JPH0829730B2 - 自動車のルーフ組付方法 - Google Patents
自動車のルーフ組付方法Info
- Publication number
- JPH0829730B2 JPH0829730B2 JP1074502A JP7450289A JPH0829730B2 JP H0829730 B2 JPH0829730 B2 JP H0829730B2 JP 1074502 A JP1074502 A JP 1074502A JP 7450289 A JP7450289 A JP 7450289A JP H0829730 B2 JPH0829730 B2 JP H0829730B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- roof
- flange
- rail
- peripheral edge
- module
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
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Landscapes
- Automobile Manufacture Line, Endless Track Vehicle, Trailer (AREA)
- Body Structure For Vehicles (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は自動車のルーフ組付方法に関する。
従来の技術 自動車の中には、例えば実開昭62−108175号公報,特
開昭63−93686号公報に示されているように、フロアを
主体とする主体下部モジュールと、サイドボデイ,ルー
フを含む車体上部モジュールとを、予め別々の組立ライ
ンでサブアッセンブリし、これらを最終組立ラインで上
下方向に突合わせて結合するようにして、ロボットによ
る車体組立ての自動化と、生産性の向上とを図ったもの
が知られている。
開昭63−93686号公報に示されているように、フロアを
主体とする主体下部モジュールと、サイドボデイ,ルー
フを含む車体上部モジュールとを、予め別々の組立ライ
ンでサブアッセンブリし、これらを最終組立ラインで上
下方向に突合わせて結合するようにして、ロボットによ
る車体組立ての自動化と、生産性の向上とを図ったもの
が知られている。
発明が解決しようとする課題 前記何れの方法にあっても、車体上部モジュールの構
成については、サイドボデイとルーフレールとを結合し
た後、ルーフをハンガーで吊持してルーフレール上に落
し込み、ルーフ周縁部をルーフレールに突合わせて結合
するようにしている。このため、ルーフをハンガーで吊
持した時に塗装面を傷つけ易く品質管理工数が嵩んでし
まう不具合を生じる。そこで、本発明はルーフの塗装面
を傷つけることなくルーフレールに組付けることができ
る自動車のルーフ組付方法を提供するものである。
成については、サイドボデイとルーフレールとを結合し
た後、ルーフをハンガーで吊持してルーフレール上に落
し込み、ルーフ周縁部をルーフレールに突合わせて結合
するようにしている。このため、ルーフをハンガーで吊
持した時に塗装面を傷つけ易く品質管理工数が嵩んでし
まう不具合を生じる。そこで、本発明はルーフの塗装面
を傷つけることなくルーフレールに組付けることができ
る自動車のルーフ組付方法を提供するものである。
課題を解決するための手段 サイドボデイと、内周縁にフランジを形成したルーフ
レールとを結合して車体上部モジュールを形成する一
方、ルーフ周縁にフランジを有段成形し、該ルーフを車
体上部モジュールの車室内側から挿入して、ルーフ周縁
のフランジ上面をルーフレール内周縁のフランジ下面に
係合して結合するようにしてある。
レールとを結合して車体上部モジュールを形成する一
方、ルーフ周縁にフランジを有段成形し、該ルーフを車
体上部モジュールの車室内側から挿入して、ルーフ周縁
のフランジ上面をルーフレール内周縁のフランジ下面に
係合して結合するようにしてある。
作用 ルーフは所要のパレット上に載置されて車体上部モジ
ュールの下方に配置され、該ルーフをパレットと共にリ
フターで車室内側より上昇することにより、車体上部モ
ジュール内に挿入されてルーフがルーフレール内をくぐ
り抜け、その周縁のフランジ上面がルーフレール内周縁
のフランジ下面に重合,係止するから、この状態でこれ
らフランジが上下方向で結合される。
ュールの下方に配置され、該ルーフをパレットと共にリ
フターで車室内側より上昇することにより、車体上部モ
ジュール内に挿入されてルーフがルーフレール内をくぐ
り抜け、その周縁のフランジ上面がルーフレール内周縁
のフランジ下面に重合,係止するから、この状態でこれ
らフランジが上下方向で結合される。
実施例 以下、本発明の一実施例を図面と共に詳述する。
第1〜3図において、1は車体上部モジュールを示
し、この車体上部モジュール1は後述する車体下部モジ
ュール17と別の組立ラインで形成される。車体上部モジ
ュール1はリャフエンダ3,各種ピラー4,サイドシル5等
から構成されるサイドボデイ2と、フロントルーフレー
ル6A,リャルーフレール6B,ルーフサイドレール6Cから構
成されるルーフレール6とを結合して構成される。本実
施例ではカウルトップパネル7を予めこの車体上部モジ
ュール1に結合してあると共に、リャエンドパネル8を
左右両側のリャフエンダ3後端に跨って結合してある。
ルーフレール6は、アウタパネル6aとインナパネル6bと
でボックス断面形状に形成してあり、その内周縁にフラ
ンジ9を形成してある。ルーフサイドレール6Cおよびリ
ャルーフレール6B部分では、アウタパネル6aを後述する
ルーフ11の一般面と面一に連続させるため、フランジ9
をルーフレール6の内周上縁よりも低い位置に形成して
ある。また、フロントルーフレール6A部分では、そのア
ウタパネル6a面上に接着されるフロントウインドウパネ
ル22がルーフ11の一般面と面一に連続するように、アウ
タパネル6a面位置をフランジ9位置まで低くしてある。
前記ルーフレール6の内周縁のフランジ9には複数個の
ウエルドボルト10を配設してある。一方、ルーフ11はそ
の周縁部にフランジ12をルーフ一般面よりも低い位置に
有段成形してあり、かつ、該フランジ12には、前記ウエ
ルドボルト10と対応する位置にボルト挿通孔13を形成し
てある。車体上部モジュール1は図外の搬送架台上で組
付けられる一方、ルーフ11は図外の治具パレット上に載
置されて組付け位置に移送される。そして、このルーフ
11は、車体上部モジュール1の下方の組付け位置に移送
されると、図外のリフターにより治具パレットごと上昇
される。この治具パレットの上昇によりルーフ11はルー
フレール6の内側(車室内側)をくぐり抜け、この時、
ウエルドボルト10がボルト挿通孔13に進入してロケート
ピンとして機能し、ルーフ11が適正に位置決めされて、
フランジ12上面がフランジ9下面に重合,係止する。そ
して、この状態で図外のロボットハンドあるいは治具パ
レットに付設したナットランナーにより、ウエルドボル
ト10にナット14を螺装,締結することによって、車体上
部モジュール1にルーフ11が組付けられる。ルーフ11の
組付工程が終了すると、ルーフトリム15,ガーニッシュ1
6等の内装部品が組付けられる。このようにしてルーフ1
1が組付けられた車体上部モジュール1は、別々の組立
ラインでフロア18を主体としてその内,外部品19,およ
びエンジンコンパートメント20,エンジンルーフ内機能
部品21を組付けた車体下部モジュール17上に移送され、
これら両者を上下方向で突合わせて結合する。ルーフ11
とルーフサイドレール6C,リャルーフレール6Bとの継
目、およびルーフ11とフロントウインドウパネル22との
間にはそれぞれパーティング間隙δが生じるが、このパ
ーティング間隙δは、組立ラインの最終工程でモール23
により閉塞して仕上げが行われる。第2図中24はフロン
トウインドウパネル22に付設した接着剤はみ出し防止用
のダム部材を示す。
し、この車体上部モジュール1は後述する車体下部モジ
ュール17と別の組立ラインで形成される。車体上部モジ
ュール1はリャフエンダ3,各種ピラー4,サイドシル5等
から構成されるサイドボデイ2と、フロントルーフレー
ル6A,リャルーフレール6B,ルーフサイドレール6Cから構
成されるルーフレール6とを結合して構成される。本実
施例ではカウルトップパネル7を予めこの車体上部モジ
ュール1に結合してあると共に、リャエンドパネル8を
左右両側のリャフエンダ3後端に跨って結合してある。
ルーフレール6は、アウタパネル6aとインナパネル6bと
でボックス断面形状に形成してあり、その内周縁にフラ
ンジ9を形成してある。ルーフサイドレール6Cおよびリ
ャルーフレール6B部分では、アウタパネル6aを後述する
ルーフ11の一般面と面一に連続させるため、フランジ9
をルーフレール6の内周上縁よりも低い位置に形成して
ある。また、フロントルーフレール6A部分では、そのア
ウタパネル6a面上に接着されるフロントウインドウパネ
ル22がルーフ11の一般面と面一に連続するように、アウ
タパネル6a面位置をフランジ9位置まで低くしてある。
前記ルーフレール6の内周縁のフランジ9には複数個の
ウエルドボルト10を配設してある。一方、ルーフ11はそ
の周縁部にフランジ12をルーフ一般面よりも低い位置に
有段成形してあり、かつ、該フランジ12には、前記ウエ
ルドボルト10と対応する位置にボルト挿通孔13を形成し
てある。車体上部モジュール1は図外の搬送架台上で組
付けられる一方、ルーフ11は図外の治具パレット上に載
置されて組付け位置に移送される。そして、このルーフ
11は、車体上部モジュール1の下方の組付け位置に移送
されると、図外のリフターにより治具パレットごと上昇
される。この治具パレットの上昇によりルーフ11はルー
フレール6の内側(車室内側)をくぐり抜け、この時、
ウエルドボルト10がボルト挿通孔13に進入してロケート
ピンとして機能し、ルーフ11が適正に位置決めされて、
フランジ12上面がフランジ9下面に重合,係止する。そ
して、この状態で図外のロボットハンドあるいは治具パ
レットに付設したナットランナーにより、ウエルドボル
ト10にナット14を螺装,締結することによって、車体上
部モジュール1にルーフ11が組付けられる。ルーフ11の
組付工程が終了すると、ルーフトリム15,ガーニッシュ1
6等の内装部品が組付けられる。このようにしてルーフ1
1が組付けられた車体上部モジュール1は、別々の組立
ラインでフロア18を主体としてその内,外部品19,およ
びエンジンコンパートメント20,エンジンルーフ内機能
部品21を組付けた車体下部モジュール17上に移送され、
これら両者を上下方向で突合わせて結合する。ルーフ11
とルーフサイドレール6C,リャルーフレール6Bとの継
目、およびルーフ11とフロントウインドウパネル22との
間にはそれぞれパーティング間隙δが生じるが、このパ
ーティング間隙δは、組立ラインの最終工程でモール23
により閉塞して仕上げが行われる。第2図中24はフロン
トウインドウパネル22に付設した接着剤はみ出し防止用
のダム部材を示す。
発明の効果 以上のように本発明の方法によれば、車体上部モジュ
ールに対してその下方(車室内側)よりルーフを挿入
し、ルーフ周縁に有段成形したフランジ上面をルーフレ
ール内周縁のフランジ下面に重合,係止して結合するた
め、ルーフは把持機構等で周縁部を把持しておく必要が
なく、例えばリフター等でルーフレールとの整合作業を
行うことができ、従って、ルーフの塗装面を傷つけるこ
となく組付作業を自動化することができ、品質の安定化
と、自動組付けの簡便化を図ることができるという実用
上多大な効果を有する。
ールに対してその下方(車室内側)よりルーフを挿入
し、ルーフ周縁に有段成形したフランジ上面をルーフレ
ール内周縁のフランジ下面に重合,係止して結合するた
め、ルーフは把持機構等で周縁部を把持しておく必要が
なく、例えばリフター等でルーフレールとの整合作業を
行うことができ、従って、ルーフの塗装面を傷つけるこ
となく組付作業を自動化することができ、品質の安定化
と、自動組付けの簡便化を図ることができるという実用
上多大な効果を有する。
第1図は本発明の一実施例を示す工程図、第2,3図は第
1図のII−II線,III−III線に沿う断面図である。 1……車体上部モジュール、2……サイドボデイ、6…
…ルーフレール、9……フランジ、11……ルーフ、12…
…フランジ。
1図のII−II線,III−III線に沿う断面図である。 1……車体上部モジュール、2……サイドボデイ、6…
…ルーフレール、9……フランジ、11……ルーフ、12…
…フランジ。
Claims (1)
- 【請求項1】サイドボデイと、内周縁にフランジを形成
したルーフレールとを結合して車体上部モジュールを形
成する一方、ルーフ周縁にフランジを有段成形し、該ル
ーフを車体上部モジュールの車室内側から挿入して、ル
ーフ周縁のフランジ上面をルーフレール内周縁のフラン
ジ下面に係合して結合することを特徴とする自動車のル
ーフ組付方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1074502A JPH0829730B2 (ja) | 1989-03-27 | 1989-03-27 | 自動車のルーフ組付方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1074502A JPH0829730B2 (ja) | 1989-03-27 | 1989-03-27 | 自動車のルーフ組付方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02254079A JPH02254079A (ja) | 1990-10-12 |
JPH0829730B2 true JPH0829730B2 (ja) | 1996-03-27 |
Family
ID=13549157
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1074502A Expired - Fee Related JPH0829730B2 (ja) | 1989-03-27 | 1989-03-27 | 自動車のルーフ組付方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0829730B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE19919505A1 (de) * | 1999-04-29 | 2000-11-02 | Webasto Vehicle Sys Int Gmbh | Fahrzeugdach mit eingesetztem Dachmodul und Montageverfahren dafür |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2501818B2 (ja) * | 1987-03-31 | 1996-05-29 | 日産自動車株式会社 | 自動車の車体組立方法 |
-
1989
- 1989-03-27 JP JP1074502A patent/JPH0829730B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02254079A (ja) | 1990-10-12 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |