JPH083044B2 - 塩基性アゾ化合物 - Google Patents

塩基性アゾ化合物

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JPH083044B2
JPH083044B2 JP62116015A JP11601587A JPH083044B2 JP H083044 B2 JPH083044 B2 JP H083044B2 JP 62116015 A JP62116015 A JP 62116015A JP 11601587 A JP11601587 A JP 11601587A JP H083044 B2 JPH083044 B2 JP H083044B2
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hydrogen
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サンド アクチエンゲゼルシヤフト
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は紙、布または皮革のような基材を染色または
捺染するのに有用な塩基性化合物に関する。
〔作用〕
本発明によれば、式I [式中、それぞれのnは独立に0または1であり、B1
B2はそれぞれ独立に−OHまたは−NH2であり、 それぞれのDは独立に式II であり、 但し、それぞれのvは独立に0、1または2であり、 それぞれのRは独立に水素、1〜4個の炭素原子を有
するアルキル、5〜6個の炭素原子を有するシクロアル
キル、フェニル、ベンジルまたはフェニルエチルであ
り、 それぞれのR1は独立に水素、−CN、−COOR4、−CONR5
R6、−SO2−NR5R6 または (但し、それぞれのR3は独立に水素、1〜4個の炭素原
子を有するアルキル、−NR5R6または−CONR5R6であり、 それぞれのR4は独立に1〜6個の炭素原子を有するア
ルキルまたはフェニル−(1〜3個の炭素原子を有する
アルキル)であり、 R5とR6はそれぞれ独立に水素または1〜4個の炭素原
子を有するアルキルであるか、または独立にR5とR6はそ
れらが結合しているN原子と一緒になって1〜3個の複
素原子を有し且つ1〜4個の炭素原子を有するアルキル
1〜3個で置換されていないあるいは置換されている飽
和環を形成し、 それぞれのR7は独立に1〜4個の炭素原子を有するア
ルキルであり、 それぞれのR8は独立に水素または1〜4個の炭素原子
を有するアルキルであり、 それぞれのR9は独立に−S−、−O−または−N−R5
である)であり、 それぞれのR2は独立に水素、ヒドロキシまたは1〜4
個の炭素原子を有するアルコキシであり、 それぞれのR2aは独立に水素、ハロまたは1〜4個の
炭素原子を有するアルキルであり、 それぞれのMは独立に水素、1〜8個の炭素原子を有
するアルキル、(1〜4個の炭素原子を有するアルコキ
シ)−1〜4個の炭素原子を有するアルキル、2〜4個
の炭素原子を有するヒドロキシアルキル、5〜6個の炭
素原子を有するシクロアルキル、1〜4個の炭素原子を
有するアルキル基1〜3個によって置換された5〜6個
の炭素原子を有するシクロアルキル、フェニル−(1〜
3個の炭素原子を有するアルキル)、フェニル−(1〜
3個の炭素原子を有するアルキル)であって、そのフェ
ニル基が1〜4個の炭素原子を有するアルキル1〜3個
によって置換されているもの、−NR11R12、−A1−NR13R
14、−A2−N R13R14R15 または−R10−NH−R0であ
り、 (但し、それぞれのA1は独立に線状若しくは分枝状の1
〜6個の炭素原子を有するアルキレンまたは線状若しく
は分枝状の2〜6個の炭素原子を有するアルケニレンで
あり、 それぞれのA2は独立に線状若しくは分枝状の2〜6個
の炭素原子を有するアルキレンまたは線状若しくは分枝
状の2〜6個の炭素原子を有するアルケニレンであり、 それぞれのR10は独立に線状若しくは分枝状の1〜10
個の炭素原子を有するアルキレン、1または2個の複素
原子が間に挿入された線状若しくは分枝状の1〜10個の
炭素原子を有するアルキレン、線状若しくは分枝状の2
〜10個の炭素原子を有するアルケニレン、1または2個
の複素原子が間に挿入された線状若しくは分枝状の2〜
10個の炭素原子を有するアルケニレン、フェニレンまた
はシクロヘキシレンであり、 R11およびR12はそれぞれ独立に水素、1〜6個の炭素
原子を有するアルキル、ハロ、ヒドロキシまたはシアノ
で一置換した2〜6個の炭素原子を有するアルキル、フ
ェニル(1〜3個の炭素原子を有するアルキル)、フェ
ニル(1〜3個の炭素原子を有するアルキル)であって
そのフェニル基がハロ、1〜4個の炭素原子を有するア
ルキルおよび1〜4個の炭素原子を有するアルコキシか
ら選択される1〜3個の置換基によって置換されている
もの、5〜6個の炭素原子を有するシクロアルキル、1
〜4個の炭素原子を有するアルキル1〜3個によって置
換された5〜6個の炭素原子を有するシクロアルキルで
あるか、または独立にR11およびR12はそれらが結合して
いるN原子と一緒になって1〜3個の複素原子を有し且
つ1〜4個の炭素原子を有するアルキル1〜3個で置換
されていない若しくは置換されている飽和環を形成し、 R13およびR14はそれぞれに独立に複素環状基の意味を
も包含するR11およびR12について上記した意味の一つを
有し、 それぞれのR15は独立に1〜4個の炭素原子を有する
アルキルまたはフェニル(1〜4個の炭素原子を有する
アルキル)であるか、またはR13、R14およびR15はそれ
らが結合しているN原子と一緒になってピリジニウム
環、1〜4個の炭素原子を有するアルキル1、2または
3個によって置換されているピリジニウム環または1〜
3個の複素原子を有し且つ1〜4個の炭素原子を有する
アルキル1〜3個によって置換されていない若しくは置
換されている飽和環を形成し、 それぞれのR0は独立に であり、 但し、qは0または1であり、 R16は水素、ハロ、ニトロ、1〜4個の炭素原子を有
するアルキルまたは1〜4個の炭素原子を有するアルコ
キシであり、 それぞれのR20は独立に水素、−CO−(CH2)m−Zまた
であり、 但し、それぞれのmは独立に1〜6であり、 それぞれのZは独立に−NR11R12または−N R13R14R
15 であり、 それぞれのR17は独立にハロ、ヒドロキシ、1〜4個
の炭素原子を有するアルコキシ、フェニル、アミノまた
は脂肪族、脂環式、芳香族若しくは複素環式アミノ基で
あって、その窒素原子が1,3,5−トリアジン環に結合し
ているものであり、 それぞれのR18は独立に脂肪族、脂環式、芳香族若し
くは複素環式アミノ基であって、その窒素原子が1,3,5
−トリアジン環に結合しているものであり、 それぞれのR18は独立に脂肪族、脂環式、芳香族若し
くは複素環式アミノ基であって、その窒素原子が1,3,5
−トリアジン環に結合しているものであり、 それぞれのA-は独立に非発色性のアニオンである)]
を有し、 但し、(1)式Iの化合物がスルホ基を有しない時に
は、該化合物は少なくとも1個の水に可溶化しプロトン
化可能な塩基性またはカチオン性基を有し、 (2)式Iの化合物が少なくとも1個のスルホ基を有
するときには、水に可溶化しプロトン化可能な塩基性ま
たはカチオン性基の総数が少なくとも1単位すなわち分
子中に存在するスルホ基の数を超える化合物であって、
遊離型または塩型の、金属を含まない、1:1若しくは1:2
金属錯体型の化合物が提供される。
「ハロ」とはフルオロ、クロロまたはヨウドを意味
し、好ましくはクロロまたはブロモ、特にクロロを意味
する。
「塩基性基」という用語は、プロトン化可能な第一
級、第二級および第三級アミノ基および第四級アンモニ
ウム基を包含する。
式中に如何なる記号でも一度以上現れる場合に、特に
断らないばあいには、その意味は「独立に」という単語
があろうとなかろうと互いに独立である。
−NR13R14の窒素原子は、ピリドン環の窒素原子から
少なくとも2個の炭素原子によって離れていることが好
ましい。
脂肪族アミン基は、モノ−1〜4個の炭素原子を有す
るアルキル−若しくはジ−(1〜4個の炭素原子を有す
るアルキル)−アミノまたはヒドラジン基が好ましい。
アルキル基は、ハロ、フェニル、ヒドロキシおよび5〜
6個の炭素原子を有するシクロアルキルから選択される
1〜3個の基によって置換されていてもよい。
存在する脂環式アミン基は、5〜6個の炭素原子を有
するシクロアルキルアミンが好ましく、そのシクロアル
キル基が1〜2個の炭素原子を有するアルキル基1また
は2個によって置換されていてもよい。
存在する芳香族アミン基はアニリンが好ましく、その
フェニル環は1〜4個の炭素原子を有するアルキル、1
〜4個の炭素原子を有するアルコキシ、ハロゲン、ヒド
ロキシおよびフェノキシから選択される1〜3個の置換
基によって置換されていないかまたは置換されている。
存在する複素環状アミンは、ピリジン、トリアジン、
ピリダジン、ピリミジンまたはピラジン(不飽和のと
き)およびモルホリン、ピロリジン、ピペリジン、ピペ
ラジンまたはN−メチル−ピペラジン(飽和のとき)が
好ましい。
RはR′であって、R′がメチル、エチル、フェニ
ル、ベンジルまたはシクロヘキシルであるものが好まし
い。RはR″であって、R″がメチルまたはフェニル、
具体的にはメチルであるものが更に好ましい。
R1は、R1′であって、R1′が水素、シアノ、−COR5
R6′または が好ましい。
更に好ましくは、R1はR1″であってR1″が水素、シア
ノまたは である。
R2はR2′であって、R2′が水素、ヒドロキシまたはメ
トキシであるものが好ましい。R2は、ヒリドン−アゾ基
に対してオルト位にあるのが好ましい。
R3はR3′であって、R3′が水素、メチル、エチル、ア
ミノまたはジメチルアミノであるものが好ましい。更に
好ましくは、R3はR3″であってR3″が水素またはメチル
である。
R5はR5′であって、R5′が水素、メチルまたはエチル
であるものが好ましい。更に好ましくは、R5はR5″であ
って、R5″が水素またはメチルである。
R6はR6′であってR6′が独立にR5の意味の一つを有す
るものが好ましい。
R5′とR6′は、それらが結合している窒素原子と一緒
になってピロリジニル、モルホリノ、ピペリジノ、ピペ
ラジニルまたはN−(1〜4個の炭素原子を有するアル
キル)ピペラジニル基を形成することもある。
R10は好ましくはR10′であって、R10′が線状若しく
は分枝状の1〜8個の炭素原子を有するアルキレンまた
はメタ−若しくはパラ−フェニレンであるものが好まし
い。更に好ましくは、R10はR10″であってR10″が1,2−
エチレン、1,3−プロピレンまたはメタ−若しくはパラ
−フェニレンである。
R11はR11であってR11′が水素、線状若しくは分枝状
の1〜6個の炭素原子を有するアルキル、線状の2〜3
個の炭素原子を有するヒドロキシアルキル、ベンジル、
2−シアノエチルまたは2−クロロエチルであるものが
好ましい。R11は好ましくはR11″であって、R11″が水
素、メチルまたはエチルである。
R12はR12′であって、R12′が独立にR11′の意味の一
つを有するものが好ましい。更に好ましくは、R12
R12″であって、R12″が独立にR11″の意味の一つを有
する。
R11′とR12′はそれらが結合している窒素原子と一緒
になってピロリジニル、モルホリノ、ピペリジノ、ピペ
ラジニルまたはN−(1〜4個の炭素原子を有するアル
キル)−ピペラジニル基を形成してもよい。
R11″とR12″はそれらが結合している窒素原子と一緒
になってモルホリノ、ピペラジニルまたはN−メチル−
ピペラジニルを形成してもよい。
R13はR13′であって、R13′が線状若しくは分枝状の
1〜6個の炭素原子を有するアルキル、線状の2〜3個
の炭素原子を有するヒドロキシアルキル、ベンジル、2
−シアノエチルまたは2−クロロエチルであるものが好
ましい。R13は更に好ましくは、R13″であって、R13
がメチルまたはエチルである。
R14はR14′であって、R14′が独立にR13′の意味の一
つを有するものが好ましい。更に好ましくは、R14
R14″であって、R14″が独立にR13″の意味の一つを有
する。
R15はR15′であって、R15′がメチル、エチル、プロピ
ルまたはベンジルであるものが好ましい。更に好ましく
は、R15はR15″であって、R15″がメチル、エチルまた
はベンジルである。
R13′、R14′およびR15′はそれらが結合している窒
素原子と一緒になって1または2つのメチル基で置換さ
れていない若しくは置換されているピリジニウム環また
は基β (但し、Wは直接結合、−CH2−、−O−、−S−、−S
O2−、−SO−、−NH−、>N−R15′、> N(R15′)
2 または>N−R50であり、R50は水素、1〜4個の
炭素原子を有するアルキル、またはアミノによって置換
されている1〜4個の炭素原子を有するアルキルであ
る)を形成することもできる。
Mは好ましくはM′であり、M′は水素、メチル、エ
チル、ヒドロキシエチル、メトキシエチル、エトキシエ
チル、シクロヘキシル、ベンジル、−CH2−NR13
R14′、−(CH2)2−NR13′R14′、−(CH2)3−NR13
R14′、−(CH2)2−N R13′R14′R15′A 、−(CH2)3
NR13′R14′R15′A または−R10′−NH−R0′で
ある。
R0′は好ましくはR0′であって、R0′が基 である。
更に好ましくは、R0はR0″であって、R0″が基 である。
R16は好ましくはR16′であって、R16′は水素、クロ
ロ、ニトロ、メチルまたはメトキシである。更に好まし
くは、R16はR16″ああって、R16″は水素、クロロまた
はメチルである。
R20は好ましくはR20′であって、R20′が水素、 −CO−CH2−Z1または−CO−CH2−CH2−Z1であり、それ
ぞれのZ1は独立に−NR11′R12′または− NR13′R14
R15′A である。
更に好ましくはR20はR20″であって、R20″が水素、 または −CO−CH2−Z2であり、Z2は独立に−NR11″R12″または
NR13″R14″R15″A である。
R17は好ましくはR17′であり、R17がクロロ、ヒドロキ
シ、アミノ、メトキシ、モノ−1〜4個の炭素原子を有
するアルキルアミノ、ジ−1〜2個の炭素原子を有する
アルキルアミノ、モノヒドロキシ−2〜4個の炭素原子
を有するアルキルアミノ、ビス[ヒドロキシ−2〜4個
の炭素原子を有するアルキル]−アミノ、 または−NR5′R19であって、 但し、R19は1〜12個の炭素原子を有するアルキル、
ヒドロキシによって置換されている1〜12個の炭素原子
を有するアルキル、最大12個の炭素原子を有し且つ−NR
5′−および− N(R7)2 から選択される1〜3個の
基を挿入しているアルキル、最大12個の炭素原子を有
し、ヒドロキシによって置換されており且つ−NR5′−
および− N(R7)2 から選択される1〜3個の基を
挿入しているアルキル、−NHCO−CH2−Z1、−CH2−CONH
−Y−Z1、−Y−Z1、Y2−Z1 であり、 R21はハロ、ヒドロキシ、ニトロ、1〜4個の炭素原
子を有するアルキルまたは1〜4個の炭素原子を有する
アルコキシであり、 Z0は−N(CH3)2、−N(C2H5)2 N(CH3)3 N(C2
H5)3 、−CO−Y0−Z1、−NHCO−Y0−Z1、−CONH−Y0
−Z1、−SO2−NH−Y0−Z1、−Y0−Z1または−NHNHCO−C
H2−Z1−であり、 それぞれのYは独立に線状若しくは分枝状の1〜8個
の炭素原子を有するアルキレンまたは線状若しくは分枝
状の3〜8個の炭素原子を有するアルケニレンであり、 それぞれのY2は独立に線状の1〜6個の炭素原子を有
するアルキレンであり、 それぞれのY0は独立に線状若しくは分枝状の1〜4個
の炭素原子を有するアルキレンである。
更に好ましくは、R17はR17″であって、R17″はクロ
ロ、ヒドロキシ、アミノ、メトキシ、モノ−1〜2個の
炭素原子を有するアルキルアミノ、モノ−ヒドロキシ−
2〜4個の炭素原子を有するアルキルアミノ、ビス〔ヒ
ドロキシ−2〜4個の炭素原子を有するアルキル〕−ア
ミノ、 または−NR5″R19′であり、 それぞれのR7′は独立にメチルまたはエチルであり、 R19′は−(CH2)a−NR5″−CH3、−(CH2)a−NR5″−(C
H2)a−NR5″C2H5、−(CH2)a−N (R13″)2−(CH2)a
−N (R13″)2−C2H52A 、 −(CH2)a−NR5″−C2H5、−(CH2)a N(R13″)2−C
2H5 、−NHCO−CH2−Z2、−CH2−CO−NH−Y′−
Z2、−Y′−Z2 であり、 但し、それぞれのZ0′は独立に −N(CH3)2、− N(CH3)3 、−CONH−Y0′−Z2、−NH
CO−Y0′−Z2、−CO−Y0′−Z2、−SO2NH−Y0′−Z2
−Y0′−Z2または−NHNH−COCH2−Z2であり、 それぞれのY′は独立に線状若しくは分枝状の1〜4
個の炭素原子を有するアルキレンであり、 それぞれのY0′は独立に線状若しくは分枝状の2〜4
個の炭素原子を有するアルケニレンであり、 aは2または3である。
R18は好ましくはR18′であり、R18′が−NR5′R19
あり、但し、R5′およびR19は上記定義の通りである。
更に好ましくは、R18はR18″であって、R18″が−NR5
R19′であり、但し、R5″′およびR19′は上記定義の通
りである。
Dは好ましくはD′であって、D′が式IIa を有する基である。
更に好ましくは、DはD″であり、D″は式IIb を有する基である。
式Iの好ましい化合物は、式Ia (式中、B1、B2、D′およびnは、上記但し書き
(1)および(2)を包含して上記の通りである)を有
する遊離型若しくは塩型のおよび金属を持たない、1:1
若しくは1:2金属錯体型の化合物である。
式Iaの化合物において、記号D′は好ましくは互いに
異なる。
更に好ましい式Iの化合物は、式Ib (式中、B1、B2、D″およびnは、上記但し書き
(1)および(2)を包含して上記の通りである)を有
する遊離型若しくは塩型のおよび金属を持たない、1:1
若しくは1:2金属錯体型の化合物である。
式Iaの化合物において、記号D″は好ましくは互いに
異なる。
1:1金属錯体型および遊離型若しくは塩型の式Iの興
味ある化合物は、式III (式中、B1、B2およびnは、上記の通りであり、それ
ぞれのD1は独立に式IIc を有し、 R、R1、Mおよびvは上記記載の通りであり、アゾ基
は3,4または5の位置に固定されており、Meは銅、ク
ロム、コバルト、ニッケルまたはマンガンである)を有
する1:1金属錯体型および遊離型若しくは塩型の特許請
求の範囲第1項記載の化合物。
1:1金属錯体型および遊離型若しくは塩型の好ましい
式Iの化合物は、式IIIa (式中、B2、R、R1、R2、M、Meおよびvは上記定義の通
りであり、アゾ基と−O−Me−B10とは環C上で互い
にオルト位になっており、基−O−Me−B10は環C上で
3または4位に配置されている)を有する化合物であ
る。
1:1金属錯体型および遊離型若しくは塩型の式Iの更
に好ましい化合物は式IIIb (式中、B2、B10、R、R1、R2、M、Meおよびvは上記定義
の通りであり、アゾ基と−O−Me−B10とは環C上で
互いにオルト位になっており、基−O−Me−B10は環C
上で3または4位に配置されている)を有する化合物で
ある。
式Iの化合物が1:2金属錯体の型である場合には、金
属Meはクロム、コバルトまたは鉄であり、式Iの染料の
第二の同一または異なる分子またはもう一つの金属化可
能な有機化合物と一緒になっている以外は、式III、III
aまたはIIIbに示されるように結合している。
「塩型」という用語は、酸付加塩(例えば、1以上の
塩基性の非カチオン性基が例えば非発色性酸HAと酸付加
塩の型になっており、HAは本明細書に定義され且つ例示
されているようにA-1に対応する酸である)、1以上の
酸性基(例えばスルホ)が(例えば、リチウム、ナトリ
ウム、カリウムまたはアンモニウムのような非発色性カ
チオンとの)塩型になっている塩および内塩(例えば、
少なくとも一つのスルホ基の陰電荷が(例えば実施例72
〜137におけるように)分枝のカチオン性基と釣り合っ
ているもの)を包含する。
式Iの化合物では、アニオンA-1は、塩基性染料化学
において通常なアニオンである如何なる非発色性アニオ
ンであることもできる。好適なアニオンには、塩化物、
臭化物、硫酸塩、重硫酸塩、メチル硫酸塩、アミノスル
ホン酸塩、過塩素酸塩、ベンゼンスルホン酸塩、シュウ
酸塩、マレイン酸塩、酢酸塩、プロピオン酸塩、乳酸
塩、琥珀酸塩、酒石酸塩、リンゴ酸塩、メタンスルホン
酸塩および安息香酸塩のようなアニオン、並びに亜鉛塩
化物複塩のような錯体アニオンおよびホウ酸、クエン
酸、グリコール酸、ジグリコール酸およびアジピン酸ま
たはオルトホウ酸と少なくとも1個のシスジオール基を
有する多価アルコールとの付加生成物のようなアニオン
がある。これらのアニオンは、酸または塩と反応させる
イオン交換樹脂によって(例えば、水酸化物または重炭
酸塩によって)あるいはドイツ国特許出願公開第2,001,
748号または第2,002,816号明細書によって互いに交換す
ることができる。
更に、本発明によれば、式IV (式中、R、R1、R2、Mおよびvは前記規定の通りで
ある)を有するジアゾ化した化合物1〜3モルを、 式V (式中、B1およびB2は前記規定の通りであり、B3は水
素または−CH2OHである)を有する化合物1モルと反応
させ、所望ならば、生成する式Iの化合物を対応する1:
1若しくは1:2金属錯体型および/または対応する塩型へ
転換することを特徴とする、前記式Iを有する化合物の
調製法が提供される。
式IVおよびVの化合物は既知であり、既知化合物から
既知の方法によって製造することができる。
式Iの化合物を形成させるカップリングは、既知の方
法によって行うことができる。カップリングは、水性
(酸、中性またはアルカリ)媒質中で、−10℃〜室温の
温度で、所望ならばピリジンまたは尿素のようなカップ
リング促進剤の存在で行うのが好都合である。あるい
は、カップリングは、例えば水と有機溶媒のような溶媒
の混合物中で行ってもよい。B3が−CH2OHであるときに
は、この基はカップリング反応で外れる。
式Iの化合物の金属化は、既知の方法で行うことがで
きる。
1:1金属錯体型の式Iの化合物は、金属のない型の式
Iの化合物を銅、コバルト、ニッケル、マンガンおよび
クロムから選択される金属で金属化することによって調
製することができる。
1:2金属錯体型の式Iの化合物の調製法は、式Iの化
合物または金属のない型の式I以外の化合物を、金属が
クロム、コバルトまたは鉄である時には式Iの1:1金属
錯体と反応させることによる方法である。
式IIIa、IIIbまたはIIIの型の1:1金属錯体を形成させ
る金属化法は、化合物1モルを、それぞれ1,2または3
等量の金属を含む金属化剤で処理することによって好都
合に行われる。
銅を用いる1:1金属錯体の形成は、式Iの化合物を金
属塩と直接反応させることによりまたはCu(II)の存在
で40〜70℃でpH4〜7で酸化的銅化(coppering)により
あるいはH2O2若しくは他の酸化剤の存在で銅屑を用いて
行うことができ、または脱メチル化銅化をpH3〜4で高
温で行うことができる。
金属化は水性媒質中でまたは水と水溶性有機溶媒例え
ばアセトン、低級アルキルアルコール、ジメチルホルム
アミド、ホルムアミド、グリコール若しくは酢酸との混
合物中で1.0〜8.0のpH範囲で、好ましくは2〜7のpHで
有利に行われる。金属化法は、室温から反応媒質の沸点
までの温度で行うことができる。
あるいは、金属化は完全に有機媒質(例えばジメチル
ホルムアミド)中で行うこともできる。例えば、コバル
ト化は1原子グラムのコバルト辺り2〜6モルの亜硝酸
塩の比率で亜硝酸リチウム、ナトリウム、アンモニウム
またはカリウムのような無機亜硝酸の存在で有利に行う
ことができる。
好適なコバルト生成化合物は、例えば硫酸、酢酸、ギ
酸若しくはコバルト(II)またはコバルト(III)であ
る。
銅生成化合物は、例えば硫酸第二銅、ギ酸第二銅およ
び塩化第二銅である。
ニッケル生成化合物は、ギ酸ニッケル、酢酸ニッケル
および硫酸ニッケルのようなニッケル(II)または(II
I)化合物である。
好ましいマンガン生成化合物はマンガン(II)化合物
であり、鉄生成化合物は鉄(II)または鉄(III)化合
物である。これらの例はギ酸、酢酸および硫酸マンガン
および鉄である。
好ましいクロム生成か化合物は、ギ酸、酢酸および硫
酸クロム(II)およびクロム(III)である。
式Iの化合物は、繊維、糸または布材料、詳細には
綿、アニオン性基によって改質されたポリエステルまた
は合成ポリアミドを染色、パジングまたは捺染するのに
好適である。
布材料は既知の方法で染色、捺染またはパッド染色さ
れる。酸改質ポリアミドは、水性、中性または酸性媒質
中で60℃から沸点あるいは加圧下で100℃を超える温度
で特に有利に染色される。
布は、有機溶媒中で式Iの化合物によって染色するこ
ともできる。
セルロース材料は、主にイグゾースト法(exhaust pr
ocess)、すなわち長浴若しくは短浴から室温乃至沸点
で、任意には加圧下で染色され、浴の比率は1:1〜1:10
0、好ましくは1:20〜1:50である。染色短浴で行う場合
には、液比率は1:1〜1:15である。染料浴のpHは3〜10
(短および長染色浴について)の間で変動する。
捺染は、既知の方法によって行ってもよい。
式Iの染料は、紙の染色または捺染例えばバルク染色
したサイジングしたおよびサイジングしていない紙の製
造に特に好適である。染料は、浸漬法によって紙の染色
に同様に用いることができる。式Iの化合物は、リグニ
ン性紙、詳細には木材パルプの染色に特に好適である。
式Iの化合物は、大麻、亜麻、麻、ジュート、コイヤ
ーまたは藁のような靱皮繊維に応用することもできる。
式Iの染料は既知の方法による皮革の染色または捺染
にも好適であり、良好な堅牢性を有する染色物が得られ
る。
紙の上で式Iの染料で調製した染色物は、環境上の理
由で重要な実質的に透明な廃液を生成する。式Iの染料
は良好な付着特性を有し、一旦紙に塗布したら流れ出さ
ず、pHに対する感受性も持たない。それらは紙に高い親
和性を有し、リグニン性紙の上で斑にならない。式Iの
染料をもちいて生成した染色物は良好な光に対する堅牢
性を有し、光に長時間暴露すると色調は焦る。式Iの染
料は、水だけでなくアルコール、ミルク、スープ、水、
尿、塩化ナトリウム溶液、フルーツジュースおよび甘味
を付けた水に対しても良好な湿り堅牢性を有する。
更に、式Iの染料は色調安定性に優れている。
それらを用いるため、式Iの化合物を既知の方法によ
って適当に処理して、有利には磨砕あるいは粗砕によ
り、または好適な溶媒に溶解し、任意には安定剤、可溶
化剤若しくは尿素のような希釈剤のような助剤を加える
ことによって安定な固形若しくは液状の調製物とする。
かかる調製物は例えばフランス国特許第1,572,030号お
よび第1,581,900号明細書またはドイツ国特許出願公開
第2,001,748号および2,001,816号明細書に記載の方法に
よって得ることができる。
液体染色組成物は好ましくは次のようなものである。
1重量部の式I(塩型)の化合物、 0.01〜1重量部の無機塩(好ましくは0.1〜0.1部)、 0.01〜1重量部の有機酸、例えばギ酸、酢酸、乳酸クエ
ン酸、プロピオン酸またはメトキシ酢酸、 1〜8重量部の水、および 0〜5重量部の可溶化剤、例えばグリコール(ジエチレ
ングリコール、トリエチレングリコールまたはヘキシレ
ングリコール)、メチルセロソルブ、メチルカルビトー
ル、ブチルポリグリコールのようなグリコール、尿素、
ホルムアミドおよびジメチルホルムアミド。
固形染料調製物は好ましくは次のようなものである。
1重量部の式I(塩型)の化合物、 0.01〜1重量部の無機塩(好ましくは0.01〜0.1部)、 0〜8重量部の希釈剤、例えば尿素、デキストリン、グ
ルコースまたはd−グルコース。
固形組成物は通常は10%以下の水を含むことができ
る。
本発明を以下の実施例によって説明するが、総ての部
および百分率は重量によるものであり、総ての温度は摂
氏温度である。
実施例1 式(1a) の化合物22.9部(0.05モル)を既知の方法に従って、30
%塩酸の存在で0〜5°で亜硝酸ナトリウム3.45部(0.
05モル)でジアゾ化し、次いでpH8.0〜8.5で1,3−ジヒ
ドロキシベンゼン5.5部(0.05モル)とカップリングす
る。
式(Ib) の染料を含む褐色の懸濁液が得られる。次のような式
(1b)の染料の金属錯体を次に調製する。
(1c)既知の方法に従って、式(1b)の染料5.8部(0.0
1モル)を、水中で70°で、pH4.0〜4.8で2.5部(0.01モ
ル)の硫酸銅(CuSO4・5H2O)を用いて金属化する。対応
する1:1銅錯体が得られる。
(1d)既知の方法に従って、式(1b)の染料5.8部(0.0
1モル)を、水中で95°で、2.5部(0.01モル)のクロム
カリウムミョウバン(KCr(SO4)2・12H2O)と反応させる
ことによって対応する1:2クロム錯体に転換する。
(1e)クロムカリウムミョウバンを0.8部(0.005モル)
の硫酸コバルトに変えることを除いて、(1d)の処理法
に従って、対応する1:2コバルト錯体を得る。
(1f)クロムカリウムミョウバンを1.4部(0.005モル)
の塩化第一鉄に変えることを除いて、(1d)の処理法に
従って、対応する1:2鉄錯体を得る。
式(1a)の出発物質は、以下の肯定空なる既知の方法
によって調製することができる。
1−アミノ−2−ヒドロキシ−5−ニトロベンゼンの
アセチル化、 Bechampの方法に従う1−アセチルアミノ−2−ヒド
ロキシ−5−アミノベンゼンへの還元、 ジアゾ化および3−ピリジニウム−4−メチル−6−
ヒドロキシ−1−(3′ジメチル−アミノプロピル)−
ピリド−2−オン・塩化物とのカップリング、および 酸性条件下でのアセチル基の加水分解。
実施例2 式(2c) の化合物22.1部(0.05モル)を既知の方法に従って、30
%塩酸の存在で0〜5°で亜硝酸ナトリウム3.45部(0.
05モル)でジアゾ化し、次いでpH8〜9で1,3−ジヒドロ
キシベンゼン5.5部(0.05モル)とカップリングする。
生成する染料は、式(2d) を有する。
式(2c)の化合物22.1部(0.05モル)をジアゾ化した
後、式(2d)の染料0.05モルとカップリングして、式
(2e) の異性体混合物を生成する。カップリング位置は矢印で
示している。
生成する式(2e)の異性体混合物は、木材パルプ紙を
褐橙色に染色する。
実施例1または2に記載の方法によって、式 (式中、D1は基 であり、B1,B2,D2,R1,R2,RtおよびMは以下の表−1に
示す)を有する染料が得られる。
式1または2に記載の方法によって、式 (式中、R1、MおよびMeは以下の表−2に示す)を有す
る染料を生成させることができる。化合物が1:2金属錯
体の型であるときには、金属は第一の分子に同じ第二の
分子に結合している。
式1または2に記載の方法によって、式 (式中、R1、MおよびMeは以下の表−3に示す)を有す
る染料を生成させることができる。化合物が1:2金属錯
体の型であるときには、金属は第一の分子に同じ第二の
分子に結合している。
実施例71 4−アミノ−アセトアニリド7.7部と3−アミノアセ
トアニリド22.9部から成る混合物を既知の方法に従っ
て、亜硝酸ナトリウムを用いてジアゾ化する。生成する
ジアゾニウム塩に6−ヒドロキシ−4−メチル−1−
(3′−ジメチルアミノ)−プロピル−3−ピリジニウ
ム−ピリド−2−オン58.5部を加えて、既知の方法に従
ってpH1.8〜2.2でカップリングを行う。
次いで、アセチル基を、既知の方法によって30%塩酸
57.5部を用いて加水分解することによって外す。生成す
るアミノ化合物を、既知の方法に従って13.8部の亜硝酸
ナトリウムを用いてジアゾ化し、対応するジアゾニウム
塩を1,3−ジヒドロキシ−ベンゼン11部を用いてカップ
リングする。
を有し、木材パルプ紙を褐色に染色する染料11.2部を含
む褐色溶液が得られる。
実施例72 式 を有する化合物22.1部(0.05モル)を、既知の方法に従
って、クロロヒドリン酸の存在で0〜5°で亜硝酸ナト
リウム3.45部(0.05モル)を用いてジアゾ化し、生成す
るジアゾニウム塩を次にpH1〜3で1,3−ジアミノ−ベン
ゼン5.4部(0.05モル)を用いてカップリングする。式
(72a) を有する染料が得られる。
1−アミノ−3−アセチル−アミノ−ベンゼン−6−
スルホン酸をジアゾ化し、ピリドンでカップリングする
ことによって調製した式(72b) を有する化合物のジアゾニウム塩26.1部(0.05モル)
を、式(72a)を有する化合物0.05モルとカップリング
する。以下の異性体混合物がえられる。
矢印は各種カップリング位置を示す。
実施例72の処理法にしたがって、式(72c) (式中、D3は水素または式 を有する基であり、B1、B2、Ra、Rb、R6、R7、R8、R9、Maおよび
Mbは以下の表−4に示す意味を有する)の化合物を調製
することができる。
Ma及びMbの意味 M1:H M2:−(CH2)3N(CH3)2 M3:−(CH2)2N(C2H5)2 M7:−(CH2)3 ▼(CH3)3 M10:−(CH2)2NH2 RaおよびRbの意味 R1:H R4:CN 実施例108 既知の方法により1−アミノ−3−アセチルアミノ−
ベンゼン−6−スルホン酸を、0〜5°でクロルヒドリ
ン酸の存在でジアゾ化し、次いで生成するジアゾニウム
塩をpH8〜9で1,3−ジヒドロキシ−ベンゼン5.5部(0.5
モル)でカップリングする。式(108a) を有する染料が得られる。
4−アミノアセトアニリド7.5部(0.05モル)を0〜
5°で亜硝酸ナトリウム3.45部(0.05モル)でジアゾ化
した後、pH9〜10.5で、式(108a)の染料とカップリン
グする。生成する異性体混合物を次いで100°で5%水
酸化ナトリウム溶液を用いて加水分解すると、式(108
b) を有する混合物を生成する。
式(108b)の染料混合物21.4部(0.05モル)を塩酸の
存在で0〜5°で亜硝酸ナトリウム6.9部(0.1モル)を
用いてテトラゾ化し、次いでpH2〜3で6−ヒドロキシ
−4−メチル−1−(3′−ジメチルアミノ)−プロピ
ル−ピリジニウム−ピリド−2−オン28.7部(0.1モ
ル)でカップリングする。式(108c) を有し、紙を褐色に染色する染料混合物が得られる。矢
印はカップリング位置を示す。
上記実施例の一つに記載された処理法を用いて式(10
8d) (式中、d4はHまたはD4であり、Ra、Rb、R5、R6、B1、B2、Ma
およびMbは以下の表−5に記載の意味を有する)の化合
物を調製することができる。
式(108d)において、矢印はカップリング位置を示
す。
実施例137 (1)1−アミノ−4−アセチル−アミノ−ベンゼン
−6−スルホン酸をジアゾ化して、対応するピリドンを
カップリングして、アセチル基を既知の方法で加水分解
することによって調製される式(137a) を式(137b) の化合物29部(0.05モル)とカップリングする。生成す
る染料は、式(137c) を有する。
式(137c)の化合物11.13部(0.01モル)を70°でpH
4.0〜4.8で硫酸銅(CuSO4・5H2O)2.5部(0.01モル)と
水中で反応させ、対応する1:1銅錯体を得る。
(2)式(137a)の化合物のジアゾニウム26.1部(0.
05モル)を式(137d) の化合物29部(0.05モル)とカップリングさせて、式
(137e) の化合物を得る。
式(137d)の化合物は、既知の方法を用いて調製する
ことができる。
4−アセチルアミノ−1−ヒドロキシベンゼンをニト
ロ化して、4−アセチルアミノ−2−ニトロ−1−ヒド
ロキシベンゼンとし、 Bechampの方法によって還元し、 ジアゾ化して、ピリジンでカップリングし、 アセチル基を加水分解して、 ジアゾ化して、1,3−ジヒドロキシベンゼンとカップ
リングする。
2a〜d)式137e)の化合物11.13部(0.01モル)を、
式137e)の化合物について記載した方法によって金属錯
体(Cu、Cr、Co、Fe)へ転換する。
応用例A 松材から得られた化学的に漂白した亜硫酸セルロース
70部とかば材から得られた化学漂白した亜硫酸セルロー
ス30部を、ホランダー(Hollander)中で2000部の水中
で磨砕する。塩型で用いられる実施例1の式1b)の染料
0.2部を、このパルプに加える。20分間混合した後、こ
のパルプから紙が生成する。この方法で得られる吸収紙
を褐色に染色すると、廃液は実質上無色である。
応用例B 塩型で用いられる実施例1の式1b)の染料0.5部を、2
000部の水と共にホランダー中で磨砕された化学漂白し
た亜硫酸セルロース100部に加える。15分間十分に混合
した後、サイジングを起こす。この材料から生成する紙
は褐色をしており、良好な湿り堅牢度を有する。
応用例C サイジングしていない吸収材ウェブを40〜50°の温度
で、以下の組成を有する染料溶液中を通して引き出す。
0.5部の塩型の実施例1の式1b)の染料、 0.5部の澱粉、 99.0部の水。
過剰の染料溶液を2個のローラーを通して絞る。乾燥
した紙のウェブは褐色に染色している。
実施例2〜137の染料のいずれか一つを、水に可溶な
塩型でまたは染料調製物の形で、例えば応用例A〜Cの
いずれか一つにおける顆粒状で用いることができる。
応用例D 100部の新たに染色して中和したクロムレザーを、容
器中で250部の水と1部の実施例1(塩型)の式1b)を
有する染料との染浴と一緒に30分間攪拌し、次いで同じ
浴中で30分間スルホン化した装置油を記載とするアニオ
ン性脂液2部で処理する。次いで、レザーを乾燥して、
常法で調製すると、均一に染色された褐色のレザーを得
る。
応用例E 実施例1の染料(塩型)2部を4000部の脱イオン水に
40°で溶解する。予め湿らせた綿布基材100部を加え、
浴温を30分間を要して沸点まで上昇させ、沸点に1時間
保持し、所望ならば、水でトッピングする。浴から染色
した織物を取り出して、洗浄し、乾燥すると、褐色染色
物が得られ、良好な耐光性および耐湿性を有する。染料
は実際上全部が消費され、廃液は実際上無色である。
実施例2〜137の染料のいずれか一つを実施例1の染
料の代わりに、応用例DおよびEのいずれか一つで用い
ることもできる。
応用例F 廃紙15kg、漂白した砕木パルプ25kgおよび未漂白硫酸
セルロース10kgをパルプ加工機中で脱繊維化して、3%
水性パルプスラリーとする。この母液の懸濁液を染色室
で2%に希釈する。この希釈した懸濁液に最初に5重量
%の白土を加え、次いで実施例1の式1b)の染料の5%
酢酸溶液1.25kgを加える(%は繊維の乾燥重量に換算し
ている)。20分後、(無水繊維の重量に対して)1%樹
脂サイズ分散液を、混合室中の生成するパルプに加え
る。次いで、均質パルプスラリーを、製紙機に導入する
直前に、ミョウバンを添加することによってpHを5に調
製する。
褐色の80g/cm2の重バッグ紙を製紙機で製造する。生
成する染色した紙は、DIN53991による滲みに対する極め
て良好な堅牢性および良好な耐光性を示す。
生成する紙は次亜塩素酸塩によってほぼ完全に脱色す
ることができる。
実施例G 水を60重量%のさんぼくパルプと40重量%の未漂白亜
硫酸セルロースとから成るホランダー中の乾燥パルプに
加え、スラリーを叩解の程度を40SRとする。次いで、ス
ラリーを2.5%の高密度乾燥分に精確に調製する。
実施例1の式1b)の染料の0.25%水性溶液5部を200
部の上記生成スラリーに加える。混合物を約5分間攪拌
して、(乾燥重量に換算して)2重量%の樹脂サイズ
を、続いて4重量%のミョウバンを加えた後、更に数分
間攪拌して均質にする。生成するパルプを約500部の水
で希釈して容積を700部として、次にシート成形機状で
吸引によってシートを製造するのに用いる。生成する紙
シートは濃い褐色に染色している。シート成形機からの
廃液中に残存する染料を分光学的に測定したところ、実
質的に低い。
実施例2〜137の染料のいずれか一つを、実施例1の
染料の代わりに応用例FおよびGのいずれか一つで用い
ることができる。廃液は実質的に低い残存染料濃度を示
す。
酢酸/水混合物(1:1)中で測定したλmax値(nm):

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】式I 〔式中、それぞれのnは独立に0または1であり、B1
    B2はそれぞれ独立に−OHまたは−NH2であり、 それぞれのDは独立に式II であり、 但し、それぞれのvは独立に0、1または2であり、 それぞれのRは独立に水素、1〜4個の炭素原子を有す
    るアルキル、5〜6個の炭素原子を有するシクロアルキ
    ル、フェニル、ベンジルまたはフェニルエチルであり、 それぞれのR1は独立に水素、−CN、−COOR4、−CONR
    5R6、−SO2−NR5R6または (但し、それぞれのR3は独立に水素、1〜4個の炭素原
    子を有するアルキル、−NR5R6または−CONR5R6であり、 それぞれのR4は独立に1〜6個の炭素原子を有するアル
    キルまたはフェニル−(1〜3個の炭素原子を有するア
    ルキル)であり、 R5とR6はそれぞれ独立に水素または1〜4個の炭素原子
    を有するアルキルであるか、または独立にR5とR6はそれ
    らが結合しているN原子と一緒になって1〜3個の複素
    原子を有し且つ1〜4個の炭素原子を有するアルキル1
    〜3個で置換されていないあるいは置換されている飽和
    環を形成し、 それぞれのR7は独立に1〜4個の炭素原子を有するアル
    キルであり、 それぞれのR8は独立に水素または1〜4個の炭素原子を
    有するアルキルであり、 それぞれのR9は独立に−S−、−O−または−N−R5
    ある)であり、 それぞれのR2は独立に水素、ヒドロキシまたは1〜4個
    の炭素原子を有するアルコキシであり、 それぞれのR2aは独立に水素、ハロまたは1〜4個の炭
    素原子を有するアルキルであり、 それぞれのMは独立に水素、1〜8個の炭素原子を有す
    るアルキル、(1〜4個の炭素原子を有するアルコキ
    シ)−1〜4個の炭素原子を有するアルキル、2〜4個
    の炭素原子を有するヒドロキシアルキル、5〜6個の炭
    素原子を有するシクロアルキル、1〜4個の炭素原子を
    有するアルキル基1〜3個によって置換された5〜6個
    の炭素原子を有するシクロアルキル、フェニル−(1〜
    3個の炭素原子を有するアルキル)、フェニル−(1〜
    3個の炭素原子を有するアルキル)であって、そのフェ
    ニル基が1〜4個の炭素原子を有するアルキル1〜3個
    によって置換されているもの、−NR11R12、−A1−NR13R
    14、−A2−N R13R14R15 または−R10−NH−R0であ
    り、 (但し、それぞれのA1は独立に線状若しくは分枝状の1
    〜6個の炭素原子を有するアルキレンまたは線状若しく
    は分枝状の2〜6個の炭素原子を有するアルケニレンで
    あり、 それぞれのA2は独立に線状若しくは分枝状の2〜6個の
    炭素原子を有するアルキレンまたは線状若しくは分枝状
    の2〜6個の炭素原子を有するアルケニレンであり、 それぞれのR10は独立に線状若しくは分枝状の1〜10個
    の炭素原子を有するアルキレン、1または2個の複素原
    子が間に挿入された線状若しくは分枝状の1〜10個の炭
    素原子を有するアルキレン、線状若しくは分枝状の2〜
    10個の炭素原子を有するアルケニレン、1または2個の
    複素原子が間に挿入された線状若しくは分枝状の2〜10
    個の炭素原子を有するアルケニレン、フェニレンまたは
    シクロヘキシレンであり、 R11およびR12はそれぞれ独立に水素、1〜6個の炭素原
    子を有するアルキル、ハロ、ヒドロキシまたはシアノで
    一置換した2〜6個の炭素原子を有するアルキル、フェ
    ニル(1〜3個の炭素原子を有するアルキル)、フェニ
    ル(1〜3個の炭素原子を有するアルキル)であってそ
    のフェニル基がハロ、1〜4個の炭素原子を有するアル
    キルおよび1〜4個の炭素原子を有するアルコキシから
    選択される1〜3個の置換基によって置換されているも
    の、5〜6個の炭素原子を有するシクロアルキル、1〜
    4個の炭素原子を有するアルキル1〜3個によって置換
    された5〜6個の炭素原子を有するシクロアルキルであ
    るか、または独立に R11およびR12はそれらが結合しているN原子と一緒にな
    って1〜3個の複素原子を有し且つ1〜4個の炭素原子
    を有するアルキル1〜3個で置換されていない若しくは
    置換されている飽和環を形成し、 R13およびR14はそれぞれ独立に複素環状基の意味をも包
    含するR11およびR12について上記した意味の一つを有
    し、 それぞれのR15は独立に1〜4個の炭素原子を有するア
    ルキルまたはフェニル(1〜4個の炭素原子を有するア
    ルキル)であるか、または R13、R14およびR15はそれらが結合しているN原子と一緒
    になってピリジニウム環、1〜4個の炭素原子を有する
    アルキル1、2または3個によって置換されているピリ
    ジニウム環または1〜3個の複素原子を有し且つ1〜4
    個の炭素原子を有するアルキル1〜3個によって置換さ
    れていない若しくは置換されている飽和環を形成し、 それぞれのR0は独立に であり、 但し、qは0または1であり、 R16は水素、ハロ、ニトロ、1〜4個の炭素原子を有す
    るアルキルまたは1〜4個の炭素原子を有するアルコキ
    シであり、 それぞれのR20は独立に水素、−CO−(CH2)m−Zまたは であり、 但し、それぞれのmは独立に1〜6であり、 それぞれのZは独立に−NR11R12または−N R13R14R15
    であり、 それぞれのR17は独立にハロ、ヒドロキシ、1〜4個の
    炭素原子を有するアルコキシ、フェニル、アミノまたは
    脂肪族、脂環式、芳香族若しくは複素環式アミノ基であ
    って、その窒素原子が1,3,5−トリアジン環に結合して
    いるものであり、 それぞれのR18は独立に脂肪族、脂環式、芳香族若しく
    は複素環式アミノ基であって、その窒素原子が1,3,5−
    トリアジン環に結合しているものであり、 それぞれのA は独立に非発色性のアニオンである)〕
    を有し、 但し、(1)式Iの化合物がスルホ基を有しない時に
    は、該化合物は少なくとも1個の水に可溶化しプロトン
    化可能な塩基性またはカチオン性基を有し、 (2)式Iの化合物が少なくとも1個のスルホ基を有す
    るときには、水に可溶化しプロトン化可能な塩基性また
    はカチオン性基の総数が少なくとも1単位すなわち分子
    中に存在するスルホ基の数を超える化合物であって、遊
    離型または塩型の、金属を含まない、1:1若しくは1:2金
    属錯体型の化合物。
  2. 【請求項2】それぞれのR1が独立にR1′であり、R1′は
    水素、シアノ、−COR5′R6′または (但し、それぞれのR3′は独立に水素、メチル、エチ
    ル、アミノまたはジメチルアミノであり、 R5′およびR6′はそれぞれ独立に水素、メチルまたはエ
    チルであるか、またはR5′およびR6′はそれらが結合し
    ている窒素原子と一緒になってピロリジニル、モルホリ
    ノ、ピペリジノ、ピペラジニルまたはN−(1〜4個の
    炭素原子を有するアルキル)ピペラジニル環を形成する
    こともできる)である、特許請求の範囲第1項記載の化
    合物。
  3. 【請求項3】それぞれのMが独立にM′であり、M′は
    水素、メチル、エチル、ヒドロキシエチル、メトキシエ
    チル、エトキシエチル、シクロヘキシル、ベンジル、−
    CH2−NR13′R14′、−(CH2)2−NR13′R14′、−(CH2)3
    −NR13′R14′、−(CH2)2−N R13′R14′R15′A
    −(CH2)3 NR13′R14′R15′A または−R10′−NH
    −R0′であり、 R10′は線状または分枝状の1〜8個の炭素原子を有す
    るアルキレンまたはメタ−若しくはパラ−フェニレンで
    あり、 R0′は基 〔但し、qは0または1であり、 R16′は水素、クロロ、ニトロ、メチルまたはメトキシ
    であり、 R20′は水素、 −CO−CH2−Z1または−CO−CH2−CH2−Z1であり、それ
    ぞれのZ1は独立に−NR11′R12′または− NR13′R14
    R15′A であり、R11′およびR12′はそれぞれ独立に
    水素、線状若しくは分枝状の1〜6個の炭素原子を有す
    るアルキル、線状の2〜3個の炭素原子を有するヒドロ
    キシアルキル、ベンジル、2−シアノエチルまたは2−
    クロロエチルであるか、またはR11′およびR12′はそれ
    らが結合している窒素原子と一緒になってピロリジニ
    ル、モルホリノ、ピペリジノ、ピペラジニルまたはN−
    (1〜4個の炭素原子を有するアルキル)−ピペラジニ
    ル基をも形成することができ、 R13′およびR14′はそれぞれ独立に線状若しくは分枝状
    の1〜6個の炭素原子を有するアルキル、線状の2〜3
    個の炭素原子を有するヒドロキシアルキル、ベンジル、
    2−シアノエチルまたは2−クロロエチルであり、
    R15′はメチル、エチル、プロピルまたはベンジルであ
    るか、またはR13′、R14′およびR15′はそれらが結合
    している窒素原子と一緒になって1または2個のメチル
    基によって置換されていない若しくは置換されているピ
    リジニウム環または基β (但し、Wは直接結合、−CH2−、−O−、−S−、−S
    O2−、−SO−、−NH−、>N−R15′、> N(R15′)
    2 または>N−R50であり、R50は水素、1〜4個の
    炭素原子を有するアルキル、アミノによって置換されて
    いる1〜4個の炭素原子を有するアルキルである)を形
    成することもでき、 R17′はクロロ、ヒドロキシ、アミノ、メトキシ、モノ
    −1〜4個の炭素原子を有するアルキルアミノ、ビス
    〔ヒドロキシ−2〜4個の炭素原子を有するアルキル〕
    −アミノ、 または−NH5′R19 (但し、R19は1〜12個の炭素原子を有するアルキル、
    ヒドロキシによって置換されている1〜12個の炭素原子
    を有するアルキル、最大12個の炭素原子を有し且つ−NR
    5′−および− N(R7)2 から選択される1〜3個の
    基を挿入しているアルキル、最大12個の炭素原子を有し
    ヒドロキシによって置換されており且つ−NR5′−およ
    び− N(R7)2 から選択される1〜3個の基を挿入
    しているアルキル、−NHCO−CH2−Z1、−CH2−CONH−Y
    −Z1、−Y−Z1、Y2−Z1 であり、 それぞれのR7は独立に特許請求の範囲第1項記載の通り
    であり、 R21はハロ、ヒドロキシ、ニトロ、1〜4個の炭素原子
    を有するアルキルまたは1〜4個の炭素原子を有するア
    ルコキシであり、 R5′は水素、メチルまたはエチルであり、 Z0は−N(CH3)2、−N(C2H5)2 N(CH3)3 N(C
    2H5)3 、−CO−Y0−Z1−、−NHCO−Y0−Z1、−CONH
    −Y0−Z1、−SO2−NH−Y0−Z1、−Y0−Z1または−NHNHC
    O−CH2−Z1であり、 それぞれのYは独立に線状若しくは分枝状の1〜8個の
    炭素原子を有するアルキレンまたは線状若しくは分枝状
    の3〜8個の炭素原子を有するアルケニレンであり、 それぞれのY2は独立に線状の1〜6個の炭素原子を有す
    るアルキレンであり、 それぞれのY0は独立に線状若しくは分枝状の1〜4個の
    炭素原子を有するアルキレンであり、 R18′は上記定義の通り−NR5′R19である)〕である、
    特許請求の範囲第1項または第2項記載の化合物。
  4. 【請求項4】それぞれのMは独立に、M″であり、 M″はメチル、エチル、ベンジル、−(CH2)2−NR13″R
    14″、−(CH2)3−NR13″R14″、−(CH2)2−N R13″R
    14″R15″A 、−(CH2)3 NR13″R14″R15″A
    たは−R10″−NH−R0″であり、 但し、R13″およびR14″はそれぞれ独立にメチルまたは
    エチルであり、R15″はメチル、エチルまたはベンジル
    であるか、または R13″、R14″およびR15″はそれらが結合している窒素
    原子と一緒になってピリジニウム、2−若しくは3−ピ
    コリニウム、N−メチル−モルホリニウム、N−メチル
    ピペリジニウム、N−メチル−ピペラジニウムまたはN,
    N′−ジメチル−ピペラジニウム環を形成することもで
    き、 R10″は1,2−エチレン、1,3−プロピレンまたはメタ−
    若しくはパラフェニレンであり、 R0″は基 であり、 但し、qは0または1であり、 R16″は水素、クロロまたはメチルであり、 R20″は水素、 または−CO−CH2−Z2であり、 それぞれのZ2は独立に−NR11″R12″または− NR13″R
    14″R15″A であり、 R11″およびR12″はそれぞれ独立に水素、メチルまたは
    エチルであるか、または R11″およびR12″はそれらが結合している窒素原子と一
    緒になってモルホリノ、ピペラジニルまたはN−メチル
    −ピペラジニル基をも形成することができ、 R17″はクロロ、ヒドロキシ、アミノ、メトキシ、モノ
    −1〜2個の炭素原子を有するアルキルアミノ、モノヒ
    ドロキシ−2〜4個の炭素原子を有するアルキルアミ
    ノ、ビス〔ヒドロキシ−2〜4個の炭素原子を有するア
    ルキル〕−アミノ、 または−NR5″R19′であり、 但し、それぞれのR7′は独立にメチルまたはエチルであ
    り、 R5′は水素またはメチルまたはエチルであり、 R5″は水素またはメチルであり、 R19′は−(CH2)a−NR5″−CH3、 −(CH2)a−NR5″−(CH2)a−NR5″C2H5、 −(CH2)a−N (R13″)2−(CH2)a−N (R13″)2
    C2H52A 、 −(CH2)a−NR5″−C2H5、−(CH2)2 N(R13″)2−C
    2H5 、 −NHCO−CH2−Z2、−CH2−CO−NH−Y′−Z2、−Y′−
    Z2 であり、 それぞれのZ0′は独立に−N(CH3)2、− N(CH3)
    3 、−CONH−Y0′−Z2、−NHCO−Y0′−Z2、−CO−Y
    0′−Z2、−SO2NH−Y0′−Z2、−Y0′−Z2または−NHNH
    −COCH2−Z2であり、 それぞれのY′は独立に線状若しくは分枝状の1〜4個
    の炭素原子を有するアルキレンであり、 それぞれのY0′は独立に線状若しくは分枝状の2〜4個
    の炭素原子を有するアルケニレンであり、 aは2または3であり、 R18″は上記定義の通り−NR5″R19である)〕である、
    特許請求の範囲第3項記載の化合物。
  5. 【請求項5】式Ia を有し、 それぞれのnは独立に0または1であり、 B1およびB2はそれぞれ独立に−OHまたは−NH2であり それぞれのD′は独立に式IIa を有する基であり、 それぞれのR′は独立にメチル、エチル、フェニル、ベ
    ンジルまたはシクロヘキシルであり、 それぞれのR1′は独立に特許請求の範囲第2項記載の通
    りであり、 それぞれのM′は独立に特許請求の範囲第3項記載の通
    りであり、 それぞれのR2′は水素、ヒドロキシまたはメトキシであ
    り、 それぞれのvは独立に0、1または2であり、 但し、(1)式Iaの化合物がスルホ基を有しない時に
    は、該化合物は少なくとも1個の水に可溶化しプロトン
    化可能な塩基性またはカチオン性基を有し、 (2)式Iaの化合物が少なくとも1個のスルホ基を有す
    るときには、水に可溶化しプロトン化可能な塩基性また
    はカチオン性基の総数が少なくとも1単位すなわち分子
    中に存在するスルホ基の数を超える、特許請求の範囲第
    1項、第2項または第3項記載の化合物。
  6. 【請求項6】式Ib を有し、 nは0または1であり、 B1およびB2はそれぞれ独立に−OHまたは−NH2であり それぞれのD″は独立に式IIb を有する基であり、 それぞれのR″は独立にメチルまたはフェニルであり、 それぞれのR1″は独立に水素、シアノまたは (但し、R3″は水素、またはメチルであり、A は非発
    色性アニオンである)であり、 それぞれのM″は独立に特許請求の範囲第4項記載の通
    りであり、 それぞれのR2′は水素、ヒドロキシまたはメトキシであ
    り、 それぞれのvは独立に0、1または2であり、 但し、(1)式Ibの化合物がスルホ基を有しない時に
    は、該化合物は少なくとも1個の水に可溶化しプロトン
    化可能な塩基性またはカチオン性基を有し、 (2)式Iaの化合物が少なくとも1個のスルホ基を有す
    るときには、水に可溶化しプロトン化可能な塩基性また
    はカチオン性基の総数が少なくとも1単位すなわち分子
    中に存在するスルホ基の数を超える、上記特許請求の範
    囲のいずれか1項記載の化合物。
  7. 【請求項7】式III を有し、 B1、B2およびnは特許請求の範囲第1項記載の通りであ
    り それぞれのD1は独立に式IIc を有し、 R、R1、Mおよびvは特許請求の範囲第1項(但し書き
    1および2をも含む)に記載の通りであり、アゾ基は
    3、4または5の位置に固定されており、Meは銅、クロ
    ム、コバルト、ニッケルまたはマンガンである、1:1金
    属錯体型および遊離若しくは塩型の特許請求の範囲第1
    項記載の化合物。
  8. 【請求項8】式IIIa を有し、 B2、R、R1、R2、Mおよびvは特許請求の範囲第1項(但し
    書き1および2をも含む)に記載の通りであり、pは
    0、1または2であり、B10は−O−また−NH−であ
    り、Meは銅、クロム、コバルト、ニッケルまたはマンガ
    ンであり、アゾ基と−O−Me−B10は環C上で互いに
    オルトの位置にあり、基−O−Me−B10は環C上で3ま
    たは4の位置に配置されている、特許請求の範囲第7項
    記載の化合物。
  9. 【請求項9】式IIIb を有し、 B2、R、R1、Mおよびvは特許請求の範囲第1項に記載の
    通りであり、それぞれのMeは独立に銅、クロム、コバル
    ト、ニッケルまたはマンガンであり、B10は−O−また
    は−NH−であり、アゾ基と−O−Me−B10は環C上で
    互いにオルトの位置にあり、基−O−Me−B10は環C上
    で3または4の位置に配置されており、特許請求の範囲
    第1項に記載の但し書きをも含む特許請求の範囲第7項
    記載の化合物。
  10. 【請求項10】Meがクロム、コバルトまたは鉄であり、
    第二の同一若しくは異なる式Iを有する分枝へまたはも
    う一つの金属化可能な分枝と結合している、1:2金属錯
    体の型および遊離若しくは塩型の特許請求の範囲第7項
    〜第9項のいずれか1項記載の化合物。
  11. 【請求項11】式I 〔式中、それぞれのnは独立に0または1であり、B1
    B2はそれぞれ独立に−OHまたは−NH2であり、 それぞれのDは独立に式II であり、 但し、それぞれのvは独立に0、1または2であり、 それぞれのRは独立に水素、1〜4個の炭素原子を有す
    るアルキル、5〜6個の炭素原子を有するシクロアルキ
    ル、フェニル、ベンジルまたはフェニルエチルであり、 それぞれのR1は独立に水素、−CN、−COOR4、−CONR
    5R6、−SO2−NR5R6または (但し、それぞれのR3は独立に水素、1〜4個の炭素原
    子を有するアルキル、−NR5R6または−CONR5R6であり、 それぞれのR4は独立に1〜6個の炭素原子を有するアル
    キルまたはフェニル−(1〜3個の炭素原子を有するア
    ルキル)であり、 R5とR6はそれぞれ独立に水素または1〜4個の炭素原子
    を有するアルキルであるか、または独立にR5とR6はそれ
    らが結合しているN原子と一緒になって1〜3個の複素
    原子を有し且つ1〜4個の炭素原子を有するアルキル1
    〜3個で置換されていないあるいは置換されている飽和
    環を形成し、 それぞれのR7は独立に1〜4個の炭素原子を有するアル
    キルであり、 それぞれのR8は独立に水素または1〜4個の炭素原子を
    有するアルキルであり、 それぞれのR9は独立に−S−、−O−または−N−R5
    ある)であり、 それぞれのR2は独立に水素、ヒドロキシまたは1〜4個
    の炭素原子を有するアルコキシであり、 それぞれのR2aは独立に水素、ハロまたは1〜4個の炭
    素原子を有するアルキルであり、 それぞれのMは独立に水素、1〜8個の炭素原子を有す
    るアルキル、(1〜4個の炭素原子を有するアルコキ
    シ)−1〜4個の炭素原子を有するアルキル、2〜4個
    の炭素原子を有するヒドロキシアルキル、5〜6個の炭
    素原子を有するシクロアルキル、1〜4個の炭素原子を
    有するアルキル基1〜3個によって置換された5〜6個
    の炭素原子を有するシクロアルキル、フェニル−(1〜
    3個の炭素原子を有するアルキル)、フェニル−(1〜
    3個の炭素原子を有するアルキル)であって、そのフェ
    ニル基が1〜4個の炭素原子を有するアルキル1〜3個
    によって置換されているもの、−NR11R12、−A1−NR13R
    14、−A2−N R13R14R15 または−R10−NH−R0であ
    り、 (但し、それぞれのA1は独立に線状若しくは分枝状の1
    〜6個の炭素原子を有するアルキレンまたは線状若しく
    は分枝状の2〜6個の炭素原子を有するアルケニレンで
    あり、 それぞれのA2は独立に線状若しくは分枝状の2〜6個の
    炭素原子を有するアルキレンまたは線状若しくは分枝状
    の2〜6個の炭素原子を有するアルケニレンであり、 それぞれのR10は独立に線状若しくは分枝状の1〜10個
    の炭素原子を有するアルキレン、1または2個の複素原
    子が間に挿入された線状若しくは分枝状の1〜10個の炭
    素原子を有するアルキレン、線状若しくは分枝状の2〜
    10個の炭素原子を有するアルケニレン、1または2個の
    複素原子が間に挿入された線状若しくは分枝状の2〜10
    個の炭素原子を有するアルケニレン、フェニレンまたは
    シクロヘキシレンであり、 R11およびR12はそれぞれ独立に水素、1〜6個の炭素原
    子を有するアルキル、ハロ、ヒドロキシまたはシアノで
    一置換した2〜6個の炭素原子を有するアルキル、フェ
    ニル(1〜3個の炭素原子を有するアルキル)、フェニ
    ル(1〜3個の炭素原子を有するアルキル)であってそ
    のフェニル基がハロ、1〜4個の炭素原子を有するアル
    キルおよび1〜4個の炭素原子を有するアルコキシから
    選択される1〜3個の置換基によって置換されているも
    の、5〜6個の炭素原子を有するシクロアルキル、1〜
    4個の炭素原子を有するアルキル1〜3個によって置換
    された5〜6個の炭素原子を有するシクロアルキルであ
    るか、または独立に R11およびR12はそれらが結合しているN原子と一緒にな
    って1〜3個の複素原子を有し且つ1〜4個の炭素原子
    を有するアルキル1〜3個で置換されていない若しくは
    置換されている飽和環を形成し、 R13およびR14はそれぞれ独立に複素環状基の意味をも包
    含するR11およびR12について上記した意味の一つを有
    し、 それぞれのR15は独立に1〜4個の炭素原子を有するア
    ルキルまたはフェニル(1〜4個の炭素原子を有するア
    ルキル)であるか、または R13、R14およびR15はそれらが結合しているN原子と一緒
    になってピリジニウム環、1〜4個の炭素原子を有する
    アルキル1、2または3個によって置換されているピリ
    ジニウム環または1〜3個の複素原子を有し且つ1〜4
    個の炭素原子を有するアルキル1〜3個によって置換さ
    れていない若しくは置換されている飽和環を形成し、 それぞれのR0は独立に であり、 但し、qは0または1であり、 R16は水素、ハロ、ニトロ、1〜4個の炭素原子を有す
    るアルキルまたは1〜4個の炭素原子を有するアルコキ
    シであり、 それぞれのR20は独立に水素、−CO−(CH2)m−Zまたは であり、 但し、それぞれのmは独立に1〜6であり、 それぞれのZは独立に−NR11R12または−N R13R14R15
    であり、 それぞれのR17は独立にハロ、ヒドロキシ、1〜4個の
    炭素原子を有するアルコキシ、フェニル、アミノまたは
    脂肪族、脂環式、芳香族若しくは複素環式アミノ基であ
    って、その窒素原子が1,3,5−トリアジン環に結合して
    いるものであり、 それぞれのR18は独立に脂肪族、脂環式、芳香族若しく
    は複素環式アミノ基であって、その窒素原子が1,3,5−
    トリアジン環に結合しているものであり、 それぞれのA は独立に非発色性のアニオンである)〕
    を有し、 但し、(1)式Iの化合物がスルホ基を有しない時に
    は、該化合物は少なくとも1個の水に可溶化しプロトン
    化可能な塩基性またはカチオン性基を有し、 (2)式Iの化合物が少なくとも1個のスルホ基を有す
    るときには、水に可溶化しプロトン化可能な塩基性また
    はカチオン性基の総数が少なくとも1単位すなわち分子
    中に存在するスルホ基の数を超える化合物であって、遊
    離型または塩型の、金属を含まない、1:1若しくは1:2金
    属錯体型の化合物を製造するに当たり、ジアゾ化された
    式IV (式中、R、R1、R2、Mおよびvは前記に記載の通りで
    ある)の化合物1〜3モルを、 式V (式中、B1およびB2は前記に記載の通りであり、B3は水
    素または−CH2OHである)の化合物1モルと反応させ、
    所望ならば、生成する式Iの化合物を対応する1:1若し
    くは1:2金属錯体型および/または対応する塩型へ転換
    することを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の式I
    を有する化合物の調製法。
  12. 【請求項12】紙、布または皮革基材を染色または捺染
    するに当たり、基材に式I 〔式中、それぞれのnは独立に0または1であり、B1
    B2はそれぞれ独立に−OHまたは−NH2であり、 それぞれのDは独立に式II であり、 但し、それぞれのvは独立に0、1または2であり、 それぞれのRは独立に水素、1〜4個の炭素原子を有す
    るアルキル、5〜6個の炭素原子を有するシクロアルキ
    ル、フェニル、ベンジルまたはフェニルエチルであり、 それぞれのR1は独立に水素、−CN、−COOR4、−CONR
    5R6、−SO2−NR5R6または (但し、それぞれのR3は独立に水素、1〜4個の炭素原
    子を有するアルキル、−NR5R6または−CONR5R6であり、 それぞれのR4は独立に1〜6個の炭素原子を有するアル
    キルまたはフェニル−(1〜3個の炭素原子を有するア
    ルキル)であり、 R5とR6はそれぞれ独立に水素または1〜4個の炭素原子
    を有するアルキルであるか、または独立にR5とR6はそれ
    らが結合しているN原子と一緒になって1〜3個の複素
    原子を有し且つ1〜4個の炭素原子を有するアルキル1
    〜3個で置換されていないあるいは置換されている飽和
    環を形成し、 それぞれのR7は独立に1〜4個の炭素原子を有するアル
    キルであり、 それぞれのR8は独立に水素または1〜4個の炭素原子を
    有するアルキルであり、 それぞれのR9は独立に−S−、−O−または−N−R5
    ある)であり、 それぞれのR2は独立に水素、ヒドロキシまたは1〜4個
    の炭素原子を有するアルコキシであり、 それぞれのR2aは独立に水素、ハロまたは1〜4個の炭
    素原子を有するアルキルであり、 それぞれのMは独立に水素、1〜8個の炭素原子を有す
    るアルキル、(1〜4個の炭素原子を有するアルコキ
    シ)−1〜4個の炭素原子を有するアルキル、2〜4個
    の炭素原子を有するヒドロキシアルキル、5〜6個の炭
    素原子を有するシクロアルキル、1〜4個の炭素原子を
    有するアルキル基1〜3個によって置換された5〜6個
    の炭素原子を有するシクロアルキル、フェニル−(1〜
    3個の炭素原子を有するアルキル)、フェニル−(1〜
    3個の炭素原子を有するアルキル)であって、そのフェ
    ニル基が1〜4個の炭素原子を有するアルキル1〜3個
    によって置換されているもの、−NR11R12、−A1−NR13R
    14、−A2−N R13R14R15 または−R10−NH−R0であ
    り、 (但し、それぞれのA1は独立に線状若しくは分枝状の1
    〜6個の炭素原子を有するアルキレンまたは線状若しく
    は分枝状の2〜6個の炭素原子を有するアルケニレンで
    あり、 それぞれのA2は独立に線状若しくは分枝状の2〜6個の
    炭素原子を有するアルキレンまたは線状若しくは分枝状
    の2〜6個の炭素原子を有するアルケニレンであり、 それぞれのR10は独立に線状若しくは分枝状の1〜10個
    の炭素原子を有するアルキレン、1または2個の複素原
    子が間に挿入された線状若しくは分枝状の1〜10個の炭
    素原子を有するアルキレン、線状若しくは分枝状の2〜
    10個の炭素原子を有するアルケニレン、1または2個の
    複素原子が間に挿入された線状若しくは分枝状の2〜10
    個の炭素原子を有するアルケニレン、フェニレンまたは
    シクロヘキシレンであり、 R11およびR12はそれぞれ独立に水素、1〜6個の炭素原
    子を有するアルキル、ハロ、ヒドロキシまたはシアノで
    一置換した2〜6個の炭素原子を有するアルキル、フェ
    ニル(1〜3個の炭素原子を有するアルキル)、フェニ
    ル(1〜3個の炭素原子を有するアルキル)であってそ
    のフェニル基がハロ、1〜4個の炭素原子を有するアル
    キルおよび1〜4個の炭素原子を有するアルコキシから
    選択される1〜3個の置換基によって置換されているも
    の、5〜6個の炭素原子を有するシクロアルキル、1〜
    4個の炭素原子を有するアルキル1〜3個によって置換
    された5〜6個の炭素原子を有するシクロアルキルであ
    るか、または独立に R11およびR12はそれらが結合しているN原子と一緒にな
    って1〜3個の複素原子を有し且つ1〜4個の炭素原子
    を有するアルキル1〜3個で置換されていない若しくは
    置換されている飽和環を形成し、 R13およびR14はそれぞれ独立に複素環状基の意味をも包
    含するR11およびR12について上記した意味の一つを有
    し、 それぞれのR15は独立に1〜4個の炭素原子を有するア
    ルキルまたはフェニル(1〜4個の炭素原子を有するア
    ルキル)であるか、または R13、R14およびR15はそれらが結合しているN原子と一緒
    になってピリジニウム環、1〜4個の炭素原子を有する
    アルキル1、2または3個によって置換されているピリ
    ジニウム環または1〜3個の複素原子を有し且つ1〜4
    個の炭素原子を有するアルキル1〜3個によって置換さ
    れていない若しくは置換されている飽和環を形成し、 それぞれのR0は独立に であり、 但し、qは0または1であり、 R16は水素、ハロ、ニトロ、1〜4個の炭素原子を有す
    るアルキルまたは1〜4個の炭素原子を有するアルコキ
    シであり、 それぞれのR20は独立に水素、−CO−(CH2)m−Zまたは であり、 但し、それぞれのmは独立に1〜6であり、 それぞれのZは独立に−NR11R12または−N R13R14R15
    であり、 それぞれのR17は独立にハロ、ヒドロキシ、1〜4個の
    炭素原子を有するアルコキシ、フェニル、アミノまたは
    脂肪族、脂環式、芳香族若しくは複素環式アミノ基であ
    って、その窒素原子が1,3,5−トリアジン環に結合して
    いるものであり、 それぞれのR18は独立に脂肪族、脂環式、芳香族若しく
    は複素環式アミノ基であって、その窒素原子が1,3,5−
    トリアジン環に結合しているものであり、 それぞれのA は独立に非発色性のアニオンである)〕
    を有し、 但し、(1)式Iの化合物がスルホ基を有しない時に
    は、該化合物は少なくとも1個の水に可溶化しプロトン
    化可能な塩基性またはカチオン性基を有し、 (2)式Iの化合物が少なくとも1個のスルホ基を有す
    るときには、水に可溶化しプロトン化可能な塩基性また
    はカチオン性基の総数が少なくとも1単位すなわち分子
    中に存在するスルホ基の数を超える化合物であって、遊
    離型または塩型の、金属を含まない、1:1若しくは1:2金
    属錯体型の化合物を適用することを特徴とする方法。
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