JPH10261918A - 電圧制御発振回路 - Google Patents

電圧制御発振回路

Info

Publication number
JPH10261918A
JPH10261918A JP874498A JP874498A JPH10261918A JP H10261918 A JPH10261918 A JP H10261918A JP 874498 A JP874498 A JP 874498A JP 874498 A JP874498 A JP 874498A JP H10261918 A JPH10261918 A JP H10261918A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
voltage controlled
voltage
variable capacitance
capacitance diode
oscillation circuit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP874498A
Other languages
English (en)
Inventor
Osamu Yamashita
治 山下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP874498A priority Critical patent/JPH10261918A/ja
Publication of JPH10261918A publication Critical patent/JPH10261918A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Inductance-Capacitance Distribution Constants And Capacitance-Resistance Oscillators (AREA)
  • Channel Selection Circuits, Automatic Tuning Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の電圧制御発振回路において、発振周波
数制御電圧により制御される発振周波数の可変幅は、1
個の可変容量ダイオードのキャパシタンスの可変幅によ
って完全に制限されるため、発振周波数可変幅をそれ以
上拡大することができない。また、1つの発振周波数帯
から他の発振周波数帯へ発振周波数をデジタル的に切り
替えることができない。 【解決手段】 第1の制御電圧Vbandに従って自身のキ
ャパシタンスを変化させ、これにより電圧制御発振回路
の発振周波数を変化させる第1の可変容量ダイオードD
1 と、これに並列に接続され、第2の制御電圧Vcont
従って自身のキャパシタンスを変化させ、これにより電
圧制御発振回路の発振周波数を変化させる第2の可変容
量ダイオードD2 とを備えた電圧制御発振回路。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電圧制御発振回路に
関し、特に、その発振周波数の可変範囲の拡大が可能
で、一つの発振周波数帯から他の発振周波数帯への発振
周波数のデジタル的な切り替えを可能とする電圧制御発
振回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4は、従来の電圧制御発振回路を示す
回路図である。図4の電圧制御発振回路は、その基本発
振部にコルピッツ型発振回路を用いて構成されており、
電圧制御発振回路の発振周波数を変化させるための可変
容量ダイオードD1 が設けられている。発振周波数制御
用の発振周波数制御電圧Ec が回路の左側の一対の端子
間に印加されている。この発振周波数制御電圧Ec が上
げられると、並列共振回路を構成する可変容量ダイオー
ドD1 のキャパシタンスCv1 が減少し、これにより、
電圧制御発振回路の発振周波数が増加する。
【0003】この発振周波数制御電圧に従って変化する
発振周波数の可変範囲をより広く取るために、いくつか
の電圧制御発振回路が提案されている。
【0004】図5は、特開平7−231219号公報に
開示されている他の従来の電圧制御発振回路を示す回路
図である。図5の回路は、図4の回路と同様に基本発振
部にコルピッツ型発振回路を用いて構成されており、可
変容量ダイオードD1 に直列にインダクタL1 が設けら
れている。さらに、インダクタL1 と可変容量ダイオー
ドD1 によりなる直列共振回路のリアクタンス(インピ
ーダンスの虚数部)が電圧制御発振回路の発振周波数可
変範囲の全体において容量性(負)となるように、イン
ダクタL1 のインダクタンスL1 が選択されている。
【0005】この電圧制御発振回路においては、発振周
波数制御電圧Ec を変化させて可変容量ダイオードD1
のキャパシタンスCv1 を変化させることにより、発振
周波数が制御される。さらに、インダクタL1 を可変容
量ダイオードD1 に直列に挿入することにより、発振周
波数制御電圧Ec の所定の変化幅に対する可変容量ダイ
オードD1 のキャパシタンスCv1 の変化幅が、インダ
クタL1 が挿入されていない場合と比較して広くされて
いる。従って、インダクタL1 と可変容量ダイオードD
1 の直列接続により、電圧制御発振回路のより広い発振
周波数可変幅を実現している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】図5の従来の電圧制御
発振回路において、発振周波数制御電圧Ec により制御
される発振周波数の可変幅は、1個の可変容量ダイオー
ドD1 のキャパシタンスCv1 の可変幅によって完全に
決定される。しかし、1個の可変容量ダイオード中に結
合された複数の半導体デバイスのキャパシタンスの可変
幅は限られており、その可変容量ダイオードのキャパシ
タンス可変幅のさらなる拡大はほとんど不可能である。
すなわち、図5の従来の電圧制御発振回路における発振
周波数の可変幅には限界が存在する。
【0007】さらに、図5の従来の電圧制御発振回路に
おいては、発振周波数制御電圧を入力するための端子が
1対しか設けられておらず、この端子間に印加されたた
だ1つの発振周波数制御信号が用いられている。従っ
て、この従来の電圧制御発振回路においては、1つの発
振周波数帯から他の発振周波数帯へ発振周波数をデジタ
ル的に切り替えることは不可能である。
【0008】この発明は上記課題を解決するためのもの
であり、発振周波数の可変幅をさらに拡大することが可
能であり、発振周波数帯間の発振周波数のデジタル的な
切り替えを可能とする電圧制御発振回路を提供すること
を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の電圧制御
発振回路は、電力を電圧制御発振回路に供給する負性抵
抗部と、回路のキャパシタンスとインダクタンスの並列
共振とを用いる電圧制御発振回路において、第1の制御
電圧に従って自身のキャパシタンスを変化させ、これに
より前記電圧制御発振回路の発振周波数を変化させる第
1の可変容量ダイオードと、前記第1の可変容量ダイオ
ードと並列に接続され、第2の制御電圧に従って自身の
キャパシタンスを変化させ、これにより前記電圧制御発
振回路の発振周波数を変化させる第2の可変容量ダイオ
ードとを備えたものである。
【0010】請求項2記載の電圧制御発振回路は、請求
項1記載の電圧制御発振回路において、前記負性抵抗部
と前記第1の可変容量ダイオードの間に第1の結合コン
デンサを設け、前記第1の可変容量ダイオードと前記第
2の可変容量ダイオードの間に第2の結合コンデンサを
設けたものである。
【0011】請求項3記載の電圧制御発振回路は、請求
項1記載の電圧制御発振回路において、前記第1の制御
電圧が、前記第1の可変容量ダイオードにチョークコイ
ルを介して印加されるようにしたものである。
【0012】請求項4記載の電圧制御発振回路は、請求
項1記載の電圧制御発振回路において、前記第1の可変
容量ダイオードに直列にインダクタを設けたものであ
る。
【0013】請求項5記載の電圧制御発振回路は、請求
項1記載の電圧制御発振回路において、前記第2の可変
容量ダイオードに直列にインダクタを設けたものであ
る。
【0014】請求項6記載の電圧制御発振回路は、発振
周波数が回路のキャパシタンスとインダクタンスにより
決定される電圧制御発振回路において、第1の可変容量
ダイオードとインダクタの直列接続によりなり、第1の
制御電圧に従って自身のキャパシタンスを変化させるキ
ャパシタンス部と、前記キャパシタンス部と並列に接続
され、第2の制御電圧に従って自身のキャパシタンスを
変化させる第2の可変容量ダイオードと、前記キャパシ
タンス部と並列に接続され、前記電圧制御発振回路に電
力を供給する負性抵抗部とを備えたものである。
【0015】請求項7記載の電圧制御発振回路は、請求
項6記載の電圧制御発振回路において、前記負性抵抗部
と前記キャパシタンス部の間に第1の結合コンデンサを
設け、前記キャパシタンス部と前記第2の可変容量ダイ
オードの間に第2の結合コンデンサを設けたものであ
る。
【0016】請求項8記載の電圧制御発振回路は、請求
項6記載の電圧制御発振回路において、前記第1の制御
電圧が、前記キャパシタンス部にチョークコイルを介し
て印加されるようにしたものである。
【0017】請求項9記載の電圧制御発振回路は、発振
周波数が回路のキャパシタンスとインダクタンスにより
決定される電圧制御発振回路において、前記電圧制御発
振回路に電力を供給する負性抵抗部と、前記負性抵抗部
と並列に、かつ、互いに並列に接続され、各々のキャパ
シタンスが各々に対応する独立した制御電圧により制御
される複数の可変容量ダイオードとを備えたものであ
る。
【0018】請求項10記載の電圧制御発振回路は、請
求項9記載の電圧制御発振回路において、各可変容量ダ
イオードの間、および前記負性抵抗部とこれに隣接した
可変容量ダイオードの間に、結合コンデンサを設けたも
のである。
【0019】請求項11記載の電圧制御発振回路は、請
求項9記載の電圧制御発振回路において、少なくとも一
つの制御電圧が、対応する可変容量ダイオードにチョー
クコイルを介して印加されるようにしたものである。
【0020】請求項12記載の電圧制御発振回路は、請
求項9記載の電圧制御発振回路において、少なくとも一
つの可変容量ダイオードに直列にインダクタを設けたも
のである。
【0021】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。
【0022】実施の形態1.図1は本発明の実施の形態
1による電圧制御発振回路を示す回路図である。なお以
下において、回路の素子とその特性値を同一の記号で表
すこととする。例えば、キャパシタC0 のキャパシタン
スをC0 と表し、インダクタL0 のインダクタンスをL
0 と表す。
【0023】図1の電圧制御発振回路は、可変容量ダイ
オードD1 、可変容量ダイオードD2 、キャパシタ
0 、負性抵抗部−R、およびインダクタLが並列に接
続された構成を備えている。ここで、破線a−bの左側
の部分(C0 ,−R,L)は、並列共振回路から前記可
変容量ダイオードD1 および可変容量ダイオードD2
除いた部分を表しているものである。これについては後
に説明する。また、直流をカットするための結合コンデ
ンサC1 およびC2 が、可変容量ダイオードD1 と前記
左側部分の間、および可変容量ダイオードD1 と可変容
量ダイオードD2 の間にそれぞれ挿入されている。
【0024】ここで、図1の破線a−bの左側の部分に
ついて説明する。この左側部分は実際には、電源電圧を
供給されたトランジスタなどの電力を生成する能動素子
を有した並列共振回路によりなるものである。この左側
部分には、例えば、図4の回路から図4の可変容量ダイ
オードD1 と結合コンデンサC1 を取り除いた部分を用
いることができる。なお、図4と図1は左右逆の関係に
あり、図4の右側部分をこの実施の形態1に用いる場合
には、図4の可変容量ダイオードD1 と結合コンデンサ
1 が、図1の破線a−bの右側の部分と交換されるこ
ととなる。すなわち、図1の破線a−bの右側の部分が
図4の可変容量ダイオードD1 と結合コンデンサC1
代わりに用いられる。なお、図1の破線a−bの左側の
部分として、他の並列共振回路を用いることももちろん
可能である。従って、図1における負性抵抗部−R、キ
ャパシタC0 、およびインダクタLは、上記のような破
線a−bの左側部分の合成抵抗、合成キャパシタンス、
および合成インダクタンスを表しているものにすぎな
い。この負性抵抗部−Rは、電源電圧を供給されており
電圧制御発振回路中に電力を生成するという意味で、通
常の抵抗と異なる。
【0025】次に、図1の破線a−bの右側の部分につ
いて説明する。定電圧電源等の電圧源により、直流電圧
bandがチョークコイルL1 を介して可変容量ダイオー
ドD1 に印加される。このチョークコイルL1 は、図1
の回路中に発生した高周波電圧が前記電圧源に印加され
ることを防止するために可変容量ダイオードD1 に直列
に接続されているものである。また、前記直流電圧V
bandの電圧源とは独立した電圧源により、別の制御電圧
contが可変容量ダイオードD2 に印加される。さら
に、可変容量ダイオードD1 に印加される直流電圧V
bandが破線a−bの左側部分へ印加されることを防止す
るために、前述の結合コンデンサC1 が可変容量ダイオ
ードD1 と図1の点aの間に挿入されている。なお、図
1に示した2本の矢印の先端は、それぞれ制御電圧V
contと直流電圧Vbandの高電圧側を表している。すなわ
ち、可変容量ダイオードD1 と可変容量ダイオードD2
は、それぞれに印加される電圧に対して逆方向接続とな
っている。
【0026】ここで、負性抵抗部−Rより右側の部分を
合成キャパシタンスC’を持つキャパシタC’で置き換
えると、つまり、図1の回路を、インダクタL、負性抵
抗部−R、およびこのキャパシタC’によりなる並列共
振回路とみなすと、図1の回路は、その発振周波数がキ
ャパシタC’のキャパシタンスC’とインダクタLのイ
ンダクタンスLとにより制御される発振回路としてみる
ことができる。
【0027】以下において、この実施の形態1の電圧制
御発振回路の動作を図1を参照して詳細に説明する。
【0028】この電圧制御発振回路の発振周波数f
0 は、破線a−bの左側に示されたインダクタLのイン
ダクタンスLと、キャパシタC0 のキャパシタンスC0
と可変容量ダイオードD1 のキャパシタンスD1 と可変
容量ダイオードD2 のキャパシタンスD2 とによりなる
前記合成キャパシタンスC’とにより、次式(1)のよ
うに決定される。
【0029】
【数1】
【0030】この発振周波数f0 は、前記合成キャパシ
タンスC’を変えることにより制御することができる。
この合成キャパシタンスC’はほぼ、並列接続されたキ
ャパシタのキャパシタンスの和(C0 +D1 +D2 )に
より与えられる。従って、この合成キャパシタンスC’
は、直流電圧Vbandを変えて可変容量ダイオードD1
キャパシタンスD1 を変えることにより、また、直流電
圧Vbandとは独立した制御電圧Vcontを変えて可変容量
ダイオードD2 のキャパシタンスD2 を変えることによ
り、調節することができる。なお、直流電圧Vbandと制
御電圧Vcontにより合成キャパシタンスC’をより広く
調節できるようにするためには、キャパシタンスC0
値が小さく、合成キャパシタンスC’中におけるD1
2 の比率が大きいことが望ましい。上述のように、こ
の電圧制御発振回路の発振周波数f0 は2個の独立した
制御電圧VcontおよびVbandにより制御することが可能
である。このため、発振周波数の可変幅を広げることが
でき、発振周波数帯間の発振周波数のデジタル的な切り
替えが可能となる。
【0031】以下具体的に説明する。発振周波数帯間の
発振周波数f0 の切り替えが不要な場合には、電圧制御
発振回路の発振周波数f0 の制御は、図4および図5に
示した従来の電圧制御発振回路と同様にして制御電圧V
contの制御のみにより行われる。ここで、可変容量ダイ
オードD2 のキャパシタンスD2 の可変幅は限られてお
り、制御電圧Vcontの制御のみでは、発振周波数f0
(例えば900MHz帯から1.8GHz帯への)バン
ド間切り替えは不可能である。このようなバンド間切り
替えを行うためには、可変容量ダイオードD1 に直流電
圧Vbandを印加する(または、直流電圧Vbandの値を変
化させる)。このような操作により、可変容量ダイオー
ドD1 のキャパシタンスD1 が変えられ、これにより合
成キャパシタンスC’が変えられ、式(1)に従って発
振周波数f0 が変化する。
【0032】例えば、直流電圧Vbandの値が0(V)か
らある正の値に切り替えられた場合、可変容量ダイオー
ドD1 のキャパシタンスD1 の値がより低い値に切り替
えられ、これにより、合成キャパシタンスC’がより低
い値に切り替えられ、式(1)に従って発振周波数f0
が高位の発振周波数帯中の高い発振周波数に切り替えら
れる。
【0033】上述のように、この実施の形態1の電圧制
御発振回路においては、可変容量ダイオードD2 と可変
容量ダイオードD1 とを並列に設け、制御電圧Vcont
直流電圧Vbandとを独立に制御することにより、発振周
波数の可変幅のさらなる拡大を実現している。さらに、
可変容量ダイオードD2 のキャパシタンスD2 を変化さ
せるための制御電圧Vcontとは独立した直流電圧Vband
の切り替えを行うことにより、発振周波数帯間のデジタ
ル的な発振周波数の切り替えを可能としている。
【0034】実施の形態2.図2は本発明の実施の形態
2による電圧制御発振回路を示す回路図である。なお図
2において図1中のものと同一の記号は、図1中の構成
要素と同一もしくは対応した構成要素を示しており、こ
れらについての重複説明は省略する。
【0035】図2の電圧制御発振回路は図1の電圧制御
発振回路とほぼ同様の構成を有しているが、図1におけ
る可変容量ダイオードD1 を、可変容量ダイオードD1
とインダクタL0 の直列接続によりなるキャパシタンス
部に置き換えた構成となっている。このインダクタL0
は、発振周波数を所望の値に調整するために可変容量ダ
イオードD1 に加えられている。
【0036】以下において、この実施の形態2の電圧制
御発振回路の動作について図2を参照しながら説明す
る。図2の電圧制御発振回路の動作は図1の電圧制御発
振回路の動作とほぼ同様であり、双方に共通した動作に
ついての重複説明は簡潔のため省略する。
【0037】この電圧制御発振回路の発振周波数f
0 は、破線a−bの左側に示されたインダクタLのイン
ダクタンスLと、負性抵抗部−Rより右側の回路の合成
キャパシタンスC’とにより決定され、この発振周波数
0 は、負性抵抗部−Rより右側の回路のリアクタンス
が容量性である場合には、ほぼ前述の式(1)によって
表される。ここで、可変容量ダイオードD1 に直列接続
されたインダクタL0 のために、直流電圧Vbandの所定
の変化幅に対する可変容量ダイオードD1 のキャパシタ
ンスD1 の変化幅が拡大されており、これにより、図2
の電圧制御発振回路における発振周波数の可変幅がさら
に広げられている。
【0038】上述のように、この実施の形態2の電圧制
御発振回路においては、図1の可変容量ダイオードD1
に直列にインダクタL0 を設けることにより、電圧制御
発振回路の発振周波数を所望の値に調整することがで
き、さらに、直流電圧Vbandの所定の変化幅に対する発
振周波数f0 の可変幅を図1の電圧制御発振回路と比較
してさらに拡大することができる。なお、上記において
はインダクタL0 を可変容量ダイオードD1 と直列に設
けたが、インダクタを可変容量ダイオードD2 と直列に
設けて同様の効果を得ることも可能であることはいうま
でもない。
【0039】図3は、図2の電圧制御発振回路を組み込
んだ位相ロックループ(PLL)を示す回路図である。
【0040】図3のPLLは、2つの入力信号の位相差
を検出する位相比較器1、高周波信号をカットするロー
パスフィルタ3、この発明の実施の形態2による電圧制
御発振回路201、電圧制御発振回路201の発振出力
を高インピーダンスで入力してこれを発振出力信号OU
Tとして出力するバッファ5、および、バッファ5より
出力された発振出力信号OUTの周波数を1/N(Nは
分周器202に供給される分周数情報に従って設定され
る自然数)とし、この分周された信号を位相比較器1に
供給する分周器202を備えている。
【0041】以下において、図3のPLLの動作につい
て説明する。
【0042】位相比較器1には参照クロック信号REF
と分周器202より出力される分周信号が供給される。
この参照クロック信号REFは予め定められた固定の周
波数fREF を持っている。チャージポンプを有した位相
比較器1は、この2つの入力信号の周波数を検出し、検
出された分周信号と参照クロック信号REFの間の位相
差に従って、ローパスフィルタ3が保持する電荷をチャ
ージ/ディスチャージする。位相比較器1によりその電
荷がチャージ/ディスチャージされるローパスフィルタ
3は、高周波信号成分をカットして前記電荷の量に従っ
た制御電圧Vco ntを電圧制御発振回路201中の可変容
量ダイオードD2 に供給する。
【0043】制御電圧Vcontが印加された可変容量ダイ
オードD2 のキャパシタンスD2 は、制御電圧Vcont
高くなるほど小さくなる。そして、電圧制御発振回路2
01の発振周波数f0 は、可変容量ダイオードD2 のキ
ャパシタンスD2 が小さくなるほど高くなる。従って、
電圧制御発振回路201の発振周波数f0 は、制御電圧
contが高くなるほど高くなり、制御電圧Vcontが低く
なるほど低くなる。ここで、発振周波数f0 が前記f
REF ×Nとなるのが制御電圧VcontがVREF のときであ
るとすれば、分周信号と参照クロック信号REFの間の
位相差が大きくなるほど制御電圧Vcontと前記VREF
差が大きくなることになる。従って、分周器202から
出力される分周信号の周波数は、時間の経過に従って参
照クロック信号REFの周波数fREF に近づいてゆく。
このPLLが位相ロックした定常状態では、電圧制御発
振回路201の発振周波数f0 は、参照クロック信号R
EFの周波数fREF のN倍(fREF ×N)となる。
【0044】電圧制御発振回路201の発振周波数帯を
高位の発振周波数帯に切り替えて発振出力信号OUTの
周波数帯を高位側に切り替えるためには、分周器202
に供給される前記分周数情報を変更して前記Nをより大
きい値N’に切り替え、直流電圧Vbandを(例えば0
(V)から所定の正の値に)変更する。このような直流
電圧Vbandの印加により、可変容量ダイオードD1 のキ
ャパシタンスD1 がより小さな値に切り替えられ、合成
キャパシタンスC’がより小さな値に切り替えられ、こ
れにより式(1)に従って発振周波数f0 が高位の発振
周波数帯中の高い発振周波数に切り替えられる。この操
作により、電圧制御発振回路201の発振周波数f0
REF ×N’と等しい高めの周波数に切り替えられ、図
3のPLLは、その発振出力信号OUTが前記高位の発
振周波数帯中の高い発振周波数fRE F ×N’となった新
しい定常状態において位相ロックする。
【0045】図3のPLLは、例えば、携帯電話機の検
波器における電波の周波数の検波などに用いることがで
きる。以下において、図3のPLLをデュアルバンド携
帯電話機に使用した例について説明する。
【0046】携帯電話機を例えば900MHz帯と1.
8GHz帯の2つの周波数帯で動作するデュアルバンド
携帯電話機として設計する場合には、そのデュアルバン
ド携帯電話機の参照クロック信号REFの周波数fREF
を200kHzに設定することができる。
【0047】900MHz帯における使用のためには、
分周器202の分周数Nは、4500付近で選択された
値N1に設定され、発振周波数切り替え用の直流電圧V
bandは、例えば0(V)に設定される。このPLLが位
相ロックした定常状態では、ローパスフィルタ3から可
変容量ダイオードD2 に供給される制御電圧Vcontは例
えば1.5(V)で安定し、電圧制御発振回路201の
発振周波数は前記N1×200(kHz)で安定する。
900MHz帯中の他の周波数での使用のためには、分
周器202に供給される分周数情報が更新され、分周数
Nが4500付近で選択された新しい値N2に変更され
る。これにより、PLLは、制御電圧Vcontが例えば
1.6(V)、電圧制御発振回路201の発振周波数が
前記N2×200(kHz)である新しい定常状態とな
る。
【0048】PLLの周波数帯を1.8GHz帯に切り
替えるためには、分周器202に供給される分周数情報
が更新され、分周数Nが9000付近で選択された新し
い値N3に変更され、発振周波数切り替え用の直流電圧
bandが、所定の正の値、例えば3.0(V)に設定さ
れる。この直流電圧Vbandの印加により、可変容量ダイ
オードD1 のキャパシタンスD1 がより小さな値に切り
替えられ、合成キャパシタンスC’がより小さな値に切
り替えられ、これにより式(1)に従って電圧制御発振
回路201の発振周波数f0 が高位の発振周波数帯
(1.8GHz帯)中の高い発振周波数に切り替えられ
る。これにより、PLLは、制御電圧Vcontが例えば
1.5(V)、電圧制御発振回路201の発振周波数が
前記N3×200(kHz)である新しい定常状態とな
る。1.8GHz帯中の他の周波数での使用のために
は、分周数情報が更新され、分周数Nが9000付近で
選択された新しい値N4に変更される。これにより、P
LLは、制御電圧Vcontが例えば1.55(V)、電圧
制御発振回路201の発振周波数が前記N4×200
(kHz)である新しい定常状態となる。
【0049】PLLの周波数帯を900MHz帯に戻す
ためには、分周数情報が更新され、分周数Nが4500
付近で選択された新しい値N5に変更され、発振周波数
切り替え用の直流電圧Vbandが0(V)に戻される。こ
れにより、PLLは、制御電圧Vcontが例えば1.45
(V)、電圧制御発振回路201の発振周波数が前記N
5×200(kHz)である新しい定常状態となる。
【0050】上述のように、図3のPLLにおいては、
発振出力信号OUTの周波数微調整を分周数Nの変更に
より行うことができ、さらに、発振出力信号OUTの周
波数の周波数帯間切り替えを直流電圧Vbandおよび分周
数Nの変更により行うことが可能である。
【0051】なお、上記各実施の形態においては電圧制
御発振回路が備える可変容量ダイオードの数を2個とし
たが、3個以上の可変容量ダイオードを電圧制御発振回
路中に設けて同様の効果を得ることも可能であることは
いうまでもない。
【0052】
【発明の効果】以上のように、請求項1記載の電圧制御
発振回路によれば、電力を電圧制御発振回路に供給する
負性抵抗部と、回路のキャパシタンスとインダクタンス
の並列共振とを用いる電圧制御発振回路において、第1
の制御電圧に従って自身のキャパシタンスを変化させ、
これにより前記電圧制御発振回路の発振周波数を変化さ
せる第1の可変容量ダイオードと、前記第1の可変容量
ダイオードと並列に接続され、第2の制御電圧に従って
自身のキャパシタンスを変化させ、これにより前記電圧
制御発振回路の発振周波数を変化させる第2の可変容量
ダイオードとを備えるようにしたため、第1の可変容量
ダイオードと第2の可変容量ダイオードの各々のキャパ
シタンスを独立した第1の制御電圧と第2の制御電圧に
よりそれぞれ制御することにより、電圧制御発振回路の
発振周波数の可変幅をより広くとることが可能となり、
さらに、一方の制御電圧を発振周波数の微調整に、他方
の制御電圧をバンド間切り替えに用いることにより、発
振周波数帯間のデジタル的な発振周波数の切り替えを行
うことが可能となる効果がある。
【0053】請求項2記載の電圧制御発振回路によれ
ば、請求項1記載の電圧制御発振回路において、前記負
性抵抗部と前記第1の可変容量ダイオードの間に第1の
結合コンデンサを設け、前記第1の可変容量ダイオード
と前記第2の可変容量ダイオードの間に第2の結合コン
デンサを設けたため、結合コンデンサにより、各部分の
間に直流電流が流れることを防止して有効な発振を行う
ことができる効果がある。
【0054】請求項3記載の電圧制御発振回路によれ
ば、請求項1記載の電圧制御発振回路において、前記第
1の制御電圧が、前記第1の可変容量ダイオードにチョ
ークコイルを介して印加されるようにしたため、電圧制
御発振回路中に発生した高周波電圧が前記第1の制御電
圧の電圧源に印加されることを防止して電圧源への影響
を防止することができる効果がある。
【0055】請求項4記載の電圧制御発振回路によれ
ば、請求項1記載の電圧制御発振回路において、前記第
1の可変容量ダイオードに直列にインダクタを設けたた
め、前記第1の可変容量ダイオードのキャパシタンスの
可変幅を広げ、電圧制御発振回路の発振周波数の可変幅
をより広げることができる効果がある。
【0056】請求項5記載の電圧制御発振回路によれ
ば、請求項1記載の電圧制御発振回路において、前記第
2の可変容量ダイオードに直列にインダクタを設けたた
め、前記第2の可変容量ダイオードのキャパシタンスの
可変幅を広げ、電圧制御発振回路の発振周波数の可変幅
をより広げることができる効果がある。
【0057】請求項6記載の電圧制御発振回路によれ
ば、発振周波数が回路のキャパシタンスとインダクタン
スにより決定される電圧制御発振回路において、第1の
可変容量ダイオードとインダクタの直列接続によりな
り、第1の制御電圧に従って自身のキャパシタンスを変
化させるキャパシタンス部と、前記キャパシタンス部と
並列に接続され、第2の制御電圧に従って自身のキャパ
シタンスを変化させる第2の可変容量ダイオードと、前
記キャパシタンス部と並列に接続され、前記電圧制御発
振回路に電力を供給する負性抵抗部とを備えるようにし
たため、第1の可変容量ダイオードと第2の可変容量ダ
イオードの各々のキャパシタンスを独立した第1の制御
電圧と第2の制御電圧によりそれぞれ制御することによ
り、電圧制御発振回路の発振周波数の可変幅をより広く
とることが可能となり、また、一方の制御電圧を発振周
波数の微調整に、他方の制御電圧をバンド間切り替えに
用いることにより、発振周波数帯間のデジタル的な発振
周波数の切り替えを行うことが可能となる効果がある。
さらに、キャパシタンス部において、第1の可変容量ダ
イオードに対してインダクタを直列接続しているため、
第1の可変容量ダイオードのキャパシタンスの可変幅を
より広くとり、電圧制御発振回路の発振周波数の可変幅
をより広くすることができる効果がある。
【0058】請求項7記載の電圧制御発振回路によれ
ば、請求項6記載の電圧制御発振回路において、前記負
性抵抗部と前記キャパシタンス部の間に第1の結合コン
デンサを設け、前記キャパシタンス部と前記第2の可変
容量ダイオードの間に第2の結合コンデンサを設けたた
め、結合コンデンサにより、各部分の間に直流電流が流
れることを防止して有効な発振を行うことができる効果
がある。
【0059】請求項8記載の電圧制御発振回路によれ
ば、請求項6記載の電圧制御発振回路において、前記第
1の制御電圧が、前記キャパシタンス部にチョークコイ
ルを介して印加されるようにしたため、電圧制御発振回
路中に発生した高周波電圧が前記第1の制御電圧の電圧
源に印加されることを防止して電圧源への影響を防止す
ることができる効果がある。
【0060】請求項9記載の電圧制御発振回路によれ
ば、発振周波数が回路のキャパシタンスとインダクタン
スにより決定される電圧制御発振回路において、前記電
圧制御発振回路に電力を供給する負性抵抗部と、前記負
性抵抗部と並列に、かつ、互いに並列に接続され、各々
のキャパシタンスが各々に対応する独立した制御電圧に
より制御される複数の可変容量ダイオードとを備えるよ
うにしたため、各可変容量ダイオードの各々のキャパシ
タンスを各々独立した制御電圧によりそれぞれ制御する
ことにより、電圧制御発振回路の発振周波数の可変幅を
より広くとることが可能となる。さらに、いくつかの制
御電圧を発振周波数の微調整に、他の制御電圧をバンド
間切り替えに用いるなどの方法により、多様な方法で発
振周波数帯間のデジタル的な発振周波数の切り替えを行
うことが可能となる効果がある。
【0061】請求項10記載の電圧制御発振回路によれ
ば、請求項9記載の電圧制御発振回路において、各可変
容量ダイオードの間、および前記負性抵抗部とこれに隣
接した可変容量ダイオードの間に、結合コンデンサを設
けたため、結合コンデンサにより、各部分の間に直流電
流が流れることを防止して有効な発振を行うことができ
る効果がある。
【0062】請求項11記載の電圧制御発振回路によれ
ば、請求項9記載の電圧制御発振回路において、少なく
とも一つの制御電圧が、対応する可変容量ダイオードに
チョークコイルを介して印加されるようにしたため、電
圧制御発振回路中に発生した高周波電圧が前記少なくと
も一つの制御電圧の電圧源に印加されることを防止して
電圧源への影響を防止することができる効果がある。
【0063】請求項12記載の電圧制御発振回路によれ
ば、請求項9記載の電圧制御発振回路において、少なく
とも一つの可変容量ダイオードに直列にインダクタを設
けたため、前記少なくとも一つの可変容量ダイオードの
キャパシタンスの可変幅を広げ、電圧制御発振回路の発
振周波数の可変幅をより広げることができる効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1による電圧制御発振回路
を示す回路図である。
【図2】本発明の実施の形態2による電圧制御発振回路
を示す回路図である。
【図3】図2の電圧制御発振回路を組み込んだ位相ロッ
クループ(PLL)を示す回路図である。
【図4】従来の電圧制御発振回路を示す回路図である。
【図5】特開平7−231219号公報に開示されてい
る他の従来の電圧制御発振回路を示す回路図である。
【符号の説明】
1 可変容量ダイオード D2 可変容量ダイオード −R 負性抵抗部 C1 結合コンデンサ C2 結合コンデンサ L1 チョークコイル L0 インダクタ Vband 直流電圧(第1の制御電圧) Vcont 制御電圧(第2の制御電圧) f0 発振周波数 201 電圧制御発振回路

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電力を電圧制御発振回路に供給する負性
    抵抗部と、回路のキャパシタンスとインダクタンスの並
    列共振とを用いる電圧制御発振回路において、 第1の制御電圧に従って自身のキャパシタンスを変化さ
    せ、これにより前記電圧制御発振回路の発振周波数を変
    化させる第1の可変容量ダイオードと、 前記第1の可変容量ダイオードと並列に接続され、第2
    の制御電圧に従って自身のキャパシタンスを変化させ、
    これにより前記電圧制御発振回路の発振周波数を変化さ
    せる第2の可変容量ダイオードとを備えたことを特徴と
    する電圧制御発振回路。
  2. 【請求項2】 前記負性抵抗部と前記第1の可変容量ダ
    イオードの間に第1の結合コンデンサが設けられ、前記
    第1の可変容量ダイオードと前記第2の可変容量ダイオ
    ードの間に第2の結合コンデンサが設けられたことを特
    徴とする請求項1記載の電圧制御発振回路。
  3. 【請求項3】 前記第1の制御電圧が、前記第1の可変
    容量ダイオードにチョークコイルを介して印加されるこ
    とを特徴とする請求項1記載の電圧制御発振回路。
  4. 【請求項4】 前記第1の可変容量ダイオードに直列に
    インダクタを設けたことを特徴とする請求項1記載の電
    圧制御発振回路。
  5. 【請求項5】 前記第2の可変容量ダイオードに直列に
    インダクタを設けたことを特徴とする請求項1記載の電
    圧制御発振回路。
  6. 【請求項6】 発振周波数が回路のキャパシタンスとイ
    ンダクタンスにより決定される電圧制御発振回路におい
    て、 第1の可変容量ダイオードとインダクタの直列接続によ
    りなり、第1の制御電圧に従って自身のキャパシタンス
    を変化させるキャパシタンス部と、 前記キャパシタンス部と並列に接続され、第2の制御電
    圧に従って自身のキャパシタンスを変化させる第2の可
    変容量ダイオードと、 前記キャパシタンス部と並列に接続され、前記電圧制御
    発振回路に電力を供給する負性抵抗部とを備えたことを
    特徴とする電圧制御発振回路。
  7. 【請求項7】 前記負性抵抗部と前記キャパシタンス部
    の間に第1の結合コンデンサが設けられ、前記キャパシ
    タンス部と前記第2の可変容量ダイオードの間に第2の
    結合コンデンサが設けられたことを特徴とする請求項6
    記載の電圧制御発振回路。
  8. 【請求項8】 前記第1の制御電圧が、前記キャパシタ
    ンス部にチョークコイルを介して印加されることを特徴
    とする請求項6記載の電圧制御発振回路。
  9. 【請求項9】 発振周波数が回路のキャパシタンスとイ
    ンダクタンスにより決定される電圧制御発振回路におい
    て、 前記電圧制御発振回路に電力を供給する負性抵抗部と、 前記負性抵抗部と並列に、かつ、互いに並列に接続さ
    れ、各々のキャパシタンスが各々に対応する独立した制
    御電圧により制御される複数の可変容量ダイオードとを
    備えたことを特徴とする電圧制御発振回路。
  10. 【請求項10】 各可変容量ダイオードの間、および前
    記負性抵抗部とこれに隣接した可変容量ダイオードの間
    に、結合コンデンサが設けられたことを特徴とする請求
    項9記載の電圧制御発振回路。
  11. 【請求項11】 少なくとも一つの制御電圧が、対応す
    る可変容量ダイオードにチョークコイルを介して印加さ
    れることを特徴とする請求項9記載の電圧制御発振回
    路。
  12. 【請求項12】 少なくとも一つの可変容量ダイオード
    に直列にインダクタを設けたことを特徴とする請求項9
    記載の電圧制御発振回路。
JP874498A 1997-01-20 1998-01-20 電圧制御発振回路 Pending JPH10261918A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP874498A JPH10261918A (ja) 1997-01-20 1998-01-20 電圧制御発振回路

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9-7120 1997-01-20
JP712097 1997-01-20
JP874498A JPH10261918A (ja) 1997-01-20 1998-01-20 電圧制御発振回路

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10261918A true JPH10261918A (ja) 1998-09-29

Family

ID=26341383

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP874498A Pending JPH10261918A (ja) 1997-01-20 1998-01-20 電圧制御発振回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10261918A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6563387B2 (en) 2000-05-30 2003-05-13 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Method and apparatus for synthesizing high-frequency signals for wireless communications
JP2006352423A (ja) * 2005-06-15 2006-12-28 Murata Mfg Co Ltd 電圧制御発振器
JP2007259376A (ja) * 2006-03-27 2007-10-04 Matsushita Electric Ind Co Ltd 発振回路とこれを用いたpll発振回路とこのpll発振回路を用いた高周波受信装置
JP2016531478A (ja) * 2013-07-25 2016-10-06 京東方科技集團股▲ふん▼有限公司Boe Technology Group Co.,Ltd. 周波数信号発生システムとディスプレイ装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6563387B2 (en) 2000-05-30 2003-05-13 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Method and apparatus for synthesizing high-frequency signals for wireless communications
JP2006352423A (ja) * 2005-06-15 2006-12-28 Murata Mfg Co Ltd 電圧制御発振器
JP2007259376A (ja) * 2006-03-27 2007-10-04 Matsushita Electric Ind Co Ltd 発振回路とこれを用いたpll発振回路とこのpll発振回路を用いた高周波受信装置
JP2016531478A (ja) * 2013-07-25 2016-10-06 京東方科技集團股▲ふん▼有限公司Boe Technology Group Co.,Ltd. 周波数信号発生システムとディスプレイ装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5600279A (en) VCO having adjustment for fluctuations in relation between control voltage and output frequency
US7432768B2 (en) Voltage controlled digital analog oscillator and frequency synthesizer using the same
US6853257B2 (en) PLL circuit including a voltage controlled oscillator and a method for controlling a voltage controlled oscillator
KR0153379B1 (ko) 디지탈 무선통신시스템의 업/다운컨버터용 전압제어발진기
JP2001358532A (ja) 電圧制御発振回路
KR20060048020A (ko) 가변 용량 기능의 온 오프 스위치를 가지는 가변 용량회로, 및 이 가변 용량 회로를 사용한 전압 제어 발진기
US20110254632A1 (en) Pll frequency synthesizer
US7538630B2 (en) Voltage controlled oscillator
JP2008148210A (ja) 電圧制御発振器、pll回路
US5973519A (en) Voltage controlled oscillator circuit capable of switching between oscillation frequency bands
US6008702A (en) Voltage-controlled oscillator with diode and passive element to increase range of oscillating frequency
WO2005031978A1 (ja) Pll周波数シンセサイザ
JPH10261918A (ja) 電圧制御発振回路
KR102222808B1 (ko) 전압 제어 발진기 및 이를 포함하는 주파수 합성 장치
KR20080029680A (ko) 이중 대역 발진기 및 이를 이용한 주파수 합성기
JP2000201023A (ja) 電圧制御発振器
JP2004312588A (ja) 水晶発振器切替式pll発振回路
JPH1065444A (ja) 電圧制御発振器及びこの発振器を使用したpll 周波数シンセサイザ
CN111446961A (zh) 频率综合器和频率综合器的驱动方法
JPH10242849A (ja) 電圧制御型高周波発振回路
JP2003174322A (ja) 電圧制御発振器
JP2003332841A (ja) 電圧制御発振回路
JPH09116429A (ja) Vcoの発振周波数調整装置
JP2002124872A (ja) 電圧制御発振器及びそれを用いたpll回路
JP2010050738A (ja) Pll周波数シンセサイザ

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20001212