JPH0827438A

JPH0827438A - ティアテープ付き粘着テープ

Info

Publication number: JPH0827438A
Application number: JP6196358A
Authority: JP
Inventors: Toru Matsumoto; 徹松本
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1994-07-18
Filing date: 1994-07-18
Publication date: 1996-01-30

Abstract

(57)【要約】【目的】一般の封筒、容器および梱包箱を、従来の粘
着テープと同様、簡単に封かん出来、しかもハサミやカ
ッターナイフなどの道具を使わずに簡単きれいに、かつ
内容物に対して安全に開封開梱出来る、封かん用の粘着
テープを提供する。【構成】粘着剤（１）を塗布した、セロハンもしくは
合成樹脂製の透明な母材テープ（２）の接着面側の幅中
央部に、適度な幅の、母材テープを裂き切る強度の材質
で出来たティアテープ（３）を貼り付け、これをロール
状に巻き取ったものに、刃の幅を三分割し、中央の刃
（４）と両側の刃（５）を食い違いにしたカッター
（６）を装着することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】この発明は、封筒、容器および梱
包箱などの封かん用の、ティアテープ付き粘着テープに
関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来の封かん用粘着テープは、当然なが
ら剥がしにくく出来ており、テープを剥がさずに開封開
梱しようとして、手でちぎったり、ハサミやカッターナ
イフを使用すると、内容物を切損するおそれがあった。
そこでこれまで、道具を使わず簡単に開封する為の考案
として、紙などの母材テープの幅中央部に紐または幅１
ｍｍ〜２ｍｍの切断用ティアテープを配し、接着面全面
に粘着剤を塗布した包装用テープと、粘着剤付きの母材
テープの幅中央部にティアテープを貼ったものを台紙に
貼り付けた封切りシールがあった。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】これらには次のような
欠点がある。前者の包装用テープは、ティアテープを含
む接着面全面に粘着剤が塗布されており、また、切り端
の形状もティアテープを引き上げ易くする考案がなされ
ていないので、ティアテープを剥がして引き上げるのが
困難である。また、ティアテープの幅が狭いため、ティ
アテープの位置がずれると、ティアテープを引き切った
後も、封かん部分に粘着テープが貼り付いたまま残り、
これを剥がさねば開封できない。まして母材テープが不
透明な材質の場合では、ティアテープの位置を封かん部
分に合わせるのは困難である。後者の封切りシールは、
使用の都度、台紙を剥がさねばならず、長さも一定であ
り、多様な封かん部分の長さに合わせることが出来な
い。本発明は、これらの欠点を除くためになされたもの
である。

【０００４】

【課題を解決するための手段】粘着剤（１）を塗布した
透明な母材テープ（２）の接着面側の幅中央部に、適度
な幅のティアテープ（３）を貼り付け、これをロール状
に巻き取る。これに刃の幅を三分割し中央の刃（４）と
両側の刃（５）を食い違いにしたカッター（６）を装着
する。本発明は、以上のような構成よりなるティアテー
プ付き粘着テープである。

【０００５】

【作用】封かんする時は、封かんしようとする部分の
長さに合わせて、カッター（６）に粘着テープを押し付
けて切断し、次に、この粘着テープが透明であることを
利用し、封かん部分（封筒のふたの端辺、梱包箱のふた
の突き合わせ部分など）にティアテープ（３）が重なる
ように粘着テープを貼る。開封する時は、カッター
（６）で切断され粘着テープの幅中央に凸形に突出して
いるティアテープ（３）の端部を引き上げると、母材テ
ープ（２）が裂け、ティアテープ（３）が重なっていた
封かん部分には何も残らず開封される。

【０００６】

【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。（イ）粘着剤（１）を塗布した、セロハンもしくは合
成樹脂製の透明な母材テープ（２）の接着面側の幅中央
部に、適度な幅の、着色透明もしくは半透明で、母材テ
ープを裂き切る強度の材質で出来たティアテープ（３）
を貼り付ける。（ロ）これを、従来の粘着テープと同じ要領でロール
状に巻き取る。（ハ）これに、金属製もしくは合成樹脂製の、鋸状の
刃の幅を三分割し、中央の刃（４）と両開の刃（５）を
食い違いにしたカッター（６）を装着する。本発明は以上のような構造で、これを封かんに使用する
時は、封かんする部分の長さに合わせてカッター（６）
に粘着テープを押し付けて切断し、つぎに、この粘着テ
ープが透明であることを利用し、封かん部分（封筒のふ
たの端辺、梱包箱のふたの突き合わせ部分など）がティ
アテープ（３）の幅の中に重なるように位置を合わせて
粘着テープを貼る。こうすることにより封かん部分には
母材テープ（２）が接着していないので、開封時には、
カッター（６）によって切断され粘着テープの幅中央に
凸形に突出しているティアテープ（３）の端部を引き上
げると、母材テープ（２）が裂けて封かん部分の両側に
貼り付いたまま残り、ティアテープが重なっていた封か
ん部分にはなにも残らず、きれいに開封される。なお、
カッター（６）を図２のように装着する代わりに、図５
に示すようにカッター（６）の付いたテープディスペン
サー（７）と共に使用してもよい。

【０００７】

【発明の効果】従来の粘着テープと同じように簡単に封
かんが出来、しかも道具を使わず簡単きれいに、かつ、
内容物に対して安全に開封開梱が出来るので非常に便利
で能率的である。また、卵ケースに見られるような様々
な簡易開封の特殊容器によらずとも、一般の容器が本発
明のティアテープ付き粘着テーアによって簡易開封容器
となるので広範囲な応用が可能である。さらに、封筒、
梱包箱などの容器自体を傷付けることがないので、これ
らの再使用を可能にし、省資源にも寄与することが出来
る。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明のティアテープ付き粘着テープの断面図
である。

【図２】本発明の斜視図である。

【図３】本発明のカッター（６）の斜視図である。

【図４】本発明のカッター（６）によって切断された粘
着テープ端部の形状を示した図である。

【図５】本発明の他の実施例を示す斜視図である。

【図６】本発明の使用状態の一例を示す図である。

【図７】本発明の使用状態の他の一例を示す斜視図であ
る。

【図８】本発明の使用状態の別の一例を示す斜視図であ
る。

【符号の説明】

１粘着剤６カッター２母材テープ７テープディ
スペンサー３ティアテープ８封筒４中央の刃９梱包箱５両側の刃１０卵ケース

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】粘着剤（１）を塗布した透明な母材テー
プ（２）の幅中央部に、適度な幅の切断用ティアテープ
（３）を貼り付け、ロール状に巻き取った、ティアテー
プ付き粘着テープ。
【請求項２】刃の幅を三分割し、中央の刃（４）と両
個の刃（５）を食い違いにしたカッター（６）を装着し
た、請求項１記載のティアテープ付き粘着テープ。