JPH0831706B2 - 電磁波シールド内装材及びその接続方法 - Google Patents

電磁波シールド内装材及びその接続方法

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JPH0831706B2
JPH0831706B2 JP2415559A JP41555990A JPH0831706B2 JP H0831706 B2 JPH0831706 B2 JP H0831706B2 JP 2415559 A JP2415559 A JP 2415559A JP 41555990 A JP41555990 A JP 41555990A JP H0831706 B2 JPH0831706 B2 JP H0831706B2
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一昌 大西
桂 伊藤
恭義 土田
良一 磯山
輝夫 松井
博生 上野
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Ee Bii Shii Shokai Kk
Fujita Kk
TOKAI ARUMIHAKU KK
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Ee Bii Shii Shokai Kk
Fujita Kk
TOKAI ARUMIHAKU KK
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  • Connections Effected By Soldering, Adhesion, Or Permanent Deformation (AREA)
  • Shielding Devices Or Components To Electric Or Magnetic Fields (AREA)
  • Manufacturing Of Electrical Connectors (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
【0001】本発明は、各種電磁波による障害を除去す
るための電磁波シールド内装材、及び該内装材施工上も
っとも支障が生じやすい継ぎ目の接続方法に関する。
【0002】
【従来の技術】電磁波シールド性能は金属板を装着する
ことによって付与されることは知られているところであ
るが、内装材として採用するには仕上げその他の種々実
用面から制約があるため、仕上げ材料への金属溶射、或
いは金属蒸着、金属箔の貼付け、導電性フィラーの混
入、導電性繊維の混入等、又は別の手段として導電性塗
料の塗布等の方法が採用されている。また、シート状内
装材の継ぎ目は、電磁波シールドが不完全となるため、
縁片部同士を折り合わせ、或いは継ぎ目に粘着剤付着金
属箔テープを貼付する方法が採用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、塗装や
蒸着では、均一性を確保しにくく、シールド性能にバラ
ツキが生じやすく、箔の貼付では、可とう性のある均一
材を製造しにくくかつ製造負担が大となり、また、混入
の場合には所定のシールド性能を発揮させるためには内
装材を厚くしなければならず、いずれも作業性を含め、
実用性が十分でないという問題があった。継ぎ目を折り
合わせて接続する方法は、作業性が著しく悪く、折り目
が損傷しやすく、良好な仕上げとしにくいので好ましく
なく、粘着剤付着金属箔テープ等による場合は、粘着剤
層においてシールドが行われにくくなり、粘着剤の経時
劣化による付着不良や耐久性に欠ける問題等があった。
【0004】本発明者は、これらの問題点を解消すべく
研究した結果、電磁波シールド性能が均一で、しかも仕
上げ性の良好な材料となり、かつ汎用性のある電磁波シ
ールド内装材とするためには、金属箔の表面に合成樹脂
製保護膜を形成し、該保護膜を化粧層とすることが好ま
しいとの着眼に立ち、さらに、電磁波シールドの最大の
問題点となる電磁波シールド内装材同士の継ぎ目におけ
るシールド効果の減衰を生じさせることがないようにす
るために、金属箔の表面において導電接合が行い得るよ
うにした電磁波シールド内装材と、その接続方法を提供
せんとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、金属箔層の表面に、接着強度が約200
〜450g/15mm幅面の弱接着剤を介して、フィル
ムを剥離可能に表層し、裏面に接着剤によって不燃紙層
を付着させてなり、フィルム面が室内側の表層面とな
り、不燃紙層が躯体に貼着される構成として電磁波シー
ルド内装材となしたことを特徴とするものである。
【0006】
【0007】また、本発明は、金属箔層の表面に、接着
強度が約200〜450g/15mm幅面の弱接着剤を
介して、フィルムを剥離可能に表層し、裏面に接着剤に
よって不燃紙層を付着させてなる電磁波シールド内装材
を連続的に貼着し、各内装材の継ぎ目沿いのフィルム層
を若干幅分剥離して金属箔層を露出させ、隣接内装材の
露出金属箔層部分に跨がって導電材を接合し且つ接合部
を表層するようにした電磁波シールド内装材の接続方法
を特徴とするものである。
【0008】
【0009】
【作用】電磁波シールド内装材は、金属箔層とフィルム
層との重合体であるので、製造が容易かつ正確に行え
る。また同時に製品が扱いやすいので実用上優れてい
る。さらに電磁波シールド内装材の裏面不燃紙側を例え
ば壁面に貼着後、隣接内装材の継ぎ目沿いのフィルム層
を若干幅分剥離すれば、金属箔層との重合が弱接着によ
るので、滑らかに剥離が行われ、露出した金属箔層部分
によって、確実な導電性を維持した接続が可能となる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面によって説明
する。電磁波シールド内装材1は、図1に示すごとく、
金属箔層2の表面に弱接着剤層3を介してフィルム層4
を表層し、裏面に接着剤5によって不燃紙層6を付着さ
せ、シート状としてなっている。
【0011】金属箔層2は、電解鉄箔が導電性、厚み均
一性、内装材としての適合性、経済性等の総合として最
も望ましいが、アルミ箔、圧延鉄箔、銅箔その他の導電
性金属箔を用いることができる。一例として電解鉄箔を
用いる場合、厚み15〜50μmとすれば60dB以上
の電磁波シールド性能を得ることが可能である。
【0012】フィルム層4は、10〜50μm厚程度の
合成樹脂フィルム、好ましくはポリフッ化ビニル樹脂そ
の他の難燃性合成樹脂フィルム層を用いることができ、
また着色乃至印刷フィルムを用いることができる。
【0013】金属箔層2とフィルム層4とを接合する弱
接着剤層3は、ウレタン系、アクリル系その他の任意接
着剤であって、凝集破壊を起こす通常の接着剤(約50
0g以上/15mm幅面)よりも接着強度の小さい接着
剤、好ましくは約200〜450g/15mm幅面、最
も好ましくは約300〜350g/15mm幅面の接着
強度を有するものとし、この範囲において、接着剤とし
て機能しかつフィルム層4を金属箔層2から剥離した場
合に、接着剤がフィルム層4に略々付着したまま金属箔
層2から分離し得るようにしたものである。
【0014】不燃紙6は、電磁波シールド内装材1を壁
面、天井面等に貼着する面となるものであり、任意厚み
例えば40〜500μmのものを接着剤5によって金属
箔層2に接着してなっている。
【0015】上記各層の重合は、ドライラミ、ウェット
ラミ、押出法等の任意方法によって行うことができ、電
磁波シールド内装材1はロール状巻体、或いはシート状
積み重ね体として製品化することができる。
【0016】而して、電磁波シールド内装材1を壁面等
に貼着して壁面等を電磁波シールドする場合、内装材1
の面内は、上記のように均質な金属箔層2によって確実
にシールドされるが、連続的に貼付した隣接電磁波シー
ルド内装材1,1の継ぎ目は、次のようにして確実なシ
ールドが行い得る。
【0017】図2に示すように、隣接電磁波シールド内
装材1,1の継ぎ目縁辺1a,1aからそれぞれ若干幅
W,Wを保って熱溶断治具又はカッター等の刃物或いは
その他の手段により切取線7,7を形成し、この切取線
7によって区切られた縁辺部のフィルム層4a,4aを
金属箔層2から図1の左端に示すように剥離すれば、弱
接着剤層3はフィルム層4に略々付着したまま金属箔層
2から分離し、これらを剥ぎ取ることができ、図3に示
すように金属箔層2が若干幅Wの分だけ露出する。な
お、熱溶断治具は、表層が熱可塑性フィルムの場合に金
属箔層を傷付けるおそれなく切取線7を形成できる利点
がある。剥離した状態において、仮に弱接着剤層3が金
属箔層2の表面に部分的に或いは薄く残った場合には、
布その他で擦れば該弱接着剤層は簡単に取り去ることが
できる。
【0018】次いで、露出した金属箔層2,2に跨がる
ようにして継ぎ目に導電接合材として例えばハンダ8を
接合溶着させ、両金属箔層2,2を導通させる。ハンダ
8は棒状乃至適宜幅の帯状ハンダを用いるのが好ましい
が、断続的に溶着するようにしてもよい。
【0019】接合部上には、図3に示すように、フィル
ム層4と同色或いは別色のフィルムテープ9を両フィル
ム層4,4の縁辺部に跨がるようにして付着する。該フ
ィルムテープ9は裏面に感圧粘着乃至接着剤を塗着して
なるものを用いてもよく、接着剤を塗布した上に重合す
るようにしたテープであってもよい。
【0020】図4は、上記ハンダ8を溶着した上にコー
キング材10を充填させ、その表面にフィルムテープ9
を両フィルム層4,4の縁辺部に跨がるようにして接着
した例を示してあり、このようにして表層することもで
きる。
【0021】図5は、さらに異なる接合方法を示したも
のであり、金属箔テープ11aの片面にハンダ11bを
溶着してなるハンダ付テープ11を用い、該ハンダ付テ
ープ11のハンダ11b側を露出した金属箔層2,2に
跨がるように当てて、テープ外側から加熱圧接してハン
ダを溶着させ、金属箔層2,2を接合導通させることが
できる。この方法は非熟練者の作業、或いは天井面等の
垂れたりして作業のしにくい面にきわめて効果的であ
る。ハンダ付テープ11を表装するためにフィルムテー
プ9を接着してもよい。ハンダ付テープ11の製法例
は、ハンダ溶融槽の溶融ハンダ内に一部が浸漬して回転
自在に配設されたハンダ付着ローラの上側面、及び該ロ
ーラの前後両側の溶融ハンダ上方に昇降自在に架設され
たテープ押付ローラの各下側面に接触するようにして、
例えばニッケルメッキを施した電解鉄箔より構成された
金属箔テープを挿通させ、該テープにハンダ圧着後、可
動ナイフエッジでハンダを均一厚みな平滑に仕上げ、酸
化防止のためにフラックス塗布し、その上で巻取りリー
ルに巻取って製造することができる。
【0022】
【発明の効果】本発明によれば、電磁波シールド層とな
る金属箔層の表面にフィルム層を弱接着により重合して
あるので、該フィルム層は内装材として十分に安定して
金属箔層に接着していると同時に、縁端から剥がし取る
ことにより、金属箔層から比較的容易に剥離することが
でき、所望部分の金属箔層表面を露出させることができ
る。この露出した金属箔層を利用し、隣接金属箔層を導
電性を維持して継ぎ目を接合連続化することが容易とな
り、接合部を含めて安定して電磁波シールドすることが
可能な電磁波シールド内装材を提供することができる。
上記接合方法は露出金属箔層表面側を利用して行うこと
ができるので、確実なシールドを可能にすると同時にき
わめて簡便かつ効率的にシールドを行うことができ、仕
上げ状態も良好なものとなし得る。この接合は、ハンダ
等の導電材で容易に行うことができ、ハンダ付テープ等
を用いることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電磁波シールド内装材の断面図で
ある。
【図2】隣接した電磁波シールド内装材の接合過程の一
例を示す表面図である。
【図3】電磁波シールド内装材の接合状態の一例を示す
断面図である。
【図4】電磁波シールド内装材の接合状態の別の一例を
示す断面図である。
【図5】電磁波シールド内装材の接合状態のさらに別の
一例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 電磁波シールド内装材 2 金属箔層 3 弱接着剤層 4 フィルム層 5 接着剤 6 不燃紙層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伊藤 桂 東京都千代田区永田町2丁目12番14号 株 式会社エービーシー商会内 (72)発明者 土田 恭義 東京都渋谷区千駄ヶ谷4丁目6番15号 株 式会社フジタ内 (72)発明者 磯山 良一 東京都渋谷区千駄ヶ谷4丁目6番15号 株 式会社フジタ内 (72)発明者 松井 輝夫 神奈川県横浜市神奈川区富家町1番地 東 海金属株式会社内 (72)発明者 上野 博生 神奈川県横浜市神奈川区富家町1番地 東 海金属株式会社内 (56)参考文献 特開 昭63−254798(JP,A) 特開 昭63−128795(JP,A) 特開 昭55−158700(JP,A) 実開 昭59−78696(JP,U)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属箔層の表面に、接着強度が約200
    〜450g/15mm幅面の弱接着剤を介して、フィル
    ムを剥離可能に表層し、裏面に接着剤によって不燃紙層
    を付着させてなり、フィルム面が室内側の表層面とな
    り、不燃紙層が躯体に貼着される構成としてなる電磁波
    シールド内装材。
  2. 【請求項2】 金属箔層の表面に、接着強度が約200
    〜450g/15mm幅面の弱接着剤を介して、フィル
    ムを剥離可能に表層し、裏面に接着剤によって不燃紙層
    を付着させてなる電磁波シールド内装材を連続的に貼着
    し、各内装材の継ぎ目沿いのフィルム層を若干幅分剥離
    して金属箔層を露出させ、隣接内装材の露出金属箔層部
    分に跨がって導電材を接合し且つ接合部を表層すること
    を特徴とする電磁波シールド内装材の接続方法。
JP2415559A 1990-12-28 1990-12-28 電磁波シールド内装材及びその接続方法 Expired - Lifetime JPH0831706B2 (ja)

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JPH04251999A JPH04251999A (ja) 1992-09-08
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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