JPH0991752A - 多層光ディスク - Google Patents

多層光ディスク

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JPH0991752A
JPH0991752A JP7250976A JP25097695A JPH0991752A JP H0991752 A JPH0991752 A JP H0991752A JP 7250976 A JP7250976 A JP 7250976A JP 25097695 A JP25097695 A JP 25097695A JP H0991752 A JPH0991752 A JP H0991752A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 積層状に配設された多層の信号記録層を有す
る光ディスクにおいて、各層の弁別を容易とし、各層に
異なる記録方式の信号を記録することや、同一回転方向
において同一面側よりの各層よりの信号読み出しを可能
とする。 【解決手段】 第1の光透過基板4上に第1の信号記録
層3を形成し、第2の光透過基板7上に複数の信号記録
面からなる第2の信号記録層6を形成し、各光透過基板
4,7を第2の信号記録層6を挟む状態に積層する。各
光透過基板4,7は、互いに略々同一の厚さ(1/2)
t(例えば0.6mm)を有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、互いに積層状に重
ねられた複数の信号記録層を有する多層光ディスクに関
する技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】従来、大量のデジタル信号を高密度に記
録するための記録媒体として、図3乃至図6に示すよう
に、複数の信号記録層を有して構成された多層光ディス
クが提案されている。この多層光ディスクは、透明材料
により形成された円盤状の光透過基板を有し、この光透
過基板上に複数の信号記録層が積層状となされて形成さ
れて構成されている。
【0003】例えば、上記多層光ディスクは、図3に示
ように、表面部が信号読み取り面106となされた第1
の光透過基板105と、この第1の光透過基板105に
対して重ねられて配設された第2の光透過基板102と
を有して構成されている。上記信号読み取り面106の
反対側に向いた上記第2の光透過基板102の表面部
は、レーベル面101となされている。
【0004】そして、上記第1の光透過基板105と上
記第2の光透過基板102と間には、第1及び第2の信
号記録層104,103及び半透明層107が積層状と
なされて挟まれている。すなわち、上記第1の信号記録
層104は、上記第1の光透過基板105と上記半透明
層107との間に挟まれている。そして、上記第2の信
号記録層103は、上記第2の光透過基板102と上記
半透明層107との間に挟まれている。
【0005】上記各信号記録層104,103は、上記
各光透過基板105,102とともに成型されたピット
により情報信号を記録しているものである。
【0006】上記第1の及び第2の光透過基板105,
102は、互いに略々等しい厚さとなされており、この
多層光ディスクの厚さをt(例えば、1.2mm程度)
とすると、略々(1/2)tの厚さとなっている。上記
半透明層107は、例えば、40μm程度の極めて薄い
層となされている。
【0007】この多層光ディスクにおいては、上記第1
の信号記録層104に記録された情報信号を読み出す第
1の再生光R1は、上記信号読み取り面106より上記
第1の光透孔基板105内に入射し、該第1の信号記録
層104において焦点を結んで反射され、再び、該第1
の光透過基板105内を経て上記信号読み取り面106
を介して外方側に射出される。
【0008】また、この多層光ディスクにおいては、上
記第2の信号記録層103に記録された情報信号を読み
出す第2の再生光R2は、上記信号読み取り面106よ
り上記第1の光透孔基板105内に入射し、上記第1の
信号記録層104及び上記半透明層107を透過し、該
第2の信号記録層103において焦点を結んで反射さ
れ、再び、該半透明層107及び該第1の信号記録層1
04を透過し、該第1の光透過基板105内を経て上記
信号読み取り面106を介して外方側に射出される。
【0009】そして、上記多層光ディスクとしては、図
4及び図6に示ように、表面部が信号読み取り面106
となされた光透過基板105を有して構成されたものが
ある。上記信号読み取り面106の反対側の表面部に
は、第1及び第2の信号記録層103,104、半透明
層107及び保護層102が、上記光透過基板105に
対して積層状となされて配設されている。
【0010】すなわち、上記第2の信号記録層104
は、上記光透過基板105と上記半透明層107との間
に挟まれている。そして、上記第1の信号記録層103
は、上記半透明層107と上記保護層102との間に挟
まれている。
【0011】上記信号読み取り面106の反対側に向い
た上記保護層102の表面部は、レーベル面101とな
されている。
【0012】上記各信号記録層103,104は、上記
光透過基板105及び上記半透明層107とともに成型
されたピットにより情報信号を記録しているものであ
る。
【0013】上記光透過基板105の厚さは、この多層
光ディスクの厚さt(例えば、1.2mm程度)に略々
等しい厚さとなっている。上記半透明層107は、例え
ば、40μm程度の極めて薄い層となされている。
【0014】この多層光ディスクにおいては、上記第1
の信号記録層103に記録された情報信号を読み出す第
1の再生光R1は、上記信号読み取り面106より上記
光透孔基板105内に入射し、上記第2の信号記録層1
04及び上記半透明層107を透過し、該第1の信号記
録層103において焦点を結んで反射され、再び、該半
透明層107及び該第2の信号記録層104を透過し、
該光透過基板105内を経て上記信号読み取り面106
を介して外方側に射出される。
【0015】また、この多層光ディスクにおいては、上
記第2の信号記録層104に記録された情報信号を読み
出す第2の再生光R2は、上記信号読み取り面106よ
り上記光透孔基板105内に入射し、該第2の信号記録
層104において焦点を結んで反射され、再び、該光透
過基板105内を経て上記信号読み取り面106を介し
て外方側に射出される。
【0016】さらに、上記多層光ディスクとしては、図
5に示ように、表面部がそれぞれ信号読み取り面10
1,106となされた第1及び第2の光透過基板10
2,105を有して構成されたものがある。これら光透
過基板102,105の間には、第1及び第2の信号記
録層103,104及び第1及び第2の半透明層10
7,108が互いに積層状となされて挟まれている。
【0017】すなわち、上記第1の信号記録層103
は、上記第1の光透過基板102と上記第1の半透明層
107との間に挟まれている。そして、上記第2の信号
記録層104は、上記第2の半透明層108と上記第1
の光透過基板105との間に挟まれている。そして、上
記各半透明層107,108は、互いに接合されてい
る。
【0018】上記各信号記録層103,104は、上記
各光透過基板102,105ともに成型されたピットに
より情報信号を記録しているものである。
【0019】上記光透過基板105の厚さは、この多層
光ディスクの厚さをt(例えば、1.2mm程度)とす
ると、(1/2)tに略々等しい厚さとなっている。
【0020】この多層光ディスクにおいては、上記第1
の信号記録層103に記録された情報信号を読み出す第
1の再生光R1は、上記第1の光透過基板102の信号
読み取り面101より該第1の光透孔基板102内に入
射し、該第1の信号記録層103において焦点を結んで
反射され、再び、該第1の光透過基板102内を経てこ
の第1の光透過基板102の信号読み取り面101を介
して外方側に射出される。
【0021】また、この多層光ディスクにおいては、上
記第2の信号記録層104に記録された情報信号を読み
出す第2の再生光R2は、上記第2の光透過基板105
の信号読み取り面106より該第2の光透孔基板105
内に入射し、該第2の信号記録層104において焦点を
結んで反射され、再び、該第2の光透過基板105内を
経てこの第2の光透過基板105の信号読み取り面10
6を介して外方側に射出される。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のよう
な多層光ディスクにおいては、上記各信号記録層同士が
近接されているため、該各信号記録層に記録された信号
を読み出すときに、該各信号記録層より読み出された信
号同士の弁別が困難である。
【0023】そのため、この多層光ディスクにおいて
は、この多層光ディスクを同一の回転方向に回転させて
いる状態においては、同一面側よりの上記各信号記録層
よりの信号の読み出しができない。
【0024】また、上述のような多層光ディスクにおい
ては、上記各信号記録層同士が近接されているため、各
信号記録層に異なる記録形態の信号を記録することがで
きない。
【0025】この記録形態としては、いわゆる再生専用
(ROM)ディスクにおける成型ピットによる記録形
態、いわゆる追記型(DRAW)ディスクにおける穴開
けや相転移(Phase Change)による記録形
態、あるいは、いわゆる書換え可能(Erasable
(Rewritable))ディスクにおける光磁気効
果や相転移による記録形態等がある。
【0026】そこで、本発明は、上述の実情に鑑みて提
案されるものであって、積層状に形成された複数の信号
記録層を有する多層光ディスクであって、該各信号記録
層に記録された信号を読み出すときに該各信号記録層よ
り読み出された信号同士の弁別が容易であり、また、同
一の回転方向に回転させている状態において同一面側よ
りの該各信号記録層よりの信号の読み出しができ、さら
に、該各信号記録層に異なる記録形態の信号を記録する
ことができるようになされた多層光ディスクの提供とい
う課題を解決しようとするものである。
【0027】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
め、本発明に係る多層光ディスクは、第1の光透過基板
と、この第1の光透過基板上にこの第1の光透過基板側
を信号読み取り面側として形成された第1の信号記録層
と、第2の光透過基板と、この第2の光透過基板上にこ
の第2の光透過基板側を信号読み取り面側として形成さ
れた第2の信号記録層とを備え、上記第1及び第2の光
透過基板は、上記第2の信号記録層を互いに挟み込む状
態に積層され、上記第1及び第2の信号記録層の少なく
とも一方は、互いに積層状となされた複数の信号記録面
を有して構成されていることとなされたものである。
【0028】また、本発明は、上記多層光ディスクにお
いて、上記第1及び第2の光透過基板は、互いに略々等
しい厚さとなされていることとしたものである。
【0029】さらに、本発明は、上記多層光ディスクに
おいて、全ての信号記録層の全ての信号記録面が成型さ
れたピットによって信号を記録している信号記録面であ
って、上記第1及び第2の光透過基板がそれぞれ略々
0.6mmの厚さとなされ、上記第1の信号記録層に記
録された信号を読み出す第1の再生光波長が770nm
乃至830nmであり、上記第2の信号記録層に記録さ
れた信号を読み出す第2の再生光波長が615nm乃至
655nmであることとなされたものである。
【0030】そして、本発明に係る多層光ディスクは、
第1の光透過基板と、この第1の光透過基板上にこの第
1の光透過基板側を信号読み取り面側として形成された
第1の信号記録層と、第2の光透過基板と、この第2の
光透過基板上にこの第2の光透過基板側を信号読み取り
面側として形成された第2の信号記録層とを備え、上記
第1及び第2の光透過基板は、上記第2の信号記録層を
互いに挟み込む状態に積層され、上記第1の及び第2の
信号記録層は、互いに異なる記録形態の信号が記録され
る信号記録層であることとなされたものである。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しながら説明する。
【0032】本発明に係る多層光ディスクは、大量のデ
ジタル信号を高密度に記録するための記録媒体として使
用されるものである。
【0033】この多層光ディスクは、図1に示すよう
に、ガラスやポリカーボネイトの如き透明材料により形
成された円盤状の第1及び第2の光透過基板4,7を有
し、これら光透過基板4,7上に、情報信号が記録され
る第1及び第2の信号記録層3,6が対応して成膜形成
されて構成されている。
【0034】すなわち、上記第1の光透過基板4上に
は、この第1の光透過基板4側を信号読み取り面側とし
て成膜された第1の信号記録層3が形成されている。ま
た、上記第2の光透過基板7上には、この第2の光透過
基板7側を信号読み取り面側として成膜された第2の信
号記録層6が形成されている。
【0035】上記第1の信号記録層3は、上記第1の光
透過基板4上に形成され、この第1の信号記録層3上に
設けられた保護層2と該第1の光透過基板4とにより、
挟まれている。上記保護層2の表面部は、レーベル面1
となされている。上記保護層2は、紫外線硬化樹脂の如
き材料により形成されている。
【0036】上記各信号記録層3,6は、それぞれ信号
記録面を有し、この信号記録面において、情報信号を記
録している。これら各信号記録層3,6の信号記録面
は、上記各光透過基板4,7とともに射出成型(インジ
ェクション)の如き手段によって成型されたピットと、
このピットが形成された面に沿って成膜された反射膜と
から構成されている。上記反射膜は、アルミニウムの如
き金属材料や誘電体材料により形成されている。
【0037】そして、この多層光ディスクにおいては、
上記第1及び第2の信号記録層3,6の少なくとも一方
は、互いに積層状となされた複数の信号記録面を有して
構成されている。この実施の形態においては、上記第2
の信号記録層6が、互いに積層状となされた第1及び第
2の信号記録面6a,6bを有している。
【0038】すなわち、上記第2の信号記録層6は、上
記第2の光透過基板7上に形成された上記第1の信号記
録面6aと、この第1の信号記録面6a上に位置し該第
2の光透過基板7と共働して該第1の信号記録面6aを
挟んでいる第1の半透過層9と、この第1の半透過層9
上に形成された上記第2の信号記録面6bと、この第2
の信号記録面6b上に位置し該第1の半透過層9と共働
して該第2の信号記録面6bを挟んでいる第2の半透過
層5とから構成されている。
【0039】上記第2の光透過基板7の上記第2の信号
記録層6が形成された側の反対側の表面部、すなわち、
該第2の信号記録層6の信号読み取り面側の表面部は、
信号読み出し面8となされている。
【0040】そして、上記第1及び第2の光透過基板
4,7は、上記第2の信号記録層6を互いに挟み込む状
態に積層されている。すなわち、上記第1の光透過基板
4と上記第2の半透過層5とは、互いに接合されてい
る。
【0041】上記第1及び第2の光透過基板4,7は、
この多層光ディスクの厚さをt(例えば、1.2mm程
度)とすると、略々(1/2)t(例えば、0.6mm
程度)の厚さとなっており、互いに略々等しい厚さであ
る。なお、上記各半透明層9,5は、例えば、40μm
程度の極めて薄い層となされている。
【0042】この多層光ディスクにおいては、上記第1
の信号記録層3に記録された情報信号を読み出す第1の
再生光R1は、上記信号読み取り面8より上記第2の光
透孔基板7内に入射し、上記第2の信号記録層6及び上
記第1の光透過基板4を透過し、該第1の信号記録層3
の信号記録面上において焦点を結んで反射され、再び、
該第1の光透過基板4、上記第2の信号記録層6を透過
し、該第2の光透過基板7内を経て上記信号読み取り面
8を介して外方側に射出される。
【0043】また、この多層光ディスクにおいては、上
記第2の信号記録層6の第1の信号記録面6aに記録さ
れた情報信号を読み出す第2の再生光R2は、上記信号
読み取り面8より上記第1の光透孔基板7内に入射し、
該第2の信号記録層6の第1の信号記録面6a上におい
て焦点を結んで反射されて、再び、該第2の光透過基板
7内を経て上記信号読み取り面8を介して外方側に射出
される。
【0044】さらに、この多層光ディスクにおいては、
上記第2の信号記録層6の第2の信号記録面6bに記録
された情報信号を読み出す第3の再生光R3は、上記信
号読み取り面8より上記第1の光透孔基板7内に入射
し、該第2の信号記録層6の第1の信号記録面6aを透
過して第2の信号記録面6b上において焦点を結んで反
射されて、再び、該第1の信号記録面6a及び該第2の
光透過基板7内を経て上記信号読み取り面8を介して外
方側に射出される。
【0045】この多層光ディスクにおいて、上記第1の
信号記録層3に記録される信号と、上記第2の信号記録
層6に記録される信号とは、変調方式や記録方式につい
て、互いに同一のものとすることができる。この場合に
は、この多層光ディスクは、信号記録面の数が一である
同一径の光ディスクに対して、信号記録面の数を乗じた
だけの信号記録容量を有する記録媒体として使用するこ
とができる。
【0046】また、この多層光ディスクにおいて、上記
第1の信号記録層3に記録される信号と、上記第2の信
号記録層6に記録される信号とは、変調方式や再生光波
長について、互いに異なるものとすることができる。
【0047】例えば、上記第1の信号記録層3に記録さ
れた信号を読み出す第1の再生光R1の波長を770n
m乃至830nmとし、上記第2の信号記録層6の各信
号記録面6a,6bに記録された信号を読み出す第2及
び第3の再生光R2,R3の波長を615nm乃至655
nmとすることができる。
【0048】この場合において、上記第1及び第2の光
透過基板4,7の総計の厚さを1.2mmとし、上記第
2の信号記録層6が上記第1の再生光R1の通過に影響
を与えないようにすることにより、上記第1の信号記録
層3に記録されている信号については、一般に「コンパ
クトディスク」と称されている直径12cmまたは8c
mの光ディスクを再生するディスクプレーヤ装置によっ
て、読み出すことができる。
【0049】上記第2の信号記録層6が上記第1の再生
光R1の通過に影響を与えないようにするには、この第
2の信号記録層6の各信号記録面6a,6bの分光透過
率特性を選定、または、設定することにより、該第1の
再生光R1の波長の光に対する透過率を高くしておく。
【0050】また、この場合において、上記第2の信号
記録層6に記録されている信号については、上記第1の
信号記録層3による影響を受けることなく、読み出すこ
とができる。この第2の信号記録層6には、例えば、デ
ジタルビデオ信号の如き高密度の情報信号を記録してお
くことができる。
【0051】さらに、この多層光ディスクにおいて、上
記第1の信号記録層3に記録される信号と、上記第2の
信号記録層6に記録される信号とは、互いに記録形態が
異なるものとすることができる。この場合においては、
上記各信号記録層3,6は、図2に示すように、それぞ
れ一の信号記録面を有して形成されたものとしてもよ
い。
【0052】上記記録形態としては、上述したような再
生専用(ROM)ディスクにおける成型ピットによる記
録形態の他に、いわゆる追記型(DRAW)ディスクに
おける穴開けによる記録形態や相転移(Phase C
hange(PC))による記録形態、あるいは、いわ
ゆる書換え可能(Erasable(Rewritab
le))ディスクにおける光磁気効果(MO)による記
録形態(CD−R、CD−MO等と称されている記録形
態を含む)や相転移(PC)による記録形態等がある。
【0053】そして、この多層光ディスクにおいては、
上記第1の信号記録層3については、いわゆる書換え可
能ディスクにおける光磁気効果による記録形態や相転移
による記録形態として書換可能なものとし、上記第2の
信号記録層6については、再生専用ディスクにおける成
型ピットによる記録形態としてデジタルビデオ信号の如
き高密度の情報信号を記録しておくものとすることがで
きる。
【0054】さらに、この多層光ディスクにおいては、
上記第1の信号記録層3については、いわゆる書換え可
能ディスクにおける光磁気効果による記録形態や相転移
による記録形態として書換可能なものとし、上記第2の
信号記録層6については、該第1の信号記録層3とは異
なる特性の光磁気効果や相転移による記録形態として書
換可能なものとすることができる。
【0055】
【発明の効果】上述のように、本発明に係る多層光ディ
スクにおいては、第1の光透過基板を挟んで第1の信号
記録層と第2の信号記録層とが設けられ、これら第1及
び第2の信号記録層の少なくとも一方は、互いに積層状
となされた複数の信号記録面を有して構成されている。
【0056】したがって、本発明に係る多層光ディスク
においては、上記各信号記録層に記録された信号を読み
出すときに該各信号記録層より読み出された信号同士の
弁別が容易であり、また、同一の回転方向に回転させて
いる状態において同一面側よりの該各信号記録層よりの
信号の読み出しができ、さらに、該各信号記録層に異な
る記録形態の信号を記録することができる。
【0057】また、本発明に係る多層光ディスクにおい
て、全ての信号記録層の全ての信号記録面は成型された
ピットによって信号を記録している信号記録面であるこ
ととし、第1及び第2の光透過基板をそれぞれ略々0.
6mmの厚さとし、第1の信号記録層に記録された信号
を読み出す第1の再生光波長を770nm乃至830n
mとし、第2の信号記録層に記録された信号を読み出す
第2の再生光波長を615nm乃至655nmであるこ
ととした場合には、該第1の信号記録層については、い
わゆる「コンパクトディスク」と称される光ディスクと
同様の手段により記録された信号の読み出しを行うこと
ができる。また、この場合には、上記第2の信号記録層
には、例えば、いわゆるデジタルビデオ信号の如き高密
度の情報信号を記録しておくことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る多層光ディスクの構成を示す要部
断面図である。
【図2】上記多層光ディスクの構成を示す要部断面図で
ある。
【図3】従来の多層光ディスクの構成を示す要部断面図
である。
【図4】従来の多層光ディスクの構成の他の例を示す要
部断面図である。
【図5】従来の多層光ディスクの構成のさらに他の例を
示す要部断面図である。
【図6】上記図4に示した従来の多層光ディスクの構成
を示す要部断面図である。
【符号の説明】
3 第1の信号記録層 4 第1の光透過基板 6 第2の信号記録層 6a 第1の信号記録面 6b 第2の信号記録面 7 第2の光透過基板 R1 第1の再生光 R2 第2の再生光 R3 第3の再生光

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の光透過基板と、 上記第1の光透過基板上にこの第1の光透過基板側を信
    号読み取り面側として形成された第1の信号記録層と、 第2の光透過基板と、 上記第2の光透過基板上にこの第2の光透過基板側を信
    号読み取り面側として形成された第2の信号記録層とを
    備え、 上記第1及び第2の光透過基板は、上記第2の信号記録
    層を互いに挟み込む状態に積層され、 上記第1及び第2の信号記録層の少なくとも一方は、互
    いに積層状となされた複数の信号記録面を有して構成さ
    れていることとなされた多層光ディスク。
  2. 【請求項2】 第1及び第2の光透過基板は、互いに略
    々等しい厚さとなされた請求項1記載の多層光ディス
    ク。
  3. 【請求項3】 全ての信号記録層の全ての信号記録面が
    成型されたピットによって信号を記録している信号記録
    面であって、 第1及び第2の光透過基板がそれぞれ略々0.6mmの
    厚さとなされ、 第1の信号記録層に記録された信号を読み出す第1の再
    生光波長が770nm乃至830nmであり、 第2の信号記録層に記録された信号を読み出す第2の再
    生光波長が615nm乃至655nmであることとなさ
    れた請求項1記載の多層光ディスク。
  4. 【請求項4】 第1の光透過基板と、 上記第1の光透過基板上にこの第1の光透過基板側を信
    号読み取り面側として形成された第1の信号記録層と、 第2の光透過基板と、 上記第2の光透過基板上にこの第2の光透過基板側を信
    号読み取り面側として形成された第2の信号記録層とを
    備え、 上記第1及び第2の光透過基板は、上記第2の信号記録
    層を互いに挟み込む状態に積層され、 上記第1の及び第2の信号記録層は、互いに異なる記録
    形態の信号が記録される信号記録層であることとなされ
    た多層光ディスク。
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