JPH08292809A - 数値制御方法および数値制御装置 - Google Patents

数値制御方法および数値制御装置

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JPH08292809A
JPH08292809A JP7094728A JP9472895A JPH08292809A JP H08292809 A JPH08292809 A JP H08292809A JP 7094728 A JP7094728 A JP 7094728A JP 9472895 A JP9472895 A JP 9472895A JP H08292809 A JPH08292809 A JP H08292809A
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sampling
sampling cycle
movement
speed
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JP7094728A
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Yuji Mizukami
裕司 水上
Yoshihiko Tsurumi
佳彦 鶴見
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ブロック間における加工のつなぎ目の形状を
高精度に加工すると共に,数値制御装置の負荷を減らし
数値制御装置の処理に余裕を持たせる。 【構成】 記憶装置1内の加工プログラムを1ブロック
毎あるいは複数ブロック毎に順次解析し,指令された工
具移動位置と工具送り速度から各軸方向の移動量と各軸
方向の送り速度を補間部3にて計算し,与えられた周期
毎に制御対象に対して位置指令を出力し,補間部3で計
算された1ブロック当たりの移動量をサンプリング時間
当たりの指令パルス数に分割するとき,指令された送り
速度で各サンプリング時間当たりの指令パルス数を一定
にするサンプリング時間を計算するサンプリング時間間
隔計算部9と,可変のサンプリング時間を設定する割り
込み制御部10とを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は,数値制御装置におけ
る軸制御技術に関し,特に,NC加工プログラムを実行
する上で,所定のプログラムブロックと次のプログラム
ブロックとのつなぎ目で発生する送り速度の変動ならび
に移動軌跡のずれを無くし,また,加減速時の指令を細
かく出力して加工物に対する加工精度を向上させた数値
制御装置および数値制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図16は,従来における数値制御装置の
概略構成を示すブロック図である。同図において,本従
来例の数値制御装置は,加工プログラム1,プログラム
解析部2,補間部3,移動指令パルス分配部4,加減速
部5,指令パルス出力部6,駆動部7,ならびに,制御
対象であるモータ8を備えて構成されている。
【0003】加工プログラム1はNC加工プログラムで
あって,記憶装置に格納されている。なお,加工プログ
ラム1は複数のプログラムブロックに分割され,当該数
値制御装置内では個々のプログラムブロックとしても取
り扱われている。プログラム解析部2は,加工プログラ
ム1を解析して,各プログラムブロックについて移動開
始点および移動終了点を算出する。また補間部3では,
プログラム解析部2により解析された各プログラムブロ
ック毎の移動開始点および移動終了点に基づいて補間処
理を行い,各軸方向,例えば制御空間が3次元空間であ
ればX軸,Y軸,Z軸方向の移動量に分配する。
【0004】また,移動指令パルス分配部4は,補間部
3で得られた各軸方向の移動量に基づいて単位時間当た
りの移動量を計算し,速度指令パルスを出力する。な
お,モータ8の制御はある一定の時間間隔(以下,サン
プリング周期という)毎に行われることから,単位時間
当たりの移動量は1サンプリング周期当たりで計算さ
れ,速度指令パルスのパルス幅はサンプリング周期に相
当する。
【0005】また,加減速部5は,移動指令パルス分配
部4からの速度指令パルスを入力して,速度指令内容に
変動があった場合には,該速度指令パルスに対して加減
速処理を施す。指令パルス出力部6は,加減速部5で加
減速処理を施した速度指令パルスを駆動部7に供給する
出力インタフェースである。さらに駆動部7は,供給さ
れた速度指令パルスに基づいて制御対象であるモータ8
を制御する。
【0006】次に,本従来例の数値制御装置における処
理動作について説明する。以下の説明では,各プログラ
ムブロックの2次元平面上における移動の開始点および
終了点の指示,ならびに,所定のサンプリング周期に対
して,移動指令パルス分配部4により設定される速度指
令パルスを示し,本従来例における問題点の所在を明ら
かにする。
【0007】図17は,移動の開始点P101および終
了点P102,ならびに,所定のサンプリング周期T1
01に対して,移動指令パルス分配部4により設定され
る速度指令パルスを示しており,1プログラムブロック
当たりの移動量をサンプリング周期で分割した場合に,
最終のサンプリング周期に端数が生じない例である。
【0008】上述のように,駆動部7に対して供給され
る速度指令パルスは,所定のサンプリング周期毎に算出
される。プログラムブロックの解析に基づいて各軸方向
の移動距離と送り速度が与えられたとき,移動指令パル
ス分配部4では, サンプリング周期当たりの移動距離=送り速度×サンプ
リング周期 の関係から各サンプリング時間における速度指令パルス
が算出される。また,速度指令に変動があった場合に
は,該速度指令パルスに対して加減速部5により加減速
処理が施され,加減速処理の施された速度指令パルスが
指令パルス出力部6を介して駆動部7に供給され,モー
タ8を駆動制御することになる。
【0009】例えば,切削送りのプログラムブロックが
連続しているときに速度の変化があると,切削面に傷が
付いたりする場合があるため,通常は,送り速度が一定
である場合には,加減速部5による加減速処理や停止処
理を行わずに,次のプログラムブロックによる制御処理
に移行する。
【0010】このように,プログラムブロックにおける
サンプリング周期が一定値であることから,プログラム
ブロックの移動量によっては,1プログラムブロック当
たりの移動量をサンプリング周期で分割した場合に,割
り切れずに最終のサンプリング周期に端数が生じること
がある。このような場合の速度指令パルスを図18に示
す。同図は移動の開始点P101および終了点P10
3,ならびに,サンプリング周期T101に対する速度
指令パルスを示している。
【0011】このように最終のサンプリング周期に端数
が生じた速度指令パルスを,そのままモータ8の駆動制
御に使用したのでは,プログラムブロックのつなぎ目毎
に大きな速度変動が生じることとなり,加工精度が低減
するという問題点があった。
【0012】この問題点を解決するための手法として,
従来においては,最終のサンプリング周期で発生する端
数を次のプログラムブロックに足し込む手法,あるい
は,プログラムブロック毎に端数が出ないように速度指
令パルスの大きさ(指令速度)を変動させる手法を採用
していた。
【0013】図19は,第1プログラムブロックにおけ
る最終のサンプリング周期で発生する速度指令パルスに
端数を,次の第2プログラムブロックにおける最初のサ
ンプリング周期の速度指令パルスに足し込む手法を用い
た場合の,速度指令パルスを示している。また,図20
は,端数が出ないようにプログラムブロック毎に速度指
令パルスの大きさ(指令速度)を変動させる手法を用い
た場合の,速度指令パルスを示している。
【0014】まず,最終のサンプリング周期で発生する
端数を次のプログラムブロックに足し込む手法を用いた
場合の問題点を図21を参照して説明する。図21は,
第1および第2の2つのプログラムブロックにより生成
される2次元ベクトル,Y軸方向,X軸方向の速度指令
パルス(図21(a))と,指令に基づき本来辿るべき
軌跡および実際の移動軌跡(図21(b))とを示して
いる。
【0015】この具体例における加工プログラム1は次
に示すものである。 N1 G1 Y20. F1000; N2 G1 X15.Y15.; すなわち,図21(b)において,第1プログラムブロ
ックでは開始点P104から終了点P105への移動
が,第2プログラムブロックでは開始点P105から終
了点P106への移動が,それぞれ指示され,所定のサ
ンプリング周期T101により制御がなされる。
【0016】図21(a)に示すように,まず2次元ベ
クトル方向指令として,第1プログラムブロックにおけ
る最終のサンプリング周期で発生する速度指令パルスに
端数が,次の第2プログラムブロックにおける最初のサ
ンプリング周期の速度指令パルスに足し込まれてベクト
ル方向指令の速度指令パルスが生成される。次に,この
ベクトル方向指令の速度指令パルスに基づいて,各軸方
向(Y軸およびX軸)の速度指令パルスが生成される。
【0017】このため,第2プログラムブロックの最初
のサンプリング周期における移動制御は,図21(b)
に示すように,本来,点P107から点105を介して
点P108に移動すべきところが,実際には,点P10
7から直接点P108に移動することとなる。すなわ
ち,実際の移動軌跡は指令に基づき本来辿るべき軌跡か
らずれることになり,移動軌跡に誤差が生じることとな
る。
【0018】次に,プログラムブロック毎に端数が出な
いように速度指令パルスの大きさ(指令速度)を変動さ
せる手法を用いた場合の問題点を図22を参照して説明
する。図22は,第1,第2および第3の3つのプログ
ラムブロックにより生成される速度指令パルスを示して
いる。同図から分かるように,本手法では,プログラム
ブロック毎に指令速度を変動させるので,プログラムブ
ロック毎に速度変動が生じることとなり,複数プログラ
ムブロックの指令速度を一定に保持したい場合でも速度
変動が出てしまい,加工精度が低減する。
【0019】さらに,図23には,本従来例を用いて急
激な加減速を伴う移動制御を実行しようとした場合の,
速度指令パルスを示している。プログラム指令として実
線で示す矩形状の速度変化が要求された場合に,生成さ
れる加減速パターンは破線で示す台形状のものとなる。
また,実際に生成される速度指令パルスも,サンプリン
グ周期が加減速時でも一定速度時でも同じであるので,
非常に荒い指令となり,一定の加工精度を保つために
は,加減速の速度変化を大きくとれない。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】以上説明したように,
従来における数値制御装置では,サンプリング周期が一
定の値であることから,以下のような問題点があった。
第1に,プログラムブロックの最終サンプリング周期の
速度指令パルスに端数が生じた場合,プログラムブロッ
クのつなぎ目毎に大きな速度変動が生じることとなり,
加工精度が低減する。
【0021】第2に,第1の問題点を解決するために,
最終サンプリング周期で発生する端数を次のプログラム
ブロックに足し込む手法を用いた場合には,実際の移動
軌跡が本来辿るべき軌跡からずれて移動軌跡に誤差が生
じ,加工精度が低減する。
【0022】また,第3に,第1の問題点を解決するた
めに,プログラムブロック毎に端数が出ないように速度
指令パルスの大きさを変動させる手法を用いた場合に
は,プログラムブロック毎に速度変動が生じることとな
り,複数プログラムブロックの指令速度を一定に保持し
たい場合でも速度変動が出てしまい,加工精度が低減す
る。
【0023】さらに,第4に,急激な加減速を伴う移動
制御を行なう場合,荒い指令となり,一定の加工精度を
保つためには,加減速の速度変化を大きくとれない。
【0024】この発明は,上記問題点に鑑みてなされた
ものであって,プログラムブロック間における加工のつ
なぎ目で発生する送り速度の変動ならびに移動軌跡のず
れを無くして,つなぎ目の高精度な加工を実現すると共
に,数値制御装置の負荷を減らし数値制御装置の処理に
余裕を持たせるようにする数値制御方法および数値制御
装置を得ることを目的とする。
【0025】また,この発明の他の目的は,急激な加減
速を伴う加工においても細かい移動制御を可能とし,加
工物に対する加工精度を向上させることである。
【0026】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに,この発明に係る数値制御方法は,加工プログラム
を1プログラムブロック毎あるいは複数プログラムブロ
ック毎に順次解析して工具移動位置および工具送り速度
から各軸方向の移動量および送り速度を算出し,前記算
出された移動量および送り速度に基づいて,所定のサン
プリング周期により分割された指令パルスを生成し,前
記指令パルスの制御対象への出力タイミングを,前記サ
ンプリング周期に基づいて制御する数値制御方法におい
て,前記サンプリング周期を,前記指令パルスに端数が
でないように変更するものである。
【0027】また,次の発明に係る数値制御方法は,加
工プログラムを1プログラムブロック毎あるいは複数プ
ログラムブロック毎に順次解析して工具移動位置および
工具送り速度を得る第1工程と,前記工具移動位置およ
び工具送り速度に基づいて移動量および送り速度を算出
する第2工程と,前記1プログラムブロックあるいは複
数プログラムブロックにおいて指令パスルの端数がでな
いようにサンプリング周期を変更する第3工程と,前記
第2工程で算出された移動量および送り速度に基づい
て,前記第3工程で変更したサンプリング周期により等
分割された指令パルスを生成する第4工程と,前記第4
工程で生成された指令パルスの制御対象への出力タイミ
ングを,前記サンプリング周期に基づいて制御する第5
工程とを含むものである。
【0028】また,上記の目的を達成するために,この
発明に係る数値制御装置は,加工プログラムを1プログ
ラムブロック毎あるいは複数プログラムブロック毎に順
次解析して工具移動位置および工具送り速度を得る解析
手段と,前記工具移動位置および工具送り速度に基づい
て移動量および送り速度を算出する補間手段と,前記1
プログラムブロックあるいは複数プログラムブロックに
おいて指令パルスに端数がでないようにサンプリング周
期を変更するサンプリング周期計算手段と,前記補間手
段で算出された移動量および送り速度に基づいて,前記
サンプリング周期計算手段で変更したサンプリング周期
により等分割された指令パルスを生成する指令パルス生
成手段と,前記指令パルス生成手段により生成された指
令パルスの制御対象への出力タイミングを,前記サンプ
リング周期に基づいて制御するサンプリング制御手段と
を具備するものである。
【0029】また,次の発明に係る数値制御装置は,前
記サンプリング周期計算手段が,前記サンプリング周期
を均等化するものである。
【0030】また,次の発明に係る数値制御装置は,前
記サンプリング周期計算手段が,前記1プログラムブロ
ックあるいは複数プログラムブロックの最終のサンプリ
ング周期において,該最終のサンプリング周期の指令パ
ルスが他のサンプリング周期における指令パルスより小
さい端数となるとき,サンプリング周期を初期のサンプ
リング周期よりも大きく変更するものである。
【0031】また,次の発明に係る数値制御装置は,前
記サンプリング周期計算手段が,前記補間手段で算出さ
れた送り速度に基づき加減速時か,あるいは,等速度時
かを判断し,加減速時には等速度時よりも短くサンプリ
ング周期を設定し,等速度時には加減速時よりも長くサ
ンプリング周期を設定するものである。
【0032】また,次の発明に係る数値制御装置は,前
記サンプリング周期計算手段が,移動指令の有無を判断
し,移動指令が無いときには,サンプリング周期を所定
値よりも長く設定して,装置を待機状態にするものであ
る。
【0033】また,次の発明に係る数値制御装置は,前
記サンプリング周期計算手段が,オーバライド指令を受
けたとき,前記サンプリング周期を指令パルスに端数が
でないように変更するものである。
【0034】
【作用】この発明に係る数値制御方法にあっては,加工
プログラムを1プログラムブロック毎あるいは複数プロ
グラムブロック毎に順次解析して工具移動位置および工
具送り速度から各軸方向の移動量および送り速度を算出
し,該算出された移動量および送り速度に基づいて,所
定のサンプリング周期により分割された指令パルスを生
成し,指令パルスの制御対象への出力タイミングを,サ
ンプリング周期に基づいて制御する場合において,サン
プリング周期を,指令パルスに端数がでないように変更
するので,これにより,1プログラムブロック毎あるい
は複数プログラムブロック毎にサンプリング周期を可変
とすることができ,プログラムブロック間における加工
のつなぎ目で発生する送り速度の変動ならびに移動軌跡
のずれを無くすことができる。
【0035】また,次の発明に係る数値制御方法にあっ
ては,加工プログラムを1プログラムブロック毎あるい
は複数プログラムブロック毎に順次解析して工具移動位
置および工具送り速度を得て,工具移動位置および工具
送り速度に基づいて移動量および送り速度を算出し,1
プログラムブロックあるいは複数プログラムブロックに
おいて指令パスルに端数がでないようにサンプリング周
期を変更し,算出された移動量および送り速度に基づい
て,変更したサンプリング周期により等分割された指令
パルスを生成し,該生成された指令パルスの制御対象へ
の出力タイミングを,サンプリング周期に基づいて制御
するので,これにより,1プログラムブロック毎あるい
は複数プログラムブロック毎にサンプリング周期を可変
とすることができ,プログラムブロック間における加工
のつなぎ目で発生する送り速度の変動ならびに移動軌跡
のずれを無くすことができる。
【0036】また,この発明に係る数値制御装置にあっ
ては,解析手段により加工プログラムを1プログラムブ
ロック毎あるいは複数プログラムブロック毎に順次解析
して工具移動位置および工具送り速度を得て,補間手段
により工具移動位置および工具送り速度に基づいて移動
量および送り速度を算出し,サンプリング周期計算手段
により1プログラムブロックあるいは複数プログラムブ
ロックにおいて指令パルスの端数がでないようにサンプ
リング周期を変更し,指令パルス生成手段により算出さ
れた移動量および送り速度に基づいて,変更したサンプ
リング周期により等分割された指令パルスを生成し,サ
ンプリング制御手段により生成された指令パルスの制御
対象への出力タイミングを,サンプリング周期に基づい
て制御するので,これにより,1プログラムブロック毎
あるいは複数プログラムブロック毎にサンプリング周期
を可変とすることができ,プログラムブロック間におけ
る加工のつなぎ目で発生する送り速度の変動ならびに移
動軌跡のずれを無くすことができる。
【0037】また,次の発明に係る数値制御装置にあっ
ては,サンプリング周期計算手段によりサンプリング周
期を均等化するので,これによりプログラムブロック間
における加工のつなぎ目で発生する送り速度の変動なら
びに移動軌跡のずれを無くすことができる。
【0038】また,次の発明に係る数値制御装置にあっ
て,サンプリング周期計算手段により1プログラムブロ
ックあるいは複数プログラムブロックの最終のサンプリ
ング周期において,該最終のサンプリング周期の指令パ
ルスが他のサンプリング周期における指令パルスより小
さい端数となるとき,サンプリング周期を初期のサンプ
リング周期よりも大きく変更するので,これにより数値
制御装置の負荷を軽減することができる。
【0039】また,次の発明に係る数値制御装置にあっ
ては,サンプリング周期計算手段により補間手段で算出
された送り速度に基づき加減速時か,あるいは,等速度
時かを判断し,加減速時には等速度時よりも短くサンプ
リング周期を設定し,等速度時には加減速時よりも長く
サンプリング周期を設定する。このように,加減速時に
はサンプリング周期を短くするので滑らかな速度変動で
速度制御をすることができ,また,等速時にはサンプリ
ング周期を長くするので,数値制御装置の負荷を軽減す
ることができる。
【0040】また,次の発明に係る数値制御装置にあっ
ては,サンプリング周期計算手段により移動指令の有無
を判断し,移動指令が無いときには,サンプリング周期
を所定値よりも長く,例えば,無限大に設定して,装置
を待機状態にするので,これにより数値制御装置の負荷
を軽減することができる。
【0041】また,次の発明に係る数値制御装置にあっ
ては,サンプリング周期計算手段によりオーバライド指
令を受けたとき,サンプリング周期を指令パルスに端数
がでないように変更するので,これによりオーバライド
時においてもプログラムブロック間における加工のつな
ぎ目で発生する送り速度の変動ならびに移動軌跡のずれ
を無くすことができる。
【0042】
【実施例】
〔実施例1〕以下,この発明に係る数値制御装置の実施
例を図について説明する。図1は,この発明の実施例1
に係る数値制御装置の概略構成を示すブロック図であ
る。本実施例の数値制御装置は,1プログラムブロック
毎に移動量と送り速度からサンプリング周期で分割され
た速度指令パルスを生成する際に,指令された送り速度
で該プログラムブロックにおけるサンプリング周期が一
定となるように,サンプリング周期を再設定できるよう
構成したものである。
【0043】図1において,本実施例の数値制御装置
は,加工プログラム1,プログラム解析部(解析手段)
2,補間部(補間手段)3,移動指令パルス分配部(指
令パルス生成手段)14,加減速部15,指令パルス出
力部16,駆動部17,サンプリング時間間隔計算部
(サンプリング周期計算手段)9,割り込み制御部(サ
ンプリング制御手段)10,ならびに,制御対象である
モータ8を備えて構成されている。なお,同図におい
て,従来例(図16)と同一の構成要素については,同
一符号を付して説明を省略する。
【0044】移動指令パルス分配部14は,補間部3で
得られた制御空間を構成する各軸方向,例えばX軸方
向,Y軸方向,Z軸方向の移動量と,各軸方向の送り速
度に基づいて単位時間当たりの移動量を計算し,各軸方
向の速度指令パルスを出力する。なお,モータ8の制御
はある一定の時間間隔(以下,サンプリング周期とい
う)毎に行われることから,単位時間当たりの移動量は
1サンプリング周期当たりで計算され,速度指令パルス
のパルス幅はサンプリング周期に相当する。また,この
サンプリング周期は,最初にデフォルト値として通常の
サンプリング周期が設定されて,当該移動指令パルス分
配部14により各軸方向の速度指令パルスに分配生成さ
れるが,該生成された速度指令パルスに基づいて必要の
ある場合には,サンプリング周期計算部9により再設定
され,再設定されたサンプリング周期を用いて移動指令
パルス分配部14により各軸方向の速度指令パルスに再
分配される。
【0045】サンプリング周期計算部9は,移動指令パ
ルス分配部14において通常のサンプリング周期(デフ
ォルト値)で分配生成された速度指令パルスを入力し
て,1プログラムブロック毎に,最後のサンプリング周
期に端数となる速度指令パルスが生成されているかを判
断し,端数が生じている場合には,指令された送り速度
で該プログラムブロックにおけるサンプリング周期が端
数を生じることなく一定となるように,サンプリング周
期を再設定する。
【0046】割り込み制御部10は,サンプリング周期
計算部9で設定されたサンプリング周期に基づいて,該
サンプリング周期毎に指令パルス出力部16に対して割
り込みを発生させるものである。具体的な割り込み制御
部10の構成を図2のブロック図に示す。同図におい
て,割り込み制御部10は,タイマ21,カウンタ2
2,タイマ21を動作させるための発振器23,ならび
に,割り込みルーチン24を備えて構成されている。
【0047】割り込み制御部10では,サンプリング周
期計算部9で設定されたサンプリング周期からカウンタ
22の値を決め,カウンタ22にセットする。タイマ2
1が発振器23により計数した値がカウンタ22の設定
値に至ると,タイマ21は割り込みルーチン24に割り
込み要求を出力する。割り込みルーチン14は,割り込
み要求に応じて指令パルス出力部16に対して割り込み
を発生させる。これにより,割り込み制御部10は,設
定されたサンプリング周期によって指令パルス出力部1
6からの出力タイミングを制御する。
【0048】また,加減速部15は,移動指令パルス分
配部14からの速度指令パルスを入力して,速度指令内
容に変動があった場合には,該速度指令パルスに対して
加減速処理を施す。指令パルス出力部16は,加減速部
15で加減速処理を施した速度指令パルスを駆動部7に
供給する出力インタフェースであり,割り込み制御部1
0からの割り込みに応じて速度指令パルスを出力する。
さらに,駆動部17は,供給された速度指令パルスおよ
びサンプリング周期計算部9で設定されたサンプリング
周期に基づいて,制御対象であるモータ8を制御する。
【0049】次に,本実施例の数値制御装置の処理動作
について説明する。まず,プログラム解析部2が記憶装
置に格納されている加工プログラム1をプログラムブロ
ック毎に解析し,指令された工具移動位置と工具送り速
度から該プログラムブロックにおける移動開始点と移動
終了点を算出する。補間部3は算出された移動開始点と
移動終了点に基づいて補間処理を行い,各軸方向の移動
量と各軸方向の送り速度に分配する。
【0050】次に,移動指令パルス分配部14およびサ
ンプリング時間間隔計算部9の処理に移るが,該処理は
本実施例の特徴となる部分であり,図3および図4を用
いて詳細に説明する。図3は,移動指令パルス分配部1
4およびサンプリング時間間隔計算部9の処理を説明す
るフローチャートであり,図4は,具体的な移動指令に
対する従来および本実施例の速度指令パルスを説明する
図である。
【0051】なお,図4の具体例は,移動の開始点P1
および終了点P2(図4(a)参照)に対して,図4
(b)の従来の速度指令パルスは,サンプリング周期T
1に対して生成された速度指令パルスであり,1プログ
ラムブロック当たりの移動量をサンプリング周期T1で
分割した場合に,最終のサンプリング周期に端数が生じ
た例である。また,図4(c)の本実施例の速度指令パ
ルスは,再設定されたサンプリング周期T2に対して生
成された速度指令パルスであり,最終のサンプリング周
期に端数が生じないものとなっている。
【0052】図3において,ステップS10からS12
およびステップS16,S17は移動指令パルス分配部
14が行う処理,ステップS14,S15,S17はサ
ンプリング時間間隔計算部9が行う処理である。
【0053】まず,ステップS10では,サンプリング
周期として,デフォルト値である通常のサンプリング時
間T1を設定する。次にステップS11では,補間部3
から1プログラムブロック当たりの移動量および送り速
度(指令速度)を入力する。次にステップS12では,
入力した指令速度と設定されたサンプリング周期T1か
ら,1サンプリング周期当たりの移動量を計算する。計
算式は下記の通りである。すなわち, 1サンプリング周期の移動量=指令速度×サンプリング
周期(T1) である。ここまでの処理によって生成される速度指令パ
ルスは,従来と同等であり図4(b)に示されるもので
ある。
【0054】次に,ステップS13では,サンプリング
周期による1プログラムブロック当たりの分割数と余り
を計算する。計算式は下記の通りである。すなわち, 1プログラムブロックの移動量/1サンプリング周期の
移動量=分割数+余り である。
【0055】その後,ステップS14では,余りがある
か否か(余り≠0か否か)を判断する。余りがないと判
断した場合にはステップS17に進む。また,余りがあ
ると判断した場合には,ステップS15に進んで,余り
が”0”となるようにサンプリング周期を再設定する。
計算式は下記の通りである。すなわち, サンプリング周期=サンプリング周期×(1+余り/分
割数) である。これにより再設定のサンプリング周期T2が得
られる。
【0056】次に,ステップS16では,指令速度と再
設定されたサンプリング周期T2から,1サンプリング
周期当たりの移動量を再計算する。計算式は下記の通り
である。すなわち, 1サンプリング周期の移動量=指令速度×サンプリング
周期(T2) である。これにより再生成される速度指令パルスは,図
4(c)に示されるものである。なお,上記図4(c)
に示した例では,サンプリング周期を均等化するにあた
って,均等化されたサンプリング周期は,初期のサンプ
リング周期よりも長く設定されているが,初期のサンプ
リング周期よりも短く設定してもよい。
【0057】さらに,ステップS17では,サンプリン
グ時間間隔計算部9から再設定されたサンプリング周期
T2を割り込み制御部10および駆動部17に出力し,
また,移動指令パルス分配部14から再生成した速度指
令パルスを加減速部15に出力する。以上で,移動指令
パルス分配部14およびサンプリング時間間隔計算部9
の処理が終了する。
【0058】次に,加減速部5では,移動指令パルス分
配部14からの速度指令パルスを入力して,速度指令内
容に変動があった場合には,該速度指令パルスに対して
加減速処理を施す。次に指令パルス出力部16では,加
減速部15で加減速処理を施した速度指令パルスを駆動
部7に供給する。該供給は割り込み制御部10からの割
り込みに応じて行われる。さらに駆動部17では,供給
された速度指令パルスおよびサンプリング周期計算部9
で再設定されたサンプリング周期(T2)に基づいて,
制御対象であるモータ8を制御する。
【0059】次に,具体例を用いて,本実施例の数値制
御装置によって従来技術における課題が解決されること
を示す。すなわち,最終のサンプリング周期で発生する
端数を次のプログラムブロックに足し込む手法における
問題点を説明するために用いた具体例(図21参照)に
本実施例を適用する。図5(a)は,第1および第2の
2つのプログラムブロックによる移動指令の軌跡を説明
する図であり,図5(b)は,2つのプログラムブロッ
クにより生成される2次元ベクトル,Y軸方向,X軸方
向の速度指令パルスを説明する図であり,図5(c)
は,生成された速度指令パルスに基づいて行われる実際
の移動軌跡を説明する図である。
【0060】図5(a)において,第1プログラムブロ
ックでは開始点P104から終了点P105への移動
が,第2プログラムブロックでは開始点P105から終
了点P106への移動が,それぞれ指示されている。
【0061】また,図5(b)に示すように,速度指令
パルスが生成される。すなわち,まずサンプリング周期
計算部9により,第1および第2の各プログラムブロッ
クについて,サンプリング周期がそれぞれT3およびT
4に再設定される。次に移動指令パルス分配部14によ
り,再設定されたサンプリング周期T3およびT4,な
らびに送り速度(指令速度)に基づいて生成される速度
指令パルス(2次元ベクトル方向指令)が生成され,該
ベクトル方向指令の速度指令パルスに基づいて,各軸方
向(Y軸およびX軸)の速度指令パルスが生成される。
【0062】このように,本実施例では,各プログラム
ブロック毎に端数が出ないようにサンプリング周期が再
設定され,従来のようにあるプログラムブロックで生じ
た端数が次のプログラムブロックの速度指令パルスに影
響を及ぼすことがないので,図5(c)に示すように,
実際の移動軌跡は移動指令の軌跡からずれることなく忠
実に動作することになる。
【0063】以上説明したように,本実施例の数値制御
装置では,1プログラムブロック毎に移動量と送り速度
からサンプリング周期で分割された速度指令パルスを生
成する際に,指令された送り速度で該プログラムブロッ
クにおけるサンプリング周期が一定となるように,サン
プリング周期を再設定するので,例えば,切削送りが連
続するような加工プログラムにより加工指令を行うとき
に,サンプリング周期をプログラムブロック毎に可変と
することによって,プログラムブロック間の速度変動が
なくなり,結果として,プログラムブロック間の加工の
つなぎ目の形状を高精度に加工することができる。
【0064】〔実施例2〕次に,この発明の実施例2に
係る数値制御装置について説明する。本実施例の数値制
御装置は,1プログラムブロック毎に移動量と送り速度
からサンプリング周期で分割された速度指令パルスを生
成する際に,該プログラムブロックの最終のサンプリン
グ周期に端数が発生する場合に,該最終のサンプリング
周期を変更して端数を出さないようにするものである。
【0065】この実施例の数値制御装置の構成は,実施
例1(図1)と同様である。但し,移動指令パルス分配
部14およびサンプリング周期計算部9の機能が異な
る。
【0066】すなわち,移動指令パルス分配部14で
は,まず実施例1と同様に,補間部3で得られた制御空
間を構成する各軸方向,例えばX軸方向,Y軸方向,Z
軸方向の移動量と,各軸方向の送り速度に基づいてサン
プリング周期(デフォルト値)当たりの移動量を計算
し,各軸方向の速度指令パルスを出力する。該生成され
た速度指令パルスに基づいて必要のある場合には,サン
プリング周期計算部9により第2のサンプリング周期が
算出され,該第2のサンプリング周期を用いて,移動指
令パルス分配部14により各軸方向の速度指令パルスが
生成される。
【0067】また,サンプリング周期計算部9は,移動
指令パルス分配部14において通常のサンプリング周期
(デフォルト値)で生成された速度指令パルスを入力し
て,プログラムブロックのサンプリング周期毎に,次の
サンプリング周期に端数となる速度指令パルスが生成さ
れているかを判断し,端数を生じる場合には,指令され
た送り速度で該プログラムブロックにおける最後のサン
プリング周期に端数を生じないように,最後のサンプリ
ング周期を第2のサンプリング周期として算出する。
【0068】次に,本実施例の数値制御装置の処理動作
について説明する。移動指令パルス分配部14およびサ
ンプリング時間間隔計算部9以外の処理については,実
施例1と同様であるので省略する。
【0069】図6および図7を用いて,移動指令パルス
分配部14およびサンプリング時間間隔計算部9の処理
を詳細に説明する。図6は,移動指令パルス分配部14
およびサンプリング時間間隔計算部9の処理を説明する
フローチャートであり,図7は,具体的な移動指令に対
する速度指令パルスを説明する図である。
【0070】なお,図7の具体例は,第1および第2の
2つのプログラムブロックによる移動制御を行う場合を
示しており,第1のプログラムブロックから移動の開始
点P3および終了点P4が解析され,第2のプログラム
ブロックから移動の開始点P4および終了点P5が解析
されたものとし,第1および第2のプログラムブロック
における指令速度は同一である。
【0071】また,図6のフローチャートは各プログラ
ムブロックのサンプリング周期毎に行われる処理を示し
ており,ステップS20,S26は移動指令パルス分配
部14が行う処理,ステップS21からS26はサンプ
リング時間間隔計算部9が行う処理である。以下の説明
では,プログラムブロック毎に処理は同様であるため,
第1のプログラムブロックについて行う。
【0072】まず,ステップS20では,サンプリング
周期として,デフォルト値である通常のサンプリング時
間T5を設定する。次にステップS21では,今回のサ
ンプリング周期が終わった時点で当該プログラムブロッ
クにおいて残るべき移動距離(今回残距離)を,前回の
サンプリング周期の終了時点で残っている移動距離(前
回残距離)と,サンプリング周期T5の移動距離に基づ
いて算出する。計算式は下記の通りである。 今回残距離=前回残距離−サンプリング周期(T5)の
移動距離 なお,各プログラムブロックの処理の最初に,前回残距
離には該プログラムブロックの移動量が設定され,最初
のサンプリング周期における前回残距離は該移動量が相
当するものとする。
【0073】次に,ステップS22では,算出された今
回残距離が1サンプリング周期T5の移動距離より小さ
いか否かを判断する。ここで,今回の残距離が1サンプ
リング時間の移動距離以上であると判断した場合は,次
のサンプリング周期において端数が生じない場合であ
り,ステップS26に進む。また,今回の残距離が1サ
ンプリング時間の移動距離よりも小さいと判断した場合
は,次のサンプリング周期において端数が生じる場合で
あり,第2のサンプリング周期を算出すべくステップS
23に進む。
【0074】ステップS23では,今回のサンプリング
周期で制御すべき移動量(今回の移動量)を次式に基づ
き算出する。 今回移動量=1サンプリング周期の移動距離+今回残距
離 また,ステップS24では,今回のサンプリング周期
(第2のサンプリング周期)T5’を次式に基づき算出
し,再設定する。すなわち, 第2のサンプリング周期=今回移動量/指令速度 である。
【0075】次に,この処理手順の経路にあることは,
現時点のサンプリング周期が当該プログラムブロックに
おける最終のサンプリング周期であることを意味するこ
とから,次のプログラムブロックの処理のため,ステッ
プS25で残距離を”0”にリセットしておく。
【0076】さらに,ステップS26では,サンプリン
グ周期T5またはサンプリング時間間隔計算部9で算出
された第2のサンプリング周期T5’を割り込み制御部
10,移動指令パルス分配部14および駆動部17に出
力し,また,移動指令パルス分配部14からはサンプリ
ング周期T5または第2のサンプリング周期T5’に基
づき生成した速度指令パルスを加減速部15に出力す
る。
【0077】以上説明したように,本実施例の数値制御
装置では,1プログラムブロック毎に移動量と送り速度
からサンプリング周期で分割された速度指令パルスを生
成する際に,該プログラムブロックの最終のサンプリン
グ周期に端数が発生する場合に,該最終のサンプリング
周期を変えて端数を出さないようにするので,例えば,
切削送りが連続するような加工プログラムにより加工指
令を行うときに,サンプリング周期をプログラムブロッ
ク内で可変とすることによって他のプログラムブロック
への影響がなくなり,プログラムブロック間の速度変動
がなくなり,結果として,プログラムブロック間の加工
のつなぎ目の形状を高精度に加工することができる。
【0078】〔実施例3〕次に,この発明の実施例3に
係る数値制御装置について説明する。本実施例の数値制
御装置は,加減速制御を含むプログラムブロックについ
て移動量と送り速度からサンプリング周期で分割された
速度指令パルスを生成する際に,加減速時のサンプリン
グ周期を短くすることによって滑らかな移動制御を行う
ものである。
【0079】本実施例の数値制御装置の構成は,実施例
1(図1)と同様である。但し,移動指令パルス分配部
14およびサンプリング周期計算部9の機能が異なる。
【0080】すなわち,移動指令パルス分配部14で
は,まず実施例1と同様に,補間部3で得られた制御空
間を構成する各軸方向,例えばX軸方向,Y軸方向,Z
軸方向の移動量と,各軸方向の送り速度に基づいてサン
プリング周期(デフォルト値)当たりの移動量を計算
し,各軸方向の速度指令パルスを出力する。該生成され
た速度指令パルスに基づいて必要のある場合には,サン
プリング周期計算部9により第2のサンプリング周期が
算出され,該第2のサンプリング周期を用いて,移動指
令パルス分配部14により各軸方向の速度指令パルスが
生成される。
【0081】また,サンプリング周期計算部9は,移動
指令パルス分配部14において通常のサンプリング周期
(デフォルト値)で生成された速度指令パルスを入力し
て,プログラムブロックのサンプリング周期毎に,加減
速制御か否かを判断し,加減速制御の場合には,通常の
サンプリング周期を,所定の正整数値で割った第2のサ
ンプリング周期に再設定する。
【0082】次に,本実施例の数値制御装置の処理動作
について説明する。移動指令パルス分配部14およびサ
ンプリング時間間隔計算部9以外の処理については,実
施例1と同様であるので省略する。
【0083】図8および図9を用いて,移動指令パルス
分配部14およびサンプリング時間間隔計算部9の処理
を詳細に説明する。図8は,移動指令パルス分配部14
およびサンプリング時間間隔計算部9の処理を説明する
フローチャートであり,図9は,具体的な移動指令に対
する速度指令パルスを説明する図である。なお,図9の
具体例は,加減速制御を含むプログラムブロックの移動
指令に対する速度指令パルスを示しており,図中,実線
はプログラム指令を,破線は加減速パターンをそれぞれ
示す。
【0084】また,図8のフローチャートは各プログラ
ムブロックのサンプリング周期毎に行われる処理を示し
ており,ステップS50は移動指令パルス分配部14が
行う処理,ステップS51,S52はサンプリング時間
間隔計算部9が行う処理である。
【0085】まず,ステップS50では,サンプリング
周期として,デフォルト値である通常のサンプリング時
間T6を設定する。
【0086】次に,ステップS51では,当該プログラ
ムブロックによる指令速度と現在の送り速度が異なって
いるか否か,すなわち, プログラムブロック指令速度≠現在の速度 が成立するか否かを判断する。その結果,プログラムブ
ロックによる指令速度が現在の送り速度と等しいと判断
した場合には等速度制御中であると見做して,サンプリ
ング周期をそのままとして終了し,また,指令速度が現
在の送り速度と異なると判断した場合には加減速制御中
であると見做し,ステップS52で,サンプリング周期
T6が小さくなるように再設定する。再設定の第2のサ
ンプリング周期T6’は,例えば,下記式に従って求め
る。すなわち, サンプリング時間間隔=サンプリング時間間隔/n ここで,nは正整数値(n>1) である。
【0087】さらに,図8のフローチャートには図示し
ないが,サンプリング周期T6またはサンプリング時間
間隔計算部9で算出された第2のサンプリング周期T
6’を割り込み制御部10,移動指令パルス分配部14
および駆動部17に出力し,また,移動指令パルス分配
部14からはサンプリング周期T6または第2のサンプ
リング周期T6’に基づき生成した速度指令パルスを加
減速部15に出力する。
【0088】図9は,例えばn=4として,加減速時の
サンプリング周期T6’を短くした場合を示している。
図示の如く,加減速時に通常のサンプリング周期で速度
指令パルスを生成する従来の場合(図23参照)より
も,滑らかな速度制御を行うことができる。
【0089】以上説明したように,本実施例の数値制御
装置では,加減速制御を含むプログラムブロックについ
て移動量と送り速度からサンプリング周期で分割された
速度指令パルスを生成する際に,加減速時のサンプリン
グ周期を短くすることによって滑らかな移動制御を行う
ので,加減速制御が行われるような場合にも,急激な速
度変動をなくすことができ,高速で高精度の加工を行う
ことができる。
【0090】次に,加減速時のサンプリング周期を相対
的に短くすることによって滑らかな移動制御を行う場合
について説明する。
【0091】この場合における数値制御装置の構成も実
施例1と同様である。但し,サンプリング周期計算部9
の機能が以下の点で異なる。すなわち,サンプリング周
期計算部9は,移動指令パルス分配部14においてサン
プリング周期(デフォルト値)で生成された速度指令パ
ルスを入力して,プログラムブロックのサンプリング周
期毎に,加減速制御か等速度制御かを判断し,加減速制
御の場合には,サンプリング周期(デフォルト値)に所
定の正整数値をかけた第2のサンプリング周期に再設定
する。
【0092】次に,この数値制御装置の処理動作につい
て説明する。移動指令パルス分配部14およびサンプリ
ング時間間隔計算部9以外の処理については,実施例1
と同様であるので省略する。
【0093】図10を用いて,移動指令パルス分配部1
4およびサンプリング時間間隔計算部9の処理を詳細に
説明する。図10は,移動指令パルス分配部14および
サンプリング時間間隔計算部9の処理を説明するフロー
チャートである。同図のフローチャートは,各プログラ
ムブロックのサンプリング周期毎に行われる処理を示し
ており,ステップS60は移動指令パルス分配部14が
行う処理,ステップS61,S62はサンプリング時間
間隔計算部9が行う処理である。
【0094】まず,ステップS60では,サンプリング
周期として,デフォルト値である通常のサンプリング時
間(T7)を設定する。
【0095】次に,ステップS61では,当該プログラ
ムブロックによる指令速度と現在の送り速度が等しいか
否か,すなわち, プログラムブロック指令速度=現在の速度 が成立するか否かを判断する。その結果,プログラムブ
ロックによる指令速度が現在の送り速度と異なると判断
した場合には加減速制御中であると見做してサンプリン
グ周期をそのままとして終了する。また,指令速度が現
在の送り速度と等しいと判断した場合には等速度制御中
であると見做して,ステップS62で,サンプリング周
期T7が大きくなるように再設定する。再設定の第2の
サンプリング周期T7’は,例えば,下記式に従って求
める。すなわち, サンプリング時間間隔=サンプリング時間間隔×n ここで,nは正整数値(n>1) である。
【0096】さらに,図10のフローチャートには図示
しないが,サンプリング周期T7またはサンプリング時
間間隔計算部9で算出された第2のサンプリング周期T
7’を割り込み制御部10,移動指令パルス分配部14
および駆動部17に出力し,また,移動指令パルス分配
部14からはサンプリング周期T7または第2のサンプ
リング周期T7’に基づき生成した速度指令パルスを加
減速部15に出力する。
【0097】以上説明したように,本実施例の数値制御
装置では,加減速制御を含むプログラムブロックについ
て移動量と送り速度からサンプリング周期で分割された
速度指令パルスを生成する際に,加減速時のサンプリン
グ周期を相対的に短くすることによって滑らかな移動制
御を行うので,加減速制御が行われるような場合にも,
急激な速度変動をなくすことができ,高速で高精度の加
工を行うことができる。また,加減速時を通常のサンプ
リング周期とし,等速度時にサンプリング周期を長くす
れば,等速度送り時には数値制御装置の負荷が軽くな
り,モータ8に対する制御以外の処理,例えば,画面表
示処理等を高速に行うことができる。
【0098】〔実施例4〕次に,この発明の実施例4に
係る数値制御装置について説明する。本実施例の数値制
御装置は,加工プログラムによる移動指令のないときに
は,制御対象に指令を出さないようにすることにより数
値制御装置の負荷を減らすものである。
【0099】本実施例の数値制御装置の構成は,実施例
3と同様である。但し,サンプリング周期計算部9の機
能が以下の点で異なる。すなわち,サンプリング周期計
算部9は,移動指令パルス分配部14においてサンプリ
ング周期(デフォルト値)で生成された速度指令パルス
を入力して,プログラムブロックのサンプリング周期毎
に,移動指令の有無を判断し,移動指令が無い場合に
は,サンプリング周期を無限大に再設定する。
【0100】次に,本実施例の数値制御装置の処理動作
について説明する。移動指令パルス分配部14およびサ
ンプリング時間間隔計算部9以外の処理については,実
施例1と同様であるので省略する。
【0101】図11を用いて,移動指令パルス分配部1
4およびサンプリング時間間隔計算部9の処理を詳細に
説明する。図11は,移動指令パルス分配部14および
サンプリング時間間隔計算部9の処理を説明するフロー
チャートである。同図のフローチャートは,各プログラ
ムブロックのサンプリング周期毎に行われる処理を示し
ており,ステップS70は移動指令パルス分配部14が
行う処理,ステップS71,S72はサンプリング時間
間隔計算部9が行う処理である。
【0102】まず,ステップS70では,サンプリング
周期として,デフォルト値である通常のサンプリング時
間(T8)を設定する。
【0103】次に,ステップS71では,移動指令があ
るか否かを判断する。移動指令があると判断した場合に
はサンプリング周期をそのままとして終了する。また,
移動指令が無いと判断した場合には等速度制御中である
と見做して,ステップS72で,サンプリング周期を無
限大に再設定する。
【0104】図11のフローチャートには図示しない
が,さらにサンプリング周期T8を割り込み制御部1
0,移動指令パルス分配部14および駆動部17に出力
し,また,移動指令パルス分配部14からはサンプリン
グ周期T8に基づき生成した速度指令パルスを加減速部
15に出力する。従って,サンプリング周期T8が無限
大の場合には,指令パルス出力部16から速度指令パル
スが,また駆動部17から制御信号が出力されず,数値
制御装置の負荷を軽くすることができる。
【0105】次に,本実施例において,サンプリング周
期を所定値よりも長くした場合,駆動部に対する出力が
どうなるのか,および,数値制御装置側がどのような状
態になるのかについて説明する。
【0106】図12(a)は,通常の数値制御装置から
サーボ側に対する送信タイミングを示すタイミングチャ
ートであり,図示のごとく,数値制御装置からサーボ側
へは数ミリ間隔(可変)で移動指令を出力している。こ
の移動指令には,次の指令が送られるまでの時間(タイ
ムアウト時間)が含まれ,サーボ側では前回の指令を受
けてから,このタイムアウト時間が経過しても次の移動
指令が送られてこなかった場合には,何らかの異常があ
ると判断して非常停止信号を出力する。
【0107】次に,図12(b)は,サーボ側への指令
周期を非常に長くして数値制御装置の送信処理を省く場
合を示しており,数値制御装置からの最後の指令には次
の指令が送られるまでのタイムアウト時間Tが非常に長
く設定されている。このため,サーボ側は最後の指令の
実行終了後,時間Tまでは異常とみなさず,待機状態と
なる。その間,数値制御装置側では実行しないですむ送
信処理の相当時間を,他の処理,例えば,画面表示処理
や入出力処理に当てることができるものである。
【0108】また,時間T以上に待機状態を続けたい場
合には,図13(a)に示すように,時間T以内に再び
移動量0でタイムアウト時間Tの指令を数値制御装置か
らサーボ側へ出力する。サーボ側はこの指令を受けてか
ら,さらに時間Tだけ待機状態(異常状態とはならな
い)となるものである。
【0109】さらに,時間T以内にサーボ側の移動を再
開したい場合には,図13(b)に示すように,時間T
以内に再び0ではない移動量を含む指令を数値制御装置
からサーボ側へ出力する。サーボ側はこの指令を受けて
待機状態を抜け,通常の移動処理を再開するものであ
る。
【0110】以上説明したように,本実施例の数値制御
装置では,加工プログラムによる移動指令のないときに
は,制御対象に指令を出さないので,指令のない時に数
値制御装置の負荷が軽くなり,モータ8等の制御以外の
処理,例えば,画面表示処理等を高速に行うことができ
る。
【0111】〔実施例5〕次に,この発明の実施例5に
係る数値制御装置について説明する。本実施例の数値制
御装置は,オーバライド指令を受けた場合において,1
プログラムブロック毎に移動量と送り速度からサンプリ
ング周期で分割された速度指令パルスを生成する際,サ
ンプリング周期に端数が発生したとき,該サンプリング
周期を変更して端数を出さないようにするものである。
【0112】この実施例の数値制御装置の構成は,実施
例1(図1)と同様である。但し,移動指令パルス分配
部14およびサンプリング周期計算部9の機能が異な
る。
【0113】図14は,オーバライド指令(120%)
が入った場合の速度指令パルスを表すタイミングチャー
トである。図において,時刻tでオーバライド指令が入
ると,t1からパルスの出力が1.2倍になる。このよ
うな場合,オーバライドが入る前のサンプリング周期で
指令を出力していくと,図14(a)に示した実線のよ
うに出力パルスに端数が出る。そこで,図14(b)に
示すように指令パルスの端数が出ないようにサンプリン
グ周期を変更するものである。
【0114】また,図15は,オーバライド指令(80
%)が入った場合の速度指令パルスを表すタイミングチ
ャートである。図において,時刻tでオーバライド指令
が入ると,t1からパルスの出力が0.8倍になる。こ
のような場合,オーバライドが入る前のサンプリング周
期で指令を出力していくと,図15(a)に示した実線
のように出力パルスに端数が出る。そこで,図15
(b)に示すように指令パルスの端数が出ないようにサ
ンプリング周期を変更するものである。
【0115】以上説明したように,本実施例の数値制御
装置では,オーバライド指令を受けたときでも,指令パ
ルスの端数が出ないようにサンプリング周期を変更する
ことができるので,オーバライド時においてもプログラ
ムブロック間における加工のつなぎ目で発生する送り速
度の変動ならびに移動軌跡のずれを無くすことができ
る。
【0116】
【発明の効果】以上説明したように,この発明に係る数
値制御方法によれば,加工プログラムを1プログラムブ
ロック毎あるいは複数プログラムブロック毎に順次解析
して工具移動位置および工具送り速度から各軸方向の移
動量および送り速度を算出し,該算出された移動量およ
び送り速度に基づいて,所定のサンプリング周期により
分割された指令パルスを生成し,指令パルスの制御対象
への出力タイミングを,サンプリング周期に基づいて制
御する場合において,サンプリング周期を,指令パルス
に端数がでないように変更するので,これにより,1プ
ログラムブロック毎あるいは複数プログラムブロック毎
にサンプリング周期を可変とすることができ,プログラ
ムブロック間における加工のつなぎ目で発生する送り速
度の変動ならびに移動軌跡のずれを無くして,つなぎ目
の高精度な加工を実現すると共に,数値制御装置の負荷
を減らし数値制御装置の処理に余裕を持たせるようにす
ることができる。
【0117】また,次の発明に係る数値制御方法にあっ
ては,加工プログラムを1プログラムブロック毎あるい
は複数プログラムブロック毎に順次解析して工具移動位
置および工具送り速度を得て,工具移動位置および工具
送り速度に基づいて移動量および送り速度を算出し,1
プログラムブロックあるいは複数プログラムブロックに
おいて指令パスルに端数がでないようにサンプリング周
期を変更し,算出された移動量および送り速度に基づい
て,変更したサンプリング周期により等分割された指令
パルスを生成し,該生成された指令パルスの制御対象へ
の出力タイミングを,サンプリング周期に基づいて制御
するので,これにより,1プログラムブロック毎あるい
は複数プログラムブロック毎にサンプリング周期を可変
とすることができ,プログラムブロック間における加工
のつなぎ目で発生する送り速度の変動ならびに移動軌跡
のずれを無くして,つなぎ目の高精度な加工を実現する
と共に,数値制御装置の負荷を減らし数値制御装置の処
理に余裕を持たせるようにすることができる。
【0118】また,この発明に係る数値制御装置にあっ
ては,解析手段により加工プログラムを1プログラムブ
ロック毎あるいは複数プログラムブロック毎に順次解析
して工具移動位置および工具送り速度を得て,補間手段
により工具移動位置および工具送り速度に基づいて移動
量および送り速度を算出し,サンプリング周期計算手段
により1プログラムブロックあるいは複数プログラムブ
ロックにおいて指令パルスの端数がでないようにサンプ
リング周期を変更し,指令パルス生成手段により算出さ
れた移動量および送り速度に基づいて,変更したサンプ
リング周期により等分割された指令パルスを生成し,サ
ンプリング制御手段により生成された指令パルスの制御
対象への出力タイミングを,サンプリング周期に基づい
て制御するので,これにより,1プログラムブロック毎
あるいは複数プログラムブロック毎にサンプリング周期
を可変とすることができ,プログラムブロック間におけ
る加工のつなぎ目で発生する送り速度の変動ならびに移
動軌跡のずれを無くして,つなぎ目の高精度な加工を実
現すると共に,数値制御装置の負荷を減らし数値制御装
置の処理に余裕を持たせるようにすることができる。
【0119】また,次の発明に係る数値制御装置にあっ
ては,サンプリング周期計算手段によりサンプリング周
期を均等化するので,これによりプログラムブロック間
における加工のつなぎ目で発生する送り速度の変動なら
びに移動軌跡のずれを無くして,つなぎ目の高精度な加
工を実現すると共に,数値制御装置の負荷を減らし数値
制御装置の処理に余裕を持たせるようにすることができ
る。
【0120】また,次の発明に係る数値制御装置にあっ
て,サンプリング周期計算手段により1プログラムブロ
ックあるいは複数プログラムブロックの最終のサンプリ
ング周期において,該最終のサンプリング周期の指令パ
ルスが他のサンプリング周期における指令パルスより小
さい端数となるとき,サンプリング周期を初期のサンプ
リング周期よりも大きく変更するので,これにより数値
制御装置の負荷を軽減することができる。
【0121】また,次の発明に係る数値制御装置にあっ
ては,サンプリング周期計算手段により補間手段で算出
された送り速度に基づき加減速時か,あるいは,等速度
時かを判断し,加減速時には等速度時よりも短くサンプ
リング周期を設定し,等速度時には加減速時よりも長く
サンプリング周期を設定する。このように,加減速時に
はサンプリング周期を短くするので滑らかな速度変動で
速度制御をすることができ,また,等速時にはサンプリ
ング周期を長くするので,急激な加減速を伴う加工にお
いても細かい移動制御を可能とし,加工物に対する加工
精度を向上させることができ,数値制御装置の負荷を軽
減することができる。
【0122】また,次の発明に係る数値制御装置にあっ
ては,サンプリング周期計算手段により移動指令の有無
を判断し,移動指令が無いときには,サンプリング周期
を所定値よりも長く,例えば,無限大に設定して,装置
を待機状態にするので,これにより数値制御装置の負荷
を軽減することができ,結果として制御対照に対する制
御以外の処理,例えば,画面表示処理等を高速に行うこ
とができる。
【0123】また,次の発明に係る数値制御装置にあっ
ては,サンプリング周期計算手段によりオーバライド指
令を受けたとき,サンプリング周期を指令パルスに端数
がでないように変更するので,これによりオーバライド
時においてもプログラムブロック間における加工のつな
ぎ目で発生する送り速度の変動ならびに移動軌跡のずれ
を無くして,つなぎ目の高精度な加工を実現すると共
に,数値制御装置の負荷を減らし数値制御装置の処理に
余裕を持たせるようにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施例に係る数値制御装置の概略
構成を示すブロック図である。
【図2】 実施例の数値制御装置における割り込み制御
部の具体的な構成図である。
【図3】 実施例1の移動指令パルス分配部およびサン
プリング時間間隔計算部の処理を説明するフローチャー
トである。
【図4】 具体的な移動指令に対する従来および実施例
1の速度指令パルスの説明図である。
【図5】 図5(a)は2つのプログラムブロックによ
る移動指令軌跡の説明図,図5(b)は生成される2次
元ベクトル,Y軸方向,X軸方向の速度指令パルスの説
明図,図5(c)は実際の移動軌跡の説明図である。
【図6】 実施例2の移動指令パルス分配部およびサン
プリング時間間隔計算部の処理を説明するフローチャー
トである。
【図7】 実施例2の具体的な移動指令に対する速度指
令パルスの説明図である。
【図8】 実施例3の移動指令パルス分配部およびサン
プリング時間間隔計算部の処理を説明するフローチャー
トである。
【図9】 実施例3の具体的な移動指令に対する速度指
令パルスの説明図である。
【図10】 実施例3の移動指令パルス分配部およびサ
ンプリング時間間隔計算部の処理を説明するフローチャ
ートである。
【図11】 実施例4の移動指令パルス分配部およびサ
ンプリング時間間隔計算部の処理を説明するフローチャ
ートである。
【図12】 実施例4に係る通常の数値制御装置からサ
ーボ側への送信タイミングを示すタイミングチャートで
ある。
【図13】 実施例4に係る通常の数値制御装置からサ
ーボ側への送信タイミングを示すタイミングチャートで
ある。
【図14】 実施例5に係るオーバライド(高速)指令
が入った状態を示すタイミングチャートである。
【図15】 実施例5に係るオーバライド(低速)指令
が入った状態を示すタイミングチャートである。
【図16】 従来における数値制御装置の概略構成を示
すブロック図である。
【図17】 従来例における各プログラムブロックの移
動量を速度指令パルスにサンプリング周期で分割する方
法を示す説明図である。
【図18】 従来例における各プログラムブロックの移
動量を速度指令パルスにサンプリング周期で分割する方
法を示す説明図であり,特に,最終のサンプリング周期
で速度指令パルスの端数が生じた場合を示している。
【図19】 従来例における各プログラムブロックの移
動量を速度指令パルスにサンプリング周期で分割する方
法を示す説明図であり,特に,速度指令パルスに端数が
生じた場合の第1の対処手法の説明図である。
【図20】 従来例における各プログラムブロックの移
動量を速度指令パルスにサンプリング周期で分割する方
法を示す説明図であり,特に,速度指令パルスに端数が
生じた場合の第2の対処手法の説明図である。
【図21】 従来例の第1の対処手法を用いた場合の問
題点説明図であり,図21(a)は2つのプログラムブ
ロックにより生成される2次元ベクトル,Y軸方向,X
軸方向の速度指令パルスの説明図,図21(b)は指令
と実際の移動軌跡の説明図である。
【図22】 従来例の第2の対処手法を用いた場合の問
題点説明図である。
【図23】 従来例における加減速時のサンプリング周
期毎の速度指令パルスと,プログラム指令と,加速度パ
ターンの説明図である。
【符号の説明】
1 加工プログラム,2 プログラム解析部(解析手
段),3 補間部(補間手段),4,14 移動指令パ
ルス分配部(指令パルス生成手段),5,15加減速
部,6,16 指令パルス出力部,7,17 駆動部,
8 モータ,9サンプリング時間間隔計算部(サンプリ
ング周期計算手段),10 割り込み制御部(サンプリ
ング制御手段),21 タイマ,22 カウンタ,23
発振器,24 割り込みルーチン
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年2月19日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】図19は,第1プログラムブロックにおけ
る最終のサンプリング周期で発生する速度指令パルス
端数を,次の第2プログラムブロックにおける最初のサ
ンプリング周期の速度指令パルスに足し込む手法を用い
た場合の,速度指令パルスを示している。また,図20
は,端数が出ないようにプログラムブロック毎に速度指
令パルスの大きさ(指令速度)を変動させる手法を用い
た場合の,速度指令パルスを示している。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【補正内容】
【0016】図21(a)に示すように,まず2次元ベ
クトル方向指令として,第1プログラムブロックにおけ
る最終のサンプリング周期で発生する速度指令パルス
端数が,次の第2プログラムブロックにおける最初のサ
ンプリング周期の速度指令パルスに足し込まれてベクト
ル方向指令の速度指令パルスが生成される。次に,この
ベクトル方向指令の速度指令パルスに基づいて,各軸方
向(Y軸およびX軸)の速度指令パルスが生成される。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0053
【補正方法】変更
【補正内容】
【0053】まず,ステップS10では,サンプリング
周期として,デフォルト値である通常のサンプリング
T1を設定する。次にステップS11では,補間部3
から1プログラムブロック当たりの移動量および送り速
度(指令速度)を入力する。次にステップS12では,
入力した指令速度と設定されたサンプリング周期T1か
ら,1サンプリング周期当たりの移動量を計算する。計
算式は下記の通りである。すなわち, 1サンプリング周期の移動量=指令速度×サンプリング
周期(T1) である。ここまでの処理によって生成される速度指令パ
ルスは,従来と同等であり図4(b)に示されるもので
ある。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0061
【補正方法】変更
【補正内容】
【0061】また,図5(b)に示すように,速度指令
パルスが生成される。すなわち,まずサンプリング周期
計算部9により,第1および第2の各プログラムブロッ
クについて,サンプリング周期がそれぞれT3およびT
4に再設定される。次に移動指令パルス分配部14によ
り,再設定されたサンプリング周期T3およびT4,な
らびに送り速度(指令速度)に基づいて速度指令パルス
(2次元ベクトル方向指令)が生成され,該ベクトル方
向指令の速度指令パルスに基づいて,各軸方向(Y軸お
よびX軸)の速度指令パルスが生成される。
【手続補正5】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図7
【補正方法】変更
【補正内容】
【図7】
【手続補正6】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図13
【補正方法】変更
【補正内容】
【図13】
【手続補正7】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図14
【補正方法】変更
【補正内容】
【図14】
【手続補正8】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図15
【補正方法】変更
【補正内容】
【図15】

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加工プログラムを1プログラムブロック
    毎あるいは複数プログラムブロック毎に順次解析して工
    具移動位置および工具送り速度から各軸方向の移動量お
    よび送り速度を算出し,前記算出された移動量および送
    り速度に基づいて,所定のサンプリング周期により分割
    された指令パルスを生成し,前記指令パルスの制御対象
    への出力タイミングを,前記サンプリング周期に基づい
    て制御する数値制御方法において,前記サンプリング周
    期を,前記指令パルスに端数がでないように変更するこ
    とを特徴とする数値制御方法。
  2. 【請求項2】 加工プログラムを1プログラムブロック
    毎あるいは複数プログラムブロック毎に順次解析して工
    具移動位置および工具送り速度を得る第1工程と,前記
    工具移動位置および工具送り速度に基づいて移動量およ
    び送り速度を算出する第2工程と,前記1プログラムブ
    ロックあるいは複数プログラムブロックにおいて指令パ
    スルの端数がでないようにサンプリング周期を変更する
    第3工程と,前記第2工程で算出された移動量および送
    り速度に基づいて,前記第3工程で変更したサンプリン
    グ周期により等分割された指令パルスを生成する第4工
    程と,前記第4工程で生成された指令パルスの制御対象
    への出力タイミングを,前記サンプリング周期に基づい
    て制御する第5工程とを含むことを特徴とする数値制御
    方法。
  3. 【請求項3】 加工プログラムを1プログラムブロック
    毎あるいは複数プログラムブロック毎に順次解析して工
    具移動位置および工具送り速度を得る解析手段と,前記
    工具移動位置および工具送り速度に基づいて移動量およ
    び送り速度を算出する補間手段と,前記1プログラムブ
    ロックあるいは複数プログラムブロックにおいて指令パ
    ルスに端数がでないようにサンプリング周期を変更する
    サンプリング周期計算手段と,前記補間手段で算出され
    た移動量および送り速度に基づいて,前記サンプリング
    周期計算手段で変更したサンプリング周期により等分割
    された指令パルスを生成する指令パルス生成手段と,前
    記指令パルス生成手段により生成された指令パルスの制
    御対象への出力タイミングを,前記サンプリング周期に
    基づいて制御するサンプリング制御手段とを具備するこ
    とを特徴とする数値制御装置。
  4. 【請求項4】 前記サンプリング周期計算手段は,前記
    サンプリング周期を均等化することを特徴とする請求項
    3に記載の数値制御装置。
  5. 【請求項5】 前記サンプリング周期計算手段は,前記
    1プログラムブロックあるいは複数プログラムブロック
    の最終のサンプリング周期において,該最終のサンプリ
    ング周期の指令パルスが他のサンプリング周期における
    指令パルスより小さい端数となるとき,サンプリング周
    期を初期のサンプリング周期よりも大きく変更すること
    を特徴とする請求項3に記載の数値制御装置。
  6. 【請求項6】 前記サンプリング周期計算手段は,前記
    補間手段で算出された送り速度に基づき加減速時か,あ
    るいは,等速度時かを判断し,加減速時には等速度時よ
    りも短くサンプリング周期を設定し,等速度時には加減
    速時よりも長くサンプリング周期を設定することを特徴
    とする請求項3に記載の数値制御装置。
  7. 【請求項7】 前記サンプリング周期計算手段は,移動
    指令の有無を判断し,移動指令が無いときには,サンプ
    リング周期を所定値よりも長く設定して,装置を待機状
    態にすることを特徴とする請求項3に記載の数値制御装
    置。
  8. 【請求項8】 前記サンプリング周期計算手段は,オー
    バライド指令を受けたとき,前記サンプリング周期を指
    令パルスに端数がでないように変更することを特徴とす
    る請求項3に記載の数値制御装置。
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