JPH08300405A - 成形同時加飾装置と成形同時加飾品の製造方法 - Google Patents

成形同時加飾装置と成形同時加飾品の製造方法

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JPH08300405A
JPH08300405A JP13280395A JP13280395A JPH08300405A JP H08300405 A JPH08300405 A JP H08300405A JP 13280395 A JP13280395 A JP 13280395A JP 13280395 A JP13280395 A JP 13280395A JP H08300405 A JPH08300405 A JP H08300405A
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JP
Japan
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mold
heating
unit
decorative film
molding
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JP13280395A
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Seiichi Yamazaki
成一 山崎
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Nissha Printing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 成形同時加飾品の情報伝達等の機能低下や外
観不良などを防止することができる成形同時加飾装置と
成形同時加飾品の製造方法を提供する。 【構成】 射出成形金型と開口部9を有する加熱部6と
開口部9を通り抜ける押圧部7とからなる成形同時加飾
装置を用いて、金型Aに固定した加飾フィルム5の展延
防止を必要とするパターン部8と加熱部6の開口部9と
を位置合わせする工程、加熱部6で加飾フィルム5を加
熱する工程、押圧部7を加熱部6の開口部9を通り抜け
させて押圧部7をキャビティ3内に押し込む工程、加飾
フィルム5を真空吸引する工程を経てから射出成形す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、AV機器のフロントパ
ネルやボタン、自動車の計器パネルや操作ボタン、コン
ソールパネル、コイントレイ、アッシュトレイなどの成
形同時加飾品の製造方法とその製造方法に用いられる成
形同時加飾装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、樹脂成形品の表面に文字や模様な
どを形成するいわゆる成形同時加飾法がある。成形同時
加飾法は、文字や模様などが印刷されたシート材を射出
成形金型内に挟み込み、樹脂成形品を射出成形すると同
時に樹脂成形品の表面にシート材を接着させ、シート材
の基体を取り除く場合と取り除かない場合がある技術で
ある。この技術で用いる成形同時加飾装置としては、狭
小部および真空吸引口が形成されたキャビティを有する
金型Aと成形樹脂の射出口を有する金型Bとからなる射
出成形金型と、加飾フィルムを加熱する加熱部とを備え
たものがある。この装置を用いた成形同時加飾品の製造
方法として、少なくとも次の各工程を経た後、加熱部を
金型Aと金型Bとの隙間から退避させ、金型Aと金型B
を型閉めし射出成形するものがある。(A)金型Aに固
定した加飾フィルムを覆って加熱部を位置合わせする工
程。(B)加熱部で加飾フィルムを加熱する工程。
(C)加飾フィルムを真空吸引する工程。
【0003】狭小部は、例えば、キャビティの内面に設
けられた起伏の激しい凹凸部および細かい凹凸部、また
は底の深いキャビティのコーナー部などである。つま
り、狭小部は、いわゆる複雑な表面形状や、いわゆる立
ち上がりの大きな成形同時加飾品の角部を製造するため
に金型Aのキャビティ内面に形成される部分である。
【0004】加熱工程(B)および真空吸引工程(C)
は、いわゆる複雑な表面形状の成形同時加飾品や、立ち
上がりの大きな成形同時加飾品であって、加飾フィルム
に破れやシワがないものを製造するために経る工程であ
る。つまり、加熱工程(B)では、加飾フィルムを熱に
よって軟化させて加飾フィルムを展延しやすくして、破
れたりしないようにする。真空吸引工程(C)では、加
熱工程(B)において展延しやすくなった加飾フィルム
を金型Aのキャビティ面に吸い付けて、キャビティ面か
らの浮きやシワなどを発生させずに狭小部の形状どうり
に密着させる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来技術で
は、加熱工程(B)を経ることによって、加飾フィルム
の展延防止を必要とするパターン部も加熱されて軟化す
る。軟化した加飾フィルムを真空吸引すると、加飾フィ
ルム全体が展延され、それに伴って展延防止を必要とす
るパターン部も変形する。加飾フィルムは変形したまま
キャビティ内面に密着する。変形とは、文字・記号など
の形状が原寸より拡大してしまうことや、原形が歪んで
しまうことをいう。
【0006】展延防止を必要とするパターン部(以下、
「展延防止パターン部」とする。)とは、例えば、加飾
フィルムのうち、文字や記号等の表示を成形同時加飾品
の使用者に正確に伝達するための部分、あるいは色彩や
模様、色濃度、艶消し状態などのデザインを成形同時加
飾品の使用者に正確に伝達するための部分などである。
【0007】このように、加飾フィルムの展延防止パタ
ーン部が展延、変形したままの状態で、型閉めされたキ
ャビティに成形樹脂を射出すると、展延防止パターン部
が展延、変形したままで射出成形品表面に接着する。こ
のため、射出成形品表面の表示やデザインが読み取りに
くくなる。また、色彩や模様、色濃度、艶消し状態など
は色濃度が薄くなる。
【0008】つまり、従来技術では、いわゆる複雑な表
面形状の成形同時加飾品や立ち上がりの大きな成形同時
加飾品を、加飾フィルムに破れや凹み、シワなどが発生
しないように製造することはできるが、成形同時加飾品
表面の表示やデザインなどの情報を正確に伝達するとい
う機能が低下してしまうとともに外観不良の成形同時加
飾品となってしまうという課題がある。
【0009】この発明の目的は、上記のような問題を解
決することにあり、加飾フィルムの展延防止パターン部
以外を十分に加熱して変形しやすくすること、および展
延防止パターン部をなるべく変形しにくくすること、の
2点を両立させた後、射出成形して射出成形品に加飾フ
ィルムを接着させることで、いわゆる複雑な表面形状の
成形同時加飾品や立ち上がりの大きな成形同時加飾品で
あっても、成形同時加飾品の情報伝達等の機能低下や外
観不良などを防止することができる成形同時加飾装置と
成形同時加飾品の製造方法を提供することを目的とす
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、この発明の成形同時加飾装置は、狭小部および真
空吸引口が形成されたキャビティを有する金型Aと成形
樹脂の射出口を有する金型Bとからなる射出成形金型
と、金型Aと金型Bとの隙間に対して進入/退避が可能
で加飾フィルムを加熱する加熱部と、金型Aと金型Bと
の隙間に対して進入/退避が可能で加熱部で加熱された
加飾フィルムをキャビティに押し込む押圧部とを備えた
成形同時加飾装置であって、加熱部が、加飾フィルムに
形成された展延防止パターン部を少なくとも取り囲む大
きさの開口部を有し、かつ、押圧部が、加熱部の開口部
を通り抜け可能で前記パターン部を少なくとも覆う大き
さを有することを基本的構成とする。
【0011】この発明の成形同時加飾品の製造方法は、
前記成形同時加飾装置を用いた成形同時加飾品の製造方
法であって、加熱部と押圧部を金型Aと金型Bとの間か
ら退避させ、金型Aと金型Bを型閉めし射出成形する前
の工程として、少なくとも次の各工程を経ることを基本
的構成とする。(A)金型Aに固定した加飾フィルムの
展延防止パターン部と加熱部の開口部とを位置合わせす
る工程。(B)加熱部で加飾フィルムを加熱する工程。
(C)押圧部を加熱部の開口部を通り抜けさせて押圧部
をキャビティ内に押し込む工程。(D)加飾フィルムを
真空吸引する工程。
【0012】以下、この発明を、図面を参照しながら詳
しく説明する。
【0013】この発明の成形同時加飾装置は、請求項1
に記載したとおり、狭小部1および真空吸引口2が形成
されたキャビティ3を有する金型Aと成形樹脂の射出口
4を有する金型Bとからなる射出成形金型と、金型Aと
金型Bとの隙間に対して進入/退避が可能で加飾フィル
ム5を加熱する加熱部6と、金型Aと金型Bとの隙間に
対して進入/退避が可能で加飾フィルム5をキャビティ
3に押し込む押圧部7を備えた成形同時加飾装置であっ
て、加熱部6が加飾フィルム5に形成された展延防止パ
ターン部8を取り囲む大きさの開口部9を有し、かつ、
押圧部7が加熱部6の開口部9を通り抜け可能で前記パ
ターン部を少なくとも覆う大きさのものであり、この構
成をこの発明の成形同時加飾装置の基本構成とする。
【0014】射出成形金型は、狭小部1および真空吸引
口2が形成されたキャビティ3を有する金型Aと成形樹
脂の射出口4を有する金型Bとからなる。金型Aのキャ
ビティは、底の深いものや底の浅いものがある。キャビ
ティ3内面は、平坦面、緩やかな曲面等を呈しており、
その内面に狭小部1を有している。狭小部1は、加飾フ
ィルム5がきれいに密着しない部分のことであり、例え
ば、起伏の激しい凹凸部や細かい凹凸部、あるいはキャ
ビティ3のコーナー部10などがある。真空吸引口2
は、排気装置(図示せず)によってキャビティ3内の空
気を外部に排気するための通気口である。金型Aのキャ
ビティ周囲には、金型Aと金型Bとの隙間に導入された
加飾フィルム5を金型Aのキャビティ周囲に押さえ付け
て固定するクランプ部材11を備えてもよい。クランプ
部材11は枠形状のものなどがある。
【0015】加熱部6は、加飾フィルム5を加熱するも
のであり、後述する加飾フィルム5の展延防止パターン
部8の面積や形状に対応した開口部9を有する。この発
明の成形同時加飾装置の変形例として、加熱部6の開口
部9を覆うことができる補助加熱部12が加熱部6に備
わっていてもよい。補助加熱部12は、開口部9を覆う
位置と覆わない位置と間を移動するものである(図
3)。加熱部6と補助加熱部12は、加熱された金属
板、赤外線ヒーター、遠赤外線ヒーター、熱輻射ヒータ
ー、熱風機などで構成するとよい。開口部9の形状は、
貫通孔13(図9)、切り欠き14(図11)などであ
り、加飾フィルム5の展延防止パターン部8の数や形状
に開口部9の個数や形状は依存する。開口部9は、金属
板やヒーターをくり抜いたものや、開口部9を有する板
材に小面積の加熱板15を複数個貼り付けたものがある
(図12(b))。補助加熱部12が加熱部6の開口部
9を覆う位置に移動することによって、両加熱部で金型
Aのキャビティ3を覆い、加飾フィルム5を加熱する大
きさになる。加熱部6あるいは補助加熱部12の金型B
側には成形同時加飾品取出し部16を固定してもよい
(図12(a))。成形同時加飾品取出し部16は、た
とえば、吸盤やエアー駆動クランプ、電磁石などであっ
て、金型Aと金型Bとの隙間に進入し、金型Bに付着し
ている射出成形品を吸い付けたりつかんだりして金型B
から引き剥がし、金型Aと金型Bとの隙間から取り出す
ためのものである。エアー駆動クランプとは、エアーシ
リンダーやエアーポンプを用いて空気圧を動力源として
2個以上の爪部の幅を近寄せたり引き離したりして、射
出成形品をつかんだり放したりするものである。電磁石
を用いる場合は、射出成形品に金属を付着させておく。
例えば、加飾フィルムを構成する層に金属紛を混入して
おくなどするとよい。この加熱部6は開口部9を有する
ので、加熱部6自体を軽量化できるとともに金型Aと金
型Bとの隙間に対する加熱部6の進入/退避を小さい動
力で行うことができるので有効である。補助加熱部12
を用いると、加熱部6の開口部9を覆うことになるの
で、加熱部6で加飾フィルム5を加熱している最中に開
口部9を通って金型Aと加飾フィルム5との隙間に空気
が入り込まないので、加飾フィルム5の展延防止パター
ン部8以外が冷却されず、加熱部の熱効率の低下を補助
する点で有効である。
【0016】押圧部7は、加熱部6の開口部9を通り抜
け可能で展延防止パターン部8を少なくとも覆う大きさ
のものである。押圧部7は、シリコン樹脂やゴムのよう
な弾性体、アルミニウムなどの金属あるいは木材などが
塊状となったものがある。あるいは、加飾フィルム5の
展延防止パターン部8を覆う大きさの枠状のものがあ
る。枠状である場合は、加飾フィルム5は枠の部分にの
み接触あるいは密着し、枠の内部は何れの部材にも接触
しない。押圧部7の金型B側には吸盤などの成形同時加
飾品取出し部16を固定してもよい(図8)。押圧部7
は、ヒーター等によって温度調節されるものでもよい
(図示せず)。
【0017】この発明の成形同時加飾装置の変形例とし
て、加熱部6と押圧部7を一体化してユニットXを構成
し、ユニットXが金型Aと金型Bとの隙間に対して進入
/退避するようにしてもよい。あるいは、この発明の成
形同時加飾装置の別の変形例として、加熱部6と押圧部
7と補助加熱部12とを一体化してユニットYを構成
し、ユニットYが金型Aと金型Bとの隙間に対して進入
/退避するようにしてもよい。あるいはこの発明の成形
同時加飾装置のさらに別の変形例として、ユニットXま
たはユニットYの背面に成形同時加飾品取出し部16を
一体的に取付けてユニットZ17を構成し、ユニットZ
17が金型Aと金型Bとの隙間に対して進入/退避する
ようにしてもよい(図12(a))。例えば、加熱部取
付け板18に固定されているフレーム19のバックプレ
ート20に、アコーディオン式エアシリンダーやサーボ
モーターなどの押圧駆動部21の先端に押圧部7を固定
する。押圧部7の固定箇所は加熱部6の開口部9に対応
した箇所である。バックプレート20には吸盤などの成
形同時加飾品取出し部16が固定されている。フレーム
19の上部には、ダイプレート24に固定された上下駆
動装置22に対して上下に移動する上下駆動ロッド23
が固定されている。以上のような構造のユニットZ17
がある。
【0018】このような成形同時加飾装置を用いて成形
同時加飾品を製造する方法を、以下説明する。
【0019】この発明の成形同時加飾品の製造方法は、
請求項6に記載したとおり、加熱部と押圧部を金型Aと
金型Bとの間から退避させ、金型Aと金型Bを型閉めし
射出成形する前の工程として、少なくとも、(A)金型
Aに固定した加飾フィルムの展延防止パターン部8と加
熱部の開口部とを位置合わせする工程、(B)加熱部で
加飾フィルムを加熱する工程、(C)押圧部を加熱部の
開口部を通り抜けさせて押圧部をキャビティ内に押し込
む工程、(D)加飾フィルムを真空吸引する工程を経る
ことを特徴とする。
【0020】工程(A)では、金型Aに固定した加飾フ
ィルム5の展延防止パターン部8と加熱部6の開口部9
とを位置合わせする(図2)。
【0021】加飾フィルム5は、長尺状の基体シート上
に絵柄層、接着層などが順次積層されたシート材であ
る。基体シートは、アクリル系樹脂、ポリカーボネート
系樹脂、塩化ビニル系樹脂などからなる。加飾フィルム
5は、枚葉物でもよいし、長尺物でもよい。加飾フィル
ム5の展延防止パターン部8とは、例えば、加飾フィル
ム5のうち、文字や記号等の表示を成形同時加飾品の使
用者に正確に伝達するための部分、あるいは色彩や模
様、色濃度、艶消し状態などのデザインを成形同時加飾
品の使用者に正確に伝達するための部分などである。
【0022】加飾フィルム5を金型Aに固定するには、
例えば、ダイプレート24の上部に固定された巻出し手
段25から加飾フィルム5を巻き出し、ガイドロール2
6を経て金型Aとクランプ部材11との隙間に加飾フィ
ルム5を走行させ(図1)、金型Aに固定された位置決
めセンサー(図示せず)で加飾フィルム5に印刷された
マーク(図示せず)を感知して加飾フィルム5の加飾フ
ィルム5走行を所定位置で停止させた後、金型Aに対し
て接近/離隔するロッド27を移動させて、加飾フィル
ム5を金型Aのキャビティ3の周囲にクランプ部材11
で押さえ付けて固定する(図2)。固定すると同時に、
キャビティ3の上部において、上流側のクランプ部材に
備えられたカッターなどを用いて、加飾フィルムの右端
から左端にかけて横断するように切断してもよい(「分
断」ともいう)。巻出し手段から巻出された加飾フィル
ム5は、ガイドロールなどを経て金型の下部に固定され
た巻取り手段で巻取ってもよい(図示せず)。
【0023】加熱部6の開口部9と加飾フィルム5の展
延防止パターン部8とを位置合わせするには、例えば、
ダイプレート24の上部あるいは下部等に固定されたサ
ーボモーターやエアーシリンダー本体等の上下駆動装置
22と、上下駆動装置22の動力によって上下に移動す
るボールねじやシリンダーロッドなどの上下駆動ロッド
23などからなる装置を用いて、加熱部6を金型Aと金
型Bとの隙間に進入させ、さらに移動させて行う。
【0024】工程(B)では、加熱部6で加飾フィルム
5を加熱する(図2、図9)。加熱は、加熱部6のみで
行ってもよい。あるいは、加熱部6と補助加熱部12と
の両方で行ってもよい。後者の場合は、加熱部6の開口
部9を覆うように補助加熱部12を位置させる。加熱部
6による加熱温度は、約180℃〜約350℃である。
加熱部6による加熱温度は、加飾フィルムの材質、厚
み、加熱部との間隔などに依存する。加熱部6による加
熱温度は、加飾フィルム5が厚さ200μmのアクリル
系樹脂であり、加飾フィルム5と加熱部6との間隔が2
0mm〜50mmである時には、特に好ましくは、約250
℃〜約350℃である。補助加熱部12は、加飾フィル
ム5の展延防止パターン部8を必要以上に加熱すること
がないように、加熱温度は加熱部6よりも低く設定でき
る。加熱部6と補助加熱部12の両方で加熱をした場合
は、加熱部6から補助加熱部12を離隔する(図4)。
離隔はエアーシリンダー等を用いる。この工程では、加
飾フィルム5の展延防止パターン部8以外は高い温度で
行われてよく軟化し、加飾フィルム5の展延防止パター
ン部8は低い温度で行われてあまり軟化しない。
【0025】工程(C)では、押圧部7に加熱部6の開
口部9を通り抜けさせて押圧部7をキャビティ3内に押
し込む(図10)。押圧部7に加熱部6の開口部9を通
り抜けさせるには、まず、ダイプレート24の上部ある
いは下部等に固定された上下駆動装置220と上下駆動
ロッド230などからなる装置を用いて、押圧部7を金
型Aと金型Bとの隙間に進入させ、さらに移動させて加
熱部6の開口部9に位置合わせさせる。次に、ダイプレ
ート24の上部あるいは下部に固定された左右駆動装置
222と、左右駆動装置222の動力によって左右に移
動するボールねじやシリンダーロッドなどの左右駆動ロ
ッド28などからなる装置を用いて、押圧部7を金型A
側に移動させて行う。この工程では、押圧部7が開口部
9を通り抜けることで、加熱部6の位置は(A)の位置
合わせ工程時の位置から一度も移動させなくてもよい。
よって、加飾フィルム5の所定部以外の加熱は確実に持
続され軟化も持続する。
【0026】押圧部7が加熱部6の開口部9を通り抜け
た後、押圧部7が加飾フィルム5に接触または密着する
(図4)。接触または密着は、左右駆動装置222と左
右駆動ロッド28によって押圧部7の移動を継続させて
行う。接触は、面接触でも線接触でもよい。押圧部7が
塊状である場合は、押圧部7の表面と展延防止パターン
部8表面との面どうしが接触または密着する。押圧部7
が枠状の金属である場合は、押圧部7の枠の部分と展延
防止パターン部8の周囲とを線接触、面接触または密着
させる。押圧部7の温度は、約70〜約200℃であ
る。押圧部7の温度は、加熱部6によって加熱された加
飾フィルム5の展延防止パターン部8の温度を必要以上
の温度にしないために、加飾フィルム5の加熱温度より
も低く設定する。押圧部7の温度は、加飾フィルム5が
厚さ200μmのアクリル系樹脂であり約250℃〜約
350℃に加熱された時には、特に好ましくは、約70
℃や約90℃である。加飾フィルムが125μmと比較
的薄いときは、押圧部7の温度を130℃や140℃等
として押圧部7の温度と加熱された加飾フィルム5の温
度との差を大きくとらないようにする。加飾フィルム5
がポリエチレンテレフタレート系樹脂のときは、150
℃である。この工程では、押圧部7の左右駆動ロッド2
8は加飾フィルム5の所定部以外には密着しない。加熱
部6の位置は工程(A)(B)の時のままで移動はしな
い。よって、加飾フィルム5の所定部以外の加熱は持続
され軟化も持続され、加飾フィルム5の所定部は押圧部
7の左右駆動ロッド28が密着するので軟化しにくくな
る。
【0027】押圧部7をキャビティ3内に押し込むに
は、左右駆動装置222と左右駆動ロッド28によって
押圧部7を移動して行う(図5)。押圧部7がキャビテ
ィ3面に接触または密着しないうちに、押し込みを停止
させて、加飾フィルム5の真空吸引を開始してしてもよ
い(図5、図6)。あるいは、押圧部7がキャビティ3
面に接触または密着し、加飾フィルム5を押圧部7とキ
ャビティ3面とで挟み込んでから、加飾フィルム5の真
空吸引を開始してもよい(図8)。こうすると、加飾フ
ィルム5の展延防止パターン部8は、キャビティ面と押
圧部7とで完全に押さえ付けられて身動きとれないの
で、加飾フィルム5の展延防止パターン部8は、加飾フ
ィルム5を真空吸引しても、展延も変形もしない。
【0028】工程(D)では、加飾フィルム5を真空吸
引する(図6)。真空吸引は、排気装置(図示せず)な
どを用いて、金型Aの真空吸引口2からキャビティ3内
の空気を排気して行う。
【0029】なお、工程(D)は、工程(A)〜(C)
とは独立して行うことができるものである。例えば、工
程(A)(B)(C)(D)の順でもよいし、工程
(A)(B)(D)(C)の順でもよい。工程(C)と
工程(D)とは、同時に行ってもよい。同時に行うと
は、次の3とうりの場合がある。(1)押圧部7に加熱
部6の開口部9を通り抜けさせると同時に真空吸引を開
始する場合。(2)加飾フィルム5に押圧部7を接触ま
たは密着させると同時に真空吸引を開始する場合。
(3)押圧部7をキャビティ3内に押し込むと同時に真
空吸引を開始する場合。真空吸引することによって加飾
フィルム5をキャビティ3内面に密着させる速さは、押
圧部7で加飾フィルム5をキャビティ3に押し込む速さ
よりも遅い。よって、押圧部7が加熱部6の開口部9を
通り抜けてから、押圧部7がキャビティ内面に接触して
しまうまでのいつの時点で真空吸引を開始しても、加飾
フィルムがキャビティ内面に密着するまでに、加飾フィ
ルム5の展延防止パターン部8には、押圧部が接触ある
いは密着することになる。
【0030】以上の各工程を順次経た後、加熱部6と押
圧部7を金型Aと金型Bとの隙間から退避させ、金型A
と金型Bを型閉めし射出成形し、射出成形品に加飾フィ
ルム5を接着させて成形同時加飾品を得る(図7)。
【0031】加熱部6と押圧部7の退避は、金型Aと金
型Bとの型閉めの邪魔にならないような場所まで加熱部
6と押圧部7を移動させることである。加熱部6と押圧
部7の移動は、例えば、ダイプレート24の上部あるい
は下部等に縦置きで固定された上下駆動装置と上下駆動
ロッドなどからなる装置を用いて行う。加熱部6の退避
時あるいは押圧部7の退避時に、加熱部6あるいは押圧
部7の金型B側に固定された吸盤などの射出成形品取出
し手段によって、金型Bの表面に残留している成形同時
加飾品を吸い付けて金型Bから引き剥がし、加熱部6の
退避と一緒に成形同時加飾品を金型Aと金型Bとの隙間
から取り出してもよい。
【0032】なお、この発明の変形例として加熱部6と
押圧部7とを一体化したユニットX、ユニットZが、金
型Aと金型Bとの隙間に対して進入/退避する構成でも
よい。この発明の変形例として加熱部6と押圧部7と成
形同時加飾品取出し部16とを一体化したユニットYを
金型Aと金型Bとの隙間に対して進入/退避する構成で
もよい。加熱部6や押圧部7などを一体化して、金型A
と金型Bとの隙間に対して進入/退避することによっ
て、加熱部6と押圧部7あるいは成形同時加飾品取出し
部16という異なる機能を有する部材の動作を、上下駆
動装置22あるいは上下駆動装置220のいずれか一つ
で行うことができ経済的である。また、加熱部6と押圧
部7あるいは成形同時加飾品取出し部16を別々の空間
に退避させたり、待機させる必要がなくなる。例えば、
加熱部6と押圧部7とを、まとめて射出成形金型の上部
の空間だけ退避させ、待機させるようにすれば、残りの
下部、左部、右部の空間は、別の装置を設けたり人が出
入りするための空間として有効に利用できる。
【0033】金型Aと金型Bの型閉めは、ダイバー(図
示せず)を介して左右のダイプレート24が接近し型閉
めし、金型Aと金型Bとの間には成形樹脂30を充填す
る空間を形成する。このとき、クランプ部材11を収容
する収容部31を金型Bに形成しておいて、型閉め同時
に、金型A表面からクランプ部材11が突出した分を収
容するとよい。このキャビティ3に金型Bの射出口4か
ら成形樹脂を射出する。成形樹脂としては、ポリスチレ
ン系樹脂、ポリエチレン系樹脂、ポリプロピレン系樹
脂、ポリオレフィン系樹脂、ABS樹脂、AS樹脂、A
N樹脂などの汎用樹脂を挙げることができる。また、ポ
リフェニレンオキシド・ポリスチレン系樹脂、ポリカー
ボネート系樹脂、ポリアセタール系樹脂、アクリル系樹
脂、ポリカーボネート変性ポリフェニレンエーテル樹
脂、ポリブチレンテレフタレート樹脂、ポリブチレンテ
レフタレート樹脂、超高分子量ポリエチレン樹脂などの
汎用エンジニアリング樹脂やポリスルホン樹脂、ポリフ
ェニレンサルファイド系樹脂、ポリフェニレンオキシド
系樹脂、ポリアリレート樹脂、ポリエーテルイミド樹
脂、ポリイミド樹脂、液晶ポリエステル樹脂、ポリアリ
ル系耐熱樹脂などのスーパーエンジニアリング樹脂を使
用することもできる。射出成形品表面の加飾とは、射出
成形品に加飾フィルム5を接着することである。接着後
に加飾フィルム5の基体フィルムを、射出成形品から取
り除かないものを成形同時加飾品としてもよいし、取り
除いたものを成形同時加飾品としてもよい。
【0034】
【作用】この発明に係る成形同時加飾装置と成形同時加
飾品の製造方法は、加熱部が、加飾フィルムに形成され
た展延防止パターン部を少なくとも取り囲む大きさの開
口部を有するので、加熱によって、開口部周辺に面する
加飾フィルム部分は高温となるが、開口部に面する加飾
フィルム部分は高温とはならない。また、押圧部が、加
熱部の開口部を通り抜け可能で展延防止パターン部を少
なくとも覆う大きさを有するので、加飾フィルムは加熱
されていない押圧部と接触あるいは密着し、加飾フィル
ムに形成された展延防止パターン部の熱を吸収し、ある
いは加飾フィルムに形成された展延防止パターン部の温
度上昇が抑えられる。同時に、前記接触あるいは密着に
よって押圧部表面と加飾フィルムとの間に摩擦が発生
し、この摩擦のために加飾フィルムは押圧部表面から横
滑りしにくい。横滑りしたとしても、その影響が無視で
きるほど極めて僅かである。
【0035】
【発明の効果】本発明に係る成形同時加飾装置と成形同
時加飾品の製造方法は、加熱によって、開口部周辺に面
する加飾フィルム部分は高温となるが、開口部に面する
加飾フィルム部分は高温とはならず、また加飾フィルム
は加熱されていない押圧部と接触し、加飾フィルムに形
成された展延防止パターン部の熱を吸収し、あるいは加
飾フィルムに形成された展延防止パターン部の温度上昇
が抑えられるので、次の効果が得られる。すなわち、開
口部周辺に面する加飾フィルム部分すなわち加飾フィル
ムの展延防止パターン部以外の部分を十分に加熱して変
形しやすくする一方、開口部に面する加飾フィルム部分
すなわち加飾フィルムの展延防止パターン部をなるべく
変形しにくくするという相反する問題点を解決すること
ができる。その結果、いわゆる複雑な表面形状の成形同
時加飾品や立ち上がりの大きな成形同時加飾品であって
も、情報伝達等の機能低下や外観不良などを起こすこと
なく容易に得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の成形同時加飾装置と成形同時加飾
品の製造方法の一工程を示す一部断面側面図である。
【図2】 この発明の成形同時加飾品の製造方法におい
て、加飾フィルムの展延防止パターン部に加熱部の開口
部を位置合わせする工程(A)および放熱部で加飾フィ
ルムを加熱する工程(B)を示す一部断面側面図であ
る。
【図3】 この発明のこの発明の成形同時加飾装置にお
いて、放熱部の開口部を覆う位置と覆わない位置と間を
移動する補助放熱部を備えるものを示す一部断面側面図
である。
【図4】 この発明の成形同時加飾品の製造方法におい
て、押圧部が放熱部の開口部を通り抜け、加飾フィルム
に押圧部が接触または密着する工程を示す一部断面側面
図である。
【図5】 この発明の成形同時加飾品の製造方法におい
て、押圧部をキャビティ内に押し込む工程を示す一部断
面側面図である。
【図6】 この発明の成形同時加飾品の製造方法におい
て、加飾フィルムを真空吸引して、キャビティ内面に加
飾フィルムが密着するところを示す一部断面側面図であ
る。
【図7】 この発明の成形同時加飾品の製造方法におい
て、押圧部を金型Aと金型Bとの隙間から退避させ、金
型Aと金型Bを型閉めし射出成形するところを示す一部
断面側面図である。
【図8】 この発明の成形同時加飾品の製造方法におい
て、押圧部をキャビティ内に押し込んで、キャビティ面
に密着したところを示す一部断面側面図である。
【図9】 この発明の成形同時加飾装置において、図1
の金型Aと左側のダイプレートと加熱部と押圧部と加飾
フィルムを示した正面図である。
【図10】 この発明の成形同時加飾装置において、図
4〜図6の金型Aと左側のダイプレートと加熱部と押圧
部とを示した正面図である。
【図11】 この発明の成形同時加飾装置において、切
り欠きを有する加熱部の態様を示した正面図である。
【図12】 (a)は、この発明の成形同時加飾装置に
おいて、加熱部と押圧部と成形同時加飾品取出し部が一
体化されたユニットZを示した一部断面側面図である。
(b)は、(a)で示したものの正面図である。
【符号の説明】
1 狭小部 2 真空吸引口 3 キャビティ 4 射出口 5 加飾フィルム 6 加熱部 7 押圧部 8 展延防止パターン部 9 開口部 10 コーナー部 11 クランプ部材 12 補助加熱部 13 貫通孔 14 切り欠き 15 小面積の加熱板 16 成形同時加飾品取出し部 17 ユニットZ 18 加熱部取付け板 19 フレーム 20 バックプレート 21 押圧駆動部 22 上下駆動装置 220 上下駆動装置 222 左右駆動装置 23 上下駆動ロッド 230 上下駆動ロッド 24 ダイプレート 25 巻出し手段 26 ガイドロール 27 ロッド 28 左右駆動ロッド 29 押圧面 30 成形樹脂 31 収容部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年3月15日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】 この発明の成形同時加飾品の製造方法におい
て、加飾フィルムの展延防止パターン部に加熱部の開口
部を位置合わせする工程(A)および加熱部で加飾フィ
ルムを加熱する工程(B)を示す一部断面側面図であ
る。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】 この発明の成形同時加飾装置において、加熱
の開口部を覆う位置と覆わない位置と間を移動する
助加熱部を備えるものを示す一部断面側面図である。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図4
【補正方法】変更
【補正内容】
【図4】 この発明の成形同時加飾品の製造方法におい
て、押圧部が加熱部の開口部を通り抜け、加飾フィルム
に押圧部が接触または密着する工程を示す一部断面側面
図である。
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】
【手続補正5】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図4
【補正方法】変更
【補正内容】
【図4】
【手続補正6】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図5
【補正方法】変更
【補正内容】
【図5】
【手続補正7】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図6
【補正方法】変更
【補正内容】
【図6】
【手続補正8】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図8
【補正方法】変更
【補正内容】
【図8】
【手続補正9】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図11
【補正方法】変更
【補正内容】
【図11】
【手続補正10】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図12
【補正方法】変更
【補正内容】
【図12】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // B29K 105:20 B29L 9:00

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 狭小部および真空吸引口が形成されたキ
    ャビティを有する金型Aと成形樹脂の射出口を有する金
    型Bとからなる射出成形金型と、金型Aと金型Bとの隙
    間に対して進入/退避が可能で加飾フィルムを加熱する
    加熱部と、金型Aと金型Bとの隙間に対して進入/退避
    が可能で加熱部で加熱された加飾フィルムをキャビティ
    に押し込む押圧部とを備えた成形同時加飾装置であっ
    て、加熱部が、加飾フィルムに形成された展延防止を必
    要とするパターン部を少なくとも取り囲む大きさの開口
    部を有し、かつ、押圧部が、加熱部の開口部を通り抜け
    可能で前記パターン部を少なくとも覆う大きさを有する
    ことを特徴とする成形同時加飾装置。
  2. 【請求項2】 加熱部の開口部を覆う位置と覆わない位
    置との間を移動可能な補助加熱部を備える請求項1記載
    の成形同時加飾装置。
  3. 【請求項3】 加熱部と押圧部とが一体化されてユニッ
    トXを構成し、ユニットXが金型Aと金型Bとの隙間に
    対して進入/退避する請求項1〜2のいずれかに記載の
    成形同時加飾装置。
  4. 【請求項4】 加熱部と押圧部と補助加熱部とが一体化
    されてユニットYを構成し、ユニットYが金型Aと金型
    Bとの隙間に対して進入/退避する請求項1〜2のいず
    れかに記載の成形同時加飾装置。
  5. 【請求項5】 ユニットXまたはユニットYの背面に成
    形同時加飾品取出し部が一体的に取付けられてユニット
    Zを構成し、ユニットZが金型Aと金型Bとの隙間に対
    して進入/退避する請求項3〜4のいずれかに記載の成
    形同時加飾装置。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれかに記載の成形同
    時加飾装置を用いた成形同時加飾品の製造方法であっ
    て、加熱部と押圧部を金型Aと金型Bとの隙間から退避
    させ、金型Aと金型Bを型閉めし射出成形する前の工程
    として、少なくとも次の各工程を経ることを特徴とする
    成形同時加飾品の製造方法。 (A)金型Aに固定した加飾フィルムの展延防止を必要
    とするパターン部と加熱部の開口部とを位置合わせする
    工程。 (B)加熱部で加飾フィルムを加熱する工程。 (C)押圧部を加熱部の開口部を通り抜けさせて押圧部
    をキャビティ内に押し込む工程。 (D)加飾フィルムを真空吸引する工程。
JP13280395A 1995-05-02 1995-05-02 成形同時加飾装置と成形同時加飾品の製造方法 Withdrawn JPH08300405A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JP2016210012A (ja) * 2015-04-30 2016-12-15 豊田合成株式会社 加飾成形品の製造方法
RU205689U1 (ru) * 2020-11-16 2021-07-28 Дмитрий Иванович Пахомов Устройство для декорирования полимерного изделия

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