JPH08317447A - 携帯端末間のデータ送受信システム - Google Patents

携帯端末間のデータ送受信システム

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Publication number
JPH08317447A
JPH08317447A JP7116061A JP11606195A JPH08317447A JP H08317447 A JPH08317447 A JP H08317447A JP 7116061 A JP7116061 A JP 7116061A JP 11606195 A JP11606195 A JP 11606195A JP H08317447 A JPH08317447 A JP H08317447A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
communication
data
host device
mobile terminal
relay
Prior art date
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Pending
Application number
JP7116061A
Other languages
English (en)
Inventor
Tatsu Yokozawa
横沢  達
Hiroshi Shimizu
宏 清水
Teiji Kuwabara
禎司 桑原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP7116061A priority Critical patent/JPH08317447A/ja
Publication of JPH08317447A publication Critical patent/JPH08317447A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 受信相手の所在を知ることなくデータを送信
でき、かつ、送信をするときに利用可能な通信手段を受
信側携帯端末が自動的に選択できるようにする。 【構成】 ホスト装置1が、受信側の利用者の行先予定
を記憶した行先予定箇所リスト10と、行先で利用可能
な通信環境を記憶した通信環境データベース11と、こ
れらを参照して受信側と通信を確立するための通信中継
手段8や通信中継制御手段9を有し、受信側携帯端末A
に、行先データの送信とホスト装置1からの受信をする
通信手段A1,通信制御手段A2と、受信したデータを
記憶する記憶手段4と、これを表示する表示手段A4と
を設ける。 【効果】 受信相手が頻繁に移動するような場合でも、
または、送信相手からの送信が不定期でも、送信側と受
信側間のデータ送受信をスムーズに行なうことが可能と
なる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、携帯端末間のデータ送
受信システムに係り、特に、データを中継する装置と受
信側端末あるいは送信側端末間での通信経路確立方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】データを相手端末に転送する際は、受信
相手の現在位置を調べて送信できる方法を確認し、相手
の準備ができたところでデータの送信が行なわれる。し
かし、相手の所在を調べる作業は面倒であり、しかも、
相手が頻繁に移動するような場合には容易なことではな
い。
【0003】そこで、従来では、パソコン通信などで行
なわれているように、相手が契約している情報配信会社
のメールボックスにデータを送り、これを受信相手が適
当なときに取り出すといった方法が利用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来技術
では、相手の所在を確かめる必要はないが、受信側がメ
ールボックスを定期的にアクセスし、データを取り出す
といった手間を負うことになる。
【0005】また、送信側にとっても、自己の所在によ
って利用できる方法が異なるので、これを確認するのも
手間がかかることになる。
【0006】本発明の目的は、このような問題に鑑み、
受信相手の所在を知ることなく、データを送信でき、し
かも、送信をするときに、利用可能な通信方法を端末が
自動的に選択できるようにした携帯端末間のデータ送受
信システムを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、受信側の利用者がその行先予定箇所を予
め書き込んだ行先予定箇所リストと、各地域や施設で利
用可能な通信手段を記憶した通信環境データベースと、
行先予定箇所リストと通信環境データベースと送受信す
るデータを記憶する中継記憶手段と、各種の通信手段を
備え、外部とデータの送受信をする通信中継手段と、行
先予定箇所リストと通信環境データベースを参照して、
通信中継手段を制御する通信中継制御手段を有するホス
ト装置と、受信側の利用者が上記行先予定箇所に書き込
むデータを入力するための入力手段と、各種の通信手段
を備えて、上記ホスト装置とデータの送受信を行なう通
信手段と、通信手段を制御する通信制御手段と、上記通
信手段で受信したデータを記憶する記憶手段と、上記記
憶手段に記憶したデータを受信側の利用者に提示するた
めの表示手段を有する受信側携帯端末と、上記通信中継
手段と上記通信手段との間で無線の回線交換を行なう無
線系交換機と、上記通信中継手段と上記通信手段との間
で有線の回線交換を行なう無線系交換機とを備える。
【0008】また、本発明は、送受信するデータを記憶
する中継記憶手段と、各種の通信手段を備えて、外部と
データの送受信を行なう通信中継手段と、通信中継手段
を制御する通信中継制御手段を有するホスト装置と、送
信側の利用者がデータを入力するための入力手段と、上
記入力手段により入力され、上記ホスト装置が備えた通
信手段を列挙した通信手段リストと、各種の通信手段を
備えて、上記ホスト装置とデータの送受信を行なう通信
手段と、上記通信手段で送信するデータと上記通信手段
リストを記憶する記憶手段と、現時点で利用可能な通信
手段を上記通信手段から検出選択する機能、及び上記通
信手段リストを参照して上記通信手段を制御する検出選
択手段を有する送信側携帯端末と、上記通信中継手段と
上記通信手段との間で無線の回線交換を行なう無線系交
換機と、上記通信中継手段と上記通信手段との間で有線
の回線交換を行なう無線系交換機とを備える。
【0009】また、本発明は、受信側の利用者がその行
先予定箇所を予め書き込んだ行先予定箇所リストと、受
信側の利用者が携行する受信側携帯端末が持つ通信手段
を予め書き込んだ受信側手段リストと、各地域や施設で
利用可能な通信手段を記憶した通信環境データベース
と、行先予定箇所リストと受信側手段リストと通信環境
データベースと送受信するデータを記憶する中継記憶手
段と、各種の通信手段を備え、外部とデータの送受信を
行なう通信中継手段と、行先予定箇所リストと受信側手
段リストと通信環境データベースを参照して通信中継手
段を制御する通信中継制御手段を有するホスト装置と、
受信側の利用者が上記行先予定箇所と受信側手段リスト
に書き込むデータを入力するための入力手段と、各種の
通信手段を備えて、上記ホスト装置とデータの送受信を
行なう通信手段と、通信手段を制御する通信制御手段
と、上記通信手段で受信したデータを記憶する記憶手段
と、上記記憶手段に記憶したデータを受信側の利用者に
提示するための表示手段を有する受信側携帯端末と、上
記通信中継手段と上記通信手段との間で無線の回線交換
を行なう無線系交換機と、上記通信中継手段と上記通信
手段との間で有線の回線交換を行なう無線系交換機とを
備える。
【0010】また、本発明は、受信側の利用者がその行
先予定箇所を予め書き込んだ行先予定箇所リストと、送
信側からデータが着信していることを受信側の端末毎に
知らせるために、呼出信号を送信する個別呼出発信手段
と、各地域毎の個別呼出しの手順を記憶した呼出し手順
データベースと、行先予定箇所リストと呼出し手順デー
タベースと送受信するデータを記憶する中継記憶手段
と、各種の送受信通信手段を備えて、外部とデータの送
受信を行なう通信中継手段と、行先予定箇所リストと呼
出し手順データベースを参照して個別呼出発信手段を制
御する手段選択手段と通信中継手段を制御する通信中継
制御手段を有するホスト装置と、受信側の利用者が上記
行先予定箇所に書き込むデータを入力するための入力手
段と、各種の通信手段を備えて、上記ホスト装置とデー
タの送受信を行なう通信手段と、通信手段を制御する通
信制御手段と、上記通信手段で受信したデータを記憶す
る記憶手段と、上記個別呼出発信手段からの呼出信号を
受信する個別呼出受信手段と、上記呼出信号を受信した
ことを利用者に提示する着信通知手段と、上記記憶手段
に記憶したデータを受信側の利用者に提示するための表
示手段を有する受信側携帯端末と、上記通信中継手段と
上記通信手段との間で無線の回線交換を行なう無線系交
換機と、上記通信中継手段と上記通信手段との間で有線
の回線交換を行なう無線系交換機と、上記個別呼出発信
手段と上記個別呼出受信手段との間で呼出信号を中継す
る個別呼出し基地局とを備える。
【0011】また、本発明は、受信側の利用者がその行
先予定箇所を予め書き込んだ行先予定箇所リストと、送
信側からデータが着信していることを、受信側の端末毎
に知らせるために呼出信号を送信する個別呼出発信手段
と、各地域毎の個別呼出しの手順を記憶した呼出し手順
データベースと、各地域や施設で利用可能な通信手段を
記憶した通信環境データベースと、受信側の利用者が携
行する受信側携帯端末が持つ通信手段を予め書き込んだ
受信側手段リストと、行先予定箇所リストと呼出し手順
データベースと通信環境データベースと受信側手段リス
トと送受信するデータを記憶する中継記憶手段と、各種
の送受信通信手段を備えて、外部とデータの送受信を行
なう通信中継手段と、行先予定箇所リストと呼出し手順
データベースを参照して呼出信号を送信するエリアを確
認し、個別呼出発信手段を制御するエリア確認手段と受
信側手段リストと通信環境データベースを参照して通信
中継手段を制御し、個別呼出信号と同等の着信メッセー
ジを送出させる通信中継制御手段を有するホスト装置
と、受信側の利用者が上記行先予定箇所と受信側手段リ
ストに書き込むデータを入力するための入力手段と、上
記ホスト装置の個別呼出発信手段からの呼出信号を受信
する個別呼出受信手段と、各種の通信手段を備えて、上
記ホスト装置とデータの送受信を行なう通信手段と、通
信手段を制御し、上記着信メッセージを受信したとき、
上記個別呼出受信手段に同メッセージを渡す機能を有す
る通信制御手段と、上記通信手段で受信したデータを記
憶する記憶手段と、上記呼出信号を受信したことを利用
者に提示する着信通知手段と、上記記憶手段に記憶した
データを受信側の利用者に提示するための表示手段を有
する受信側携帯端末と、上記通信中継手段と上記通信手
段との間で無線の回線交換を行なう無線系交換機と、上
記通信中継手段と上記通信手段との間で有線の回線交換
を行なう無線系交換機と、上記個別呼出発信手段と上記
個別呼出受信手段との間で呼出信号を中継する個別呼出
し基地局とを備える。
【0012】また、本発明は、受信側の利用者がその行
先予定箇所を予め書き込んだ行先予定箇所リストと、送
信側からデータが着信していることを、受信側の端末毎
に知らせるためにメッセージ付きの呼出信号を送信する
個別呼出発信手段と、各地域毎の個別呼出しの手順を記
憶した呼出し手順データベースと、データの送信元毎に
優先順位を付けて呼出しのメッセージを記憶した優先順
位リストと、行先予定箇所リストと呼出し手順データベ
ースと優先順位リストと送受信するデータを記憶する中
継記憶手段と、各種の送受信通信手段を備えて、外部と
データの送受信を行なう通信中継手段と、行先予定箇所
リストと呼出し手順データベースと優先順位リストを参
照して呼出信号に付加するメッセージを切り替え、個別
呼出発信手段を制御するメッセージ切替手段と通信中継
手段を制御する通信中継制御手段を有するホスト装置
と、受信側の利用者が上記行先予定箇所と優先順位リス
トに書き込むデータを入力するための入力手段と、上記
ホスト装置の個別呼出発信手段からのメッセージ付きの
呼出信号を受信する個別呼出受信手段と、上記メッセー
ジに対応した優先順位を記憶した順位リストと各種の通
信手段を備えて、上記ホスト装置とデータの送受信を行
なう通信手段と、通信手段を制御する通信制御手段と、
上記通信手段で受信したデータと上記順位リストを記憶
する記憶手段と、上記呼出信号を受信したことを利用者
に提示する着信通知手段と、上記メッセージと上記順位
リストを参照して、上記通信手段と上記着信通知手段を
制御する順位確認手段と、上記記憶手段に記憶したデー
タを受信側の利用者に提示するための表示手段を有する
受信側携帯端末と、上記通信中継手段と上記通信手段と
の間で無線の回線交換を行なう無線系交換機と、上記通
信中継手段と上記通信手段との間で有線の回線交換を行
なう無線系交換機と、上記個別呼出発信手段と上記個別
呼出受信手段との間で呼出信号を中継する個別呼出基地
局とを備える。
【0013】
【作用】本発明においては、ホスト装置が予め受信側の
利用者によって書き込まれた行先リストと行先に対応し
た通信環境のリストを有しているので、送信側からデー
タを受信し、これを通信中継手段により受信側へ転送す
るときに、相手の所在地を調べる必要がなく、また、通
信手段も最適なものを選択できる。従って、データの送
信側からみると、全く相手の行先や通信方法を意識する
ことなく、データの送信ができることになる。
【0014】また、本発明においては、送信側が予め各
ホスト装置が有している通信手段を知っており、また、
送信側の現在位置で利用できる通信手段も検出可能であ
るから、送信側の利用者は、ホスト装置へのデータ送信
の際に、これらのことを全く意識することなく行なうこ
とができる。
【0015】また、本発明においては、ホスト装置が予
め受信側の利用者によって書き込まれた行先リストと、
行先に対応した通信環境のリストと、さらに、受信側携
帯端末が備える通信手段のリストを有しているので、送
信側からデータを受信し、これを通信中継手段によって
受信側へ転送するときに、相手の所在位置を調べる必要
がなく、また、通信中継手段も、受信側携帯端末に合せ
て最適なものを選択することができる。従って、データ
の送信側からみると、全く相手の行先や通信方法を意識
することなく、データの送信ができることになる。
【0016】また、本発明においては、ホスト装置が、
予め受信側の利用者によって書き込まれた行先リスト
と、その行先に合せて送信側からデータが着信したこと
を通知する呼出信号を送出する機能とを有し、また、受
信側携帯端末が、この呼出信号を受信する機能と、デー
タをホスト装置から取り寄せる通信機能とを有している
ので、ホスト装置は、送信側からデータを受信したこと
通知するときに、相手の所在位置を調べる必要がない。
従って、データの送信側からみると、全く相手の行先や
通信方法を意識することなく、データの送信ができるこ
とになる。
【0017】また、本発明においては、ホスト装置が、
予め受信側の利用者によって書き込まれた行先リスト
と、その行先に合せて送信側からデータが着信したこと
を通知する個別呼出信号を送出する機能と、受信側携帯
端末の行先の通信環境とこの受信側携帯端末端末が備え
る通信手段のリストとを有し、さらに、個別呼出信号を
送出する機能は、書き込まれた行先がサービスできるエ
リアの圏外で呼出信号を送信できないときに、呼出信号
の代わりとなる着信メッセージを先の通信環境リストと
手段リストを参照して送出する通信中継手段を有し、ま
た、受信側携帯端末が、この着信メッセージを受信して
呼出信号を受信したときと同様の動作を行なう機能と、
データをホスト装置から取り寄せる通信機能を有してい
るので、ホスト装置は、送信側からデータを受信したこ
と通知するときに、たとえ個別呼出信号を送出できなく
ても、相手の所在位置に合せてこれと同等の信号を出力
することができる。従って、データの送信側からみる
と、全く相手の行先や通信方法を意識することなく、デ
ータの送信ができることになる。
【0018】また、本発明においては、ホスト装置が、
予め受信側の利用者によって書き込まれた行先リスト
と、その行先に合せて送信側からデータが着信したこと
を通知する個別呼出信号を送出する機能と、データの送
信元に対応した呼出しメッセージを優先順位を付けて列
挙した優先順位リストと、優先順位リストとデータの送
信元を参照して個別呼出しするメッセージを切替える機
能とを有し、また、受信側携帯端末が、この個別呼出し
メッセージを受信してメッセージの内容を順位リストと
比較し、この結果により、通信手段を制御してホスト装
置からデータを取り寄せたり、ホスト装置にデータが着
信していることを利用者に知らせる機能を有しているの
で、受信側の利用者が特定の送信側からのデータが着信
するのを待っているときに、遅滞なく利用者にこのこと
を知らせるとともに、予め設定された通信によりデータ
を受信できる。従って、データの送信側からみると、全
く相手の行先や通信方法を意識することなく、速やかに
データの送信ができることになる。
【0019】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面によって説明す
る。なお、以下の実施例では、説明を容易にするため
に、携帯端末の送信側と受信側に分けて説明するが、携
帯端末は送信機能と受信機能の両方を備えることが可能
である。
【0020】図1は本発明による携帯端末間のデータ送
受信システムの第1実施例を示すブロック図であって、
データの受信経路を示し、Zは送信側携帯端末、A〜C
は受信側携帯端末、1,2はホスト装置、3〜6は回線
交換機である。
【0021】同図において、送信側携帯端末Zは送信側
の利用者Zが携行しているものであって、利用者Zの指
示によって後述するホスト装置1,2へデータを送出す
る通信機能を備えている。回線交換機3は後述するホス
ト装置1または2と送信側携帯端末Zを接続し、送信側
携帯端末Zからホスト装置1または2に送信データDT
が送出される。ホスト装置1は利用者A,Bが携行する
後述の受信側携帯端末A,Bに割り当てられたものであ
り、ホスト装置2は同じく利用者Cが携行する受信側携
帯端末Cに割り当てられている。これらホスト1,2
は、送信データDTを受信側携帯端末A,B,Cへ転送
中継する。回線交換機4はホスト装置1と受信側携帯端
末Aとを接続し、回線交換機5はホスト装置1と受信側
携帯端末Bとを接続し、回線交換機6はホスト装置1と
受信側携帯端末Cとを接続する。
【0022】従って、送信側携帯端末Zからの送信デー
タDTは、回線交換機3,ホスト装置1及び回線交換機
4を介して受信側携帯端末Aに、あるいは、回線交換機
3,ホスト装置1及び回線交換機5を介して受信側携帯
端末Bに、あるいはまた、回線交換機3,ホスト装置2
及び回線交換機6を介して受信側携帯端末Cに夫々受信
される。
【0023】図2は図1におけるホスト装置1及び受信
側携帯端末Aとの一具体例を示すブロック図であって、
4aは無線系交換機、4bは有線系交換機、7は中継記
憶手段、8は通信中継手段、9は通信中継制御手段、1
0は行先予定箇所リスト、11は通信環境データベー
ス、A1は通信手段、A2は通信制御手段、A3は記憶
手段、A4は表示手段、A5は入力手段であり、図1に
対応する部分には同一符号を付けている。
【0024】同図において、受信側携帯端末Aは、通信
手段A1と通信制御手段A2と記憶手段A3と表示手段
A4と入力手段A5とから構成されている。
【0025】通信手段A1は、この実施例では、セルラ
ー無線やPHS(Personal Handy Phone System)、無
線,有線による通常電話回線、社内電話回線の4種類の
手段を備え、通信制御手段A2によって制御されること
により、データの送受信を行なう。
【0026】通信制御手段A2は、ホスト装置1と通信
するために、通信手段A1を切替え制御し、通信方法の
確立を行なう。これにより、ホスト装置1からの送信デ
ータDTは通信手段A1と通信制御手段A2によって受
信され、受信データDRとして記憶手段A3に記憶され
る。表示手段A4は記憶手段A3に記憶された受信デー
タDRを受信側の利用者に提示する。入力手段A5は利
用者が通信手段A1を介してホスト装置1へ送るデータ
を入力するためのものであって、受信側の利用者がこれ
から移動する行先を入力手段A5で入力することによ
り、行先データDAが通信手段A1に送られる。
【0027】ホスト装置1は、通信中継手段8と通信中
継制御手段9と中継記憶手段7とからなっている。
【0028】通信中継手段8は、この実施例では、セル
ラー無線やPHS、無線,有線による通常電話回線、社
内電話回線の4種類の通信手段を備え、通信中継制御手
段9によって制御されることにより、送信データDTの
送受信を行なう。
【0029】通信中継制御手段9は通信中継手段8を制
御するものであって、受信側携帯端末Aからの行先デー
タDAと通信環境データベース11とに基づいて、受信
側携帯端末Aとの通信を確立するために適した通信中継
手段8の上記4種類の手段のうちの1つを選択し、ま
た、送信側携帯端末Zからの送信データDTの受信にお
いても、通信中継手段8を制御して受信したデータDT
を中継記憶手段7に記憶させる。
【0030】中継記憶手段7は、送信側携帯端末Zから
の送信データDTや、受信側携帯端末Aからの行先デー
タDAを各端末毎に記憶した行先予定箇所リスト10,
各地域または施設において利用可能な通信手段を登録し
た通信環境データベース11を備えている。かかる行先
予定箇所リスト10の一具体例を図3に、また、通信環
境データベース11の一具体例を図4に夫々示してい
る。
【0031】また、ここでは、回線交換機4が無線系交
換機4aと有線系交換機4bとからなっているものとし
ている。無線系交換機4aは通信手段A1と通信中継手
段8とを無線系の手段で利用するものであり、有線系交
換機4bは同じく通信手段A1と通信中継手段8とを有
線系の手段で利用するものである。
【0032】次に、この実施例の動作を、図1〜図4を
用いて説明する。
【0033】まず、図1において、送信側携帯端末Zか
ら受信側携帯端末Aへ向けて送出された送信データDT
は、回線交換機3,ホスト装置1及び回線交換機4を経
て受信側携帯端末Aに送信される。
【0034】このようなデータ送受信システムにおい
て、この実施例では、受信側の利用者Aが、セールスの
ために、10月1日の8時00分から10時00分まで
訪れているT支店でデータの受信をしたいと考えている
ものとする。
【0035】そこで、まず、利用者Aは、外出先または
外出する前に、予め自己の受信側携帯端末Aの入力手段
A5から行先データDAを入力する。
【0036】ここで、いま、利用者Aが現在いる場所で
利用可能な通信手段A1がセルラー無線とすると、入力
された行先データDAは受信側携帯端末Aが備える通信
手段A1のうちのセルラー無線によって送出され、無線
系交換機4aを経由してホスト装置1の通信中継手段8
に送られる。そして、通信中継制御手段9によってセル
ラー無線による通信が確立すると、行先予定箇所リスト
10に行先データDAが記憶され、送信データDTの転
送先が登録される。
【0037】行先予定箇所リスト10では、図3に示す
ように、月日が10/1で時間が8:00−10:0
0、場所がT支店と登録される。
【0038】このようにして、受信側携帯端末Aによっ
て行先が登録された後、8時00以降に送信側携帯端末
Zから利用者Aへの送信データDTがホスト装置1に着
信すると、通信中継制御手段9は、まず、この送信デー
タDTを中継記憶手段7に記憶し、行先予定箇所リスト
10を参照して、これに登録されている月日と時間から
転送先の受信側携帯端末Aの予定されている行先を検索
する。
【0039】次に、通信中継制御手段9は、通信環境デ
ータベース11を参照して受信側携帯端末Aの現在位置
がT支店であることを検出し、通信手段としてセルラー
無線が利用可能であることが分かるので、通信中継手段
8を制御してセルラー無線を選択する。そして、この通
信手段によって受信側携帯端末Aとの通信が確立する
と、先に中継記憶手段7に記憶した送信データDTを受
信側携帯端末Aへ送出する。
【0040】一方、受信側携帯端末Aでは、通信手段A
1のセルラー無線で受信した送信データDTを受信デー
タDRとして記憶手段A3に記憶し、必要があれば、利
用者Aの操作により、表示手段A4でその内容を確認す
ることが可能となる。
【0041】以上のように、この実施例によれば、送信
側の利用者が受信側の利用者の現在位置を知らなくて
も、携帯端末間でデータの送受信が可能となる。
【0042】なお、図3に示すように、行先予定箇所リ
スト10には、利用者Aは10時00分〜12時00分
の予定が登録されていない。このようなときには、T支
店から本社へ利用者Aが移動中であるとし、最も通信を
確立しやすい手段を通信中継制御手段9によって選択さ
せるようにしてもよいし、次の予定所在位置に到着する
まで転送を待つようにしてもよい。なお、ここでは、図
3に示す行先予定箇所リスト10から、12時00分以
降では、本社へデータを転送することになる。
【0043】さらに、図4に示すように、通信環境デー
タベース11でO支店のように複数の選択支が生じた場
合には、利用者の指定により、低料金での転送を優先さ
せて社内電話回線を選択させるようにしてもよいし、転
送速度を優先させてセルラー無線を選択するようにして
もよい。
【0044】また、この実施例では、通信環境データベ
ース11をホスト装置1に内蔵するようにしたが、この
ようなデータベースは、設備の更新などがあちこちで行
なわれたときに、データベースの更新に掛かる手間が多
くなるので、このようなデータを管理する独立したデー
タベースシステムを構築する方が望ましい。
【0045】図5は本発明による携帯端末間のデータ送
受信システムの第2の実施例における送信側携帯端末Z
とホスト装置1を示すブロック図であって、7’は中継
記憶手段、8’は通信中継手段、9’は通信中継制御手
段、Z1は通信手段、Z2は通信制御手段、Z21は検
出選択手段、Z3は記憶手段、Z31は通信手段リス
ト、Z4は入力手段、3aは無線系交換機、3bは有線
系交換機であり、図2に対応する部分には同一符号を付
けて重複する説明を省略する。
【0046】図5において、この実施例も、その全体構
成は図1に示すものと同様である。送信側携帯端末Z
は、通信手段Z1,通信制御手段Z2,記憶手段Z3及
び入力手段Z4からなっている。
【0047】記憶手段Z3には、通信手段リストZ31
が記憶されているとともに、送信データDTが記憶され
る。通信手段リストZ31には、ここには、送信データ
DTを受信側携帯端末へ転送するホスト装置が備えた通
信手段と接続番号が、各ホスト装置1,2(図1)毎に
列挙登録されている。この通信手段リストZ31の一具
体例を、3つのホスト装置A,B,Cについて登録した
ものとして、図6に示す。
【0048】通信制御手段Z2は検出選択手段Z21を
備え、この検出選択手段Z21は、送信側携帯端末Zが
備えた通信手段Z1のうち、現在の場所で利用可能な手
段を検出するものであって、通信制御手段Z2は検出選
択手段Z21と通信手段リストZ31の両方を参照して
通信手段Z1を制御する。
【0049】一方、ホスト装置1では、通信中継手段
8’としてセルラー無線と通常電話回線のみ備え、この
通信中継手段8’を通信中継制御手段9’が制御する。
【0050】この実施例では、送信側の利用者Zが外出
先へ向かう例えば新幹線の列車内からある受信側携帯端
末へデータを送信するために、転送をしてもらうホスト
装置1と通信を確立しようとするものである。
【0051】次に、この実施例の動作を図5と図6を用
いて説明する。
【0052】まず、利用者Zが送信データDTをホスト
装置1に向けて送出するように送信側携帯端末Zを操作
すると、通信制御手段Z2の検出選択手段Z21が、通
信手段Z1のうちで現在利用者Zが居る新幹線の車内で
利用可能な通信手段が、例えば、セルラー無線であると
検出したとする。
【0053】さらに、通信制御手段Z2は、記憶手段Z
3に予め利用者Zによって書き込まれた通信手段リスト
Z31(図6)により、ホスト装置1が備える通信中継
手段8’を参照し、セルラー無線を備えていること、ま
た、この手段を使うときの接続番号が登録されているこ
とを確認する。
【0054】以上より、送信側携帯端末Zが利用可能な
通信手段とホスト装置1が利用可能な通信手段とが一致
することが確認されたので、通信制御手段Z2はセルラ
ー無線によってホスト装置1と通信を確立するように動
作し、ホスト装置1と接続されると、先に利用者Zに指
定された送信データDTをホスト装置1に送出する。
【0055】以上のように、この実施例によれば、予め
通信手段リストZ31を登録する手間はかかるが、毎回
利用可能な通信手段を利用者自ら確認しなくても、デー
タをホスト装置1へ送信することが可能となる。
【0056】なお、図示しないが、通信手段リストZ3
1には、登録だけでなく、更新のための手間が必要にな
る可能性がある。しかし、この作業は、例えば、データ
の送信のためにホスト装置1と通信を行なった際に、現
在利用している手段以外に利用可能な手段のリストをホ
スト装置1aから取り寄せるようにすれば、手間が少な
くなり、しかも、通信制御手段Z2が自動的にこのよう
な操作をするようにすれば、最初の通信を利用者の操作
によって行なうだけで、これ以降の更新登録操作は不要
となるので、使い勝手が向上する。
【0057】また、詳しくは述べないが、通信制御手段
Z2が遅延送信の機能を備えるようにすることにより、
検出選択手段Z21が現在利用可能な通信手段Z1はな
いと検出しても、その後も利用可能な通信手段を検出で
きるまで、通信制御手段Z2が定期的に検出選択手段Z
21を動作させるので、利用可能な通信手段を検出した
ときに、前記の手順により、目的のホスト装置1と通信
を確立し、データを送出することが可能となる。勿論、
定期的な起動を待たなくとも、利用者Zが別のデータを
同じホスト装置1へ送信するように操作したときにも、
検出選択手段Z21が作動し、これによって通信が確立
すると、新たに指定されたデータと合せて送信待ちとな
っていたデータも送出するように動作する。
【0058】図7は本発明による携帯端末間のデータ送
受信システムの第3の実施例におけるホスト装置1と受
信側携帯端末Aとを示すブロック図であって、12は受
信側手段リストであり、図2に対応する部分には同一符
号を付けて重複する説明を省略する。
【0059】図7において、ホスト装置1は、図2に示
したホスト装置1に受信側手段リスト20が付加された
ものであり、他の部分は図2に示した具体例と同様であ
る。
【0060】受信側手段リスト12には、受信側携帯端
末毎の通信手段が、例えば図8に示すように、登録列挙
されている。
【0061】また、受信側携帯端末Aでは、入力手段A
5により、受信側の利用者がこれから移動する行先と受
信側携帯端末Aが備えた通信手段A1を示す行先/手段
データDBが入力される。
【0062】なお、この実施例では、受信側携帯端末A
の通信手段A1がPHS無線と通常電話回線のみに対応
しており、ホスト装置1での通信中継制御手段9が、行
先予定箇所リスト10と受信側手段リスト12とを参照
して、通信中継手段8を制御する。
【0063】次に、この実施例の動作を説明する。
【0064】なお、この実施例も、先の第1の実施例と
同様に、ホスト装置1に受信側の行先予定箇所リスト1
0を備えているが、第1の実施例と異なる点は、ホスト
装置1が受信側携帯端末Aと通信を確立するとき、受信
側の行先だけではなく、受信側携帯端末Aが備えた通信
手段A1も参照し、両方が一致した手段であるときに通
信を行なう点にある。
【0065】また、この実施例でも、第1の実施例と同
様に、受信側の利用者Aが、セールスのために、10月
1日の8時00分〜10時00分まで訪れているT支店
でデータの受信をしたいと考えているものとする。
【0066】そこで、まず、利用者Aは、上記第1の実
施例と同様に、外出先または外出する前に、受信側携帯
端末Aで予め入力手段A5から行先データを入力する
が、ここで、さらに、この実施例では、利用者Aが携行
している携帯携帯端末Aが備える通信手段(PHS無線
と通常電話回線)もともに入力し、行先/手段データD
Bとしてホスト装置1へ送信する。
【0067】ここで、利用者Aが現在いる場所で利用可
能な通信手段A1がPHS無線とすると、入力された行
先/手段データDBは、上記第1の実施例と同様に、無
線系交換機4aを経由してホスト装置1に送られる。そ
して、通信中継制御手段9によってPHS無線による通
信が確立すると、行先予定箇所リスト10に行先データ
が、また、受信側手段リスト12に手段データが夫々記
憶される。
【0068】このようにして受信側によって行先と手段
が登録された後、8時00分以降にに送信側携帯端末Z
から利用者Aへの送信データDTがホスト装置1に着信
すると、通信中継制御手段9は、まず、この送信データ
DTを中継記憶手段7に記憶し、行先予定箇所リスト1
0と通信環境データベース11sを参照する。
【0069】この実施例では、この時間に利用者AがT
支店に居るので、通信手段として可能性の有るのはセル
ラー無線、PHS無線の2種類であるが、さらに、受信
側手段リスト12も参照すると、受信側携帯端末Aの通
信手段A1がPHS無線か通常電話回線のいずれかに限
られていることがわかる。従って、これら2つの条件か
ら、現在利用できる通信手段A1がPHS無線であると
判断する。
【0070】このような条件判断によって通信手段とし
てPHS無線が選択され、受信側携帯端末Aと通信が確
立すると、先に中継記憶手段7に記憶した送信データD
Tを受信側携帯端末Aへ送出する。
【0071】一方、受信側携帯端末Aでは、通信手段A
1のPHS無線で受信した送信データDTを受信データ
DRとして記憶手段A3に記憶し、必要があれば、利用
者Aの操作により、表示手段A4にその内容を表示させ
て確認することができる。
【0072】以上のように、この実施例によれば、送信
側が受信側の現在位置及び利用可能な通信手段を知らな
くても、携帯端末間でのデータ送受信が可能となる。
【0073】なお、通信環境データベース11を参照し
た結果、O支店のように複数の選択支が生じた場合に
は、利用者の指定した条件以外に、受信側手段リスト1
2に登録順序による優先順位を設け、選択支のうち優先
順位の高いものを選択させるようにしてもよい。
【0074】図9は本発明による携帯端末間のデータ送
受信システムの第4の実施例におけるホスト装置1と受
信側携帯端末Aとを示すブロック図であって、4cは個
別呼出し基地局、8aは個別呼出し発信手段、9aは手
順選択手段、13は呼出し手順データベース、A11は
個別呼出し受信手段、A6は着信通知手段であり、図2
に対応する部分には同一符号を付けて重複する説明を省
略する。
【0075】図9において、受信側携帯端末Aでの個別
呼出し受信手段A11は、通信手段A1において、後述
する個別呼出し信号を受信し、着信通知手段A6は、個
別呼出し受信手段A11が呼出し信号を受信したことを
受信側利用者Aに知らせるために、音声を出力し、ある
いは、震動または発光を発生するものである。
【0076】ホスト装置1では、中継記憶手段7に呼出
し手順データベース13が設けられており、この呼出し
手順データベース13は、後述する個別呼出しにおい
て、異なるサービスエリア間での呼出し方法を記憶して
いる。また、通信中継手段8に個別呼出し発信手段8a
が設けられており、この個別呼出し発信手段8aはホス
ト装置1に送信データDTが着信したことを受信側携帯
端末Aに通知する信号(即ち、個別呼出し信号DC)を
送出する。さらに、通信中継制御手段9は手順選択手段
9aを有しており、この手順選択手段9aは、行先予定
箇所リスト10を参照して、呼出し手順データベース1
3から目的のエリアに信号を発信するために、個別呼出
し信号DCに付加する手順を取り出す。
【0077】なお、回線交換機4は個別呼出し基地局4
cも含み、この個別呼出し基地局4cを介して受信側携
帯端末Aへの個別呼出し信号DCの中継を行なう。
【0078】図10はこの第4の実施例での個別呼出し
信号DCの流れの例を示す図であって、4c1は個別呼
出しT基地局、4c2は個別呼出しO基地局、4c3は
個別呼出し中継基地局であり、前出図面に対応する部分
には同一符号を付けている。
【0079】ここでは、都市などであるT,O,Sエリ
アの3つの個別呼出しのサービスエリアがあって、以下
では、Tエリアにある送信側携帯端末ZからOエリアに
ある受信側携帯端末Aにデータを送信するものとして、
個別呼出し信号DCの流れを説明するものである。
【0080】図10において、Tエリアは個別呼び出し
T基地局4c1が呼び出しできるエリアであり、個別呼
出しT基地局4c1はTエリア内にある受信側携帯端末
の個別呼出し受信手段A11に個別呼出し信号DCを送
出できる。個別呼出しO基地局4c2はOエリア内を呼
び出す。同様に、個別呼出しS基地局もSエリア内を呼
び出す。個別呼出し中継基地4c3は、異なるサービス
エリア間で個別呼出し信号DCを中継するためのもので
ある。
【0081】また、図11は呼出し手順データの一具体
例を示す図である。
【0082】次に、この実施例の動作を図9〜図11を
用いて説明する。
【0083】なお、この実施例も、先の第1の実施例と
同様に、ホスト装置1に受信側の行先予定箇所リストが
記憶されているが、第1の実施例と異なる点は、送信側
携帯端末Zからホスト装置1に着信した送信データをホ
スト装置1側から受信側携帯端末Aへの通信手段を確立
して転送するのではなく、ホスト装置1は送信データD
Tが着信したことのみを受信側携帯端末Aに通知するだ
けである点にある。
【0084】また、この実施例では、通常、Tエリアで
個別呼出し受信を利用している受信側携帯端末Aの利用
者Aが、セールスのために10月2日の12時00分以
降訪れているO支店(Oエリア)でも、個別呼出しによ
るデータの受信をしたいと考えているものとする。
【0085】そこで、まず、利用者Aは、先の第1の実
施例と同様に、行先データDAを外出先または外出する
前に予め入力手段A5から入力し、図3に示したよう
に、ホスト装置1の中継記憶手段7の行先予定箇所リス
ト10に登録させる。
【0086】このように受信側によって行先が登録され
た後、12時00分以降に送信側携帯端末Zから利用者
Aへの送信データDTがホスト装置1に着信すると、通
信中継制御手段9によって送信データDTを中継記憶手
段7に記憶し、次いで、手順選択手段9aは行先予定箇
所リスト10を参照する。この結果、受信側がO支店
(Oエリア)に居ることから、個別呼出しT基地局4c
1からは圏外であることがわかる。
【0087】そこで、手順選択手段9aは、さらに、呼
出し手順データベース13を参照し、個別呼出しO基地
局4c2により個別呼出し信号DCを発信させるため
に、個別呼出し信号DCに付加する手順を取り出す。
【0088】この取り出された手順には、図11に示す
ように、Oエリアまで個別呼出し信号DCを転送するた
めに、その中継役をする各基地局に次の中継先を示す制
御文が記載されている。つまり、個別呼出しT基地局4
c1には個別呼出し信号DCを個別呼出し中継基地局4
c3へ送出させ、個別呼出し中継基地局4c3にはこの
個別呼出し信号DCを個別呼出しO基地局4c2へ送出
するようにさせるようになっており、個別呼出しO基地
局4c2には、次の中継先がないので、手順では以降の
中継先が「なし」となる。
【0089】このように取り出された中継手順により、
個別呼出し信号DCがOエリアにあるO支店に対して送
出され、O支店での受信側携帯端末Aの個別呼出し受信
手段A11がこれを受信すると、着信通知手段A6が、
音声や震動,発光などによって、利用者AにTエリアの
ホスト装置1に送信データDTが着信したことを通知す
る。
【0090】かかる着信が有ったことを通知された利用
者Aは、この後、自分の都合のよいときにホスト装置1
と無線系交換機4aまたは有線系交換機4bを介して通
信を確立し、先の送信データDTを受信データDRとし
て受信し、これを記憶手段A3に記憶して、必要があれ
ば、表示手段A4で内容を確認することができる。
【0091】以上のように、この実施例によれば、送信
側が受信側の現在の所在地を知らなくても、データを送
信したことを通知することができるので、受信側の手間
は多少必要ではあるものの、必要なときだけ、ホスト装
置1と通信するだけで携帯端末間のデータ送受信が可能
となる。
【0092】図12は本発明による携帯端末間のデータ
送受信システムの第5実施例におけるホスト装置1と受
信携帯端末Aとを示すブロック図であって、9bはエリ
ア確認手段であり、前出図面に対応する部分には同一符
号を付けている。
【0093】図12において、ホスト装置1の通信中継
制御手段9はエリア確認手段9bを備えており、このエ
リア確認手段9bは、行先予定箇所リスト10と呼出し
手順データベース13とを参照して、個別呼出し受信手
段A11を備えた受信側携帯端末Aがどこのエリアにあ
るかを判断し、該当するエリアがない場合には、通信中
継制御手段9に制御を移し、個別呼出しに代わる他の通
信中継手段で後述する着信メッセージの送出を試みる。
【0094】着信メッセージDMは、通信中継手段8の
個別呼出し発信手段8a以外の通常のデータ送受信に使
用する手段であって、個別呼出しの代わりをし、受信携
帯端末Aの通信制御手段3は、この着信メッセージDM
を受信すると、個別呼出し受信手段A11に個別呼出し
信号DCを受信したときと同じ動作をさせるように制御
する。
【0095】次に、この実施例の動作を図12及び図
4,図8を用いて説明する。
【0096】なお、この実施例も、先の第3の実施例と
同様に、ホスト装置1に受信側の行先予定箇所リスト1
0と受信側手段リスト12とを記憶し、これらを参照す
るように動作するが、第3の実施例と異なる点は、送信
側携帯端末Zからホスト装置1に着信した送信データD
Tをホスト装置1が受信側携帯端末Aと通信を確立して
転送するのではなく、ホスト装置1に送信データDTが
着信したことのみを受信側携帯端末Aに通知するように
した点である。
【0097】また、この実施例では、通常、Tエリアで
個別呼出し受信を利用している受信携帯端末Aの利用者
Aが、セールスのために訪れる予定のF支店でも、個別
呼出し信号DCによるデータの着信通知を受けたいと考
えているが、実際には、F支店を含むエリアでは、かか
る個別呼出しを利用できないことを知らないとする。
【0098】かかる条件のもとに、利用者Aが通常の手
続きとして、第3の実施例と同様に、個別呼出し信号D
Cを受信できるように、行先/手段データDBを外出先
または外出する前に予め入力手段A5から入力すると、
ホスト装置1において、中継記憶手段7の行先予定箇所
リスト10と受信側手段リスト12に登録される。
【0099】次に、上記のように、受信側によって行先
と手段が登録され、利用者Aが現地に到着した後、送信
側携帯端末Zから送信データDTがホスト装置1に着信
すると、通信中継制御手段9が通信中継手段8を制御し
て、この送信データDTを中継記憶手段7に記憶させ、
次いで、制御をエリア確認手段9bに移して行先予定箇
所リスト10を参照すると、受信側携帯端末AがF支店
に居ることから、個別呼出し基地局4c1(図10)か
らは圏外であることがわかる。
【0100】そこで、エリア確認手段9bは、さらに、
呼出し手順データベース13を参照し、F支店を含むエ
リアの個別呼出し基地局4cを検索する。
【0101】しかし、この実施例では、F支店を含むサ
ービスエリアを持つ個別呼出し基地局4cがないことか
ら、エリア確認手段9bは個別呼出し発信手段8aによ
る通知に代えて他の手段による通知を試みるために、制
御を再び通信中継制御手段9に移す。
【0102】制御を移された通信中継制御手段9は通信
環境データベース13を参照し、このとき、利用者Aが
F支店に居るので、図4に示したように、通信手段とし
て利用可能なのはセルラー無線とPHS無線の2種類で
あると判断するが、さらに、図8に示した受信側手段リ
スト12も参照すると、受信携帯端末Aの通信手段A1
がPHS無線か通常電話回線のいずれかに限られている
ことがわかる。従って、2つの条件から、現在利用でき
る通信手段がPHS無線であると判断する。
【0103】このような条件の判断によって通信手段と
してPHS無線を選択し、ホスト装置1が受信携帯端末
Aと通信が確立すると、着信メッセージDMを受信側携
帯端末Aに送出する。
【0104】一方、受信側携帯端末Aでは、通信制御手
段A2が受信した着信メッセージDMを個別呼出し信号
DCの代わりであると判断し、個別呼出し受信手段A1
1に対して個別呼出し信号DCを受信したときと同じ動
作をするように制御する。これにより、先の第4の実施
例と同様に、着信通知手段A6が音声や震動,発光など
を出力することにより、利用者AにTエリアのホスト装
置7に送信データDTが着信したことを通知する。
【0105】着信があったことを通知された利用者A
は、その後自分の都合のよいときに、ホスト装置7と通
信を確立し、先の送信データDTを受信し、受信データ
DRとして記憶手段4に記憶し、必要があれば、表示手
段A4で内容を確認することができる。
【0106】以上のように、この実施例では、受信側が
これから訪れる行先で個別呼出しを利用できるか否かを
知らなくても、着信の通知を受信することができるの
で、携帯端末間のデータ送受信ができる。
【0107】図13は本発明による携帯端末間のデータ
送受信システムの第6の実施例におけるホスト装置1と
受信携帯端末Aとを示すブロック図であって、9cはメ
ッセージ切替手段、14は優先順位リスト、A21は順
位確認手段、A31は順位リストであり、前出図面に対
応する部分には同一符号を付けている。
【0108】図13において、ホスト装置1における通
信中継制御手段9はメッセージ切替手段9cを備え、こ
のメッセージ切替手段9cは、送信データDTが着信し
たことを通知するときに、中継記憶手段7に設定されて
いる優先順位リスト14を参照して、受信側携帯端末A
の通信手段A1が備える個別呼出し受信手段A11から
送出させる個別呼出し信号に付加するメッセージを優先
順位に対応させて替える。このようにして、メッセージ
切替手段9cで選択されたメッセージが付加されたメッ
セージ付き呼出し信号DEは、個別呼出し基地局4cを
介して受信側携帯端末Aの個別呼出し受信手段A11に
送られる。
【0109】中継記憶手段7に設定されている優先順位
リスト14は、着信通知において、各送信側端末に対応
した優先順位と、通知に使用する呼出しメッセージを登
録したものである。行先/順位データDDは、受信側携
帯端末からの優先順位リスト14に記憶される順位デー
タと行先予定箇所リスト10に記憶される行先データと
を合せたデータである。
【0110】受信側携帯端末Aにおいて、記憶手段A3
には、順位リストA31が記憶されており、この順位リ
ストA31は、上記の優先順位リスト14の呼出しメッ
セージに対応した送信側携帯端末Zとその優先順位を記
憶したものであって、優先順位は「1」が最も高く、即
時に受信する場合を示す。また、通信制御手段A2は順
位確認手段A21を備え、この順位確認手段A21は、
個別呼出し受信手段A11が受信したメッセージ付き呼
出し信号DEと記憶手段A3での順位リストA31とを
参照して、その優先順位に応じて通信手段A1を制御
し、または、着信通知手段A6を動作させる。
【0111】さらに、この実施例では、個別呼出し受信
手段A11と個別呼出し発信手段8aはいずれも、メッ
セージ付き呼出し信号DEを受信または送信する機能を
有する。
【0112】次に、この実施例の動作を図13,図14
及び図15を用いて説明する。
【0113】なお、この実施例が先の第4の実施例と異
なる点は、ホスト装置1にデータが着信したことを受信
側携帯端末Aに通知するとき、受信側の利用者が予め設
定した優先順位リスト14に従って呼出し信号が切り替
えられ、受信側携帯端末Aがこの呼出し信号と内部に記
憶した順位リストA31を比較し、その結果により、着
信通知動作に加えて自動的にホスト装置1と通信を行な
うように通信手段を制御する点にある。
【0114】また、この実施例では、受信側携帯端末A
の利用者Aが、セールスのために訪れているO支店で、
利用者Bからの送信データは直ぐに受信したいと考えて
いるものとする。
【0115】そこで、まず、利用者Aは、入力手段A5
により、データの送受信を交わしたい送信側携帯端末と
して、利用者Bの送信側携帯端末を最優先の順位「1」
に設定するデータ(順位データ)を行先データとともに
入力し、ホスト装置7へ行先/順位データDDとして送
出する。また、他の端末についても、設定することが必
要であるなら、同様のことを繰り返し行なう。このとき
の優先順位リスト14の例を図14に示す。
【0116】上記のように設定を行ない、利用者Aが現
地に到着した後、利用者Bが携行する携帯端末から送信
データDTがホスト装置7に着信すると、通信中継制御
手段9が通信中継手段8を制御して送信データDTを中
継記憶手段7に記憶させ、次いで、制御をメッセージ切
替手段9cに移し、これが優先順位リスト14を参照す
る。このとき、図14により、利用者Bからの送信デー
タDTは最優先で取扱うように設定されており、また、
呼出し信号に付加するメッセージが「#1」であること
がわかる。
【0117】そこで、メッセージ切替手段9cは、一旦
制御を通信中継制御手段9へ移し、行先予定箇所リスト
10と呼出し手順データベース13とにより、O支店に
居る利用者Aの受信側携帯端末Aに個別呼出し信号を送
信する準備をさせ、この準備が完了すると、再び制御を
メッセージ切替手段9cに戻し、先のメッセージ「#
1」をこの呼出し信号に付加してメッセージ付き呼出し
信号DEを用意する。
【0118】このようにして用意されたメッセージ付き
呼出し信号DEは、個別呼出し発信手段8aによって受
信携帯端末Aへ送出される。この受信側携帯端末Aで
は、個別呼出し受信手段A11がこのメッセージ付き呼
出し信号DEを受信すると、これからメッセージを取り
出して順位確認手段A21に送る。
【0119】この実施例では、「#1」がメッセージと
して取り出される。
【0120】次に、順位確認手段A21が記憶手段A3
1に記憶されている順位リストA31を参照して呼出し
メッセージを確認すると、図15に示すように、「#
1」は利用者Bの送信側携帯端末から送信データDTが
着信したことを示し、さらに、この場合の優先順位は
「1」でなので、直ちにホスト装置1から送信データD
Tを受信する必要があることがわかる。
【0121】そこで、順位確認手段A21は、着信通知
手段A6を動作させるとともに、通信手段8を制御して
ホスト装置1と通信を確立し、利用者Bからの送信デー
タDTを受信し、これを受信データDRとして記憶手段
4に記憶する。そして、必要があれば、表示手段A4で
内容を確認する。
【0122】以上のように、この実施例では、受信側の
指定した優先順位に応じて携帯端末間のデータ送受信が
可能となる。
【0123】この実施例では、優先順位の高いデータ、
例えば、上記のように即時に転送するように指定された
送信側データが、利用者の設定かホスト装置の初期値で
決められた時間を過ぎても受信側携帯端末に送信されな
いときには、改めて個別呼出しを行ない、さらに応答が
ない場合には、受信側の通信環境が整っていないと判断
するようにして、次に受信側から通信を確立されたとき
に、着信データがあることを通知するようにすることも
できる。
【0124】なお、以上の各実施例では、図1における
ホスト装置1と受信側携帯端末Aとの間について説明し
たが、他のホスト装置と受信側携帯端末とについても同
様である。
【0125】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
送信側の利用者は受信相手の所在や相手の端末が持つ通
信機能や、さらに、その所在地において、利用可能な通
信手段を全く意識することなく、特定の相手にデータを
送信することが可能となる。
【0126】また、本発明によれば、受信側の利用者
も、特定の送信者からのデータを速やかに入手すること
が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による携帯端末間のデータ送受信システ
ムの第1の実施例を示すブロック図である。
【図2】図1におけるホスト装置及び受信側携帯端末の
一具体例を示すブロック図である。
【図3】図1における行先予定箇所リストの一具体例を
示す図である。
【図4】図1における通信環境データベースの一具体例
を示す図である。
【図5】本発明による携帯端末間のデータ送受信システ
ムの第2の実施例における送信側携帯端末とホスト装置
を示すブロック図である。
【図6】図5における通信手段リストの一具体例を示す
図である。
【図7】本発明による携帯端末間のデータ送受信システ
ムの第3の実施例におけるホスト装置と受信側携帯端末
とを示すブロック図である。
【図8】図7における受信側手段リストの一具体例を示
す図である。
【図9】本発明による携帯端末間のデータ送受信システ
ムの第4の実施例におけるホスト装置と受信側携帯端末
とを示すブロック図である。
【図10】図9に示した第4の実施例での個別呼出し信
号の流れの例を示す図である。
【図11】図9における呼出し手順データの一具体例を
示す図である。
【図12】本発明による携帯端末間のデータ送受信シス
テムの第5の実施例におけるホスト装置と受信携帯端末
とを示すブロック図である。
【図13】本発明による携帯端末間のデータ送受信シス
テムの第6の実施例におけるホスト装置と受信携帯端末
とを示すブロック図である。
【図14】図13における優先順位リストの一具体例を
示す図である。
【図15】図13における順位リストの一具体例を示す
図である。
【符号の説明】
Z 送信側携帯端末 Z1 通信手段 Z2 通信制御手段 Z21 検出選択手段 Z3 記憶手段 Z31 通信手段リスト Z4 入力手段 A〜C 受信側携帯端末 A1 通信手段 A11 個別呼出し受信手段 A2 通信制御手段 A21 順位確認手段 A3 記憶手段 A31 順位リスト A4 表示手段 A5 入力手段 A6 着信通知手段 1,1a,2 ホスト装置 3〜6 回線交換機 3a,4a 無線系交換機 3b,4b 有線系交換機 4c 個別呼出し基地局 7 回線記憶手段 8 通信中継手段 8a 個別呼出し発信手段 9 通信中継制御手段 9a 手順選択手段 9b エリア確認手段 9c メッセージ切替手段 10 行先予定箇所リスト 11 通信環境データベース 12 受信側手段リスト 13 呼出し手順データベース 14 優先順位リスト

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部とデータの送受信をするための複数
    の通信手段と、該通信手段を制御する通信制御手段と、
    各種データを記憶する記憶手段と、該通信制御手段によ
    って該記憶手段に保持されたデータを利用者に提示する
    ための表示手段と、データを入力するための入力手段を
    有する受信側携帯端末と、 該受信側携帯端末とのデータ送受信に使用する複数の通
    信中継手段と、該通信中継手段を制御する通信中継制御
    手段と、送受信データとともに利用者によって書替えが
    可能であって、各種データを記憶する中継記憶手段を有
    する各受信側携帯端末固有のホスト装置とを備えた携帯
    端末間のデータ送受信システムであって、 該ホスト装置では、該中継記憶手段に該受信側携帯端末
    の行先予定箇所リストと該行先予定箇所リストに対応し
    た通信環境のデータベースとを記憶し、該通信中継制御
    手段が、該行先予定箇所リストと該通信環境データベー
    スを参照して該通信中継手段を制御して、複数の該通信
    中継手段から該受信側携帯端末の行先の通信環境で利用
    可能な通信手段を選択し、 送信側携帯端末からデータを該ホスト装置を中継して所
    定の該受信側携帯端末に送信するに際し、 該ホスト装置の該中継記憶手段に予め該所定の受信側携
    帯端末の行先予定箇所が書き入れられているときには、
    該通信中継制御手段により該所定の受信側携帯端末の行
    先に応じて通信手段が選択され、 該選択された通信中継手段によって該ホスト装置と該所
    定の受信側携帯端末との通信が確立すると、該送信側携
    帯端末からのデータが該ホスト装置を中継して該所定の
    受信側携帯端末に転送され、 該所定の受信側携帯端末では、該転送されたデータが該
    通信制御手段によって制御される該通信手段により受信
    されて該記憶手段に記憶され、このデータを該表示手段
    で表示されることを特徴とする携帯端末間のデータ送受
    信システム。
  2. 【請求項2】 外部とデータの送受信をするための複数
    の通信手段と、該通信手段を制御する通信制御手段と、
    各種データを記憶する書換え可能な記憶手段と、データ
    を入力するための入力手段とを有する送信側携帯端末
    と、 該送信側携帯端末との間でデータ送受信する複数の通信
    中継手段と、該通信手段を制御して該送信側携帯端末と
    の間でデータ転送を中継する通信中継制御手段と、該デ
    ータを記憶する中継記憶手段とを有する各受信端末固有
    のホスト装置とを備えた携帯端末間のデータ送受信シス
    テムであって、 該送信側携帯端末では、該記憶手段に該ホスト装置が備
    える該各通信手段を列挙した通信手段リストを記憶し、
    該通信制御手段が、該通信手段リストにより、現時点で
    の通信環境で該送信側携帯端末が利用可能な通信手段を
    検出選択し、 該送信側携帯端末の該記憶手段に記憶された送信データ
    を該ホスト装置へ送信するに際し、 該送信側携帯端末の該記憶手段の該通信手段リストに、
    予め送信データを中継させるためのホスト装置における
    通信手段を登録し、 該送信側携帯端末の該通信制御手段により、該通信手段
    リストから利用可能な通信手段を検出選択し、 該検出選択された通信手段により該送信側携帯端末と該
    ホスト装置との通信が確立すると、該送信側携帯端末か
    ら該ホスト装置へデータを送信することを特徴とした携
    帯端末間のデータ送受信システム。
  3. 【請求項3】 請求項1において、 前記ホスト装置の前記中継記憶手段に、前記行先予定箇
    所リストに加えて、前記受信側携帯端末が備えた通信手
    段を示す受信側手段リストを記憶し、また、前記通信中
    継制御手段に前記受信側携帯端末が持つ前記通信手段を
    参照して前記通信中継手段を選択し、 前記送信側携帯端末からデータを前記ホスト装置を中継
    して前記所定の受信側携帯端末に送信するに際し、 前記ホスト装置の前記中継記憶手段に、予め前記所定の
    受信側携帯端末の行先予定箇所と該受信側携帯端末が持
    つ通信手段を書き入れられているときには、 前記ホスト装置の前記通信中継制御手段により、前記中
    継記憶手段に記憶された前記所定の受信側携帯端末の行
    先予定箇所と前記受信側携帯端末が備えている前記通信
    手段に基づいて、前記通信中継手段から前記所定の受信
    側携帯端末と通信を確立できる最適な前記通信手段が選
    択され、 選択された前記通信中継手段によって前記所定の受信側
    携帯端末と通信が確立すると、前記送信側携帯端末から
    のデータが前記ホスト装置を中継して前記所定の受信側
    携帯端末に転送され、 前記所定の受信側携帯端末では、該転送されたデータが
    前記通信制御手段によって制御される前記通信手段によ
    り受信されて前記記憶手段に記憶され、このデータを表
    示手段に表示させることを特徴とする携帯端末間のデー
    タ送受信システム。
  4. 【請求項4】 請求項1において、 前記受信側携帯端末が、前記通信手段の1つとして、個
    別呼出し受信手段を有し、 前記ホスト装置が、前記通信中継手段の1つとして、個
    別呼出し発信手段を有するとともに、前記中継記憶手段
    が該個別呼出し発信手段による個別呼出しのサービスエ
    リア毎の呼出し手順データベースを記憶し、前記通信中
    継制御手段が、前記中継記憶手段に記憶された前記受信
    側携帯端末の前記行先予定箇所リストに基づいて、該呼
    出し手順データベースを参照し、前記受信側携帯端末の
    行先エリアを選択して前記個別呼出し発信手段を制御
    し、該呼出し手順データベースでの手順により前記送信
    側携帯端末からのデータが着信していることを通知する
    着信通知手段を備え、 前記送信側携帯端末からデータを前記所定の受信側携帯
    端末に送信し、該送信データが着信した旨を前記ホスト
    装置が該個別呼出し手段により前記所定の受信側携帯端
    末に通知しようとした際に、 前記ホスト装置の中継記憶手段に予め前記所定の受信側
    携帯端末の行先予定箇所を書き入れられているときに
    は、前記ホスト装置の前記通信中継制御手段によって前
    記所定の受信側携帯端末の行先予定箇所に基づいて、前
    記所定の受信側携帯端末が個別呼び出しされ、前記送信
    側携帯端末からのデータが着信していることが通知さ
    れ、 該通知を受けた前記所定の受信側携帯端末から任意の時
    点で前記ホスト装置と通信を確立することにより、前記
    送信側携帯端末からのデータが前記所定の受信側携帯端
    末に中継転送されて前記記憶手段に記憶され、このデー
    タを表示手段に表示させることを特徴とする携帯端末間
    のデータ送受信システム。
  5. 【請求項5】 請求項3において、 前記受信側携帯端末が、前記通信手段の1つとして、個
    別呼出し受信手段を有し、 前記ホスト装置が、前記通信中継手段の1つとして、個
    別呼出し発信手段を有するとともに、前記中継記憶手段
    に該個別呼出し手段のサービスエリア毎の呼出し手順デ
    ータベースを記憶し、前記通信中継制御手段が、前記中
    継記憶手段に記憶された前記受信側携帯端末の前記行先
    予定箇所リストに基づいて、該呼出し手順データベース
    を参照し、該サービスエリアに対して個別呼出しが利用
    可能であるか否かを判定し、利用できない場合には、他
    の利用可能な手段により、前記送信側携帯端末からのデ
    ータが着信していることを通知する着信通知手段機能を
    備え、 前記送信側携帯端末からデータを前記所定の受信側携帯
    端末に送信し、該送信データが着信した旨を前記ホスト
    装置が前記個別呼出し手段により前記所定の受信側携帯
    端末に通知しようとした際に、 予め前記所定の受信側携帯端末が前記ホスト装置の前記
    中継記憶手段に書き込んだ行先が前記サービスエリアの
    圏外であるときには、前記ホスト装置の前記通信中継制
    御手段により、前記中継記憶手段に記憶された前記所定
    の受信側携帯端末の前記行先予定箇所と前記受信携帯端
    末が備えている前記通信手段とに基づいて、該個別呼出
    し手段に代わる前記通信中継手段が選択されて、選択さ
    れた前記中継手段によって前記送信側携帯端末からのデ
    ータが着信していることが通知され、 該通知を受けた前記所定の受信側携帯端末から任意の時
    点で前記ホスト装置と通信を確立することにより、前記
    送信側携帯端末からのデータが前記所定の受信側携帯端
    末に中継転送されて前記記憶手段に記憶され、このデー
    タを表示手段に表示させることを特徴とする携帯端末間
    のデータ送受信システム。
  6. 【請求項6】 請求項1において、 ホスト装置は、前記通信中継手段に手段の1つとして、
    個別呼出し発信手段を有するとともに、前記中継記憶手
    段が該個別呼出し発信手段による個別呼出しの優先順位
    を送信元毎に指定した優先順位リストを記憶し、前記通
    信中継制御手段に、前記送信側携帯端末からデータが着
    信する毎に、前記優先順位リストを参照して該優先順位
    に対応して個別呼出しで通知するメッセージを切り替え
    るメッセージ切替手段を設けて、該個別呼出し発信手段
    が呼出し信号とともに該メッセージを送信し、 前記受信側携帯端末は、前記通信手段の1つとして、個
    別呼出し受信手段を有し、該個別呼出し受信手段は前記
    ホスト装置からの該メッセージを受信し、前記記憶手段
    に該メッセージと優先順位とを対応させた順位リストを
    記憶し、前記通信制御手段は、該順位リストで受信した
    前記メッセージの順位を参照して、順位の高いメッセー
    ジに対して自動的に前記ホスト装置と通信を確立するこ
    とにより、該着信データを受信し、 前記送信側携帯端末からデータを前記所定の受信側携帯
    端末送信し、該送信データが着信した旨を前記ホスト装
    置が前記個別呼出し手段により前記所定の受信側携帯端
    末に通知しようとした際に、 予め前記所定の受信側携帯端末が前記ホスト装置におけ
    る前記中継記憶手段の優先順位リストに送信元毎の優先
    順位が書き入れられているとき、 前記ホスト装置の通信中継制御手段により該優先順位に
    応じたメッセージが選択されて個別呼出し発信手段によ
    り送信され、該メッセージにより前記所定の受信側携帯
    端末が個別呼出しされ、 前記所定の受信側携帯端末では、前記通信制御手段によ
    り該メッセージの優先順位が順位リストで確認され、該
    確認結果によって優先順位が高い場合には、前記所定の
    受信側携帯端末での指定が予めあれば、自動的に前記所
    定の受信側携帯端末と前記ホスト装置との通信が確立さ
    れ、前記送信側携帯端末からのデータが自動的に前記所
    定の受信側携帯端末に中継転送されて前記記憶手段に記
    憶され、このデータを表示手段に表示させることを特徴
    とする携帯端末間のデータ送受信システム。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010183529A (ja) * 2009-02-09 2010-08-19 Canon Inc 通信システム、端末局、中継方法及びプログラム
WO2012108358A1 (ja) * 2011-02-07 2012-08-16 株式会社 エヌ・ティ・ティ・ドコモ メッセージ配信システム及び基地局、並びにメッセージ配信方法

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JP2012165197A (ja) * 2011-02-07 2012-08-30 Ntt Docomo Inc メッセージ配信システム及び基地局、並びにメッセージ配信方法

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