JPH08303671A - 給排気筒の接続部構造 - Google Patents

給排気筒の接続部構造

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JPH08303671A
JPH08303671A JP7113443A JP11344395A JPH08303671A JP H08303671 A JPH08303671 A JP H08303671A JP 7113443 A JP7113443 A JP 7113443A JP 11344395 A JP11344395 A JP 11344395A JP H08303671 A JPH08303671 A JP H08303671A
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 受け口2の内周にOリング5を配設するとと
もに複数の係合突部6を周方向等間隔おきに突設し、差
し口3の外周に、受け口2に差し口3を挿入するときに
受け口2内周の係合突部6,6間を通過可能でかつ挿入
嵌合状態で係合突部6に受け口2奥部側から係合可能な
複数の係止突部7を突設した。 【効果】 係合突部6,6間を係止突部7が通過するよ
うに受け口2に差し口3を差し込んだ後、受け口2と差
し口3を相対回転させて係合突部6に対して係止突部7
を受け口2の奥側から係合させることにより、受け口2
と差し口3の離脱を確実に防止でき、したがって差し口
3を差し込んで回転するだけで簡単に接続でき、また受
け口2と差し口3のみから成るので部品点数も少なく安
価に構成することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は燃焼機器用の給排気筒の
接続部構造に関する。
【0002】
【従来の技術】燃焼機器用の給排気通路は、通常適当な
長さや形状の規格品の各種給排気筒を順次接続して屋外
に延出させており、各給排気筒の接続部は簡単に接続で
きるとともに接続した後は抜け出さないことが要請され
る。
【0003】このような要請に答える給排気筒の接続部
構造として、例えば特開平1−255790号公報に
は、受け口の一部に切り口を形成し、この切り口内に先
端部が内周側に突出可能な弾性体から成る爪を一部外側
に突出させて取付け、差し口の外周に爪の先端部が係合
可能な円周溝を形成し、受け口外周に爪の逃げ部を一部
に形成したストップリングを回転自在に外嵌したものが
開示されている。
【0004】以上の構成によると、ストップリングの逃
げ部に受け口の爪が嵌入して爪の先端部が受け口の内周
に突出していない状態で受け口に差し口を挿入嵌合した
後ストップリングを回転させると、ストップリングの逃
げ部以外の部分で爪が径方向内側に向けて押圧されて爪
の先端部が受け口の内側に突出し、差し口の円周溝に係
合することにより差し口の抜け出しが防止される。
【0005】また、受け口に形成した切り口に受け口内
周に突出する係止舌片を設け、差し口外周に係止舌片が
係合する円周溝を設けたものも知られている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記公報に
開示された構造では受け口と差し口とは別にストップリ
ングが必要であり、部品点数が増加してコスト高になる
という問題がある。
【0007】また、受け口の切り口に係止舌片を設けた
ものは、その係止舌片が受け口の外面に露出しているの
で、引っ掛かって怪我をしたり、係止舌片が変形して円
周溝との係合が不完全になったり、強い抜け出し力が作
用すると係止舌片が変位して抜け出す恐れがある等の問
題がある。
【0008】本発明は、上記従来の問題点に鑑み、受け
口と差し口のみで部品点数が少なく、安価に構成でき、
かつ簡単に接続できるとともに接続後は抜け出す恐れの
ない給排気筒の接続部構造を提案することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、図中の参照符号を付して示すならば、請求
項1に係る発明にあっては、筒本体1の一端側を受け口
2となし、他端部を差し口3となした給排気筒4を複数
個順次互いに挿入嵌合して接続する給排気筒の接続部構
造において、受け口2の開口端部近傍の内周側にシール
材5を配設すると共に、該受け口2に複数の内向き係合
突部6を周方向に間隔を設けて膨出形成し、差し口3を
受け口2に挿入したときに受け口2内周の前記内向き係
合突部6,6間を通過可能でかつ挿入嵌合状態で受け口
2と差し口3とを相対回転させたときに前記内向き係合
突部6に係合可能な複数の外向きの係止突部7を差し口
3に膨出形成してなる構成を採用するものである。
【0010】また請求項2に係る発明にあっては、内向
きの係合突部6は、受け口2の開口端部側から奥部側に
向けて内向き傾斜状に漸次膨出量が大きくなる膨出壁8
によって、また外向きの係止突起7は、差し口3の先端
部から奥部側にかけて外向き傾斜状に漸次膨出量が大き
くなる膨出壁9によってそれぞれ形成されてなる請求項
1記載の構成を採用してなるものである。
【0011】また請求項3に係る発明にあっては、受け
口2は、その奥部側から開口端部にかけて筒本体1の内
径よりも径大の第1の径大部10とこれより更に径大の
第2の径大部11とからなり、前記内向きの係合突起6
は第2の径大部11に形成されてなる請求項1または2
記載の構成を採用してなるものである。
【0012】また請求項4に係る発明にあっては、受け
口2に前記第1の径大部10を形成することによって筒
本体1内周面に係合段部12が形成され、受け口2に差
し口3を挿入嵌合したとき、差し口3の先端部13が前
記係合段部12に当接するようになっている請求項1〜
3の何れか記載の構成を採用してなるものである。
【0013】また請求項5に係る発明にあっては、差し
口3の外周に、受け口2に差し口3を挿入嵌合したとき
に受け口2の内周側に収納した前記シール材5に当接す
る環状突部14を形成してなる請求項1〜4の何れか記
載の構成からなるものである。
【0014】
【作用】請求項1に係る発明によれば、受け口2と差し
口3の周方向位置を、係合突部6,6間を係止突部7が
通過できるように位置決めして受け口2に差し口3を差
し込み、次に受け口2と差し口3とを相対回転させて係
合突部6に対して係止突部7を受け口2の奥部側から係
合させることにより、受け口2と差し口3とは互いに係
合され、両者は確実に接続される。
【0015】また受け口2の開口端部近傍の内周側にシ
ール材5が配設されなるため、該シール材5が受け口2
に挿入される差し口3の外周面に密接して、両者は気密
に保持される。
【0016】請求項2に係る発明によれば、内向きの係
合突部6及び外向きの係止突部7は、何れも傾斜状に膨
出する膨出壁8,9によって形成され、係合突部6及び
係止突部7を断面略三角形状に形成して両膨出壁8,9
が突っ張り作用を果たし、受け口2と差し口3の抜け出
し力がこれら係合突部6及び係止突部7の係合段面6
a,7aに作用したときに、その力が三角形の斜辺を形
成する膨出壁8,9を介して受け口2と差し口3の周
壁、即ち筒本体1に伝達されるため、大きな抜け出し力
が作用した場合でも係合突部6や係止突部7が変形し難
く、抜け出し力が大きくても確実に抜け出し防止を図れ
る。
【0017】請求項3に係る発明によれば、受け口2
は、その奥部側から開口端部にかけて筒本体1の内径よ
りも径大の第1の径大部10とこれより更に径大の第2
の径大部11とからなり、前記内向きの係合突起6は第
2の径大部11に形成されてなるため、該係合突部6の
突出量を可及的に大きく取ることができ、これに対向す
る外向きの係止突部7との係合面積を広く取ることがで
き、これがために安定して係合力を発揮することができ
る。
【0018】請求項4に係る発明によれば、受け口2に
前記第1の径大部10を形成することによって筒本体1
内周面に係合段部12が形成され、受け口2に差し口3
を挿入嵌合したとき、差し口3の先端部13が前記係合
段部12に当接するようになっているため、差し口3の
受け口2への挿入量が規制され、受け口2と差し口3と
に相対的な挿入方向への外部負荷が加わっても、互いの
挿入位置を保持することができ、この面から給排気筒の
接続部をがたつくことなく安定して保持することができ
る。
【0019】また請求項5に係る発明によれば、差し口
3の外周に、受け口2に差し口3を挿入嵌合したときに
受け口2の内周側に収納した前記シール材5に当接する
環状突部14を形成してなるため、受け口2に差し口3
を挿入したときに環状突部14がシール材5に当接し、
これによって差し口3の受け口2への挿入量が規制さ
れ、受け口2と差し口3とに相対的な挿入方向への外部
負荷が加わっても、互いの挿入位置を保持することがで
き、結局、請求項4に記載の構成と相まって給排気筒の
接続部をがたつくことなく安定して保持することができ
る。
【0020】さらに該環状突部14によって、受け口1
の内周を係止突部7が通過可能な径に形成しても受け口
2と差し口3が径方向に相対変位するのを防止でき、安
定したシール性を確保でき、さらに受け口2の開口端に
隙間が生じないので、作業者の指先等が引っ掛かったり
する恐れがなくかつ優れた外観を呈する。
【0021】
【実施例】以下、本発明の給排気筒の接続部構造の一実
施例について、図1〜図5を参照しながら説明する。
【0022】図1、図2において、1は給排気筒の筒本
体であり、その一端部には受け口2が設けられ、他端部
には差し口3が設けられ、受け口2に差し口3を挿入嵌
合することにより、複数の給排気管は互いに接続され
る。なお、これら受け口2と差し口3は、図4に示す直
管状の給排気筒4Aにおいてはその直管状の筒の両端に
設けられている。また、図5に示す曲管状の給排気筒4
Bにおいても受け口2と差し口3はその両端に設けら
れ、図6に示す先端筒4Cにおいては基端に受け口2が
設けられ、先端には鳥の巣をかけられたり、異物が侵入
するのを防止するためのラス網16が配設されている。
また、曲管状の給排気筒15Aや先端筒15Cの中間部
は屈曲させるために蛇腹筒部17が形成されている。
【0023】受け口2は、筒本体1の内径より径大で、
差し口3の先端部13が丁度嵌合する内径の第1の径大
部10と、この第1の径大部10より更に径大で開口端
側に形成された第2の径大部11とからなる。そして受
け口2の第2の径大部11の開口端部近傍を外周側に円
環状に膨出させて膨出部15を形成し、その内周に環状
溝18が形成され、これにシール材としてのOリング5
が収納され、また第2の径大部11には、その奥部端か
ら適当距離の位置に内向きの一対の係合突部6が膨出形
成されている。
【0024】この内向きの係合突部6は、図2または図
5に示されるように、中心角が90°よりも若干小さい
周方向長さに形成され、該突部6の高さはその先端が第
1の径大部10の内径よりも突出しない高さに設定され
る。そして図3に示すように、受け口2の開口端部側か
ら係合突部6の係合段面6aにかけて漸次内向きの膨出
量が大きくなるように、即ち該係合突部6は、受け口2
の開口端部側から奥部側に向けて内向き傾斜状に漸次膨
出量が大きくなる膨出壁8によって形成され、その断面
形状が略三角形状になるように形成されている。
【0025】差し口3は、その先端部13に円滑な挿入
を容易にするための径方向内向きのカール部19が形成
されるとともに先端部近傍外周に補強用の環状リブ20
が形成され、また差し口3には、これを受け口2に挿入
したときに該受け口2に設けた前記内向きの係合突部6
に受け口2の奥部側から係合可能な一対の外向きの係止
突部7が膨出形成されている。この係止突部7は、受け
口2に差し口3を挿入するときに受け口2内周の係合突
部6,6間を通過できるように中心角が90°よりも若
干小さい周方向長さに形成され、その高さは受け口2の
第2の径大部11に挿入可能な高さに設定されている。
そして、該係止突部7は、前記係合突部6と同じよう
に、差し口3の開口端部側から係止突部7の係合段面7
aにかけて漸次外向きの膨出量が大きくなるように、即
ち該係止突部7は、差し口3の開口端部側から奥部側に
向けて外向き傾斜状に漸次膨出量が大きくなる膨出壁9
によって形成され、その断面形状が略三角形状になるよ
うに形成されている。
【0026】また上述のように、筒本体1の一端部の受
け口2に第2の径大部11を形成することによって筒本
体1の内周面に係合段部12が形成され、受け口2に差
し口3を挿入したときに差し口3の先端部13は受け口
2の係合段部12に当接して差し口3の挿入量を規制す
るようになっている。
【0027】さらに差し口3の内奥部側には外周側に膨
出する環状突部14が形成され、受け口2に差し口3を
挿入したときに、受け口2の環状溝18に収納されたシ
ール材5が該環状突部14に当接して差し口3の挿入量
を規制するようになっている。従って差し口3の受け口
2に対する挿入量は、前記係合段部12と環状突部14
とによって規制されるようになっているが、しかし、こ
れに限定される必要性はなく、何れか一方でのみ挿入量
を規制するようにしてもよい。
【0028】図4の(a),(b) に示すように、受け口2の
開口端部と、差し口3の先端部13と、受け口2に差し
口3を挿入嵌合したときに受け口2の開口端に臨む位置
とに、それぞれ係合突部6が係止突部7,7間を通過で
きる周方向位置を示す目印21,22,23が形成さ
れ、また受け口2の目印21の近傍に差し口3の回転方
向を示す矢印24が形成されている。
【0029】以上の構成において、受け口2と差し口3
を接続する際には、図2に示すように、受け口2と差し
口3を対向させるとともに、受け口2の開口端部外周の
目印21と差し口3の先端部外周の目印22が対応する
ようにそれらの周方向位置を合わせることにより、係止
突部7が係合突部6,6間を通過できるように位置決め
し、矢印Aで示すように受け口2の奥部端まで差し口3
を差し込む。次に、受け口2の外周の矢印24を参照し
て受け口2と差し口3を矢印Bの如く相対回転させて係
合突部6に対して係止突部7を受け口2の奥部側から係
合させる。これだけで受け口2と差し口3の接続が終了
する。このように受け口2に差し口3を差し込んで回す
だけの簡単な接続作業により、受け口2と差し口3の離
脱が確実に防止され、また受け口2と差し口3との挿入
量をも正確に規制され、且つOリング5にて確実にシー
ルが行なわれ、排気ガスの漏出を確実に防止して、複数
の給排気筒を互いにがたつくことなく堅固に接続される
ことになる。
【0030】また、本実施例では係合突部6及び係止突
部7が膨出壁8,9によって断面略三角形状に形成され
ているので、受け口2と差し口3の抜け出し力が、これ
ら係合突部6及び係止突部7の互いに係合する段面6
a,7aに作用したときに、三角形の斜辺に対応する膨
出壁8,9が筋交いのように機能してその力が受け口2
と差し口3の周壁、即ち筒本体1に円滑に伝達されるた
め、大きな抜け出し力が作用した場合でもこれら係合突
部6及び係止突部7が変形する恐れがなく、抜け出し力
が大きくても確実に抜け出し防止を図ることができる。
【0031】また、差し口3の外周に形成した環状突部
14が受け口2の開口端部内周に嵌合することにより、
受け口2の内径を係止突部7が通過できる径にしても受
け口2と差し口3が径方向に相対変位するのを防止で
き、Oリング5によるシール性を安定的に確保すること
ができ、さらに受け口2の開口端に隙間が生じないた
め、作業者が指先等を引っ掛かけて怪我をしたりする恐
れがなく、かつ優れた外観を呈する。
【0032】上記実施例では、Oリング5を受け口2の
開口端近傍に配置し、その奥部側に係合突部6を配設し
た例を示したが、逆に係合突部6を受け口2の開口側
に、Oリング5を奥部側に配設してもよい。また、係合
突部6と係止突部7をそれぞれ一対づつ設けたが、3つ
以上設けてもよい。
【0033】また、本発明の接合部構造を適用した給排
気筒として、直管状のものと、曲管状のものと、先端筒
を例示したが、その他伸縮可能な給排気筒等の任意の給
排気筒に適用できることは言うまでもない。
【0034】
【発明の効果】請求項1に係る発明によれば、受け口と
差し口の周方向位置を、係合突部間を係止突部が通過で
きるように位置決めして受け口に差し口を差し込んだ
後、受け口と差し口を相対回転させて係合突部に対して
係止突部を受け口の奥部側から係合させることにより、
受け口と差し口の離脱を確実に防止でき、従って差し口
を差し込んで回転するだけで簡単に且つ気密性良く接続
することができ、また受け口と差し口から成るので部品
点数も少なく安価に構成することができる。
【0035】請求項2に係る発明によれば、内向きの係
合突部および外向きの係止突部は、いずれも傾斜状に膨
出する膨出壁によって形成されているため、係合突部及
び係止突部の互いの係合段面に引き抜き力が負荷して
も、その負荷は両膨出壁の突っ張り作用によって確実に
受け止められ、接続部の強度を格段に上げることができ
る。
【0036】請求項3に係る発明によれば、受け口は、
その奥部側から開口端部にかけて筒本体の内径よりも径
大の第1の径大部とこれより更に径大の第2の径大部と
からなり、前記内向きの係合突起は第2の径大部に形成
されてなるため、該係合突部の突出量を可及的に大きく
取ることができ、これに対向する外向きの係止突部との
係合面積を広く取ることができ、これがために安定して
係合力を発揮することができると共に、受け口に対応す
る差し口の外径は筒本体と同じであるから、互いに接続
されるべき給排気筒を確実に面一に接続することができ
る。
【0037】請求項4に係る発明によれば、受け口に前
記第1の径大部を形成することによって筒本体の内周面
に係合段部が形成され、受け口に差し口を挿入嵌合した
ときに差し口の先端部は前記係合段部に当接するように
なっているため、差し口の受け口への挿入量が規制さ
れ、受け口と差し口とに相対的な挿入方向への外部負荷
が加わっても、互いの挿入位置を保持することができ、
この面から給排気筒の接続部をがたつくことなく安定し
て保持することができる。
【0038】また請求項5に係る発明によれば、差し口
の外周に、受け口に差し口を挿入嵌合したときに受け口
の内周側に収納した前記シール材に当接する環状突部を
形成してなるため、受け口に差し口を挿入したときに環
状突部がシール材に当接し、これによって差し口の受け
口への挿入量が規制され、受け口と差し口とに相対的な
挿入方向への外部負荷が加わっても、互いの挿入位置を
保持することができ、結局、請求項4に記載の構成と相
まって給排気筒の接続部をがたつくことなく安定して保
持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の給排気筒の接続部構造の一実施例の縦
断正面図である。
【図2】同実施例における受け口と差し口の分離状態の
斜視図である。
【図3】同要部の拡大断面図である。
【図4】同実施例の受け口と差し口を有する直管状の給
排気筒を示し、(a)は平面図、(b)は正面図であ
る。
【図5】同実施例の受け口と差し口を有する曲管状の給
排気筒の正面図である。
【図6】同実施例の受け口を一端に有する先端筒の正面
図である。
【符号の説明】
1 筒本体 2 受け口 3 差し口 4 給排気筒 5 シール材 6 係合突部 7 係止突部 8 膨出壁 9 膨出壁 10 第1の径大部 11 第2の径大部 12 係合段部 13 差し口3の先端部 14 環状突部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒本体の一端側を受け口となし、他端部
    を差し口となした給排気筒を複数個順次互いに挿入嵌合
    して接続する給排気筒の接続部構造において、受け口の
    開口端部近傍の内周側にシール材を配設すると共に、該
    受け口に複数の内向き係合突部を周方向に間隔を設けて
    膨出形成し、差し口を受け口に挿入したときに受け口内
    周の前記内向き係合突部間を通過可能でかつ挿入嵌合状
    態で受け口と差し口とを相対回転させたときに前記内向
    き係合突部に係合可能な複数の外向きの係止突部を差し
    口に膨出形成したことを特徴とする給排気筒の接続部構
    造。
  2. 【請求項2】 内向きの係合突部は、受け口の開口端部
    側から奥部側に向けて内向き傾斜状に漸次膨出量が大き
    くなる膨出壁によって、また外向きの係止突起は、差し
    口の先端部から奥部側にかけて外向き傾斜状に漸次膨出
    量が大きくなる膨出壁によってそれぞれ形成されてなる
    請求項1記載の給排気筒の接続部構造。
  3. 【請求項3】 受け口は、その奥部側から開口端部側に
    かけて筒本体の内径よりも径大の第1の径大部とこれよ
    り更に径大の第2の径大部とからなり、前記内向きの係
    合突起は第2の径大部に形成されてなる請求項1または
    2記載の給排気筒の接続部構造。
  4. 【請求項4】 受け口に前記第1の径大部を形成するこ
    とによって筒本体内周面に係合段部が形成され、受け口
    に差し口を挿入嵌合したとき、差し口の先端部が前記係
    合段部に当接するようになっている請求項1〜3の何れ
    か記載の給排気筒の接続構造。
  5. 【請求項5】 差し口の外周に、受け口に差し口を挿入
    嵌合したとき受け口の内周側に収納した前記シール材に
    係合する環状突部を形成したことを特徴とする請求項1
    〜4の何れか記載の給排気筒の接続部構造。
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