JPH08291896A - ガス供給装置 - Google Patents
ガス供給装置Info
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- JPH08291896A JPH08291896A JP9555595A JP9555595A JPH08291896A JP H08291896 A JPH08291896 A JP H08291896A JP 9555595 A JP9555595 A JP 9555595A JP 9555595 A JP9555595 A JP 9555595A JP H08291896 A JPH08291896 A JP H08291896A
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Abstract
着脱カプラを被充填タンク側の着脱カプラに接続する接
続作業を改善するよう構成したガス供給装置を提供する
ことを目的とする。 【構成】 ガス供給装置1は、圧力発生ユニット4とデ
ィスペンサユニット5とよりなる。ディスペンサユニッ
ト5のガス供給管路28の先端にはガス充填ホース3
7,三方弁38,着脱カプラ40が設けられ、三方弁3
8より分岐する低圧系路41には減圧機構43,脱圧ホ
ース44,低圧管路46が設けられている。着脱カプラ
40が燃料タンク3側の着脱カプラ47に結合されて三
方弁38が充填側に操作されると、ガスが燃料タンク3
に充填される。燃料タンク3へのガス充填が終了する
と、三方弁38が脱圧側に操作され、着脱カプラ40,
47内の圧力が減圧機構43で減圧されて脱圧ホース4
4,低圧管路46へ脱圧される。
Description
にガス供給管路の先端に設けられた着脱カプラを被充填
タンク側の着脱カプラに接続する接続作業を改善するよ
う構成したガス供給装置に関する。
ス(CNG)等を別のタンクに供給するガス供給装置と
しては、実開平4−64699号公報にみられるような
装置がある。当該公報の装置は、圧縮されたガスを急速
充填する方式が採用されており、圧縮機により所定圧以
上に昇圧されたガスをガス供給タンクに一旦貯めてお
き、そしてガス供給タンクに貯められたガスを自動車の
燃料タンク(被充填タンク)に注入して燃料タンク内が
所定圧に達するまで充填されるようになっている。
給管路を形成するガス充填ホースの先端及び燃料タンク
側の管路の先端には、夫々押圧操作することにより離脱
不可状態に結合されるクイックカプラよりなる着脱カプ
ラが設けられている。そのため、燃料タンクへのガス充
填を行う際は、ホース側の着脱カプラを燃料タンク側に
設けられた着脱カプラに接続させる接続作業を行った
後、燃料タンク側に設けられた手動式開閉弁を開弁させ
てガス充填可能となる。
操作されると、装置本体内のガス供給開閉弁が開弁され
て燃料タンクへのガス充填が行われる。また、装置本体
内には、燃料タンクへのガス供給量を計測する流量計
と、燃料タンクに充填された圧力を検出する圧力計が設
けられている。そして、圧力計により燃料タンク内の圧
力が所定値に達したことが検出されると、ガス供給開閉
弁が閉弁されてガス充填が停止される。
ているとホース側の着脱カプラを燃料タンク側の着脱カ
プラから外すことができないため、作業者がガス充填完
了後にホース途中に配設された手動式の三方弁を切り換
えて上記着脱カプラ内のガスを低圧側に逃がす脱圧操作
を行っていた。
置では、脱圧時は三方弁に接続された脱圧ホース及び脱
圧ホースより下流側の管路で大気圧から一気に200気
圧に達する急激な圧力上昇が発生することになる。その
ため、脱圧ホース及びその下流側の管路や継手において
は、急激な圧力変化に耐えられるように設計しなければ
ならず、製作コストが高価になるといった問題があっ
た。
スには、高圧のガスが流れるため、供給されたガスの圧
力に耐えうる耐圧強度を有する高圧用ホースが使用しな
れければならなかった。ところが、この種の高圧用ホー
スは、可撓性を有する素材により形成されているものの
耐圧強度を確保するため、厚肉となっており、その分重
量が重く操作がしにくかった。
供給装置を提供することを目的とする。
圧縮されたガスが供給されるガス供給管路のホース先端
に設けられた着脱カプラを被充填タンク側の着脱カプラ
に接続してガスを該被充填タンクに充填し、ガス充填終
了後、該ガス供給管路に配設された三方弁を切り換えて
該着脱カプラ内の圧力を低圧側の脱圧ホースに逃がして
該着脱カプラを分離可能とするガス供給装置であって、
前記三方弁と前記脱圧ホースとの間に減圧効果を有する
機構を設けたことを特徴とするものである。
有する機構が、流路を開閉する弁体と、該弁体を所定圧
力以上で開とさせるように該弁体を閉方向に付勢するス
プリングとからなることを特徴とするものである。ま
た、請求項3の発明は、前記減圧効果を有する機構が、
前記三方弁の近傍に配設されたことを特徴とするもので
ある。
有する機構が、絞りであることを特徴とするものであ
る。
の間に減圧効果を有する機構を設けることにより、脱圧
ホースにおける急激な圧力上昇を防止して脱圧ホース及
びその下流側での耐圧強度を相対的に高めることができ
る。
る機構が、流路を開閉する弁体と、該弁体を所定圧力以
上で開とさせるように該弁体を閉方向に付勢するスプリ
ングとからなるため、スプリングのばね定数を設定する
ことにより脱圧時の圧力を所定圧力に減圧することがで
きる。
る機構が、三方弁の近傍に配設されることにより、三方
弁と着脱カプラとの距離を短くして脱圧操作により低圧
管路側に流出するガス量を最小限に減らすことができ
る。また、請求項4によれば、減圧効果を有する機構
が、絞りであるため、可動部分による動作不良がなく、
安定した減圧効果が得られる。
を示す。尚、図1はガス供給装置の概略構成を説明する
ための構成図である。ガス供給装置1は、例えば自動車
2の燃料タンク(被充填タンク)3に都市ガスを所定圧
力に圧縮した圧縮天然ガス(CNG)を供給するガス供
給ステーションなどに設置されている。尚、燃料タンク
3は、温度が35°Cにおいて充填可能圧力が200kg
f/cm2 に設定されており、換言すれば燃料タンク3は最
大圧力200kgf/cm2 に耐えられるように製作されてい
る。
圧力に圧縮し加圧されたガスを生成する圧力発生ユニッ
ト4と、圧力発生ユニット4により圧縮されたガスを燃
料タンク3に供給するためのディスペンサユニット5
と、よりなる。圧力発生ユニット4は、都市ガス等が家
庭に分岐される前の中圧管路(図示せず)に接続された
分岐管路11に、ガスを圧縮する多段式のコンプレッサ
12が配設されている。コンプレッサ12は、例えばガ
スを圧縮するためのシリンダが複数(3個または4個)
設けられ、前段のシリンダで圧縮されたガスを次段のシ
リンダでさらに高い圧力に加圧するようになっており、
中圧管路から供給されたガスを段階的に圧縮する。
た高圧管路13には、コンプレッサ12により生成され
たガスの逆流を防止する逆止弁14と、電磁弁よりなる
開閉弁17と、圧力伝送器18と、が配設されている。
さらに、高圧管路13から分岐した分岐管路15の端部
には、高圧ガス蓄圧器(圧力源)16が接続されてい
る。尚、高圧ガス蓄圧器16は、一般に文献等では蓄ガ
ス器とも呼ばれている。
された状態で駆動されると、コンプレッサ12により圧
縮された高圧ガスが高圧ガス蓄圧器16に供給される。
尚、本実施例では、コンプレッサ12は高圧ガス蓄圧器
16が250kgf/cm2 に昇圧するまで圧縮されたガスを
供給する。
3を流れるガスの圧力を検出する圧力センサが設けられ
ており、ガスの圧力に応じた検出信号を制御回路19及
び制御装置20に送信する。従って、コンプレッサ12
により圧縮されたガスが高圧ガス蓄圧器16へ供給され
る工程では、制御装置20からの指令により開閉弁17
が閉弁される。そして、高圧ガス蓄圧器16内の圧力が
所定圧力に達すると、圧力発生ユニット4は停止し、充
填作業可能な待機状態となる。
ユニット5との間は、ガス供給管路28を介して接続さ
れている。そして、ディスペンサユニット5内に延在す
るガス供給管路28には、ガス供給管路28を連通又は
遮断する電磁弁式のガス供給開閉弁29と、圧力発生ユ
ニット4から供給されたガスの1次圧力を検出する1次
圧力伝送器30と、ガス供給管路28を流れるガスの供
給量を計測する質量流量計31と、下流側へ給送される
ガス圧力を所定圧力に制御する圧力制御弁32と、圧力
制御弁32により制御された2次圧力を検出する2次圧
力伝送器33と、燃料タンク3へ充填されるガスの供給
量を制限する過充填防止弁34と、所定以上の力で引っ
張られたとき分離する緊急離脱カプラ35と、が配設さ
れている。
4の元弁として機能するもので制御装置20からの指令
により自動的に開弁または閉弁する。尚、ガス供給開閉
弁29は、電磁弁の代わりに手動式や空気圧式の開閉弁
を使用しても良い。1次圧力伝送器30と2次圧力伝送
器33とは、それぞれの取り付け位置で検出した圧力に
応じた検出信号を制御装置20に送信する。そして、制
御装置20は、質量流量計31により計測された流量及
び2次圧力伝送器33により検出された圧力を燃料タン
ク3に充填されたガス充填量及び充填圧力として表示器
36に表示する。
令により充填圧力を制御して燃料タンク3へ供給される
ガス供給量を制御するとともに、充填開始時及び充填終
了時には充填圧力が徐々に変化(増圧、減圧)するよう
に圧力を制御して各機器が急激な圧力変化により破損す
ることを防止する。
スに耐えうるガス充填ホース37の一端が接続され、ガ
ス充填ホース37の他端は三方弁38の流入ポートaに
接続されている。さらに、三方弁38の充填ポートbに
は、ガス充填管路39が接続されている。そして、ガス
充填管路39の端部には、燃料タンク3に連通された着
脱カプラ47に着脱可能な着脱カプラ40が設けられて
いる。
とは、それぞれ内部に弁(図示せず)が設けられてお
り、互いに連結されていないときは弁が閉弁し、着脱カ
プラ40と着脱カプラ47とが連結されると各弁が開弁
位置に変位して相互に連通状態となる。
ラ40内の残留ガスを低圧側に逃がすための低圧系路4
1が接続されている。三方弁38は後述するように手動
操作により切り換えられる構成であり、ガス充填前及び
ガス充填後は、充填ポートbと排気ポートcとが連通さ
れて流入ポートaが遮断されている。また、ガス充填時
は、流入ポートaと充填ポートbとが連通するとともに
排気ポートcが遮断するように切り換え操作される。
プラ40の離脱操作を可能にするため、着脱カプラ4
0,47内を減圧するためのものである。そして、低圧
系路41は、三方弁38の排気ポートcに接続された接
続管路42と、接続管路42の端部に接続され脱圧時の
減圧効果を有する減圧機構43と、減圧機構43に接続
された脱圧ホース44と、脱圧ホース44の端部に接続
された緊急離脱カプラ45と、緊急離脱カプラ45を介
して脱圧ホース44に接続された低圧管路46とからな
る。この低圧管路46の下流側端部は、大気開放もしく
は脱圧操作によるガスを回収するための装置(図示せ
ず)に連通されている。
後述するように脱圧時の圧力を所定圧力以下に減圧する
ことができるため、減圧機構43より下流側に延在する
ように設けられた脱圧ホース44には減圧された比較的
低い圧力が流れることになる。そのため、脱圧ホース4
4は、従来のように燃料タンク3への充填圧力と同等の
高圧に耐えるだけの強度を有する必要がなく、ガス充填
ホース37よりも軽量で柔軟性を有するホースを使用す
ることも可能となる。
に配設されているため、三方弁38と着脱カプラ40と
の距離が短くなっており、その分脱圧操作により低圧管
路側に流出するガス量を最小限に減らすことができる。
上記緊急離脱カプラ35,45は、万が一着脱カプラ4
0が燃料タンク3側の着脱カプラ47に接続されたまま
自動車2が発車した場合に連結を解除するとともに、緊
急離脱カプラ35,45内部に設けられた逆止弁(図示
せず)が閉弁してガス漏れを防止する。
カプラ47との間を接続する管路48に手動式開閉弁4
9と、逆止弁50とが配設されている。そして、充填開
始時には、ホース側の着脱カプラ40が燃料タンク3側
の着脱カプラ47に接続された後に作業者は手動式開閉
弁49を開弁する。
面図であり、図3は三方弁38と各管路の構成を示す正
面図である。三方弁38の後方には、耐圧強度の高いガ
ス充填ホース37が接続され、三方弁38の前方には、
接続管路42の一端が接続されている。接続管路42
は、図2に示されるようにU字状に曲げられているた
め、接続管路42の他端に接続された減圧機構43は、
三方弁38と平行となる向きに延在するように取り付け
られる。
ース44が減圧機構43の後方に延在するように接続さ
れている。従って、脱圧ホース44はガス充填ホース3
7と共にディスペンサユニット5側に延在している。三
方弁38は、上部に切換操作を行うための操作レバー3
8aが設けられ、下部にはL字状に形成されたエルボ5
1が接続されている。ガス充填管路39,着脱カプラ4
0は、エルボ51を介して三方弁38に接続されてい
る。
回動操作により連通方向が切り換わる構成となってい
る。つまり、ガス充填時はガス充填ホース37とガス充
填管路39とが連通され、脱圧時は脱圧ホース44と着
脱カプラ40を有するガス充填管路39とが連通され
る。
ンク側の着脱カプラ47に押圧されて結合された状態
で、ガス供給開閉弁29及び手動式開閉弁49が開弁さ
れた後、操作レバー38aがガス充填方向に回動操作さ
れると、ディスペンサユニット5からのガスがガス充填
ホース37,三方弁38,エルボ51,ガス充填管路3
9,着脱カプラ40,47,管路48を通過して燃料タ
ンク3に充填される。
(目標圧力)に達した時点でガス供給開閉弁29が閉弁
してガス供給が停止すると、三方弁38の操作レバー3
8aを脱圧方向に回動操作する。そのため、着脱カプラ
40,47内の圧力は、ガス充填管路39,エルボ5
1,三方弁38,接続管路42,減圧機構43,脱圧ホ
ース44を通過して低圧管路46に逃がされる。これ
で、着脱カプラ40,47内の圧力は、ほぼ大気圧に減
圧されて分離可能となる。
ある。減圧機構43は、ハウジング52の一端に接続管
路42のナット42aが螺合するおねじ52aが設けら
れ、ハウジング52の他端に脱圧ホース44のナット4
4aが螺合するおねじ52bが設けられている。尚、お
ねじ52a,52bとナット42a,ナット44aとの
間は、環状のシール部材42b,44bによりシールさ
れている。
部には、脱圧時にガスが流入する流入路53と、減圧さ
れたガスが流出する流出路54とが軸方向に設けられて
おり、流入路53と流出路54との間には、弁室55が
設けられている。この弁室55には、流入路53を開閉
する弁体としてのボール56と、ボール56を所定圧力
以上で開とさせるようにボール56を閉方向に付勢する
コイルスプリング57とが取り付けられている。
孔52dと連通されているため、キャップ58を外すこ
とによりボール56及びコイルスプリング57を点検又
は交換することができる。尚、キャップ58の鍔部とね
じ孔52d端部との間は環状のシール部材59によりシ
ールされている。
は、脱圧時以外のときは、ボール56がコイルスプリン
グ57の押圧力により弁室55の弁座55aに当接して
流入路53を閉塞している。そして、コイルスプリング
57は、脱圧時に供給される圧力が所定値以上になった
ときボール56が開弁動作するように脱圧時の圧力の大
きさに応じた所定のばね定数を有するように線径や巻き
数が選択されている。従って、ボール56は、コイルス
プリング57の押圧力により流入路53を絞っており、
流出路54に流出するガスの圧力が充填圧力に比べてか
なり低い圧力(例えば2〜3kgf/cm2 程度)となるよう
に減圧動作する。
キャップ58を外すことによりコイルスプリング57を
ばね定数の異なるものと交換することできるので、ガス
充填圧力の大きさに合わせて減圧機構43の開弁動作の
圧力を任意に設定することができる。
について説明する。脱圧時、三方弁38の操作レバー3
8aが脱圧方向に回動操作されて脱圧ホース44と着脱
カプラ40を有するガス充填管路39とが連通される
と、着脱カプラ40,47内のガスは、ガス充填管路3
9,エルボ51,三方弁38,接続管路42を通過して
減圧機構43の流入路53に至り、流入路53の圧力が
上昇する。そして、流入路53の圧力がボール56を開
弁方向に押圧しているため、着脱カプラ40,47の圧
力が流入路53に導入されてコイルスプリング57の押
圧力よりも大きな力がボール56に作用すると、ボール
56が弁座55aから離間して流入路53内のガスが弁
室55を通過して流出路54から脱圧ホース44へ流出
する。
は、コイルスプリング57の押圧力と着脱カプラ40,
47の圧力との差に応じて絞られているため、脱圧ホー
ス44にはガス充填ホース37のような高圧がかから
ず、減圧機構43により減圧された低い圧力が供給され
ることになる。そのため、脱圧時に脱圧ホース44及び
緊急離脱カプラ45内での急激な圧力上昇を防止して脱
圧ホース44及び緊急離脱カプラ45等の低圧系路41
における耐圧強度を相対的に高めることができる。
ス37よりも耐圧強度の低いホースを使用することが可
能となる。その場合、脱圧ホース44は軽量で柔軟性を
有するため扱いやすくなり、従来のようにガス充填圧力
に耐えうる耐圧強度を有する2本のホースを持ち上げる
よりも、ガス充填作業時の労力が軽減され、ホース側の
着脱カプラ40をタンク側の着脱カプラ47に結合させ
る際も確実に結合させることができる。
して着脱カプラ40,47の圧力が低下し、流入路53
内の圧力がコイルスプリング57の押圧力より低くくな
ったた時点でボール56は弁座55aに当接して流入路
53を閉塞する。尚、上記第1実施例では、脱圧時の減
圧効果を有する減圧機構として、ボール56とコイルス
プリング57を有する弁機構一例として挙げたが、これ
に限らず、例えばボール56の代わりにポペット弁を用
いた構成としても良いし、あるいはスプールを用いた構
成としても良い。
記第1実施例と同一部分には同一符号を付してその説明
は省略する。61は脱圧時の減圧効果を有する減圧機構
で、円盤状のオリフイス62をコイルスプリング63に
より弁室55の流入側に保持してなる。オリフイス62
は中央に小孔62aが貫通されたものであり、この小孔
62aにより流入路53を絞り、脱圧時の圧力を減圧す
る。
により、脱圧時の圧力に拘わらず流入路53に流出する
圧力を所定圧力に減圧することができる。また、小孔6
2aの孔径の異なる複数種のオリフイス62を用意して
おき、キャップ58を外すことによりコイルスプリング
57及びオリフイス62を交換することができるので、
脱圧時の圧力の大きさに応じて小孔62aの孔径を容易
に変更できる。
イルスプリング63の押圧力によりがたつきのない状態
に保持すると共に、脱圧時に過大な圧力が作用した場合
にコイルスプリング63により緩衝して脱圧ホース44
の負担を軽減することができる。
ウジング52に固定させる構成としてコイルスプリング
63を不要にしても良い。図6は本発明の第3実施例を
示す。尚、上記第1,第2実施例と同一部分には同一符
号を付してその説明は省略する。
で、上記実施例の接続管路42よりも小径とされた減圧
管路72よりなる。減圧管路72の一端は三方弁38の
cポートに接続され、減圧管路72の他端はナット73
により脱圧ホース44の端部に設けられてねじ部44b
に接続されている。
2の小孔62aよりも大であるが、U字状に曲げられて
いるため、その全長がかなり長く設定されている。その
ため、脱圧時に着脱カプラ40,47からのガスが減圧
管路72内を流れる過程で圧力損失を生じ、脱圧時の圧
力は所定圧力以下に減圧される。従って、内径の異なる
小径のパイプを予め複数種用意しておくことにより、脱
圧時の圧力に対応することができる。
だけなので、上記第1,第2実施例に比べて簡単な構成
であり、安価に製作できると共に組立も容易に行える。
図7、図8は本発明の第4実施例を示す。尚、上記第1
実施例と同一部分には同一符号を付してその説明は省略
する。
で、ハウジング82と、ハウジング82の内部に設けら
れた絞りとしてのエレメント83とよりなる。また、ハ
ウジング82の一端には接続管路42のナット42aが
螺合するおねじ82aが設けられ、ハウジング82の他
端には脱圧ホース44のナット44aが螺合するおねじ
82bが設けられている。尚、おねじ82a,82bと
ナット42a,ナット44aとの間は、環状のシール部
材42b,44bによりシールされている。
延在する上流側通路82cと、下流側より軸方向に延在
する下流側通路82dと、を有する。下流側通路82d
は上流側通路82cより大径であり、上流側通路82c
と下流側通路82dとの境界には段差82eが形成され
ている。エレメント83の外径は、下流側通路82dの
内径より僅かに小径とされており、下流側通路82dに
挿入された後、スリーブ84が下流側通路82dに挿入
されて段差82eに当接する位置まで押圧される。
が下流側通路82dに圧入されることにより、スリーブ
84と段差82eとの間で保持される。そして、上記構
成とされた減圧機構81は、ハウジング82の上流側通
路82cが接続管路42に連通され、下流側通路82d
が脱圧ホース44に連通されように取り付けられる。
粉体を焼結させたものであり、円盤状の多孔質材に形成
されている。このエレメント83は、脱圧時に接続管路
42を介してハウジング82に流入したガスの流量を絞
ることによりガスの圧力を所定圧力以下に減圧する。そ
のため、脱圧時に脱圧ホース44及び緊急離脱カプラ4
5内での急激な圧力上昇を防止して脱圧ホース44及び
緊急離脱カプラ45等の低圧系路41における耐圧強度
を相対的に高めることができる。
つきが少ないため、常に所望の減圧特性を有するように
製作することができる。そのため、上記構成とされた減
圧機構81においては、エレメント83の焼結加工時の
条件(焼結温度や粉体量等)を一定にすることにより、
安定した減圧効果が得られる。さらに、エレメント83
が上記焼結工程により多孔質材に形成されているため、
脱圧時の消音効果も得られる。
る構成ではないので、動作不良を起こすおそれがないば
かりか、メンテナンスも容易に行える。さらに、脱圧ホ
ース44の下流側に大気中に放出される脱圧ガスの臭い
を脱臭する脱臭器(図示せず)を設けた構成の場合、脱
臭器内の活性炭が脱圧ガスの圧力により飛散することが
防止される。
圧縮天然ガス(CNG)を供給する場合を一例として挙
げたが、これに限らず、例えばブタン、プロパン等のガ
スを供給するのにも適用できるのは勿論である。また、
上記実施例では、自動車2の燃料タンク3に圧縮された
ガスを充填する場合を一例として挙げたが、これに限ら
ず、他の容器等に圧縮されたガスを供給する装置にも適
用でき、あるいは単に圧縮されたガスを他の場所に給送
するための管路途中に設置する構成の装置にも適用でき
るのは勿論である。
に分岐される前の中圧管路からの都市ガスを圧縮する構
成としたが、これに限らず、例えば中圧管路から分岐さ
れた家庭の管路からガスを取り出すようにしても良い。
方弁と脱圧ホースとの間に減圧効果を有する機構を設け
たため、脱圧時に脱圧ホースにかかる圧力を下げること
ができるので、脱圧ホースにおける急激な圧力上昇を防
止して脱圧ホース及びその下流側での耐圧強度を相対的
に高めることができる。その結果、脱圧ホースに耐圧強
度の低いホースを使用することが可能になりその分脱圧
ホースの重量が軽減されて扱いやすくなり、作業性を改
善することができる。
る機構が、流路を開閉する弁体と、該弁体を所定圧力以
上で開とさせるように該弁体を閉方向に付勢するスプリ
ングとからなるため、スプリングのばね定数を設定する
ことにより脱圧時の圧力を所定圧力に減圧することがで
きる。
る機構が、三方弁の近傍に配設されることにより、三方
弁と着脱カプラとの距離を短くして脱圧操作により低圧
管路側に流出するガス量を最小限に減らすことができ
る。また、請求項4によれば、減圧効果を有する機構
が、絞りであるため、脱圧ホースより下流側での急激な
圧力上昇を防止することができると共に、可動部分によ
る動作不良がなく、安定した減圧効果が得られる。
成図である。
断面図である。
面図である。
面図である。
る。
Claims (4)
- 【請求項1】 圧縮されたガスが供給されるガス供給管
路のホース先端に設けられた着脱カプラを被充填タンク
側の着脱カプラに接続してガスを該被充填タンクに充填
し、ガス充填終了後、該ガス供給管路に配設された三方
弁を切り換えて該着脱カプラ内の圧力を低圧側の脱圧ホ
ースに逃がして該着脱カプラを分離可能とするガス供給
装置であって、 前記三方弁と前記脱圧ホースとの間に減圧効果を有する
機構を設けたことを特徴とするガス供給装置。 - 【請求項2】 前記減圧効果を有する機構は、流路を開
閉する弁体と、該弁体を所定圧力以上で開とさせるよう
に該弁体を閉方向に付勢するスプリングとからなること
を特徴とする請求項1のガス供給装置。 - 【請求項3】 前記減圧効果を有する機構は、前記三方
弁の近傍に配設されたことを特徴とする請求項1のガス
供給装置。 - 【請求項4】 前記減圧効果を有する機構は、絞りであ
ることを特徴とする請求項1のガス供給装置。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008256214A (ja) * | 2008-05-30 | 2008-10-23 | Nitto Seiko Co Ltd | Lpg充填装置における供給配管構造 |
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-
1995
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