JPH082887Y2 - ワイヤーハーネス組立板用案内治具 - Google Patents

ワイヤーハーネス組立板用案内治具

Info

Publication number
JPH082887Y2
JPH082887Y2 JP1991013004U JP1300491U JPH082887Y2 JP H082887 Y2 JPH082887 Y2 JP H082887Y2 JP 1991013004 U JP1991013004 U JP 1991013004U JP 1300491 U JP1300491 U JP 1300491U JP H082887 Y2 JPH082887 Y2 JP H082887Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
guide rod
plate
protrusion
guide
groove
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1991013004U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0499313U (ja
Inventor
圭一 佐藤
和孝 矢田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Wiring Systems Ltd filed Critical Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority to JP1991013004U priority Critical patent/JPH082887Y2/ja
Priority to GB9110401A priority patent/GB2246087B/en
Priority to US07/700,025 priority patent/US5215297A/en
Publication of JPH0499313U publication Critical patent/JPH0499313U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH082887Y2 publication Critical patent/JPH082887Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01BCABLES; CONDUCTORS; INSULATORS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR CONDUCTIVE, INSULATING OR DIELECTRIC PROPERTIES
    • H01B13/00Apparatus or processes specially adapted for manufacturing conductors or cables
    • H01B13/012Apparatus or processes specially adapted for manufacturing conductors or cables for manufacturing wire harnesses
    • H01B13/01209Details

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Basic Packing Technique (AREA)
  • Supply And Installment Of Electrical Components (AREA)
  • Installation Of Indoor Wiring (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、ワイヤーハーネス組
立時に使用されるワイヤーハーネス組立板用案内治具に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】ワイヤーハーネス組立板は、図8に示す
ように、板部材B上に案内治具Aを所要位置に配設した
ものであり、調尺切断した電線aを案内治具Aに沿わせ
て布設して、目的に応じた枝形状の電線束を形成し、そ
の電線束外周をテープt等で巻いてばらばらにならない
ようにし、最後に、クランプ、プロテクタ等を取付けて
ワイヤーハーネスが完成される。
【0003】このワイヤーハーネスは、近年、前記電線
束の枝形状が複雑さを増し、それに伴って、案内沿具A
も本数が増大して高密度となっている。このため、テー
プ巻き作業およびクランプ、プロテクタ等の取付作業
(以下、これらを付属部品取付作業という)時に、高密
度な案内治具Aが、その作業を阻害し、作業性を著しく
悪化させていた。
【0004】そこで、本出願人は、実公昭62-20103号公
報に記載され、図9、図10に示すワイヤーハーネス組
立板用案内治具Aを提案した。すなわち、図9に示すよ
うに、板部材1に支持筒2が貫通され、この支持筒2の
上下にナット3及び枠体4をねじ込むことにより、支持
筒2が板部材1に支持固定されている。支持筒2には、
案内杆5が上下方向移動可能に挿通され、その下端は枠
体4の下端折曲片4aによって移動可能に支持されてい
る。
【0005】枠体4には上下方向のスリット6が形成さ
れ、このスリット6に案内杆5のピン7が摺動自在に挿
入されている。そのスリット6上端の枠体4表面に係止
板8が揺動かつ起伏可能に取付けられ、この係止板8
は、ばね9により、図9(a)a矢印方向に付勢され
て、常時はピン10に当接している。
【0006】この図9(a)に示す当接状態から、図1
0(a)のごとく、案内杆5を引き上げると、ピン7が
係止板8に当接し、さらにばね11に抗して引き上げる
と、ピン7は、係止板8をばね9に抗して反a矢印方向
に揺動して上昇し、同図(b)に示すように、係止板8
の突片8aをピン7が越えると、係止板8はピン7の押
圧力を解除されて、ばね9によりa矢印方向に揺動す
る。こののち、案内杆5を離せば、同図(c)に示すよ
うに、案内杆5は、ばね11により下降してピン7が係
止板8に係止し、その位置状態が維持される。この位置
状態が電線aを布設するレベルとなる。
【0007】つぎに、電線束にテープ巻きする等の付属
部品取付作業時には、図10(d)に示すように、同図
(c)の状態から案内杆5を引き上げると、ピン7が係
止板8の穴部8b内を上昇するため、係止板8はばね9
によりさらにa矢印方向に揺動して、ピン7は穴部8b
の最奥部に至る。この状態から、案内杆5を離すと、同
図(e)に示すように、ばね11により、案内杆5は、
ピン7が係止板8の傾斜片8cに当接して係止板8を押
し上げ(起立させ)ながら下降し、以後、案内杆5をさ
らに押し下げることにより、同図(f)のごとく、案内
杆5は低レベルとなる。すなわち、他の案内杆5に比
べ、低レベルとなって、電線束は浮いた状態となり、そ
の状態で、付属部品取付作業を行う。作業が終れば、前
述の逆作用により、案内杆5を引き上げて、電線a布設
レベルとする。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】上記従来の案内治具A
は、ピン7の移動長さの枠体4が必要であるため、板部
材1下面への突出寸法が大きく、組立時及び運搬時、枠
体4が変形・破損する割合が高い。このため、板部材1
に案内杆5、枠体4等を組立てた状態、すなわち、案内
治具A付組立板の状態では運搬できず、ワイヤーハーネ
ス布設時に案内治具Aを取付けて組立板を組立てること
となる。このことは、組立板の製造業者とそのユーザー
が異なる場合、ユーザーにとっては煩わしいことであ
る。
【0009】さらに、板部材1下面の突出寸法が大きい
ことは、板部材1上面で電線布設及び付属部品取付作業
が行われ、板部材1下面は死角となるため、板部材1下
面に不意に手を入れることによる損傷が生じ易い恐れも
あった。これは、下面突出量が多ければ多い程生じ易
い。
【0010】この考案は、以上の点に鑑み、板部材下面
の突出量を少なくすることにより、前記従来例の不具合
をなくすことを課題とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、この考案のワイヤーハーネス組立板用案内治具は、
板部材に貫通して固定される支持筒にワイヤーハーネス
の案内杆を、その軸方向に移動可能に挿入して、案内杆
の下端部を前記板部材下面から突出させ、この案内杆の
下端部に掛止部を設け、前記支持筒の下端に前記掛止部
のロック機構を備えた支持板を取り付け、前記案内杆
に、その軸方向に延びる断面非円弧部を設け、前記支持
筒又は支持板に、その断面非円弧部に沿って案内杆の回
転を阻止する係合部を設ける構成を採用したのである。
【0012】具体的には、前記断面非円弧部を平面と
し、前記係合部として支持筒の内径面を案内杆の外周面
に沿う形状にしたり、前記断面非円弧部を平面とし、前
記支持板の板面を前記係合部として案内杆を支持板に沿
わせたりすることができる。また、前記断面非円弧部を
案内杆の周面に形成された軸方向に延びる溝とし、この
溝に嵌るローラを前記係合部として前記支持板に取り付
けることもできる。
【0013】さらに、前記掛止部を前記案内杆21の長
さ方向に形成した溝23にすると共に前記ロック機構
を、前記支持板26に回転可能に取り付けられたカム板
29と、前記案内杆21の下端に設けられたL字片24
と、そのL字片24及び支持板26の間で案内杆21に
嵌挿されるコイルばね25とで構成することができる。
【0014】この場合、前記カム板29は、二又突片を
回転中心に対して対称に有するH字状であり、その板面
が前記案内杆21の溝23面に直角で前記二又突片が溝
23内に入り込む位置にあり、前記溝23は、カム板2
9の二又突片が入り込んだ状態でカム板29が回転し得
る深さ及び長さを有しており、カム板29の回転中心と
案内杆21の側面までの距離は、その回転中心からカム
板29の短手方向の最外端までの距離より長く設定され
ており、前記L字片24は、板部材1に沿って所定距離
L延びた後、板部材1に向って折曲したものであり、前
記L字片24の所定距離Lは、その先端24aの移動線
が前記カム板29の回転範囲内となるように設定されて
おり、前記コイルばね25は、前記溝23の上端にカム
板29の上側二又突片の下方が当接し、上方が案内杆2
1の側面に当接した際、その上端25aが前記支持板2
6に当接して圧接状態となるように設定されており、前
記L字片24の上向き長さは、前記コイルばね25を最
圧縮状態にした際、その先端24aがカム板29の下側
二又突片間に入って当接し、上側の二又突片の下片のみ
が前記溝23内に位置するように設定されている。
【0015】また、他の形態として、前記掛止部を案内
杆51から張り出す突起51aにすると共に前記ロック
機構を前記支持板53に取り付けられた係止板54と、
前記支持筒52の下端と突起51aとの間で案内杆51
に嵌挿されたコイルばね57とで構成することもでき
る。
【0016】この場合、前記係止板54は、前記突起5
1aの移動経路の一方側に揺動可能に、かつその突起5
1aの先端側に傾倒可能に支持されると共にばね55に
よって突起51aの移動経路の他方側に付勢されてお
り、その揺動支点から前記突起51aの移動経路を傾め
上方に横切るカム面54aを有していると共にこのカム
面54aの上端から揺動支点側に向って切り欠き凹部5
4bを有しており、その切り欠き凹部54bの下辺中央
部には、上方に立ち上がって突起51aを掛止する突片
54cが設けられていると共にその突片54cの揺動支
点側には同様の突片54dが前記突起51aの先端側に
傾斜した状態に設けられており、両突片54c、54d
の上方には、前記突起51aが通過可能な空間が形成さ
れている。
【0017】
【作用】以上のように構成されたワイヤーハーネス組立
板用案内治具は、可動部である案内杆に設けられた長さ
方向に延びる断面非円弧部が支持筒あるいは支持板の係
合部に沿うことにより、案内杆の回転が阻止されるた
め、支持板等を案内杆の移動方向に長くする必要がな
い。
【0018】
【実施例】図1に示すように、電線a(電線束)を支持
する案内部20は、案内杆21にねじ込むことにより一
体化され(図2参照)、この案内杆21は支持筒22に
貫通されている。
【0019】案内杆21の側面はカットされて平面21
aとなっており、一方、支持筒22の貫通孔22aもそ
の断面が案内杆21の横断面と同一に形成されており、
これにより、支持筒22に対し、案内杆21は回転不能
かつ筒軸方向に移動自在に支持される。案内杆21の回
転不能はキー・溝構造によることもできる。案内杆21
の下部には、その長さ方向の溝23が形成されていると
ともに、下端にL字片24が固着され、その上部にコイ
ルばね25が嵌められている。L字片24の固着は、溶
接、嵌着後ビス止め等の種々の手段による。
【0020】支持筒22の下部には支持板26が嵌着さ
れて一体化している。この嵌着後、溶接してもよく、単
に溶接だけで一体にしてもよい。この支持板26付の支
持筒22を、板部材1の所要位置の透孔27に挿入し
て、ナット28をねじ込むことにより、板部材1に取付
ける。
【0021】支持板26にはH字状カム板29がその中
心でもって取付けられている。この取付けは、図2に示
すように、スペーサ30を介し、軸31をEリング32
で止めることにより行なっている。このカム板29は、
図3(a)に示すように、前記ばね25の最圧縮状態に
おいて前記溝23にその上側二又突片29c、29dが
対向するようになっている。
【0022】前記L字片24の水平方向の伸びLは、図
2(a)に示すようにL字片先端24aの移動線がカム
板29の回転中心に対し、案内杆21の反対側となり、
かつ、カム板29の回転範囲内となるように設定されて
いる。このため、前記コイルばね25を伸長状態から最
圧縮させたときには(後記図3(e)から(a)への移
行時)、図3(a)に示すように、L字片24の先端2
4aは、カム板29の下側二又突片29a、29b内に
入って当接し、同図においてカム板29を反時計方向に
回す。
【0023】この実施例は、以上のように構成されてお
り、つぎにその作用について、図3を参照しながら説明
する。まず、図3(b)が電線布設レベル状態であり、
カム板29の二又突片29a、29bの一方29aが案
内杆21の溝23上端に係止し、他方29bが案内杆2
1側面に当接しており、ばね25により案内杆21が下
方に付勢されているため、カム板29は下向きにそれ以
上回転し得ず、よって案内杆21はそのレベルが維持さ
れている。すなわち、ばね25の付勢力により、布設作
業中に案内杆21が不用意に落下することがない。
【0024】この状態から、案内杆21を引き上げる
と、同図(c)に示すように、溝23がカム板29を横
向きで全て被う状態となるとともに、L字片先端24a
がカム板29に当接して回転させ、カム板29は横向き
となって二又突片29a、29bの他方29bも溝23
内に入る。このため、案内杆21を離すと同図(d)に
示すように、ばね25により案内杆21は下降して、溝
23上端及び側面でもってカム板29を回転させ、上下
方向H字状として下降に支障をなくす。さらに、同図
(e)に示すように、案内杆21は、自重により下降し
て、案内部20が板部材1に当って止まる。この状態
は、電線束が浮いた状態となり、この状態で、付属部品
取付作業を行う。
【0025】つぎに、案内杆21を引き上げて同図
(a)に示すように、コイルばね25の最圧縮状態にす
ると、L字片先端24aが、上下方向H字状のカム板2
9の下側二又突片29a、29bの外側片29aに当接
して、カム板29を回動し、その上側二又突片29c、
29dの内側片29cが溝23内に入る。この状態か
ら、案内杆21を離すと、コイルばね25により案内杆
21は下降して、カム板29の二又突片29c、29d
の一方29cが溝23上端に係止し、他方が29d案内
杆21側面に当接した状態となる。すなわち、同図
(b)で示す電線布設レベルに復帰し、かつその状態が
維持される。
【0026】電線布設レベルが変わった場合には、案内
部20を外し、案内杆21を下方に引き抜き、所望の長
さの案内杆を支持筒22に挿通することにより対応可能
である。このため、組立板の製造業者及びユーザーにお
いては、案内杆21と支持板26を別管理とすることが
でき、電線布設レベルに応じた高さの案内杆のみをそれ
ぞれ製造又は注文すればよいこととなる。これによっ
て、大幅なコストダウンを図ることができる。
【0027】この実施例においては、案内杆21と支持
筒22の位置関係を平面21aを形成することにより行
い、支持板26を支持筒22に嵌着して取り付けたの
で、各部材の相互位置関係を容易かつ正確に得ることが
できる。
【0028】また、カム板29等を支持板26で被って
いるため、組立て状態において、各組立板が干渉しても
カム板29等の昇降機構が損傷する恐れもない。また、
手が触れることによる損傷もない。組立板の組立状態に
よる梱包は、例えば、図4に示すように、2枚を向き合
せて、紙管40、テープ41等によって行う。
【0029】図5および図6は、前実施例と同様のロッ
ク機構を備えた案内治具であって、案内杆21の回り止
め手段を変えたものである。図5(a)乃至(c)に示
す案内治具は、案内杆21を角軸に形成し、その平面2
1aを支持板26の板面に沿わせるようにして、案内杆
21の回り止めを行ったものである。また、この案内治
具には、支持板26の上端にリング状の座板32を溶接
により取り付け、この座板32の外周縁を一部切り起し
て爪33を形成してある。従って、支持板26の補強効
果が高まると共にこの案内治具を板部材1に取り付ける
際は、爪33が板部材1の下面にくい込んで案内治具自
体の回転が阻止される。なお、この案内治具には、案内
杆21の操作を円滑にするため、弗素樹脂コーティング
を施してある。
【0030】図6(a)乃至(c)に示す案内治具は、
円形軸から成る案内杆21に、その長さ方向に延びる溝
34を形成し、この溝34に嵌り込むローラ35を支持
板26に取り付けることにより案内杆21の回り止めを
行うと共に溝34の形成範囲を限定することにより案内
杆21の抜け止めを行ったものである。この案内治具に
も上記案内治具と同様、爪33を有する座板32を設け
てある。
【0031】図7(a)および(b)は、従来ロック機
構を備えた案内治具であり、案内杆51を角軸に形成す
ると共に支持筒52の貫通孔52aを案内杆51の横断
面と同一にして案内杆51の回り止めを行ったものであ
る。
【0032】同図に示すように、案内杆51の下端に
は、直角方向に張り出す突起51aが設けられており、
支持板53には、突起51aに係合する係止板54が取
り付けられている。また、案内杆51には支持筒52の
下端と前記突起51aとの間にコイルばね57が嵌挿さ
れている。
【0033】支持板53は、縦断面L字形の板材53a
と、この板材53aの内面側に所定の隙間をあけて平行
に支持される単板53bとから成り、この単板53bに
は前記突起51aの移動用の溝53cが形成されてい
る。
【0034】前記係止板54は、前記隙間内において単
板53bの溝53cの一方側に、揺動可能かつ板材53
a側に傾倒可能に支持されると共にばね55によって溝
53cの他方側及び単板53a側に付勢されており、ス
トッパ56によりその回転が制限されている。
【0035】この係止板54は、前記溝53cを揺動支
点側から傾め上方に横切るカム面54aを有しており、
このカム面54aの上端から揺動支点側に向って切り欠
き凹部54bが形成されている。この切り欠き凹部54
bの下辺中央部には、上方に立ち上って前記突片51a
を係止する突片54cが設けられていると共にその突片
54cの揺動支点側には図9に示す傾斜片8cと同様に
機能する突片54dが板材53a側に傾斜した状態に設
けられており、両突片54c、54dの上方には、前記
突起51aが通過可能な空間が形成されている。
【0036】以上のように構成されたロック機構の動作
は、図9に示す従来例の場合と同様である。すなわち、
突起51aが溝53cに入り込む状態で支持筒52に挿
入された案内杆51を上方に引き上げると、突起51a
が前記カム面に当接して係止板54を揺動支点側に回転
させる。そして、突起51aがカム面54aの上端を越
えると、ばね55の付勢力により係止板54が逆方向に
回動し、突起51aが切り欠き凹部54b内に入り込
み、突片54cに掛止されて案内杆51がその位置に固
定される。この状態が電線布設レベルとなる。
【0037】次に、前記案内杆51をさらに上方に引き
上げると、突起51aが突片54cから外れ、ばね55
の付勢力により、係止板54が回動して突起51aの下
方に突片54dが位置する状態となる。この状態で、案
内杆51から手を離すと、コイルばね57の付勢力によ
り案内杆51が下方に押し上げられると共に突起51a
が突片54dの傾斜面に当接して係止板54を板材53
a側に押し倒しながら降下する。このとき、係止板54
はさらに回動し、ストッパ56に当接して初期状態に戻
る。この状態が付属部品の取付作業レベルとなる。
【0038】
【効果】以上のように、この考案のワイヤーハーネス組
立板用案内治具は、案内杆に、その軸方向に延びる断面
非円弧部を設け、支持筒又は支持板に、その断面非円弧
部に沿って案内杆の回転を阻止する係合部を設ける構成
を採用したため、支持板等を最小限の長さにおさえるこ
とができ、板部材下面の突出量を少なくすることができ
る。このため、組み立て状態でユーザーに搬入可能とな
ると共に電線布設時の手の損傷も少なくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に係るワイヤーハーネス組立板用案内
治具の一実施例を示す要部分解斜視図
【図2】(a)は図1の組立状態の切断正面図、(b)
は同上の切断側面図
【図3】(a)〜(e)は同実施例の作用説明図
【図4】ワイヤーハーネス組立板の梱包状態を示す斜視
【図5】(a)は第2実施例を示す分解斜視図、
(b)、(c)は同断面図
【図6】(a)は第3実施例を示す分解斜視図、
(b)、(c)は同断面図
【図7】(a)は第4実施例を示す分解斜視図、(b)
は同断面図
【図8】ワイヤーハーネスの布設状態を示す斜視図
【図9】(a)は従来例の正面図、(b)は同右側面図
【図10】(a)〜(f)は従来例の作用説明図
【符号の説明】
1 板部材 20 案内部 21 案内杆 21a 平面 22 支持筒 22a 貫通孔 23 溝 24 L字片 24a L字片先端 25 コイルばね 26 支持板 27 透孔 28 ナット 29 カム板 29a、29b、29c、29d 二又突片 30 スペーサ 31 軸 32 Eリング 51 案内杆 51a 突起 52 支持筒 52a 貫通孔 53 支持板 53a 板材 53b 単板 53c 溝 54 係止板 54a カム面 54b 切り欠き凹部 54c、54d 突片 55 ばね 56 ストッパ 57 コイルばね A 案内治具 a 電線 L 所定距離

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 板部材に貫通して固定される支持筒にワ
    イヤーハーネスの案内杆を、その軸方向に移動可能に挿
    入して、案内杆の下端部を前記板部材下面から突出さ
    せ、この案内杆の下端部に掛止部を設け、前記支持筒の
    下端に前記掛止部のロック機構を備えた支持板を取り付
    け、前記案内杆に、その軸方向に延びる断面非円弧部を
    設け、前記支持筒又は支持板に、その断面非円弧部に沿
    って案内杆の回転を阻止する係合部を設けたワイヤーハ
    ーネス組立板用案内治具。
  2. 【請求項2】 前記断面非円弧部を平面とし、前記係合
    部として支持筒の内径面を案内杆の外周面に沿う形状に
    した請求項1記載のワイヤーハーネス組立板用案内治
    具。
  3. 【請求項3】 前記断面非円弧部を平面とし、前記支持
    板の板面を前記係合部として案内杆を支持板に沿わせる
    ようにした請求項1記載のワイヤーハーネス組立板用案
    内治具。
  4. 【請求項4】 前記断面非円弧部を案内杆の周面に形成
    された軸方向に延びる溝とし、この溝に嵌るローラを前
    記係合部として前記支持板に取り付けた請求項1記載の
    ワイヤーハーネス組立板用案内治具。
  5. 【請求項5】 前記掛止部は、前記案内杆21の長さ方
    向に形成された溝23であり、前記ロック機構は、前記
    支持板26に回転可能に取り付けられたカム板29と、
    前記案内杆21の下端に設けられたL字片24と、その
    L字片24及び支持板26の間で案内杆21に嵌挿され
    たコイルばね25とから成り、前記カム板29は、二又
    突片を回転中心に対して対称に有するH字状であり、そ
    の板面が前記案内杆21の溝23面に直角で前記二又突
    片が溝23内に入り込む位置にあり、前記溝23は、カ
    ム板29の二又突片が入り込んだ状態でカム板29が回
    転し得る深さ及び長さを有しており、カム板29の回転
    中心と案内杆21の側面までの距離は、その回転中心か
    らカム板29の短手方向の最外端までの距離より長く設
    定されており、前記L字片24は、板部材1に沿って所
    定距離L延びた後、板部材1に向かって折曲したもので
    あり、前記L字片24の所定距離Lは、その先端24a
    の移動線が前記カム板29の回転範囲内となるように設
    定されており、前記コイルばね25は、前記溝23の上
    端にカム板29の上側二又突片の下方が当接し、上方が
    案内杆21の側面に当接した際、その上端25aが前記
    支持板26に当接して圧接状態となるように設定されて
    おり、前記L字片24の上向き長さは、前記コイルばね
    25を最圧縮状態にした際、その先端24aがカム板2
    9の下側二又突片間に入って当接し、上側の二又突片の
    下片のみが前記溝23内に位置するように設定された請
    求項1乃至4のいずれかに記載のワイヤーハーネス組立
    板用案内治具。
  6. 【請求項6】 前記掛止部は、前記案内杆51から張り
    出す突起51aであり、前記ロック機構は、前記支持板
    53に取り付けられた係止板54と、前記支持筒52の
    下端と突起51aとの間で案内杆51に嵌挿されたコイ
    ルばね57とから成り、前記係止板54は、前記突起5
    1aの移動経路の一方側に揺動可能かつその突起51a
    の先端側に傾倒可能に支持されると共にばね55によっ
    て突起51aの移動経路の他方側に付勢されており、そ
    の揺動支点から前記突起51aの移動経路を傾め上方に
    横切るカム面54aを有していると共にこのカム面54
    aの上端から揺動支点側に向かって切り欠き凹部54b
    を有しており、その切り欠き凹部54bの下辺中央部に
    は、上方に立ち上って突起を掛止する突片54cが設け
    られていると共にその突片54cの揺動支点側には同様
    の突片54dが前記突起51aの先端側に傾斜した状態
    に設けられており、両突片54c、54dの上方には、
    前記突起51aが通過可能な空間が形成されて成る請求
    項1乃至4のいずれかに記載のワイヤーハーネス組立板
    用案内治具。
JP1991013004U 1990-05-14 1991-03-08 ワイヤーハーネス組立板用案内治具 Expired - Lifetime JPH082887Y2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991013004U JPH082887Y2 (ja) 1990-05-14 1991-03-08 ワイヤーハーネス組立板用案内治具
GB9110401A GB2246087B (en) 1990-05-14 1991-05-14 Guide jig for use with assembly plate for assembling wire harness
US07/700,025 US5215297A (en) 1990-05-14 1991-05-14 Guide jig for use with assembly plate for assembling wire harness

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2-50410 1990-05-14
JP5041090 1990-05-14
JP1991013004U JPH082887Y2 (ja) 1990-05-14 1991-03-08 ワイヤーハーネス組立板用案内治具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0499313U JPH0499313U (ja) 1992-08-27
JPH082887Y2 true JPH082887Y2 (ja) 1996-01-29

Family

ID=26348719

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1991013004U Expired - Lifetime JPH082887Y2 (ja) 1990-05-14 1991-03-08 ワイヤーハーネス組立板用案内治具

Country Status (3)

Country Link
US (1) US5215297A (ja)
JP (1) JPH082887Y2 (ja)
GB (1) GB2246087B (ja)

Families Citing this family (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE9114276U1 (de) * 1991-11-15 1993-03-11 Paul Hellermann Gmbh, 2080 Pinneberg Kabelbaum-Legevorrichtung
US5940962A (en) * 1993-03-18 1999-08-24 Sumitomo Wiring Systems, Ltd. Wire harness bundling method
JP2917750B2 (ja) * 1993-05-19 1999-07-12 住友電装株式会社 ワイヤーハーネス組立板用案内治具
US5490664A (en) * 1994-01-31 1996-02-13 United Technologies Automotive, Inc. Universal fork wire harness assembly jig
US5535511A (en) * 1994-11-16 1996-07-16 United Technologies Automotive, Inc. Method of assembling a wire harness
ES1029519Y (es) * 1994-11-28 1995-11-01 Mecanismos Aux Ind Horquilla perfeccionada.
JP2988344B2 (ja) * 1995-11-08 1999-12-13 住友電装株式会社 ワイヤハーネス組立図板
US6032348A (en) * 1998-03-20 2000-03-07 Northrop Grumman Corporation Method of forming a modularized adjustable holding fixture
JP3552928B2 (ja) * 1998-11-25 2004-08-11 住友電装株式会社 ワイヤーハーネスの組立用治具
US6711031B1 (en) * 2003-02-03 2004-03-23 Unitrend, Inc. Wire management system
US6865087B2 (en) * 2003-02-03 2005-03-08 Unitrend, Inc. Wire management system
US10256011B2 (en) 2014-10-31 2019-04-09 Panduit Corp. Wire harness assembly system
CN108668461A (zh) * 2018-07-13 2018-10-16 苏州市吴通智能电子有限公司 一种应用于smt贴装线的连板定位式热熔胶治具
JP7107978B2 (ja) * 2020-01-16 2022-07-27 矢崎総業株式会社 電線の配索方法
US20240033811A1 (en) * 2022-07-28 2024-02-01 Mueller International, Llc Part tree support system

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US1312306A (en) * 1919-08-05 Pi-anookaph co
US1460286A (en) * 1919-11-25 1923-06-26 Alexander L Duval D Adrian Method of and apparatus for supporting glass cylinders
US4691905A (en) * 1985-04-18 1987-09-08 Nissan Motor Co., Ltd. Machine for holding workpiece
JPH0697577B2 (ja) * 1988-05-18 1994-11-30 矢崎総業株式会社 ワイヤハーネスの製造治具
US4964449A (en) * 1990-03-27 1990-10-23 Conners John M Miter saw track

Also Published As

Publication number Publication date
GB2246087A (en) 1992-01-22
JPH0499313U (ja) 1992-08-27
GB2246087B (en) 1993-12-15
US5215297A (en) 1993-06-01
GB9110401D0 (en) 1991-07-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH082887Y2 (ja) ワイヤーハーネス組立板用案内治具
KR101765680B1 (ko) 이어폰용 와이어 자동 감김 장치
EP0625785B1 (en) Guide jig for wiring harness assembly plate
JP2002084612A (ja) 電線絶縁保護管の端末固定具
JP4651449B2 (ja) 天板等の昇降ガイド装置
KR880000833B1 (ko) 석유연소기
JP2949616B2 (ja) フラップテーブル
JPH051468A (ja) 足場用建枠
JPS6337891Y2 (ja)
JPH0210329Y2 (ja)
JPH0738727Y2 (ja) パイプ伸縮固定装置
JP2005334301A (ja) アームレストの高さ調節装置
JPH0547276Y2 (ja)
JPH0218786Y2 (ja)
JPH0212763Y2 (ja)
JPH0351516Y2 (ja)
JP4142535B2 (ja) ホース巻き取り機
JP2785693B2 (ja) 映写スクリーンの固定金具
JP2595015Y2 (ja) 足場枠用連結管
JPH0913662A (ja) 連結用ピン
JPH0618488Y2 (ja) 洋傘の下ロクロ係止装置
JP2575420Y2 (ja) 床パネル引き上げ運搬工具
JP2567493Y2 (ja) サンバイザ
JPS624491Y2 (ja)
JPH04345908A (ja) 磁気記録再生装置の清掃部材昇降機構

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term