JP2849215B2 - カチオンアゾ染料 - Google Patents

カチオンアゾ染料

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JP2849215B2
JP2849215B2 JP2405088A JP40508890A JP2849215B2 JP 2849215 B2 JP2849215 B2 JP 2849215B2 JP 2405088 A JP2405088 A JP 2405088A JP 40508890 A JP40508890 A JP 40508890A JP 2849215 B2 JP2849215 B2 JP 2849215B2
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    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09BORGANIC DYES OR CLOSELY-RELATED COMPOUNDS FOR PRODUCING DYES, e.g. PIGMENTS; MORDANTS; LAKES
    • C09B44/00Azo dyes containing onium groups
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    • C09B44/08Azo dyes containing onium groups containing ammonium groups not directly attached to an azo group from coupling components containing heterocyclic rings
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    • D06PDYEING OR PRINTING TEXTILES; DYEING LEATHER, FURS OR SOLID MACROMOLECULAR SUBSTANCES IN ANY FORM
    • D06P3/00Special processes of dyeing or printing textiles, or dyeing leather, furs, or solid macromolecular substances in any form, classified according to the material treated
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    • D06P3/6016Natural or regenerated cellulose using basic dyes
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    • D21PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
    • D21HPULP COMPOSITIONS; PREPARATION THEREOF NOT COVERED BY SUBCLASSES D21C OR D21D; IMPREGNATING OR COATING OF PAPER; TREATMENT OF FINISHED PAPER NOT COVERED BY CLASS B31 OR SUBCLASS D21G; PAPER NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • D21H21/00Non-fibrous material added to the pulp, characterised by its function, form or properties; Paper-impregnating or coating material, characterised by its function, form or properties
    • D21H21/14Non-fibrous material added to the pulp, characterised by its function, form or properties; Paper-impregnating or coating material, characterised by its function, form or properties characterised by function or properties in or on the paper
    • D21H21/28Colorants ; Pigments or opacifying agents

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は新規な非スルホン化カチオンアゾ
染料、その製造方法ならびに繊維材料および特に紙の染
色のためのその使用に関する。
【0002】本発明による新規なアゾ染料は下記式で表
される。
【化14】 式中、R1 、R2 、R3 は互いに独立的に置換されてい
ないかまたは置換されたアルキル基を意味するか、また
はR1 、R2 とはそれらが結合している窒素原子と一緒
で、あるいはR1 、R2 、R3 はそれらと結合している
窒素原子と一緒で複素環式基を意味する、Aは2乃至6
個の炭素原子を有するアルキレン基、VとXとは互いに
独立的に水素、それぞれ置換されていないかまたはヒド
ロキシル、ハロゲン、シアノまたはC1 −C4 −アルコ
キシによって置換されたC1 −C4 −アルキルまたはC
1 −C4 −アルキコキシ、Yは水素、C1 −C4 −アル
キルまたはC1 −C4 −アルコキシ、ハロゲンまたはシ
アノ、Zは水素、C1 −C4 −アルキルまたはC1 −C
4 −アルコキシ、ハロゲン、シアノまたは下記式の基 −NH−CHO、 −NH−CO−NH2 、 −NH−CO−NH−Q、 −NH−CO−(O)m −Q、 (ここで、mは0または1の数、そしてQは置換されて
いないかまたは置換されたC1 −C4 −アルキルまたは
フェニルである)、Wは置換されていないかまたは置換
されたアルキル基、Kは下記式のカップリング成分
【化15】 (式中、Y1 とY2 とは互いに独立的に=O、=NHま
たは=N−C1 −C4 −アルキル、Y3 は=O、=S、
=NRまたは=N−CNであり、ここでRは水素または
1 −C4 −アルキルである、R4 とR5 とは互いに独
立的に水素、置換されていないかまたは置換されたアル
キル、または置換されていないかまたは置換されたフェ
ニルである)、nは1または2の数、
【化16】 An は陰イオンである]。
【0003】前記式IIにおいてはカップリング成分の
1つの互変異性体型のみが示されているが、この式は他
の互変異性体型をも包含するものと理解されたい。さら
に、式Iは基Wが、カップリング成分K中でアゾ架橋に
対してオルト位置に存在する酸素原子または窒素原子に
結合している染料をも包含するものと理解されたい。
【0004】R1 、R2 、R3 およびWは互いに独立的
に置換されていないかまたは置換されたアルキル基、た
とえばメチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、
n−ブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、直鎖
状または分枝状ペンチルまたはヘキシル、シクロペンチ
ルまたはシクロヘキシル(これらの基は、たとえばヒド
ロキシル、アルコキシ、シアノ、カルバモイル、または
N−原子においてモノアルキル化またはジアルキル化さ
れたカルバモイルによって置換されることができる)、
または場合によっては、たとえばアルキルまたはアルコ
キシによってさらに置換されることができるフェニルで
ある。
【0005】置換された基の例はヒドロキシメチル、ヒ
ドロキシエチル、メトキシエチル、エトキシエチル、プ
ロポキシプロピル、ベンジル、シアノエチルまたはカル
バモイルエチルなどである。
【0006】R1 とR2 とは、それらが結合している窒
素原子と一緒で複素環式基、たとえばピロリジン、ピペ
リジン、モルホリンまたはピペラジン基を形成すること
もできる。あるいはまたR1 、R2 、R3 は、それらが
結合している窒素原子と一緒で複素環式基、たとえばピ
リジニウム基またはモノ四級化トリエチレンジアミン基
を形成することができる。
【0007】好ましくは、R1 がメチルまたはヒドロキ
シエチル、そしてR2 とR3 とは互い独立的にC1 −C
3 −アルキル、特に好ましくはそれぞれメチルを意味す
る。
【0008】Aが意味するC2 −C6 −アルキン基とし
ては、好ましくは直鎖状の基たとえばエチレン、プロピ
レン、ブチレン、ペンチレンまたはヘキシレンである。
好ましくは、Aはエチレンまたはブチレン、そして最も
好ましくはプロピレンである。
【0009】VとXとは互いに独立的に水素、C1 −C
4 −アルキルまたはC1 −C4 −アルコキシを意味す
る。この場合、そのC1 −C4 −アルキルまたはC1
4 −アルコキシはそれぞれヒドロキシル、ハロゲンた
とえば臭素または好ましくは塩素によって、あるいはシ
アノまたはC1 −C4 −アルコキシによって置換される
ことができる。好ましくは、Vは水素であり、そしてX
は水素、メチルまたはメトキシである。
【0010】Yは水素、C1 −C4 −アルキル、C1
4 −アルコキシ、ハロゲンたとえば臭素または塩素、
あるいはシアノである、好ましくは、Yは水素、メチ
ル、メトキシまたは塩素である。
【0011】Zは水素、C1 −C4 −アルキル、C1
4 −アルコキシ、ハロゲンたとえば臭素または塩素、
シアノまたは下記式のいずれかの基である: −NH−CHO、 −NH−CO−NH2 、 −NH−CO−NHQ、 −NH−CO−(O)m −Q、 (式中、mは0また1、そしてQは置換されていないか
または置換されたC1 −C4 −アルキルまたはフェニル
を意味する)。アルキル基Qの適当な置換基の例はハロ
ゲンたとえば塩素または臭素、あるいは式
【化17】 (式中、R1 、R2 、R3 は前記の意味を有し、
【化18】 An は陰イオンである)の基である。フェニル基Qの
適当な置換基の例はC1 −C4 −アルキル、C1 −C4
−アルコキシ、ハロゲンまたはニトロである。
【0012】好ましくは、Zはメチル、エチル、メトキ
シ、エトキシ、アセチルアミノ、プロピオニルアミノ、
メトキシカルボニルアミノ、エトキシカルボニルアミ
ノ、または下記式のいずれかの基である:
【化19】 (式中、Aはメチレン、エチレン、プロピレンまたはブ
チレン、R1 はメチルまたはヒドロキシエチル、そして
2 とR3 とは独立的にC1 −C3 −アルキルであ
る)。
【0013】Wは、好ましくは、場合によってはヒドロ
キル、シアノ、アルコキシ、フェニルまたはカルバモイ
ルによって置換されることができるC1 −C4 −アルキ
ルである。
【0014】前記の式IIのカップリング成分の定義に
おいて、R4 とR5 とは互いに独立的に水素、置換され
ていないかまたは置換されたアルキル、または置換され
ていないかまたは置換されたフェニルである。
【0015】R4 およびR5 が意味する置換されていな
いかまたは置換されたアルキルの代表的例は、メチル、
エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、s
ec−ブチルまたはtert−ブチル基、あるいは直鎖
状または分枝状ペンチル基またはヘキシル基、またはシ
クロヘキシル基であり、これらの基は、たとえば−O
H、C1 −C4 −アルコキシおよびC1 −C4 −ヒドロ
キシアルコキシからなる群より選択された1個またはそ
れ以上の置換基によって置換されることもできる。
【0016】適当な置換アルキル基の例は、メトキシメ
チル、エトキシメチル、エトキシエチル、エトキシプロ
ピル、n−プロポキシメチル、イソプロポキシメチル、
ブトキシメチル、ブトキシエチル、ブトキシプロピル、
エトキシペンチル、メトキシブチル、エトキシペンチ
ル、2−ヒドロキシエトキシペンチルなどである。
【0017】R4 およびR5 が意味するフェニルまたは
置換フェニルの例は、置換されていないフェニルまたは
下記に例示する1個またはそれ以上の同種または異種の
置換基によって置換されたフェニルである。
【0018】C1 −C4 −アルキルたとえばメチル、エ
チル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、se
c−ブチルまたはtert−ブチル;C1 −C4 −アル
コキシ、これは本明細書全体を通じて、メトキシ、エト
キシ、n−プロポキシ、イソプロポキシ、n−ブトキ
シ、sec−ブトキシ、tert−ブトキシを包含する
ものと理解されたい;ハロゲンたとえばフッ素、塩素、
臭素;およびニトロ。
【0019】R4 およびR5 が意味するフェニルは置換
されていないフェニルが好ましいが、C1 −C4 −アル
キル、塩素、メトキシからなる群より選択された1個乃
至3個の同種または異種の置換基によって置換されたフ
ェニルも好ましい。
【0020】R4 およびR5 は好ましくは水素またはC
1 −C4 −アルキルであり、最も好ましいのは水素また
はメチルである。
【0021】Y1 とY2 とは好ましくは官能基=Oまた
は=NHであり、Y1 とY2 とが同種であるのが好まし
い。最も好ましくはY1 とY2 とは同種であってそして
それぞれ=Oである。
【0022】Y3 は好ましくは=O、=S、=NHまた
は=N−CNである。最も好ましくはY3 は基=Oであ
る。
【0023】特に好ましい本発明のアゾ染料の具体例に
おいては、Y1 、Y2 、Y3 はそれぞれが=Oである。
【0024】陰イオン
【化20】 An は無機陰イオンでも有機陰イオンでもよい。適当
な陰イオンの例としては下記のものが示される。塩素ア
ニオン、臭素アニオン、ヨウ素アニオンのごときハロゲ
ンアニオン;硫酸塩、硫酸メチル、四フッ化ホウ素、ア
ミノスルホナート、過塩素酸塩、炭酸塩、重炭酸塩、リ
ン酸塩、リン・モリブデン酸塩、リン・タングステン酸
塩、リン・タングステン・モリブデン酸塩、ベンゼンス
ルホナート、ナフタレンスルホナート、4−クロロベン
ゼンスルホナート、シュウ酸塩、マレイン酸塩、プロピ
オン酸塩、乳酸塩、コハク酸塩、クロロ酢酸塩、酒石酸
塩、メタンスルホン酸塩、安臭香酸塩などの陰イオン;
あるいはクロロ亜鉛複塩の陰イオンのごとき錯陰イオ
ン。
【0025】陰イオンの種類は製造工程で決定される。
好ましくは、陰イオンは塩化物、硫酸水素塩、硫酸塩、
メト硫酸塩、リン酸塩、ギ酸塩、乳酸塩または酢酸塩と
して存在する。公知方法で他の陰イオンとイオン交換す
ることができる。
【0026】本発明の1つの好ましい実施例は下記によ
り定義される式Iのアゾ染料である:R1 がメチルまた
はヒドロキシエチル、R2 とR3 とが互いに独立的にC
1 −C3 −アルキル、Aがエチレン、プロピレンまたは
ブチレン、Vが水素、Xが水素、メチルまたはメトキ
シ、Yが水素、メチル、メトキシまたは塩素、Zがメチ
ル、メトキシ、エチル、エトキシ、アセチルアミノ、プ
ロピオニルアミノ、メトキシカルボニルアミノ、エトキ
シカルボニルアミノ、または下記式のいずれかの基
【化21】 WがC1 −C4 −アルキル、またはヒドロキシル、シア
ノ、C1 −C4 −アルコキシ、フェニルまたはカルバモ
イルによって置換されたC1 −C4 −アルキル、Kが下
記式のカップリング成分
【化22】 (式中、Y1 とY2 とは互いに独立的に=Oまたは=N
H、Y3 は=O、=S、=NHまたは=N−CN、R4
とR5 とは互いに独立的に水素またはC1 −C4 −アル
キルである)、nが1または2、そして
【化23】 An が陰イオンである式Iのアゾ染料。
【0027】これらの中でも、R1 、R2 、R3 がそれ
ぞれメチル、Aがプロピレン、VとXとがそれぞれ水
素、Y3 が=O、R4 とR5 とがそれぞれ水素またはメ
チル、そして他の符号が前記した意味を有するアゾ染料
が好ましい。
【0028】式Iのアゾ染料はそれ自体公知の方法によ
って、たとえば式
【化24】 のアミンをジアゾ化し、そのジアゾ化物を、式
【化25】 のカップリング成分と反応させ、得れたアミノアゾ化合
物をジアゾ化し、そしてそのジアゾ化物を、式
【化26】 のカップリング成分にカップリングし、そして次ぎにこ
のカップリング生成物を互いに同じ意味を有する基R3
およびWを導入するアルキル化剤と反応させることによ
って製造することができる。なお、前記の式II、II
I、IV中、R1 、R2 、R3 、A、V、X、Y、Z、
1 、Y2 、Y3 、R4 、R5 、n、Wおよび
【化27】 An は前記の意味および好ましいものとして記載した
意味を有する。
【0029】式II、III、IVの化合物は公知化合
物であるか、または公知方法によって製造することがで
きる。
【0030】本発明のアゾ染料を製造するためのいま1
つの方法は、式
【化28】 の染料を基Wを導入するアルキル化剤と反応させる方法
である。なお、式V中のR1 、R2 、R3 、A、n、
V、X、Z、Y、K、
【化29】 An およびWは式1について定義した意味を有する。
【0031】前記式Vに互変異性体のうちのアゾ基がカ
ップリング成分に結合した場合の1個の異性体型のみが
示されているが、この式はその染料のヒドラゾ型をも包
含するものであることを理解されたい。
【0032】式Vの染料は欧州特許願第A−26307
3号明細書に記載されている。式Vの染料のアルキル化
の反応条件は、そのような反応に常用されている条件と
同じである。
【0033】式Iのアゾ化合物は粉末製剤または顆粒製
剤の形で、あるいはまた濃厚溶液の形で使用に供するこ
とができる。粉末製剤は常用方法によって、防塵剤の存
在下において硫酸ナトリウム、リン酸ナトリウム、塩化
ナトリウクまたは酢酸ナトリウムのごとき増量剤を使用
して標準化される。あるいはまた、本アゾ化合物を直接
噴霧乾燥した製剤として市場に供することもできる。濃
厚染料溶液は、水性溶液または有機/水性溶液でありう
る。この場合に常用のできるだけ良く分解する助剤を使
用するのが好ましい。たとえば、好ましくは酢酸、ギ
酸、乳酸、クエン酸などの有機酸、アミドたとえばホル
ムアミドまたはジメチルホルムアミド、尿素、アルコー
ルたとえばグリコール、ジグリコール、ポリグリコール
またはジグリコールエーテル、好ましくはメチルエーテ
ルまたはエチルエーテルが使用される。
【0034】式Iのアゾ化合物は繊維材料、紙、皮革を
染色ならびに捺染するための染料として、あるいはまた
インク調製用の染料として使用することができる。繊維
材料としては、天然ならびに合成のカチオン染色性繊維
材料が適している。好ましくは、本発明による新規アゾ
化合物は紙、セミ板紙、板紙のパルプ染色または表面染
色または捺染に使用される。さらにまた、好ましくはア
クリルニトリルの単独重合体または共重合体からなる繊
維材料、あるいは酸性基によって変性された合成ポリア
ミドまたはポリエステルからなる繊維材料の染色または
捺染に使用される。これらの繊維材料は、好ましくは水
性の中性または酸性触媒質中において常圧または高圧下
で、吸尽法によりあるいはまた連続法により染色され
る。この場合に、繊維材料は各種の形状で存在しうる。
たとえば、ファイバー、フィラメント、織物、編物、半
製品または完成品たとえばシャツやセータでありうる。
【0035】本発明の染料は吸尽率が非常に高く、それ
を用いると全般的染色堅牢性が優秀であって特に水堅牢
性がすぐれた均染された染色物ならびに捺染物が得られ
る。特に本発明の染料はきわめて吸尽率が高く、ポリア
クリロニトリル繊維材料上に素早く吸尽され、耐光堅牢
性のすぐれた染色物を与える。
【0036】さらにまた、式Iの化合物は、天然または
再生セルロース繊維材料、特に木綿およびビスコースの
染色ならびに捺染にも好適であり、この場合にも、すぐ
れた染色力で鮮明に染色された染色物が得られる。
【0037】式Iの新規アゾ化合物は前記のごとき繊維
材料に対して良好な染着性を有し、吸尽率が高く、そし
て得られた染色物はきわめて優秀な堅牢性、特に良好な
湿潤堅牢性を示す。
【0038】式Iの新規なアゾ化合物の特に好ましい用
途は各種の紙、特に漂白された、未サイズまたはサイズ
処理された、リグニンを含まない紙、たとえば樺亜硫酸
塩パルプまたはクラフトパルプ、あるいは松亜硫酸塩パ
ルプまたはクラフトパルプのごとき広葉樹または針葉樹
クラフトパルプを使用して漂白または未漂白パルプから
出発して製造された紙の染色である。その基質に対する
非常に高い染着性の理由から、本発明によるアゾ染料は
未サイズ紙(たとえば、ナプキン、テーブルクロス、衛
生紙など)の染色のために格別に好適でる。
【0039】新規な式Iのアゾ化合物は前記のごとき基
質に非常によく吸尽されるので、廃水は実質的に無色で
ある。
【0040】本発明によるアゾ染料を使用して黄色、黄
橙色または赤色の染色物が得られる。
【0041】得られた染色物は色が鮮明であって色が濃
く且つ全般的にすぐれた染色堅牢性たとえば耐光堅牢性
を有し、そして湿潤堅牢性が卓越している。したがっ
て、染色された紙が湿潤状態において白紙に接触した場
合でもブリードする傾向がない。さらに、この染色紙は
ミョウバン、酸、アルカリに対しても堅牢性が良好であ
る。湿潤堅牢性は水に対してのみならず、ミルク、果
汁、甘味ミネラルウォータなどに対しても良好である。
さらに、この染色紙はアルコールに対しても堅牢性がす
ぐれている。したがって、アルコール飲料に対しても色
が安定である。この特性は、たとえば、ナプキンやテー
ブルクロスなどについて非常に望ましい性質である。な
ぜならば、ナプキンやテーブルクロスなどの染色紙は湿
潤状態で(たとえば、水、アルコール、界面活性剤溶液
等で濡れた状態で)他の基質、たとえばよごれないよう
に保護されるべき衣料、紙などと接触される可能性が大
きいと考えられるからである。
【0042】本発明による新規染料の優秀な紙に対する
染着性ならびに高い吸尽率は、紙の連続染色のためにき
わめて有利である。
【0043】以下、本発明を実施例によってさらに説明
する。これら実施例は本発明を限定するものではない。
部は、特に別途記載のない限り重量部である。
【0044】RKNは品質についての略語であり、セル
ロースの純度を表わす。また、SRはSchopper-Riegler
の略語であり濾水度(フリーネス)を示す。
【0045】
【実施例1】(A)トルエン260部中のp−ニトロベ
ンゾイル・クロライドの84部の溶液に、ジメチルアミ
ノプロピルアミンの95.1部を15分間で滴下する。
反応は発熱反応であり、温度95℃まで上昇する。温度
が30℃まで低下した後に、水200部を添加し、そし
てこのバッチを10℃まで冷却する。沈殿した生成物を
吸引濾過する。濾過ケーキを塩がなくなるまで水で洗
い、そして60℃で真空乾燥する。水素添加のため、こ
の生成物を炭素担体パラジウム触媒の存在下においてメ
タノール320部と32%塩酸52部との混合物に溶解
し、そして水素で水素添加する。還元完了時に触媒を吸
引濾過して除去し、メタノールを真空蒸留する。この残
留物は下記式の化合物である。
【化30】
【0046】(B)前記(A)で得られた化合物の7.
7部を水35部に溶解し、つぎに30部の氷と7部の3
2%塩酸を添加する。1規定の亜硝酸ナトリウム溶液2
0.8部を使用し0乃至5℃においてジアゾ化する。次
ぎに、2、5−ジメチルアニリンの2.4部を3.5%
塩酸42部に溶解し、そしてこの溶液をジアゾ液に滴下
する。このカップリング混合物に結晶酢酸ナトリウムを
ふりかけて、そのpHを3.5乃至4に調整する。ジアゾ
液がもはや検出されなくなったら、直ちに塩化ナトリウ
ムで染料を塩析する。この沈殿を濾過単離し、食塩水溶
液で洗う。得られたモノアゾ染料を100部の水に懸濁
し、次いで32%塩酸7部を添加し、そして1規定の亜
硝酸ナトリウム溶液19.2部を使用して0乃至5℃に
おいてジアゾ化を行なう。このジアゾ液を、水100部
と30%水溶化ナトリウム水溶液15部との混合物中の
バルビツール酸2.4部の溶液に0乃至10℃におい
て、水酸化ナトリウム水溶液を添加して、pH価を6乃至
7に保持しながら、滴下する。
【0047】この反応混合物を4時間攪拌し、水酸化ナ
トリウム水溶液を用いてそのpH価を9乃至10まで上げ
る。このあと20乃至25℃において硫酸ジメチル5.
8部を30分間かけて滴加する。エタノール160部を
添加した後に、さらに2時間攪拌を続け、沈殿した染料
を吸引濾過し、最初にエタノールで次ぎにアセトンで洗
う。60℃で真空乾燥して、下記式の染料を稀ギ酸に可
溶性の粉末の形態で得る。
【化31】
【化32】 A はCl とCH3OSO3
【0048】この染料は紙を黄橙色に染色する。得られ
る紙の染色物は耐光堅牢性および湿潤堅牢性にすぐれて
いる。
【0049】
【実施例2】実施例1(A)の操作をp−ニトロベンゾ
イル・クロライドの代りに等量のm−ニトロベンゾイル
・クロライドを使用して繰り返した。下記式の化合物を
得た。
【化33】 この化合物の5.7部を使用して実施例1(B)の操作
を繰り返した。下記式の染色を稀ギ酸に可溶性の粉末の
形で得た。
【化34】
【0050】この染料は紙を黄橙色に染色する。得られ
る紙染色物は耐光堅牢性および湿潤堅牢性にすぐれてい
る。
【0051】
【実施例3】(A)トルエン174部中のp−ニトロベ
ンゾイル・クロライド47部の溶液に、ジエチルアミノ
プロピルアミンの65.7部を15分間で滴下する。反
応は発熱反応であり、温度90℃まで上昇する。温度が
35℃まで低下した後に、水100部を添加し、そして
この混合物を攪拌する。相分離するのを待って有機相を
水洗し、乾燥し、そして蒸発させて濃縮する。この残留
物をメタノール45部と32%塩酸28.5部との混合
物に溶解し、そして水素化を実施例1(A)に記載した
ように実施して、下記式の化合物を得る。
【化35】
【0052】この化合物の5.5部を使用して実施例1
(B)の操作を繰り返した。下記式の染料を稀ギ酸に可
溶性の粉末の形で得た。
【化36】
【0053】この染料は紙を黄橙色に染色する。得られ
る紙染色物は耐光堅牢性および湿潤堅牢性にすぐれてい
る。
【0054】
【実施例4】5−ニトロイソフタル酸ジメチルの63.
9部とジメチルアミノプロピルアミンの87.1部とを
一緒にして45乃至50℃において12時間攪拌する。
真空蒸留によってメタノールと過剰のアミンとを除去す
る。この残留物を水180部に溶解し、この溶液を炭素
担体パラジウム触媒を使用して水素化する。これにより
得られる水溶液は下記式の化合物を含有する。
【化37】
【0055】この化合物6.2部を含有する水溶液1
8.3部を使用して実施例1(B)の操作を繰り返し
た。下記式の化合物を水または稀酸に可溶性の粉末の形
で得る。
【化38】
【0056】この染料は紙を黄橙色に染色する。得られ
る紙染色物は耐光堅牢性および湿潤堅牢性にすぐれてい
る。
【0057】
【実施例5−12】後記の第1表の2欄に記載したアニ
リン誘導体および3欄に記載したカップリング成分をそ
れぞれ実施例1の場合と同等量使用して実施例1を繰り
返した。これにより良好な染色堅牢性を有する第1表の
4欄に記載した色に紙を染色する下記式の染料を得た。
【化39】
【0058】
【表1】
【表2】
【0059】
【実施例13−19】後記の第2表の2欄に記載したア
ニリン誘導体および3欄に記載したカップリング成分を
それぞれ実施例4の場合と同等量使用して実施例4を繰
り返した。これにより良好な染色堅牢性を有する第2表
の4欄に記載した色に紙を染色する下記式の染料を得
た。
【化40】
【0060】
【表3】
【表4】
【0061】
【実施例20−23】後記第3表の2欄に記載したアニ
リン誘導体および3欄に記載したカップリング成分をそ
れぞれ実施例3の場合と同等量使用して実施例3を繰り
返した。これにより良好な染色堅牢性を有する第3表の
4欄に記載した色に紙を染色する下記式の染料を得た。
【化41】
【表5】
【0062】
【実施例24】化学漂白されたブナ亜硫酸塩パルプ50
部を、漂白されたエゾマツパルプRKN15(SR濾水
度22°)および実施例1で得られた染料2部と水中で
攪拌混合した(pH6、水硬度10°dH、温度20°、浴
比1:40)。15分間攪拌後に、この染色パルプをフ
ランク(Frank )抄紙機にかけて抄紙した。得られた紙
は非常に濃い黄金色に染色されていた。廃水は実質的に
無色であった。吸尽率はほぼ100%であった。耐光堅
牢性および湿潤堅牢性は優秀であった。
【0063】
【実施例25】漂白ブナ亜硫酸塩パルプ(22°SR)
から連続式実験用製紙機を使用して紙ウエッブを製造し
た。原液調製10秒前に実施例1により製造された染料
の水溶液を強力渦流攪拌しながら稀薄パル液に連続的に
添加した(0.5%着色、浴比1:400、水硬度10
°dH、pH6、温度20℃)。得られた紙ウエッブは濃度
均一な濃いオレンジ色に染料された。廃水は完全に無色
であった。
【0064】
【実施例26】木綿布(漂白シルケット加工木綿)10
部を実験用ビーム染色機を使用して実施例1の染料0.
05部を含有している染浴200部中で染色した(水硬
度10°dH、pH4、染浴循環3回/分)。温度は60分
間で20℃から100℃まで上げ、そのあと15分間一
定温度に保持した。染浴は完全に吸尽され、そして木綿
布は鮮明で濃いオレンジ色に染色された。この染色物は
耐光堅牢性が良好であり、そして湿潤堅牢性も非常に優
秀であった。
【0065】同様方法で再生セルロース(ビスコース)
の織物を実施例1の染料を使用して染色した場合にも、
良好な耐光堅牢性と非常に優秀な湿潤堅牢性とを有する
鮮明で濃いオレンジ色に染色された染色物を得た。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C09B 44/00 - 44/20 CA(STN)

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記式の非スルホン化カチオンアゾ染料 【化1】 [式中、 R1 、R2 、R3 は互いに独立的に置換されていないか
    または置換されたアルキル基板を意味するか、またはR
    1 とR2 とはそれらが結合している窒素原子と一緒で、
    あるいはR1 、R2 、R3 はそれらと結合している窒素
    原子と一緒で複素環式基を意味し、 Aは2乃至6個の炭素原子を有するアルキレン基であ
    り、 VとXとは互いに独立的に水素、それぞれ置換されてい
    ないかまたはヒドロキシル、ハロゲン、シアノまたはC
    1−C4−アルコキシによって置換されたC1−C4−アル
    キルまたはC1−C4−アルコキシであり、 Yは水素、C1−C4−アルキルまたはC1−C4−アルコ
    キシ、ハロゲンまたはシアノであり、 Zは水素、C1−C4−アルキルまたはC1−C4−アルコ
    キシ、ハロゲン、シアノまたは下記式の基 −NH−CHO −NH−CO−NH2 −NH−CO−NH−Q −NH−CO−(O)m−Q (ここで、mは0また1の数、そしてQは置換されてい
    ないかまたは置換されたC1−C4−アルキルまたはフェ
    ニルである)であり、 Wは置換されていないかまたは置換されたアルキル基で
    あり、 Kは下記式のカップリング成分 【化2】 (式中、 Y1 とY2 とは互いに独立的に=O、=NHまたは=N
    −C1−C4−アルキルであり、 Y3は=O、=S、=NRまたは=N−CNであり、こ
    こでRは水素またはC1−C4−アルキルである、 R4 とR5 とは互いに独立的に水素、置換されていない
    かまたは置換されたアルキル、または置換されていない
    かまたは置換されたフェニルである)、 nは1または2の数であり、 【化3】 An は陰イオンである]。
  2. 【請求項2】R1 がメチルまたはヒドロキシエチル、 R2 とR3 が互いに独立的にC1−C3−アルキル、 Aがエチレン、プロピレンまたはブチレン、 Vが水素、 Xが水素、メチルまたはメトキシ、 Yが水素、メチル、メトキシまたは塩素、 Zがメチル、メトキシ、エチル、エトキシ、アセチルア
    ミノ、プロピオニルアミノ、メトキシカルボニルアミ
    ノ、エトキシカルボニルアミノ、または下記式のいずれ
    かの基 【化5】 WがC1−C4−アルキル、またはヒドロキシル、シア
    ノ、C1−C4−アルコキシ、フェニルまたはカルバモイ
    ルによって置換されたC1−C4−アルキル、 Kが下記式のカップリング成分 【化6】 (式中、 Y1 とY2 とは互いに独立的に=Oまたは=NH、 Y3 は=O、=S、=NHまたは=N−CN、 R4 とR5 とは互いに独立的に水素またはC1−C4−ア
    ルキルである)、 nが1または2、そして 【化7】 An が陰イオンである請求項1記載のアゾ染料。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の式Iのアゾ染料の製造方
    法において、式 【化8】 のアミンをジアゾ化し、そのジアゾ化物を、式 【化9】 のカップリング成分と反応させ、得られたアミノアゾ化
    合物をジアゾ化し、そしてそのジアゾ化物を、式 【化10】 のカップリング成分にカップリングし、そして次にこの
    カップリング生成物を互いに同じ意味を基有するR3
    よびWを導入するアルキル化剤と反応させることを特徴
    とする方法(前記各式中R1 、R2 、R3 、A、V、
    X、Y、Z、Y1 、Y2 、Y3 、R4 、R5 、n、Wお
    よび 【化11】 An は請求項1で定義した意味を有する)。
  4. 【請求項4】 式 【化12】 の染料を基Wを導入するアルキル化剤と反応させる請求
    項1記載の式Iのアゾ染料の製造方法(なお、式V中、
    1 、R2 、R3 、A、n、V、X、Z、Y、K、 【化13】 An およびWは請求項1で定義した意味を有する)。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の式Iのアゾ染料を使用し
    て繊維材料、紙、皮革を染色または捺染する方法、およ
    びインクを製造する方法。
  6. 【請求項6】 請求項1記載の式Iのアゾ染料を使用し
    て各種の紙、特に漂白された未サイズでリグニンを含有
    していない紙を染色または捺染する方法。
  7. 【請求項7】 請求項1記載の式Iのアゾ染料を使用し
    てポリアクリロニトリル材料を染色または捺染する方
    法。
  8. 【請求項8】 請求項1記載の式Iのアゾ染料で染色ま
    たは捺染された材料。
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US4873319A (en) * 1986-10-03 1989-10-10 Ciba-Geigy Corporation Disazo dyes containing a pyrimidine coupling component and a cationic alkyl ammonium group

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DE59008717D1 (de) 1995-04-20
EP0434623B1 (de) 1995-03-15
EP0434623A1 (de) 1991-06-26
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