JP3299049B2 - カッター付きロール収納カートン - Google Patents

カッター付きロール収納カートン

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JP3299049B2 JP22725794A JP22725794A JP3299049B2 JP 3299049 B2 JP3299049 B2 JP 3299049B2 JP 22725794 A JP22725794 A JP 22725794A JP 22725794 A JP22725794 A JP 22725794A JP 3299049 B2 JP3299049 B2 JP 3299049B2
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淳史 塩畑
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ラップフイルムやアル
ミホイル等、長尺に巻回されたロールを収納し、必要に
応じて切断して取り出すようにした有底長箱状のカッタ
ー付きロール収納カートンの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】ロール収納カートンには構造的にみて現
在のところ、大まかにみて次の二通りのものに分けられ
る。 1つは各ヒンジ部により折り曲げ自在に構成され
たカートンの正面板の上端開口部や底板にカッターを取
り付けたもの、および図3に示したように蓋部5の前板
6先端部にカッター7を取り付けたものがそれである。
【0003】これらのカートンにおいては、そのいずれ
のものにおいても金属製のカッター7をメタルエッジャ
ーにより所定の箇所にカシメ付けることがおこなわれて
いる。 また最近では環境問題に対応させるべく、ハー
ドファイバーや合成樹脂を含浸させた硬質の紙刃の使用
が多くなってきており、この場合にはその接着手段とし
て溶剤型またはエマルジョン型、あるいはホットメルト
型の接着剤や粘着剤等が多く使用されるようになってき
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た種々の装着手段のうち、溶剤型またはエマルジョン型
の接着剤を用いる場合は、カートンブランクに対する貼
着工程の直前に接着剤を塗布する手段を介在させる必要
があり、そのために高速でのカッターの装着作業には不
向きである。 またヒートシールタイプの接着剤やホッ
トメルト型(ワックスタイプ)接着剤を用いる場合に
は、あらかじめカッターの原反に接着剤を塗布しておい
て、これよりカッターを打ち抜いた後、打ち抜いたカッ
ターをロール収納用カートンの開口縁や底部、あるいは
蓋部に貼着させて装着させるようにするが、貼着時にカ
ッターの高温熱がメタルエッジャーの金型に悪影響を及
ぼし、そのためにメタルエッジャーの切断精度を著しく
悪化させることになる。
【0005】また粘着剤を用いる場合においては、図4
に示すように前板6の裏面に、刃先が開封帯6aまで突
出するカッター7が粘着剤Cにより取り付けられている
ために、開封帯6aを切除するに際して、カッター7の
刃先と接着している開封帯6a先端の裏面原紙がカッタ
ー7の刃先裏面に残存し、その結果カッターの切れ味が
悪化するばかりでなく、見栄えも悪くなる等種々の問題
がある。
【0006】
【課題を解決するための手段】そこで本発明にあって
は、上記した従来技術における種々の課題を解決し、カ
ッターを貼着させるための粘着剤による不都合、すなわ
ちカッターからはみ出した粘着剤がラップフィルムやア
ルミホイルに付着したり、あるいはカッターの刃先がカ
ートンの蓋部に連設させた開封帯に付着してカッターの
切断性能に悪影響を与えるようなことがなく、しかも開
封帯の切除や組み立て作業が適正におこなわれるように
することを目的としたものである。
【0007】すなわち本発明は、具体的にはヒンジ部を
介して開閉自在に蓋部が連設され、しかも蓋部重ね板の
先端部に切断線を介して連設させた開封帯を切除するこ
とにより刃先が外方に突出するようにカッターを粘着剤
により蓋部重ね板の裏面に取り付けてなるカートンにお
いて、前記開封帯には前記切断線に沿って、カッターの
刃先を迂回するべく外側に膨出させた迂回部を形成した
ことを特徴とするカッター付きロール収納カートンに関
する。
【0008】また本発明は、カートンの本体または蓋部
に取り付けられたカッターは、硬質紙製としたことを特
徴とするカッター付きロール収納カートンにも関する。
【0009】
【作用】開封帯16aの切断線16cに沿って、カッタ
ーの刃先を迂回するべく外側に膨出させた迂回部20を
形成しているため、開封板16aの裏面原紙がカッター
17の刃先裏面に残存することがない。 また前期膨出
させた迂回部20は切断線16cに沿って形成されてい
るために、開封帯の切断性が向上する。
【0010】
【実施例】以下において本発明の具体的な内容を図1〜
2に示した実施例をもとに説明すると、11はロール収
納カートンをあらわし、ヒンジ部12を介して底面板1
3、背面板19、蓋部上面板15、蓋部重ね板16およ
び開封帯16aが切断線16cを介して連設されてカー
トンブランクが構成され、これが組み立てられて前記し
たロール収納カートン11が構成される。 さらに上記
したロール収納カートン11の蓋部重ね板16の裏面に
は粘着剤18を介在させてカッター17が、該カッター
17の刃先が前記開封帯16a側に突出するように貼着
される。
【0011】また開封帯16aの切断線16cに沿っ
て、カッター17の刃先を迂回するべく外側に膨出され
た迂回部20がエンボス形成される。 この迂回部20
は、刃先裏面の粘着剤18が開封帯の裏面と接着させな
いために隙間を形成するためのものである。 なおこの
場合において、上記したカッター17は紙、あるいは樹
脂含浸紙、ハードファイバーシートなどの硬質紙製のも
のが好ましい。
【0012】さらにカッター17は図1または図2の実
施例においては、ロールカートン11の開口縁部を構成
するカートンブランクの蓋部重ね板16先端の裏面に、
しかも刃先を開封帯16a側に突出させた状態に位置合
わせして重ね、これを既存のメタルエッジャー等の加圧
手段を用いて少なくとも100Kg/cm2 以上の加圧
力によりプレスシールして貼着させることにより、カッ
ター17が取り付けられる。 なお本発明において使用
される粘着剤18としては、市販のアクリル樹脂系粘着
剤等も使用することができる。
【0013】粘着剤をカッター原反表面に塗布するため
の手段としては、ロールコーター、あるいはエアーナイ
フコーター、ブレードコーター、グラビアコーター等が
適当である。 またその塗布量については1平方メート
ルあたり10〜50g程度が好ましい。
【0014】一方ロール収納カートン11は、底面板1
3を中心に、ヒンジ(折り線)12を介して一方に背面
板19、蓋部を構成する上面板15と重ね板16および
開封帯16aとを、また他方に正面板14を、さらに底
面板13の側面に側面板21がそれぞれ順設されて、組
み立て状態において長方形の箱型を構成するように成型
されている。 このロールカートン11は、箱型に組み
立てられて内部にラップフィルム等のロールを収納する
とともに、蓋部重ね板16が正面板14の表側に重ね合
わされ、開封帯16aの裏面がスポット的に正面板14
の表面に接着されることによりロール入りカートンを構
成することができる。
【0015】図2には、本発明の実施例の断面図があら
わされている。 すなわちこの場合には蓋板重ね板16
の開封帯16aの、前記したカッター17の刃先部分に
対応する部分を外方に湾曲させてカッター17の刃先を
迂回するべく外側に膨出させることにより迂回部20を
形成している。
【0016】使用を開始するにあたっては、開封帯16
aを切除し、ロール収納カートン11内のラップフィル
ム等の端部を掴み、必要長さだけ引き出してフィルム面
をカッター17の刃先に圧し当てることにより切断して
使用に供される。
【0017】
【発明の効果】本発明は上記した通り、ヒンジ部を介し
て開閉自在に蓋部が連設され、しかも蓋部重ね板の先端
部に切断線を介して連接させた開封帯を切除することに
より刃先が外方に突出するようにカッターを粘着剤によ
り蓋部重ね板の内面に取り付けてなるカートンにおい
て、該開封帯には前記切断線に沿って、カッターの刃先
を迂回するべく外側に膨出させた迂回部を形成するよう
にしたために、開封帯に対する接着を防止して剥離性を
良くするために、カートンブランクの成型時において、
蓋部重ね板からこれに連設されている開封帯にかけての
裏面であって、カッターの刃先に対応する部分に、あら
かじめ剥離用の樹脂層を印刷するなどして塗布しておく
必要がなくなり、工程数を減少させることができ、しか
もコストの低減化をはかることができる。
【0018】また膨出された迂回部が形成されているた
めに、開封帯の裏面原紙がカッターの刃先裏面に残存す
ることがなく、カッターの切断性能に悪影響を与え、ま
た見栄えを悪くするようなことがない。 さらに使用を
開始する際に開封帯を切除しようとする場合、膨出され
た迂回部が切断線に沿って形成されているので、開封帯
の切断・切除がより一層安定し、切断端面が奇麗である
等、種々の有益な効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例をあらわしたロール収納カー
トンの全体斜視図。
【図2】本発明の別の実施例をあらわしたロール収納カ
ートンの断面図。
【図3】公知のロール収納カートンの断面図。
【図4】図3における前板およびこれに連設させた開封
帯部分の拡大図。
【符号の説明】
11 ロール収納カートン 12 ヒンジ部 13 底面板 14 正面板 15 蓋部上面板 16 蓋部重ね板 16a 開封帯 17 カッター 18 粘着剤
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65D 25/52 B65D 5/72 - 5/74 B65D 83/08

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ヒンジ部を介して開閉自在に蓋部が連設さ
    れ、しかも蓋部重ね板の先端部に切断線を介して連設さ
    せた開封帯を切除することにより刃先が外方に突出する
    ようにカッターを粘着剤により蓋部重ね板の裏面に取り
    付けてなるカートンにおいて、前記開封帯には前記切断
    線に沿って、カッターの刃先を迂回するべく外側に膨出
    させた迂回部を形成したことを特徴とするカッター付き
    ロール収納カートン。
  2. 【請求項2】カートンの本体または蓋部に取り付けられ
    たカッターは、硬質紙製としたことを特徴とする請求項
    1に記載のカッター付きロール収納カートン。
JP22725794A 1994-08-29 1994-08-29 カッター付きロール収納カートン Expired - Fee Related JP3299049B2 (ja)

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