JPH0829870B2 - 長尺部材巻出し装置のブレーキ機構 - Google Patents

長尺部材巻出し装置のブレーキ機構

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JPH0829870B2
JPH0829870B2 JP2126854A JP12685490A JPH0829870B2 JP H0829870 B2 JPH0829870 B2 JP H0829870B2 JP 2126854 A JP2126854 A JP 2126854A JP 12685490 A JP12685490 A JP 12685490A JP H0829870 B2 JPH0829870 B2 JP H0829870B2
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Description

【発明の詳細な説明】 概要 テープまたは線材等の長尺部材巻出し装置のブレーキ
機構に関し、 バックラッシュがなくかつブレーキ力の調整が容易な
長尺部材巻出し装置のブレーキ機構を提供することを目
的とし、 巻出しリール上に巻回された長尺部材を巻出す際に、
巻出しリールに負荷を加えるブレーキ機構において、ハ
ウジングと、該ハウジングに回転自在に取り付けられた
巻出しリールに固定されたリール側摩擦部材と、該ハウ
ジング内に収容された円筒表面を有する第1部材と、該
第1部材に対向して前記ハウジング内に収容された円筒
表面を有する第2部材と、自然状態で前記第1及び第2
部材の外径よりも小さな内径を有し、前記第1及び第2
部材の円筒表面に外嵌してこれらを結合するコイルバネ
と、前記第2部材に固定され、該コイルバネの付勢力に
よって前記リール側摩擦部材に圧接される加圧側摩擦部
材と、を具備して構成する。
産業上の利用分野 本発明はテープまたは線材等の長尺部材巻出し装置の
ブレーキ機構に関する。
テープ材をワークに圧接してワークを磨き加工するテ
ープポリッシュ装置、巻線機、ワイヤカッタ等の線材を
使用する加工機等においては、テープ、線材等の長尺部
材を巻出しリールに巻回して収容し、この長尺部材を巻
取りリールを駆動して間歇的に送り出し、加工が終了し
た長尺部材を巻取りリールに巻き取るような構成を採っ
ている。
このような長尺部材を使用する加工機においては、長
尺部材の弛みを防止するために、長尺部材にブレーキを
掛けながらこれを巻き出すような構成が採られている。
しかしブレーキ機構にバックラッシュがあると、長尺部
材の駆動が断たれるたびに、ブレーキ機構のバックラッ
シュ分だけ長尺部材に弛みが生じるため、バックラッシ
ュのない長尺部材巻出し装置のブレーキ機構が要望され
ている。
従来の技術 第2図はテープ巻出し装置の従来のブレーキ機構の一
例を示す断面図である。ハウジング2はハウジング本体
4と蓋体6から構成されており、ハウジング2の一端部
には巻出しリール8のシャフト10が軸受12を介して回転
自在に取り付けられている。シャフト10にはリール側摩
擦部材14が固定されている。ハウジング2の蓋体6には
断面正方形の貫通孔7が設けられており、この貫通孔7
中に回り止め部が断面正方形のシャフト16が嵌合されて
いる。シャフト16の左端にはボス部18が一体的に形成さ
れ、このボス部18に加圧側摩擦部材20が固着されてい
る。
ボス部18とハウジング2の蓋体6の間にコイルバネ22
が介装されており、加圧側摩擦部材20をリール側摩擦部
材14に圧接させている。シャフト16の右端部にはネジ部
が形成されており、このネジ部にナット24が螺合してい
る。ナット24を回転することによりコイルバネ22の付勢
力を調整し、加圧側摩擦部材20をリール側摩擦部材14に
押し付ける圧力を調整できるようになっている。
然して、巻出しリール8に巻かれたテープ28は、第4
図に示すように巻取りリール26を駆動することにより、
コイルバネ22の付勢力で一定のブレーキ力を掛けられな
がら巻出しリール8から間歇的に送り出され、巻取りリ
ール26に巻き取られる。30はテープ28でポリッシュ加工
するワークであり、テープ28は押付ローラ32により一定
の圧力でワーク30に押付られている。
発明が解決しようとする課題 しかし、第2図に示したようなブレーキ機構である
と、シャフト16の回り止め部が第3図に示したように構
成されているので、ブレーキ機構がシャフト16と貫通孔
7との嵌合公差によるバックラッシャを持つようにな
り、巻取りリール26を停止してもこのバックラッシュ分
だけテープ28は巻出しリール8から送り出されてしま
い、テープ28に破線で示すような弛み28aが生じること
になる。これはブレーキ機構のシャフト回り止め部の小
さなバックラッシュがリール径に拡大されるためであ
る。
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、
その目的とするところは、バックラッシュがなくかつブ
レーキ力の調整が容易な長尺部材巻出し装置のブレーキ
機構を提供することである。
課題を解決するための手段 巻出しリール上に巻回された長尺部材を巻き出す際
に、巻出しリールに負荷を加えるブレーキ機構におい
て、リール側摩擦部材をハウジングに回転自在に取り付
けられた巻出しリールに固定し、円筒表面を有する第1
部材とこの第1部材に対向して同じく円筒表面を有する
第2部材をハウジング内に収容する。そして、自然状態
で第1及び第2状態の外径よりも小さな内径を有するコ
イルバネを第1及び第2部材の円筒表面に外嵌してこれ
らを結合し、コイルバネの付勢力によりリール側摩擦部
材に圧接される加圧側摩擦部材を前記第2部材に固定す
る。
本発明のブレーキ機構はさらに、第1円筒表面を第2
円筒表面に対して相対的に移動させて、コイルバネの付
勢力を調整する圧力調整手段を具備していることが望ま
しい。
作用 本発明のブレーキ機構は、固定側の第1部材とブレー
キ側の第2部材とをコイルバネで弾性的に結合している
ため、長尺部材の巻出しリールからの間歇的な送り出し
に対して、バックラッシュのないブレーキ機構を提供で
きる。すなわち、巻出しリールから長尺部材を巻き出す
には、コイルバネによるブレーキ負荷を巻出しリールに
加えながら長尺部材を巻き出すが、巻取り側での駆動が
断たれた場合にも、固定側第1部材とブレーキ側第2部
材がコイルバネにより弾性的に結合されているため、バ
ックラッシュを生じることなく巻出しリールの回転をた
だちに停止させることができ、長尺部材にバックラッシ
ュに起因する弛みを生じさせることはない。また、圧力
調整手段によりブレーキ圧力を容易に調整することがで
きる。
実 施 例 以下、本発明の実施例を図面を参照して詳細に説明す
る。
第1図は本発明実施例の断面図を示しており、40は本
体42と蓋体44から構成されるブレーキ機構のハウジング
であり、二点鎖線で示した固定部材46にネジ止めにより
固定されている。48は巻出しリールであり、シャフト50
にネジ止めにより固定されている。巻出しリール48のシ
ャフト50は軸受52を介してハウジング42に回転自在に取
り付けられている。巻出しリール48のシャフト50にはリ
ール側摩擦部材54がネジ56により固定されており、この
リール側摩擦部材54は軸受52の抜け防止の作用も兼ねて
いる。巻出しリール48には二点鎖線で示すようにテープ
58が積層されて巻かれている。
60は円筒表面60aとフランジ60bを有する固定側部材で
あり、外周にネジ山の形成された軸62に取り付けられて
おり、軸62を回転することにより軸方向に移動可能なよ
うにハウジング40中に収容されている。64は軸62を固定
するためのナットである。66は円筒表面66aとフランジ6
6bを有するブレーキ側部材であり、このブレーキ側部材
66には加圧側摩擦部材68が固着されている。
固定側部材60の円筒表面60aとブレーキ側部材66の円
筒表面66aに渡り、コイルバネ70が外嵌されており、固
定側部材60とブレーキ側部材66はコイルバネ70により弾
性的に結合されている。コイルバネ70は自然状態で固定
側部材60及びブレーキ側部材66の円筒表面外径よりも小
さな内径を有しており、図示の取り付け状態では固定側
部材60及びブレーキ側部材66の円筒表面上に圧接されて
いる。固定側部材60の円筒表面60aの外径公差はコイル
バネ70の内径に対して+0.2mmが望ましく、ブレーキ側
部材66の円筒表面66aのコイルバネ70の内径に対する公
差はスプリングクラッチに適した公差であることが望ま
しい。
然して、図示しない巻取りリールが駆動されると、巻
出しリール48にコイルバネ70のブレーキ負荷が印加され
ながら巻出しリール48は回転し、テープ58が巻出しリー
ル48から巻き出される。巻取りリールの駆動が断たれる
と、テープ58を介して駆動されていた巻出しリール48の
駆動も同時に断たれるが、本発明実施例では固定側部材
60とブレーキ側部材66はコイルバネ70で弾性的に結合さ
れているため、駆動が断たれるのと同時にバックラッシ
ュなくブレーキ力が作用するため、巻出しリール48は空
転することなく瞬間的に停止する。このため従来のよう
なブレーキ機構のバックラッシュに起因するテープ58の
弛みが生じることがない。加圧側摩擦部材68をリール側
摩擦部材54に押付る圧力調整は、軸62を回転させて固定
側部材60を軸方向に移動することにより、容易に達成で
きる。
巻出しリール48を逆方向に回転すると、ブレーキ側部
材66とコイルバネ70の係合が解かれて、巻出しリール48
は逆方向に空転する。よって、巻出しリール48は順方向
にブレーキ回転し、逆方向には空転するため、一方向ス
プリングクラッチ効果を発揮することができる。
発明の効果 本発明は以上詳述したように構成したので、間歇的な
長尺部材の送り出し回転に対して、バックラッシュのな
いブレーキ機構を提供できるという効果を奏する。ま
た、ブレーキ圧の調整を容易に達成できる。さらに、一
方向にブレーキ回転、他方向に空転する一方向スプリン
グクラッチ効果を発揮させることもできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例断面図、 第2図は従来例断面図、 第3図は第2図のIII−III線断面図、 第4図は従来技術の問題点説明図である。 40……ハウジング、 48……巻出しリール、 54……リール側摩擦部材、 60……固定側部材、 66……ブレーキ側部材、 68……加圧側摩擦部材、 70……コイルバネ。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】巻出しリール上に巻回された長尺部材を巻
    出す際に、巻出しリールに負荷を加えるブレーキ機構に
    おいて、 ハウジング(40)と、 該ハウジング(40)に回転自在に取り付けられた巻出し
    リール(48)に固定されたリール側摩擦部材(54)と、 該ハウジング(40)内に収容された円筒表面(60a)を
    有する第1部材(60)と、 該第1部材(60)に対向して前記ハウジング(40)内に
    収容された円筒表面(66a)を有する第2部材(66)
    と、 自然状態で前記第1及び第2部材(60,66)の外径より
    も小さな内径を有し、前記第1及び第2部材の円筒表面
    (60a,66a)に外嵌してこれらを結合するコイルバネ(7
    0)と、 前記第2部材(66)に固定され、該コイルバネ(70)の
    付勢力によって前記リール側摩擦部材(54)に圧接され
    る加圧側摩擦部材(68)と、 を具備したことを特徴とする長尺部材巻出し装置のブレ
    ーキ機構。
  2. 【請求項2】前記第1及び第2円筒部材(60,66)はそ
    れぞれフランジ(60b,66b)を有しており、前記コイル
    バネ(70)がこれらのフランジ(60b,66b)の間で前記
    第1及び第2部材の円筒表面(60a,66a)に外嵌されて
    いることを特徴とする請求項1記載の長尺部材巻出し装
    置のブレーキ機構。
  3. 【請求項3】前記第1部材(60)を第2部材(66)に対
    して相対的に移動させて、前記コイルバネ(70)の付勢
    力を調整する圧力調整手段をさらに具備したことを特徴
    とする請求項1又は2記載の長尺部材巻出し装置のブレ
    ーキ機構。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011239789A (ja) * 2011-08-29 2011-12-01 Makita Corp トルク伝達装置とそれを用いた刈払機
CN110217631A (zh) * 2019-06-12 2019-09-10 杭州康奋威科技股份有限公司 一种自动张紧放卷装置及其放卷方法

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