JP2002013204A - 木造建築物の接合構造 - Google Patents
木造建築物の接合構造Info
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- JP2002013204A JP2002013204A JP2000196160A JP2000196160A JP2002013204A JP 2002013204 A JP2002013204 A JP 2002013204A JP 2000196160 A JP2000196160 A JP 2000196160A JP 2000196160 A JP2000196160 A JP 2000196160A JP 2002013204 A JP2002013204 A JP 2002013204A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 柱と梁あるいは土台との接合を、金物を用い
て行い、接合に要する手間を省くと共に、柱等および建
築物の強度を良好に保つことのできる木造建築物の接合
構造を提供する。 【解決手段】 一階柱２の上端部と二階柱３の下端部に
凹凸部４を形成し、胴部１ａと翼部１ｂとで構成した接
合金物１の当該胴部１ａを、前記凹凸部４に嵌着しボル
ト５で固定して一階柱２と二階柱３とを接合し、前記翼
部１ｂに梁６を組付けてピン７で固定する。
て行い、接合に要する手間を省くと共に、柱等および建
築物の強度を良好に保つことのできる木造建築物の接合
構造を提供する。 【解決手段】 一階柱２の上端部と二階柱３の下端部に
凹凸部４を形成し、胴部１ａと翼部１ｂとで構成した接
合金物１の当該胴部１ａを、前記凹凸部４に嵌着しボル
ト５で固定して一階柱２と二階柱３とを接合し、前記翼
部１ｂに梁６を組付けてピン７で固定する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】 本発明は、木造の建築物に
おいて、木製の柱と梁あるいは土台との接合を金物を用
いて行う接合構造に関するものである。
おいて、木製の柱と梁あるいは土台との接合を金物を用
いて行う接合構造に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】 従来、木造の建築物において、木製の
柱と梁あるいは土台とを接合する場合は、現場で柱や梁
等を大きく切欠く等の作業を必要としていたので、多く
の手間が掛り、また、当該柱等および建築物の強度を脆
弱化してしまうという問題があった。
柱と梁あるいは土台とを接合する場合は、現場で柱や梁
等を大きく切欠く等の作業を必要としていたので、多く
の手間が掛り、また、当該柱等および建築物の強度を脆
弱化してしまうという問題があった。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】 柱と梁あるいは土台
との接合を、金物を用いて行い、接合に要する手間を省
くと共に、柱等および建築物の強度を良好に保つことの
できる木造建築物の接合構造を提供する。
との接合を、金物を用いて行い、接合に要する手間を省
くと共に、柱等および建築物の強度を良好に保つことの
できる木造建築物の接合構造を提供する。
【０００４】
【課題を解決するための手段】 図１乃至図７を参照し
て説明する。本発明は、一階柱２の上端部と二階柱３の
下端部に凹凸部４を形成し、胴部１ａと翼部１ｂとで構
成した接合金物１の当該胴部１ａを、前記凹凸部４に嵌
着しボルト５で固定して一階柱２と二階柱３とを接合
し、前記翼部１ｂに梁６を組付けてピン７で固定してな
る。
て説明する。本発明は、一階柱２の上端部と二階柱３の
下端部に凹凸部４を形成し、胴部１ａと翼部１ｂとで構
成した接合金物１の当該胴部１ａを、前記凹凸部４に嵌
着しボルト５で固定して一階柱２と二階柱３とを接合
し、前記翼部１ｂに梁６を組付けてピン７で固定してな
る。
【０００５】なお、接合金物１の胴部１ａと翼部１ｂと
を別体成形し、胴部１ａを一階柱２および二階柱３にボ
ルト５で固定する際に、翼部１ｂも該ボルト５で胴部１
ａに固定することができる。
を別体成形し、胴部１ａを一階柱２および二階柱３にボ
ルト５で固定する際に、翼部１ｂも該ボルト５で胴部１
ａに固定することができる。
【０００６】
【発明の実施の形態】 本発明の第一実施形態を図１に
示す。この接合構造は、一階柱２の上端部と二階柱３の
下端部を切欠いて肉細円柱状の凹凸部４を形成してい
る。そして、筒状の胴部１ａと翼部１ｂとで構成した接
合金物１の当該胴部１ａに、凹凸部４を嵌入してボルト
５で固定することによって一階柱２と二階柱３とを接合
している。さらに、翼部１ｂに梁６を組付けてピン７で
固定している。
示す。この接合構造は、一階柱２の上端部と二階柱３の
下端部を切欠いて肉細円柱状の凹凸部４を形成してい
る。そして、筒状の胴部１ａと翼部１ｂとで構成した接
合金物１の当該胴部１ａに、凹凸部４を嵌入してボルト
５で固定することによって一階柱２と二階柱３とを接合
している。さらに、翼部１ｂに梁６を組付けてピン７で
固定している。
【０００７】なお、本実施形態においては、接合金物１
の胴部１ａと翼部１ｂとを別体成形し、胴部１ａを一階
柱２および二階柱３にボルト５で固定する際に、翼部１
ｂも同じボルト５で胴部１ａに固定することとしてい
る。
の胴部１ａと翼部１ｂとを別体成形し、胴部１ａを一階
柱２および二階柱３にボルト５で固定する際に、翼部１
ｂも同じボルト５で胴部１ａに固定することとしてい
る。
【０００８】胴部１ａと翼部１ｂとを別体成形すること
によって、図６に示すように、例えば翼部１ｂのみを一
階柱２と梁６との接合に使用することができ、汎用性が
高まる。また、別体成形することで接合金物１の成形が
容易となり、生産性の向上に貢献する。
によって、図６に示すように、例えば翼部１ｂのみを一
階柱２と梁６との接合に使用することができ、汎用性が
高まる。また、別体成形することで接合金物１の成形が
容易となり、生産性の向上に貢献する。
【０００９】本発明の第二実施形態を図２に示す。この
接合構造においては、一階柱２の上端部と二階柱３の下
端部をくりぬいて穴状の凹凸部４を形成すると共に、接
合金物１の胴部１ａを肉細角柱形状とし、当該胴部１ａ
を凹凸部４に嵌入し、ボルト５で固定して一階柱２と二
階柱３とを接合している。この実施形態においても、胴
部１ａと翼部１ｂとを別体成形し、胴部１ａをボルト５
で固定する際に、翼部１ｂも当該ボルト５で固定してい
る。なお、図３は、第二実施形態の応用例を示すもので
ある。
接合構造においては、一階柱２の上端部と二階柱３の下
端部をくりぬいて穴状の凹凸部４を形成すると共に、接
合金物１の胴部１ａを肉細角柱形状とし、当該胴部１ａ
を凹凸部４に嵌入し、ボルト５で固定して一階柱２と二
階柱３とを接合している。この実施形態においても、胴
部１ａと翼部１ｂとを別体成形し、胴部１ａをボルト５
で固定する際に、翼部１ｂも当該ボルト５で固定してい
る。なお、図３は、第二実施形態の応用例を示すもので
ある。
【００１０】本発明の第三実施形態を図４に、第四実施
形態を図５に示す。両実施形態では、接合金物１の胴部
１ａと翼部１ｂとを一体成形しており、胴部１ａを一階
柱２および二階柱３にボルト５で固定することによっ
て、翼部１ｂも固定される。
形態を図５に示す。両実施形態では、接合金物１の胴部
１ａと翼部１ｂとを一体成形しており、胴部１ａを一階
柱２および二階柱３にボルト５で固定することによっ
て、翼部１ｂも固定される。
【００１１】上記全ての接合構造においては、一階柱２
と二階柱３とに凹凸部４を形成し、その凹凸部４に接合
金物１の胴部１ａを嵌着して接合しているので、強固な
接合を可能としている。凹凸部４を形成することによっ
て低下する強度は、接合金物１を嵌合や嵌入する等の嵌
着手段によって充分補うことができる。なお、図７
（ａ）〜（ｅ）は、図５における接合金物１の他の態様
を示す斜視図および平面図である。
と二階柱３とに凹凸部４を形成し、その凹凸部４に接合
金物１の胴部１ａを嵌着して接合しているので、強固な
接合を可能としている。凹凸部４を形成することによっ
て低下する強度は、接合金物１を嵌合や嵌入する等の嵌
着手段によって充分補うことができる。なお、図７
（ａ）〜（ｅ）は、図５における接合金物１の他の態様
を示す斜視図および平面図である。
【００１２】
【発明の効果】 一階柱２と二階柱３とに凹凸部４を形
成し、その凹凸部４に接合金物１の胴部１ａを嵌着して
接合しているので、強固な接合を可能としている。凹凸
部４を形成することによって低下する強度は、接合金物
１を嵌着することによって充分補うことができる。これ
によって、地震に強い木造建築物を提供することができ
る。
成し、その凹凸部４に接合金物１の胴部１ａを嵌着して
接合しているので、強固な接合を可能としている。凹凸
部４を形成することによって低下する強度は、接合金物
１を嵌着することによって充分補うことができる。これ
によって、地震に強い木造建築物を提供することができ
る。
【００１３】また、接合金物１の胴部１ａと翼部１ｂと
を別体成形することによって、例えば胴部１ａのみを一
階柱２と梁６との接合に使用することができ、汎用性が
高まる。また、接合金物１の成形が容易となり、生産性
の向上に貢献する。
を別体成形することによって、例えば胴部１ａのみを一
階柱２と梁６との接合に使用することができ、汎用性が
高まる。また、接合金物１の成形が容易となり、生産性
の向上に貢献する。
【図１】 本発明の第一実施形態を示す斜視図である。
【図２】 本発明の第二実施形態を示す斜視図である。
【図３】 本発明の第二実施形態の応用例示す斜視図で
ある。
ある。
【図４】 本発明の第三実施形態を示す斜視図である。
【図５】 本発明の第四実施形態を示す斜視図である。
【図６】 第一実施形態で使用した接合金物の胴部のみ
を使用例を示す斜視図である。
を使用例を示す斜視図である。
【図７】 本発明の第四実施形態における接合金物の他
の態様を示す斜視図および平面図である。
の態様を示す斜視図および平面図である。
１ 接合金物 １ａ 胴部 １ｂ 翼部 ２ 一階柱 ３ 二階柱 ４ 凹凸部 ５ ボルト ６ 梁 ７ ピン
Claims (2)
- 【請求項１】 一階柱（２）の上端部と二階柱（３）の
下端部に凹凸部（４）を形成し、胴部（１ａ）と翼部
（１ｂ）とで構成した接合金物（１）の該胴部（１ａ）
を、前記凹凸部（４）に嵌着しボルト（５）で固定して
一階柱（２）と二階柱（３）とを接合し、前記翼部（１
ｂ）に梁（６）を組付けてピン（７）で固定してなる木
造建築物の接合構造。 - 【請求項２】 接合金物（１）の胴部（１ａ）と翼部
（１ｂ）とを別体成形し、胴部（１ａ）を一階柱（２）
および二階柱（３）にボルト（５）で固定する際に、翼
部（１ｂ）も該ボルト（５）で胴部（１ａ）に固定して
なる請求項１に記載の木造建築物の接合構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000196160A JP2002013204A (ja) | 2000-06-29 | 2000-06-29 | 木造建築物の接合構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000196160A JP2002013204A (ja) | 2000-06-29 | 2000-06-29 | 木造建築物の接合構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002013204A true JP2002013204A (ja) | 2002-01-18 |
Family
ID=18694709
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000196160A Withdrawn JP2002013204A (ja) | 2000-06-29 | 2000-06-29 | 木造建築物の接合構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2002013204A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012246609A (ja) * | 2011-05-25 | 2012-12-13 | Takenaka Komuten Co Ltd | 柱接合構造 |
| CN105178446A (zh) * | 2015-09-28 | 2015-12-23 | 沈阳建筑大学 | 木结构建筑柱与柱连接节点结构 |
| JP2017218863A (ja) * | 2016-06-10 | 2017-12-14 | 大倉 憲峰 | 連結具と、この連結具を用いた屋根構造 |
| CN109505357A (zh) * | 2017-09-15 | 2019-03-22 | 青岛理工大学 | 一种大跨木结构装配式节点的制作方法 |
| CN109505358A (zh) * | 2017-09-15 | 2019-03-22 | 青岛理工大学 | 一种大跨木结构装配式节点 |
| CN111335484A (zh) * | 2019-10-17 | 2020-06-26 | 上海欧本钢结构有限公司 | 一种梁柱连接节点结构 |
| JP2021526190A (ja) * | 2019-07-24 | 2021-09-30 | 青▲島▼理工大学Ｑｉｎｇｄａｏ Ｕｎｉｖｅｒｓｉｔｙ Ｏｆ Ｔｅｃｈｎｏｌｏｇｙ | 円スリーブ木材鋼材複合節点及びその取付方法 |
-
2000
- 2000-06-29 JP JP2000196160A patent/JP2002013204A/ja not_active Withdrawn
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012246609A (ja) * | 2011-05-25 | 2012-12-13 | Takenaka Komuten Co Ltd | 柱接合構造 |
| CN105178446A (zh) * | 2015-09-28 | 2015-12-23 | 沈阳建筑大学 | 木结构建筑柱与柱连接节点结构 |
| JP2017218863A (ja) * | 2016-06-10 | 2017-12-14 | 大倉 憲峰 | 連結具と、この連結具を用いた屋根構造 |
| CN109505357A (zh) * | 2017-09-15 | 2019-03-22 | 青岛理工大学 | 一种大跨木结构装配式节点的制作方法 |
| CN109505358A (zh) * | 2017-09-15 | 2019-03-22 | 青岛理工大学 | 一种大跨木结构装配式节点 |
| JP2021526190A (ja) * | 2019-07-24 | 2021-09-30 | 青▲島▼理工大学Ｑｉｎｇｄａｏ Ｕｎｉｖｅｒｓｉｔｙ Ｏｆ Ｔｅｃｈｎｏｌｏｇｙ | 円スリーブ木材鋼材複合節点及びその取付方法 |
| CN111335484A (zh) * | 2019-10-17 | 2020-06-26 | 上海欧本钢结构有限公司 | 一种梁柱连接节点结构 |
| CN111335484B (zh) * | 2019-10-17 | 2021-06-08 | 上海欧本钢结构有限公司 | 一种梁柱连接节点结构 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20070904 |