JP2000507297A - 改良された塩基性モノアゾ化合物 - Google Patents

改良された塩基性モノアゾ化合物

Info

Publication number
JP2000507297A
JP2000507297A JP9534188A JP53418897A JP2000507297A JP 2000507297 A JP2000507297 A JP 2000507297A JP 9534188 A JP9534188 A JP 9534188A JP 53418897 A JP53418897 A JP 53418897A JP 2000507297 A JP2000507297 A JP 2000507297A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
alkyl
unsubstituted
substituted
group
hydroxy
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9534188A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2000507297A5 (ja
Inventor
ペドラッツィー,ラインハルト
Original Assignee
クラリアント インターナショナル リミティド
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by クラリアント インターナショナル リミティド filed Critical クラリアント インターナショナル リミティド
Publication of JP2000507297A publication Critical patent/JP2000507297A/ja
Publication of JP2000507297A5 publication Critical patent/JP2000507297A5/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09BORGANIC DYES OR CLOSELY-RELATED COMPOUNDS FOR PRODUCING DYES, e.g. PIGMENTS; MORDANTS; LAKES
    • C09B29/00Monoazo dyes prepared by diazotising and coupling
    • C09B29/0003Monoazo dyes prepared by diazotising and coupling from diazotized anilines
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09BORGANIC DYES OR CLOSELY-RELATED COMPOUNDS FOR PRODUCING DYES, e.g. PIGMENTS; MORDANTS; LAKES
    • C09B29/00Monoazo dyes prepared by diazotising and coupling
    • C09B29/24Monoazo dyes prepared by diazotising and coupling from coupling components containing both hydroxyl and amino directing groups
    • C09B29/28Amino naphthols
    • C09B29/30Amino naphtholsulfonic acid

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Coloring (AREA)
  • Plural Heterocyclic Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 下式I

Description

【発明の詳細な説明】 改良された塩基性モノアゾ化合物 本発明は、金属を含まないもしくは銅錯体の形態の、スルホン酸基を含む塩基 性モノアゾ化合物、並びにその塩及び内部塩もしくは外部塩の形態であってもよ いこれらの化合物もしくは錯体の混合物に関する。これは染料としての使用に適 している。 本発明によれば、下式Iの化合物が提供される。 (上式中、WはOH又はNR1314であり、 YはNH又は直接結合であり、 R9はOH、Cl、C1-C4アルキル、C2-C4ヒドロキシアルキル、C2-C4ヒ ドロキシアルコキシ、NH2、NO2、COOH、COO(C1−C4アルキル)、 SO2NR1314、SO2OR1、C1−C4アルコキシであり、 R10はCl、C1-C4アルキル、C1-C4アルコキシ、NHCO−C1-C4アル キルであり、 R13はH、フェニル、シクロアルキル又は所望によりNR1617もしくはOH で置換したC1-C6アルキルであり、 R14はH、所望によりNR1617もしくはOHで置換したC1-6 アルキルであり、 各R1は独立にH、C1-C4アルキルであり、 nは0又は1であり、 X1及びX2は互いに独立に脂肪族、環式脂肪族、芳香族又は複素環式アミノ基 であり、このアミノ基はプロトン化可能な窒素原子もしくは4級アンモニウム基 を含み、脂肪族、環式脂肪族、芳香族もしくは複素環式モノ(C1-C4アルキル )アミノ基(このC1-C4アルキル基は未置換であるか又はハロゲン、C1-C4ア ルキル、フェニルもしくはヒドロキシで置換している)、脂肪族、環式脂肪族、 芳香族もしくは複素環式ジ(C1-C4アルキル)アミノ基(このC1-C4アルキル 基は未置換であるか又はハロゲン、C1-C4アルキル、フェニルもしくはヒドロ キシで置換している)、C5-C6シクロアルキルアミノ基(このシクロアルキル アミノ基は未置換であるか又は1もしくは2個のC1-C2アルキル基で置換して いる)、フェニルアミノ基(このフェニル環は未置換であるか又はハロゲン、C1 -C4アルキル、C1-C4アルコキシ、ヒドロキシ及びフェノキシより選ばれる1 又は2個の基で置換している)、又はNに加えN、OもしくはSのヘテロ原子を さらに1もしくは2個含む5もしくは6員環(この複素環は未置換であるか又は 1もしくは2個のC1-C4アルキル基で置換している)であり、 R16及びR17は独立に、水素、未置換C1-C4アルキル、ヒドロキシもしくは シアノでモノ置換したC1-C4アルキル、フェニル又はフェニルC1-C4アルキル (このフェニル環は未置換であるか又は塩素、C1-C4アルキル、C1-C4アルコ キシ、未置換C5-C6シクロアルキルもしくは1〜3個のC1-C4アルキル基、1 級、2級もしくは3級アミノC1-C4アルキル基(このアルキル基は好ましくは プロピルである)で置換したC5-C6シクロアルキル、又はピリジン(これは所 望により置換していてもよい)より選ばれる1〜3個の基で置換している)であ る) この化合物は内部塩又は外部塩の形態である。 好ましくは、上記式Iの化合物は、nが0又は1である金属を含まない形態で ある。置換されたトリアジニル基は6位もしくは7位においてナフトール基に結 合していることが好ましい。また、スルホン酸基はナフトール基に3位において 結合していることが好ましい。 好ましくはnは0である。 存在するアルキルもしくはアルキレンは特に示さない限り直鎖もしくは分枝鎖 である。窒素原子に結合しているヒドロキシもしくはアルコキシ置換アルキルも しくはアルキレン基において、このヒドロキシもしくはアルコキシ基はC1原子 以外の炭素原子に結合している。2つのヒドロキシ基で置換しているアルキレン 基において、このヒドロキシ基は異なる炭素原子に結合している。 R1としてのアルキルは1又は2個の炭素原子を含み、より好ましくはメチル である。置換されたアルキルは好ましくは直鎖もしくは分枝鎖C1-3アルキルで あり、好ましくはヒドロキシで一置換されている。 R1は好ましくはR1aであり、各R1aは独立に水素、メチル、エチル又は2-ヒ ドロキシエチルである。 本発明のさらに好ましい態様において、アゾ基に結合したフェニル環上のR1 、R9及びR10は独立に、H、CH3、OCH3、OC25、Cl、NO2からなる 群より選ばれ、ここでR1、R9及びR10の少なくとも2つはHではない。 本発明のより好ましい態様において、フェニル環は以下のうちの1つである。 2-ニトロ-3-クロロ-4-スルホンアミド、2,5-ジメチルスルホンアミド、5-クロ ロ-2-メチルスルホンアミド、2-メトキシ-5-メチ ルスルホンアミド、2,5-ジメトキシスルホンアミド、2,5-ジクロロスルホンアミ ド、2-ニトロ-5-クロロ-4-スルホンアミド、2-エトキシ-5-メチル-4-スルホンア ミド、2,6-ジメチル-4-スルホンアミド、2,6-ジクロロ-4-スルホンアミド、2,6- ジニトロ-4-スルホンアミド、2,6-ジクロロ-3-メチル-4-スルホンアミド、2,3,6 -トリクロロ-4-スルホンアミド、2,6-ジニトロ-3-メチル-4-スルホンアミド、2, 3,5,6-テトラメチル-4-スルホンアミド、2,6-ジメチル-3-スルホンアミド、2-ク ロロ-6-メチル-3-スルホンアミド、5,6-ジメチル-3-スルホンアミド、5-メチル- 6-クロロ-3-スルホンアミド、5-クロロ-6-メチル-3-スルホンアミド、5-ニトロ- 6-メチル-3-スルホンアミド、6-クロロ-4-メチル-3-スルホンアミド、4-クロロ- 6-メチル-3-スルホンアミド、4,6-ジクロロ-3-スルホンアミド、5-ニトロ-4-メ チル-3-スルホンアミド、4-ニトロ-5-メトキシ-3-スルホンアミド、5-クロロ-4- メチル-2-スルホンアミド、5-メチル-4-メトキシ-2-スルホンアミド、4,5-ジメ トキシ-2-スルホンアミド、4-クロロ-5-メチル-2-スルホンアミド、4-クロロ-5- メトキシ-2-スルホンアミド、4,5-ジクロロ-2-スルホンアミド、4,6-ジクロロ-2 -スルホンアミド、4,6-ジニトロ-2-スルホンアミド、3,5-ジメチル-2-スルホン アミド、3,5-ジクロロ-2-スルホンアミド、3,4-ジクロロ-2-スルホンアミド、3, 4,5-トリクロロ-2-スルホンアミド、3,4,6-トリクロロ-2-スルホンアミド。 本発明のより好ましい態様において、フェニルは4-スルホンアミドであり、そ れほど好ましくない態様においては、3-スルホンアミドであり、さらにそれほど 好ましくない態様においては2-スルホンアミドである。 上記リストより選ばれる特に好ましい4-スルホンアミド化合物は 以下のものである。2-ニトロ-3-クロロ-4-スルホンアミド、2,5-ジメチルスルホ ンアミド、5-クロロ-2-メチルスルホンアミド、2-メトキシ-5-メチルスルホンア ミド、2,5-ジメトキシスルホンアミド、2,5-ジクロロスルホンアミド、2-ニトロ -5-クロロ-4-スルホンアミド及び2-エトキシ-5-メチル-4-スルホンアミド。 X1又はX2が脂肪族アミノ基である場合、この基は好ましくはモノ(C1-4ア ルキル)もしくはジ(C1-4アルキル)アミノ基であり、この各アルキル基は独 立に未置換であるか又はハロゲン(特に塩素もしくは臭素)、C1-4アルコキシ 、フェニルもしくはヒドロキシで一置換しており、この置換基のうちヒドロキシ が最も好ましい。X1又はX2としての環式脂肪族基は好ましくはC5-6シクロア ルキル基であり、このシクロアルキル基は未置換であるか又は1もしくは2個の C1-2アルキル基で置換されている。 X1又はX2が芳香族アミノ基である場合、この基は好ましくはフェニルアミノ 基であり、このフェニル環は未置換であるか又はハロゲン(より好ましくは塩素 )、C1-4アルキル、C1-4アルコキシ、ヒドロキシ及びフェノキシより選ばれる 1又は2個の基で置換されている。 X1又はX2が複素環式アミノ基である場合、1又は2個のヘテロ原子(これは Nに加え、N、OもしくはSである)を1個もしくは2個含む、好ましくは飽和 5もしくは6員環であり、この複素環は未置換であるか又は1又は2個のC1-4 アルキル基で置換している。より好ましくは、これはピペリジノ、モルホリノ、 ピペラジノ、又はN-メチルピペラジノ環である。 プロトン化可能な窒素原子又は4級アンモニウム基を含むX1又はX2としての 脂肪族、環式脂肪族、芳香族又は複素環基を用いてもよいが、好ましくは基Zで あり、このZは独立に下式のものより 選ばれる。 上式中、pは0は1、2、もしくは3の整数であり、 各R15は独立に、水素、未置換C1-4アルキル、又はヒドロキシ、ハロゲン、 シアノもしくはC1-4アルコキシで一置換したC1-4アルキルであり、 各R2及びR3は独立に、水素、未置換C-6アルキル、ヒドロキシもしくはシア ノで一置換したC2-6アルキル、フェニルもしくはフェニルC1-4アルキル(これ らのフェニル環は未置換であるか又は塩素、C1-4アルキル、C1-4アルコキシ、 未置換C5-6シク ロアルキルもしくは1〜3個のC1-4アルキル基で置換されているC5-6シクロア ルキルより選ばれる1〜3個の基で置換している)であり、又は R2及びR3はこれらが結合している窒素原子と共に、1〜3個のヘテロ原子( Nに加え、さらに1個又は2個のN、O又はS)を含む5もしくは6員環を形成 し、この複素環は未置換であるか又は1個もしくは2個のC1-4アルキル基で置 換している、 各R4及びR5は独立に、水素以外のR2及びR3の意味の1つであり、 R6はC1-4アルキル又はベンジルであり、ただしR4及びR5がR2及びR3の環 式基の1つである場合ベンジルではなく、 R4、R5及びR6はこれらが結合している窒素原子と共に、未置換であるか又 は1個もしくは2個のメチル基で置換しているピリジニウム環を形成し、 Q1はC2-8アルキレン、1個もしくは2個のヒドロキシ基で置換したC3-6ア ルキレン、C1-6アルキレン-1,3-もしくは1,4-フェニレン、又は−*NHCOC H2であり、この*は−NR15に結合している原子を示す、 Q2はC2-8アルキレン、1個もしくは2個のヒドロキシ基で置換したC3-6ア ルキレン、C1-6アルキレン-1,3-もしくは1,4-フェニレン又は1,3-もしくは1,4- フェニレンであり、 Q3はC2-8アルキレンであり、 R7水素、未置換C1-6アルキル又はヒドロキシ、シアノ、塩素もしくはフェニ ルで一置換したC1-6アルキルであり、 R8は未置換C1-6アルキル又はヒドロキシ、シアノもしくは塩素で一置換した C1-6アルキルであり、 An-は非発色アニオンである。 R2又はR3としての未置換C1-6アルキル基は、好ましくはメチル又はエチル である。R2又はR3としての置換C2-6アルキル基は、好ましくは2もしくは3 位においてシアノもしくはヒドロキシで一置換されたエチル又はプロピル基であ る。 R2又はR3としてのフェニルは好ましくは未置換である。フェニルアルキル基 は好ましくはベンジルであり、このフェニル環は好ましくは未置換である。R2 又はR3としてのシクロアルキルは好ましくはシクロヘキシルであり、アルキル 置換シクロアルキルは好ましくは1〜3個のメチル基で置換したシクロヘキシル である。 R2又はR3は好ましくはR2a又はR3aであり、各R2a又はR3aは独立に水素、 未置換C1-4アルキル、線状ヒドロキシC2-3アルキル、フェニルもしくはベンジ ル、又はピリジニウム環である。 より好ましくは、R2又はR3はR2b又はR3bであり、各R2b又はR3bは独立に 水素、未置換C1-4アルキルもしくは2-ヒドロキシエチル、又はピリジニウム環 である。 最も好ましくは、R2及びR3はそれぞれR2c及びR3cであり、各R2c及びR3c は独立に水素、メチル又はエチルである。 非環式のR2及びR3が同一基であることが特に好ましい。 R4及びR5は好ましくはそれぞれR4a及びR5aであり、各R4a及びR5aは独立 に未置換C1-4アルキル、線状ヒドロキシC2-3アルキルもしくはベンゾイルであ り、又はR4a及びR5aはそれが結合している窒素と共にピペリジン環、モルホリ ン環、ピペラジン環もしくはN−メチルピペラジン環を形成する。 より好ましくは、R4及びR5はそれぞれR4b及びR5bであり、各R4b及びR5b は独立に未置換C1-4アルキルもしくは2-ヒドロキシエチルである。 R6としてのアルキルは好ましくはメチルもしくはエチルであり 、より好ましくはメチルである。 本発明の好ましい態様において、上記ZはZaであり、各Zaは独立に下式より 選ばれる基である。上式中、p’は0又は1であり、 R15bは水素、メチル又は2-ヒドロキシエチルであり、 Q1aは−*NHCOCH2-(*は−NR15bに結合している原子を示す)、未置 換C2-6アルキレン、モノヒドロキシ置換C3-4アルキレン、-(CH2)1-4-1,3-も しくは1,4-フェニレン、又は1,3-もしくは1,4-フェニレンであり、 各Q2b及びQ3bは線状アルキレン基であり、 各R2b及びR3bは独立に水素、未置換C1-4アルキルもしくは2-ヒドロキシエ チル、又はピリジニウム環であり、 各R4b及びR5bは独立に未置換C1-4アルキル又は2-ヒドロキシエチルであり 、R6aはC1-4アルキル又はベンジルであり、又は R4b、R5b及びR6aはそれが結合している窒素原子と共にピリジウム環を形成 し、これは未置換であるか又は1もしくは2個のメチル基で置換しており、 R7bは水素、メチル、エチル又は2-ヒドロキシエチルであり、 R8aはメチル、エチル又は2-ヒドロキシエチルであり、 An-は非発色アニオンである。 本発明はさらに式Iの化合物の製造方法を提供し、この方法は、下式II (上式中、WO2S、R1、R9及びR10は上記の規定と同じであり、好ましくは 上記のように配置されている) のアミンのジアゾニウム塩を下式III (上式中、R1、X1、X2及びYは上記の規定と同じであり、S O3Hの好ましい位置は上記のとおりである) の化合物と反応させることを含む。 ジアゾ化及びカップリングは従来の方法によって行ってよい。カップリング反 応は有利には0〜60℃、好ましくは20〜50℃の温度及び3〜9、好ましくは4〜 6のpHにおいて水性反応媒体中で行われる。 >CN=Nナフトール基の炭素原子に対してフェニル基のオルト位の1つが未 置換であるか又はハロゲン、ヒドロキシもしくはC1-4アルコキシで置換されて いる式Iの金属を含まない化合物を公知の方法によって1:1銅錯体に転化させ てもよい。この銅錯体化は、式Iの適当な金属を含まない化合物を、金属化され るモノアゾ化合物の当量に対して少なくとも1当量を与えるような量の、銅を与 える化合物と反応させることにより行われる。 好適には、この1:1銅錯体は、好ましくは40〜70℃、4〜7のpHにおいて 銅(II)塩の存在下で酸化銅錯体化により、又は過酸化水素もしくは従来の酸化 剤の存在下で銅粉末を用いて、又は好ましくは2〜6のpHにおいて沸騰温度ま で加熱して酢酸金属塩を添加し、もしくは6〜11のpHにおいて沸騰温度まで加 熱してアンモニア水溶液もしくは脂肪族アミンを添加して脱メチル化銅錯体化に よって行われる。 こうして得られる式Iの化合物は、公知の方法によって単離してよい。 遊離塩基を含む式Iの化合物(もしくは錯体)は、上記無機もしくは有機塩の 1つと反応させることによって完全にもしくは部分的に水溶性塩に転化してよい 。 出発化合物である式IIのアミンは公知であるか、又は入手可能な出発材料から 公知の方法によって製造できる。式IIIの化合物は、第 一及び第二工程において塩化シアヌル酸を下式IV及びVのジアミンと反応させる 、塩化シアヌル酸の塩素原子の段階置換によって製造できる。 上式中、R15b、Q及びXは以下の意味を有する。Qは上記Q1、Q2又はQ3のい ずれかであり、XはX1の意味を有する。 同じジアミノ基を導入する場合、この第一及び第二工程を1つの工程にしても よい。好適には、この1つの工程は0〜30℃の温度において、好ましくは4〜6 のpHで行われる。 異なるジアミノ基を導入する場合、好適には、縮合反応に対して高い選択性を 示すジアミンを、好ましくは0〜20℃、より好ましくは0〜5℃の温度において 第一工程で導入する。両方の縮合工程はpHの上限が7である従来の反応媒体を 用いて行ってよい。第二工程は、好ましくは10〜40℃、好ましくは12〜30℃にお いて行われる。 最終第三工程であるアミノナフトール成分との縮合は、60〜100℃の高温にお いて2〜3のpHで行われる。 式IV及びVの出発化合物は公知であるか、又は入手可能な出発材料から公知の 方法によって製造することができる。 本発明に係る化合物及び錯体は、酸付加塩形態又は4級アンモニウム塩形態に おいて、カチオン染色性材料、例えばアクリロニトリ ルのホモもしくは混合ポリマー、酸改質ポリエステルもしくはポリアミド、ウー ル、低親和性植物なめし皮革を含む皮革、コットン、篩部(bast)繊維、例えばア サ、アマ、サイザル、ジュート、コイア及びワラ、再生セルロース繊維、ガラス もしくはガラス製品(ガラス繊維を含む)、並びにセルロース、例えば紙及びコ ットンを含む製品の染色に用いることができる。本発明に係る化合物及び錯体は 、公知の方法によって、上記の材料を含む繊維、フィラメント及び布帛のプリン トに用いることもできる。プリントは、プリントされる材料を本発明の化合物を 1種以上含む適当なプリントペーストで含浸することによって行われる。用いら れるプリントペーストの種類はプリントされる材料によって異なる。好適な市販 入手可能なプリントペーストの選択又は適当なペーストの調製は当業者にとって 慣習的なものである。この他に、本発明の化合物を、例えばジェットプリントに 適したインクの製造に用いてもよい。 最も好ましくは、サイジングされたもしくはサイジングされていない、木材を 含まないもしくは木材を含む紙もしくは紙をベースとする製品、例えば厚紙のプ リントもしくは染色にこの染料が用いられる。これは、連続染色、サイズプレス における染色、従来の浸漬もしくは表面着色法に用いてよい。この紙の染色及び プリントは公知の方法によって行われる。 この染色及びプリント、特に紙において得られるもの、は良好な耐久性を示す 。 式Iの化合物は染色液に転化させてもよい。安定な液体、好ましくは水溶液、 又は固体(粉末もしくは粒状形態)染色液への加工は公知の方法によって行われ る。この他に、安定な液体染色液は、染料を適当な溶媒、例えば鉱酸もしくは有 機酸、例えば塩酸、硫酸、リン酸、蟻酸、酢酸、乳酸、グリコール酸、クエン酸 、及びメタン スルホン酸に溶解することによって製造される。さらに、ホルムアミド、ジメチ ルホルムアミド、尿素、グリコール及びそのエーテル、デキストリン、又は硼酸 とソルビットの付加生成物を水と共に、所望により助剤、例えば安定剤を加えて 用いることができる。そのような染色液は、例えば仏特許明細書No.1,572,030に 記載のようにして得られる。 式Iの化合物は(対応する塩形態において)、特に冷水に良好な溶解性を有す る。その高い溶解性のため、本発明の化合物は実際定量的に消費され、良好な付 着性を示す。これはストックに直接、すなわちあらかじめ溶解することなく、乾 燥粉末又は粒子として、色に影響を与えることなく加えることができる。これは また、軟水に用いることもできる。紙に用いた場合まだらにならず、紙上で両面 染色(two-sided dying)を与えず、pH変化に対して影響されない。これは広範 囲、すなわち3〜10のpHにおいて使用できる。サイジングされたもしくはサイ ジングされていない紙を製造する場合、排水は本質的に無色である。これは環境 上の観点から特に重要であり、同様の公知の染料と比較した場合、著しい特徴で ある。サイジングされた紙の染色は、対応するサイジングされていない紙の染色 と比較して強度の低下を示さない。 この化合物、特に金属を含まない形態の化合物による紙染色もしくはプリント は鮮やかであり、良好な光耐久性を有する。光に長時間露出させた場合、染色の 色あいはわずかにあせる。これは良好な湿潤耐久性を示し、ミルク、フルーツジ ュース、甘味料入りミネラルウォーター、炭酸水、石鹸及び塩化ナトリウム溶液 、尿等に対して色あせを示さない。さらに、これは良好なアルコール耐久性を有 する。この湿潤耐久性は、他は同様な特性を示す公知の染料と比較して改良され ている。これは両面性に対する傾向を示さない。 本発明の化合物により染色もしくはプリントされた紙は酸化もしくは還元漂白 することができ、その特徴は廃棄されたもしくは古紙/紙製品の再利用にある。 驚くべきことに、本発明の染料は優れた漂白性(特に還元漂白を行った場合)を 示す。この特性は、改良されたバックウォーターの結果及び湿潤耐久性と共に、 他の同様の特性を有する公知の染料以上の著しい改良を示す。 本発明の化合物はウッドパルプを含む紙の染色に用いてもよく、この場合優れ た耐久性を有する均一な染料が得られる。さらに、公知の方法によってコートさ れた紙の製造に用いてもよい。好ましくは、コーティングを行う場合、片面コー トされた紙を与えるために好適な充填材、例えばカオリンを用いる。 本発明の化合物は、他の染料、例えば他のカチオンもしくはアニオン染料と共 に染色するためも適している。他の市販の染料との混合物において染料として用 いる場合の本発明の化合物の相溶性は従来の方法によって決定される。こうして 得られた染色は優れた耐久性を有する。 本発明はさらに、本発明の化合物により染色もしくはプリントされた基材をも 提供する。この基材は、上記基材のいずれかから選択される。好ましい基材は、 コットンもしくは紙、又は紙をベースとする製品のような、セルロースを含む物 質である。 本発明はさらに、連続的に攪拌されているストック溶液に、本発明の染料を連 続的に導入することを含む、紙の染色方法を提供する。 本発明はさらに、上記基材を染色もしくはプリントするための本発明の化合物 の使用を提供する。 以下の例は本発明を説明するものである。この例において、特に示さない限り 、部及びパーセントはすべて重量もしくは体積を基準 とするものであり、温度は摂氏である。実施例1 15部の1-アミノ-2-メトキシ-5-メチルベンゼン-4-スルホンアミドを、20部の2 8%HClを含む200部の水に溶解し、0〜5℃において10%硝酸ナトリウムでジ アゾ化した。下式のカップリング成分を含む溶液1aに34部の酢酸ナトリウムを加え、pHを4〜5 に高めた。これにジアゾ化溶液を加え、5〜10℃においてカップリングを行った 。強炭酸水素ナトリウムを用いてpHを4.5〜5に保った。3時間後、30%Na OHによりpHを10にし、沈澱した染料を濾別した。下式の染料が得られた。 この染料は希酸、特に有機酸、例えば蟻酸、乳酸、酢酸及びメトキシ酢酸によ く溶解する。この溶液は紙を赤色に染色する。この得られた染色は優れた光耐久 性及び湿潤耐久性(水、アルコール、ミルク、石鹸水、塩化ナトリウム溶液、キ ニーネ水、尿等に対する)を示し、両面性に関して優れた特性を示す。さらに、 これは酸化もしくは還元のいずれによってもとてもよく漂白される。実施例1a(カップリング成分の製造) 100部の氷水中の14.8部の1,2-ジアミノプロパンのpHを46部の30%HClに より3〜5にした。0〜3℃において激しく攪拌しながら18部の塩化シアヌル酸 を加えた。53部の30%NaOHを用いてpHを5〜5.5に5時間保った。反応溶 液の温度は最後において約25〜30℃にした。その後、21部の2-アミノ-5-ヒドロ キシナフタレン-7-硫酸を加えた。この懸濁液を攪拌しながら80℃に温め、13部 の30%NaOHによりpHを2〜2.5に保った。曇った溶液が得られた。1時間 後反応が終了した。実施例1b 18.4部の塩化シアヌル酸を20部の水及び50部の氷に加えた。その後、0〜5℃ の温度において、11部のN-メチルピペラジンを3時間かけて添加した。1時間攪 拌を続け、その後7.4部の1,2-ジアミノプロパン、40部の氷及び約20部の30%H Clを含むpH6のアミン溶液を加えた。このpHを6にさらに5時間保ち、そ れにより温度は25〜30℃になった。次いで21.5部の2-アミノ-5-ヒドロキシナフ タリン-7-硫酸を加えた。温度を80℃に高め、この温度を1時間保ち、20%炭酸 ナトリウム溶液を用いてpHを2〜2.5に保った。得られた溶液は以下のカップ リング成分を含んでいた。 上記カップリング成分は、染料を製造するため上記実施例1aと同様に用いる ことができる。 以下の表において、以下のカップリング成分を示す。 実施例2〜16 実施例1並びに1a〜rと同様にして、適当な出発材料を用いて他の式Iの化 合物を製造した。この化合物は下式を有し、式中の符号は以下の表に示す意味を 有する。 実施例17 18.4部の塩化シアヌル酸を20部の水及び50部の氷に加えた。その後、0〜5℃ の温度において、26部のジエチルアミノプロピルアミンを3時間かけて添加した 。1時間攪拌を続け、次いで温度を25〜30℃に高めた。pH6においてさらに5 時間攪拌を続けた。その後、70部の2-(3'-アミノベンゾイル)-アミノ-5-ヒドロ キシナフタリン-7-硫酸を加えた。温度を80℃に高め、この温度を1時間保ち、2 0%Na−カーボネート溶液を用いてpHを2〜2.5に保った。この溶液は下式を 有するカップリング成分を含んでいた。 20部のジアゾ化された1-アミノ-2-メトキシ-5-メチルベンゼン-4-硫酸を加え 、pH4〜4.5においてカップリングさせた。2時間後、30%NaOHによりp Hを9に高め、沈澱した染料を濾別した。下式の染料が得られた。 この染料は希酸、特に蟻酸へのとても優れた溶解性を示す。この溶液は紙を明 るい赤色に染色する。この得られた染色は優れた光耐久性及び湿潤耐久性を示す 。漂白性は完全であった。実施例18 実施例17に従い、1-アミノ-2-メトキシ-5-メチルベンゼン-4-硫酸及びジエ チルアミノプロピルアミンの代わりに1,2-ジアミノプロパン及び1-アミノ-2-メ トキシ-5-メチルベンゼン-4-スルホンアミドを用いて、下式の染料が得られた。 この染料は希酸へのとても優れた溶解性を示す。この溶液は紙を明るい赤色に 染色する。紙の耐久性は優れていた。実施例19 約65部の純粋な染料を含む、実施例1で得られた濾過後の湿ったプレスケーキ を500部の水及び20部の蟻酸に加えた。この染料は完全に溶解した。この染料溶 液を蒸発させて乾固させ、実施例1に示す式を有する粉末形態の選奨を得た。こ れは冷水に完全に溶解した。塩を形成するため、他の有機酸、例えば乳酸、酢酸 もしくはメトキシ酢酸又はこれらの混合物も用いることができた。実施例20 実施例1で得られた湿ったプレスケーキを40部の乳酸及び250部の水に加え、5 0℃に温めて溶解させた。最後に、フィルターを用いて濾過し、450部とした。粘 稠な染料溶液が得られ、これは室温において数カ月保存可能であり、直接又は水 で希釈して用い、紙を赤色に染色することができる。適用例A 松材より得た化学的に漂白した亜硫酸パルプ70部及び樺材より得られた化学的 に漂白したセルロース30部をHollander中の2000部の 水中で叩解した。実施例1の染料0.2部をこのパルプに散布し、又は2部の実施 例20の染料溶液を加えた。10分間混合後、このパルプより紙を製造した。こうし て得られた吸収紙は赤色に染色された。この排水は無色であった。適用例B 実施例1の染料粉末0.2部を100部の熱水に溶解し、室温まで冷却した。この溶 液を、Hollander内で2000部の水と混合した100部の化学的に漂白した亜硫酸パル プに加えた。15分後、よく混合したレジンサイズ及び硫酸アルミニウムを加えた 。こうして製造された紙は赤色であり、完全な光耐久性及び湿潤耐久性を示した 。適用例C 未サイジング紙を40〜50℃において以下の組成を有する染料溶液に通した。 0.3部の実施例1の染料 0.5部のスターチ、及び 99.0部の水 過剰の染料溶液を2本ローラーを通して絞った。乾燥した紙は赤色に染色され ていた。 実施例2〜19の染料も適用例A〜Cの方法と同様にして染色に用いることが できる。得られた紙の染色は優れた耐久性を示す。適用例D 酸付加塩の形態の実施例1の染料0.2部を4000部の脱イオン水に40℃において 溶解した。100部のコットン布帛を加え、槽を30分か3て沸騰させ、1時間沸騰 させた。染色の間に蒸発する水を連続的に補った。染色された基材を槽から取り 出し、洗浄及び乾燥後、赤色の染色が得られ、これは優れた光耐久性及び湿潤耐 久性を有していた。この染料は実質的にすべて繊維に吸収され、排水は無色であ った。 適用例Dと同様にして、実施例2〜19の染料もコットンの染色に用いること ができる。適用例E 100部のあらたになめしを行い、中和したクロム皮革を、250部の水(55℃)及 び0.5部の実施例1の染料(酸付加塩の形態)からなる液を含む容器内で30分間 攪拌し、着いて同じ槽内で2部のスルホン化された鯨油をベースとするアニオン 脂肪リカーで処理した。次いでこの皮革を乾燥し、赤色に均一に染色された皮革 が得られた。 適用例Eと同様の方法により、実施例2〜19の染料も皮革の染色に用いるこ とができる。 さらに親和性の低い植物なめしを行った皮革も、。公知の方法によってここに 記載の染料を用いて染色することができる。適用例F 60%(乾燥重量)の砕木パルプ及び40重量%の未漂白亜硫酸パルプからなるHo llander中の乾燥パルプに水を加え、このスラリーを叩解し、2.5%をわずかに越 える乾燥含量を得た。叩解度は40°SRSchopper-Riegler)であった。次いで水を 加えてこのスラリーを2.5%の高密度乾燥含量に正確に調整した。 実施例1の染料の2.5%水溶液5部を上記スラリー200部に加えた。この混合物 を約5分間攪拌後、2重量%のレジンサイズを加え、次いで4重量%(乾燥重量 基準)のアルムを加え、均一になるまでさらに数分間攪拌した。得られたパルプ を約500部の水で希釈し、700部の体積とし、次いでシート形成器上で吸引によっ て紙シートを製造した。得られた紙シートは赤色に染色されていた。 適用例Fと同様にして、実施例2〜19の染料も実施例1の染料 の代わりに用いることができる。すべてにおいて、廃棄紙は残留染料濃度は低か った。適用例G 松材より得た化学的に漂白した亜硫酸パルプ50重量%及び樺材より得られた化 学的に漂白した亜硫酸パルプ50重量%からなるHollander中の乾燥パルプに水を 加え、このスラリーを35°SRの粉砕度になるまで粉砕した。次いでこのスラリー を水を加えることによって高密度に調整し、この懸濁液のpHを7に調整した。 実施例によって調整した染料混合物の0.5%水溶液10部を200部の上記スラリー に加え、この混合物を5分間撹拌した。得られたパルプを500部の水で希釈し、 次いでシート形成器上で吸引によって紙シートを製造した。得られた紙シートは 赤色に染色されていた。 適用例Gと同様の方法により、実施例2〜19の染料のいずれかからなる他の 染料混合物も用いることができる。すべてにおいて、赤色の紙シートが形成され た。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 下式Iの、内部塩もしくは外部塩の形態の化合物。 (上式中、WはOH又はNR1314であり、 YはNH又は直接結合であり、 R9はOH、Cl、C1-C4アルキル、C2-C4ヒドロキシアルキル、C2-C4ヒ ドロキシアルコキシ、NH2、NO2、COOH、COO(C1-C4アルキル)、 SO2NR1314、SO2OR1、C1-C4アルコキシであり、 R10はCl、C1−C4アルキル、C1−C4アルコキシ、NHCO−C1-C4ア ルキルであり、 R13はH、フェニル、シクロアルキル又は所望によりNR1617もしくはOH で置換したC1-C6アルキルであり、 R14はH、所望によりNR1617もしくはOHで置換したC1-C6アルキルで あり、 各R1は独立にH、C1-C4アルキルであり、 nは0又は1であり、 X1及びX2は互いに独立に脂肪族、環式脂肪族、芳香族又は複素環式アミノ基 であり、このアミノ基はプロトン化可能な窒素原子もしくは4級アンモニウム基 を含み、脂肪族、環式脂肪族、芳香族もしくは複素環式モノ(C1-C4アルキル )アミノ基(このC1-C4アルキル基は未置換であるか又はハロゲン、C1-C4ア ルキル、 フェニルもしくはヒドロキシで置換している)、脂肪族、環式脂肪族、芳香族も しくは複素環式ジ(C1-C4アルキル)アミノ基(このC1-C4アルキル基は未置 換であるか又はハロゲン、C1-C4アルキル、フェニルもしくはヒドロキシで置 換している)、C5-C6シクロアルキルアミノ基(このシクロアルキルアミノ基 は未置換であるか又は1もしくは2個のC1-C2アルキル基で置換している)、 フェニルアミノ基(このフェニル環は未置換であるか又はハロゲン、C1-C4ア ルキル、C1−C4アルコキシ、ヒドロキシ及びフェノキシより選ばれる1又は2 個の基で置換している)、又はNに加えN、OもしくはSのヘテロ原子をさらに 1もしくは2個含む5もしくは6員環(この複素環は未置換であるか又は1もし くは2個のC1-C4アルキル基で置換している)であり、 R16及びR17は独立に、水素、未置換C1-C4アルキル、ヒドロキシもしくは シアノでモノ置換したC1-C4アルキル、フェニル又はフェニルC1-C4アルキル (このフェニル環は未置換であるか又は塩素、C1-C4アルキル、C1-C4アルコ キシ、未置換C5-C6シクロアルキルもしくは1〜3個のC1-C4アルキル基、1 級、2級もしくは3級アミノC1-C4アルキル基(このアルキル基は好ましくは プロピルである)で置換したC5-C6シクロアルキル、又はピリジン(これは所 望により置換していてもよい)より選ばれる1〜3個の基で置換している)であ る) 2. nが0である、請求項1記載の化合物。 3. R1がR1aであり、R1aが独立に水素、メチル、エチル又は2-ヒドロキシ エチルである、請求項1又は2記載の化合物。 4. アゾ基に結合しているフェニル環上のR1、R9及びR10が独立に、H、 CH3、OCH3、OC25、Cl、NO2であり、R1、R9及びR10の少なくと も2つがHではない、請求項1〜 3のいずれか記載の化合物。 5. 各複素環アミノ基X1及びX2が基Zであり、このZが独立に下式のいず れかより選ばれる、請求項1〜4のいずれか記載の化合物。(上式中、pは0又は1、2、もしくは3の整数であり、 各R15は独立に水素、未置換C1-4アルキル、又はヒドロキシ、ハロゲン、シ アノもしくはC1-4アルコキシにより一置換されたC1-4アルキルであり、 各R2及びR3は独立に水素、未置換C1-6アルキル、ヒドロキシもしくはシア ノで一置換したC2-6アルキル、フェニル又はフェニルC1-4アルキルであり、こ のフェニル環は未置換であるか又は塩素、C1-4アルキル、C1-4アルコキシ、未 置換C5-6シクロアルキル又は1〜3個のC1-4アルキル基で置換しているC5-6 シクロアルキル基より選ばれる1〜3個の基で置換しており、又は R2及びR3はそれが結合している窒素原子と共に、1〜3個のヘテロ原子(N に加え、さらに1又は2個のN、O又はS)を含む5もしくは6員環を形成し、 この複素環は未置換であるか又は1もしくは2個のC1-4アルキル基で置換して おり、 各R4及びR5は独立に、水素以外のR2及びR3の意味の1つを有し、 R6はC1-4アルキル又はベンジルであり、但しR4及びR5がR2及びR3の環の 意味の1つを有する場合R6はベンジルではなく、又は R4、R5及びR6はそれが結合している窒素原子と共に、未置換であるか又は 1もしくは2個のメチル基で置換されているピリジニウム環を形成し、 Q1はC2-8アルキレン、1もしくは2個のヒドロキシ基で置換したC3-6アル キレン、C1-6アルキレン-1,3もしくは1,4-フェニレン、又は−*NHCOCH2 であり、ここで*は−NR15に結合している原子を表し、 Q2はC2-8アルキレン、1もしくは2個のヒドロキシ基で置換したC3-6アル キレン、C1-6アルキレン-1,3もしくは1,4-フェニレン、又は1,3-もしくは1,4- フェニレンであり、 Q3はC2-8アルキレンであり、 R7は水素、未置換C1-6アルキル又はヒドロキシ、シアノ、塩 素もしくはフェニルで一置換したC1-6アルキルであり、 R8は未置換C1-6アルキル又はヒドロキシ、シアノもしくは塩素で一置換した C1-6アルキルであり、 An-は非発色アニオンである) 6. 各複素環基X1及びX2がZaであり、このZaが独立に下式のいずれかよ り選ばれる、請求項1〜5のいずれか記載の化合物。(上式中、p’は0又は1であり、 R15bは水素、メチル又は2-ヒドロキシエチルであり、 Q1aは未置換C2-6アルキレン、モノヒドロキシ置換C3-4アルキレン、-(CH2 )1-4-1,3-もしくは-1,4-フェニレン、1,3-もしくは1,4-フェニレン、又は−* NHCOCH2であり、ここで*は−NR15bに結合している原子を表し、 各Q2b及びQ3bは直鎖C2-6アルキレン基であり、 各R2b及びR3bは独立に水素、未置換C1-4アルキル、2-ヒドロキシエチル、 又はピリジニウム環であり、 各R4b及びR5bは独立に未置換C1-4アルキル又は2-ヒドロキシエチルであり 、R6aはC1-4アルキル又はベンジルであり、 R4b、R5b及びR6bはそれが結合している窒素原子と共に、未置換であるか又 は1もしくは2個のメチル基で置換されているピリジニウム環を形成し、 R7bは水素、メチル、エチル又は2-ヒドロキシエチルであり、 R8bはメチル、エチルルキル又は又は2-ヒドロキシエチルであり、 An-は非発色アニオンである) 7. 請求項1〜6のいずれか記載の化合物を含む組成物。 8. 請求項1〜6のいずれか記載の化合物又は請求項7記載の組成物により 染色もしくはプリントされた基材。 9. 請求項1〜6のいずれか記載の化合物又は請求項7記載の組成物の染色 もしくはプリントのための使用。 10.請求項1記載の式Iの化合物の製造方法であって、下式II のアミンのジアゾニウム塩を下式III (上式中、WO2S、R1、R9、R10、Y、X1及びX2は請求項1に規定のとお りである) の化合物と反応させることを含む方法。
JP9534188A 1996-03-27 1997-03-25 改良された塩基性モノアゾ化合物 Pending JP2000507297A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
GBGB9606453.0A GB9606453D0 (en) 1996-03-27 1996-03-27 Improvements in or relating to organic compounds
GB9606453.0 1996-03-27
PCT/IB1997/000294 WO1997035925A1 (en) 1996-03-27 1997-03-25 Improved basic monoazo compounds

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000507297A true JP2000507297A (ja) 2000-06-13
JP2000507297A5 JP2000507297A5 (ja) 2004-12-02

Family

ID=10791128

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9534188A Pending JP2000507297A (ja) 1996-03-27 1997-03-25 改良された塩基性モノアゾ化合物

Country Status (7)

Country Link
EP (1) EP0891394B1 (ja)
JP (1) JP2000507297A (ja)
AU (1) AU718334B2 (ja)
DE (1) DE69707122T2 (ja)
ES (1) ES2166065T3 (ja)
GB (1) GB9606453D0 (ja)
WO (1) WO1997035925A1 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB0113307D0 (en) * 2001-06-01 2001-07-25 Clariant Int Ltd Organic compounds
WO2004013233A1 (en) * 2002-07-26 2004-02-12 Ciba Specialty Chemicals Holding Inc. Anionic monoazo dyes
BR112012018329B1 (pt) 2009-12-21 2020-11-24 Living Proof, Inc. corante funcionalizado, método para colorir cabelo, kit e composição de corante

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE2915323A1 (de) * 1978-04-26 1979-11-08 Sandoz Ag Basische bzw. kationische, sulfonsaeuregruppenhaltige monoazo- oder disazoverbindungen
EP0194885B1 (en) * 1985-03-14 1989-06-07 Taoka Chemical Co., Ltd Azo compound and aqueous ink composition comprising the same
FR2579798B1 (fr) * 1985-04-02 1990-09-28 Ebauchesfabrik Eta Ag Procede de fabrication de modules electroniques pour cartes a microcircuits et modules obtenus selon ce procede
DE3625576A1 (de) * 1985-08-19 1987-02-19 Sandoz Ag Basische, sulfonsaeuregruppenhaltige monoazo- oder disazoverbindungen

Also Published As

Publication number Publication date
AU1654397A (en) 1997-10-02
AU718334B2 (en) 2000-04-13
EP0891394B1 (en) 2001-10-04
ES2166065T3 (es) 2002-04-01
WO1997035925A1 (en) 1997-10-02
DE69707122T2 (de) 2002-05-02
EP0891394A1 (en) 1999-01-20
GB9606453D0 (en) 1996-06-05
DE69707122D1 (de) 2001-11-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2770912B2 (ja) アニオン型トリアジニルアミノジスアゾ染料
JPH08225538A (ja) カチオンイミダゾールアゾ染料
JP2525813B2 (ja) トリアジニル基含有モノアゾ化合物
JPH0662869B2 (ja) スルホン酸基を含まない塩基性化合物
JP3902672B2 (ja) スルホン酸基を含む塩基性ジスアゾ化合物
US5929215A (en) Basic monoazo compounds
JP2873305B2 (ja) カチオンフタロシアニン色素
EP1360242B1 (en) Azo dyestuffs
US6365719B1 (en) Bridged disazo compounds
TWI297715B (en) Disazo compounds and process for producing the same
US6302923B1 (en) Triphendioxazine compounds
JP2000507297A (ja) 改良された塩基性モノアゾ化合物
JP4354802B2 (ja) 塩基性モノ及びビスアゾ化合物
JP2562151B2 (ja) カチオンジスアゾ染料
US5545724A (en) Cationically bridged tetrakisazo dyestuffs with variable couplers, their production and use
JP2849215B2 (ja) カチオンアゾ染料
JP2579643B2 (ja) スルホン酸基含有ジスアゾ化合物
JPH0249067A (ja) スルホン酸基を含まない塩基性化合物
JP2741782B2 (ja) カチオン化合物及びそれを用いる基材の染色法
GB2283980A (en) Cationic aluminium-phthalocyanine dyestuffs
JPH0696827B2 (ja) ジスアゾ化合物を用いる基材の染色法
JPH03170560A (ja) カチオン化合物及びそれを用いる基材の染色法
JPS63256657A (ja) カチオンアゾ染料
MXPA00002927A (en) Bridged monoazo compounds

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040319

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040319

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080122

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080115

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20080421

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20080602

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080717

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20080902