JPH021992B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH021992B2 JPH021992B2 JP58095242A JP9524283A JPH021992B2 JP H021992 B2 JPH021992 B2 JP H021992B2 JP 58095242 A JP58095242 A JP 58095242A JP 9524283 A JP9524283 A JP 9524283A JP H021992 B2 JPH021992 B2 JP H021992B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cylinder
- piston element
- reciprocating piston
- connector
- cylinder chamber
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 230000006835 compression Effects 0.000 description 12
- 238000007906 compression Methods 0.000 description 12
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 6
- 230000001771 impaired effect Effects 0.000 description 2
- 230000013011 mating Effects 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 1
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 1
- 230000000149 penetrating effect Effects 0.000 description 1
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 description 1
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04B—POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
- F04B7/00—Piston machines or pumps characterised by having positively-driven valving
- F04B7/04—Piston machines or pumps characterised by having positively-driven valving in which the valving is performed by pistons and cylinders coacting to open and close intake or outlet ports
- F04B7/06—Piston machines or pumps characterised by having positively-driven valving in which the valving is performed by pistons and cylinders coacting to open and close intake or outlet ports the pistons and cylinders being relatively reciprocated and rotated
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Reciprocating Pumps (AREA)
- Compressors, Vaccum Pumps And Other Relevant Systems (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の技術分野〕
本発明は、吸込弁および吐出弁を不要化した、
レシプロ式もしくはロータリ式のいずれにも属さ
ない全く新規な電動圧縮機に関する。
レシプロ式もしくはロータリ式のいずれにも属さ
ない全く新規な電動圧縮機に関する。
たとえばレシプロ式の電動圧縮機においては、
シリンダ室に吸込弁と吐出弁とが設けられてい
て、ピストンの往復動によつて開閉する。そして
被圧縮ガスのシリンダ室への吸込と吐出を制御す
るようになつている。
シリンダ室に吸込弁と吐出弁とが設けられてい
て、ピストンの往復動によつて開閉する。そして
被圧縮ガスのシリンダ室への吸込と吐出を制御す
るようになつている。
ところで上記各弁は、いずれも弁板からなるた
め、ピストンの動作に正しく追従することは不可
能であり、わずかのタイミング遅れがでる。この
遅れは被圧縮ガスの過圧縮、過膨張となつて現
れ、体積効率が低下する。また各弁は、長期の使
用に亘ると金属疲労を起して破損する虞れがあ
り、故障の最大発生要因となつている。ロータリ
式の電動圧縮機の一種であるスクロール式のもの
やスクリユー式のものなどの圧縮機では弁が不要
であるが、内部構造は複雑で製造性に難点があ
る。
め、ピストンの動作に正しく追従することは不可
能であり、わずかのタイミング遅れがでる。この
遅れは被圧縮ガスの過圧縮、過膨張となつて現
れ、体積効率が低下する。また各弁は、長期の使
用に亘ると金属疲労を起して破損する虞れがあ
り、故障の最大発生要因となつている。ロータリ
式の電動圧縮機の一種であるスクロール式のもの
やスクリユー式のものなどの圧縮機では弁が不要
であるが、内部構造は複雑で製造性に難点があ
る。
しかるに、たとえば実開昭47−3307号公報、実
開昭47−19806号公報および特開昭49−97313号公
報などにはレシプロ式のものにおいて、吸込弁を
不要化した構造が示されている。実公昭53−3452
号公報では吸込弁および吐出弁を不要化した構造
が示されている。また実公昭50−41524号公報で
はロータリ式のものにおける吐出弁を不要とした
構造が示されている。
開昭47−19806号公報および特開昭49−97313号公
報などにはレシプロ式のものにおいて、吸込弁を
不要化した構造が示されている。実公昭53−3452
号公報では吸込弁および吐出弁を不要化した構造
が示されている。また実公昭50−41524号公報で
はロータリ式のものにおける吐出弁を不要とした
構造が示されている。
これら公報によれば、少くとも一方の弁が不要
となるが、レシプロ式もしくはロータリ式のいず
れかの基本構造は変つていない。したがつて改造
による圧縮条件に影響がでる。特に吐出弁に代る
ための溝や孔はトツプクリアランスと同様作用と
なり圧縮効率が低下する。
となるが、レシプロ式もしくはロータリ式のいず
れかの基本構造は変つていない。したがつて改造
による圧縮条件に影響がでる。特に吐出弁に代る
ための溝や孔はトツプクリアランスと同様作用と
なり圧縮効率が低下する。
なお従来の圧縮機構造と全く異るものとして、
たとえば特開昭53−143016号公報にみられるよう
に、ケーシング内に回転円板と、スプリングで押
圧される非回転円板を収容し、これらの間に被圧
縮ガスを吸引し圧縮する構造がある。この場合新
規な圧縮方式ではあるが、各円板の合せ面を歯形
にして、完全に密着できなければならず加工が非
常に面倒であるとともに接触部分が多いので仕事
量を大きくする必要があり、互いに摩耗し易い。
また各円板間に被圧縮ガスを導くための吸込孔お
よび吐出孔は、それぞれの円板を貫通して合せ面
の凹部に連通させたものを複数ずつ設けてなる
が、各孔に導通する被圧縮ガス量に差が生じ、効
果的な圧縮ができるとは認め難い。さらに、圧縮
量を増やすためには非回転円板のストロークを長
くしなければならないが、これは歯形の深さを大
きくすることによりはじめて可能であり、加工性
がさらに悪くなる。
たとえば特開昭53−143016号公報にみられるよう
に、ケーシング内に回転円板と、スプリングで押
圧される非回転円板を収容し、これらの間に被圧
縮ガスを吸引し圧縮する構造がある。この場合新
規な圧縮方式ではあるが、各円板の合せ面を歯形
にして、完全に密着できなければならず加工が非
常に面倒であるとともに接触部分が多いので仕事
量を大きくする必要があり、互いに摩耗し易い。
また各円板間に被圧縮ガスを導くための吸込孔お
よび吐出孔は、それぞれの円板を貫通して合せ面
の凹部に連通させたものを複数ずつ設けてなる
が、各孔に導通する被圧縮ガス量に差が生じ、効
果的な圧縮ができるとは認め難い。さらに、圧縮
量を増やすためには非回転円板のストロークを長
くしなければならないが、これは歯形の深さを大
きくすることによりはじめて可能であり、加工性
がさらに悪くなる。
本発明は上記事情にもとづきなされたものであ
り、その目的とするところは、吸込、吐出用の弁
を不要とし、圧縮効率および安全性の向上化を図
れる電動圧縮機を提供しようとするものである。
り、その目的とするところは、吸込、吐出用の弁
を不要とし、圧縮効率および安全性の向上化を図
れる電動圧縮機を提供しようとするものである。
本発明は、シリンダ室に収容されるピストン体
を、両端面が斜面であり回転駆動される回転ピス
トン子と、この回転ピストン子の各端面に対向す
るとともにこの角度とは同一角度であり、互いに
反対方向に傾斜する端面を有する一対の往復動ピ
ストン子と、互いの往復動ピストン子をシリンダ
室外にて連結固定する連結子と、この連結子の往
復動ピストン子連結端部を案内するシリンダの周
壁に軸方向に沿つて設けたガイド溝とから構成し
たものである。
を、両端面が斜面であり回転駆動される回転ピス
トン子と、この回転ピストン子の各端面に対向す
るとともにこの角度とは同一角度であり、互いに
反対方向に傾斜する端面を有する一対の往復動ピ
ストン子と、互いの往復動ピストン子をシリンダ
室外にて連結固定する連結子と、この連結子の往
復動ピストン子連結端部を案内するシリンダの周
壁に軸方向に沿つて設けたガイド溝とから構成し
たものである。
以下本発明の一実施例を図面にもとづいて説明
する。第１図中１はケーシングであり、この内部
はフレーム２によつて上下に区画される。フレー
ム２の下方部位に電動機部３、上方部位に圧縮機
部４が設けられる。上記電動機部３は、フレーム
２に一体に設けられる軸受部２ａに枢支されるシ
ヤフト５と、このシヤフト５に嵌着されるロータ
６およびロータ６の外周面に狭小の間隙を存して
配設されるステータ７とから構成される。上記圧
縮機部４はフレーム２の上面に配設されるシリン
ダ８と、このシリンダ８の内部に形成されるシリ
ンダ室９のピストン体Ｐとから構成される。
する。第１図中１はケーシングであり、この内部
はフレーム２によつて上下に区画される。フレー
ム２の下方部位に電動機部３、上方部位に圧縮機
部４が設けられる。上記電動機部３は、フレーム
２に一体に設けられる軸受部２ａに枢支されるシ
ヤフト５と、このシヤフト５に嵌着されるロータ
６およびロータ６の外周面に狭小の間隙を存して
配設されるステータ７とから構成される。上記圧
縮機部４はフレーム２の上面に配設されるシリン
ダ８と、このシリンダ８の内部に形成されるシリ
ンダ室９のピストン体Ｐとから構成される。
上記ピストン体Ｐは、回転ピストン子１０と、
一対の往復動ピストン子１１，１２とからなる。
上記回転ピストン子１０は、上記シヤフト５の端
部に設けられるものであり、その周面はシリンダ
室９の周壁に対し気密性を有し、かつ回転自在で
ある。上、下両端面は第２図Ａ，Ｂに示すように
同一の所定角度θづつ傾斜し互いに並行な第１、
第２の斜面１３ａ，１３ｂとなつている。なお、
このようにして形成される回転ピストン子１０
は、シリンダ室９の略中央部に位置する。上記往
復動ピストン子１１，１２は、回転ピストン子１
０の上、下部にそれぞれ対向してシリンダ室９に
収容されている。その周面はシリンダ室９の周壁
に対して気密性を有し、かつ往復動自在であり、
互いに連結子１４によつて連結固定される。さら
に、第３図Ａ，Ｂに示すように上部側の往復動ピ
ストン子１１はその下面側の端面が、かつ下部側
の往復動ピストン子１２はその上面側の端面が、
同一の所定角度θで、互いに反対側に向つて傾斜
する第１、第２斜面１５ａ，１５ｂとなつてい
る。これら第１、第２の斜面１５ａ，１５ｂの傾
斜角度θは、上記回転ピストン子１０の第１、第
２の斜面１３ａ，１３ｂの傾斜角度θと同一であ
るところから、回転ピストン子１０の回転にとも
なつて対向する斜面１３ａと１５ａ、１３ｂと１
５ｂは互いに交互に並行するようになつている。
なお、下部側の往復動ピストン子１２の略中央部
には、上記シヤフト５が貫通する透孔１６が設け
られる。また、連結子１４の各往復動ピストン子
１１，１２との連結部分はシリンダ８の周壁上下
端部に軸方向に沿つて設けられるガイド溝２０，
２０に摺動自在に嵌合し、他の部分はシリンダ室
９から突出するが、このガイド溝２０，２０から
ガス漏れのないような構造となつていること言う
迄もない。
一対の往復動ピストン子１１，１２とからなる。
上記回転ピストン子１０は、上記シヤフト５の端
部に設けられるものであり、その周面はシリンダ
室９の周壁に対し気密性を有し、かつ回転自在で
ある。上、下両端面は第２図Ａ，Ｂに示すように
同一の所定角度θづつ傾斜し互いに並行な第１、
第２の斜面１３ａ，１３ｂとなつている。なお、
このようにして形成される回転ピストン子１０
は、シリンダ室９の略中央部に位置する。上記往
復動ピストン子１１，１２は、回転ピストン子１
０の上、下部にそれぞれ対向してシリンダ室９に
収容されている。その周面はシリンダ室９の周壁
に対して気密性を有し、かつ往復動自在であり、
互いに連結子１４によつて連結固定される。さら
に、第３図Ａ，Ｂに示すように上部側の往復動ピ
ストン子１１はその下面側の端面が、かつ下部側
の往復動ピストン子１２はその上面側の端面が、
同一の所定角度θで、互いに反対側に向つて傾斜
する第１、第２斜面１５ａ，１５ｂとなつてい
る。これら第１、第２の斜面１５ａ，１５ｂの傾
斜角度θは、上記回転ピストン子１０の第１、第
２の斜面１３ａ，１３ｂの傾斜角度θと同一であ
るところから、回転ピストン子１０の回転にとも
なつて対向する斜面１３ａと１５ａ、１３ｂと１
５ｂは互いに交互に並行するようになつている。
なお、下部側の往復動ピストン子１２の略中央部
には、上記シヤフト５が貫通する透孔１６が設け
られる。また、連結子１４の各往復動ピストン子
１１，１２との連結部分はシリンダ８の周壁上下
端部に軸方向に沿つて設けられるガイド溝２０，
２０に摺動自在に嵌合し、他の部分はシリンダ室
９から突出するが、このガイド溝２０，２０から
ガス漏れのないような構造となつていること言う
迄もない。
このようにして構成されるピストン体Ｐを収容
するシリンダ８には、第１図に示すように、周壁
一部に吸込孔１７が設けられる。この吸込孔１７
は、シリンダ８と上記フレーム２とに亘つて設け
られる図示しない吸込路に連通する。また、吸込
孔１７とシヤフト５の反回転方向に略90゜存した
位置には吐出孔１８が開口し、ケーシング１内と
連通する。
するシリンダ８には、第１図に示すように、周壁
一部に吸込孔１７が設けられる。この吸込孔１７
は、シリンダ８と上記フレーム２とに亘つて設け
られる図示しない吸込路に連通する。また、吸込
孔１７とシヤフト５の反回転方向に略90゜存した
位置には吐出孔１８が開口し、ケーシング１内と
連通する。
しかして、電動機部３に通電することにより、
回転ピストン子１０が回転する。たとえば、第４
図に示すＡの状態にあるとき、すなわち、回転ピ
ストン子１０の第１の斜面１３ａと、上部側の往
復動ピストン子１１の第１の斜面１５ａとが互い
に並行したとき、吸込孔１７からこれら斜面１３
ａ，１５ａの間に吸込まれる被圧縮ガスが最も圧
縮され、かつ吐出孔１８からわずかの量を残して
吐出される。回転ピストン子１０が略90゜回転す
る同図Ｂの状態に至る間に、この第１の斜面１３
ａが上部側の往復動ピストン子１１の第１の斜面
１５ａを押上げ、吐出孔１８は回転ピストン子１
０の周壁で閉成されて残留する被圧縮ガスが膨張
する。また吸込孔１７が開放して各斜面１３ａ，
１５ａ間に被圧縮ガスが導入される。なお、下部
側の往復動ピストン子１２も連結子１４で連結さ
れているところから上昇し、上部側の往復動ピス
トン子１１とも同図Ａよりａだけ上昇することに
なる。さらに回転ピストン子１０が略90゜回転し
た同図Ｃの状態では、各往復動ピストン子１１，
１２がａだけ上昇し、かつ各斜面１３ａ，１５ａ
間の内容積が最も大となつて被圧縮ガスが充分に
導入され引続き吐出孔１８は閉成される。この状
態では回転ピストン子１０の第２の斜面１３ｂと
下部側の往復動ピストン子１２の第２の斜面１５
ｂとが並行しているが、回転ピストン子１０が回
転すると、今度は下部側の第２の斜面１３ｂが下
部側の往復動ピストン子１２の第２の斜面１５ｂ
に当接し、これを押圧げる。同図Ｃの状態から略
90゜、回転ピストン子１０が回転すると同図Ｄに
示すようになる。すなわち、上部側の往復動ピス
トン子１１ともａだけ下降し、吐出孔１８ととも
に吸込孔１７が閉成されて、各第１の斜面１３
ａ，１５ａ間の被圧縮ガスが圧縮される。さらに
回転ピストン１０が90゜回転し、下部側の往復動
ピストン子１２が押下げられて上部側の往復動ピ
ストン子１１ともａだけ下降すると、同図Ａの状
態に戻る。この間に上記被圧縮ガスは充分に圧縮
され、吐出孔１８が開放するまで圧縮作用が継続
することとなる。これら圧縮作用中、往復動ピス
トン子１１，１２は連結子１４を案内するガイド
溝２０，２０を介して軸方向に移動するよう規制
され、周方向に廻ることはない。また、連結子１
４はシリンダ室９外部に突出しているから、往復
動ピストン子１１と回転ピストン子１０とがなす
圧縮空間の容積が回転軸５などで損われることは
なく、そのまま全てが圧縮空間となる。
回転ピストン子１０が回転する。たとえば、第４
図に示すＡの状態にあるとき、すなわち、回転ピ
ストン子１０の第１の斜面１３ａと、上部側の往
復動ピストン子１１の第１の斜面１５ａとが互い
に並行したとき、吸込孔１７からこれら斜面１３
ａ，１５ａの間に吸込まれる被圧縮ガスが最も圧
縮され、かつ吐出孔１８からわずかの量を残して
吐出される。回転ピストン子１０が略90゜回転す
る同図Ｂの状態に至る間に、この第１の斜面１３
ａが上部側の往復動ピストン子１１の第１の斜面
１５ａを押上げ、吐出孔１８は回転ピストン子１
０の周壁で閉成されて残留する被圧縮ガスが膨張
する。また吸込孔１７が開放して各斜面１３ａ，
１５ａ間に被圧縮ガスが導入される。なお、下部
側の往復動ピストン子１２も連結子１４で連結さ
れているところから上昇し、上部側の往復動ピス
トン子１１とも同図Ａよりａだけ上昇することに
なる。さらに回転ピストン子１０が略90゜回転し
た同図Ｃの状態では、各往復動ピストン子１１，
１２がａだけ上昇し、かつ各斜面１３ａ，１５ａ
間の内容積が最も大となつて被圧縮ガスが充分に
導入され引続き吐出孔１８は閉成される。この状
態では回転ピストン子１０の第２の斜面１３ｂと
下部側の往復動ピストン子１２の第２の斜面１５
ｂとが並行しているが、回転ピストン子１０が回
転すると、今度は下部側の第２の斜面１３ｂが下
部側の往復動ピストン子１２の第２の斜面１５ｂ
に当接し、これを押圧げる。同図Ｃの状態から略
90゜、回転ピストン子１０が回転すると同図Ｄに
示すようになる。すなわち、上部側の往復動ピス
トン子１１ともａだけ下降し、吐出孔１８ととも
に吸込孔１７が閉成されて、各第１の斜面１３
ａ，１５ａ間の被圧縮ガスが圧縮される。さらに
回転ピストン１０が90゜回転し、下部側の往復動
ピストン子１２が押下げられて上部側の往復動ピ
ストン子１１ともａだけ下降すると、同図Ａの状
態に戻る。この間に上記被圧縮ガスは充分に圧縮
され、吐出孔１８が開放するまで圧縮作用が継続
することとなる。これら圧縮作用中、往復動ピス
トン子１１，１２は連結子１４を案内するガイド
溝２０，２０を介して軸方向に移動するよう規制
され、周方向に廻ることはない。また、連結子１
４はシリンダ室９外部に突出しているから、往復
動ピストン子１１と回転ピストン子１０とがなす
圧縮空間の容積が回転軸５などで損われることは
なく、そのまま全てが圧縮空間となる。
なお、上記実施例においては、被圧縮ガスを上
部側の往復動ピストン子１１と回転ピストン子１
０との間に導入して圧縮するようにしたが、これ
に限定されるものではなく、回転ピストン子１０
と下部側の往復動ピストン子１２との間に導入し
て圧縮することもできる。
部側の往復動ピストン子１１と回転ピストン子１
０との間に導入して圧縮するようにしたが、これ
に限定されるものではなく、回転ピストン子１０
と下部側の往復動ピストン子１２との間に導入し
て圧縮することもできる。
また、第５図に示すように、回転ピストン子１
０′の第１、第２の斜面１３a′，１３b′を互いに
反方向に傾斜し、上、下部の往復動ピストン子１
１′，１２′の第１、第２の斜面１５a′，１５b′を
同一角度に傾斜してもよい。このとき、第１、第
２の斜面１５a′，１５b′は互いに同一方向に傾き
並行となる。
０′の第１、第２の斜面１３a′，１３b′を互いに
反方向に傾斜し、上、下部の往復動ピストン子１
１′，１２′の第１、第２の斜面１５a′，１５b′を
同一角度に傾斜してもよい。このとき、第１、第
２の斜面１５a′，１５b′は互いに同一方向に傾き
並行となる。
以上説明したように本発明によれば、両端面が
傾斜する回転ピストン子の端面に対向して、これ
と同一角度の端面を有する一対の往復動ピストン
子を連結子で連結してピストン体を構成し、各対
向端面相互の状態が逆になるよう往復動ピストン
子を連結子で連結したから、ピストン体の円滑な
動きと被圧縮ガスに対する圧縮効率の向上を得、
簡単な構造で組立、保守が容易な廉価な電動圧縮
機を提供できる。さらに、連結子をシリンダの室
外に突出させ、かつ連結子の往復動ピストン子連
結部分はシリンダ周壁に軸方向に沿つて設けたガ
イド溝で案内するようにしたから、一方の往復動
ピストン子と回転ピストン子とがなす圧縮空間の
容積が損われないとともに往復動ピストン子の廻
り止めを確実に規制できるなどの効果を奏する。
傾斜する回転ピストン子の端面に対向して、これ
と同一角度の端面を有する一対の往復動ピストン
子を連結子で連結してピストン体を構成し、各対
向端面相互の状態が逆になるよう往復動ピストン
子を連結子で連結したから、ピストン体の円滑な
動きと被圧縮ガスに対する圧縮効率の向上を得、
簡単な構造で組立、保守が容易な廉価な電動圧縮
機を提供できる。さらに、連結子をシリンダの室
外に突出させ、かつ連結子の往復動ピストン子連
結部分はシリンダ周壁に軸方向に沿つて設けたガ
イド溝で案内するようにしたから、一方の往復動
ピストン子と回転ピストン子とがなす圧縮空間の
容積が損われないとともに往復動ピストン子の廻
り止めを確実に規制できるなどの効果を奏する。
第１図は本発明の一実施例を示す電動圧縮機の
縦断面図、第２図Ａは回転ピストン子の正面図、
同図Ｂはその斜視図、第３図Ａは往復動ピストン
子の正面図、同図Ｂはその斜視図、第４図Ａない
しＤは順にピストン体の動作を説明する図、第５
図は本発明の他の実施例を示すピストン体の正面
図である。 ９……シリンダ室、１７……吸込孔、１８……
吐出孔、８……シリンダ、Ｐ……ピストン体、１
０……回転ピストン子、１１，１２……往復動ピ
ストン子、１４……連結子。
縦断面図、第２図Ａは回転ピストン子の正面図、
同図Ｂはその斜視図、第３図Ａは往復動ピストン
子の正面図、同図Ｂはその斜視図、第４図Ａない
しＤは順にピストン体の動作を説明する図、第５
図は本発明の他の実施例を示すピストン体の正面
図である。 ９……シリンダ室、１７……吸込孔、１８……
吐出孔、８……シリンダ、Ｐ……ピストン体、１
０……回転ピストン子、１１，１２……往復動ピ
ストン子、１４……連結子。
Claims (1)
- １ シリンダ室を有するとともにこのシリンダ室
に連通する吸込孔および吐出孔を設けたシリンダ
と、上記シリンダ室に収容され上記吸込孔および
吐出孔を開閉して被圧縮ガスをシリンダに導入
し、圧縮して吐出するピストン体とを具備し、上
記ピストン体は、その両端面が傾斜し回転駆動さ
れる回転ピストン子と、この回転ピストン子の各
端面に対向する端面がそれぞれ回転ピストン子の
端面と同一の傾斜角度であり往復動自在な一対の
往復動ピストン子と、これら往復動ピストン子の
いずれか一方の端面が相対向する回転ピストン子
の端面と並行であるとき他方の往復動ピストン子
の端面が相対向する回転ピストン子の端面と反方
向に傾斜するような往復動ピストン子相互をシリ
ンダ室外にて連結固定する連結子と、この連結子
の往復動ピストン子連結端部をシリンダの軸方向
に沿つて案内するシリンダ周壁に設けられるガイ
ド溝からなることを特徴とする電動圧縮機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP58095242A JPS59221481A (ja) | 1983-05-30 | 1983-05-30 | 電動圧縮機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP58095242A JPS59221481A (ja) | 1983-05-30 | 1983-05-30 | 電動圧縮機 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS59221481A JPS59221481A (ja) | 1984-12-13 |
| JPH021992B2 true JPH021992B2 (ja) | 1990-01-16 |
Family
ID=14132279
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP58095242A Granted JPS59221481A (ja) | 1983-05-30 | 1983-05-30 | 電動圧縮機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS59221481A (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS63297774A (ja) * | 1987-05-28 | 1988-12-05 | Nippon Fuiidaa Kogyo Kk | 往復動ポンプ |
| JPH04241783A (ja) * | 1991-01-14 | 1992-08-28 | Teac Corp | 回転ポンプ装置 |
| KR20000054843A (ko) * | 1999-10-30 | 2000-09-05 | 맹기호 | 펌프 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4315877Y1 (ja) * | 1966-11-24 | 1968-07-02 |
-
1983
- 1983-05-30 JP JP58095242A patent/JPS59221481A/ja active Granted
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4315877Y1 (ja) * | 1966-11-24 | 1968-07-02 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS59221481A (ja) | 1984-12-13 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| KR890003021Y1 (ko) | 피스톤형 압축기의 흡입밸브 지지기구 | |
| AU2005261267B2 (en) | Rotary fluid machine | |
| JPH0134311B2 (ja) | ||
| JPH021992B2 (ja) | ||
| EP4108926A1 (en) | Rotary compressor | |
| JPH08291796A (ja) | スクロール型圧縮機 | |
| JPS58192984A (ja) | 電動圧縮機 | |
| JPS58150083A (ja) | 対向斜板式圧縮機 | |
| JPS58150086A (ja) | 対向斜板式圧縮機 | |
| RU216410U1 (ru) | Спиральный компрессор | |
| KR870001337Y1 (ko) | 전동 압축기 | |
| JPH0732951Y2 (ja) | 流体圧縮機 | |
| JPS593181A (ja) | 対向斜板式圧縮機 | |
| JPH09280181A (ja) | ギヤポンプ | |
| JPS58150084A (ja) | 対向斜板式圧縮機 | |
| JPH01121589A (ja) | ロータリー圧縮機 | |
| JPS58150088A (ja) | 対向斜板式圧縮機 | |
| JPS61201896A (ja) | 回転式圧縮機 | |
| JPH079235B2 (ja) | ロータリ式圧縮機 | |
| JP2898710B2 (ja) | 流体圧縮機 | |
| JPH0633782B2 (ja) | ２気筒回転式密閉型電動圧縮機 | |
| KR0128910Y1 (ko) | 로타리 압축기 | |
| JP2726418B2 (ja) | 流体圧縮機 | |
| JPS5851287A (ja) | スクリユウ式回転機械 | |
| KR20030041578A (ko) | 밀폐형 압축기의 구획판 구조 |