JPH08291796A - スクロール型圧縮機 - Google Patents
スクロール型圧縮機Info
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- JPH08291796A JPH08291796A JP7119225A JP11922595A JPH08291796A JP H08291796 A JPH08291796 A JP H08291796A JP 7119225 A JP7119225 A JP 7119225A JP 11922595 A JP11922595 A JP 11922595A JP H08291796 A JPH08291796 A JP H08291796A
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- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04C—ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
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- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
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- Applications Or Details Of Rotary Compressors (AREA)
Abstract
て流体ポケットの優れたシール性を確保し、高性能で、
かつ低騒音のスクロール型圧縮機を提供する。 【構成】 一対の、うず巻体12、18を有するスクロ
ール部材10、16を互いにかみ合せ、かつ、少なくと
も一方のスクロール部材10、16のうず巻体12、1
8の先端面13、19にうず巻形状に沿って延びる溝1
4、20を形成するとともに、溝14、20内にシール
部材15、21を設けたスクロール型圧縮機において、
シール部材15、21のスクロール部材16、10に対
向する先端面15a、21aの位置を、一方のスクロー
ル部材から他方のスクロール部材に向かう方向に関し
て、うず巻体12、18のうず巻形状中央部にいく程高
くなるように設定したスクロール型圧縮機。
Description
いられるスクロール型圧縮機に関する。
えば固定スクロールと可動スクロールとを有するスクロ
ール型圧縮機はよく知られている。このような圧縮機に
おいては、図6に示すように固定スクロール50のうず
巻体51と可動スクロール52のうず巻体53とを互い
に角度をずらせてかみ合せ、可動スクロール52の自転
を阻止しつつ、固定スクロール50に対して可動スクロ
ール52を旋回運動させて、両スクロール50、52の
うず巻体51、53の壁でシールされた流体ポケットを
形成し、該流体ポケットを中心側に移動させながらその
容量を減少させ、流体ポケット内の流体(たとえば、冷
媒)を圧縮し、固定スクロール50の略中心に設けられ
た吐出孔62から圧縮流体を吐出するようになってい
る。
縮機においては、流体ポケットは実質的に密閉された空
間として形成する必要がある。このため、流体吸入から
吐出に至るまでの全行程において、うず巻体51、53
の壁同士を互いに密に接触させるとともに、両スクロー
ル50、52に対向するうず巻体53、51の先端面5
3a、51aを両スクロール50、52に確実に接触さ
せることが重要である。
巻体51、53の先端面51a、53aに、うず巻体5
1、53のうず巻形状に沿って延びる溝54、55を刻
設し、該溝54、55にシール部材56、57を設ける
方法が採用されている。
は、可動スクロール52の環状の突起58の内部にドラ
イブベアリング59を固着し、該ベアリング59の内部
に回転自在に挿入された偏心ブッシュ60にクランクピ
ン61を挿通している。そして、クランクピン61から
伝達される駆動力で偏心ブッシュ60を回動させ、自転
阻止機構(図示略)により自転が阻止された可動スクロ
ール52に旋回運動が付与されるようになっている。
ブベアリング59は可動スクロール52の突起58の内
部に圧入されて、該内部に固着されるようになってい
る。このため、前記圧入により可動スクロール52に
は、該可動スクロール52を反固定スクロール側に湾曲
させる力が作用することになり、圧入代に相等するたわ
みが発生する。
体51、53の先端面51a、53aに設けられたシー
ル部材56、57が対向するスクロール52、50に当
接しにくくなり、空隙が生じ易くなる。とくにスクロー
ル50、52の中央部においては、その傾向が強くな
る。このため、形成される流体ポケットのシール性がス
クロール50、52の中央部で低下し、流体ポケット内
からの流体の吹き抜け(以下、ブローバイということも
ある。)が発生する。該ブローバイは、吐出能力の低
下、騒音発生の原因になってくる。
流体吸入から吐出に至るまでの全行程において、流体ポ
ケットのシール性を向上することによりブローバイを確
実に防止し、高性能でしかも低騒音のスクロール型圧縮
機を提供することを目的とする。
スクロール型圧縮機は、一対の、うず巻体を有するスク
ロール部材を互いにかみ合わせ、かつ、少なくとも一方
のスクロール部材のうず巻体の先端面でかつ他方のスク
ロール部材に対向する面に、うず巻体のうず巻形状に沿
って延びる溝を形成するとともに、該溝内にシール部材
を設けたスクロール型圧縮機において、前記シール部材
の前記他方のスクロール部材に対向する先端面の位置
を、前記一方のスクロール部材から前記他方のスクロー
ル部材に向かう方向に関して、うず巻体のうず巻形状中
央部にいく程高くなるように設定したことを特徴とする
ものからなる。
は、前記シール部材の厚みを一定とし、前記うず巻体の
溝を、該うず巻体のうず巻形状中央部にいく程浅くなる
ように刻設することにより構成できる。
は、前記溝の深さを一定とし、前記シール部材を、該う
ず巻体のうず巻形状中央部にいく程厚くなるように形成
することにより構成することも可能である。
スクロール部材に対向するうず巻体のうず巻形状中央部
に向かって、つまりスクロール部材のひずみが大きくな
る方向に向かって、シール部材の先端面の位置が高くな
るように設定されている。このため、スクロール部材の
ひずみが比較的小さい部分に対応するシール部材の先端
面は低く、またスクロール部材のひずみが比較的大きい
部分に対応するシール部材の先端面は高くなるように設
定されることになる。したがって、流体吸入から吐出に
至るまでの全行程において流体ポケットのシール性が向
上しブローバイが確実に防止されるので、高性能、かつ
低騒音のスクロール型圧縮機を得ることができる。
のうず巻形状中央部に向かってシール部材の先端面を高
くするように設定するのは、溝深さ、またはシール部材
の厚みを徐々に変化させることにより容易に実施でき
る。つまり、シール部材の厚みを実質的に一定にするな
らば前記溝をうず巻形状中央部にいく程徐々に浅くし、
溝の深さを実質的に一定にするならば前記シール部材を
うず巻形状中央部にいく程徐々に厚く設定することによ
り、容易に構成できる。
しい実施例を、図面を参照して説明する。図1ないし図
3は、本発明の第1実施例に係るスクロール型圧縮機を
示している。図において、1はコンプレッサを示してい
る。コンプレッサ1は、フロントハウジング2とケーシ
ング3とクラッチ機構26とから構成されている。
を介して駆動軸5が回転自在に内挿されている。駆動軸
5の一方の先端にはクランク機構6が設けられており、
クランク機構6のクランクピン6aは、駆動軸5の回転
中心(軸心)から偏心した位置に設けられた偏心ブッシ
ュ7に挿入されている。
環状の突起8内に固着(圧入)されたドライブベアリン
グ9の内輪に回転自在に挿入されている。
巻体12とを有している。うず巻体12の先端面13、
即ち、固定スクロール16に対向する面には、うず巻体
12のうず巻形状に沿って延びる溝14が刻設されてお
り、該溝14内にはシール部材としてチップシール15
が設けられている。
定スクロール16のうず巻体18に角度をずらせてかみ
合わされている。固定スクロール16は、底板17とう
ず巻体18とを有している。うず巻体18の可動スクロ
ール10に対向する先端面19には、うず巻体18のう
ず巻形状に沿って延びる溝20が刻設されており、溝2
0にはチップシール21が嵌着されている。
21は、実質的に一定の厚さに形成されている。一方、
うず巻体12、18の先端面13、19に刻設された溝
14、20は、該うず巻体12、18のうず巻形状中央
部にいく程浅くなるように刻設されている。なお、本実
施例においては、溝14、20はうず巻形状中央部に向
けて連続的に浅くなるようになっている。
4、20に嵌着されたチップシール15、21のスクロ
ール16、10に対向する先端面15a、21aの位置
は、うず巻体12、18のうず巻形状中央部にいく程高
く設定されることになる。
22に連通する吐出孔23が穿設されている。吐出孔2
3には吐出弁24が設けられており、吐出弁24のリフ
ト量はリテーナ25に当接し規制されるようになってい
る。
ば自動車用エンジンあるいは駆動モータ等の駆動源(図
示略)からの駆動力が、クラッチ機構26を介して、駆
動軸5に伝達される。さらに、クランク機構6のクラン
クピン6aにより偏心ブッシュ7が回動され、ボールカ
ップリング27により自転が阻止された可動スクロール
10に旋回運動が付与される。
吸入された流体(たとえば、冷媒)は、うず巻体12、
18の先端部の空隙からうず巻体内部へ取り込まれる。
そして、可動スクロール10の旋回運動に伴い形成され
た流体ポケットが、その容量を減少しながら中央部に向
かって移動され、圧縮流体が吐出孔23から吐出室22
内へ吐出され、吐出ポート29から圧縮機外部へ送られ
るようになっている。
可動スクロール10の環状の突起8内に固着されるドラ
イブベアリング9は、突起8内に圧入されている。この
ため、該圧入により加わる応力により、可動スクロール
10の底板11が反固定スクロール側に中央部が湾曲
し、可動スクロール10に圧入代に相等するひずみが発
生する。該ひずみは、とくに底板11の中央部程大きく
なり、ブローバイ発生の要因になってくる。
2、18のチップシール15、21の先端面15a、2
1aがうず巻形状中央部にいく程高く設定されている。
つまり、ひずみの大きい中央部に対向する先端面15
a、21aは、対向する底板17、11により当接し易
くなっている。したがって、うず巻体12、18により
形成される流体ポケットのシール性を、流体吸入から吐
出に至るまでの全行程において向上させることができる
ので、ブローバイが防止され、高性能で低騒音の圧縮機
を得ることができる。
はうず巻体12、18のうず巻形状中央部に向かって連
続的に浅くなるように刻設されているが、たとえば溝1
4、20を段階状に刻設し、前記方向に向かって段階的
に浅くなるようにしてもよい。
係るスクロール型圧縮機を示している。本実施例におい
ては、うず巻体12、18のうず巻形状に沿って先端面
13、19に刻設される溝30、31は、実質的に均一
な深さになっている。一方、溝30、31に嵌着される
チップシール32、33は、うず巻体12、18のうず
巻形状中央部に向かって連続的に厚くなるように形成さ
れている。
シール32、33の先端面32a、33aの位置は、う
ず巻体12、18のうず巻形状中央部に向かう程高くな
るように設定できるので、形成される流体ポケットに流
体吸入から吐出に至るまでの全行程で優れたシール性が
付与され、高性能の圧縮機を得ることができる。
32、33を、うず巻体12、18のうず巻形状中央部
に向かって連続的に厚くなるように形成しているが、こ
れに限定されるものではなく、段階的に厚くなるように
形成してもよい。
は、両スクロール10、16に対して本発明を適用した
ものを示しているが、いずれか一方のスクロールにのみ
本発明を適用した場合でも、流体吸入から吐出に至る全
行程において従来品に対し流体ポケットに優れたシール
性を付与することができる。
可動スクロール10と固定スクロール16とを有するス
クロール型圧縮機に本発明を適用したものを示している
が、これに限定されるものではなく、たとえば両スクロ
ールが共に回転する、いわゆる全回転型スクロール型圧
縮機に適用することも可能である。
ル型圧縮機によるときは、流体吸入から吐出に至るまで
の全行程において流体ポケットに優れたシール性を付与
できるので、ブローバイが確実に防止され、高性能で低
騒音のスクロール型圧縮機を得ることができる。
の断面図である。
部分拡大断面図である。
面図である。
のスクロール部材の部分拡大断面図である。
面図である。
断面図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 一対の、うず巻体を有するスクロール部
材を互いにかみ合わせ、かつ、少なくとも一方のスクロ
ール部材のうず巻体の先端面でかつ他方のスクロール部
材に対向する面に、うず巻体のうず巻形状に沿って延び
る溝を形成するとともに、該溝内にシール部材を設けた
スクロール型圧縮機において、前記シール部材の前記他
方のスクロール部材に対向する先端面の位置を、前記一
方のスクロール部材から前記他方のスクロール部材に向
かう方向に関して、うず巻体のうず巻形状中央部にいく
程高くなるように設定したことを特徴とするスクロール
型圧縮機。 - 【請求項2】 前記シール部材の厚みが実質的に一定で
あり、前記うず巻体の溝が、該うず巻体のうず巻形状中
央部にいく程浅くなるように刻設されている、請求項1
のスクロール型圧縮機。 - 【請求項3】 前記うず巻体の溝の深さが実質的に一定
であり、前記シール部材が、該うず巻体のうず巻形状中
央部にいく程厚くなっている、請求項1のスクロール型
圧縮機。
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