な付加側路コンデンサは、固定コンデンサとスイッチン
グ電圧が供給されるバラクタダイオードとの直列接続回
路からなるものである。
【0019】このような構成にすれば、簡単な構成に手
段により、側路コンデンサの容量値と実質的にバラクタ
ダイオードへの電圧無印加時の容量値との総合容量値に
なる状態、側路コンデンサの容量値と実質的にバラクタ
ダイオードへの電圧印加時の容量値との総合容量値にな
る状態を選択的に導出させることが可能になる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0021】図1は、本発明による電圧制御発振回路の
第1の実施の形態を示すもので、その要部構成を示す回
路図である。
【0022】図1に示されるように、第1の実施の形態
に係わる電圧制御発振回路は、ベース、エミッタ、コレ
クタを備える発振用トランジスタ1と、ベース−エミッ
タ間に接続された帰還コンデンサ2と、ベースと接地点
間に接続された発振周波数設定回路3と、コレクタと接
地点間に接続された側路コンデンサ4と、エミッタと接
地点間に接続された負荷抵抗5及び負荷コンデンサ6
と、発振信号出力端子7と、周波数設定電圧供給端子8
と、電源端子9と、ベースと発振周波数設定回路3とを
結合する第1結合コンデンサ10と、エミッタと発振信
号出力端子7間に接続された第2結合コンデンサ11
と、発振周波数設定回路3と周波数設定電圧供給端子8
間に接続されたインダクタ12と、ベースと電源端子9
間及びベースと接地点間に接続されたベース抵抗13、
14と、コレクタと接地点間に接続された付加容量回路
15と、スイッチング電圧供給端子16と、付加容量回
路15とスイッチング電圧供給端子16間に接続された
バッファ抵抗17とを備えている。また、発振周波数設
定回路3は、バラクダダイオード3Cとインダクタ3L
の直列回路からなり、付加容量回路15は、スイッチン
グダイオード15Dと固定コンデンサ15Cとの直列回
路からなる。
【0023】この場合、周波数設定電圧供給端子8に
は、電圧制御発振回路の発振周波数を設定する周波数設
定電圧Vtが供給され、スイッチング電圧供給端子16
には、第1のスイッチング電圧Vswと第2のスイッチ
ング電圧Vswからなる2値電圧が供給される。具体的
には、電圧制御発振回路が発振する発振周波数の中の決
められた発振周波数領域の発振周波数の発振信号を発振
する場合に、スイッチングダイオード15Dをスイッチ
オンする第1のスイッチング電圧Vswが供給され、そ
の他の発振周波数領域の発振周波数の発振信号を発振す
る場合に、スイッチングダイオード15Dをスイッチオ
フする第2のスイッチング電圧Vswが供給される。
【0024】前記構成を有する第1の実施の形態による
電圧制御発振回路は、次のように動作する。
【0025】周波数設定電圧供給端子8に外部から周波
数設定電圧Vtが供給されると、供給された周波数設定
電圧Vtはインダクタ12を通してバラクダダイオード
3Cに印加され、バラクダダイオード3Cの容量を、印
加した周波数設定電圧Vtに対応した容量値に設定す
る。このとき、発振用トランジスタ1は、そのベース−
エミッタ間に接続された帰還コンデンサ2により、発振
周波数設定回路3から発振用トランジスタ1側を見たと
きに負性抵抗を示すようになるので、この負性抵抗の形
成により、バラクダダイオード3Cの容量値とインダク
タ3Lのインダクタンス値で決まる直列共振周波数に対
応した発振信号が形成され、この発振信号がエミッタか
ら第2結合コンデンサ11を通して発振信号出力端子7
に供給される。この場合、発振周波数を変化させるため
に周波数設定電圧Vtを変化させれば、周波数設定電圧
Vtの変化に対応してバラクダダイオード3Cの容量値
が変化し、発振用トランジスタ1のエミッタに得られる
発振信号の周波数も変化するようになる。
【0026】また、第1の実施の形態においては、周波
数設定電圧供給端子8に供給される周波数設定電圧V
t、具体的には、ある範囲内の周波数設定電圧Vtとそ
れ以外の範囲内の周波数設定電圧Vtにそれぞれ対応す
るように、スイッチング電圧供給端子16に供給される
スイッチング電圧Vswを変化させている。この場合、
スイッチング電圧供給端子16にスイッチング電圧Vs
wとして第1のスイッチング電圧が供給されると、スイ
ッチングダイオード15Dがスイッチオンされ、側路コ
ンデンサ4に並列に固定コンデンサ15Cが接続され、
発振用トランジスタ1のコレクタに接続される側路容量
値は、側路コンデンサ4の容量値と固定コンデンサ15
Cの容量値との総合容量値になる。一方、スイッチング
電圧供給端子16にスイッチング電圧Vswとして第2
のスイッチング電圧が供給されると、スイッチングダイ
オード15Dがスイッチオフされ、側路コンデンサ4と
固定コンデンサ15Cとはスイッチオフされたスイッチ
ングダイオード15Dにより隔離され、発振用トランジ
スタ1のコレクタに接続される側路容量値は、側路コン
デンサ4の容量値だけになる。
【0027】このように、第1の実施の形態による電圧
制御発振回路は、発振周波数がある発振周波数領域内に
あるときと、発振周波数がそれ以外の発振周波数領域内
にあるときとで発振用トランジスタ1のコレクタに接続
される側路容量値を変化させるようにしているので、発
振用トランジスタ1が呈する負性抵抗の値が全発振周波
数帯域内に均一なものになり、その結果、全発振周波数
帯域内における発振信号の振幅をほぼ一定にすることが
できる。
【0028】また、図2は、本発明による電圧制御発振
回路の第2の実施の形態を示すもので、その要部構成を
示す回路図である。
【0029】図2に示されるように、第2の実施の形態
に係わる電圧制御発振回路は、第1の実施の形態による
電圧制御発振回路と比べると、付加容量回路15の構成
が異なるだけで、その他の構成には変わりがない。すな
わち、第1の実施の形態による電圧制御発振回路は、付
加容量回路15がスイッチングダイオード15Dと固定
コンデンサ15Cの直列回路からなっているのに対し、
第2の実施の形態に係わる電圧制御発振回路は、付加容
量回路15がバラクタダイオード15Bと直流阻止コン
デンサ15Cの直列回路からなっている点だけであっ
て、その他の構成については変わりがない。このため、
第2の実施の形態に係わる電圧制御発振回路の構成につ
いては、図1に示された構成要素と同じ構成要素につい
て同じ符号を付け、これ以上の説明を省略する。
【0030】また、第2の実施の形態に係わる電圧制御
発振回路の動作は、付加容量回路15にスイッチング電
圧が供給されたときの機能が若干異なる、すなわち、付
加容量回路15に第1のスイッチング電圧が供給された
とき、バラクタダイオード15Bが略ゼロバイアス状態
になり、そのときの容量値と側路コンデンサ4の容量値
との総合容量値が発振用トランジスタ1のコレクタに接
続される側路容量値になり、一方、付加容量回路15に
第2のスイッチング電圧が供給されたとき、バラクタダ
イオード15Bが逆バイアス状態になり、そのときの容
量値と側路コンデンサ4の容量値との総合容量値が発振
用トランジスタ1のコレクタに接続される側路容量値に
なる点が異なるだけで、この点以外は第1の実施の形態
による電圧制御発振回路の動作と同じである。このた
め、第2の実施の形態に係わる電圧制御発振回路の動作
についても、これ以上の説明を省略する。
【0031】次に、図3は、これらの実施の形態に係わ
る電圧制御発振回路が呈する特性の一例を示す特性図で
ある。
【0032】図3において、横軸はGHzで表した発振
周波数であり、縦軸は発振信号振幅である。また、特性
曲線aは発振用トランジスタ1のコレクタに接続される
側路容量値が2pFであるときの特性、特性曲線bは同
側路容量値が4pFであるときの特性、特性曲線cは同
側路容量値が6pFであるときの特性である。
【0033】図3に示されるように、発振用トランジス
タ1のコレクタに接続される側路容量値を大きい容量値
に選択した、例えば6pFに選択した場合、発振信号振
幅が大きくなるものの、大きい発振信号振幅を維持する
発振周波数範囲が比較的狭くなる。また、発振用トラン
ジスタ1のコレクタに接続される側路容量値を中間容量
値の選択した、例えば4pFに選択した場合、発振信号
振幅がやや小さくなるものの、比較的大きい発振信号振
幅を維持する発振周波数範囲が前の場合よりも広くな
る。さらに、発振用トランジスタ1のコレクタに接続さ
れる側路容量値を小さい容量値の選択した、例えば2p
Fに選択した場合、発振信号振幅がさらに小さくなるも
のの、比較的大きい発振信号振幅を維持する発振周波数
範囲が前の場合よりもかなり広くなる。
【0034】このように、前記各実施の形態による電圧
制御発振回路において、選択される発振周波数帯域及び
その発振周波数帯域内の発振周波数範囲に応じて、発振
用トランジスタ1のコレクタに接続される側路容量値が
最適な値になるように、付加容量回路15の構成と、第
1及び第2のスイッチング電圧とを選べば、所定の発振
周波数帯域内の発振信号振幅をほぼ一定にすることがで
きる。
【0035】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、発振用
トランジスタのコレクタと基準電位点間に接続された側
路コンデンサに容量値が選択可能な付加側路コンデンサ
を並列接続し、発振周波数帯域に応じて付加側路コンデ
ンサの容量値を選択することにより、側路コンデンサと
付加側路コンデンサとの総合容量値を、発振用トランジ
スタが呈する負性抵抗が発振周波数帯域内においてほぼ
均一な値にしているので、発振周波数帯域内における各
発振周波数の振幅をほぼ同じ振幅にすることができると
いう効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による電圧制御発振回路の第1の実施の
形態を示すもので、その要部構成を示す回路図である。
【図2】本発明による電圧制御発振回路の第2の実施の
形態を示すもので、その要部構成を示す回路図である。
【図3】本発明の実施の形態に係わる電圧制御発振回路
が呈する特性の一例を示す特性図である。
【図4】既知の電圧制御発振回路の構成の一例を示す回
路図である。
【図5】既知の電圧制御発振回路の構成の他の例を示す
回路図である。
【符号の説明】
1 発振用トランジスタ 2 帰還コンデンサ 3 発振周波数設定回路 3C バラクダダイオード 3L インダクタ 4 側路コンデンサ 5 負荷抵抗 6 負荷コンデンサ 7 発振信号出力端子 8 周波数設定電圧供給端子 9 電源端子 10 第1結合コンデンサ 11 第2結合コンデンサ 12 インダクタ 13、14 ベース抵抗 15 付加容量回路 15D スイッチングダイオード 15C 固定コンデンサ 15B バラクタダイオード 16 スイッチング電圧供給端子 17 バッファ抵抗
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5J081 AA03 BB09 BB10 CC10 CC23 DD02 DD26 EE02 EE03 EE18 FF19 FF25 KK03 KK07 KK09 KK22 KK23 LL01 LL08 MM01

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベースとエミッタ間に帰還コンデンサが
    接続された発振用トランジスタと、前記ベースと基準電
    位点間に接続されたバラクダダイオードを含む発振周波
    数設定回路と、前記発振用トランジスタのコレクタと基
    準電位点間に接続された側路コンデンサとを備え、前記
    エミッタから発振信号が導出される電圧制御発振回路で
    あって、前記側路コンデンサに容量値が選択可能な付加
    側路コンデンサを並列接続し、発振周波数に対応して前
    記付加側路コンデンサの容量値が選択されることを特徴
    とする電圧制御発振回路。
  2. 【請求項2】 前記容量値が選択可能な付加側路コンデ
    ンサは、固定コンデンサとスイッチング電圧が供給され
    るスイッチングダイオードとの直列接続回路からなるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の電圧制御発振回路。
  3. 【請求項3】 前記容量値が選択可能な付加側路コンデ
    ンサは、固定コンデンサとスイッチング電圧が供給され
    るバラクタダイオードとの直列接続回路からなることを
    特徴とする請求項1に記載の電圧制御発振回路。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2005124992A1 (ja) * 2004-06-18 2005-12-29 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha 電圧制御発振器

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