JPH08315456A - 2倍速再生装置 - Google Patents

2倍速再生装置

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Publication number
JPH08315456A
JPH08315456A JP7120124A JP12012495A JPH08315456A JP H08315456 A JPH08315456 A JP H08315456A JP 7120124 A JP7120124 A JP 7120124A JP 12012495 A JP12012495 A JP 12012495A JP H08315456 A JPH08315456 A JP H08315456A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnetic head
magnetic
track
double speed
circuit
Prior art date
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Pending
Application number
JP7120124A
Other languages
English (en)
Inventor
Eijiro Hishida
英二郎 菱田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ヘリカルスキャン方式の磁気記録装置によっ
て磁気テープ上に形成されたトラックより信号を再生す
る2倍速再生装置において、記録された信号を連続して
全て再生すること。 【構成】 2倍速再生時に欠落するトラックが生じない
様に第1〜第4磁気ヘッド1、2、3、4を回転シリン
ダ6に設け、2つの復調回路15、23と1つの遅延回
路24、及び2つの時間圧縮回路25、26と切換スイ
ッチ27を用いて欠落のない連続した2倍速再生信号を
得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ヘリカルスキャン方式
の磁気記録装置によって磁気テープ上に形成されたトラ
ックより信号を再生する再生装置であって、特に音声信
号を周波数変調して記録したビデオテープレコーダ(以
下「VTR」と記す)の2倍速再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】VHS(登録商標)方式のVTRのよう
に、音声信号を磁気テープの長手方向に形成された所謂
横トラックに交流バイアスと共に記録するものがある。
この様なVTRでは、2倍速再生を行ったとしても、再
生周波数は倍になるが全ての再生音声信号を得ることが
できる。よって、半導体メモリと時間軸伸長技術を用
い、音程が高くなる事無しに、単語判別ができるよう適
時間隔での間引き再生が可能である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
8mmVTRのように、横トラックではなく記録映像信
号に周波数多重して回転磁気ヘッドにて記録された音声
信号や、音声専用の回転磁気ヘッドにて深層記録された
VHS−HiFi音声信号は、2倍速再生を行った場
合、回転磁気ヘッドがトラックジャンプをおこすため、
記録された信号を連続して全て再生することはできなか
った。
【0004】本発明は、ヘリカルスキャン方式の磁気記
録装置によって磁気テープ上に形成されたトラックより
信号を再生する2倍速再生装置において、記録された信
号を連続して全て再生することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、ヘリカルスキャン方式の磁気記録装置に
よって磁気テープ上に形成されたトラックより信号を再
生する2倍速再生装置であって、回転シリンダに設けら
れた第1磁気ヘッドと、前記回転シリンダにおける前記
第1磁気ヘッドの近傍位置で、且つ前記第1磁気ヘッド
のトレース位置とトレース位置が2トラック幅先行する
取付段差を有して設けられた第2磁気ヘッドと、前記回
転シリンダにおける前記第1磁気ヘッドに対向した位置
で、且つ前記第1磁気ヘッドのトレース位置とトレース
位置が1トラック幅遅れる取付段差を有して設けられた
第3磁気ヘッドと、前記回転シリンダにおける前記第3
磁気ヘッドの近傍位置で、且つ前記第3磁気ヘッドのト
レース位置とトレース位置が2トラック幅先行する取付
段差を有して設けられた第4磁気ヘッドと、前記第1及
び第3磁気ヘッドからの2つの再生信号を交互に復調す
る第1復調回路と、前記第2及び第4磁気ヘッドからの
2つの再生信号を交互に復調する第2復調回路と、前記
第2復調回路の出力を、前記第1又は第3磁気ヘッドが
1本のトラックをトレースするのに要する時間遅延する
遅延回路と、前記第1復調回路の出力を2分の1に時間
圧縮する第1時間圧縮回路と、前記遅延回路の出力を2
分の1に時間圧縮する第2時間圧縮回路と、前記第1及
び第2時間圧縮回路からの2つの出力信号を、前記各磁
気ヘッドが1本のトラックをトレースするのに要する時
間毎に切り換えて連続した1つの信号にする切換スイッ
チと、を具備した。
【0006】さらに、前記第1磁気ヘッドと前記第2磁
気ヘッドのアジマス角、及び前記第3磁気ヘッドと前記
第4磁気ヘッドのアジマス角は夫々等しく、前記第1磁
気ヘッドと前記第3磁気ヘッドのアジマス角は異なるよ
うにした。
【0007】さらに、前記回転シリンダにおける前記第
1磁気ヘッドに180度対向した位置に取付段差なしに
設けられ、且つ前記第3磁気ヘッドのアジマス角と等し
いアジマス角を有する第5磁気ヘッドをさらに有し、前
記第1磁気ヘッド及び前記第5磁気ヘッドは記録機能を
有するようにした。
【0008】さらに、前記磁気テープ上に形成されたト
ラックより再生される信号は周波数変調されて記録され
た音声信号とした。
【0009】
【作用】第1〜第4磁気ヘッドを回転シリンダの所定の
位置に設けたので、2倍速再生を行ってもトラックの欠
落は生じない。さらに、2つの復調回路と1つの遅延回
路、及び2つの時間圧縮回路と1つのスイッチ回路を設
けたので、2倍速再生信号は連続する。
【0010】
【実施例】以下、図面に従い、本発明の実施例について
説明する。図1は本発明の実施例である2倍速再生装置
を有するVTRの音声信号の記録再生機能を示すブロッ
ク図である。なお、本実施例における音声信号は周波数
変調(FM変調)され映像信号に周波数多重され記録さ
れるが、映像信号に記録再生機能に関する部分の図示は
省略した。
【0011】図1において、1〜5は夫々第1磁気ヘッ
ド、第2磁気ヘッド、第3磁気ヘッド、第4磁気ヘッ
ド、第5磁気ヘッドであり、回転シリンダ6に設けられ
ている。さらに、回転シリンダ6には、図2に示す様
に、磁気テープTAが螺旋状に180度強巻き付けられ
ている。そして、回転シリンダ6の上シリンダ61は矢
印Dの方向に毎秒30回の回転数で回転し、下シリンダ
62は固定されている。また、磁気テープTAは矢印T
の方向にテープ走行機構(図示省略)により移動され
る。なお、図2の(A)は回転シリンダ6を上側から見
た図であり、図2の(B)は矢印Hの方向から見た図で
ある。
【0012】そして、各磁気ヘッドは、図2及び図3に
示す位置関係で回転シリンダ6の上シリンダ61の下部
に設けられている。図3は、回転シリンダ6の中心から
外側を見た際の各磁気ヘッドの配置を示したものであ
り、上シリンダ61の下部に第1磁気ヘッド1が設けら
れ、第1磁気ヘッド1に対して第2磁気ヘッド2は、ト
レース位置が2トラック幅先行する取付段差を有して設
けられている。また、第3磁気ヘッド3は、第1磁気ヘ
ッド1に対向した位置で且つ第1磁気ヘッド1のトレー
ス位置とトレース位置が1トラック幅遅れる取付段差を
有して設けられ、第4磁気ヘッド4は、第3磁気ヘッド
3の近傍位置で、且つ前記第3磁気ヘッド3のトレース
位置とトレース位置が2トラック幅先行する取付段差を
有して設けられている。さらに第5磁気ヘッド5は第1
磁気ヘッド1に180度対向した位置に取付段差なしに
設けられている。
【0013】さらに、第1磁気ヘッド1と第2磁気ヘッ
ドは同じ角度のアジマスAAを有し、第3磁気ヘッド3
と第4磁気ヘッド4と第5磁気ヘッド5は同じ角度で且
つアジマスAAとは異なるアジマスBAを有している。
また、第1磁気ヘッド1と第5磁気ヘッド5は記録再生
機能を有し、第2磁気ヘッド2と第3磁気ヘッド3及び
第4磁気ヘッド4は再生専用である。
【0014】そして、第1磁気ヘッド1に対して第2磁
気ヘッド2は、上シリンダ6の回転方向DにαHの2倍
分先行した位置にある。また、第5磁気ヘッド5に対し
て、第3磁気ヘッド3は上シリンダ6の回転方向Dにα
H分遅れた位置にあり、第4磁気ヘッド4は上シリンダ
6の回転方向DにαH分先行した位置にある。なお、こ
こでのαHとは、磁気テープTAが回転シリンダ6に螺
旋状に巻き付けられて且つ2倍速で磁気テープTAが移
送されているために上シリンダ61の回転方向に生じ
る、磁気テープTAへのトレース開始位置のずれの大き
さである(図4のA参照)。
【0015】次に、図1に戻って説明する。本実施例で
は記録機能も有しており、入力端子7から入力された音
声信号は変調回路8にて周波数変調され、第1スイッチ
9によって60分の1秒毎にスイッチングされ、記録に
必要な大きさに増幅する記録アンプ10、11とロータ
リートランス(図示省略)を通り、第1磁気ヘッド1、
第5磁気ヘッド5にて磁気テープTAに記録される。該
記録動作により磁気テープTA上には図4のAに示す様
にトラックが形成される。図4は図1に示した実施例の
動作を示した説明図である。なお、図4のAの符号(A
1、B1、A2、B2等)はトラックを識別するために
付された符号である。また、第1磁気ヘッド1と第5磁
気ヘッド5ではアジマス角が異なるので、所謂アジマス
記録が行われる。
【0016】そして、通常再生は記録時と同じ第1磁気
ヘッド1と第5磁気ヘッド5が用いられ、各磁気ヘッド
から再生された再生信号は、ロータリートランス(図示
省略)を通り、夫々ヘッドアンプ12、13にて増幅さ
れ、第2スイッチ14を60分の1秒毎にスイッチング
することにより連続信号となり、第1復調回路15にて
復調され、第3スイッチ16を通り、出力端子17から
出力される。よって、通常再生時における再生信号は図
4のBに示すようになる。なお、符号(A1、B1、A
2、B2)は、夫々図4のAに示したトラックからの再
生信号であることを示し(図4のBからHも同様)、丸
で囲んだ数字はトレースする磁気ヘッドの番号を示す
(図4のBからDも同様)。
【0017】次に、2倍速再生における実施例の動作に
ついて説明する。2倍速再生であるから、磁気テープT
Aは通常再生時の2倍の速度で移送されている。よっ
て、各磁気ヘッドは図4のAに点線で示した軌跡をトレ
ースする。なお、該軌跡は記録されたトラックよりも長
くなり、通常再生時と同じ時間でトレースするために回
転シリンダ6は所定量早く回転させる。また、図4のA
に付したαHは、磁気テープTAが回転シリンダ6に螺
旋状に巻き付けられて且つ2倍速で磁気テープTAが移
送されているために上シリンダ61の回転方向に生じ
る、磁気テープTAへのトレース開始位置のずれの大き
さを示す。
【0018】そして、第1、第2磁気ヘッド1、2から
の再生信号はロータリートランス(図示省略)を通り、
夫々ヘッドアンプ12、18によって増幅される。ま
た、第3、第4磁気ヘッド3、4からの再生信号はロー
タリートランス(図示省略)を通り、夫々ヘッドアンプ
19、20によって増幅される。なお、第1、第2磁気
ヘッド1、2からの再生信号及び第3、第4磁気ヘッド
3、4からの再生信号は、図2及び図3から明らかなよ
うに、夫々同時に得られる。
【0019】そして、増幅された第1磁気ヘッド1と第
3磁気ヘッド3の両再生信号は、第4スイッチ21にて
60分の1秒毎にスイッチングすることにより1つの連
続信号となり、第1復調回路15にて復調される。な
お、第1復調回路15からの出力信号を図4のCに示
す。また、増幅された第2磁気ヘッド2と第4磁気ヘッ
ド4の両再生信号は、第5スイッチ22にて60分の1
秒毎にスイッチングすることにより1つの連続信号とな
り、第2復調回路23にて復調される。なお、第2復調
回路23からの出力信号を図4のDに示す。そして、第
2復調回路23からの出力は、図4のEに示す様に、遅
延回路24により第1磁気ヘッド1又は第3磁気ヘッド
3が1本のトラックをトレースするのに要する時間遅延
される。
【0020】次に、第1復調回路15からの出力は、図
4のFに示す様に第1時間圧縮回路25にて2分の1に
時間圧縮され、遅延回路24からの出力は図4のGに示
す様に第2時間圧縮回路26にて2分の1に時間圧縮さ
れる。そして、切換スイッチ27にて60分の1秒毎に
スイッチングすることにより、図4のGに示す様に1つ
の連続信号となる。よって、切換スイッチ27からの再
生信号は、2倍速であってもトラックの欠落は生じず、
記録された信号を連続して全て再生したものとなる。
【0021】なお、切換スイッチ27からの再生信号
を、そのまま出力してもよいが、周波数が通常再生の2
倍となっており聞き辛いため、本実施例では、第6スイ
ッチ28、伸長メモリA29、伸長メモリB30、第7
スイッチ31を具備し、図5に示す様に伸長メモリA2
9、伸長メモリB30には6秒毎に3秒間交互に再生信
号を書き込み、夫々倍の6秒の時間をかけて読み出すこ
とにより再生信号を間引き、第3スイッチ16を通して
出力端子17に出力している。
【0022】
【発明の効果】本発明によれば、ヘリカルスキャン方式
の磁気記録装置によって磁気テープ上に形成されたトラ
ックより信号を再生する2倍速再生装置において、回転
ヘッドを用いた再生であっても、再生周波数は倍になる
が全ての再生音声信号を得ることができる。よって、半
導体メモリと時間軸伸長技術を用い、音程が高くなる事
無しに、単語判別ができるよう適時間隔での間引き再生
が可能となり、その効果は大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示した機能ブロック図であ
る。
【図2】図1に示した実施例の動作を示した説明図であ
る。
【図3】図1に示した実施例の磁気ヘッドの配置を示し
た説明図である。
【図4】図1に示した実施例の動作を示した説明図であ
る。
【図5】図1に示した実施例の動作を示した説明図であ
る。
【符号の説明】
1 第1磁気ヘッド 2 第2磁気ヘッド 3 第3磁気ヘッド 4 第4磁気ヘッド 5 第5磁気ヘッド 6 回転シリンダ 8 変調回路 15 第1復調回路 23 第2復調回路 24 遅延回路 25 第1時間圧縮回路 26 第2時間圧縮回路 27 切換スイッチ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヘリカルスキャン方式の磁気記録装置に
    よって磁気テープ上に形成されたトラックより信号を2
    倍速で再生する2倍速再生装置であって、 回転シリンダに設けられた第1磁気ヘッドと、 前記回転シリンダにおける前記第1磁気ヘッドの近傍位
    置で、且つ前記第1磁気ヘッドのトレース位置とトレー
    ス位置が2トラック幅先行する取付段差を有して設けら
    れた第2磁気ヘッドと、 前記回転シリンダにおける前記第1磁気ヘッドに対向し
    た位置で、且つ前記第1磁気ヘッドのトレース位置とト
    レース位置が1トラック幅遅れる取付段差を有して設け
    られた第3磁気ヘッドと、 前記回転シリンダにおける前記第3磁気ヘッドの近傍位
    置で、且つ前記第3磁気ヘッドのトレース位置とトレー
    ス位置が2トラック幅先行する取付段差を有して設けら
    れた第4磁気ヘッドと、 前記第1及び第3磁気ヘッドからの2つの再生信号を交
    互に復調する第1復調回路と、 前記第2及び第4磁気ヘッドからの2つの再生信号を交
    互に復調する第2復調回路と、 前記第2復調回路の出力を、前記第1又は第3磁気ヘッ
    ドが1本のトラックをトレースするのに要する時間遅延
    する遅延回路と、 前記第1復調回路の出力を2分の1に時間圧縮する第1
    時間圧縮回路と、 前記遅延回路の出力を2分の1に時間圧縮する第2時間
    圧縮回路と、 前記第1及び第2時間圧縮回路からの2つの出力信号
    を、前記各磁気ヘッドが1本のトラックをトレースする
    のに要する時間毎に切り換えて連続した1つの信号にす
    る切換スイッチと、を具備することを特徴とする2倍速
    再生装置。
  2. 【請求項2】 前記第1磁気ヘッドと前記第2磁気ヘッ
    ドのアジマス角、及び前記第3磁気ヘッドと前記第4磁
    気ヘッドのアジマス角は夫々等しく、前記第1磁気ヘッ
    ドと前記第3磁気ヘッドのアジマス角は異なることを特
    徴とする請求項1に記載の2倍速再生装置。
  3. 【請求項3】 前記回転シリンダにおける前記第1磁気
    ヘッドに180度対向した位置に取付段差なしに設けら
    れ、且つ前記第3磁気ヘッドのアジマス角と等しいアジ
    マス角を有する第5磁気ヘッドをさらに有し、前記第1
    磁気ヘッド及び前記第5磁気ヘッドは記録機能を有する
    ことを特徴とする請求項2に記載の2倍速再生装置。
  4. 【請求項4】 前記磁気テープ上に形成されたトラック
    より再生される信号は周波数変調されて記録された音声
    信号であることを特徴とする請求項2又は請求項3に記
    載の2倍速再生装置。
JP7120124A 1995-05-18 1995-05-18 2倍速再生装置 Pending JPH08315456A (ja)

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