JPH08290416A - 無機質板の製造装置及び方法 - Google Patents

無機質板の製造装置及び方法

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JPH08290416A
JPH08290416A JP9815995A JP9815995A JPH08290416A JP H08290416 A JPH08290416 A JP H08290416A JP 9815995 A JP9815995 A JP 9815995A JP 9815995 A JP9815995 A JP 9815995A JP H08290416 A JPH08290416 A JP H08290416A
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green sheet
suction
suction devices
press
inorganic plate
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Katsuhiko Aoki
勝彦 青木
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Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 均一な波形形状を有する無機質板を製造する
と共に生産性向上を図れる無機質板を製造装置及び製造
方法を提供する。 【構成】 複数長尺の吸引機2を長手方向に並設すると
共にこの吸引機2相互間の間隔を拡縮自在と成した波形
形成用吸引装置と、波形形成用プレスとから構成され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は波形形状の無機質板を製
造するのに好適な製造装置及び製造方法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のものとしては、図6に示
すように、並設された複数のワイヤー101を備えるワ
イヤーコンベアの上にグリーンシート102を載置し、
グリーンシート102の自重により複数のワイヤー10
1間に複数の凹みを形成することにより波形を形成した
後、プレスで圧締して波形を形成していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし上記従来例で
は、グリーンシートが柔らかいためワイヤーの両側付近
の材料即ち山の部分の材料が引っ張られて均一な波形形
状を確保することが難しかった。またグリーンシートの
自重により波形形状を形成するにはかなりの時間を必要
とし、無機質板の生産性が低かった。本発明はこの点に
鑑みてなされたものであり、均一な波形形状を有する無
機質板を製造すると共に生産性向上を図れる無機質板の
製造装置及び製造方法を提供することを目的とするもの
である。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
無機質板の製造装置は、複数長尺の吸引機を長手方向に
並設すると共にこの吸引機相互間の間隔を拡縮自在と成
した波形形成用吸引装置と、波形形成用プレスとから成
るものである。
【0005】本発明の請求項2記載の無機質板の製造装
置は、請求項1記載の無機質板の製造装置において、吸
引機間を可撓性シートで接続したものである。
【0006】本発明の請求項3記載の無機質板の製造方
法は、複数長尺の吸引機を長手方向に並設すると共にこ
の吸引機相互間の間隔を拡縮自在と成した波形形成用吸
引装置と、波形形成用プレスとから成る無機質板の製造
装置を使用して波形形成を行う時に、前記吸引機間で接
続された可撓性シートを介して各吸引機にグリーンシー
トを吸着させた状態で、吸引機の間隔を縮めて波形を形
成した後、前記波形形成用プレスで圧締して波形を形成
することを特徴とするものである。
【0007】
【作用】本発明の請求項1記載の無機質板の製造装置
は、平面状態のグリーンシートを拡縮自在の各波形形成
用吸引機に吸着させた状態で吸引機と吸引機との間隔を
縮めることにより、両吸引機に吸着させたグリーンシー
トに弛みを生じさせ予備的に波形形状を形成した後に、
波形形成用プレスで圧締して波形形状を形成する。
【0008】本発明の請求項2記載の無機質板の製造装
置は、波形形成用吸引機間で接続された可撓性シートを
介して各吸引機にグリーンシートを吸着させた状態で吸
引機と吸引機との間隔を縮めることにより、可撓性シー
トが一定の波形形状を形成しこれにグリーンシートが密
着するためグリーンシートの動きが拘束され、グリーン
シートの一部が滑る、ずれる等の不都合を生ずることな
く、安定して均一な波形形状が得られる。
【0009】本発明の請求項3記載の無機質板の製造方
法は、波形形成用吸引機間で接続された可撓性シートを
介して各吸引機にグリーンシートを吸着させた状態で吸
引機と吸引機との間隔を縮めることにより安定して均一
な波形形状を得た後、略同一の波形形状を有する波形形
成用プレスの上型と下型で圧締して成形し、養生硬化す
ることにより、安定して均一な波形形状の無機質板が得
られる。
【0010】
【実施例】図1は本発明の一の実施例である無機質板の
製造装置を組み込んだ製造工程の構成図である。図2は
本発明の一の実施例である無機質板の製造装置の波形形
成用吸引装置の斜視図である。図3及び図4は同実施例
である無機質板の製造装置の側面図である。図1、図2
及び図3に示すようにこの無機質板の製造装置は箱状の
本体1と4つの長尺の吸引機2とを備える波形形成用吸
引装置と波形形成用プレスとから成る。4つの吸引機2
は一定間隔に並設されているが上下左右方向にスライド
自在であり吸引機2と吸引機2との間隔は各吸引機2の
上部に設置されたエアーピストンにより等間隔を保ちつ
つ自動的に拡ろげまた縮めることができる。
【0011】また各吸引機2はエアーにより吸引される
ものであり複数の吸引口3を形成している。また本体1
の周囲側端部は切断刃5を形成している。波形形成用プ
レスはプレスの上型9とプレスの下型8とを備える。
【0012】以下にこの無機質板の製造装置の使用方法
について説明する。先ずベルトコンベア4上に搬送され
てきたグリーンシート7の上からこの製造装置の各吸引
機2を接触させ、グリーンシート7を各吸引機2の吸引
口3に吸着させる。これと同時に本体1を下降させ切断
刃5によりグリーンシート7を製品寸法に切断する。こ
の場合吸引機2と吸引機2との間隔は予め広く設定され
ており、その状態でグリーンシート7を吸着させてい
る。その後本体1と共に各吸引機2を上昇させながら吸
引機2と吸引機2との間隔を所定の幅まで縮めることに
より、グリーンシート7に弛みを生じさせ波形形状を形
成する。図4はこの状態を示す。この製造装置によれば
グリーンシート7が一定の面積により吸着された状態で
強制的に波形形状付けがなされるので、均一な波形形状
を得ることができまた生産性も向上する。
【0013】その後波形形状のグリーンシート7を吸着
した状態の各吸引機2を移動することによりグリーンシ
ート7をプレスの下型8の上に載置し、グリーンシート
7を各吸引機2から離す。プレスの下型8とプレスの上
型9は前記波形形状と略同一の波形形状を形成してお
り、グリーンシート7をプレスの下型8とプレスの上型
9で圧締してプレス成形することにより前記波形形状の
グリーンシート7の密度を上げると共に最終の形状づけ
を行う。その後オートクレーブ養生又は湿熱養生を施
し、硬化させ最終製品たる無機質板を得る。
【0014】尚グリーンシート7の材料は以下の配合に
よった。オートクレーブ養生配合としてはポルトランド
セメント40乃至60重量%、珪石粉25乃至45重量
%、充填材3乃至10重量%、粘土0.5乃至2重量
%、アスベスト0乃至10重量%、パルプ3乃至5重量
%であり、必要に応じて未叩解パルプ0.5乃至2重量
%、有機繊維0.5乃至1.5重量%を添加する。尚充
填材としてはワラストナイト、マイカ等を使用し、粘土
としてはセピオライト、カオリナイト、アパタルジャイ
ト等を使用し、アスベストとしては4乃至6クラスのも
のを使用し、パルプとしては叩解度50度SR乃至85
度SRのものを使用した。有機繊維としてはビニロン、
ポリプロピレン等を使用する。湿熱養生配合としてはポ
ルトランドセメント65乃至85重量%、シリカ5乃至
10重量%(シリカとしては6乃至8号ケイ砂)、それ
以外の充填材、粘土等はすべてオートクレーブ養生配合
と同一の場合、及びポルトランドセメント75乃至90
重量%、シリカ10乃至13重量%(シリカとしては6
乃至8号ケイ砂)、アスベスト5乃至12重量%、パル
プ0.5乃至2重量%の場合がある。
【0015】図5は本発明の別の実施例である無機質板
の製造装置の側面図である。この製造装置は図2の場合
と類似しているが、各吸引機2間を連続した一枚ものの
可撓シート6で接続しており、該可撓シート6を介在さ
せて各吸引機2の吸引口3にグリーンシートを吸着させ
る点が異なる。その他の構成は図2の場合と同様であ
る。製造工程の構成は図1の場合と同様である。
【0016】可撓シート6は吸引口3と接触する部分に
小孔10が形成されており、小孔10により各吸引機2
の吸引口3に吸着する。可撓シート6の材質はゴム、樹
脂、金属、紙、コルク等を使用できる。その厚みは1乃
至3mm程度が適切である。
【0017】以下にこの無機質板の製造装置の使用方法
について説明する。先ずベルトコンベア4上に搬送され
てきたグリーンシート7の上から可撓シート6を介在さ
せて各吸引機2の吸引口3にグリーンシート7を吸着さ
せる。この場合可撓シート6の小孔10によりグリーン
シート7を各吸引機2の吸引口3に吸着させる。その後
は図2の場合と同様にしてグリーンシート7に波形形状
を形成する。この場合、吸引機2と吸引機2との間隔を
所定の幅まで縮めることにより、可撓シート6が一定の
波形形状を形成する。この状態で可撓シート6を介して
グリーンシート7を各吸引機2の吸引口3に吸着させる
場合可撓シート6にグリーンシート7が密着するためグ
リーンシート7の動きが拘束され、グリーンシート7の
一部が滑る、ずれる等の不都合を生ずることなく、安定
して均一な波形形状が得られる。またグリーンシート7
は可撓シート6に密着するため図2の場合に比べ小さい
吸引力でグリーンシート7を各吸引機2の吸引口3に吸
着させることができる。
【0018】その後前記波形形状と略同一の波形形状を
有するプレスの上型9とプレスの下型8で圧締してプレ
ス成形し養生硬化させ最終製品たる無機質板を得るもの
であるが、この製造装置により安定してより均一な波形
形状が得られるため、プレス成形時のグリーンシート7
に均一な圧力が加わるため、グリーンシート7に残留応
力が加わる等の不都合が少なく、安定して最終製品たる
無機質板が得られる。
【0019】上述のように本発明は均一な波形形状を有
する無機質板を製造すると共に生産性向上を図れる無機
質板の製造装置を提供すると共に、この無機質板の製造
装置をを使用した無機質板の製造方法を提供するもので
ある。
【0020】
【発明の効果】本発明の請求項1記載の無機質板の製造
装置は、グリーンシートが一定の面積により吸着された
状態で強制的に波形形状付けがなされるので、均一な波
形形状を得ることができまた生産性も向上する。
【0021】本発明の請求項2記載の無機質板の製造装
置は、請求項1記載の無機質板の製造装置の効果に加え
て、比較的小さな吸引力で安定してより均一な波形形状
を得ることができる。
【0022】本発明の請求項3記載の無機質板の製造装
置は、安定して均一な波形形状のグリーンシートを得る
ことができると共に、安定して均一な波形形状の製品を
得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一の実施例である無機質板の製造工程
の構成図である。
【図2】同上無機質板の製造装置の波形形成用吸引装置
の斜視図である。
【図3】同上無機質板の製造装置の側面図である。
【図4】同上無機質板の製造装置の側面図である。
【図5】本発明の別の実施例である無機質板の製造装置
の側面図である。
【図6】従来例の断面図である。
【符号の説明】
2 吸引機 3 吸引口 6 可撓シート 7 グリーンシート 8 プレスの下型 9 プレスの上型

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数長尺の吸引機を長手方向に並設する
    と共にこの吸引機相互間の間隔を拡縮自在と成した波形
    形成用吸引装置と、波形形成用プレスとから成る無機質
    板の製造装置。
  2. 【請求項2】 吸引機間を可撓性シートで接続した請求
    項1記載の無機質板の製造装置。
  3. 【請求項3】 複数長尺の吸引機を長手方向に並設する
    と共にこの吸引機相互間の間隔を拡縮自在と成した波形
    形成用吸引装置と、波形形成用プレスとから成る無機質
    板の製造装置を使用して波形形成を行う時に、前記吸引
    機間で接続された可撓性シートを介して各吸引機にグリ
    ーンシートを吸着させた状態で、吸引機の間隔を縮めて
    波形を形成した後、前記波形形成用プレスで圧締して波
    形を形成することを特徴とする無機質板の製造方法。
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