JPH08287150A - 販売促進カード発行装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】販売促進情報の呼出入力を簡単にして、オペレ
ータの負担を軽減し、操作性を向上させる。 【構成】ＰＯＰマスタの品番フィールド又はＪＡＮコー
ドフィールドの数値データの検索に加えて、キーボード
から入力された文字データについて、品名フィールド又
は会社名フィールドの文字データの検索を行い、入力さ
れた文字データを含む又は一致する検索された文字デー
タを一覧として表示器に表示し、キーボードによる選択
指定入力により指定された文字データに該当するＰＯＰ
マスタの販売促進情報に基いて販売促進カードとしての
ＰＯＰカード( ＰＯＰラベル )を発行するもの。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】この発明は、商品の販売促進のた
めの情報をカード等の印刷媒体に印字して販売促進カー
ドを発行する販売促進カード発行装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来の販売促進カード発行装置として
は、販売促進カードとしてＰＯＰ(Pointof Purchase Ad
vertizing )カード( ラベル )を発行するＰＯＰカード
( ＰＯＰラベル )発行装置が知られている。

【０００３】販売促進情報は、品番又はＪＡＮコード等
のキーコードに対応してメモリに記憶されている。これ
は、販売促進情報の呼出しを、テンキーからの入力によ
り呼出せるようにしたためである。

【０００４】ＰＯＰカード発行時に、オペレータは、商
品と品番又はＪＡＮコード等のキーコードとの対応表を
参照して、ＰＯＰカードを発行する目的の商品の品番又
はＪＡＮコード等のキーコードを検索して、検索したキ
ーコードをキーボードから入力する。するとＰＯＰ発行
装置は、そのキーコードに対応する販売促進情報が呼出
されて、表示器にその販売促進情報を表示する。オペレ
ータがその表示により確認するキー入力を行うと、ＰＯ
Ｐ発行装置は、その呼出されている販売促進情報に基い
て販売促進のための情報( メッセージ、割引率、値引き
値段等 )をカード( ラベル )等の印字媒体に印字してＰ
ＯＰカードを発行する。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
のＰＯＰカード( ラベル )発行装置は、品番又はＪＡＮ
コード等のキーコードを入力して販売促進情報を呼出す
ようになっていたため、オペレータは商品と品番又はＪ
ＡＮコード等のキーコードとの対応表を検索するか、又
はその対応表を暗記しておく必要があり、オペレータの
負担が大きく、操作性が悪いという問題があった。

【０００６】そこでこの発明は、販売促進情報の呼出し
入力を簡単にすることにより、オペレータの負担を軽減
し、操作性を向上させることができる販売促進カード発
行装置を提供することを目的とする。

【０００７】

【課題を解決するための手段】この発明は、識別するた
めの文字情報毎に販売促進情報を記憶した販売促進情報
記憶手段と、文字情報情報を入力するための文字情報入
力手段と、この文字情報入力手段により入力された文字
情報及びこの入力文字情報を含む文字情報を販売促進情
報記憶手段から検索する検索手段と、この検索手段によ
り検索された該当文字情報の一覧を表示する該当文字情
報表示手段と、この該当文字情報表示手段により表示さ
れた文字情報の中から１つの文字情報を指定入力する指
定入力手段と、この指定入力手段により指定された文字
情報に対応して販売促進情報記憶手段に記憶された販売
促進情報に基いてカード等の印刷媒体に販売促進のため
の情報を印字して販売促進カードとして発行する印字発
行手段とを設けたものである。

【０００８】

【作用】このような構成の本発明において、文字情報入
力手段により入力された文字情報及びこの入力文字情報
を含む文字情報が、検索手段により販売促進情報記憶手
段から検索される。この検索された文字情報の一覧が該
当文字情報表示手段により表示され、指定入力手段によ
り文字情報の一覧から１つの文字情報が指定入力され
る。

【０００９】印字発行手段は、指定入力された文字情報
に対応して販売促進情報記憶手段に記憶された販売促進
情報に基いて、カード等の印刷媒体に販売促進のための
情報を印字して販売促進カードとして発行する。

【００１０】

【実施例】以下、この発明の実施例を図面を参照して説
明する。図１は、この発明を適用したＰＯＰ(Point of
Purchase Advertizing )カード( ラベル )発行装置の要
部回路構成を示すブロック図である。

【００１１】１は、制御部本体を構成するＣＰＵ(centr
al processing unit )である。このＣＰＵ１が行う処理
のプログラムデータが記憶されたＲＯＭ( read onlymem
ory )２、前記ＣＰＵ１が処理を行う時に使用する各種
メモリのエリアが形成されたＲＡＭ(random access mem
ory)３、後述するように品番及び品名に対応して販売促
進情報が記憶されたＰＯＰマスタ４-1等の各種ファイル
が形成された外部記憶装置４とのデータの伝送制御を行
う外部記憶装置インターフェイス５、印字のための描画
データが記憶される印字バッファ６、表示データが記憶
される表示用ファイル７は、それぞれシステムバス８を
介して前記ＣＰＵ１と接続されている。

【００１２】また、前記ＣＰＵ１は前記システムバス８
を介して、文字情報入力手段及び指定入力手段としての
キーボード９とのデータの伝送制御を行うキーボードイ
ンターフェイス１０と、表示器１１を制御する表示コン
トローラ１２と、販売促進カードとしてのＰＯＰカード
( ＰＯＰラベル )を印字発行するＰＯＰプリンタ１３と
のデータの伝送制御を行うプリンタインターフェイス１
４と接続されている。

【００１３】図２は、前述したＰＯＰマスタ４-1のメモ
リ構成を示す図である。このＰＯＰマスタ４-1は販売促
進情報記憶手段として、品番コードデータ( 数値データ
)が記憶された品番フィールド４１と、漢字を含む文字
データが記憶された品名フィールド４２と、第１の価格
の数値データが記憶された価格１フィールド４３と、第
２の価格の数値データが記憶された価格２フィールド４
４と、メッセージ等のデータが記憶された付加説明１フ
ィールド４５と、〜、ＪＡＮコードデータ( 数値データ
)が記憶されたＪＡＮコードフィールド４６とから構成
され、これらの各フィールドにわたる１つの商品につい
ての販売促進情報はレコードと呼ばれる単位で管理され
る。

【００１４】図３は、前記ＣＰＵ１が行う品名検索発行
処理の流れを示す図である。まず、キーボード９から検
索文字の入力が行われる( 有る )までの待機状態とな
る。

【００１５】検索文字が入力されると、ステップ１( Ｓ
Ｔ１ )の処理として、その入力された検索文字につい
て、ＰＯＰマスタ４-1の次のレコード( 検索開始時は最
初のレコード )の検索を行う。

【００１６】この検索されたレコードの品名フィールド
４２の文字データ中に検索文字が含まれている( 同一を
含む )か否かを判断する( 検索手段 )。なお、品名欄へ
品名をバランス良く印字するため、品名データには文字
間にスペースを挿入する場合があるが、この検索文字が
含まれているか否かの判断においては、品名フィールド
４２の文字データ( 文字列は )はスペースを無視し、残
りの文字データが連続したものとして取扱われる。例え
ば、検索文字として「ポテト」とキーボード９から入力
した時、品名フィールド４２に「ポ テ ト」と登録し
ていると、この「ポテト」と「ポ テ ト」とは同一(
含まれている )と判断され、品名フィールド４２に「ポ
テ ト サ ラ ダ」と登録していると含まれている
と判断される。

【００１７】ここで、その品名フィールド４２の文字デ
ータ中に検索文字が含まれていないと判断すると、後述
するステップ２の処理へ移行するようになっている。ま
た、その品名フィールド４２の文字データ中に検索文字
が含まれている( 一致する場合を含む )と判断すると、
その品名フィールド４２の文字データを該当データとし
て表示用ファイル７に書込み、次のステップ２の処理へ
移行する。

【００１８】ステップ２( ＳＴ２ )の処理は、次のレコ
ードが有るか否かを判断する。すなわち、検索したレコ
ードは、ＰＯＰマスタ４-1の最後のレコードか否かを判
断する。ここで、次のレコードが有ると判断すると、再
び前述したステップ１の処理へ戻るようになっている。

【００１９】また、次のレコードはないと判断すると、
該当データとして表示用ファイル７に書込まれた全ての
文字データを、一覧にして表示器１１に表示し( 該当文
字情報表示手段 )、それらの文字データのうちから発行
すべき文字データを指定するキーボード９からの指定入
力が行われる( 有る )までの待機状態となる。

【００２０】キーボード９から発行すべき文字データの
指定入力が行われると、その指定された文字データに該
当するＰＯＰマスタ４-1の販売促進情報に基いて発行デ
ータを作成して、印字バッファ６に発行データを描画す
る。

【００２１】次に、キーボード９から発行枚数の設定が
行われるまでの待機状態となり、発行枚数の設定が行わ
れると、その発行枚数をＰＯＰプリンタ１３に設定し、
ＰＯＰプリンタ１３へＰＯＰカードの発行開始の指示デ
ータを出力し( 印字発行手段)、ＰＯＰプリンタ１３で
のＰＯＰカードの発行が終了して、ＰＯＰプリンタ１３
から発行終了データを入力すると、この品名検索発行処
理を終了するようになっている。

【００２２】このような構成の本実施例において、ＰＯ
Ｐカード( ＰＯＰラベル )を発行する時には、まず、品
番又はＪＡＮコード入力による発行モード又は品名検索
発行モードかが選択される。

【００２３】品番( コード )又はＪＡＮコード入力によ
る発行モードが選択された時には、従来の用に、品番又
はＪＡＮコード( 数値データ )を入力して、ＰＯＰマス
タ４-1に登録された該当する販売促進情報に基いて、Ｐ
ＯＰカードが印字発行される。

【００２４】品名検索発行モードが選択された時には、
キーボード９から所望する商品の品名の文字データが、
オペレータにより入力される。すると、ＰＯＰマスタ４
-1の品名フィールド４２が順次検索され、キーボード９
から入力された文字データを含む又は一致する全ての品
名の文字データの一覧が、表示器１１に表示される。

【００２５】ここで、オペレータは、表示器に表示され
た品名の中から所望の商品の品名を選択して、キーボー
ド９からその選択した品名の指定入力を行う。すると、
その指定入力された品名でＰＯＰマスタ４-1に登録され
た販売促進情報に基いて、ＰＯＰカード( ＰＯＰラベル
)が印字発行される。

【００２６】また、ＰＯＰマスタ４-1の品名フィールド
４２には必ずしも、販売商品の品名の文字データのみを
登録するものではなく、例えば品名の後にその販売商品
の製造元又は販売元の会社名の文字データを加えたもの
を登録しても良い。従って、キーボード９から会社名の
文字データを入力すれば、その製造元又は販売元の会社
名の取扱う全ての商品の品名＋会社名の文字データの一
覧が、表示器１１に表示される。

【００２７】オペレータは、表示器１１に表示された品
名＋会社名の中から所望の商品の品名＋会社名を選択し
て、キーボード９からその選択した品名＋会社名の指定
入力を行う。

【００２８】すると、その指定入力された品名＋会社名
でＰＯＰマスタ４-1に登録された販売促進情報に基い
て、ＰＯＰカードが印字発行される。

【００２９】さらに、図４に示すように、ＰＯＰマスタ
４-1に会社名フィールド５１を独立して形成し、品名フ
ィールド４２と共にその会社名フィールド５１も検索の
対象とするようにする。

【００３０】そこで、会社名の文字データをキーボード
９から入力すると、会社名フィールド５１の検索から、
キーボード９から入力された文字データを含む又は一致
する全ての会社名の文字データが抽出され、この抽出さ
れた会社名の文字データに該当する品名フィールド４２
に登録されている全ての品名の文字データの一覧が、表
示器１１に表示される。

【００３１】すなわち、入力した製造元又は販売元の会
社名の取扱う全ての商品の品名の文字データの一覧が、
表示器１１に表示されることになる。そこで、オペレー
タは、表示器１１に表示された品名の中から所望の商品
の品名を選択して、キーボード９からその選択した品名
の指定入力を行う。

【００３２】すると、その指定入力された品名でＰＯＰ
マスタ４-1に登録された販売促進情報に基いて、ＰＯＰ
カードが印字発行される。

【００３３】このように、ＰＯＰマスタ４-1に会社名フ
ィールド５１を形成したことにより、品名と会社名を独
立して登録することができ、会社名を入力すると、取扱
う品名の一覧が表示されるので、上述した品名＋会社名
を表示する場合に比べて、表示器１１の表示が見易いと
いう効果が得られる。

【００３４】このように本実施例よれば、ＰＯＰマスタ
４-1の品番フィールド４１又はＪＡＮコードフィールド
４６の数値データの検索に加えて、キーボード９から入
力された文字データについて、品名フィールド４２又は
会社名フィールド５１の文字データの検索を行い、入力
された文字データを含む又は一致する検索された文字デ
ータを一覧として表示器１１に表示し、キーボード９に
よる選択指定入力により指定された文字データに該当す
るＰＯＰマスタ４-1の販売促進情報に基いてＰＯＰカー
ド( ＰＯＰラベル )を発行することにより、販売促進情
報の呼出し入力が文字データで、しかも、品名又は会社
名の文字データの一部の入力で済み、該当する品名の一
覧が表示されるので、検索が簡単にできる。

【００３５】従って、入力データと販売促進情報との対
応表を参照する必要がなく、販売促進情報の呼出し入力
を簡単にすることができ、オペレータの負担を軽減する
ことができ、操作性を向上させることができる。

【００３６】

【発明の効果】以上詳述したようにこの発明によれば、
販売促進情報の呼出し入力を簡単にすることにより、オ
ペレータの負担を軽減し、操作性を向上させることがで
きる販売促進カード発行装置を提供できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】この発明の一実施例のＰＯＰカード発行装置の
要部回路構成を示すブロック図。

【図２】同実施例のＰＯＰカード発行装置の外部記憶装
置に形成されたＰＯＰマスタ４-1のメモリ構成を示す
図。

【図３】同実施例のＰＯＰカード発行装置で行われる品
名検索発行処理の流れを示す図。

【図４】同実施例のＰＯＰカード発行処理で行われる品
名検索発行処理の流れの変形例を示す図。

【符号の説明】

１…ＣＰＵ、 ４-1…ＰＯＰマスタ、 ７…表示用ファイル、 ９…キーボード、 １１…表示器、 １３…ＰＯＰプリンタ、 ４２…品名フィールド４２、 ５１…会社名フィールド。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 識別するための文字情報毎に販売促進情
   報を記憶した販売促進情報記憶手段と、 文字情報情報を入力するための文字情報入力手段と、 この文字情報入力手段により入力された文字情報及びこ
   の入力文字情報を含む文字情報を前記販売促進情報記憶
   手段から検索する検索手段と、 この検索手段により検索された該当文字情報の一覧を表
   示する該当文字情報表示手段と、 この該当文字情報表示手段により表示された文字情報の
   中から１つの文字情報を指定入力する指定入力手段と、 この指定入力手段により指定された文字情報に対応して
   前記販売促進情報記憶手段に記憶された販売促進情報に
   基いてカード等の印刷媒体に販売促進のための情報を印
   字して販売促進カードとして発行する印字発行手段とを
   設けたことを特徴とする販売促進カード発行装置。