JPH08213904A - 電圧制御発振回路 - Google Patents

電圧制御発振回路

Info

Publication number
JPH08213904A
JPH08213904A JP7042394A JP4239495A JPH08213904A JP H08213904 A JPH08213904 A JP H08213904A JP 7042394 A JP7042394 A JP 7042394A JP 4239495 A JP4239495 A JP 4239495A JP H08213904 A JPH08213904 A JP H08213904A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit
varactor diode
voltage
oscillation
control
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7042394A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshito Miyazaki
良人 宮崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Casio Computer Co Ltd filed Critical Casio Computer Co Ltd
Priority to JP7042394A priority Critical patent/JPH08213904A/ja
Publication of JPH08213904A publication Critical patent/JPH08213904A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Inductance-Capacitance Distribution Constants And Capacitance-Resistance Oscillators (AREA)
  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 制御感度を制御範囲内全てにおいて一定にす
ることが可能な電圧制御発振回路を提供することを目的
としている。 【構成】 バラクターダイオード62のカソード側に
は、バイアス用抵抗を介してマイナス電圧端子が接続さ
れている。このため、PLL回路から制御端子とチョー
ク用コイル63とを介してバラクターダイオード62の
アノード側に印加される逆電圧値が低下しても、その電
圧低下分を補うようにマイナス電圧端子からマイナス電
位を印加することにより、バラクターダイオードの逆電
圧値−容量値特性線図の歪を少なくできることから、低
い方の逆電圧値における容量値の範囲が狭くならず、P
LL回路が電圧制御する発振周波数帯域の全てにおいて
制御感度を一定にすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、無線通信機などに用い
られる電圧制御発振回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電圧制御発振回路(VCO:Volt
age-Controlled Oscillator)は、例えば、無線通信機
の復調器などにおいて、変調信号の搬送波の位相同期を
行うため、発振器の周波数を制御する場合に用いられて
いる。
【0003】例えば、図3は、従来の電圧制御発振回路
1の概略構成を示す図である。図3に示すように、電圧
制御発振回路1は、誘電体共振器10、周波数制御回路
20、発振回路30などにより構成されている。
【0004】誘電体共振器10は、λ/4型誘電体共振
器11で構成されており、そのλ/4型誘電体共振器1
1の開放端に、後述する発振回路30と、周波数制御回
路20のバラクターダイオード22の接続用のコンデン
サ21を介して、バラクターダイオード22のアノード
側に接続されている。
【0005】周波数制御回路20は、コンデンサ21
と、バラクターダイオード22と、チョーク用コイル2
3とを備えており、前記λ/4型誘電体共振器11の開
放端に、バラクターダイオード22の接続用のコンデン
サ21を介してバラクターダイオード22のアノード側
に接続されるとともに、バラクターダイオード22のカ
ソード側がグランドに接地されている。また、バラクタ
ーダイオード22のアノード側には、チョーク用コイル
23を介して制御端子に接続されている。
【0006】発振回路30は、ここではコルピッツ型発
振回路で構成されており、コンデンサ31、32、3
3、34、35と、抵抗36、37、38と、トランジ
スタ39とで構成されている。そして、λ/4型誘電体
共振器11の開放端は、コンデンサ31を介してトラン
ジスタ39のベースに接続され、トランジスタ39のベ
ース−コレクタ間に抵抗36が接続され、ベース−エミ
ッタ間にコンデンサ32が接続され、コレクタ−エミッ
タ間にコンデンサ33が接続されている。また、トラン
ジスタ39のベースは、抵抗37を介してグランドに接
地され、エミッタは抵抗38を介してグランドに接地さ
れている。また、コレクタは、電源端子(+V)に接続
されるとともに、コンデンサ34を介してグランドに接
地されている。そして、トランジスタ39のエミッタか
らコンデンサ35を介してバッファ・アンプに接続され
ている。
【0007】このように構成された従来の電圧制御発振
回路1は、電圧によって発振周波数fを制御することが
できるLC発振回路であり、L(コイル)に相当する部
分が図3のλ/4型誘電体共振器11、コンデンサ2
1、バラクターダイオード22、及びコンデンサ31で
ある。また、C(コンデンサ)に相当する部分は、図3
のコンデンサ32と33である。
【0008】上記した従来例では、PLL(Phase-Lock
ed Loop:位相同期ループ)回路から出力される発振周
波数制御用の直流電圧が図3に示す制御端子から入力さ
れ、チョーク用コイル23を介してバラクターダイオー
ド22の逆電圧値を印加すると、バラクターダイオード
22の容量値が変化して、発振周波数が制御される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の電圧制御発振回路にあっては、上記したPL
L回路の電源電圧がバッテリの小型化及び低消費電力化
に伴って低下すると、PLL回路が出力する電圧値も低
下してしまう。
【0010】そこで、図4は、従来のバラクターダイオ
ード22における逆電圧値と容量値特性との関係線図で
あって、例えば、図4の一点鎖線で示した逆電圧値をV
c、Vdのように変化させてバラクターダイオード22
の容量値を変化させ、発振周波数を制御する場合、PL
L回路から入力される逆電圧値が低下すると、破線で示
す逆電圧値Va、Vbとなる。
【0011】上記したように、逆電圧値がVc、Vdの
場合は、図4に示すように、容量値の範囲がほぼ同じで
あり、制御感度が低下しない。しかし、上記したPLL
回路の電源電圧が低下して逆電圧値がVa、Vbとなっ
た場合は、低い逆電圧値Vaの方が逆電圧値Vbよりも
容量値の範囲が狭くなっている。これは、図4のバラク
ターダイオード22における逆電圧値と容量値特性との
関係線図が逆電圧値の低い方で歪んでいるからで、PL
L回路で制御する周波数帯域のうち、低い周波数範囲で
制御感度が低下することを意味し、逆電圧値の高い図4
のVbの範囲、つまり高い周波数範囲と比べると制御感
度に差が生じることになる。すなわち、電圧制御発振回
路の発振周波数を制御するPLL回路の特性によって、
発振周波数の低い範囲を制御する場合は、電圧制御発振
回路の制御感度が低下するため、周波数の引き込み時間
が遅くなるという問題がある。
【0012】そこで、上記問題を解決するため、PLL
回路内のループフィルタの時定数を小さくすると、低い
範囲の発振周波数における周波数引き込み時間は改善さ
れるが、発振周波数の高い範囲において制御感度が高く
なるため、PLL回路内のループフィルタで十分積分さ
れずに出力されたパルス成分の影響を強く受けることに
なり、発振出力にスプリアス成分(主共振に近接して発
生する多数の副共振成分)が多く含まれるという問題が
発生する。つまり、電圧制御発振回路の制御感度が制御
範囲内で一定しないことから、高速周波数引き込み特性
と低スプリアス特性とが全ての制御範囲内において実現
することができないという問題があった。
【0013】そこで、本発明は、上記課題に鑑みてなさ
れたものであり、発振周波数を制御するための直流電圧
値が低下しても、バラクターダイオードの逆電圧値と容
量値との相関関係の歪の影響を受けない回路構成とする
ことで、制御感度を制御範囲内全てにおいて一定にする
ことが可能な電圧制御発振回路を提供することを目的と
している。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の電圧制御
発振回路は、一方端が接地された誘電体共振回路と、前
記誘電体共振手段の開放端に接続された発振回路と、前
記誘電体共振手段の開放端に前記発振回路とは別にその
発振周波数を制御する周波数制御回路が接続され、前記
周波数制御回路は、前記誘電体共振手段の開放端がバラ
クターダイオード接続用コンデンサを介してバラクター
ダイオードのアノード側に接続され、前記バラクターダ
イオードのアノード側からチョーク用コイルを介して発
振周波数制御用の電圧端子に接続された電圧制御発振回
路であって、前記バラクターダイオードのカソード側に
は少なくともバイアス用抵抗を介してマイナス電圧端子
に接続されていることにより、上記目的を達成する。
【0015】また、請求項1記載の電圧制御発振回路
は、例えば、請求項2に記載されているように、前記バ
ラクターダイオードのカソード側には、さらに接地用コ
ンデンサと接地用抵抗とがそれぞれ接続されていてもよ
い。
【0016】さらに、請求項1又は請求項2記載の電圧
制御発振回路は、例えば、請求項3に記載されているよ
うに、前記誘電体共振回路がλ/4型誘電体共振回路で
あって、前記発振回路がコルピッツ型発振回路であって
もよい。
【0017】
【作用】請求項1記載の電圧制御発振回路では、バラク
ターダイオードのカソード側には少なくともバイアス用
抵抗を介してマイナス電圧端子に接続されている。
【0018】従って、バラクターダイオードのアノード
側に印加される制御端子から入力されるPLL回路の制
御電圧が、例えば、バッテリの小型化及び低消費電力化
に伴って低下しても、バラクターダイオードのカソード
側をマイナス電位にすることにより、バラクターダイオ
ードのカソード側とアノード側の電位差をとることがで
き、逆電圧値を大きくすることができるため、PLL回
路による電圧制御範囲全てにおいて制御感度を一定にす
ることができる。
【0019】請求項2記載の電圧制御発振回路では、バ
ラクターダイオードのカソード側に、さらに接地用コン
デンサと接地用抵抗とがそれぞれ接続されている。従っ
て、マイナス電圧端子からバラクターダイオードのカソ
ード側に所定のマイナス電圧値が印加された場合、接地
用コンデンサによってその電位が保持されるとともに、
一定時間後に接地用抵抗を介してグランドレベルに戻る
ため、状況に応じて逆電圧値の大きさを自由に制御する
ことができる。
【0020】請求項3記載の電圧制御発振回路では、誘
電体共振回路をλ/4型誘電体共振回路とし、発振回路
をコルピッツ型発振回路で構成したため、バラクターダ
イオードを用いて電圧制御することにより、所望の発振
周波数を安定して得ることができる。
【0021】
【実施例】以下、本発明の電圧制御発振回路の実施例を
図面に基づいて説明する。図1及び図2は、本発明の電
圧制御発振回路の一実施例を示す図であり、本実施例で
は、バラクターダイオードの逆電圧値を変化させて、発
振周波数を制御するようにしたものである。
【0022】まず、構成を説明する。図1は、本発明の
電圧制御発振回路41の一実施例の回路を示す図であ
る。
【0023】図1において、電圧制御発振回路41は、
誘電体共振器50、周波数制御回路60、発振回路70
などで構成されている。
【0024】誘電体共振器50は、ここではλ/4型誘
電体共振器51で構成されており、そのλ/4型誘電体
共振器51の開放端に、後述する発振回路70と、周波
数制御回路60のバラクターダイオード62の接続用の
コンデンサ61を介して、バラクターダイオード62の
アノード側に接続されている。このバラクターダイオー
ドは、可変容量ダイオードあるいはバリキャップともい
われ、例えば、PN接合ダイオードに逆方向の電圧を加
えることにより、電子も正孔もない空乏領域が形成さ
れ、その空乏領域が印加される逆方向電圧に応じて変化
することから、容量を電圧で制御する一種のコンデンサ
として作用するものである。
【0025】周波数制御回路60は、コンデンサ61
と、バラクターダイオード62と、チョーク用コイル6
3と、バイアス用抵抗64と、接地用抵抗65と、接地
用コンデンサ66とを備えている。そして、前記λ/4
型誘電体共振器51の開放端に、バラクターダイオード
62の接続用のコンデンサ61を介してバラクターダイ
オード62のアノード側に接続されており、そのバラク
ターダイオード62のアノード側には、チョーク用コイ
ル63を介してPLL回路からの制御電圧を入力する制
御端子が接続される。また、本実施例の特徴的な構成と
しては、バラクターダイオード62のカソード側にバイ
アス用抵抗64を介してマイナス電圧を印加するマイナ
ス電圧端子が接続されるとともに、接地用抵抗65と接
地用コンデンサ66とがそれぞれ接続されている。
【0026】発振回路70は、ここではコルピッツ型発
振回路であり、コンデンサ71、72、73、74と、
抵抗75、76、77と、トランジスタ78とで構成さ
れている。そして、λ/4型誘電体共振器51の開放端
は、コンデンサ71を介してトランジスタ78のベース
に接続され、トランジスタ78のベース−コレクタ間に
抵抗75が接続され、ベース−エミッタ間にコンデンサ
72が接続され、コレクタ−エミッタ間にコンデンサ7
3が接続されている。また、トランジスタ78のベース
には、抵抗76を介してグランドに接地され、エミッタ
は抵抗77を介してグランドに接地されている。また、
コレクタは、電源端子(+V)に接続されている。そし
て、トランジスタ78のエミッタからコンデンサ74を
介してバッファ・アンプに接続されている。
【0027】上記のように構成された電圧制御発振回路
41は、PLL回路から出力される制御用の直流電圧が
制御端子からチョーク用コイル63を介してバラクター
ダイオード62のアノード側に逆電圧値として印加さ
れ、バラクターダイオード62の容量値を変化させて、
コルピッツ型発振回路70の発振周波数fを制御する。
図1に示す電圧制御発振回路41は、LC発振回路であ
って、L(コイル)に相当する部分が図1のλ/4型誘
電体共振器51、コンデンサ61、バラクターダイオー
ド62、及びコンデンサ71であり、C(コンデンサ)
に相当する部分が図1のコンデンサ72及び73であ
る。
【0028】次に、本実施例の動作を説明する。まず、
PLL回路から出力される制御電圧は、制御端子へ印加
され、チョーク用コイル63を介してバラクターダイオ
ード62のアノード側に印加される。この逆電圧値によ
って得られるバラクターダイオード62の容量値の変化
は、図2に示すバラクターダイオードの逆電圧値−容量
値特性線図のようになる。すなわち、バラクターダイオ
ード62のアノード側に制御端子から所定の制御電圧を
印加しただけでは、従来例と同じ2点鎖線で示すBのよ
うな特性線図となる。
【0029】このBで示す線図の場合は、上記したよう
に、バラクターダイオード62に印加される逆電圧値V
c、VdがPLL回路の電圧低下に伴って、逆電圧値が
Va、Vbとなると、容量値の範囲が印加される逆電圧
値の低い方で狭くなることから、PLL回路で制御する
発振周波数帯域のうち、低い周波数範囲で制御感度が低
下する。
【0030】そこで、本実施例では、図1に示すよう
に、バラクターダイオード62のカソード側に、PLL
回路から出力される制御電圧とは別の一定のマイナス電
圧値をマイナス電圧端子に印加するようにしたものであ
る。
【0031】したがって、PLL回路が出力する制御電
圧が低い場合であっても、バラクターダイオード62の
カソード側にマイナス電圧値が印加されることにより、
バラクターダイオード62のアノード側とカソード側の
電位差が拡大し、逆電圧値を大きくとることができるた
め、バラクターダイオード62の逆電圧値−容量値特性
線図が図2の実線で示すEのような歪の少ない特性線図
が得られる。このため、図2に示すバラクターダイオー
ド62に印加される逆電圧値Vc、Vdが、なんらかの
理由でPLL回路の制御電圧が低下してVa、Vbとな
っても、図2に示すように、低い方の逆電圧値Vaにお
いて容量値の範囲が狭くならず、PLL回路が電圧制御
する発振周波数帯域の全てにおいて制御感度を一定にす
ることができるようになった。その結果、全ての周波数
制御範囲において、高速周波数引き込み特性と低スプリ
アス特性とを両立することが可能となり、所望の発振周
波数を制御性良く安定して得ることができる。
【0032】実際の発振動作は、図1に示す誘電体共振
器50のλ/4型誘電体共振器51の開放端から一定の
周波数を持った信号が出力されると、周波数制御回路6
0内のバラクターダイオード62で形成されるコンデン
サ容量が外部のPLL回路からの逆電圧値によって制御
される。そして、次段のコルピッツ型発振回路70は、
λ/4型誘電体共振器51とバラクターダイオード62
の容量で決まる所定の周波数信号に基づいて発振が行わ
れ、その発振周波数信号をコンデンサ74を介してバッ
ファアンプに出力する。この得られた発振周波数信号
は、受信された変調信号を無線通信機の復調器において
搬送波に位相同期させるもので、制御性良く所望の発振
周波数が得られることから、スムースに復調処理を行う
ことができる。
【0033】このように、本実施例の電圧制御発振回路
は、所望の発振周波数を制御性良く安定して得ることが
できるようになった。特に、近年ではPHS(パーソナ
ル・ハンディホン・システム)などの携帯通信端末の普
及に伴って携帯性が重視され、バッテリの小型化や待受
時間あるいは通話時間の長時間化の要請により低消費電
力化が求められている。このことから、発振周波数の制
御性が劣化する傾向にあったが、本発明は上記要請をふ
まえつつ、発振周波数の制御性を向上させることによ
り、良好な通信状態を長時間持続させることができるよ
うになった。
【0034】なお、上記実施例においては、発振回路7
0としてコルピッツ型発振回路を用いた場合について説
明したが、上記発振回路に限るものではなく、ハートレ
ー型発振回路やその他の発振回路を用いて実施してよい
ことはいうまでもない。
【0035】
【発明の効果】請求項1記載の電圧制御発振回路によれ
ば、バラクターダイオードのカソード側には少なくとも
バイアス用抵抗を介してマイナス電圧端子に接続されて
いるので、バラクターダイオードのアノード側に印加さ
れる制御端子から入力されるPLL回路の制御電圧がバ
ッテリの小型化や低消費電力化などに伴って低下して
も、バラクターダイオードのカソード側をマイナス電位
として、バラクターダイオードのカソード側とアノード
側の電位差をとり、逆電圧値を大きくすることができる
ことから、PLL回路による電圧制御範囲全てにおいて
制御感度を一定にすることができる。
【0036】請求項2記載の電圧制御発振回路によれ
ば、バラクターダイオードのカソード側に、さらに接地
用コンデンサと接地用抵抗とをそれぞれ接続したので、
マイナス電圧端子からバラクターダイオードのカソード
側に所定のマイナス電圧値が印加された場合に、接地用
コンデンサでそのマイナス電位が保持されるとともに、
一定時間後に接地用抵抗を介してグランドレベルに戻る
ため、状況に応じて逆電圧値の大きさを自由に制御する
ことができる。
【0037】請求項3記載の電圧制御発振回路によれ
ば、誘電体共振回路をλ/4型誘電体共振回路とし、発
振回路をコルピッツ型発振回路で構成したので、バラク
ターダイオードを用いて電圧制御することによって、所
望の発振周波数を安定して得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電圧制御発振回路の一実施例の回路を
示す図。
【図2】本実施例のバラクターダイオードにおける逆電
圧値と容量値特性との関係を示す線図。
【図3】従来の電圧制御発振回路の概略構成を示す図。
【図4】従来のバラクターダイオードにおける逆電圧値
と容量値特性との関係を示す線図。
【符号の説明】
41 電圧制御発振回路 50 誘電体共振器 51 λ/4型誘電体共振器 60 周波数制御回路 61 コンデンサ 62 バラクターダイオード 63 チョーク用コイル 64 バイアス用抵抗 65 接地用抵抗 66 接地用コンデンサ 70 発振回路 71、72、73、74 コンデンサ 75、76、77 抵抗 78 トランジスタ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一方端が接地された誘電体共振回路と、 前記誘電体共振手段の開放端に接続された発振回路と、 前記誘電体共振手段の開放端に前記発振回路とは別にそ
    の発振周波数を制御する周波数制御回路が接続され、 前記周波数制御回路は、 前記誘電体共振手段の開放端がバラクターダイオード接
    続用コンデンサを介してバラクターダイオードのアノー
    ド側に接続され、 前記バラクターダイオードのアノード側からチョーク用
    コイルを介して発振周波数制御用の電圧端子に接続され
    た電圧制御発振回路であって、 前記バラクターダイオードのカソード側には少なくとも
    バイアス用抵抗を介してマイナス電圧端子に接続されて
    いることを特徴とする電圧制御発振回路。
  2. 【請求項2】前記バラクターダイオードのカソード側に
    は、さらに接地用コンデンサと接地用抵抗とがそれぞれ
    接続されていることを特徴とする請求項1記載の電圧制
    御発振回路。
  3. 【請求項3】前記誘電体共振回路がλ/4型誘電体共振
    回路であって、 前記発振回路がコルピッツ型発振回路であることを特徴
    とする請求項1又は請求項2記載の電圧制御発振回路。
JP7042394A 1995-02-06 1995-02-06 電圧制御発振回路 Pending JPH08213904A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7042394A JPH08213904A (ja) 1995-02-06 1995-02-06 電圧制御発振回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7042394A JPH08213904A (ja) 1995-02-06 1995-02-06 電圧制御発振回路

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08213904A true JPH08213904A (ja) 1996-08-20

Family

ID=12634857

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7042394A Pending JPH08213904A (ja) 1995-02-06 1995-02-06 電圧制御発振回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08213904A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7449971B2 (en) 2005-06-10 2008-11-11 Alps Electric Co., Ltd. Transistor oscillating circuit having low change in oscillating frequency due to change in power supply voltage
CN109991455A (zh) * 2019-01-30 2019-07-09 国网浙江省电力有限公司衢州供电公司 一种智能电表电池欠电压后电池补偿系统

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7449971B2 (en) 2005-06-10 2008-11-11 Alps Electric Co., Ltd. Transistor oscillating circuit having low change in oscillating frequency due to change in power supply voltage
CN109991455A (zh) * 2019-01-30 2019-07-09 国网浙江省电力有限公司衢州供电公司 一种智能电表电池欠电压后电池补偿系统
CN109991455B (zh) * 2019-01-30 2021-01-26 国网浙江省电力有限公司衢州供电公司 一种智能电表电池欠电压后电池补偿系统

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7545229B2 (en) Tunable frequency, low phase noise and low thermal drift oscillator
US6833769B2 (en) Voltage controlled capacitive elements having a biasing network
JP4666564B2 (ja) チューナブル電圧制御型発振器
JP5036966B2 (ja) 広帯域同調範囲および低位相ノイズをもつlc発振器
US7262670B2 (en) Low thermal drift, tunable frequency voltage controlled oscillator
US7180381B2 (en) Wideband voltage controlled oscillator employing evanescent mode coupled-resonators
US6552621B2 (en) Low phase noise, wide tuning range oscillator utilizing a one port SAW resonator and method of operation
US6081168A (en) Voltage controlled oscillator for upconverter/downconverter in digital radio communication system
CA2515982C (en) Low noise, hybrid tuned wideband voltage controlled oscillator
US7265642B2 (en) User-definable thermal drift voltage control oscillator
JP3921362B2 (ja) 温度補償水晶発振器
JPH05275924A (ja) 高周波発振回路
US6091309A (en) Tunable low noise oscillator using delay lines and ring mode trap filter
US7501907B1 (en) Self-biased active VCO level shifter
CN101162889B (zh) 压控振荡器及其控制方法
JPH08213904A (ja) 電圧制御発振回路
US6075421A (en) Voltage controlled oscillator
KR20010013185A (ko) 통신 장치
US20020158695A1 (en) Low phase noise dual band voltage controlled oscillator
US20080211590A1 (en) Method and system for a varactor-tuned voltage-controlled ring oscillator with frequency and amplitude calibration
KR900002652Y1 (ko) 고주파 발진기
EP1619789B1 (en) Low thermal drift, tunable frequency voltage controlled oscillator
EP1926207A1 (en) Low noise, hybrid tuned wideband voltage controlled oscillator
JP2003332841A (ja) 電圧制御発振回路
JP2003218635A (ja) 電圧制御発振器