JP2739461B2 - 木造建築物の横架材接合構造とその用具 - Google Patents

木造建築物の横架材接合構造とその用具

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は木造建築物における
横架材接合構造とその用具に関するものであり、詳しく
は、一般木材を使用した木造建築物あるいはまた構造用
集積材を使用した大規模木造建築物において使用する横
架材(梁又は桁)と柱の接合構造とその用具の改良に関
する。
【0002】
【従来の技術】梁等の横架材を柱に接合した横架材接合
構造として、たとえば、本出願人の提案した実開平7−
40808号公報に掲載のものがある。
【0003】それは、図12〜図14により簡単に説明
すると次の通りのものである。底板1に柱取付け側壁2
と梁嵌合側壁3,3を設立し、かつ、それらの梁嵌合側
壁3,3に楔窓孔4…をそれぞれ開設した接合金具5
を、緊締ボルト6と同ナット7により柱8に水平に取り
付けている。
【0004】梁9には、上記底板1を受入する所要の大
きさと形状にした偏平空処10に、縦溝11,11を連
続してなる嵌合空処12が形成されているとともに、該
梁9の左右側面9a,9aに左右開口を形成した楔挿通
横孔13…が、上記縦溝11,11を横断する状態にし
て、上記接合金具5の楔窓孔4,4に対応することにな
る位置に貫通形成されている。
【0005】梁9の嵌合空処12の縦溝11,11を、
接合金具5の梁嵌合側壁3,3に嵌合させるとともに、
楔挿通横孔13…と楔窓孔4…に楔案内片15…を挿入
した後、それらの楔案内片15…に沿って打込み横長楔
14を打設することにより、該梁9を柱8の側面に圧接
した構成としている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記接合構造では、打
込み横長楔14…を、楔案内片15…に沿ってそれぞれ
打設するようにしているので、その打設作業を、梁9や
高い足場に乗ることなしに、側方から行なえるようにな
る。
【0007】しかしながら、梁9を柱8の側面に圧接す
るには、打込み横長楔14を、該梁9の幅員にわたる長
いストロークで打設する必要があるために作業性が悪い
という欠点がある。
【0008】さらに、楔挿通横孔13が、縦溝11,1
1を横断する状態にして、それの左右開口を梁9の左右
側面9a,9aに形成しているために、それの掘削加工に
手間がかかるとともに、該梁9の欠損部分を大きくして
強度を低下させる不利がある。
【0009】本発明は、横架材に打込み楔を嵌合する空
処を形成することによる欠損部分を少なくして強度の向
上を図るとともに、接合金具主体と横架材との緊締は、
それらの上下端面から打込み楔を短いストロークで打ち
込むだけで足るようにし、これによって、上記のような
不利や欠点を解消することを目的に提案されたものであ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明木造建築物の横架
材接合構造の構成は次のとおりである。 (1) 接合金具主体Aが、底板16の上面に芯板17を
設立し、それら底板16及び芯板17の一側端面に取付
け板18を起立させ、上記底板16が長孔19を備え、
上記芯板17が上端面に凹溝20を、下端面でかつ上記
長孔19に一致する位置に逆凹溝21を備えている。
【0011】(2) 横架材Cが、その接合端部C′に、
上記接合金具主体Aとほぼ同形の嵌合空処26、すなわ
ち、該接合端部C′の底面に設けられかつ上記底板16
を受入する所要の大きさと形状にした扁平凹処27、該
接合端部C′に設けられかつ芯板17を受入する所要の
大きさと形状にした縦溝28、その縦溝28の上端開口
部分であって前記凹溝20に対応することになる位置に
設けた所要の大きさと形状の副溝29,29′、扁平凹
処27と上記縦溝28との間であって上記長孔19及び
逆凹溝21に対応することになる位置に設けた逆副溝3
0,30′を連続させてなる嵌合空処26を形成してい
る。
【0012】(3) 柱Bの一側面に、上記接合金具主体
Aが水平に取り付けられ、その接合金具主体Aに上記嵌
合空処28を嵌合した状態で、横架材Cが該接合金具主
体Aに乗載している。
【0013】(4) 楔案内片31を嵌入した副溝29,
29′及び凹溝20内の余裕空間(イ)に、その上方か
ら打込み楔32を、また、楔案内片33を嵌合した逆副
溝30,30′と逆凹溝21の余裕空間(ロ)に、上記
長孔19を通じてその下方から同じく打込み楔34をそ
れぞれ打ち込むことによって、横架材Cの接合端部C′
の長手方向端面を柱Bの側面に圧接させている。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明木造建築物の横架材接合構
造とその用具の実施の形態について図面を参照して説明
する。
【0015】Aは接合金具主体で、それは、長方形から
なる底板16と、その上面に中心線に沿ってかつ垂直に
設立している同じく長方形からなる芯板17と、底板1
6及び芯板17の長手方向一側端部に起立する取付け板
18とからなる。
【0016】上記底板16は、その中央部に長手方向に
直交する方向に長い長孔19を備え、上記芯板17は、
上端面に口縁20′,20″を垂直に形成した凹溝20
を備え、下端面でかつ上記長孔19に一致する位置に同
じく口縁21′,21″を垂直に形成した逆凹溝21を
備えている。
【0017】底板16の逆凹溝21に対応する位置に
は、該逆凹溝21の開口を塞ぐようにして、その逆凹溝
21に嵌入する楔案内片33(後述する)を乗載する鍔
部16aが形成され、それが上記長孔19の一側辺縁を
形成している。
【0018】また、凹溝20と逆凹溝21とは、同じ垂
直線上に位置しない所要の配置にし、これにより、凹溝
20と逆凹溝による芯板17の強度低下を避けようとす
るものである。この実施の形態においては、凹溝20が
逆凹溝21より外側になるように配置してある。
【0019】上記取付け板18は、上記芯板17の両側
に位置する部分の上下に所要複数個のボルト挿通孔1
8′…を設けている。
【0020】この接合金具主体Aは、同じ肉厚で鉄板製
の底板16、芯板17、取付け板18を各別に用意し、
それらを溶接又はねじ止め等適宜の手段方法で組み立て
るとか、全体を一体成型することによって、簡単に製作
できる。
【0021】B,Cは互いに接合しようとする柱と梁を
示す。22は柱Bの一側面の梁接合部位に形成した凹処
であり、この凹処22は、接合金具主体Aの上記取付け
板18と底板16の端部とを受入する所要の大きさに形
成されている。
【0022】23…は取付け板18のボルト挿通孔1
8′…と一致する配置において柱Bに穿ったボルト挿通
孔で、一側端を凹処22内に他側端を柱Bの反対側面に
開口させている。
【0023】この柱22に上記構成の接合金具主体Aが
次のようにして取り付けられている。すなわち、接合金
具主体Aの取付け板18と底板16の端部とが凹処22
に嵌合し、反対側面からボルト挿通孔23…に挿通した
緊締ボルト24…の先端が取付け板18のボルト挿通孔
18′…から突出し、その突出先端に緊締ナット25…
が螺合緊締し、これによって、接合金具主体Aが柱Bに
取り付けられているものである(図5)。
【0024】梁Cは、これの接合端部C′に、接合金具
主体Aの取付け板18を除く外形とほぼ同形の嵌合空処
26を形成している。
【0025】この嵌合空処26は、梁Cの接合端部C′
の底面に設けられかつ上記底板16を受入する所要の大
きさと形状にした扁平凹処27、該接合端部C′の中心
線に沿って設けられかつ芯板17を受入する所要の大き
さと形状にした縦溝28、その縦溝28の上端開口部分
であって前記凹溝20に対応することになる位置に設け
た所要の大きさと形状の副溝29,29′、扁平凹処2
7と上記縦溝28との間であって上記長孔19及び逆凹
溝21に対応することになる位置に設けた逆副溝30,
30′を互いに連続形成してなる。
【0026】上記の扁平凹処27は、接合端部C′の底
面のほかその長手方向端面C″に開口し、縦溝26は接
合端部C′の上面と長手方向端面C″とに開口し、副溝
29,29′を同上面に開口している。
【0027】梁Cの柱Bへの接合は次のようにして行わ
れる。柱Bに前記のようにして取り付けられている接合
金具主体A(図5)の芯板17に、梁Cの接合端部C′
の嵌合空処26の縦溝28を嵌合させるとともに、扁平
凹処27を底板16に、それぞれ嵌合一致させる。
【0028】この嵌合作業は、梁Cの接合端部C′を接
合金具主体Aの上方に一旦持ち上げた後に降ろすことに
よって行ってもよい。しかし、上記接合端部C′を水平
方向から接合金具主体Aに接近させ、長手方向端面C″
に開口している扁平凹処27を底板16に、また、縦溝
28を芯板17に一致させた状態で、そのまま柱B側へ
摺動することによっても行うことができるもので、この
場合には、上記のように、梁Cの接合端部C′を接合金
具主体Aの上方に持ち上げる必要がない。
【0029】これによって、図6から明らかなように、
梁Cの接合端部C′が接合金具主体Aの底板16に乗載
し、副溝29,29′が凹溝20に、また、逆副溝3
0,30′が長孔19及び逆凹溝21に、それぞれほぼ
対応一致し、このとき、接合端部C′の上面が接合金具
主体Aの芯板17の上端面と面一になるとともに、該接
合端部C′の下面が接合金具主体Aの底板16の下面と
面一になる関係になっている。
【0030】次に、上記のようにほぼ対応一致した副溝
29,29′と凹溝20、及び逆副溝30,30′と逆
凹溝21に、楔案内片31,33を各々嵌入した後に、
打込み楔32,34を打ち込む。
【0031】楔案内片31は、一側面31′に対して他
側面31″を、上端から下端に向けて先太となるように
傾斜させたもので、その一側面31′に、凹溝20の口
縁20′に嵌合する嵌合溝31aが形成されている(図
2)。
【0032】打込み楔32は、一側面32′に対して他
側面32″を、それの上端から下端に向けて先細となる
ように傾斜させたものである。
【0033】楔案内片33は、一側面33′に対して他
側面33″を、下端から上端に向けて先太となるように
傾斜させたもので、その一側面33′に、逆凹溝21の
口縁21′に嵌合する嵌合溝33aが形成されている。
【0034】打込み楔34は、一側面34′に対して他
側面34″を、それの下端から上端部に向けて先細とな
るように傾斜させたものである。
【0035】楔案内片31と打込み楔32の、副溝2
9,29′及び凹溝20への嵌合,打設にあたっては、
該楔案内片31を副溝29,29′及び凹溝20内に嵌
入して、その凹溝20の口縁20′に、楔案内片31の
嵌合溝31aを嵌合させる。
【0036】これにより、楔案内片31を嵌入した副溝
29,29′及び凹溝20内に、余裕空間(イ)が形成
される。その後、その余裕空間(イ)に、打込み楔32
を、その上方から打ち込むが、その打ち込みの際、該打
込み楔32は当接面積の小さい口縁20′とは当接せず
に、その口縁20′よりも広い面積の楔案内片31の他
側面31″に対して摺接することになる。すなわち、打
込み楔32が口縁20′に対して摺接するときには、該
打込み楔32の口縁20′との当接部分へ応力が集中
し、これにより該当接部分が潰れるおそれもあるが、打
込み楔32は、その口縁20′よりも広い面積をもつ楔
案内片31に対して摺接するので、潰れ等の発生が阻止
される(図7)。
【0037】楔案内片33と打込み楔34の、逆副溝3
0,30′と逆凹溝21への嵌合,打設にあたっては、
楔案内片33を長孔19の下側から逆凹溝21内に差し
込み、さらに、該凹溝21の口縁21′にその楔案内片
33の嵌合溝33aを嵌合させるが、その嵌合に伴っ
て、該楔案内片33が鍔部16aに乗載支持されるよう
になる。
【0038】これにより、楔案内片33を嵌入した該逆
副溝30,30′及び逆凹溝21内に余裕空間(ロ)が
形成される。その後、その余裕空間(ロ)に、打込み楔
34を、それの下方から打ち込むが、このとき、楔案内
片33が鍔部16aに乗載されているので、打ち込みの
際に該楔案内片33を押さえている必要がない。また、
打込み楔34が潰れないことは上記打込み楔32の場合
と同様である。
【0039】それら打込み楔32,34の打ち込みによ
って、梁C全体が柱B側に移動し、その接合端部C′の
長手方向端面C″が柱Bの側面に圧接するとともに、副
溝29,29′と凹溝20、逆副溝30,30′と逆凹
溝21をそれぞれ一致させる。以上により、柱Bと梁C
との接合構造が完成する(図8,9)。
【0040】なお、本発明は前述した実施形態に限るも
のではなく、その要旨の範囲内で様々な変形実施が可能
である。
【0041】次に、図10を参照して横架材接合用具の
他の実施形態について説明する。A′は、芯板17の上
端面に口縁35′を斜設した凹溝35を備え、下端面で
かつ前記長孔19に一致する位置に、同じく口縁36″
を傾設した逆凹溝36を備えているものであり、その他
の構成は接合金具主体Aと同様であるので、重複の煩を
回避するため、同じ部位に同じ符号を付して説明を省略
する(図10)。
【0042】接合金具主体A′に嵌入する楔案内片,打
込み楔の構成は次の通りである。37は凹溝35に嵌入
する楔案内片であり、それは、一側面37′に対して他
側面37″を、上端から下端に向けて先太となるように
傾斜させたもので、その一側面37′に、口縁35′に
対応して嵌合溝37aを斜設している。
【0043】38は凹溝35に打ち込む打込み楔であ
り、それは、一側面38′に対して多側面38″を、そ
れの上端から下端に向けて先細となるように傾斜させた
ものである。
【0044】39は逆凹溝36に嵌入する楔案内片であ
り、それは、一側面39′に対して他側面39″を、下
端から上端に向けて先太となるように傾斜させたもの
で、その一側面39′に、口縁36′に対応して嵌合溝
39aを斜設している。
【0045】40は逆凹溝36に打ち込む打込み楔であ
り、それは、一側面40′に対して他側面40″を、そ
れの下端から上端部に向けて先細となるように傾斜させ
たものである。
【0046】上記では、凹溝内の余裕空間に単一の打込
み楔32を打ち込むものについて説明したが、図11に
示すように、前記打込み楔32を左右に2分割した大き
さ,形状からなる2つの打込み楔41a,41aを凹溝
内の余裕空間に打ち込むようにしてもよい。この場合、
単一の打込み楔32に比較して各打込み楔41a,41
aの長さが短いので、それらを水平姿勢に維持したまま
での打ち込みを行いやすい。また、逆凹溝に嵌入する楔
案内片についても、楔案内片41a,41aと同様に、
楔案内片34を左右に2分割した大きさ,形状の2つの
楔案内片(図示しない)を使用してもよい。
【0047】上記では、接合金具主体として、逆凹溝の
口縁に嵌合した楔案内片を乗載支持する鍔部を、底板
の、逆凹溝に対応する位置に形成したものについて説明
したが、該鍔部は必ずしも形成しなくともよい。
【0048】
【発明の効果】以上述べたところから明らかな通り、本
発明によれば、横架材の左右面あるいは上下面に貫通す
る孔を穿つ必要がないため、該横架材の強度低下を防止
できる。また、打込み楔を打ち込めるようにした浅い凹
溝及び逆凹溝を掘設すればよいので、その作業を容易に
行うことができる。
【0049】また、打込み楔を余裕空間に打ち込む際、
該打込み楔は、凹溝の口縁に嵌合した楔案内片の一側面
に対して、これに摺接しながら嵌入する。
【0050】すなわち、打込み楔は、口縁の当接面積よ
りも広い楔案内片の他側面に対して摺接するので、該打
込み楔が口縁に対して摺接するときに発生するような潰
れを防止でき、これにより、横架材と柱との十分な緊締
を保つことができる。
【0051】また、打込み楔を横架材に打ち込む際に
も、その上下端面から短いストロークで打ち込むだけで
足りるので、その打設作業を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を横架材(梁)と柱の接合構造に適用し
た一実施形態の分解斜視図である。
【図2】本発明横架材の接合用具の一実施形態をなす接
合金具主体、楔案内片及び打込み楔の斜視図である。
【図3】図1のI−I線断面図である。
【図4】同じく図1のII−II線断面図である。
【図5】同上の柱に接合金具主体を取り付けた状態の側
面図である。
【図6】同上の接合金具主体に梁を乗載した状態の縦断
面図である。
【図7】同上の梁を、楔案内片と打込み楔を打設して、
その接合端面を柱に圧接させるときの縦断面図である。
【図8】同上の接合金具主体によって柱と梁とを接合し
た縦断面図である。
【図9】同上の完成した状態の本発明の横架材(梁)と
柱の接合構造の斜視図である。
【図10】横架材の接合用具の他の実施形態を示す側面
図である。
【図11】打込み楔の他例とともに楔案内片を示す斜視
図である。
【図12】横架材(梁)と柱の接合構造の公知例の斜視
図である。
【図13】同上の分解斜視図である。
【図14】同上の楔部材を打設する状態を示す断面図で
ある。
【符号の説明】
16 底板 17 芯板 18 取付け板 19 長孔 20 凹溝 20′,21′ 口縁 21 逆凹溝 26 嵌合空処 27 扁平凹処 28 縦溝 29,29′ 逆副溝 30,30′ 逆副溝 31,33 楔案内片 32,34 打込み楔 (イ),(ロ) 余裕空間 A 接合金具主体 B 柱 C 横架材

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 木造建築物の柱に梁等の横架材を接合金
    具主体によって接合した木造建築物の横架材接合構造に
    おいて、 接合金具主体が、底板の上面に芯板を設立し、それら底
    板及び芯板の一側端面に取付け板を起立させ、上記底板
    が長孔を備え、上記芯板が上端面に凹溝を、下端面でか
    つ上記長孔に一致する位置に逆凹溝を備えていること、 横架材が、その接合端部に、上記接合金具主体とほぼ同
    形の嵌合空処、すなわち、該接合端部の底面に設けられ
    かつ上記底板を受入する所要の大きさと形状にした扁平
    凹処、該接合端部に設けられかつ芯板を受入する所要の
    大きさと形状にした縦溝、その縦溝の上端開口部分であ
    って前記凹溝に対応することになる位置に設けた所要の
    大きさと形状の副溝、扁平凹処と上記縦溝との間であっ
    て上記長孔及び逆凹溝に対応することになる位置に設け
    た逆副溝を連続させてなる嵌合空処を形成しているこ
    と、 柱の一側面に、上記接合金具主体が水平に取り付けら
    れ、その接合金具主体に上記嵌合空処を嵌合した状態
    で、横架材が該接合金具主体に乗載していること、 楔案内片を嵌入した副溝及び凹溝内の余裕空間に、その
    上方から打込み楔を、また、楔案内片を嵌入した逆副溝
    及び逆凹溝内の余裕空間に、上記長孔を通じてその下方
    から同じく打込み楔をそれぞれ打ち込むことによって、
    横架材の接合端部の長手方向端面を柱の側面に圧接させ
    ていることを特徴とする木造建築物の横架材接合構造。
  2. 【請求項2】 副溝及び凹溝に嵌入する楔案内片は、一
    側面に対して他側面を上端から下端に向けて先太となる
    ように傾斜させてなり、その一側面に、凹溝の口縁に嵌
    合する嵌合溝を形成していることを特徴とする請求項1
    記載の木造建築物の横架材接合構造。
  3. 【請求項3】 逆副溝及び逆凹溝に嵌入する楔案内片
    は、一側面に対して他側面を下端から上端に向けて先太
    となるように傾斜させてなり、その一側面に、逆凹溝の
    口縁に嵌合する嵌合溝を形成していることを特徴とする
    請求項1又は2記載の木造建築物の横架材接合構造。
  4. 【請求項4】 逆凹溝の口縁に嵌合した楔案内片を乗載
    支持する鍔部を、底板の、逆凹溝に対応する位置に形成
    したことを特徴とする請求項1,2又は3記載の木造建
    築物の横架材接合構造。
  5. 【請求項5】 接合金具主体の芯板の上端面の凹溝と下
    端面の逆凹溝とが同一垂直線上に配置されていないこ
    と、横架材の接合端部の嵌合空処の副溝と逆副溝が同一
    垂直線上に配置されていないで上記凹溝と逆凹溝とに対
    応していることを特徴とする請求項1,2,3又は4記
    載の木造建築物の横架材接合構造。
  6. 【請求項6】 底板の上面に芯板を設立し、それら底板
    及び芯板の一側端面に取付け板を起立させ、上記芯板が
    上端面に凹溝を、下端面であって上記底板より外方位置
    に逆凹溝を備えている接合金具主体と、上記凹溝及び逆
    凹溝に嵌入する楔案内片と、それらに打ち込む打込み楔
    とからなることを特徴とする木造建築物の横架材接合用
    具。
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CN104136693B (zh) * 2012-04-20 2016-05-04 积水住宅株式会社 接合金属件和建筑结构

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