JP2003310334A - 縮毛矯正用具と縮毛矯正方法 - Google Patents
縮毛矯正用具と縮毛矯正方法Info
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Abstract
易くする。 【解決手段】 二本の柄3、4をピンセット型にし、片
側の柄3にパーマ剤付着用ブラシ5とブロー用ブラシ6
を背中合わせに設け、他の柄4に髪押え部7と髪掬い部
8を設け、パーマ剤付着用ブラシ5は、台座面の両側に
髪梳き用歯12を櫛状に配列し、両側の髪梳き用歯12
を先広にし、台座面の両側の髪梳き用歯12内側にパー
マ剤保持用歯を配置し、ブロー用ブラシ6と髪押え部7
は頭髪の毛髪群を挟む構成にし、ブロー用ブラシ6は、
毛23を植え、毛23の先を密集し、髪押え部7は、こ
れを横断する方向に貫通する多数の毛髪案内溝24を並
列し、髪掬い部8は、ブロー用ブラシ6先端位置から突
出し、先端を丸めた先細形状にし、掬った頭髪の毛髪群
が乗る内面を髪押え部の毛髪案内溝付き内面に接続した
縮毛矯正用具。
Description
直ぐに矯正する縮毛矯正に用いる器具と方法に関する。
っている。手間の掛る作業である。美容師は、頭髪に第
1パーマ剤を植毛ブラシで塗布し、その頭髪を櫛で解い
て頭髪に第1パーマ剤を馴染ませる。第1パーマ剤を付
着した頭髪は、加温し、すすぎ洗いする。
部を片手で掬ってその片手に毛束を掴み、他の片手に、
二本の植毛ブラシを柄の端で回転可能に連結したピンセ
ット型のブローブラシを持ち、片手に掴んだ毛束の根元
側を、他の片手に持ったブローブラシで挟み、ブローブ
ラシを、毛束を挟んだ状態を維持して毛束の毛先側に移
動させ、毛束を掴んだ片手を放す一方、ブローブラシで
毛束の毛先側を挟んだ状態で毛束を引っ張り、毛束を緊
張して真っ直ぐに伸ばす。次に、毛束を放した片手にド
ライヤを持ち、ドライヤで熱風を、ブローブラシで真っ
直ぐに伸ばされた毛束に吹き付け、毛束を、真っ直ぐに
伸ばされた緊張状態で加熱して乾燥する。毛束は、真っ
直ぐになる。
頭髪の他の一部を掬って毛束を掴み、再び、同様に、片
手に掴んだ毛束を、他の片手に持ったブローブラシで挟
み、毛束を掴んだ片手を放す一方、ブローブラシで毛束
を引っ張って真っ直ぐに伸ばし、毛束を放した片手にド
ライヤを持ち、熱風を真直状態の毛束に吹き付ける。
風で加熱して真直状態にした後、頭髪に第2パーマ剤を
付着し、その状態で放置し、すすぎ洗いする。
な縮毛矯正作業においては、頭髪に第1パーマ剤を塗布
して馴染ませる植毛ブラシと櫛、及び、頭髪の毛束を挟
むブローブラシを個別に用意する必要がある。器具の用
意に多くの手間が掛る。
えて又は両手に持って第1パーマ剤を頭髪に付着するの
に、多くの手間が掛る。また、頭髪の毛束毎に、片手で
掬った毛束を、他の片手に持ったブローブラシで挟むの
に手間が掛り、また、毛束とドライヤを持ち替えるのに
手間が掛る。
の二本の植毛ブラシで挟んで引っ張ったとき、毛束は、
毛髪が集まった塊状態になり易く、広く展開した状態に
なり難い。毛束の各毛髪を、満遍なく真っ直ぐに伸ばし
難く、また、満遍なく加熱し難い。
を行うことは、困難である。
を、それらの基端で回転可能に連結したピンセット型に
形成し、片側の柄の先端に、パーマ剤付着用ブラシとブ
ロー用ブラシを外向きと内向きの背中合わせに設け、他
の柄の先端に、ブロー用ブラシと向い合う髪押え部を設
け、髪押え部の先端に、ブロー用ブラシの先端位置から
突き出る髪掬い部を設けており、パーマ剤付着用ブラシ
は、台座面の両側辺部にそれぞれ多数の髪梳き用歯を櫛
形状に配列し、両側の髪梳き用歯を、それらの先端間が
基端間より広い先広状態に配置し、台座面の両側の髪梳
き用歯の内側位置に、髪梳き用歯より短いパーマ剤保持
用歯を配置し、パーマ剤保持用歯が突出した台座面にパ
ーマ剤を付着して保持する構成にしており、ブロー用ブ
ラシと髪押え部は、それらの間に頭髪の毛髪群を挟む構
成にし、ブロー用ブラシは、髪押え部と対面する内面の
台座面に多数の毛を植えて植毛ブラシにし、植毛の毛先
を密集し、髪押え部は、ブロー用ブラシと対面する内面
に、これを横断する方向に貫通する多数の毛髪案内溝を
並列して設け、髪掬い部は、先端を丸めた先細形状に
し、掬った頭髪の毛髪群が乗る内面を髪押え部の毛髪案
内溝付き内面に接続しており、髪掬い部と髪押え部を頭
髪内に頭髪の毛髪と交差する方向から挿入すると、頭髪
の一部が髪掬い部で掬われて髪掬い部の内面上から髪押
え部の内面上に乗り、頭髪の毛髪群が髪押え部を横断す
る方向に配列され、両側の柄を強く握ると、髪押え部の
毛髪案内溝付き内面上の毛髪群がブロー用ブラシの密集
した毛先との間に挟まれ、髪押え部とブロー用ブラシ
を、毛髪群を挟んだ状態を維持して毛髪群の毛先側に移
動させると、毛髪群が緊張して真っ直ぐに伸ばされる構
成にしたことを特徴とする縮毛矯正用具。
部は、隣接する毛髪案内溝の間に尾根があり、多数の並
列した尾根は、それぞれ、断面形状が三角形であって、
髪掬い部側の斜面がその反対側の斜面より緩く、髪掬い
部で掬われて髪押え部の毛髪案内溝付き内面上に乗る毛
髪群が広く展開する構成にしたことを特徴とする。
用ブラシは、密集した毛先が不揃いであり、毛先で押え
付ける毛髪が多くなる構成にしたことを特徴とする。
ーマ剤付着工程と毛髪緊張加熱工程とを有する縮毛矯正
方法であって、第1パーマ剤付着工程においては、縮毛
矯正用具のパーマ剤付着用ブラシは、パーマ剤保持用歯
付き台座面に第1パーマ剤を付着して保持し、両側の髪
梳き用歯の先端を頭皮に接触し、髪梳き用歯をその歯列
と交差する方向に頭皮に沿って移動し、先端が先行する
傾斜状態で移動する髪梳き用歯で頭髪を梳き上げ、その
頭髪に台座面の第1パーマ剤を塗布し、第1パーマ剤が
塗布された頭髪を髪梳き用歯で解いて、頭髪に第1パー
マ剤を馴染ませる、毛髪緊張加熱工程においては、縮毛
矯正用具の両側の柄を片手で握り、髪掬い部と髪押え部
を頭髪内に頭髪の毛髪と交差する方向から挿入し、頭髪
の一部を髪掬い部で掬って髪掬い部の内面上から髪押え
部の内面上に乗せ、頭髪の毛髪群を髪押え部を横断する
方向に配列し、その状態で両側の柄を強く握り、髪押え
部の毛髪案内溝付き内面上の毛髪群をブロー用ブラシの
密集した毛先との間に挟み、髪押え部とブロー用ブラシ
を、毛髪群を挟んだ状態を維持して毛髪群の毛先側に移
動させ、毛髪群を緊張して真っ直ぐに伸ばし、他の片手
にドライヤを持ち、ドライヤで熱風を、真っ直ぐに伸ば
された毛髪群に吹き付け、毛髪群を、真っ直ぐに伸ばさ
れた緊張状態で加熱して乾燥し、その後、頭髪の他の一
部を、同様に、片手に持った縮毛矯正用具の髪掬い部で
掬って髪押え部上に乗せ、髪押え部上の毛髪群をブロー
用ブラシとの間に挟み、ブロー用ブラシと髪押え部を毛
髪群の毛先側に移動させ、毛髪群を緊張して真っ直ぐに
伸ばし、他の片手に持ったドライヤで熱風を、真っ直ぐ
に伸ばされた毛髪群に吹き付ける、ことを特徴とする。
して馴染ませる従来の植毛ブラシと櫛の役割をするパー
マ剤付着用ブラシ、及び、頭髪の一部を挟む従来のブロ
ーブラシの役割をする髪押え部とブロー用ブラシを備え
ているので、それらを個別に用意する必要がない。1本
で済む。従来における植毛ブラシと櫛及びブローブラシ
を個別に用意する場合に比較して、製造原価が低く、嵩
張らず、用意する手間が少ない。
するのにも、馴染ませるのにも使用されるので、パーマ
剤を頭髪に付着するのに多くの手間が掛らない。また、
両側の柄を片手で握り、頭髪の一部を、髪掬い部で掬っ
て髪押え部上に乗せ、ブロー用ブラシとの間に挟み、緊
張して真っ直ぐに伸ばすので、頭髪の一部を真っ直ぐに
伸ばすのに多くの手間が掛らない。その上、従来におけ
る毛束とドライヤを持ち替える手間が全く掛らない。
髪押え部の毛髪案内溝付き内面上に乗せ、ブロー用ブラ
シの密集した毛との間に挟んで引っ張ったとき、その毛
髪群は、従来における毛束とは異なり、塊状態になり難
く、広く展開した状態になり易い。従って、毛髪群は、
各毛髪を、満遍なく真っ直ぐに伸ばし易く、また、満遍
なく加熱し易い。
を行うことが、容易である。
すように、合成樹脂成形品のブラシ部材1と柄部材2と
を、それらの軸部と穴部の嵌め込みによって結合してい
る。二本の柄3、4は、それらの基端で回転可能に連結
してピンセット型に形成し、片手で握って開閉する構成
にしている。ブラシ部材1のある片側の柄3は、先端
に、パーマ剤付着用ブラシ5とブロー用ブラシ6を外向
きと内向きの背中合わせに設けている。他の片側の柄4
は、先端に、ブロー用ブラシ6と向い合う髪押え部7を
設け、髪押え部7の先端に、ブロー用ブラシ6の先端位
置から突き出る髪掬い部8を設けている。
あり、図3〜図5に示すように、柄3のほぼ延長方向に
長い台座面11の両側辺部に、それぞれ、多数の髪梳き
用歯12を櫛形状に配列し、両側の髪梳き用歯12を、
それらの先端間が基端間より広い先広状態に配置してい
る。台座面11は、図3と図5に示すように、両側の髪
梳き用歯12の内側位置に、台座面11の先端の歯12
と基端の歯12の内側位置を除き、それぞれ、パーマ剤
保持用歯13を配置している。パーマ剤保持用歯13
は、髪梳き用歯12より短い。台座面11の先端の両髪
梳き用歯12間と基端の両髪梳き用歯12間には、図3
〜図5に示すように、それぞれ、複数のパーマ剤漏れ止
め用歯14を配置している。パーマ剤漏れ止め用歯14
は、髪梳き用歯12より短く、パーマ剤保持用歯13よ
り長い。両側の髪梳き用歯12と両端のパーマ剤漏れ止
め用歯14で囲まれた台座面11、即ち、多数のパーマ
剤保持用歯13が突出した台座面11に第1パーマ剤を
付着して保持する構成にしている。
図2に示すように、それらの内面が対面し、それらの間
に頭髪の毛髪群を挟む構成にしている。
髪押え部7と対面する内面、即ち、柄3のほぼ延長方向
に長い台座面21に、図6に示すように、多数の植毛用
穴22を千鳥状に配置し、各植毛用穴22に、それぞ
れ、図5に示すように、獣の毛又は合成樹脂の毛23を
束ねた毛束を植えている。植毛23は、台座面21を横
断する方向から見ると、毛23が隙間なく配列し、毛2
3の先が密集している。毛先で押え付ける毛髪が多くな
る構成にしている。また、密集した毛先は、少し不揃い
である。毛先で押え付ける毛髪が更に多くなる構成にし
ている。
ブロー用ブラシ6と対面する内面、即ち、柄4の延長方
向に長い髪押え面に、これを横断する方向に貫通する多
数の毛髪案内溝24を密に並列して設けている。換言す
ると、隣接する毛髪案内溝24の間に尾根があり、多数
の尾根が密に並列している。各尾根は、それぞれ、断面
形状が三角形であって、髪掬い部8側の斜面がその反対
側の柄4側の斜面より緩い。髪掬い部8で掬われて髪押
え部7の毛髪案内溝24付き内面上に乗る毛髪群が塊な
いし束にならず広く展開する構成にしている。
厚さ方向も幅方向も先端を丸めた滑らかな先細形状に
し、掬った頭髪の毛髪群が乗る内面を髪押え部7の毛髪
案内溝24付き内面に接続している。
のある人が自分で縮毛矯正作業を行う場合、先ず、縮毛
矯正用具のパーマ剤付着用ブラシ5を使用する。第1パ
ーマ剤を縮毛のある頭髪に付着する工程である。
持用歯13付き台座面11にクリーム状ないしペースト
状の第1パーマ剤を付着して保持する。その後、縮毛の
ある矯正作業者は、縮毛矯正用具の両側の柄3、4を片
手で握り、図7に略示するように、パーマ剤付着用ブラ
シ5の両側の髪梳き用歯12の先端を自分の頭皮sに接
触し、髪梳き用歯12をその歯列と交差する方向に頭皮
sに沿って移動し、先端が先行する傾斜状態で移動する
移動前側の髪梳き用歯12で自分の頭髪hを梳き上げ、
その頭髪hに台座面11の第1パーマ剤pを塗布する。
第1パーマ剤pが塗布された頭髪hは、パーマ剤付着用
ブラシ5の片側又は両側の髪梳き用歯12で解いて、縮
毛のある頭髪hに第1パーマ剤pを馴染ませる。
pを塗布するのにも、馴染ませるのにも使用される。第
1パーマ剤pを頭髪hに付着するのが簡単である。
らく放置し、すすぎ洗いし、半乾きにする。頭髪hに
は、第1パーマ剤pが浸透している。
毛矯正用具の髪掬い部8、髪押え部7とブロー用ブラシ
6を使用する。頭髪hの毛髪を緊張して加熱する工程で
ある。
3、4を片手で握り、図8に略示するように、髪掬い部
8と髪押え部7を自分の頭髪h内にその毛髪と交差する
方向から挿入し、頭髪hの一部を髪掬い部8で掬って髪
掬い部8の内面上から髪押え部7の内面上に乗せ、髪押
え部7上の頭髪hの毛髪群を、髪押え部7に沿う方向に
広く展開し、髪押え部7を横断する方向に配列する。そ
の状態で両側の柄3、4を強く握り、髪押え部7の毛髪
案内溝24付き内面上の毛髪群をブロー用ブラシ6の密
集した毛先との間に挟む。次に、髪押え部7とブロー用
ブラシ6を、毛髪群を広く展開して挟んだ状態を維持し
て毛髪群の毛先側に移動させ、毛髪群を緊張して真っ直
ぐに伸ばす。毛髪群は、塊ないし束にならず、広く展開
しており、また、ブロー用ブラシ6の毛先は、密集し、
少し不揃いであるので、毛髪が満遍なく真っ直ぐに伸ば
され易い。
え部7上に乗せ、ブロー用ブラシ6との間に挟み、緊張
して真っ直ぐに伸ばす作業は、片手で連続して行われ
る。頭髪hの一部を真っ直ぐに伸ばすのが簡単である。
置から突き出ていて、厚さ方向も幅方向も先端を丸めた
滑らかな先細形状にしているので、頭髪hの一部を掬い
易く、円滑に掬える。
けているので、その内面に押え付けられた頭髪hの毛髪
群を緊張して真っ直ぐに伸ばす際、毛髪案内溝24付き
内面を擦りつつ通過する毛髪群が髪掬い部8側又はその
反対側の柄4側にずれ難い。
は、他の片手にドライヤを持ち、ドライヤで熱風を、縮
毛矯正用具で真っ直ぐに伸ばされた毛髪群に吹き付け、
毛髪群を、広く展開して真っ直ぐに伸ばされた緊張状態
で加熱して乾燥する。従来における毛束とドライヤとの
持ち替えが不要である。毛髪群は、広く展開しているの
で、毛髪が満遍なく加熱され易い。
hの他の一部を、前回と同様に、片手に持った縮毛矯正
用具の髪掬い部8で掬って髪押え部7上に乗せ、髪押え
部7上の毛髪群をブロー用ブラシ6との間に挟み、ブロ
ー用ブラシ6と髪押え部7を毛髪群の毛先側に移動さ
せ、毛髪群を緊張して真っ直ぐに伸ばす。真っ直ぐに伸
ばされた毛髪群に、他の片手に持ったドライヤで熱風を
吹き付ける。片手に持った縮毛矯正用具と他の片手に持
ったドライヤを前回と同様に使用して、頭髪hの一部の
毛髪群を緊張して加熱する操作を繰り返す。
た後、頭髪hに第2パーマ剤をその容器から振り掛けて
塗布する。第2パーマ剤を付着した頭髪hは、しばらく
放置し、すすぎ洗いし、乾燥する。頭髪hの縮毛は、真
っ直ぐに矯正される。
23の先は、台座面21を横断する方向から見ると密集
し、台座面21を縦断する方向から見ると、毛束の間で
隙間があるが、台座面21を横断する方向から見ても、
縦断する方向から見ても、密集する構成にする。
付着用ブラシ5は、第1パーマ剤pの付着のみに使用す
るが、第1パーマ剤pの付着と第2パーマ剤の付着とに
使用する。
図。
する状態の概略図。
る状態の概略図。
Claims (4)
- 【請求項1】 片手で握る二本の柄を、それらの基端で
回転可能に連結したピンセット型に形成し、片側の柄の
先端に、パーマ剤付着用ブラシとブロー用ブラシを外向
きと内向きの背中合わせに設け、他の柄の先端に、ブロ
ー用ブラシと向い合う髪押え部を設け、髪押え部の先端
に、ブロー用ブラシの先端位置から突き出る髪掬い部を
設けており、 パーマ剤付着用ブラシは、台座面の両側辺部にそれぞれ
多数の髪梳き用歯を櫛形状に配列し、両側の髪梳き用歯
を、それらの先端間が基端間より広い先広状態に配置
し、台座面の両側の髪梳き用歯の内側位置に、髪梳き用
歯より短いパーマ剤保持用歯を配置し、パーマ剤保持用
歯が突出した台座面にパーマ剤を付着して保持する構成
にしており、 ブロー用ブラシと髪押え部は、それらの間に頭髪の毛髪
群を挟む構成にし、ブロー用ブラシは、髪押え部と対面
する内面の台座面に多数の毛を植えて植毛ブラシにし、
植毛の毛先を密集し、髪押え部は、ブロー用ブラシと対
面する内面に、これを横断する方向に貫通する多数の毛
髪案内溝を並列して設け、髪掬い部は、先端を丸めた先
細形状にし、掬った頭髪の毛髪群が乗る内面を髪押え部
の毛髪案内溝付き内面に接続しており、 髪掬い部と髪押え部を頭髪内に頭髪の毛髪と交差する方
向から挿入すると、頭髪の一部が髪掬い部で掬われて髪
掬い部の内面上から髪押え部の内面上に乗り、頭髪の毛
髪群が髪押え部を横断する方向に配列され、両側の柄を
強く握ると、髪押え部の毛髪案内溝付き内面上の毛髪群
がブロー用ブラシの密集した毛先との間に挟まれ、髪押
え部とブロー用ブラシを、毛髪群を挟んだ状態を維持し
て毛髪群の毛先側に移動させると、毛髪群が緊張して真
っ直ぐに伸ばされる構成にしたことを特徴とする縮毛矯
正用具。 - 【請求項2】 髪押え部は、隣接する毛髪案内溝の間に
尾根があり、多数の並列した尾根は、それぞれ、断面形
状が三角形であって、髪掬い部側の斜面がその反対側の
斜面より緩く、髪掬い部で掬われて髪押え部の毛髪案内
溝付き内面上に乗る毛髪群が広く展開する構成にしたこ
とを特徴とする請求項1に記載の縮毛矯正用具。 - 【請求項3】 ブロー用ブラシは、密集した毛先が不揃
いであり、毛先で押え付ける毛髪が多くなる構成にした
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の縮毛矯正用
具。 - 【請求項4】 請求項1、2又は3に記載の縮毛矯正用
具を使用する第1パーマ剤付着工程と毛髪緊張加熱工程
とを有する縮毛矯正方法であって、 第1パーマ剤付着工程においては、縮毛矯正用具のパー
マ剤付着用ブラシは、パーマ剤保持用歯付き台座面に第
1パーマ剤を付着して保持し、両側の髪梳き用歯の先端
を頭皮に接触し、髪梳き用歯をその歯列と交差する方向
に頭皮に沿って移動し、先端が先行する傾斜状態で移動
する髪梳き用歯で頭髪を梳き上げ、その頭髪に台座面の
第1パーマ剤を塗布し、第1パーマ剤が塗布された頭髪
を髪梳き用歯で解いて、頭髪に第1パーマ剤を馴染ませ
る、 毛髪緊張加熱工程においては、縮毛矯正用具の両側の柄
を片手で握り、髪掬い部と髪押え部を頭髪内に頭髪の毛
髪と交差する方向から挿入し、頭髪の一部を髪掬い部で
掬って髪掬い部の内面上から髪押え部の内面上に乗せ、
頭髪の毛髪群を髪押え部を横断する方向に配列し、その
状態で両側の柄を強く握り、髪押え部の毛髪案内溝付き
内面上の毛髪群をブロー用ブラシの密集した毛先との間
に挟み、髪押え部とブロー用ブラシを、毛髪群を挟んだ
状態を維持して毛髪群の毛先側に移動させ、毛髪群を緊
張して真っ直ぐに伸ばし、他の片手にドライヤを持ち、
ドライヤで熱風を、真っ直ぐに伸ばされた毛髪群に吹き
付け、毛髪群を、真っ直ぐに伸ばされた緊張状態で加熱
して乾燥し、その後、頭髪の他の一部を、同様に、片手
に持った縮毛矯正用具の髪掬い部で掬って髪押え部上に
乗せ、髪押え部上の毛髪群をブロー用ブラシとの間に挟
み、ブロー用ブラシと髪押え部を毛髪群の毛先側に移動
させ、毛髪群を緊張して真っ直ぐに伸ばし、他の片手に
持ったドライヤで熱風を、真っ直ぐに伸ばされた毛髪群
に吹き付ける、ことを特徴とする縮毛矯正方法。
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