JPH08290715A - 車両用空調装置およびそのフィルタ取付構造 - Google Patents

車両用空調装置およびそのフィルタ取付構造

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JPH08290715A
JPH08290715A JP7097292A JP9729295A JPH08290715A JP H08290715 A JPH08290715 A JP H08290715A JP 7097292 A JP7097292 A JP 7097292A JP 9729295 A JP9729295 A JP 9729295A JP H08290715 A JPH08290715 A JP H08290715A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 車両用空調装置の内部スペースを有効に利用
してフィルタを取付けることができ、フィルタの装着お
よび非装着の仕様変更が容易で、フィルタの取付けに拘
わる部品数も少ない車両用空調装置のフィルタ取付構造
を提供する。 【構成】 互いに着脱可能な一対の空調ユニット2,3
の連結位置P1にフィルタ80の挿脱口10を開口さ
せ、挿脱口10の開口方向に装着される連結具81にて
一対の空調ユニット2,3を連結する。一対の空調ユニ
ット2,3に対する連結具81の装着に伴ってフィルタ
80が挿脱口10から挿入されるよう、連結具81にフ
ィルタ80を装着する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両用空調装置に対す
るフィルタの取付構造およびフィルタの装着に適した車
両用空調装置に関する。
【0002】
【従来の技術】複数の空調ユニットを連設して構成され
る車両用空調装置にフィルタを取付ける場合、フィルタ
の取付位置は空調ユニットの連結位置から離れた位置に
設定されていた(平成6年1月、日産自動車株式会社発
行、「新型車解説書(B14−0)」E−5〜6頁参
照)。その一例を図9〜図11に示す。この例では、ブ
ロアユニット101にクーリングユニット102が連設
され、そのクーリングユニット102の中間の挿脱口1
03からフィルタ104が挿入される。そして、特に図
11から明らかなように、クーリングユニット102お
よびフィルタ104の凸部102b,104aがクリッ
プ105で束ねられてフィルタ104が抜け止めされ
る。なお、図12および図13に示すように、ブロアユ
ニット101とクーリングユニット102は、それぞれ
に形成されたフランジ101a,102aを突き合わせ
て2本のビス106を締め付けることにより相互に連結
される。クーリングユニット102に後続する空調ユニ
ット、例えばヒーターユニットも同様の構造で連結され
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の構造で
は、ユニット101,102を相互に連結するスペース
(例えばフランジ101a,102aを設けるスペー
ス)とフィルタ104を取付けるスペースとを別々に設
けるので空調装置が送風方向に長尺化する。空調装置の
全長が制限されているときは、フィルタ104の取付ス
ペースの追加により各種の内装部品のレイアウトや形
状、寸法に関する制約が高まる。また、完成車にフィル
タ104を後付けする場合には、図14(a)に示すよ
うにインストルメントパネルIPからグローブボックス
等を取り去ってクーリングユニット102を露出させ、
その状態でクーリングユニット102のハッチング領域
103´を削除して挿脱口103((b)参照)を形成
し、この後、同図(b)に示すようにフィルタ104を
装着し(図示例では上下二段に装着)、同図(c)に示
すようにクリップ105を取付ける必要があった。クー
リングユニット102の追加工を不要とすべくフィルタ
の有無に拘わりなく挿脱口103を設けた場合には、フ
ィルタの非装着時に挿脱口103の閉塞のみを目的とし
て部品を追加する必要がある。
【0004】本発明の目的は、車両用空調装置の内部ス
ペースを有効に利用してフィルタを取付けることがで
き、フィルタの装着および非装着の仕様変更が容易で、
フィルタの取付けに拘わる部品数も少ない車両用空調装
置およびそのフィルタ取付構造を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】一実施例を示す図1、図
2および図8に対応付けて説明すると、請求項1の発明
は、互いに着脱可能な一対の空調ユニット2,3の連結
位置にフィルタ80が取付けられた車両用空調装置のフ
ィルタ取付構造により、上述した目的を達成する。請求
項2の発明は請求項1の車両用空調装置のフィルタ取付
構造に適用され、一対の空調ユニット2,3の連結位置
P1にフィルタ80の挿脱口10が開口し、挿脱口10
の開口方向に装着される連結具81にて一対の空調ユニ
ット2,3が連結され、一対の空調ユニット2,3に対
する連結具81の装着に伴ってフィルタ80が挿脱口1
0から挿入されるよう、連結具81にフィルタ80が装
着されている。請求項3の発明は請求項1の車両用空調
装置のフィルタ取付構造に適用され、フィルタ80を一
対の空調ユニット2,3に対して所定位置に保持する部
材81が一対の空調ユニット2,3の連結具として兼用
されている。請求項4の発明は請求項1の車両用空調装
置のフィルタ取付構造に適用され、一対の空調ユニット
2,3のうち、フィルタ80に対して送風方向下流側に
位置する空調ユニット3にはエバポレータ6Bが搭載さ
れている。請求項5の発明は請求項1の請求項1の車両
用空調装置のフィルタ取付構造に適用され、一対の空調
ユニット2,3の連結位置P1にフィルタ80の挿脱口
10が開口し、フィルタ80の挿脱口10は、少なくと
も一方の空調ユニット3の連結端縁に形成された切欠3
3と他方の空調ユニット2の連結端縁とにより形成され
ると共にフィルタ80の装着により覆われ、かつ挿脱口
10の上方のユニット上面および下方のユニット下面に
両空調ユニット2,3の連結部が形成されている。請求
項6の発明は、互いに着脱可能な一対の空調ユニット
2,3の連結位置P1にフィルタ80の挿脱口10が開
口し、挿脱口10の開口方向から装着される連結具81
にて一対の空調ユニット2,3が連結され、一対の空調
ユニット2,3に装着された連結具81にて挿脱口10
が閉塞される車両用空調装置により、上述した目的を達
成する。
【0006】
【作用】請求項1の発明では、空調ユニット2,3の連
結部分の内側のスペースがフィルタ80の取付スペース
として利用される。請求項2の発明では、フィルタ80
と挿脱口10との位置を合わせた上で連結具81を装着
すると一対の空調ユニット2,3が連結されるとともに
フィルタ80が装着される。フィルタ80の非装着時に
はフィルタ80が省略された連結具81で空調ユニット
2,3を連結すればよく、このとき、連結位置P1に挿
脱口10が開口していても、これを連結具81で容易に
閉塞できる。請求項3の発明では、フィルタ80を保持
する部材81にて一対の空調ユニット2,3が連結され
る。フィルタ80の非装着時には、上記部材81からフ
ィルタ80を省略したもので空調ユニット2,3を連結
すればよく、このときフィルタ80の挿脱口10が連結
位置P1に開口したままでもこれを上記部材81で容易
に閉塞できる。請求項4の発明では、エバポレータ6B
を搭載した空調ユニット3の内部にフィルタ80´を取
付ける場合と比較して、空調ユニット3の大きさを変更
せずにフィルタ80とエバポレータ6Bとの距離を拡大
でき、フィルタ80やエバポレータ6B、あるいはそれ
らに付属する部品(例えば配管6C)のレイアウトや形
状、寸法に関する自由度を高められる。請求項5の発明
では、挿脱口10は、空調ユニット2,3の連結端縁の
簡単な形状変更ですむ空調ユニット2,3の少なくとも
一方に形成された切欠33によって形成される。また、
連結部は、挿脱口10の開口高さに影響を与えないユニ
ット上面および下面に形成される。請求項6の発明で
は、一対の空調ユニット2,3を連結具81で連結する
と、その連結具81によってフィルタ80の挿脱口10
が閉塞される。連結具81の装着方向を挿脱口10の開
口方向に合わせてあるので、連結具81にフィルタ80
を装着した場合には、一対の空調ユニット2,3の連結
に伴ってフィルタ80を両ユニット2,3の連結位置P
1に装着できる。
【0007】なお、本発明の構成を説明する上記課題を
解決するための手段と作用の項では、本発明を分かり易
くするために実施例の図を用いたが、これにより本発明
が実施例に限定されるものではない。
【0008】
【実施例】図1〜図8を参照して本発明の一実施例を説
明する。図8は本実施例の空調ダクト1の一部を模式的
に示すものである。この空調ダクト1は、ブロアユニッ
ト2、クーリングユニット3およびヒーターユニット4
を含む複数の空調ユニットを連結して構成される。ブロ
アユニット2にはブロアファン5が、クーリングユニッ
ト3には膨張弁6Aおよびエバポレータ6Bが、ヒータ
ーユニット4にはエアーミックスドア7Aおよびヒータ
ーコア7Bがそれぞれ搭載されている。ブロアユニット
2とクーリングユニット3とは連結位置P1で、クーリ
ングユニット3とヒーターユニット4とは連結位置P2
でそれぞれ連結されている。そして、連結位置P1には
フィルタ80が取付けられている。
【0009】ブロアユニット2とクーリングユニット3
との連結部分の詳細を図1および図2に示す。図1はブ
ロアユニット2とクーリングユニット3とが連結された
状態を、図2は両ユニット2,3が分離された状態をそ
れぞれ示している。両ユニット2,3が車両に搭載され
た状態では、図1および図2の矢印F方向が車両の前方
に相当し、図1および図2の上下方向が車両の上下方向
にそれぞれ相当する。
【0010】図1および図2から明らかなように、ブロ
アユニット2およびクーリングユニット3は、それぞれ
の連結端の上下縁に設けられた突部20,30を互いに
突き合せるとともに、両ユニット2,3の連結端の側縁
に設けられた平板状の嵌合部21,31を相手方の凹部
22,32にそれぞれ嵌合させて組み合わされる。そし
て、図1の状態で連結位置P1にフィルタ80の挿脱口
10が開口するように、両ユニット2,3の一側(図で
は手前側)には切欠23,33がそれぞれ形成されてい
る。突部20,30のそれぞれの一端には、相手方の突
部30,20の端面に当接する係止片24,34が形成
されている。図1のIII部を拡大した状態を図3に、フ
ィルタ80の装着時の図1のIV−IV線に沿った断面を図
4にそれぞれ示す。これらの図から明らかなように、突
部20,30は鈎状部20a,30aと、それらよりも
幅の狭い脚部20b,30bとを有する。なお、上述し
た係止片24,34の形状も鈎状部20a,30aおよ
び脚部20b,30bに合わせてある(図3参照)。
【0011】図1および図2に示したように、フィルタ
80はフィルタケース81に組み付けられている。これ
らフィルタ80とフィルタケース81とでフィルタ組立
体8Aが構成される。フィルタ80の形状および大きさ
は、連結位置P1における空調ダクト1の内部流路の断
面形状および断面寸法とほぼ一致させてある。フィルタ
ケース81は、フィルタ80が取付けられるフィルタ保
持部81aと、フィルタ保持部81aの長手方向(図の
上下方向)両端からフィルタ80に沿って突出する上下
一対のクリップ部81bとを有する。フィルタ保持部8
1aはフィルタ挿脱口10よりも大きい。また、図4に
示したように、クリップ部81bはフィルタ80側に開
口する樋状に形成されている。なお、フィルタケース8
1は、例えば樹脂を素材とする射出成形にて製造され
る。
【0012】ブロアユニット2およびクーリングユニッ
ト3を図1のように組合せた状態でフィルタ80を挿脱
口10から挿入すると、クリップ部81bが突部20,
30の鈎状部20a,30aの外周に嵌合し、フィルタ
80の装着とブロアユニット2およびクーリングユニッ
ト3の連結とが同時に行なわれる。ここで、図5(a)
に示すように、クリップ部81bの先端にはフィルタ8
0側に向って突出する爪81cが形成されている。フィ
ルタケース81のフィルタ保持部81aがブロアユニッ
ト2およびクーリングユニット3の側面(挿脱口10が
開口する面)と密着するまでフィルタ80が挿入される
と、図5(b)に示すように爪81cがブロアユニット
2の係止片24とフィルタ組立体8Aの挿脱方向に係合
してフィルタ組立体8Aの両ユニット2,3からの抜け
が阻止される。
【0013】なお、クリップ部81bを突部20,30
に嵌合させる途中では、爪81cが突部20,30に乗
り上げてクリップ部81bが押し広げられるように弾性
変形し、その復元力によりフィルタ組立体8Aの挿入に
対して抵抗が生じる。この抵抗が大きいときは、例えば
図6に示したように爪81cの左右に切欠81dを設け
て爪81cを上下方向に変位可能とすればよい。あるい
は、図7(a)に示すように突部20,30の挿脱口1
0側の端部に溝20c,30cを形成し(いずれか一方
の溝のみでもよい)、同図(b)に示すようにフィルタ
組立体8Aの装着完了時に溝20c,30cと係合する
爪81eを、上述した爪31cに代えてクリップ部81
bの内面に形成してもよい。
【0014】フィルタ80の装着を必要としないとき
は、図1に示すようにフィルタケース81のみで構成さ
れる連結具8Bを用意し、これのクリップ部81bを突
部20,30と嵌合させればよい。このとき、挿脱口1
0が保持部81aで覆われるので、フィルタ80が非装
着の仕様でも切欠23,33をそのまま残して差し支え
ない。これにより、フィルタ80の後付け時の挿脱口1
0の追加工を省略できる。なお、フィルタ組立体8Aに
おいて、フィルタ80をフィルタケース81に対して着
脱可能とすれば、フィルタ組立体8Aからフィルタ80
を取り外すだけで連結具8Bを得ることができる。
【0015】本実施例では、ブロアユニット2とクーリ
ングユニット3とを連結するために必要なスペース、す
なわち突部20,30や嵌合部21,31を設けるスペ
ースの内側がフィルタ80の取付スペースとして活用さ
れるので、フィルタ80の取付スペースをブロアユニッ
ト2やクーリングユニット3内に別に確保する場合と比
較して空調装置を送風方向に短縮できる。また、ブロア
ユニット2やクーリングユニット3を送風方向に関して
従来と同一長さとした場合には、各ユニット2,3の内
部の余裕が増加する。
【0016】例えば、図8に仮想線で示すようにクーリ
ングユニット3の内部にフィルタ80´を取付ける場合
には、エバポレータ6Bの周辺の膨張弁6Aや配管6C
等とフィルタ80´との干渉を避けるため、フィルタ8
0´の大きさが内部流路の断面寸法よりも相当に小さく
制限され、配管6C等のレイアウトや大きさ等にも一定
の制約が生じる。かかる制約を解消すべくエバポレータ
6Bをヒーターユニット4側へ後退させると、エバポレ
ータ6Bでの熱交換時の結露作用で生じた水分が車室に
飛散するおそれが高まる。従って、フィルタ80´をク
ーリングユニット3内に取付ける限り、取付スペースの
周囲に合わせてフィルタ80´を小型化するか、または
クーリングユニット3を長尺化せざるを得ない。これに
対して、本実施例ではエバポレータ6Bを後退させた
り、クーリングユニット3を長尺化することなくフィル
タ80とエバポレータ6Bとの距離を拡大させることが
できる。これにより、フィルタ80を内部流路のほぼ全
域をカバーできる大きさに設定でき、かつエバポレータ
6Bの周辺の内装部品のレイアウトや形状、寸法の自由
度が高まる。
【0017】また、本実施例ではフィルタケース81の
クリップ部81bをブロアユニット2およびクーリング
ユニット3の突部20,30の外周に嵌合させて両ユニ
ット2,3を連結するので、図12および図13に示す
ビス止め式の連結構造と比較して作業性が向上する。
【0018】なお、以上の実施例では、ブロアユニット
2およびクーリングユニット3が一対の空調ユニット
を、フィルタケース81が連結具およびフィルタを所定
位置に保持する部材を、それぞれ構成する。なお、本発
明はブロアユニット2とクーリングユニット3との連結
位置P1以外の連結位置、例えばクーリングユニット3
とヒーターユニット4との連結位置P2にも適用でき
る。また、一対の空調ユニットの連結は上述したクリッ
プ部81bによる例に限らず、種々変更が可能である。
例えばフィルタケース81とユニット2,3とを相互に
ビス止めしてもよい。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1〜5のフ
ィルタ取付構造によれば、一対の空調ユニットの連結部
分の内側のスペースがフィルタの取付スペースとして有
効に利用され、空調ユニットの連結用のスペースとは別
にフィルタの取付スペースを確保する必要がなくなる。
このため、空調ユニットを小型化し、あるいは空調ユニ
ットの内装部品のレイアウトや形状、寸法に関する自由
度を高めることができる。特に請求項2,3の発明によ
れば、一対の空調ユニットの連結具とフィルタを保持す
る部材とが兼用されて部品数が減少するとともに、フィ
ルタの非装着時にフィルタの挿脱口が開口したままでも
これを空調ユニットの連結具で容易に閉塞でき、挿脱口
を塞ぐ専用部品を追加する必要がない。そして、フィル
タ非装着時にも挿脱口を設けることにより、フィルタ後
付け時の挿脱口の追加工を不要として作業工数を削減で
きる。請求項4の発明によれば、空調ユニットを大型化
することなく、エバポレータとフィルタとの距離を拡大
してフィルタやエバポレータあるいはそれらに付属する
部品のレイアウトや形状、寸法に関する自由度を高める
ことができる。請求項5の発明によれば、連結位置に挿
脱口が存在しない既存の空調ユニットの連結端縁の簡単
な形状変更で挿脱口を追加できるので、空調ユニットを
製造するための樹脂成形型の変更が簡単で済む。また、
挿脱口の高さが大きくとれるので、空調ユニットの内部
流路のほぼ全域をカバーでき、徐塵性能上有利である。
また、請求項6の車両用空調装置によれば、フィルタの
非装着時には一対の空調ユニットを連結する連結具にて
フィルタの挿脱口を塞ぐことができ、挿脱口を塞ぐ専用
部品を追加する必要がない。フィルタの装着時には、連
結具にフィルタを取付けた上で連結具を空調ユニットに
装着するだけでフィルタを一対の空調ユニットの連結位
置に装着できる。フィルタの非装着時でもフィルタの挿
脱口を残しておけるので、フィルタを後付けする際に挿
脱口を追加する必要もない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例のブロアユニットとクーリング
ユニットとの連結部分の詳細を示す斜視図。
【図2】図1の連結部分を分離した状態を示す斜視図。
【図3】図1のIII部の拡大図。
【図4】図1のフィルタが空調ユニットに装着された状
態を同図のIV−IV線に沿って示す断面図。
【図5】図1のフィルタケースの先端部分の詳細を示す
図で、(a)は先端の形状を示す斜視図、(b)はフィ
ルタケースの装着が完了した状態を示す断面図。
【図6】図5の変形例を示す図。
【図7】図5の他の変形例を示す図。
【図8】実施例の空調装置の一部を模式的に示す図。
【図9】従来のブロアユニットとクーリングユニットと
の連結部分とフィルタの装着部分とを示す図。
【図10】図9のフィルタの装着部分の詳細を示す斜視
図。
【図11】図10のフィルタがクーリングユニットに装
着された状態を同図のXI−XI線に沿って示す断面図。
【図12】図9のブロアユニットとクーリングユニット
との連結部分の詳細を示す斜視図。
【図13】図12の連結部分を送風方向からみた状態を
示す図。
【図14】従来のフィルタ取付構造において、フィルタ
を後付けする際の手順を示す図。
【符号の説明】
1 空調ダクト 2 ブロアユニット 3 クーリングユニット 6B エバポレータ 8A フィルタ組立体 10 フィルタの挿脱口 20,30 突部 21,22 嵌合部 80 フィルタ 81 フィルタケース 81a フィルタ保持部 81b クリップ部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに着脱可能な一対の空調ユニットの
    連結位置にフィルタが取付けられたことを特徴とする車
    両用空調装置のフィルタ取付構造。
  2. 【請求項2】 前記一対の空調ユニットの前記連結位置
    に前記フィルタの挿脱口が開口し、前記挿脱口の開口方
    向に装着される連結具にて前記一対の空調ユニットが連
    結され、前記一対の空調ユニットに対する前記連結具の
    装着に伴って前記フィルタが前記挿脱口から挿入される
    よう、前記連結具に前記フィルタが装着されていること
    を特徴とする請求項1記載の車両用空調装置のフィルタ
    取付構造。
  3. 【請求項3】 前記フィルタを前記一対の空調ユニット
    に対して所定位置に保持する部材が前記一対の空調ユニ
    ットの連結具として兼用されたことを特徴とする請求項
    1記載の車両用空調装置のフィルタ取付構造。
  4. 【請求項4】 前記一対の空調ユニットのうち、前記フ
    ィルタに対して送風方向下流側に位置する空調ユニット
    にはエバポレータが搭載されたことを特徴とする請求項
    1記載の車両用空調装置のフィルタ取付構造。
  5. 【請求項5】 前記一対の空調ユニットの前記連結位置
    に前記フィルタの挿脱口が開口し、該フィルタの挿脱口
    は、少なくとも一方の空調ユニットの連結端縁に形成さ
    れた切欠と他方の空調ユニットの連結端縁とにより形成
    されると共に前記フィルタの装着により覆われ、かつ前
    記挿脱口の上方のユニット上面および下方のユニット下
    面に前記両空調ユニットの連結部が形成されていること
    を特徴とする請求項1記載の車両用空調装置のフィルタ
    取付構造。
  6. 【請求項6】 互いに着脱可能な一対の空調ユニットの
    連結位置にフィルタの挿脱口が開口し、前記挿脱口の開
    口方向に装着される連結具にて前記一対の空調ユニット
    が連結され、前記一対の空調ユニットに装着された前記
    連結具にて前記挿脱口が閉塞されることを特徴とする車
    両用空調装置。
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DE10123969C1 (de) * 2001-05-17 2002-11-07 Freudenberg Carl Kg Filteranordnung

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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DE10123969C1 (de) * 2001-05-17 2002-11-07 Freudenberg Carl Kg Filteranordnung
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