JP2828732B2 - 押出し原板の残留応力除去方法及び装置 - Google Patents

押出し原板の残留応力除去方法及び装置

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JP2828732B2 JP12000190A JP12000190A JP2828732B2 JP 2828732 B2 JP2828732 B2 JP 2828732B2 JP 12000190 A JP12000190 A JP 12000190A JP 12000190 A JP12000190 A JP 12000190A JP 2828732 B2 JP2828732 B2 JP 2828732B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 例えばセメント瓦をプレス成型する場合に、セメン
ト、骨材、水等の材料を混練したものをそのまま金型の
間に入れてプレス成型する方法の外に、混練した材料を
押出し成型機により長尺の板状に押出し、これを所定長
さに切断して押出し原板を造り、これを金型の間に挟み
プレス成型する方法が行なわれている。又、焼瓦を造る
場合にも材料の粘土を押出し成型して押出し原板を造
り、金型でプレス成型することが行なわれている。
押出し原板は、そのまま壁材等として使用することも
ある。
この発明は、このような押出し原板の製造に利用でき
る方法及び装置に関する。
(従来の技術) 例えばセメント瓦を製造する際には、セメント、砂、
水等を混練した材料の一定量を金型の間に入れて瓦の形
状にプレス成型し、これを乾燥してセメント瓦とする工
法が多く行なわれているが、この外にセメント、砂、助
剤等の数種の材料を水を加えて混練し押出し成型機から
長尺の板状に押出し、これを切断した中間成型品である
押出し原板を利用する方法がある。この場合、砂は粒子
を小さくする必要があるため微細に粉砕し、分子が大き
いセメントの粘度を増すための増粘剤としてメチルセル
ローズのような助剤を材料に混合する。メチルセルロー
ズは一般に使用されるように全体の1〜1.5W%を使用す
るとセメントのアルカリと反応して糊状となる。
第4図は、このような押出し原板を製造する装置を略
示し、セメント、骨材、繊維、水、押出し助剤等の材料
をミキサ1において撹拌し混練した後、ホッパ2から押
出し成型機3に投入し、これをノズル4から押出して連
続した板状の長尺材5を造り、コンベヤ6に載せる、こ
の長尺材5は、カッタ7により所定長さの押出し原板8
に切断され、コンベヤ6に接続するコンベヤ9、10によ
り次の成型工程へ移送される。
(発明が解決しようとする課題) 押出し成型機3により押出し成型された長尺材5、原
板8には、幅方向、あるいは長さ方向において異なる残
留応力があり、このため次の成型工程の前に厚さや幅が
変化したり、部分的に波を打ったりし、又最終成型後に
変形して外形寸法が不同になったり、表面に形成した模
様がぼけたりする現象が発生する。
特に原料中に化学繊維を混入した場合はこのような歪
が一層甚だしく生じるようになる。
(課題を解決するための手段) この発明は、超音波振動を加えることにより、押出し
原板中の残留応力を除くようにして上記の課題を解決し
たものである。超音波振動を加えるのは、押出し成型機
から連続して押出される長尺材にでも、これを所定長さ
に切断した押出し原板にでも、又は長尺材、押出し原板
の双方に加えるようにしてもよい。
(作 用) 押出し成型機内の比較的広い場所から狭いノズルに絞
り込まれて残留応力を持った状態でノズルから押出され
切断された押出し原板は、上記のようにして超音波振動
を加えられることにより各部の残留応力が緩和され、あ
るいは消失して、以後の成型工程の前後において変形を
生じることを著しく少なくする。
(実施例) 第1図は超音波振動機を付設した押出し成型機を略示
する側面図、第2〜3図は第一及び第二実施例を示す超
音波振動子付近の拡大側面図である。
第1図において、従来と同様の押出し成型機3から板
状に押出され、所定長さに切断された押出し原板8は、
コンベヤ9、10により次工程へ移送されるが、コンベヤ
9は、第2図の第一実施例ではベルトコンベヤ9aであ
り、上部裏面に受板11を当ててコンベヤ上部が下方に撓
むのを防止しており、上方に超音波振動子12を設けてい
る。
この振動子12は、支持具13により上下位置の調節自在
に支持されており超音波発生器14から15〜30KHzの超音
波を入力されて、下端に取付けたならし片15を10〜14μ
mの振幅で上下に振動させる。
ならし片15の高さは、押出し原板8の表面に1〜2m/m
程度押込まれて原板8の移動に伴なってその表面をしご
くと共に、超音波振動が原板内に効率よく進入するよう
にしている。
押出し機のノズル4を出た長尺材5には多少の厚さの
不同があるが、受板11のためベルトコンベヤ9aの上部は
撓まないから、ならし片15の下を通過した原板は厚さが
一定になり、押出し機のノズル4を出たとき生じる多少
の厚さの不同は矯正され、且つならし片15に接する表面
は綺麗にならされる。
超音波振動は、ノズル4を出た長尺材5に加えるよう
にしてもよい。
第3図は、コンベヤ9をローラコンベヤ9bとすると共
に2個の超音波振動子12a、12bを使用し、一方の振動子
12bをローラの間に下方から挿入して2個の超音波振動
子を上下に対向させて設け、前例の受板11を省略した例
である。
ローラコンベヤ9bのローラは、下部のならし片15の進
入深さ分だけ前後で段差をつけて後部のローラ群を少し
高くしている。この例では、押出し原板8は両面をなら
し片15、15でならされるので、両面共綺麗になる。
以上はセメント瓦を例として述べたが、粘土瓦の場合
や長尺材5を壁板に使用する場合も全く同様にして残留
応力を除くことができる。
(発明の効果) (1)押出し原板に残留する応力は、超音波振動を加え
られることにより除去され、この応力のため以後の成型
工程の前に変形を生じることが著しく少なくなる。
(2)押出し原板の残留応力のため成型後に製品が変形
することも著しく減少する。
(3)超音波振動を加えるため押出し原板8又は長尺材
5に少し押込んだならし片のため原板の表面は緻密な平
坦面となり、以後の成型を終った後の表面を綺麗にす
る。
【図面の簡単な説明】
第1〜3図は本発明の押出し原板の残留応力除去装置の
実施例を示し、第1図は押出し原板成型機の略側面図、
第2〜3図は振動子付近の二つの構造例を示す拡大断面
図、第4図は従来の押出し原板成型装置の側面図であ
る。 1:ミキサ、2:ホッパ、3:押出し成型機、4:ノズル、5:長
尺材、6:コンベヤ、7:カッタ、8:押出し原板、9、10:
コンベヤ、9a:ベルトコンベヤ、9b:ローラコンベヤ、1
1:受板、12、12a、12b:超音波振動子、13:支持具、14:
超音波発生器、15:ならし片。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】押出し機から押出し成型された板状の原板
    の表面及び裏面の少なくとも一方に超音波振動を加える
    ことにより、原板中の残留応力を除去すると共に厚さを
    均一にすることを特徴とする押出し原板の残留応力除去
    方法。
  2. 【請求項2】押出し機(3)から板状に押出し成型され
    た原板を移送するコンベヤ(9)に向けて、原板との距
    離調節自在で超音波発生器(14)に駆動される超音波振
    動子(12)を設けたことを特徴とする押出し原板の残留
    応力除去装置。
  3. 【請求項3】コンベヤ(9)をベルトコンベヤ(9a)と
    し、裏面にこれを支持して撓みを防止する受板(11)を
    設け、ベルトの表面側に超音波振動子(12)を設けた請
    求項2に記載の押出し原板の残留応力除去装置。
  4. 【請求項4】コンベヤ(9)をローラコンベヤ(9b)と
    し、2個の超音波振動子(12)を、一方の振動子をロー
    ラの間に下方から挿入して他方の振動子に対向させて設
    け、下方の振動子の後方のローラを振動子の原板への押
    込み分だけ前方のローラより高くした請求項2に記載の
    押出し原板の残留応力除去装置。
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