JP2514123Y2 - 内装壁シ―ト - Google Patents

内装壁シ―ト

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Publication number
JP2514123Y2
JP2514123Y2 JP6201392U JP6201392U JP2514123Y2 JP 2514123 Y2 JP2514123 Y2 JP 2514123Y2 JP 6201392 U JP6201392 U JP 6201392U JP 6201392 U JP6201392 U JP 6201392U JP 2514123 Y2 JP2514123 Y2 JP 2514123Y2
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JP
Japan
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wall sheet
adhesive
film
wallpaper
seam
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Application number
JP6201392U
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English (en)
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JPH08420U (ja
Inventor
光朗 尾島
Original Assignee
株式会社尾島表装
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Publication date
Application filed by 株式会社尾島表装 filed Critical 株式会社尾島表装
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、内装用の壁シートに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、施工現場にて壁シートに糊付けを
して壁に貼着していたが、糊付けに手間がかかることか
ら予め裏面に糊付けされた壁シートを使用することが有
効である。そして、従来と同様、図7のように、連続さ
せた継目部において重合した部位でカッターナイフ等で
切断し、夫々端部側の切離片を除去して、図8のよう
に、切断部にて隙間なく連続させるのである。しかしな
がら、この場合、下側の壁シートの継目部には上側の壁
シートの切離片の糊部が付着していることからその除去
仕上げが必要で面倒であった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】そこで本考案は、重合
部で切断しても継目部に糊が付着することがなく接続で
きて簡単且つ迅速な作業が図れるものを提供するもので
ある。
【0004】
【課題を解決するための手段】このため本考案は、裏面
に接着剤を塗布した壁シート体の接続方向の裏面端縁部
に、接着剤を透過しない継目用フイルムの巾方向におけ
る片側部を接着すると共に、突出した他側部を壁シート
体の表面側に折り返してその表面側端縁部を被覆し、壁
シート体の裏面に剥離フイルムを剥離可能に被着した構
成としている。なお、接着剤を澱粉糊に合成樹脂高分子
湿潤剤を添加したものを用いてもよい。また、剥離フイ
ルムをエンボス凹凸面としたものでもよい。
【0005】
【作用】裏面に接着剤が塗布してあるため剥離フイルム
を剥離してそのまま壁面に貼着でき、継目部では上に重
合する壁シートの端部を下の壁シート端部の継目用フイ
ルムに接着することで両者が重合し、この重合部にて切
断することにより、下の壁シート端部の切離片が継目用
フイルムで貼着されていないため容易に剥離できると共
に、上の壁シート端部の切離片が表側の継目用フイルム
に接着していることで容易に剥離できるのである。
【0006】そして、下の壁シート端部には表側の継目
用フイルムによって上の壁シートの接着剤の付着が阻止
されるためそのままで良好に接続できるのである。な
お、その接続の際には、下の壁シート端部に残存してい
る継目用フイルムを取り除き、夫々の端部の接着剤が不
足していれば少し接着剤を付けて貼着するのである。
【0007】
【実施例】以下、本考案の図示実施例について説明す
る。図1及び図2に示す本例において、1は壁紙であっ
て裏面に接着剤2を塗布してある。その接着剤2は、澱
粉糊にアクリルポリマー等の高分子湿潤剤や水酸化アル
ミ等の湿潤剤、及び防カビ剤、低密度塩水を加えてペー
スト状にしたものであり、壁紙1裏面の防水剤塗布面に
塗布する。
【0008】壁紙1の一方の裏面端縁部には、接着剤2
を透過しないプラスチック製の継目用フイルム3を備え
てあり、その巾方向における片側部31を裏面端縁部に
接着すると共に、壁紙1の側方に突出した他側部32を
壁紙1の表面側に折り返してその表面側端縁部11を被
覆している。なお、継目用フイルム3の巾は約13cmで
あり、裏面端縁部に8cm付着させ、5cmを表面側に折り
返している。そして、壁紙1の裏面に、エンボス加工で
凹凸面を有するプラスチック製剥離フイルム4を、中央
部で相互に重なるよう二枚剥離可能に被着している。
【0009】実際には、91cmの巾の壁紙1をローラー
によって接着剤を塗布しながら継目用フイルム3、剥離
フイルム4を付着するのであり、図3のように、梱包材
5に折り畳み収納し、補湿材6を備えれば5日以上接着
剤2の乾燥を防止できるのである。
【0010】次に本例の作用を説明する。まず、壁の貼
着面を均一に仕上げ、壁紙1を所定の長さに切断する。
壁紙1の裏面の剥離フイルム4を剥離してそのまま壁面
7に貼着する。この際、接着剤2が塗布してあるため端
部の継目用フイルム3の付着部分を除いて壁面7に貼着
できるのである。ついで、壁紙1を並設して連続させる
のであり、図4のように、連設させる次の壁紙1の継目
用フイルム3が付着していない側の端部を下の壁紙1の
継目用フイルム3の表側に折り返した他側部32に接着
させて次の壁紙1を壁面7に貼着する。
【0011】そして、この上下の壁紙1の重合部を、図
4の仮想線の位置でカッターナイフで切断して、図5の
ように、夫々端部を剥離して少し手前に出すことによ
り、下の壁紙1端部の切離片12と上の壁紙1端部の切
離片13を簡単に取り外すことができるのである。即
ち、継目用フイルム3の裏側の片側部31が壁面7に貼
着されていないため切離片12を容易に除去できると共
に、上の壁紙1端部の切離片13が継目用フイルム3の
表側の他側部32に接着しているだけで下の壁紙1に接
着していないため切離片13を容易に除去できるのであ
る。なおこの際、下の壁紙1における継目用フイルム3
の片側部31の残存部も除去してもよい。切離片12,
13の除去後は、図6のように、貼り合わせればよい。
この際、夫々の壁紙1の貼り合わせ端部に接着剤を追加
塗布して貼着してもよい。
【0012】このように本例によると、下の壁紙1の端
部には継目用フイルム3の介在によって上の壁紙1の接
着剤3の付着が阻止されるため、表面に接着剤3が付着
しない状態を確保できて余分な接着剤除去仕上げが不要
となり、迅速且つ綺麗に仕上がるのである。また、剥離
フイルム4を中央部で相互に重なるよう二枚被着してい
るため、壁紙1の折り曲げ等での伸び状態でも接着剤3
面を露出させることを防止できて早く乾燥することを阻
止できるのである。さらに、剥離フイルム4のエンボス
凹面に接着剤3を余分に保持できることから接着剤3の
乾燥を遅らせることができるのである。
【0013】本例は上記のように構成したが、本考案に
おいてはこれに限定されない。例えば、壁シート体の材
質は問わず、本例の壁紙の他、プラスチックシート等で
もよい。また、裏面に塗布する接着剤の成分も限定され
ない。さらに、壁シート体の接続方向の端縁部に備える
継目用フイルムの素材及び巾も適宜であり、壁シート体
の裏面に備える剥離フイルムの素材及び付着も任意であ
って、いずれも接着剤を透過しないものならよい。
【0014】
【考案の効果】本考案によると、継目部表面に接着剤が
付着しない状態を確保できて迅速且つ綺麗に仕上がるこ
との効果が大きい。請求項2では、湿潤剤の添加により
接着剤の乾燥を遅らせることができて取り扱い易くでき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の要部拡大斜視図である。
【図2】その要部の拡大横断面図である。
【図3】その梱包収納状態を示す断面図である。
【図4】継目部での重合状態を示す拡大横断面図であ
る。
【図5】重合部での切断によって切離片を除去する拡大
横断面図である。
【図6】継目部を合わせた状態の拡大横断面図である。
【図7】従来の継目部での重合状態を示す拡大横断面図
である。
【図8】従来の継目部を合わせた状態の拡大横断面図で
ある。
【符号の説明】
1 壁紙 11 表面側端縁部 2 接着剤 3 継目用フイルム 31 片側部 32 他側部 4 剥離フイルム 5 梱包材 6 補湿材 7 壁面

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 裏面に接着剤を塗布した壁シート体の接
    続方向の裏面端縁部に、接着剤を透過しない継目用フイ
    ルムの巾方向における片側部を接着すると共に、突出し
    た他側部を壁シート体の表面側に折り返してその表面側
    端縁部を被覆し、壁シート体の裏面に剥離フイルムを剥
    離可能に被着して成る内装壁シート。
  2. 【請求項2】 澱粉糊に合成樹脂高分子湿潤剤を添加し
    て接着剤とした請求項1の内装壁シート。
  3. 【請求項3】 剥離フイルムをエンボス凹凸面とした請
    求項1又は請求項2の内装壁シート
JP6201392U 1992-08-11 1992-08-11 内装壁シ―ト Expired - Lifetime JP2514123Y2 (ja)

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JP6201392U JP2514123Y2 (ja) 1992-08-11 1992-08-11 内装壁シ―ト

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Publication Number Publication Date
JPH08420U JPH08420U (ja) 1996-02-27
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