JP2011127462A - 圧縮機 - Google Patents

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Abstract

【課題】摺動トルクの増大を抑制し、かつ性能の低下を抑制する。
【解決手段】一対のスクロール11、12の各々の歯部112、122の先端には、チップシール16、17が装着されるチップシール溝112a、122aが形成され、一対のスクロール11、12には、チップシール16、17が密着して摺動する摺動面111a、121aが形成され、渦巻き中心側における摺動面121a、111aとチップシール溝112a、122aの底面との間の距離D1と、渦巻き中心側におけるチップシールの厚みh1と、渦巻き外周側における摺動面121a、111aとチップシール溝112a、122aの底面との間の距離D2と、渦巻き外周側におけるチップシールの厚みh2との寸法関係が、D1−h1<D2−h2を満たしている。
【選択図】図3

Description

本発明は、一対のスクロールによって作動室を形成するスクロール型の圧縮機に関する。
従来、スクロール型の圧縮機は、一方のスクロールに形成された渦巻き状の歯部の先端にチップシールを装着し、このチップシールを他方のスクロールの摺動面に密着させることによって作動室の気密性を確保するようになっている。
例えば、特許文献1には、樹脂製のチップシールによるシール性能が渦巻き形状に沿ってほぼ一様にされる旨が記載されている。具体的には、運転時に最も高温になる渦巻き中心部ではチップシールが熱膨張してチップシールとチップシール溝との間のクリアランスが小さくなることを考慮して、渦巻き外周部から渦巻き中心部に向かってチップシールとチップシール溝との間のクリアランスを漸次大きくしている。
これにより、運転時におけるチップシールとチップシール溝との間のクリアランスを渦巻き形状に沿ってほぼ一様の適正値にして、チップシールによるシール性能を渦巻き形状に沿ってほぼ一様にしている。
特開平6−235386号公報
しかしながら、上記従来技術によると、チップシールが樹脂製であるため、チップシールが冷媒によって膨潤する。チップシールが冷媒によって膨潤すると、スクロール摺動面に対するチップシールの当たりの強さ(密着の度合い)が過剰になって、摺動トルクが増大してしまう。摺動トルクが増大すると、最悪の場合、圧縮機が起動不能となってしまう。
この対策として、チップシールの膨潤を予め見込んでチップシールとスクロール摺動面との間のクリアランスを大きくすることが考えられるが、チップシールとスクロール摺動面との間のクリアランスを単純に大きくすると、その分作動室の気密性が低下して圧縮機の性能低下を招いてしまう。
本発明は上記点に鑑みて、摺動トルクの増大を抑制し、かつ性能の低下を抑制することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、作動室(15)を形成する渦巻き状の歯部(112、122)を有する一対のスクロール(11、12)と、
歯部(112、122)に沿って配置され、作動室(15)の気密性を確保するチップシール(16、17)とを備え、
歯部(112、122)の先端には、チップシール(16、17)が装着されるチップシール溝(112a、122a)が形成され、
スクロール(11、12)には、チップシール(16、17)が密着して摺動する摺動面(111a、121a)が形成され、
渦巻き中心側における摺動面(121a、111a)とチップシール溝(112a、122a)の底面との間の距離D1と、渦巻き中心側におけるチップシールの厚みh1と、渦巻き外周側における摺動面(121a、111a)とチップシール溝(112a、122a)の底面との間の距離D2と、渦巻き外周側におけるチップシールの厚みh2との寸法関係が、
D1−h1<D2−h2
を満たしていることを特徴とする。
これによると、上記寸法関係を満たしていることによって、渦巻き外周側においては、固定スクロール摺動面(121a、111a)に対するチップシール(16、17)の当たりの強さ(密着の度合い)を弱くすることができる。
したがって、渦巻き外周側においては、樹脂部材であるチップシール(16、17)が膨潤(寸法増大)しても、固定スクロール摺動面(121a、111a)に対するチップシール(16、17)の当たりの強さ(密着の度合い)が過剰になることを防止できる。
一方、冷媒圧力が高くなる渦巻き中心側では、チップシール(16、17)の当たりの強さ(密着の度合い)を確保しているので、気密性を確保することができる。
以上のことから、摺動トルクの増大を抑制し、かつ性能の低下を抑制することができる。
具体的には、請求項2に記載の発明のように、請求項1に記載の圧縮機において、一対のスクロール(11、12)のうち一方のスクロールの歯部(112、122)と、他方のスクロールの摺動面(121a、111a)との間のクリアランスの寸法が渦巻き方向において一定になっており、
一方のスクロールの歯部(112、122)からのチップシール(16、17)の突出寸法は、渦巻き中心側よりも渦巻き外周側の方が小さくなっていればよい。
なお、本発明における「一方のスクロールの歯部(112、122)と、他方のスクロールの摺動面(121a、111a)との間のクリアランスの寸法が渦巻き方向において一定になっている」とは、クリアランスの寸法が渦巻き方向に厳密に一定になっていることのみを意味するものではなく、製造上の誤差や作動上の誤差等の範囲において、クリアランスの寸法が渦巻き方向に略一定になっていることをも含む意味のものである。
請求項3に記載の発明では、請求項2に記載の圧縮機において、チップシール(16、17)において、一方のスクロールの歯部(112、122)からの突出寸法が小さくなっている範囲は、渦巻き外周側の端部(16a、17a)から渦巻き方向の中間部(16b、17b)までであり、
渦巻き外周側の端部と渦巻き方向の中間部(16b、17b)とがなす角度は、90°〜360°の任意の角度に設定されていることを特徴とする。
これにより、摺動トルクの増大を適切に抑制し、かつ性能の低下を適切に抑制することができる。
より具体的には、請求項4に記載の発明のように、請求項2または3に記載の圧縮機において、チップシール溝(112a、122a)の深さが渦巻き中心側に比べて渦巻き外周側の方が深くなっていればよい。
請求項5に記載の発明では、請求項4に記載の圧縮機において、チップシール溝(112a、122a)の深さは、渦巻き中心側から渦巻き外周側に向けて徐々に深くなっていることを特徴とする。
これにより、チップシール溝(112a、122a)の深さが渦巻き中心側に比べて渦巻き外周側の方が深くなっていても、作動室(15)の気密性を確実に確保できる。
また、請求項6に記載の発明のように、請求項2または3に記載の圧縮機において、チップシール(16、17)の厚みが渦巻き中心側に比べて渦巻き外周側の方が薄くなっていてもよい。
請求項7に記載の発明では、請求項6に記載の圧縮機において、チップシール(16、17)の厚みは、渦巻き中心側から渦巻き外周側に向けて徐々に薄くなっていることを特徴とする。
これにより、チップシール(16、17)の厚みが渦巻き中心側から渦巻き外周側に向けて薄くなっていても、作動室(15)の気密性を確実に確保できる。
なお、この欄および特許請求の範囲で記載した各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
本発明の第1実施形態における圧縮機の模式的な断面図である。 可動スクロール歯部およびチップシールの平面図である。 図2の可動スクロール歯部およびチップシールを渦巻き方向に沿って切断したときの断面を示す断面図である。 (a)は図2、図3のA−A断面図であり、(b)は図2、図3のB−B断面図である。
以下、本発明の一実施形態を説明する。本実施形態は、本発明の圧縮機を給湯機用のヒートポンプサイクル(図示せず)に適用したものである。
ヒートポンプサイクルは、圧縮機、水冷媒熱交換器、減圧器、蒸発器および気液分離器等を順次配管で接続した蒸気圧縮式の冷凍サイクルである。水冷媒熱交換器は、圧縮機の冷媒吐出口から吐出された冷媒と給湯水とを熱交換して給湯水を加熱する。減圧器は水冷媒熱交換器から流出した冷媒を減圧する。蒸発器は外気から吸熱して、減圧器で減圧された冷媒を蒸発させる。気液分離器は、蒸発器から流出した冷媒を液相冷媒と気相冷媒とに分離して余剰冷媒を液相冷媒として蓄えるとともに、気相冷媒を圧縮機の冷媒吸入口に供給する。なお、気液分離器は必須のものではない。
本実施形態のヒートポンプサイクルは超臨界冷凍サイクルを構成している。具体的には、ヒートポンプサイクルの冷媒として二酸化炭素を採用し、圧縮機から吐出された高圧冷媒の圧力を冷媒の臨界圧力以上にしている。
図1は圧縮機の模式的な断面図である。図1中の上下の矢印は、圧縮機の設置状態における上下方向を示している。
圧縮機は、スクロール型の電動圧縮機であり、冷媒を圧縮する圧縮機構部10と、圧縮機構部10を駆動する電動機部20とを上下方向(縦方向)に配置した縦置きタイプになっている。具体的には、圧縮機構部10が電動機部20の下方側に配置されている。
圧縮機構部10および電動機部20はハウジング30に収容されている。ハウジング30の外側には、圧縮機構部10で圧縮された冷媒から潤滑油を分離する油分離器40が配置されている。ハウジング30および油分離器40は共に、上下方向に延びる縦長形状を有しており、油分離器40はハウジング30の側方に配置されている。
ハウジング30は、上下方向に延びる筒状部材31と、筒状部材31の上端部を塞ぐ上蓋部材32と、筒状部材31の下端部を塞ぐ下蓋部材33とが接合されて構成された密閉容器である。
具体的には、筒状部材31は鉄にて円筒状に形成されており、上蓋部材32および下蓋部材33は共に、鉄にて椀状に形成されている。上蓋部材32および下蓋部材33は、筒状部材31の内部に圧入されてから筒状部材31に対して溶接にて気密的に接合されている。
電動機部20は、固定子をなすステータ21と、回転子をなすロータ22とを有している。ステータ21は、全体として上下方向に延びる円筒形状を有しており、ハウジング30の筒状部材31に固定されている。具体的には、ステータ21は、ステータコア211と、ステータコア211に巻き付けられたステータコイル212とを有している。
ステータコイル212に対する電力の供給は給電端子23を介して行われる。給電端子23はハウジング30の上端部に配置されている。具体的には、給電端子23を貫通させた給電端子固定板24が、ハウジング30の上蓋部材32の中央部に形成された貫通孔を塞ぐように固定されている。
ロータ22は永久磁石にて構成されており、ステータ21の内側に配置されている。ロータ22は上下方向に延びる円筒形状を有しており、ロータ22の中心孔には、上下方向に延びる駆動軸25が圧入により固定されている。ステータコイル212に電力が供給されるとロータ22に回転磁界が与えられてロータ22に回転力が発生し、駆動軸25がロータ22と一体に回転する。
駆動軸25は円筒状に形成されており、その内部空間は、駆動軸25の摺動部に潤滑油を供給する給油通路251を構成している。給油通路251は、駆動軸25の下端面にて開口しており、駆動軸25の上端面においては閉塞部材26で閉塞されている。
駆動軸25の下端側部位(圧縮機構部10側の部位)は、ロータ22よりも下方側に突出している。駆動軸25のうちロータ22よりも下方側に突出している部位には、水平方向(軸方向と直交する方向)に突出する鍔部252が形成されている。鍔部252にはバランスウェイト254が設けられている。なお、ロータ22の上下方向両側にもバランスウェイト221、222が設けられている。
駆動軸25の上端側部位(圧縮機構部10と反対側の部位)は、ロータ22よりも上方側に突出している。駆動軸25のうちロータ22よりも上方側に突出している部位は、軸受部材27によって回転自在に支持されている。
軸受部材27は、介在部材28を介してハウジング30の筒状部材31に固定されている。介在部材28は、水平方向に拡がる環状板の外周部を下方側に向かって屈曲させた形状を有しており、ハウジング30の筒状部材31に固定されている。
軸受部材27の上端部には水平方向に突出する鍔部271が形成されており、鍔部271が介在部材28上に載せられている。そして、軸受部材27の鍔部271と介在部材28とがボルト(図示せず)によって締結固定されている。これにより、介在部材28に対する軸受部材27の水平方向位置(軸方向と直交する方向の位置)を調整可能にして、駆動軸25の芯出しを可能にしている。
駆動軸25のうちロータ22と鍔部252との間の部位は、ミドルハウジング29に構成された軸受部291によって回転自在に支持されている。ミドルハウジング29は、上方側から下方側に向かって階段状に外径および内径が拡大する円筒形状を有しており、その最外周面がハウジング30の筒状部材31に当接した状態で固定されている。
駆動軸25のうちロータ22よりも下方側の部位はミドルハウジング29の内部に位置しており、ミドルハウジング29のうち内径の最も小さい上方側部位が軸受部291を構成している。
ミドルハウジング29の上下方向中間部、すなわち軸受部291よりも内径が拡大されている部位には、駆動軸25の鍔部252およびバランスウェイト254が収容されている。
ミドルハウジング29のうち内径が最も大きい下方側部位には、圧縮機構部10の可動スクロール11が収容されている。可動スクロール11の下方側には、圧縮機構部10の固定スクロール12が配置されている。
可動スクロール11および固定スクロール12は、円板状の基板部111、121を有している。両基板部111、121は互いに上下方向に対向するように配置されている。
可動スクロール基板部111の中心部には、駆動軸25の下端部253が挿入される円筒状のボス部113が形成されている。駆動軸25の下端部253は、駆動軸25の回転中心に対して偏心した偏心部になっている。したがって、可動スクロール11には、駆動軸25の偏心部253が挿入されていることになる。
可動スクロール11およびミドルハウジング29には、可動スクロール11が偏心部253周りに自転することを防止する自転防止機構(図示せず)が設けられている。このため、駆動軸25が回転すると、可動スクロール11は偏心部253周りに自転することなく、駆動軸25の回転中心を公転中心として公転運動(旋回)する。
可動スクロール11とミドルハウジング29との間には、2枚のスラストプレート13、14が上下方向に積層されている。上方側(ミドルハウジング29側)のスラストプレート13はミドルハウジング29に固定されている。下方側(可動スクロール11側)のスラストプレート14は、可動スクロール11に固定されて、可動スクロール11と一体的に回転する。
可動スクロール11には、基板部111から固定スクロール12側に向かって突出する渦巻き状の歯部112が形成されている。一方、固定スクロール12の基板部121は、ハウジング30の筒状部材31に固定されており、固定スクロール基板部121の上面(可動スクロール11側の面)には、可動スクロール11の歯部112と噛み合う渦巻き状の歯部122が形成されている。具体的には、固定スクロール基板部121の上面に渦巻き状の溝部が形成されており、渦巻き状の溝部の側壁が渦巻き状の歯部122を構成している。
両スクロール11、12の歯部112、122は、2回転した渦巻きの形状に形成されている。換言すれば、両歯部112、122の巻き角は720°になっている。
両スクロール11、12の歯部112、122同士が噛み合って複数箇所で接触することによって、三日月状の作動室15が複数個形成される。なお、図1では図示の都合上、複数個の作動室15のうち1つの作動室のみに符号を付しており、他の作動室については符号を省略している。
作動室15は、可動スクロール11が公転運動することによって外周側から中心側へ容積を減少させながら移動する。作動室15には、冷媒供給通路(図示せず)を通じて冷媒が供給されるようになっており、作動室15の容積が減少することによって作動室15内の冷媒が圧縮される。
作動室15に冷媒を供給する冷媒供給通路(図示せず)は、具体的には、ハウジング30の筒状部材31に形成された冷媒吸入口(図示せず)と、固定スクロール基板部121の内部に形成された冷媒吸入通路(図示せず)とで構成されている。固定スクロール基板部121の冷媒吸入通路(図示せず)は、固定スクロール基板部121の渦巻き状の溝部のうち最外周側の部位と連通している。
可動スクロール歯部112および固定スクロール歯部122には、作動室15の気密性を確保するためのチップシール16、17が装着されている。チップシール16、17は、ポリエーテル・エーテル・ケトン樹脂(PEEK)などの樹脂材料にて、歯部112、122の渦巻き方向に沿って延びる角柱状に形成されている。
可動スクロール11側のチップシール16は、可動スクロール歯部112の下面(固定スクロール基板部121側の面)に形成されたチップシール溝に嵌め込まれている。固定スクロール12側のチップシール17は、固定スクロール歯部122の上面(可動スクロール基板部111側の面)に形成されたチップシール溝に嵌め込まれている。
可動スクロール側チップシール16は、固定スクロール基板部121の渦巻き状の溝部の底面(摺動面)に密着して摺動し、固定スクロール側チップシール17は可動スクロール基板部111の下面(摺動面)に密着して摺動する。これにより、作動室15の気密性を確保して、作動室15から冷媒が洩れることを防止する。
固定スクロール基板部121の中心部には、作動室15で圧縮された冷媒が吐出される吐出孔123が形成されている。固定スクロール基板部121内において吐出孔123の下方側には、吐出孔123と連通する吐出室124が形成されている。吐出室124は、固定スクロール12の下面に形成された凹部125と、固定スクロール12の下面に固定された区画部材18とによって区画形成されている。
吐出室124には、作動室15への冷媒の逆流を防止する逆止弁をなすリード弁(図示せず)と、リード弁の最大開度を規制するストッパ19とが配置されている。
吐出室124の冷媒は、冷媒吐出通路(図示せず)を通じてハウジング30外部へ吐出されるようになっている。冷媒吐出通路(図示せず)は、固定スクロール基板部121内に形成された冷媒吐出通路(図示せず)と、ハウジング30の筒状部材31に形成された冷媒吐出口(図示せず)とで構成されている。
ハウジング30の冷媒吐出口(図示せず)は、油分離器40の冷媒流入口(図示せず)に、冷媒配管(図示せず)を介して接続されている。油分離器40は、ハウジング30から吐出された圧縮冷媒から潤滑油を分離し、分離された潤滑油をハウジング30内に戻す役割を果たす。
油分離器40は、上下方向に延びる筒状部材41と、筒状部材41の上端部を塞ぐ上蓋部材42と、筒状部材41の下端部を塞ぐ下蓋部材43とを有している。筒状部材41は鉄にて円筒状に形成されており、上蓋部材42および下蓋部材43は共に鉄にて椀状に形成されている。上蓋部材42および下蓋部材43は、筒状部材41内に圧入されてから筒状部材41に対して溶接にて気密的に接合されている。
油分離器40の筒状部材41は、ハウジング30の筒状部材31に対して、鉄で形成されたブラケット44を介して溶接で接合されている。これにより、油分離器40がハウジング30に固定されることとなる。
上蓋部材42は、外筒部材421と内筒部材422とで構成された二重筒構造になっている。外筒部材421および内筒部材422は上下方向に延びる円筒状の部材であり、内筒部材422は、外筒部材421のうち上方側の部位の内部に挿入されている。
外筒部材421と内筒部材422との間には、上下方向に延びる円筒状空間43が形成されている。円筒状空間43には、油分離器40の冷媒流入口(図示せず)から流入した冷媒が導入される。油分離器40の冷媒流入口(図示せず)は、外筒部材421のうち円筒状空間43の側方部位に形成されている。
円筒状空間43の上端部は内筒部材422によって閉塞されている。具体的には、内筒部材422の上端部が残余の部位よりも拡径されていて、外筒部材421の上端開口部421aを閉塞している。
内筒部材422の上端開口部45は、潤滑油が分離された冷媒を油分離器40外部(換言すれば圧縮機外部)に吐出する冷媒吐出口を構成している。
油分離器40のうち下方側部位は、冷媒から分離された潤滑油を貯める貯油タンクとしての役割を果たす。油分離器40の下蓋部材43には、貯められた潤滑油を油分離器40外部に流出させる油流出口431が形成されている。
油流出口431には油配管46が接続されており、油配管46は、ハウジング30の筒状部材31に固定された配管接続部材34に接続されている。配管接続部材34は、ハウジング30の筒状部材31に形成された貫通孔を貫通し、固定スクロール基板部121の側面に形成された挿入穴126に挿入されている。
固定スクロール基板部121の内部には、油分離器40からの潤滑油が流れる固定側導油通路127が形成されており、可動スクロール基板部111の内部には、固定側導油通路127と断続的に連通する可動側導油通路(図示せず)が形成されている。
固定側導油通路127の一端部は挿入穴126に連通している。固定側導油通路127の他端部(図示せず)は固定スクロール基板部121の上面(可動スクロール基板部111側の面)に開口している。
可動側導油通路(図示せず)の一端部(図示せず)は、固定側導油通路127の他端部(図示せず)と対向するように、可動スクロール基板部111の下面(固定スクロール基板部121側の面)に開口している。
これにより、可動スクロール11の公転運動に伴って可動側導油通路の一端部(図示せず)が固定側導油通路127の他端部(図示せず)と重なったりずれたりすることとなるので、可動側導油通路(図示せず)が固定側導油通路127と断続的に連通する。
可動側導油通路の他端部(図示せず)は、可動スクロール11のボス部113の内面に開口している。このため、可動側導油通路(図示せず)が固定側導油通路127と連通すると、油分離器40からの潤滑油がボス部113と駆動軸25の偏心部253との間の隙間に導入され、次いで駆動軸25の下端部側から駆動軸25の給油通路251に流入する。
駆動軸25には、給油通路251からミドルハウジング29の軸受部291に向かって径方向外側に延びる貫通孔(図示せず)と、給油通路251から軸受部材27に向かって径方向外側に延びる貫通孔(図示せず)とが形成されている。このため、給油通路251に流入した潤滑油は、両貫通孔(図示せず)を通じて、駆動軸25と軸受部291との間、および駆動軸25と軸受部材27との間に供給される。
駆動軸25と軸受部291との間に供給された潤滑油は、重力によってミドルハウジング29の中心孔を流下し、2枚のスラストプレート13、14の間に供給される。2枚のスラストプレート13、14の間に供給された潤滑油は、可動スクロール基板部111の外周側に形成された隙間(ミドルハウジング29の内周面との隙間)を流下し、次いで固定スクロール基板部121を上下方向に貫通する油流下通路(図示せず)を流下して、ハウジング30内の最下部に形成された貯油室35に至る。
貯油室35は、固定スクロール12および区画部材18の下方側に形成されている。区画部材18には、上下方向に貫通する貫通孔181が形成されている。貫通孔181は、固定スクロール基板部121の内部に形成された上述の冷媒吸入通路(図示せず)と連通している。貫通孔181には、貯油室35に貯められた潤滑油を吸い上げるパイプ182が下方側(貯油室35側)から挿入されている。
貯油室35の潤滑油は、パイプ182、区画部材18の貫通孔181、および固定スクロール基板部121の冷媒吸入通路(図示せず)を通じて作動室15に供給される。
図2〜図4は、可動スクロール歯部112およびチップシール16の具体的形状を示す図である。具体的には、図2は、可動スクロール歯部112およびチップシール16の平面図である。図3は、図1の可動スクロール歯部112およびチップシール16を渦巻き方向に沿って切断したときの断面を示す断面図である。図4(a)は、図2、図3のA−A断面図であり、図4(b)は、図2、図3のB−B断面図である。
なお、固定スクロール歯部122およびチップシール17の具体的形状は図2〜図4に示す可動スクロール歯部112およびチップシール16の具体的形状と同様である。したがって、図2〜図4の括弧内に固定スクロール歯部122およびチップシール17に対応する符号を付し、固定スクロール歯部122およびチップシール17の具体的形状に関する図示および説明を省略する。
可動スクロール歯部112と固定スクロール12の摺動面121aとの間には、所定寸法のクリアランスが設けられており、このクリアランスの寸法は渦巻き方向において一定になっている。
チップシール溝112aの深さは渦巻き方向で変化しており、渦巻き中心側(内周側)よりも渦巻き外周側の方が深くなっている。具体的には、チップシール溝112aのうち渦巻き方向の中間部における底面に段差部112bが設けられており、チップシール溝112aの深さは、渦巻き中心側の端部112cから段差部112bまでの範囲よりも、段差部112bから渦巻き外周側の端部112dまでの範囲の方が深くなっている。
これに対し、チップシール16の厚み(上下方向寸法)は渦巻き方向において一定になっている。
このようにチップシール溝112aとチップシール16とを形成することによって、渦巻き中心側における固定スクロール摺動面121aとチップシール溝112aの底面との間の距離D1と、渦巻き中心側におけるチップシール16の厚み(上下方向寸法)h1と、渦巻き外周側における固定スクロール摺動面121aとチップシール溝112aの底面との間の距離D2と、渦巻き外周側におけるチップシール16の厚みh2との寸法関係が、次の数式1を満たすこととなる。
(数1)
D1−h1<D2−h2
この寸法関係を満たすことで、渦巻き外周側において、固定スクロール摺動面121aに対するチップシール16の当たりの強さ(密着の度合い)を弱くしている。
本実施形態では、可動スクロール歯部112と固定スクロール摺動面121aとの間のクリアランスの寸法が渦巻き方向において一定になっているので、上記寸法関係を満たすことによって、可動スクロール歯部112からのチップシール16の突出寸法は、渦巻き外周側よりも渦巻き中心側の方が大きくなっている。
チップシール16の突出寸法は、渦巻きの全範囲(720°)に対して1/8〜1/2の範囲で小さくされている。具体的には、チップシール16の突出寸法が小さくなっている範囲は、渦巻き外周側の端部16aから渦巻き方向の中間部16b(図3)までであり、渦巻き外周側の端部16aと渦巻き方向の中間部16bとがなす角度(図2のように渦巻きの正面側から見たときの角度)は、90°〜360°の任意の角度に設定されている。
因みに、チップシール16の幅寸法(水平方向寸法)は、渦巻き方向において一定になっている。
次に、上記構成における作動を説明する。電動機部20のステータコイル212に電力が供給されてロータ22および駆動軸25が回転すると、可動スクロール11が駆動軸25に対して公転運動(旋回)する。これにより、可動スクロール歯部112と固定スクロール歯部122との間に形成された三日月状の作動室15が外周側から中心側へ容積を減少させながら移動する。
このとき、外周側に位置する作動室15に対して冷媒および貯油室35の潤滑油が供給される。具体的には、圧縮機外部の冷媒がハウジング30の冷媒吸入口(図示せず)および固定スクロール基板部121の冷媒吸入通路(図示せず)を通じて作動室15に供給されると同時に、貯油室35の潤滑油がパイプ182、区画部材18の貫通孔181および固定スクロール基板部121の冷媒吸入通路(図示せず)を通じて作動室15に供給される。
作動室15に供給された冷媒は、作動室15の容積の減少に伴って圧縮される。作動室15で圧縮された冷媒は、固定スクロール12の吐出孔123、吐出室124、ハウジング30の冷媒吐出口(図示せず)を通じてハウジング30外部に吐出され、次いで冷媒配管(図示せず)を通じて油分離器40の冷媒流入口(図示せず)に流入する。
油分離器40の冷媒流入口に流入した冷媒は、油分離器40内の円筒状空間43に導入される。そして、円筒状空間43において冷媒に旋回流れを生じさせ、冷媒の旋回流れによって生じる遠心力の作用によって、冷媒から潤滑油が分離される。
潤滑油が分離された冷媒は、油分離器40の冷媒吐出口45から、圧縮機の吐出冷媒として吐出される。一方、冷媒から分離された潤滑油は、重力によって油分離器40内部を流下して油分離器40内の下部に貯められる。油分離器40内に貯められた潤滑油は、駆動軸25の給油通路251に断続的に供給される。
具体的には、上述のごとく可動スクロール11の公転運動に伴って可動スクロール11の可動側導油通路(図示せず)が固定スクロール12の固定側導油通路127と断続的に連通することによって、油分離器40内に貯められた潤滑油が、油配管46、配管接続部材34、固定側導油通路127、および可動側導油通路(図示せず)を通じて、可動スクロール11のボス部113と駆動軸25の偏心部253との間の隙間に導入され、次いで駆動軸25の下端部側から駆動軸25の内部の給油通路251に流入する。
なお、可動側導油通路(図示せず)が固定側導油通路127と連通していない場合には、駆動軸25の給油通路251への潤滑油の供給が遮断される。
駆動軸25の給油通路251に供給された潤滑油は、駆動軸25の貫通孔(図示せず)を通じて駆動軸25と軸受部291との間、および駆動軸25と軸受部材27との間に供給される。これにより、駆動軸25の摺動部で潤滑性を良好に維持できる。
駆動軸25と軸受部291との間に供給された潤滑油は、重力によってミドルハウジング29の中心孔を流下し、2枚のスラストプレート13、14の間に供給される。これにより、スラストプレート13、14同士の摺動部で潤滑性を良好に維持できる。
2枚のスラストプレート13、14の間に供給された潤滑油は、可動スクロール基板部111の外周側に形成された隙間(ミドルハウジング29の内周面との隙間)を流下し、次いで固定スクロール基板部121を上下方向に貫通する油流下通路(図示せず)を流下して、ハウジング30内の最下部に形成された貯油室35に至る。
本実施形態によると、上記数式1の寸法関係を満たすようにチップシール溝112aおよびチップシール16が構成されているので、摺動トルクの増大を抑制し、かつ性能の低下を抑制することができる。
すなわち、渦巻き外周側においては、チップシール溝112aの深さを深くしてチップシール16の突出寸法を小さくしているので、固定スクロール摺動面121aに対するチップシール16の当たりの強さ(密着の度合い)を弱くすることができる。
このため、チップシール16が冷媒で膨潤(寸法増大)しても、渦巻き外周側においては固定スクロール摺動面121aに対するチップシール16の当たりの強さ(密着の度合い)が過剰になることを防止でき、ひいては摺動トルクが増大することを防止できる。
一方、冷媒圧力が高くなる渦巻き中心側では、チップシール溝112aの深さを深くすることなくチップシール16の当たりの強さ(密着の度合い)を確保しているので、気密性を確保することができ、ひいては性能の低下を防止できる。
特に本実施形態のように、チップシール16の突出寸法が渦巻きの全範囲(720°)に対して1/8〜1/2の範囲で小さくなっていれば、チップシール16の当たりの強さ(密着の度合い)を適切な範囲で弱くできるので、摺動トルクの増大を適切に抑制し、かつ性能の低下を適切に抑制することができて好ましい。
(他の実施形態)
(1)上述の一実施形態では、ヒートポンプサイクルに本発明の圧縮機を適用しているが、種々の冷凍サイクルに本発明の圧縮機を広く適用可能である。
(2)上述の一実施形態では、ヒートポンプサイクルが超臨界冷凍サイクルを構成しており、冷媒として二酸化炭素を採用しているが、高圧側冷媒圧力が冷媒の臨界圧力以上とならない亜臨界冷凍サイクルを構成していてもよく、フロン系冷媒や炭化水素系冷媒等の冷媒を採用してもよい。
(3)上述の一実施形態では、チップシール16、17が樹脂材料で形成されている例について説明したが、これに限定されるものではなく、チップシール16、17が膨潤する材料によって形成されていれば、上述した本発明による作用効果を得ることができる。
(4)上述の一実施形態では、チップシール溝112aの底面に段差部112bが形成されているが、段差部112bの代わりになだらかな傾斜面が形成されていてもよい。この場合には、チップシール溝112aの深さが渦巻き中心側から渦巻き外周側に向かって徐々に(連続的に)深くなるので、作動室15の気密性を確実に確保できる。
(5)上述の一実施形態では、チップシール溝112aの深さが渦巻き中心側から渦巻き外周側に向かって深くなっていることによって上記数式1の寸法関係を満たしているが、チップシール16の厚みが渦巻き外周側に比べて渦巻き中心側の方が厚くなっていることによって上記数式1の寸法関係を満たしていてもよい。
具体的には、チップシール16の先端に段差部が形成されていればよい。また、段差部の代わりに、チップシール16の先端になだらかな傾斜面が形成されていてもよい。この場合には、チップシール16の厚みが渦巻き外周側から渦巻き中心側に向かって徐々に(連続的に)厚くなるので、作動室15の気密性を確実に確保できる。
(6)上述の一実施形態では、一対のスクロールの両方に本発明を適用した構成の例を示したが、一対のスクロールのうち一方のスクロールに本発明を適用し、他方のスクロールには本発明を適用しない構成であってもよい。
11 可動スクロール(スクロール)
12 固定スクロール(スクロール)
15 作動室
16、17 チップシール
16a、17a 渦巻き外周側の端部
16b、17b 渦巻き方向の中間部
112、122 歯部
111a、121a 摺動面
112a、122a チップシール溝
112b、122b 段差部

Claims (7)

  1. 作動室(15)を形成する渦巻き状の歯部(112、122)を有する一対のスクロール(11、12)と、
    前記歯部(112、122)に沿って配置され、前記作動室(15)の気密性を確保するチップシール(16、17)とを備え、
    前記歯部(112、122)の先端には、前記チップシール(16、17)が装着されるチップシール溝(112a、122a)が形成され、
    前記スクロール(11、12)には、前記チップシール(16、17)が密着して摺動する摺動面(111a、121a)が形成され、
    渦巻き中心側における前記摺動面(121a、111a)と前記チップシール溝(112a、122a)の底面との間の距離D1と、前記渦巻き中心側における前記チップシールの厚みh1と、渦巻き外周側における前記摺動面(121a、111a)と前記チップシール溝(112a、122a)の底面との間の距離D2と、前記渦巻き外周側におけるチップシールの厚みh2との寸法関係が、
    D1−h1<D2−h2
    を満たしていることを特徴とする圧縮機。
  2. 前記一対のスクロール(11、12)のうち一方のスクロールの歯部(112、122)と、他方のスクロールの摺動面(121a、111a)との間のクリアランスの寸法が渦巻き方向において一定になっており、
    前記一方のスクロールの歯部(112、122)からの前記チップシール(16、17)の突出寸法は、渦巻き中心側よりも渦巻き外周側の方が小さくなっていることを特徴とする請求項1に記載の圧縮機。
  3. 前記チップシール(16、17)において前記突出寸法が小さくなっている範囲は、前記渦巻き外周側の端部(16a、17a)から前記渦巻き方向の中間部(16b、17b)までであり、
    前記渦巻き外周側の端部と前記渦巻き方向の中間部(16b、17b)とがなす角度は、90°〜360°の任意の角度に設定されていることを特徴とする請求項2に記載の圧縮機。
  4. 前記チップシール溝(112a、122a)の深さは、前記渦巻き中心側に比べて前記渦巻き外周側の方が深くなっていることを特徴とする請求項2または3に記載の圧縮機。
  5. 前記チップシール溝(112a、122a)の深さは、前記渦巻き中心側から前記渦巻き外周側に向けて徐々に深くなっていることを特徴とする請求項4に記載の圧縮機。
  6. 前記チップシール(16、17)の厚みは、前記渦巻き中心側に比べて前記渦巻き外周側の方が薄くなっていることを特徴とする請求項2または3に記載の圧縮機。
  7. 前記チップシール(16、17)の厚みは、前記渦巻き中心側から前記渦巻き外周側に向けて徐々に薄くなっていることを特徴とする請求項6に記載の圧縮機。
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