JP2576193B2 - 発振回路 - Google Patents

発振回路

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は発振回路に関する。
〔発明の概要〕
この発明は、IC用の発振回路において、全体を差動構
成とするとともに、本来の正帰還ラインとは別に正帰還
用のコンデンサを接続することにより、発振可能な周波
数範囲の拡大と消費電流の低減とを同時に実現したもの
である。
〔従来の技術〕
FM受信機やテレビ受像機の局部発振回路などとして使
用できる発振回路に、コルピッツ型発振回路やハートレ
ー型発振回路がある。
しかし、これらの発振回路においては、発振用トラン
ジスタの高周波数特性,動作電流,発振用コンデンサの
値などに対応して正帰還用のコンデンサの値や発振用コ
イルのタップ位置を、最適発振条件となるように設計な
いし調整する必要がある。また、コルピッツ型発振回路
では、IC化したとき、正帰還用のコンデンサを外付けに
すると、そのために2つの外部端子が必要となり、IC化
に不利である。
そこで、第3図に示すような差動アンプによる直結正
帰還型の発振回路が考えられている。すなわち、同図に
おいて、トランジスタQ1,Q2のエミッタが、定電流源用
のトランジスタQ3のコレクタに接続されて差動アンプ
(1)が構成され、トランジスタQ1のコレクタが電源端
子T1に接続され、そのベースがトランジスタQ2のコレク
タに接続されるとともに、このコレクタと端子T1との間
に、並列共振回路(2)が接続され、トランジスタQ3
ベースが端子T1に接続される。
したがって、この回路においては、トランジスタQ2
コレクタに交流信号成分が得られると、この信号成分
は、トランジスタQ2のコレクタ→トランジスタQ1のベー
ス→そのエミッタ→トランジスタQ2のエミッタ→そのコ
レクタのループを通じて正帰還される。そして、このと
き、共振回路(2)の共振インピーダンスが十分に大き
ければ、その共振周波数においてその正帰還ループのル
ープゲインが十分に大きくなるので、その共振周波数で
発振が起きる。
したがって、この発振回路においては、目的とする発
振周波数においてループゲインが十分に大きくなるよう
に共振回路(2)の共振インピーダンスを設定するだけ
発振信号を得ることができ、発振条件の設定が簡単であ
る。また、IC化したとき、コルピッツ型発振回路のよう
に、正帰還用のコンデンサを外付けするための外部端子
を必要としないので、IC化に適している。
しかし、一般に、共振回路のQは周波数が高くなると
低下する傾向にある。また、浮遊容量、あるいは共振回
路に使用するバリコンや可変容量ダイオードの最小容量
などの制限により、共振用コンデンサの値を、周波数の
上昇ほど小さくできないので、共振回路(2)の共振イ
ンピーダンスは高い周波数では低下してしまう。
さらに、トランジスタQ1〜Q2の特性も周波数が高くな
ると低下し、例えばトランジスタQ1,Q2の利得が低下し
たり、トランジスタQ3の出力インピーダンスが低下した
りして正帰還量が減少してしまう。
したがって、以上のことから、第3図の発振回路にお
いては、高い周波数まで広い周波数範囲にわたって安定
な発振出力を得るには、トランジスタQ1〜Q3として高周
波数特性の優れた特別のものを使用したり、動作電流を
大きくして利得を大きくするなどの対策が必要となる。
〔発明が解決しようとする課題〕
上述のように、コルピッツ型やハートレー型の発振回
路においては、多くの発振条件を満足させる必要があ
り、高い周波数まで広い周波数範囲にわたって安定に発
振させることは困難である。また、IC化するとき、外付
け用の外部端子を必要とし、IC化に適さない。
さらに、差動アンプによる発振回路においても、使用
部品,最高発振周波数,消費電流などの点で問題があ
る。
この発明は、以上のような問題点を解決しようとする
ものである。
〔課題を解決するための手段〕
このため、この発明においては、差動アンプにより直
結正帰還型の発振回路を構成するとともに、本来の正帰
還ラインとは別に、補助の正帰還用コンデンサを接続す
る。
〔作用〕
発振周波数が高くなると、補助の正帰還用コンデンサ
による正帰還量が増加して全体としての正帰還量が補正
される。
〔実施例〕
第1図において、差動アンプ(1)及び共振回路
(2)により、直結正帰還型の発振回路が構成されると
ともに、トランジスタQ2のコレクタとエミッタとの間
に、コンデンサC1が接続され、そのエミッタとベースと
の間に、コンデンサC2が接続される。
なお、コンデンサC1,C2は、数pFの容量であり、一体
にIC化される。また、必要ならば、共振回路(2)に特
性補正用の抵抗器(図示せず)が並列接続される。
このような構成によれば、発振周波数が低い場合に
は、コンデンサC1,C2のインピーダンスは無視でき、し
たがって、この回路は第3図の発振回路と同様に動作し
て発振が行われる。
そして、発振周波数が高くなると、トランジスタQ1
Q3あるいは共振回路(2)の特性の変化によりトランジ
スタQ2のコレクタからトランジスタQ1を通じてトランジ
スタQ2に正帰還される信号量は減少してくるが、このと
き、コンデンサC1のインピーダンスが小さくなり、トラ
ンジスタQ2のコレクタからコンデンサC1を通じてトラン
ジスタQ2に正帰還される信号量が増加してくる。したが
って、全体としては、発振周波数が高くなっても必要な
量の正帰還が行われ、安定な発振が行われる。なお、こ
のとき、コンデンサC2は、その正帰還量を制限するもの
であり、なくてもよい。
第2図は、共振回路(2)の共振インピーダンスを一
定とした場合における利得(オープンループゲイン)の
周波数特性の一例を示す。そして、この図からも明らか
なように、コンデンサC1,C2が接続されていないときに
は、破線で示すように、周波数が高くなると、利得は低
下していくが、コンデンサC1,C2を接続すると、利得の
低下が補正され、コンデンサC1,C2の値によっては、鎖
線で示すように、周波数が低いときよりも利得は大きく
なる。
したがって、コンデンサC1,C2の値を選定することに
より、実線で示すように、高い周波数まで一様の利得と
することができ、安定に発振信号を得ることができる。
〔発明の効果〕 こうして、この発明によれば、差動アンプによる直結
正帰還型の発振回路において、本来の正帰還ラインとは
別に補助の正帰還用のコンデンサC1を接続し、発振周波
数が高いときには、その補助のコンデンサC1により正帰
還量を補うようにしているので、トランジスタQ1〜Q3
して特別なものを使用しなくても、あるいはトランジス
タQ1,Q2の動作電流を大きくしなくても、高い周波数ま
で広い周波数範囲にわたって安定な発振信号を得ること
ができる。
しかも、そのためには、コンデンサC1ないしC2を接続
するだけでよく、追加部品が少ないとともに、そのコン
デンサC1,C2は数pFと小容量なので、ICに内臓できる。
また、外部端子の増加もない。したがって、全体として
IC化にも適している。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一例の接続図、第2図,第3図はそ
の説明のための図である。 (1)は差動アンプ、(2)は共振回路、C1は正帰還用
のコンデンサである。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1及び第2のトランジスタのエミッタが
    定電流源に共通に接続され、 上記第2のトランジスタのコレクタに並列共振回路が接
    続され、 上記第2のトランジスタのコレクタ出力が上記第1のト
    ランジスタのベースに供給されて正帰還が行われるとと
    もに、 上記第2のトランジスタのコレクタとエミッタとの間
    に、コンデンサが接続され、 このコンデンサを通じても正帰還が行われて全体の正帰
    還量が補正されるようにした発振回路。
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