JPH08308630A

JPH08308630A - ヘアケア用具

Info

Publication number: JPH08308630A
Application number: JP11718995A
Authority: JP
Inventors: Takeshi Nakamura; 中村　　剛
Original assignee: NISSHIN HAKE KOGYO KK
Current assignee: NISSHIN HAKE KOGYO KK
Priority date: 1995-05-16
Filing date: 1995-05-16
Publication date: 1996-11-26

Abstract

(57)【要約】【構成】この発明のヘアケア用具は、フロッキー加工
を施したものとしている。そして、この発明のヘアケア
用具において、フロッキー加工を施した部分は、クシ１
の歯体１ａとしたり、ブラシ２の毛体２ａとしたり、ヘ
アカーラー３のホルダー３ａやカーラー本体３ｂとする
ことができる。【効果】この発明のヘアケア用具は、クシの歯体やブ
ラシの毛体に毛染め剤や育毛剤等が乗りやすく、しかも
これら歯体や毛体の先端が頭皮に当たっても頭皮に傷を
つけることがなく、さらにこれら歯体や毛体等の頭髪等
との摩擦抵抗が大きくなり、非常に使い易いものとなっ
た。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】この発明は、クシ、ブラシ、ヘア
カーラー等のヘアケア用具に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来、この種のヘアケア用具は、合成樹
脂の成形品としたものが多々存在しており、その形状に
数々の工夫を施したものとしている。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のヘアケア用具では、毛染め剤や育毛剤等を頭髪につ
ける場合、予めクシやブラシに塗り、これらクシやブラ
シで頭髪を梳かしながら、頭髪につけるようにしている
が、合成樹脂そのままの表面が露出しているので、クシ
の歯体やブラシの毛体から毛染め剤や育毛剤等が弾けて
乗りが悪く、毛染め剤や育毛剤等を頭髪につけるのに手
間がかかるという課題を有していた。

【０００４】そして、上記クシやブラシでは、歯体や毛
体の先端も合成樹脂そのままの表面が露出しているの
で、歯体や毛体の先端が頭皮に当たり使用感が悪く、頭
皮に傷をつける虞れがあるという課題を有していた。

【０００５】さらに、上記従来のヘアケア用具であるペ
ット用のブラシにおいても、ブラシの毛体に合成樹脂そ
のままの表面が露出しているので、摩擦抵抗が小さく、
ブラッシング効果を充分に発揮できないという課題を有
していた。

【０００６】また、上記従来のヘアケア用具であるヘア
カーラーでは、ホルダーやカーラー本体に多数の孔や凹
凸を形成することにより摩擦抵抗を大きくし滑り難くし
ているが、合成樹脂そのままの表面が露出しているの
で、摩擦抵抗を充分なものとすることができず滑り易
く、ホルダーによって頭髪を止め難かったり、カーラー
本体に頭髪を巻き付け難いという課題を有していた。

【０００７】そこで、この発明は、クシの歯体やブラシ
の毛体に毛染め剤や育毛剤等が乗りやすく、しかもこれ
ら歯体や毛体の先端が頭皮に当たっても頭皮に傷をつけ
ることがなく、さらにこれら歯体や毛体等の頭髪等との
摩擦抵抗を大きくし、非常に使い易くしたヘアケア用具
を提供することを目的としてなされたものである。

【０００８】

【課題を解決するための手段】そのため、この発明のヘ
アケア用具は、フロッキー加工を施したものとしてい
る。そして、この発明のヘアケア用具において、フロッ
キー加工を施した部分は、クシ１の歯体１ａとしたり、
ブラシ２の毛体２ａとしたり、ヘアカーラー３のホルダ
ー３ａやカーラー本体３ｂとすることができる。

【０００９】

【作用】この発明のヘアケア用具は、フロッキー加工を
施すことにより、そのフロッキー加工を施した部分に毛
染剤や育毛剤等の乗りが良くなると共に、そのフロッキ
ー加工を施した部分の摩擦抵抗が大きくなる。

【００１０】

【実施例】以下、この発明のヘアケア用具の構成を、実
施例として示した図面に基づいて詳細に説明する。

【００１１】図１〜３は、この発明のヘアケア用具をク
シとした実施例を示しており、図４は、この発明のヘア
ケア用具をブラシとした実施例を示しており、図５は、
この発明のヘアケア用具をヘアカーラーとした実施例を
示しており、何れもフロッキー加工を施したものとして
いる。

【００１２】図１、２に示すクシでは、フロッキー加工
を施した部分をクシ１の歯体１ａとしており、図３に示
すクシでは、フロッキー加工を施した部分をクシ１の歯
体１ａ、本体１ｂ、および柄１ｃのクシ全体としてい
る。

【００１３】図４に示すブラシでは、フロッキー加工を
施した部分をブラシ２の毛体２ａおよび本体２ｂとして
いるが、前記図１、２に示すクシと同様、フロッキー加
工を施した部分をブラシ２の毛体２ａのみにしたり、前
記図３に示すクシと同様、フロッキー加工を施した部分
をブラシ２の毛体２ａ、本体２ｂ、および柄２ｃのブラ
シ全体としてもよいことは言うまでもない。なお、フロ
ッキー加工を施した部分をクシやブラシの全体とする
と、フロッキー加工を施し易いものとなったり、滑り難
く手に持ち易いものとなる。

【００１４】図５に示すヘアカーラーでは、フロッキー
加工を施した部分をヘアカーラー３のホルダー３ａおよ
びカーラー本体３ｂとしている。さらに、図示していな
いが、ヘアカーラー３のホルダー３ａまたはカーラー本
体３ｂにのみフロッキー加工を施すこともできる。な
お、このヘアカーラーへのフロッキー加工は、ホルダー
３ａの内面およびカーラー本体３ｂの外面のみに施した
ものとすればよいが、ホルダー３ａおよびカーラー本体
３ｂの全体にフロッキー加工を施せば、フロッキー加工
を施し易いものとなったり、外見の良いものとなる。

【００１５】前記フロッキー加工は、フロッキー加工を
施す部分に接着剤を塗布し、この部分に短く切った繊維
を静電気によって固着することにより行われる。

【００１６】前記繊維としては、ナイロンや塩化ビニル
樹脂製とするのが好ましく、ナイロン製にするとソフト
タッチなものとなり、塩化ビニル樹脂製にするとハード
タッチなものとなる。また、繊維の長さは、ヘアケア用
具の種類に応じ適宜選択することができる。

【００１７】以上に述べたように構成されたこの発明の
ヘアケア用具は、毛染め剤や育毛剤等を頭髪につける場
合、クシやブラシに塗ると、クシ１の歯体１ａやブラシ
２の毛体２ａにフロッキー加工が施されているので、毛
染め剤や育毛剤等がこれら歯体１ａや毛体２ａに保持さ
れ、ブラシやクシへの毛染め剤や育毛剤等の乗りが良く
なる。

【００１８】さらに、上記クシ１やブラシ２では、歯体
１ａや毛体２ａの先端もフロッキー加工が施されている
ので、これら歯体１ａや毛体２ａの先端が頭皮に当た
り、使用感の良いものとなる。

【００１９】また、上記ヘアカーラー３においても、ホ
ルダー３ａやカーラー本体３ｂにフロッキー加工が施さ
れているので、摩擦抵抗を充分なものとすることがで
き、ホルダー３ａによって頭髪が止め易いものとなると
共に、カーラー本体３ｂに頭髪を巻き付け易いものとな
る。

【００２０】

【発明の効果】この発明のヘアケア用具は、以上に述べ
たように構成されているので、クシの歯体やブラシの毛
体に毛染め剤や育毛剤等が乗りやすく、しかもこれら歯
体や毛体の先端が頭皮に当たっても頭皮に傷をつけるこ
とがなく、さらにこれら歯体や毛体等の頭髪等との摩擦
抵抗が大きくなり、非常に使い易いものとなった。

【図面の簡単な説明】

【図１】この発明のヘアケア用具をクシとした場合の実
施例を示す側面図である。

【図２】この発明のヘアケア用具をクシとした場合の他
の実施例を示す一部省略側面図である。

【図３】この発明のヘアケア用具をクシとした場合のさ
らに他の実施例を示す一部省略側面図である。

【図４】この発明のヘアケア用具をブラシとした場合の
実施例を示す一部省略斜視図である。

【図５】この発明のヘアケア用具をヘアカーラーとした
場合の実施例を示す斜視図である。

【符号の説明】

１クシ１ａ歯体２ブラシ２ａ毛体３ヘアカーラー３ａホルダー３ｂカーラー本体

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】フロッキー加工を施したことを特徴とす
るヘアケア用具。
【請求項２】フロッキー加工を施した部分が、クシ
（１）の歯体（１ａ）であることを特徴とする請求項１
記載のヘアケア用具。
【請求項３】フロッキー加工を施した部分が、ブラシ
（２）の毛体（２ａ）であることを特徴とする請求項１
記載のヘアケア用具。
【請求項４】フロッキー加工を施した部分が、ヘアカ
ーラー（３）のホルダー（３ａ）であることを特徴とす
る請求項１記載のヘアケア用具。
【請求項５】フロッキー加工を施した部分が、ヘアカ
ーラー（３）のカーラー本体（３ｂ）であることを特徴
とする請求項１記載のヘアケア用具。