JPH08297863A - 光ディスク媒体 - Google Patents

光ディスク媒体

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Publication number
JPH08297863A
JPH08297863A JP7098987A JP9898795A JPH08297863A JP H08297863 A JPH08297863 A JP H08297863A JP 7098987 A JP7098987 A JP 7098987A JP 9898795 A JP9898795 A JP 9898795A JP H08297863 A JPH08297863 A JP H08297863A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
recording
optical disk
disk medium
medium
vapor deposition
Prior art date
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Pending
Application number
JP7098987A
Other languages
English (en)
Inventor
Keiji Imaki
啓二 今木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Kao Corp filed Critical Kao Corp
Priority to JP7098987A priority Critical patent/JPH08297863A/ja
Publication of JPH08297863A publication Critical patent/JPH08297863A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡便な方法で、正確且つ安定に表面及び裏面
を識別することができる両面記録型の光ディスク媒体の
提供。 【構成】 一面に記録面を有する2枚の片面記録型の光
ディスクを、それらの非記録面同士で互いに貼り合わせ
てなる本発明の両面記録型の光ディスク媒体は、それぞ
れの記録面側に、互いに異なる色の反射膜を設けたこと
を特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、表面及び裏面の両面に
情報が記録されてなる両面記録型の光ディスク媒体に関
し、更に詳しくは表面及び裏面の目視による識別が容易
な両面記録型の光ディスク媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の光ディスク媒体には、図
4及び図5にそれぞれ示すような片面記録型の光ディス
クと両面記録型の光ディスク媒体とがある。そして、図
4(a)及び(b)に示す片面記録型の光ディスク10
6においては、一方の面102が記録面となり、他方の
面104が非記録面となり、該非記録面104には一般
に該光ディスク媒体に記録されている情報の内容を表す
タイトルやメーカー名等の所定の情報が印刷されている
ので、上記記録面102と非記録面104との識別は容
易である。
【0003】一方、図5(a)及び(b)に示すような
両面記録型の光ディスク媒体108においては、2枚の
片面記録型の光ディスク106をその非記録面104同
士で互いに貼り合わせて、その両面に記録面102を形
成しているために、非記録面が表面に露出しておらず、
外観上、何れの面が表面であるか又は裏面であるかを識
別することが出来ない。そこで、通常はその識別のため
に、センターホール110近傍の透明な非情報記録領域
112に、表面及び裏面の識別用のラベル114を貼着
していた。
【0004】しかしながら、光ディスク媒体の製造時
に、上記ラベル114の貼り間違えが起きたり、或い
は、使用しているうちに上記ラベル114が剥がれた
り、磨耗により消えたりすることがあることから、上記
ラベル114の貼着による識別手段は、正確・安定に表
面及び裏面を識別し得る手段とは必ずしもいえなかっ
た。
【0005】また、上記センターホール110近傍は、
ディスク回転時においてドライブのクランプ部(図示せ
ず)が当接する部位であるため、成形によってディスク
表面の精度を高くしても、図5(b)に示すように、上
記ラベル114を貼着することにより凹凸が生じて面精
度が落ちてしまい、ディスク回転時に面ぶれが発生する
という問題があった。
【0006】従って、本発明の目的は、簡便な方法で、
正確且つ安定に表面及び裏面を識別することができる両
面記録型の光ディスク媒体を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは鋭意研究し
た結果、両記録面における反射膜の色を互いに異ならせ
ることにより、ラベル等の識別手段を用いること無く、
目視により容易に光ディスク媒体の表面及び裏面を識別
し得ることを知見した。
【0008】本発明は、上記知見に基づきなされたもの
であり、一面に記録面を有する2枚の片面記録型の光デ
ィスクを、それらの非記録面同士で互いに貼り合わせて
なる両面記録型の光ディスク媒体において、それぞれの
記録面側に、互いに異なる色の反射膜を設けたことを特
徴とする光ディスク媒体を提供するものである。
【0009】
【作用】本発明の光ディスク媒体は、表面及び裏面のそ
れぞれの記録面側に互いに異なる色の反射膜を設けてい
るので、目視により表面及び裏面の識別が外部から可能
であり、しかも、長期間使用しても反射膜の色が消える
ことが無い。
【0010】
【実施例】以下、本発明の光ディスク媒体について、そ
の好まし一実施例を図面を参照して説明する。ここで、
図1(a)は、本発明の光ディスク媒体の好ましい一実
施例を示す平面図であり、図1(b)は、図1(a)に
示す光ディスク媒体のA−A’断面図であり、図2は、
図1(b)の部分拡大図である。
【0011】図1(a)及び(b)に示す本実施例の光
ディスク媒体8は、一面に記録面2を有する2枚の片面
記録型の光ディスク6を、それらの非記録面4同士で互
いに貼り合わせてなる両面記録型の光ディスク媒体であ
る。更に詳細には、本実施例の光ディスク媒体8は、厚
さ0.6mmの片面記録型の光ディスク6を2枚貼り合
わせて全厚1.2mmにし、両面記録型用のドライブを
用いて記録の再生を行うものである。このような構成
は、従来の両面記録型の光ディスク媒体と同じである。
【0012】上記光ディスク媒体8について更に詳述す
ると、上記光ディスク媒体8には、情報記録領域16が
設けられ、該情報記録領域16は、従来の光ディスク媒
体と同様に、情報を記録する多数のピットが設けられた
ディスク基板と、該ディスク基板の表面に設けられた反
射膜と、更に該反射膜の表面に設けられた保護層とから
なる。そして、上記情報記録領域16の内側には、ドー
ナツ状の非情報記録領域12が設けられている。上記デ
ィスク基板及び保護層は、従来公知の材料を用いて公知
の方法により形成されてなるものであり、本実施例にお
いては、上記ディスク基板は透明なポリカーボネートか
らなる。また上記保護層は紫外線硬化樹脂からなる。従
って、上記反射膜は、透明な上記ディスク基板を通して
外部から目視可能となっている。
【0013】而して、本発明の特徴部分について説明す
ると、本実施例の光ディスク媒体8においては、図1
(b)に示すように、それぞれの記録面2側に、互いに
異なる色の反射膜20、20’を設けたことを特徴とす
る。
【0014】更に詳細には、図1(b)に示すように、
本実施例の光ディスク媒体8においては、その記録面2
側の上記情報記録領域16に相当する部分に上記反射膜
20、20’が設けられており、それぞれの反射膜2
0、20’の色は互いに異なるようになされている。そ
して、上述の通り、上記ディスク基板は透明なので、上
記反射膜20、20’の色は上記ディスク基板を通して
外部から目視可能となっている。これにより、本実施例
の光ディスク媒体8においては、上記反射膜20、2
0’の色を識別することにより、上記記録面2の表面及
び裏面を識別することができる。このように、本実施例
の光ディスク媒体8においては、上記反射膜20、2
0’は、光ディスク媒体8の再生時における入射した光
の反射面として作用するのみならず、上記記録面2の識
別手段としても作用する。
【0015】上記反射膜20、20’について詳述する
と、本実施例の光ディスク媒体における上記反射膜2
0、20’は、図2に示すように、一方がアルミニウム
の蒸着膜20からなり、他方が金の蒸着膜20’からな
る。従って、上記アルミニウムの蒸着膜20は透明なデ
ィスク基板24を通して銀色に見え、一方、上記金の蒸
着膜20’は透明なディスク基板24’を通して金色に
見える。このように、両反射膜20、20’の色が互い
に異なるので、目視により上記記録面2の表面及び裏面
を識別することができる。上記両反射面20、20’の
厚みは、入射した光を反射するのに十分であり且つ外部
からの目視により色を判別するのに十分な厚みであるこ
とが必要である。なお、図2において、22は2枚の片
面記録型の光ディスク6を貼り合わせるための接着剤で
あり、また、保護層は省略されている。
【0016】本実施例の光ディスク媒体8は、上述の如
く構成されているので、両記録面2のうち何れか表面で
あるか又は裏面であるかを目視により容易に認識するこ
とができる。
【0017】次に、本実施例の光ディスク媒体の好まし
い製造方法について説明する。本実施例の光ディスク媒
体8を製造するには、通常の片面記録型の光ディスクの
製造方法に従ってディスク基板を成形した後に、情報記
録領域16上に色の異なる反射膜を形成する。更にその
上に保護層を形成し片面記録型の光ディスクを作製す
る。その後、反射膜の色の異なる2枚の片面型の光ディ
スクを接着剤で貼り合わせて本発明の光ディスク媒体8
を得ることができる。
【0018】上述の方法により好ましく製造される本実
施例の光ディスク媒体8は、2枚の片面記録型の光ディ
スクを貼り合わせる際に、同じ種類の光ディスクを貼り
合わせるというミスが起きず、しかも、光ディスク媒体
のの再生時に表面と裏面とを間違えることもない。
【0019】なお、本発明の光ディスク媒体は、上述の
実施例に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱
しない範囲で種々の変更が可能である。例えば、上記反
射膜は図2に示すものに限られず、例えば、図3に示す
ように、両反射面20、20’をアルミニウムの蒸着膜
から形成し、その一方の蒸着膜20上に更に金の蒸着膜
21を薄く設けてもよい。また、この場合には、金の蒸
着膜21をアルミニウムの蒸着膜20の全面に設けても
よく又はその一部のみに設けてもよい。また、上記反射
膜20、20’は、上記情報記録領域に相当する部分の
みならず、上記非情報記録領域にも設けることができ
る。また、2枚の光ディスク6の貼り合わせの際には、
保護層を設けず、反射膜上に直接接着剤を施用して2枚
の光ディスク6を貼り合わせてもよい。更には、上記情
報記録面における記録方式は、ピットの凹凸による記録
方式に限られず、例えば、記録層の相転移を利用した記
録方式等を用いることもでき、光の入射・反射を用いた
記録方式であればよい。
【0020】
【発明の効果】本発明の光ディスク媒体によれば、2枚
の片面記録型の光ディスクを貼り合わせて光ディスク媒
体を製造する際に、同じ種類の光ディスクを貼り合わせ
るというミスが起きず、しかも、再生時に表面と裏面と
を間違えることもない。また、既存の製造設備を用いて
製造することが可能であり、更には、光ディスク媒体の
製造後に、表面及び裏面の識別用のラベルを貼る工程が
不要となるので、生産速度がアップし、製造コストが低
減される。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(a)は、本発明の光ディスク媒体の好ま
しい一実施例を示す平面図であり、図1(b)は、図1
(a)に示す光ディスク媒体のA−A’断面図である。
【図2】図1(b)の部分拡大図である。
【図3】本発明の光ディスク媒体の他の実施例を表す部
分拡大図(図1(b)相当図)である。
【図4】図4(a)は、従来の片面記録型の光ディスク
の記録面を示す斜視図であり、図4(b)は図4(a)
に示す光ディスクの非記録面を示す斜視図である。
【図5】図5(a)は従来の両面記録型の光ディスク媒
体を示す斜視図であり、図5(b)は図5(a)に示す
光ディスク媒体のB−B’断面図である。
【符号の説明】
2 記録面 4 非記録面 6 片面記録型の光ディスク 8 両面記録型の光ディスク媒体 12 非情報記録領域 16 情報記録領域 20、20’ 反射膜 22 接着剤 24、24’ ディスク基板

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一面に記録面を有する2枚の片面記録型
    の光ディスクを、それらの非記録面同士で互いに貼り合
    わせてなる両面記録型の光ディスク媒体において、 それぞれの記録面側に、互いに異なる色の反射膜を設け
    たことを特徴とする光ディスク媒体。
JP7098987A 1995-04-24 1995-04-24 光ディスク媒体 Pending JPH08297863A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7098987A JPH08297863A (ja) 1995-04-24 1995-04-24 光ディスク媒体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7098987A JPH08297863A (ja) 1995-04-24 1995-04-24 光ディスク媒体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08297863A true JPH08297863A (ja) 1996-11-12

Family

ID=14234357

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7098987A Pending JPH08297863A (ja) 1995-04-24 1995-04-24 光ディスク媒体

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JP (1) JPH08297863A (ja)

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