JPH08296280A - 木造建築物における柱・横架材接合構造 - Google Patents

木造建築物における柱・横架材接合構造

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JPH08296280A
JPH08296280A JP12041095A JP12041095A JPH08296280A JP H08296280 A JPH08296280 A JP H08296280A JP 12041095 A JP12041095 A JP 12041095A JP 12041095 A JP12041095 A JP 12041095A JP H08296280 A JPH08296280 A JP H08296280A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 水平方向における相対揺動への対抗力を大き
くするとともに、柱への欠損部の形成を極力少なくする
こと。 【構成】 接合金具主体aが、係合突起26を柱bの受
入溝34に受入させ、背板20を柱bの側面に当接し、
取付けボルト36とナット37の緊締によりしっかりと
取り付けられ、その接合金具主体aの左右側板22,2
3に横架材cの接合端部38の側板嵌合縦溝41,42
を一致させ、かつ、左右側板22,23間に係入芯部4
5を係入させるとともに、逆凹部44を傾斜案内部27
に嵌合させ、底板嵌合扁平凹処43を底板21に嵌合さ
せた状態で、横架材cの接合端部38が接合金具主体a
に乗載し、楔溝46と凹溝28,29とに楔部材30を
打ち込み、接合端部38の端面38′を柱bの側面に圧
接し、ボルト挿通孔47,32,33に挿通した緊締ボ
ルト48をナット49により緊締している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は木造建築物における柱・
横架材接合構造の改良に関する。さらに詳しくは、本発
明は、一般木材を使用した木造建築物あるいはまた構造
用集積材を使用した大規模木造建造物において使用する
横架材(梁または桁)と柱の接続構造改良に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】横架材(梁)と柱の接合構造として、た
とえば、本出願人の提案した実公平6−34971号公
報に掲載のものがある。それは、図8〜10により簡単
に説明すると次のとおりのものである。底板1の上面中
央に長手方向に沿う芯板2を設立し、その芯板2の両面
対称位置に楔案内片3,4を形成するとともに、両板
1,2の一側端面に取付け板5を起立させてなる接合金
具主体6が、その取付け板5を柱7に穿った凹処7′に
嵌合した状態において、取付け板5に上記芯板2の両側
に2列にして設けてあるボルト挿通孔5′を利用し、緊
締ボルト8および同ナット9により取り付けられてい
る。
【0003】梁10が、その嵌合空処11を上記接合金
具主体6に嵌合し、少なくとも上記楔案内片3,4と同
じ長さの楔部材12,13が、上記嵌合空処11の楔案
内片3,4を受入した拡幅縦溝14,15の余裕空間1
4′,15′に該楔案内片3,4に沿って密に打設挿入
され、梁10の長手方向端面10′を柱7の側面に圧接
させている。
【0004】また、梁10の上面には覆板16が乗載
し、それは接合金具主体6の芯板2の上端面の複数個の
螺孔2′に透孔17を通じ螺合した複数本のボルト18
によって緊締固定されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記接合金具主体6に
よれば、底板1の中央に設立している芯板2が、柱7と
梁10との水平方向における相対揺動に対抗するもので
あるが、地震等の強大な力が作用したとき、1枚の芯板
2だけでは必ずしも十分とはいえない。また、柱7に形
成される、取付け板5を嵌合する凹処7′と、取付け板
5の上記2列のボルト挿通孔5′に対応して設けた同じ
く2列のボルト挿通長孔7″とによる欠損部が大きく、
しかも、それらがほぼ同じ部分に集中する(図9)。こ
のため、柱7の剪断耐力を低下させるもので、その低下
は、同じ高さのところに、梁を2方向以上から同時に接
合しようとすると一層著しくなる。本発明の目的は、上
記水平方向における相対揺動への対抗力を大きくすると
ともに、柱への欠損部の形成を極力少なくし、上記従来
の欠点を解消する柱・横架材接合構造を提供しようとす
るものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明柱・横架材接合構
造の構成は次のとおりである。
【0007】接合金具主体aが、L形をなす背板20と
底板21の両側面に左右側板22,23を張設し、縦長
型で上面および正面を開口24,25した箱状をなし、
上記背板20の外面のほぼ中央のところにに少なくとも
下面を水平にした係合突起26を一体形成し、該背板2
0の上記係合突起26の上方および下方にボルト挿通孔
31を設け、上記左右側板22,23の上端縁対向位置
に楔部材30を打ち込む凹溝28,29を設けるととも
に、該左右側板22,23の所要対向位置にボルト挿通
孔32,33を設け、底板21の開口25側の端部には
上向きで基端より上端が開口25側に位置する状態にし
た傾斜案内部27を形成している。
【0008】梁等の横架材cが、その接合端部38に、
接合金具主体aの上記係合突起26を除く形状とほぼ同
形の嵌合空処39、すなわち、該接合端部38の端面3
8′に設けられ上記背板20に嵌合する背板嵌合縦凹処
40と、この背板嵌合縦凹処40に外端を連続させると
ともに上下面を接合端部38の上下面に開口させて設け
られ上記左右側板22,23に嵌合する側板嵌合縦溝4
1,42と、接合端部38の底面に設けられ上記背板嵌
合縦凹処40および側板嵌合縦溝41,42に連続形成
され上記底板21に嵌合する底板嵌合扁平凹処43と、
この底板嵌合扁平凹処43に連続形成され上記傾斜案内
部27に嵌合する逆凹部44とからなる嵌合空処39を
設け、上記側板嵌合縦溝41,42の間に係入芯部45
を残すとともに、その係入芯部45を含む上記接合端部
38の上面に上記側板嵌合縦溝41,42を横断する状
態にして楔溝46を凹設し、かつ、接合端部38の両側
面間には、嵌合空処39および上記係入芯部45を横断
する状態にしてボルト挿通孔47を、接合金具主体aの
左右側板22,23に列設した上記ボルト挿通孔32,
33と一致する関係位置に貫通形成している。
【0009】柱bが、その取付け面に、上記背板20の
係合突起26を受入する少なくとも底面を水平にした受
入溝34を掘設するとともに、その受入溝34の上方お
よび下方には、上記背板20のボルト挿通孔31に対応
させてボルト挿通孔35を設けている。
【0010】上記接合金具主体aが、その係合突起26
を柱bの受入溝34に受入させるとともに、背板20を
柱bの側面である取付け面に当接し、柱bの反対側面か
ら各ボルト挿通孔35に挿通した取付けボルト36を背
板20のボルト挿通孔31にも挿通し、その突出先端に
ナット37を螺合緊締することによって、柱bの取付け
面にしっかりと取り付けられている。
【0011】柱bに取り付けられている上記接合金具主
体aの左右側板22,23に横架材cの接合端部38の
側板嵌合縦溝41,42を一致させ、したがって、左右
側板22,23の間に係入芯部45を係入させるととも
に、逆凹部44を傾斜案内部27に嵌合させ、底板嵌合
扁平凹処43を底板21に嵌合させた状態で、横架材c
の接合端部38が接合金具主体aに乗載し、前記取付け
ボルト36の突出先端とこれに螺合したナット37を背
板嵌合縦凹処40内に位置させ、かつ、楔溝46と凹溝
28,29とに前記楔部材30を打ち込み、接合端部3
8の端面38′を柱bの側面に圧接するとともに、ボル
ト挿通孔47,32,33に、その一方から挿通した緊
締ボルト48を他方側でナット49により緊締してい
る。
【0012】
【作用】柱bは、その取付け面に、接合金具主体aの背
板20の係合突起26を受入する少なくとも底面を水平
にした受入溝34を掘設するとともに、その受入溝34
の上方および下方に、ボルト挿通孔35を設けているだ
けであって、従来の公知の接合金具主体を使用する場合
に比較して、柱bの接合金具主体aを取り付ける部分の
欠損面積または容量が少なく、しかも、その少ない欠損
部分には背板20が当接位置し、したがって、上記取付
け部分の剪断耐力を向上させている。
【0013】接合金具主体aは、その係合突起26を柱
bの受入溝34に受入させるとともに、背板20を柱b
の取付け面に当接し、柱bの反対側面から各ボルト挿通
孔35に挿通した取付けボルト36を背板20のボルト
挿通孔31にも挿通し、その突出先端にナット37を螺
合緊締することにより、柱bの取付け面に簡単にしかも
しっかりと取り付けられている。
【0014】接合金具主体aの左右側板22,23に横
架材cの接合端部38の側板嵌合縦溝41,42を一致
させ、したがって、左右側板22,23の間に係入芯部
45を係入させているので、柱bと横架材cとの水平方
向の相対揺動に十分に対抗することができ、地震等の強
大な力にも効果的である。
【0015】しかも、横架材cの接合端部38が、取付
けボルト36とナット37により柱bにしっかりと取り
付けられた接合金具主体aに、嵌合空処39を上記のよ
うに嵌合させた状態で乗載し、かつ、楔溝46と凹溝2
8,29とに楔部材30が打ち込まれて、接合端部38
の端面38′を柱bの側面に圧接するとともに、緊締ボ
ルト48とナット49で緊締しているので、これら横架
材cと柱bとは接合金具主体aを介して強固に接合し一
体的になる。
【0016】
【実施例】以下図示の実施例について詳しく説明する。
aは接合金具主体で、それは、幅狭の背板20と底板2
1がL形を形成し、その背板20と底板21の両側面に
左右側板22,23を張設し、幅狭にしてかつ縦長型で
しかも上面を開口24するとともに正面を開口25した
箱状をなしている(図1)。
【0017】26は背板20の外面に形成した係合突起
で、少なくとも下面を水平にした断面三角形状のもの
で、該背板20の高さのほぼ中央のところに一体形成さ
れている。27は底板21の開口25側の端部に形成し
た上向きの傾斜案内部で、それは、基端より上端が開口
25側に位置する状態にして斜めに形成されている。2
8,29は左右側板22,23の上端縁対向位置に設け
た凹溝であり、30は、これら凹溝28,29に打ち込
む楔部材である。
【0018】31は背板20の係合突起26の上方およ
び下方に各2個づつ設けたボルト挿通孔である。32,
33は、上記左右側板22,23の対向位置に列設した
ボルト挿通孔である。この接合金具主体aは、同じ肉厚
で鉄板製の背板20,底板21,左右側板22,23を
各別に用意し、これらを溶接等適宜の手段方法で組み立
てるとか、全体を一体成型するとかすることにより、簡
単に製作できる。
【0019】上記接合金具主体aは、柱bに取り付けら
れる。その柱bの取付け面には、上記背板20の係合突
起26を受入することができ、少なくとも底面を水平に
した断面三角形状の受入溝34を掘設するとともに、そ
の受入溝34の上方および下方には、上記背板20のボ
ルト挿通孔31に対応させてボルト挿通孔35を各2個
づつ設けている。
【0020】接合金具主体aは、係合突起26を柱bの
受入溝34に受入させるとともに、背板20をその柱b
の側面である取付け面に当接し、柱bの反対側面から各
ボルト挿通孔35に挿通した取付けボルト36を背板2
0のボルト挿通孔31にも挿通し、その突出先端にナッ
ト37を螺合緊締する。これによって、接合金具主体a
は柱bの取付け面にしっかりと取り付けられる(図
4)。
【0021】柱bに接合しようとする梁等の横架材c
は、その接合端部38に、接合金具主体aの上記係合突
起26を除く形状とほぼ同形の嵌合空処39を形成して
いる(図1)。この嵌合空処39は、上記背板20に嵌
合する背板嵌合縦凹処40を接合端部38の端面38′
に設け、上記左右側板22,23に嵌合する側板嵌合縦
溝41,42を、その外端を背板嵌合縦凹処40に連続
させるとともに上下面を接合端部38の上下面に開口さ
せて形成し、上記底板21に嵌合する底板嵌合扁平凹処
43を接合端部38の底面に上記背板嵌合縦凹処40お
よび側板嵌合縦溝41,42に連続形成し、さらに、上
記傾斜案内部27に嵌合する逆凹部44を上記底板嵌合
扁平凹処43に連続形成している。
【0022】したがって、接合端部38の上記側板嵌合
縦溝41,42の間には係入芯部45が残する。46
は、側板嵌合縦溝41,42を横断する状態にして、上
記係入芯部45を含む上記接合端部38の上面に凹設し
た楔溝である。47は、嵌合空処39および上記係入芯
部45を横断する状態にして、接合端部38の両側面間
に貫通形成したボルト挿通孔で、接合金具主体aの左右
側板22,23に列設した上記ボルト挿通孔32,33
と一致する関係位置に設けている。
【0023】横架材cの柱bへの接合は次のようにして
行われる。柱bに前記のようにして取り付けられている
接合金具主体aの左右側板22,23に横架材cの接合
端部38の側板嵌合縦溝41,42を一致させ、したが
って、左右側板22,23の間に係入芯部45を係入さ
せるとともに、逆凹部44を傾斜案内部27に嵌合させ
(図4鎖線参照)、その状態でさらに降下させると、接
合端部38は、傾斜案内部27によって、柱b側に少し
寄せられた状態で、底板嵌合扁平凹処43を底板21に
嵌合させて停止する。
【0024】これにより、図5に示すように、横架材c
の接合端部38の上面は接合金具主体aの左右側板2
2,23の上端面と面一になるとともに、前記取付けボ
ルト36の突出先端とこれに螺合したナット37を背板
嵌合縦凹処40内に位置させ、かつ、ボルト挿通孔47
と32,33とをほとんど一致させるとともに、楔溝4
6と前記凹溝28,29とを同じくほとんど一致させる
関係にしてある。
【0025】次に、上記のようにほぼ一致した楔溝46
と凹溝28,29とに、前記楔部材30を打ち込む。こ
れによって、横架材c全体が柱b側に移動し、接合端部
38の端面38′が柱bの側面に圧接するとともに、楔
溝46と凹溝28,29とが一致し、また、各ボルト挿
通孔47と32,33とが一致する。そこで、これらの
ボルト挿通孔47,32,33に、その一方から緊締ボ
ルト48を挿通し、他方側で図1に示すナット49によ
り緊締する(図6,7)。これによって、接合金具主体
aを介する柱bと横架材cとの接合構造が完成する。
【0026】
【発明の効果】以上述べたところから明らかなように、
本発明によれば次の効果を奏する。
【0027】 柱は、その取付け面に、接合金具主体
の背板の係合突起を受入する少なくとも底面を水平にし
た受入溝を掘設するとともに、その受入溝の上方および
下方に、ボルト挿通孔を設けているだけであって、従来
の公知の接合金具主体を使用する場合に比較して、柱の
接合金具主体を取り付ける部分の欠損面積または容量が
少なく、しかも、その少ない欠損部分には背板が当接位
置し、したがって、上記取付け部分の剪断耐力が向上し
ている。
【0028】 接合金具主体は、その係合突起を柱の
受入溝に受入させるとともに、背板を柱の取付け面に当
接し、柱の反対側面から各ボルト挿通孔に挿通した取付
けボルトを背板のボルト挿通孔にも挿通し、その突出先
端にナットを螺合緊締することにより、柱の取付け面に
簡単にしかもしっかりと取り付けられている。
【0029】 接合金具主体の左右側板に横架材の接
合端部の一対の側板嵌合縦溝を一致させ、したがって、
これら左右側板の間に係入芯部を係入させているので、
柱と横架材との水平方向の相対揺動に十分に対抗するこ
とができ、地震等の強大な力にも効果的である。
【0030】 横架材の接合端部が、係合突起を受入
溝に係入させるとともに取付けボルトとナットにより柱
にしっかりと取り付けられた接合金具主体に、嵌合空処
を嵌合させた状態で乗載し、かつ、楔溝と凹溝とに楔部
材が打ち込んで接合端部の端面を柱の側面に圧接すると
ともに、緊締ボルトとナットで緊締しているので、これ
ら横架材と柱とは接合金具主体を介して強固に接合し一
体的になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る接合構造を構成する接合
金具主体,柱および横架材等を各別に示す斜視図であ
る。
【図2】同上の接合金具主体の縦断正面図である。
【図3】同じく接合金具主体の縦断側面図である。
【図4】柱に接合金具主体を取り付けた状態の縦断面図
である。
【図5】同上の接合金具主体に横架材の接合端部を載せ
た状態の縦断面図である。
【図6】同上の横架材を、楔部材の打ち込みにより、そ
の接合端面を柱に圧接させた状態の縦断面図である。
【図7】同上の斜視図である。
【図8】公知の接合構造の斜視図である。
【図9】同上の接合金具主体,柱および横架材等を各別
に示す斜視図である。
【図10】同上の楔部材を打ち込む状態を示す斜視図で
ある。
【符号の説明】
a 接合金具主体 b 柱 c 梁等の横架材 20 背板 21 底板 22 左側板 23 右側板 24 開口 25 開口 26 係合突起 27 傾斜案内部 28 凹溝 29 凹溝 30 楔部材 31 ボルト挿通孔 32 ボルト挿通孔 33 ボルト挿通孔 34 受入溝 35 ボルト挿通孔 36 取付けボルト 37 ナット 38 接合端部 38′ 端面 39 嵌合空処 40 背板嵌合縦凹処 41 側板嵌合縦溝 42 側板嵌合縦溝 43 底板嵌合扁平凹処 44 逆凹部 45 係入芯部 46 楔溝 47 ボルト挿通孔 48 緊締ボルト 49 ナット

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】接合金具主体が、L形をなす背板と底板の
    両側面に左右側板を張設し、縦長型で上面および正面を
    開口した箱状をなし、上記背板の外面のほぼ中央のとこ
    ろに少なくとも下面を水平にした係合突起を一体形成
    し、該背板の上記係合突起の上方および下方にボルト挿
    通孔を設け、上記左右側板の上端縁対向位置に楔部材を
    打ち込む凹溝を設けるとともに、該左右側板の所要対向
    位置にボルト挿通孔を設け、底板の開口側の端部には上
    向きで基端より上端が開口側に位置する状態にした傾斜
    案内部を形成していること、 梁等の横架材が、その接合端部に、接合金具主体の上記
    係合突起を除く形状とほぼ同形の嵌合空処、すなわち、
    該接合端部の端面に設けられかつ上記背板に嵌合する背
    板嵌合縦凹処と、この背板嵌合縦凹処に外端を連続させ
    るとともに上下面を接合端部の上下面に開口させて設け
    られかつ上記左右側板に嵌合する一対の側板嵌合縦溝
    と、接合端部の底面に設けられかつ上記背板嵌合縦凹処
    および側板嵌合縦溝に連続形成されかつ上記底板に嵌合
    する底板嵌合扁平凹処と、この底板嵌合扁平凹処に連続
    形成され上記傾斜案内部に嵌合する逆凹部とからなる嵌
    合空処を設け、上記一対の側板嵌合縦溝の相互間に係入
    芯部を残すとともに、その係入芯部を含む上記接合端部
    の上面に上記一対の側板嵌合縦溝を横断する状態にして
    楔溝を凹設し、かつ、接合端部の両側面間には、上記嵌
    合空処および上記係入芯部を横断する状態にしたボルト
    挿通孔を、接合金具主体の左右側板に列設した上記ボル
    ト挿通孔と一致する関係位置に貫通形成していること、 柱が、その取付け面に、上記背板の係合突起を受入する
    少なくとも底面を水平にした受入溝を掘設するととも
    に、その受入溝の上方および下方には、上記背板のボル
    ト挿通孔に対応させてボルト挿通孔を設けていること、 上記接合金具主体が、その係合突起を柱の受入溝に受入
    させるとともに、背板を柱の側面である取付け面に当接
    し、柱の反対側面から各ボルト挿通孔に挿通した取付け
    ボルトを背板のボルト挿通孔にも挿通し、その突出先端
    にナットを螺合緊締することによって、柱の取付け面に
    しっかりと取り付けられていること、 柱に取り付けられている上記接合金具主体の左右側板に
    横架材の接合端部の側板嵌合縦溝を一致させ、したがっ
    て、該左右側板の間に係入芯部を係入させるとともに、
    逆凹部を傾斜案内部に嵌合させ、底板嵌合扁平凹処を底
    板に嵌合させた状態で、横架材の接合端部が接合金具主
    体に乗載し、前記取付けボルトの突出先端とこれに螺合
    したナットを背板嵌合縦凹処内に位置させ、かつ、上記
    楔溝と凹溝とに前記楔部材を打ち込み、接合端部の端面
    を柱の側面に圧接するとともに、各ボルト挿通孔に、そ
    の一方から挿通した緊締ボルトを他方側でナットにより
    緊締していることを特徴とする木造建築物における柱・
    横架材接合構造。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN104136693A (zh) * 2012-04-20 2014-11-05 积水住宅株式会社 接合金属件和建筑结构

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CN104136693A (zh) * 2012-04-20 2014-11-05 积水住宅株式会社 接合金属件和建筑结构
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