JPH083170Y2 - ブラシレスモータ - Google Patents
ブラシレスモータInfo
- Publication number
- JPH083170Y2 JPH083170Y2 JP1992091459U JP9145992U JPH083170Y2 JP H083170 Y2 JPH083170 Y2 JP H083170Y2 JP 1992091459 U JP1992091459 U JP 1992091459U JP 9145992 U JP9145992 U JP 9145992U JP H083170 Y2 JPH083170 Y2 JP H083170Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rotor
- rotor holder
- holder
- circumferential groove
- resin fan
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Brushless Motors (AREA)
- Motor Or Generator Cooling System (AREA)
- Permanent Magnet Type Synchronous Machine (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はブラシレスモータに関す
る。
る。
【0002】
【従来の技術】ブラシレスモータには、冷却のためにフ
ァン付きのロータホルダを使用する場合があり、従来の
ファン付きのロータホルダは、ファン部とロータホルダ
とを焼結成型にて一体状に形成するもの、又は、ロータ
ホルダに樹脂からなるファン部を接着剤にて接着して形
成するものがあった。
ァン付きのロータホルダを使用する場合があり、従来の
ファン付きのロータホルダは、ファン部とロータホルダ
とを焼結成型にて一体状に形成するもの、又は、ロータ
ホルダに樹脂からなるファン部を接着剤にて接着して形
成するものがあった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】このように焼結成型に
て形成すれば、コスト高となり、また、ロータホルダと
樹脂ファン部とを接着剤にて接着した場合、ロータホル
ダ(金属製)と樹脂ファン部との熱膨張率の差により樹
脂ファン部が離脱しやすく、しかも金属と樹脂との接着
のため、接着剤の種類が限定されるという問題点があっ
た。
て形成すれば、コスト高となり、また、ロータホルダと
樹脂ファン部とを接着剤にて接着した場合、ロータホル
ダ(金属製)と樹脂ファン部との熱膨張率の差により樹
脂ファン部が離脱しやすく、しかも金属と樹脂との接着
のため、接着剤の種類が限定されるという問題点があっ
た。
【0004】本考案は従来のこのような問題点を解決し
て、強固にロータホルダとファン部とが一体化された構
造であって、製造しやすくて安価なブラシレスモータを
提供することを目的とする。
て、強固にロータホルダとファン部とが一体化された構
造であって、製造しやすくて安価なブラシレスモータを
提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案に係るブラシレス
モータは、円筒部を備えたハウジングと、円筒部の内側
に1対の軸受を介して回転自在に支持された回転軸と、
回転軸の一端部に固着された磁気ディスク取付盤と、回
転軸の他端部に固着されると共に外周縁に立上り部を備
えた略円形浅皿形状の金属製ロータホルダと、ハウジン
グに固定されたステータと、ロータホルダの立上り部内
面に固着されたロータマグネットと、を有し、かつ、ス
テータとロータマグネットとは小さな間隙部を介して対
向しているブラシレスモータにおいて、ロータホルダの
外周面には、断面V溝状の凹周溝が形成されていると共
に、この凹周溝に射出成形にて樹脂ファン部が一体形成
され、かつ、樹脂ファン部は、凹周溝に外嵌された円環
部と、この円環部から外径方向へ放射状に突出した複数
の羽根部とを有している。
モータは、円筒部を備えたハウジングと、円筒部の内側
に1対の軸受を介して回転自在に支持された回転軸と、
回転軸の一端部に固着された磁気ディスク取付盤と、回
転軸の他端部に固着されると共に外周縁に立上り部を備
えた略円形浅皿形状の金属製ロータホルダと、ハウジン
グに固定されたステータと、ロータホルダの立上り部内
面に固着されたロータマグネットと、を有し、かつ、ス
テータとロータマグネットとは小さな間隙部を介して対
向しているブラシレスモータにおいて、ロータホルダの
外周面には、断面V溝状の凹周溝が形成されていると共
に、この凹周溝に射出成形にて樹脂ファン部が一体形成
され、かつ、樹脂ファン部は、凹周溝に外嵌された円環
部と、この円環部から外径方向へ放射状に突出した複数
の羽根部とを有している。
【0006】
【作用】ロータホルダの回転にともなって樹脂ファン部
が回転して、回路基板の電子部品や磁気ディスク板等を
冷却することができる。また、樹脂ファン部は、射出後
の冷却時にロータホルダの内径方向へ収縮するので、強
固にロータホルダの凹周溝内へ外嵌状に固着される。
が回転して、回路基板の電子部品や磁気ディスク板等を
冷却することができる。また、樹脂ファン部は、射出後
の冷却時にロータホルダの内径方向へ収縮するので、強
固にロータホルダの凹周溝内へ外嵌状に固着される。
【0007】
【実施例】以下、実施例を示す図面に基づいて本考案を
詳説する。
詳説する。
【0008】図1は、本考案に係るブラシレスモータ2
を示す。
を示す。
【0009】5はハウジングであって、取付用フランジ
部3と、このフランジ部3の中央から突設された円筒部
4とを、備えている。
部3と、このフランジ部3の中央から突設された円筒部
4とを、備えている。
【0010】6,6は軸受であり、回転軸7がこの軸受
6,6を介して円筒部4に回転自在に枢支される。8は
磁性液体シールであり、回転軸7の回転時に、軸受6,
6のグリース等が霧状に上方に飛散したり、空気中の微
細なゴミや埃がハウジング5の上方のディスク室内に侵
入するのを防ぐ。
6,6を介して円筒部4に回転自在に枢支される。8は
磁性液体シールであり、回転軸7の回転時に、軸受6,
6のグリース等が霧状に上方に飛散したり、空気中の微
細なゴミや埃がハウジング5の上方のディスク室内に侵
入するのを防ぐ。
【0011】9は回転軸7の上端に固着された磁気ディ
スク取付盤であり、鍔付の帽子形とされ、上記円筒部4
を外部から所定間隔をもって、被覆状として取付けられ
る。
スク取付盤であり、鍔付の帽子形とされ、上記円筒部4
を外部から所定間隔をもって、被覆状として取付けられ
る。
【0012】ロータホルダ21は外周縁に立上り部10
を備えた略円形浅皿形状であり、その外周に樹脂ファン
部11が付設され、その略中心部が回転軸7の下端に固
着されている。
を備えた略円形浅皿形状であり、その外周に樹脂ファン
部11が付設され、その略中心部が回転軸7の下端に固
着されている。
【0013】12は該立上り部10の内周壁13に固着
されているロータマグネット、14は該マグネット12
の内周面15と円筒部4の外周面16とで形成された円
筒形空室部17に設けられたステータであって、円筒部
4の(図1の下半部の)外周面16に固着される。
されているロータマグネット、14は該マグネット12
の内周面15と円筒部4の外周面16とで形成された円
筒形空室部17に設けられたステータであって、円筒部
4の(図1の下半部の)外周面16に固着される。
【0014】該ステータ14の外周面18とマグネット
12の内周面15との間に小さな間隙部が形成されてい
る。
12の内周面15との間に小さな間隙部が形成されてい
る。
【0015】このように、図1の実施例では、磁気ディ
スク取付盤9及びロータ1(ロータホルダ21とファン
部11とロータマグネット12からなる。)と回転軸7
は一体に回転する。
スク取付盤9及びロータ1(ロータホルダ21とファン
部11とロータマグネット12からなる。)と回転軸7
は一体に回転する。
【0016】19は円筒部4の内周面20とロータホル
ダ21側の軸受6と外輪との間に介在されたOリングで
ある。
ダ21側の軸受6と外輪との間に介在されたOリングで
ある。
【0017】図1及び図3に於て、金属製のロータホル
ダ21の外周面22には、前記樹脂ファン部11が一体
に設けられている。すなわち、ロータホルダ21の外周
面22に断面三角形の凹周溝23が形成され、この凹周
溝23に外嵌された(閉ループ状の)円環部11a及び
それから外径方向へ放射状に突出された複数の羽根部1
1b…を有する樹脂ファン部11が、射出成型にてロー
タホルダ21に一体成形されている。
ダ21の外周面22には、前記樹脂ファン部11が一体
に設けられている。すなわち、ロータホルダ21の外周
面22に断面三角形の凹周溝23が形成され、この凹周
溝23に外嵌された(閉ループ状の)円環部11a及び
それから外径方向へ放射状に突出された複数の羽根部1
1b…を有する樹脂ファン部11が、射出成型にてロー
タホルダ21に一体成形されている。
【0018】さらに、詳しく、ロータホルダ21とファ
ン部11との一体成形方法を説明すると、図2に示す如
く、外周縁に立上り部10を有するロータホルダ21の
外周面22に断面三角形状の凹周溝23を予め形成し、
ロータホルダ21を所定形状の金型24内に設置する。
ン部11との一体成形方法を説明すると、図2に示す如
く、外周縁に立上り部10を有するロータホルダ21の
外周面22に断面三角形状の凹周溝23を予め形成し、
ロータホルダ21を所定形状の金型24内に設置する。
【0019】次に、樹脂の射出成型にて、所定間隔でロ
ータホルダ21の立上り部10外周面より外方へ突出し
た羽根部11b…と、凹周溝23を埋める閉ループ状円
環部11aと、から成る樹脂ファン部11を一体状に形
成すると同時に、ロータホルダ21と樹脂ファン部11
とを一体化する。
ータホルダ21の立上り部10外周面より外方へ突出し
た羽根部11b…と、凹周溝23を埋める閉ループ状円
環部11aと、から成る樹脂ファン部11を一体状に形
成すると同時に、ロータホルダ21と樹脂ファン部11
とを一体化する。
【0020】つまり、金型24とロータホルダ21とで
形成されたキャビティ(樹脂ファン部11となる空所)
内にノズル25から加熱流動化した樹脂を矢印の如く押
し込むことにより、この樹脂が凹周溝23を通って各羽
根部11b…に行きわたり、円環部11aと各羽根部1
1bとからなる樹脂ファン部11が形成される。
形成されたキャビティ(樹脂ファン部11となる空所)
内にノズル25から加熱流動化した樹脂を矢印の如く押
し込むことにより、この樹脂が凹周溝23を通って各羽
根部11b…に行きわたり、円環部11aと各羽根部1
1bとからなる樹脂ファン部11が形成される。
【0021】従って、樹脂ファン部11は、その円環部
11aが射出後の冷却時にロータホルダ21の内径方向
へ収縮し、強固にロータホルダ21と一体化する。さら
に、樹脂ファン部11はロータホルダ21の凹周溝23
に嵌合係止状となり、一層ロータホルダ21からの離脱
が防止される。
11aが射出後の冷却時にロータホルダ21の内径方向
へ収縮し、強固にロータホルダ21と一体化する。さら
に、樹脂ファン部11はロータホルダ21の凹周溝23
に嵌合係止状となり、一層ロータホルダ21からの離脱
が防止される。
【0022】
【考案の効果】 ロータホルダ21に樹脂ファン部1
1が一体形成されているので、ロータホルダ21の回転
にともなって、樹脂ファン部11が回転して、回路基板
の電子部品等や磁気ディスク板等を有効に冷却すること
ができる。
1が一体形成されているので、ロータホルダ21の回転
にともなって、樹脂ファン部11が回転して、回路基板
の電子部品等や磁気ディスク板等を有効に冷却すること
ができる。
【0023】 樹脂ファン部11の円環部11aが、
射出後の冷却時にロータホルダ21の内径方向へ収縮す
るためにロータホルダ21の凹周溝23を締付け、ロー
タホルダ21と樹脂ファン部11とは強固に一体化され
ている。
射出後の冷却時にロータホルダ21の内径方向へ収縮す
るためにロータホルダ21の凹周溝23を締付け、ロー
タホルダ21と樹脂ファン部11とは強固に一体化され
ている。
【0024】 ロータホルダ21の断面V溝状の凹周
溝23に、樹脂ファン部11の円環部11aが嵌合係止
状となり、樹脂ファン部11のロータホルダ21からの
離脱を確実に防止することができる。
溝23に、樹脂ファン部11の円環部11aが嵌合係止
状となり、樹脂ファン部11のロータホルダ21からの
離脱を確実に防止することができる。
【0025】 樹脂ファン部11付のロータホルダ2
1を簡単に製造することができ、大量生産が可能となっ
て生産コストの低減を図ることができる。
1を簡単に製造することができ、大量生産が可能となっ
て生産コストの低減を図ることができる。
【図1】本考案の一実施例を示す断面図である。
【図2】製造方法の説明図である。
【図3】ロータホルダの平面図である。
【符号の説明】4 円筒部 5 ハウジング 6 軸受 7 回転軸 9 磁気ディスク取付盤 11 樹脂ファン部 11a 円環部 11b 羽根部12 ロータマグネット 14 ステータ 21 ロータホルダ 22 外周面 23 凹周溝
Claims (1)
- 【請求項1】 円筒部4を備えたハウジング5と、円筒
部4の内側に1対の軸受6,6を介して回転自在に支持
された回転軸7と、回転軸7の一端部に固着された磁気
ディスク取付盤9と、回転軸7の他端部に固着されると
共に外周縁に立上り部10を備えた略円形浅皿形状の金
属製ロータホルダ21と、ハウジング5に固定されたス
テータ14と、ロータホルダ21の立上り部10内面に
固着されたロータマグネット12と、を有し、かつ、ス
テータ14とロータマグネット12とは小さな間隙部を
介して対向しているブラシレスモータにおいて、 ロータ
ホルダ21の外周面22には、断面V溝状の凹周溝23
が形成されていると共に、この凹周溝23に射出成形に
て樹脂ファン部11が一体形成され、かつ、樹脂ファン
部11は、凹周溝23に外嵌された円環部11aと、こ
の円環部11aから外径方向へ放射状に突出した複数の
羽根部11b…とを有していることを特徴とするブラシ
レスモータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992091459U JPH083170Y2 (ja) | 1992-12-15 | 1992-12-15 | ブラシレスモータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992091459U JPH083170Y2 (ja) | 1992-12-15 | 1992-12-15 | ブラシレスモータ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0560166U JPH0560166U (ja) | 1993-08-06 |
JPH083170Y2 true JPH083170Y2 (ja) | 1996-01-29 |
Family
ID=14026958
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992091459U Expired - Lifetime JPH083170Y2 (ja) | 1992-12-15 | 1992-12-15 | ブラシレスモータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH083170Y2 (ja) |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5890061U (ja) * | 1981-12-10 | 1983-06-18 | アスモ株式会社 | 四極アウトロ−タフアン |
JPS5969667U (ja) * | 1982-11-01 | 1984-05-11 | 澤藤電機株式会社 | 回転電機 |
JPS6035935A (ja) * | 1983-08-04 | 1985-02-23 | Secoh Giken Inc | フアン電動機 |
-
1992
- 1992-12-15 JP JP1992091459U patent/JPH083170Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0560166U (ja) | 1993-08-06 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPS62182050U (ja) | ||
JPH083170Y2 (ja) | ブラシレスモータ | |
JPH08191555A (ja) | 冷却ファン付き外転ロータ型直流電動機 | |
JPH0348373U (ja) | ||
JPS61269640A (ja) | ブラシレスモ−タのロ−タホルダの製造方法 | |
JPH08191554A (ja) | 冷却ファン付き外転ロータ型直流電動機 | |
JPS645104Y2 (ja) | ||
JP3002295B2 (ja) | スピンドルモータ | |
JP2698313B2 (ja) | 送風装置 | |
JPH0426340A (ja) | スピンドルモータ | |
JPH0723976U (ja) | ブラシレスモータ | |
KR101916417B1 (ko) | 베어링 이탈 방지 구조가 개선된 브러시리스 팬 모터 장치 | |
JPS5950558U (ja) | 回転電機 | |
KR100417378B1 (ko) | 모터 로터 및 그 제조방법 | |
JP2584033Y2 (ja) | スラスト軸受装置 | |
JP3030085U (ja) | 冷却ファン用羽根車 | |
JPH083186Y2 (ja) | スピンドルモ−タ | |
JPH0747982Y2 (ja) | インハブ型ブラシレススピンドルモータ | |
JP2562207Y2 (ja) | モータ | |
JP2528712Y2 (ja) | ファン装置の回転羽根 | |
JPS6332394Y2 (ja) | ||
JPH03285545A (ja) | スピンドルモータ | |
JPH0713417Y2 (ja) | 小型ファンモータ | |
JPH0314934Y2 (ja) | ||
JPH01124094U (ja) |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19960723 |