JP2004078305A - Posシステムおよび印刷制御方法 - Google Patents

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Masahiro Minowa
箕輪 政寛
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Abstract

【課題】オペレータを介さずに、顧客によって設定された領収書発行のための情報に基づいて、領収書の発行が可能なPOSシステムおよび印刷制御方法を提供する。
【解決手段】入力装置と、印刷装置と、表示装置、制御装置とを備えており各種の用途を有するPOSシステム等の機能端末装置において、領収書発行の要/不要等の領収書の発行を問い合わせるメッセージを表示する機能と、このメッセージに基づいて顧客の設定した領収書発行の設定情報を受け付ける機能と、その端末装置で発行するレシートを印刷した後に、領収書発行の設定情報に基づいて領収書を印刷する機能とを備え、顧客の希望により領収書を選択的に印刷可能とした。
【選択図】 図4

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、POSシステムおよび印刷制御方法に関する。特に、領収書発行の有無および所定の領収書印刷項目を顧客に入力させ、入力された領収書印刷項目を印刷した領収書を発行することのできるPOSシステムおよび印刷制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
POSシステムにおいては、顧客が購入した商品の精算処理(会計処理)を実行し、精算処理が終了すると、その結果をレシートとして印刷する。しかしながら、顧客によっては、レシートだけでなく領収書も必要な場合がある。そのため、レシートと領収書とを印刷できるPOSシステムが提案されている。即ち、レシートが発行された後に、顧客から領収書の発行を要望されると、オペレータは領収書発行のための入力操作を実行する。そして、オペレータからの入力情報を受け付けることにより、POSシステムは所定のフォーマットの領収書を印刷する。
【0003】
例えば、特開平5−101268号公報に記載の電子キャッシュレジスタは、顧客情報として、領収書の宛先を予め登録しておき、登録されている領収書の宛先に「サマ」、「ドノ」等の敬称を付けて印刷された領収書を発行していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、レシートを印刷した後に、顧客から領収書の発行を要望された場合、オペレータから入力された、精算処理を識別するためのレシート処理番号を用いて、精算処理の情報を検索し、検索した情報に基づいて領収書を印刷する必要があった。従って、オペレータがレシート処理番号を入力する必要もあった。
【0005】
また、領収書に宛先を印刷する場合、領収書の宛先を予め登録されている顧客情報に基づいて印刷するため、領収書の宛先を登録する作業が必要であった。または、宛先が登録されていない場合は領収書を印刷した後、宛先を手書きにより記入する必要もあった。
【0006】
従って、本発明は、以上のような問題点を解決するためになされたもので、オペレータを介さずに、顧客によって設定された、領収書発行のための情報に基づいて、領収書の発行が可能なPOSシステムおよび印刷制御方法を提供することを目的とする。
【0007】
更に、本発明は、簡易な顧客による作業によって領収書発行の設定情報を受け付けることが可能なPOSシステムおよび印刷制御方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明では、精算処理時に、表示機能と入力機能を有した顧客用の情報設定装置を利用して、領収書発行の要/不要、領収書発行に伴う領収書の領収書印刷項目を顧客に問う情報を表示し、表示された情報に基づいて顧客によって入力された設定情報を受け付け、受け付けた設定情報と精算情報とに基づいて領収書を印刷することにより、上記課題を解決した。
【0009】
以下、本発明を説明する。
【0010】
本発明の、POSシステムの1つの態様は、顧客の購入商品の商品登録を行い、更に会計情報を出力する会計情報制御部と、領収書発行の有無および所定の1個または複数個の領収書印刷項目の入力を誘導するためのメッセージを表示させる表示制御部と、表示制御部によって表示されたメッセージに基づいて入力された領収書の発行を設定する設定情報を受け付ける入力制御部と、入力制御部によって受け付けられた設定情報と会計情報制御部によって出力された会計情報とに基づいて、領収書の印刷情報を生成する印刷情報生成部とを備えていることを特徴とするPOSシステムである。従って、顧客は、領収書が必要な場合に、表示された領収書の発行をメッセージに基づいて、必要な入力操作をするだけで、簡単に印刷された領収書を受け取ることができる。また、オペレータは、領収書の要不要を顧客にたずねたり、又、既に会計処理をした後に繁雑な作業を実行する必要もない。
【0011】
本発明の、POSシステムの別の態様は、会計情報を識別するレシート処理番号を印刷した領収書を発行できることを特徴とするPOSシステムである。従って、例えば、税務上のトラブルが発生した場合等において、領収書のレシート処理番号により領収書と売上げ処理記録とを簡単に対応付けることが可能となり、領収書の証拠能力が高くなる。
【0012】
本発明の、POSシステムの別の態様は、領収書印刷項目が領収書の宛先を含み、入力装置からの設定情報に基づいて、宛先欄に文字列「上様」を印刷可能に構成したこと特徴とするPOSシステムである。従って、領収書の宛先として記入されることが多い「上様」を、領収書が発行された後に、オペレータによって手書きする必要がなくなる。
【0013】
本発明の、POSシステムの別の態様は、領収書印刷項目が領収書の宛先を含み、入力装置からの設定情報に基づいて、宛先欄を空欄にして印刷可能に構成したことを特徴とするPOSシステムである。
【0014】
本発明の、印刷制御方法の1つの態様は、(a)顧客の購入商品の商品登録を行い、更に会計情報を出力する工程と、(b)領収書発行の要・不要および所定の1つまたは複数の領収書印刷項目の入力を誘導するためのメッセージを表示する工程と、(c)工程(b)によって表示されたメッセージに基づいて入力された領収書の発行を設定する設定情報を受け付ける工程と、(d)工程(c)によって受け付けられた設定情報と工程(a)によって出力された会計情報とに基づいて、領収書の印刷情報を生成する工程とを備えていることを特徴とする印刷制御方法である。
【0015】
本発明の、印刷制御方法の別の態様は、会計情報を識別するレシート処理番号を印刷した領収書を発行できることを特徴とする印刷制御方法である。
【0016】
本発明の、印刷制御方法の別の態様は、領収書印刷項目が領収書の宛先を含み、設定情報に従って宛先欄に文字列「上様」を印刷する工程を有することを特徴とする印刷制御方法である。
【0017】
本発明の、印刷制御方法の別の態様は、領収書印刷項目が領収書の宛先を含み、設定情報に従って宛先欄を空欄にして印刷する工程を有することを特徴とする印刷制御方法である。
【0018】
本発明の、プログラムの1つの態様は、上述した印刷制御方法の各工程を実行させるプログラムである。
【0019】
本発明の、情報記録媒体の1つの態様は、上述した印刷制御方法の各工程を実行させるプログラムを記録したコンピュータに読み取り可能な情報記録媒体。
【0020】
【発明の実施の形態】
この発明の一実施態様を、図面を参照しながら説明する。なお、以下に説明する実施態様は説明のためのものであり、本発明の範囲を制限するものではない。従って、当業者であればこれらの各要素もしくは全要素をこれと均等なものによって置換した実施態様を採用することが可能であるが、これらの実施態様も本発明の範囲に含まれる。
【0021】
図1(a)は、本発明で使用するPOSシステム用レジスタ(以下、「POS端末装置」という)10の正面斜視図を示す。図中、12はオペレータ用キーボードであり、オペレータにより商品情報および顧客情報等の入力が行われる。13は、オペレータ用表示機である。15は、キャッシュドロアであり、19はプリンタである。プリンタ19により、金銭登録処理後にレシートが発行され、引き続き顧客の要求に基づいて、領収書40が発行される。ここで、レシートと領収書とを同一のプリンタ19にて印刷しているが、レシートと領収書とを異なるプリンタにて印刷することも可能である。14は商品に付されたバーコードを読み取るバーコードリーダ、20はクレジットなどの磁気カードを読み取るカードリーダである。
【0022】
図1(b)は、図1(a)の背面斜視図である。16は本発明で使用する情報設定装置であり、タッチパネル付き表示機により構成されている。情報設定装置16は、表示部17および入力部18(図2)を有しており、表示部17に、領収書の要/不要、領収書の宛先等を顧客に設定してもらうための領収書発行誘導表示情報のメッセージが表示される。顧客はタッチパネルからなる入力部18により、表示されているメッセージに基づいて、領収書設定情報を入力することが可能である(詳細は後述する)。情報設定装置16により顧客が領収書の発行を要求した場合に、顧客の設定した宛先等が領収書に印刷される。また、金銭登録処理を識別するレシート処理番号を領収書に印刷することも可能である。また、情報設定装置16に顧客に対する広告等を表示することも可能である。
【0023】
図2は、図1に示すPOS端末装置10の構成をさらに詳細に示す図である。図2では示していないが、CPU11には、ROM、RAM等のメモリおよびディスク等の記録装置を含むことを前提として記載してある。CPU11には、オペレータ用キーボード12、オペレータ用表示機13、バーコードリーダ14、キャッシュドロワ15、情報設定装置16、プリンタ19、カードリーダ20等が接続されている。CPU11は内部のメモリ等に記憶しているオペレーティングシステム(以下、「OS」という)およびその他のソフトウェアにより、接続されている各部を制御する。CPU11は、インタフェース22を介して、店舗サーバ31に接続される。
【0024】
図3にその店舗サーバ31およびそれに接続されている複数のPOS端末装置10a〜10c(以下、「POS端末装置10」という)からなるPOSシステム30を示す。
【0025】
店舗サーバ31のCPU32は、POS端末装置10のCPU11と同様に、図示しないROM、RAM、ディスク等のメモリを含んでいる。CPU32にはディスク装置等の比較的記憶容量の大きいランダムアクセス可能な記憶装置33が接続されており、CPU32により制御される。
【0026】
CPU32は、POS端末装置10側のインタフェース34を介して、POS端末装置10に接続され、その反対側に位置するインタフェース35により、図示していないセンターコンピュータまたはネットワーク網に接続される。これにより、センターコンピュータまたはネットワーク網から、インタフェース35を介して、更新された商品情報等が店舗サーバ31に送信される。
【0027】
図4は、本発明の一実施例にかかるPOSシステム30の基本的な機能を示す機能ブロック図である。図4の各制御部2〜8の機能は、POS端末装置10および店舗サーバ31が有機的に結合されることにより、すなわち、図2および図3に記載のCPU11、CPU32およびその内部メモリ等に記憶されているOSを含むソフトウェアが協働することにより実現される。
【0028】
POSシステム30には、POSシステム30全体を制御する主制御部2が設けられており、主制御部2には、表示制御部3、入力制御部4、印刷情報生成部5、印刷制御部6、金銭登録処理部7および記憶制御部8の各種制御部と、オペレータ入出力装置23とが接続されている。また、表示制御部3および入力制御部4には情報設定装置16が接続されている。
【0029】
オペレータが顧客から商品清算の要求を受けると、オペレータはまず、キーボード12から顧客の年齢層、性別などの顧客情報を入力したり、購入商品の商品登録作業を開始したりする開始指令を入力する。主制御部2は、この顧客情報または商品登録の開始情報を受信すると、領収書の発行を誘導する情報として、例えば「領収書の発行を希望しますか。」といったメッセージを表示する要求を記憶制御部8に送信する。記憶制御部8は、記憶装置33から必要な情報を取得し、上記メッセージを表示させるための表示情報を生成する。この表示情報は主制御部2に送信され、そこから表示制御部3に送られる。
【0030】
表示制御部3は、上記表示情報を情報設定装置16の表示部17に表示させる。また同時に、表示制御部3は、入力制御部4に上記表示情報の表示を完了したことを通知する。入力制御部4は表示制御部3からの通知を受け、入力部18を入力可能する。これにより、顧客は領収書の発行を誘導するメッセージに基づいて、領収書が必要か否か、宛先の名称をどうするか等を入力することが可能となる。顧客から入力部18によって入力された領収書発行の設定情報が入力制御部4に出力される。
【0031】
入力制御部4は、情報設定装置16の入力部18から領収書発行のための設定情報が入力されると、それを主制御部2に伝える。主制御部2は、入力された設定情報を印刷情報生成部5に送信する。印刷情報生成部5は、金銭登録処理による会計処理情報に基づいて、印刷制御部6の制御の下で、プリンタ19からレシートを印刷し、会計処理情報および領収書発行設定情報に基づいて、引き続き領収書40を印刷する。
【0032】
金銭登録処理部7は、購入商品を順次商品登録していく機能である。ここで、商品登録とは、商品に付されたバーコード等を読み込ませることにより、該当商品の価格を記憶装置33から読み取り、購入商品の名称、価格、購入個数等を購入記録として記憶するとともに、在庫情報からその購入された商品の個数を差し引く等の一連の処理をいう。
【0033】
図5を用いて、本発明のPOSシステム30のレシートおよび領収書の発行処理を説明する。顧客が購入商品の精算(会計処理)を依頼すると、オペレータ(店員)は、最初にその顧客の性別、年齢層等の顧客情報をキーボード12から入力したり、購入商品の商品登録作業を開始したりする開始指令を入力したりし、POS端末装置10のCPU11がその入力を受け付ける(S100)。CPU11は、顧客情報/開始指令を受け付けると、顧客情報があるか否かを判定し(S101)、顧客情報がある場合(S101;Yes)は、店舗サーバ31へ顧客情報を送信し(S102)、次のステップS103へ移行する。顧客情報がない場合(S101;No)は、次のステップS103へ移行する。POS端末装置10は、領収書を発行するか否かを設定させるための領収書発行を誘導する表示情報を生成し(S103)、生成した表示情報を情報設定装置16に表示し、顧客からの領収書発行の設定情報の入力を可能にする(S104)。次に、金銭登録処理を実行する(S105)。また、領収書発行の設定情報の入力がある場合は、領収書発行設定処理を実行する(S106)。最後に、会計処理情報に基づいてレシートを印刷し、更に会計処理情報および領収書発行の設定情報に基づいて領収書を印刷する(S107)。
【0034】
次に、図6を用いて、領収書発行設定処理について説明する。図6においては、領収書の要/不要の設定、および宛先を「上様」にするか否かの設定する場合を例に挙げて説明する。
【0035】
まず、領収書発行を要求する入力があったか否かを判定する(S110)。領収書発行を要求する入力があった場合(S110;Yes)は、発行する領収書の宛先を設定させるための領収書の発行を誘導する表示情報を生成し(S111)、生成した表示情報を表示し、顧客からの領収書の宛先情報の入力を可能にする(S112)。次に、宛先の入力があったか否かを判定する(S113)。宛先の入力があった場合(S113;Yes)は、宛先が「上様」であるか否かを判定する(S114)。宛先が「上様」である場合(S114;Yes)は、領収書発行の設定情報として、領収書の発行、および宛先を「上様」にすることを設定する(S115)。一方、宛先が「上様」ではない場合(S114;No)は、領収書発行の設定情報として、領収書の発行、および宛先を「ブランク」にすることを設定する(S116)。
【0036】
また、宛先の入力がなかった場合(S113;No)は、設定終了を受け付ける(S117)まで、宛先の入力を待つ。設定終了を受け付けた場合(S117;Yes)は、ステップS110へ移行する。ここで、設定終了は、領収書発行の設定処理に移行してからの所定時間の経過による終了であっても、金銭登録処理の終了であっても良い。
【0037】
また、領収書発行を要求する入力が無かった場合(S110;No)は、設定終了を受け付ける(S118)まで、領収書発行を要求する入力を待つ。設定終了を受け付けた場合(S118;Yes)は、領収書発行の設定情報として、領収書の発行をしないことを設定し(S119)し、図5のステップS107へ移行する。
【0038】
次に、図7を用いて、金銭登録処理について説明する。金銭登録処理は、POSシステム等の金銭を取り扱う装置にのみ適用される。オペレータが商品登録のためバーコードリーダ14とキーボード12等を使用して、商品の識別情報と商品の個数等の入力を行うと、CPU11はこれらの情報入力を受け付け(S120)、この識別情報を、インタフェース22を介して店舗サーバ31に送信する(S121)。
【0039】
店舗サーバ31は、インタフェース34を介して商品の識別情報を受信すると(S210;Yes)、記憶装置33に記憶された商品データベースからその商品の価格を検索し(S211)、この価格情報を、インタフェース34を介してPOS端末装置10に送信する(S212)。その後、店舗サーバ31は購入商品の商品登録処理を行い(S213)、再び次の商品登録処理を待つ(S210)。
【0040】
POS端末装置10は、インタフェース22を介して商品の価格情報を受信し(S122)、価格情報をオペレータ用表示機13、情報設定装置16の表示部17および顧客表示部(図示せず)等に表示する(S123)。
【0041】
さらに、商品の識別情報の入力が終わりか否かを調べる(S124)。たとえばオペレータが、キーボードの「合計」ボタンを押圧操作することにより、商品の識別情報の入力が終わることになる。入力が終わりでない場合(S124;No)、ステップS120に戻る。一方、商品の識別情報の入力が終わった場合(S124;Yes)、図5のステップS107へ移行する。
【0042】
図8を用いて、レシートおよび領収書の印刷処理について説明する。図8は、会計処理情報と領収書発行の設定情報とに基づいて、レシートおよび領収書40を印刷する印刷処理を示すフローチャートである。図6の領収書発行の設定処理および図7の金銭登録処理が終わると、CPU11は、情報設定装置16の入力部18によって領収書の発行が必要であるか否かを確認し(S130)、領収書の発行が必要である場合(S130;Yes)は、図7のステップS120からS124までにおいて生成した会計処理情報と、図6のステップS110からS119までにおいて設定した領収書発行の設定情報に基づいて、レシートおよび領収書を発行するための印刷情報を生成し(S131)、プリンタ19によりレシートおよび領収書40として印刷して(S132)、図5のステップS100へ移行する。具体的には、例えば、領収書40に、日付、領収金額等を印刷する。また、更にレシート処理番号を印刷したり、領収書発行の設定情報の領収書宛先に基づいて宛先に「上様」を印刷したりする。
【0043】
領収書の発行が必要でない場合(S130;No)は、図7のステップS120からS124までにおいて生成した会計処理情報に基づいて、レシートを発行するための印刷情報を生成し(S133)、プリンタ19によりレシートとして印刷して(S134)、図5のステップS100へ移行する。
【0044】
図9に情報設定装置16に表示される領収書発行誘導情報の表示例を示す。情報設定装置16の表示部17に表示された画面の最上段には、精算額51が表示されている。精算額は、購入商品が商品登録される度に累積された積算金額が表示される。図中の52は領収書の発行を誘導する情報である。顧客は、領収書が必要な場合は、領収書の発行を指定することができる。指定する手段としては種々の方法が使用可能である。本例では、領収書の発行を誘導する表示・入力部52の画面部分をタッチパネルで構成し、顧客が所要の画面部分を触ると、その情報が指定されるように構成されている。以上の処理を行うことにより、オペレータが、レシート受領者に領収書が必要であるか否かをたずねる必要がなくなり、会計処理を円滑に実行することが可能となる。
【0045】
領収書の発行を希望する場合は、顧客は入力部55をタッチする。入力部55がONとなることにより、領収書の宛先の入力を誘導する表示・入力部53が有効となり、領収書の宛先を指定する入力部56および57の入力が可能になる。顧客は、入力部56および57のどちらか一方をタッチして、領収書の宛先を指定する。ここで、入力部56を指定することにより、領収書発行の指示情報が生成され、この指示情報に従って、領収書の宛先欄に「上様」を印刷する。また、入力部57をONすると、この指示情報に従って、領収書の宛先欄を「ブランク」にして印刷する。また、音声入力装置をPOS端末装置10に備えることにより、顧客からの音声入力情報に基づいて、領収書の宛先を印刷することも可能である。
【0046】
図10は、発行された領収書の例を示す図である。図10(a)は、領収書の宛先が「上様」である場合の領収書の一例を示し、図10(b)は、領収書の宛先が「ブランク」である場合の領収書の一例を示し、図10(c)は、レシート処理番号を印刷した領収書の一例を示す。
【0047】
図に示すように、タイトル41、領収書発行日42、領収金額43、領収書番号44が印刷される。また、図10(a)の場合は、領収書の宛先欄45に「上様」が印刷され、図10(b)の場合は、領収書の宛先欄45は「ブランク」となる。また、図10(c)のようにレシート処理番号46が領収書に印刷されることにより、税務上のトラブルが発生しても、領収書と売上げ処理記録との対応を取ることができ、証拠能力が高まる。
【0048】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明は、オペレータを介さずに、顧客によって設定された領収書発行のための情報に基づいて、領収書の発行が可能なPOSシステムおよび印刷制御方法を提供することができる。従って、金銭登録の処理を実行中に、顧客が表示されている領収書の発行を誘導するメッセージ情報に基づいて、所要の情報を設定するだけで、POSシステムは、レシートの発行後に領収書が発行される。また、オペレータが、顧客毎に領収書の発行が必要か否かを尋ねる等の領収書発行に伴う作業を実行する必要がない。更に、表示されている領収書発行を誘導するメッセージ情報により顧客に領収書発行を問うことから、顧客が領収書の受け取りを忘れることもない。
【0049】
また、領収書にレシート処理番号を印刷することにより、税務上のトラブルが発生した場合においても、領収書と売上げ処理記録とを簡単に対応付けることが可能となり、領収書の証拠能力が高くなる。
【0050】
また、領収書において領収書の宛名を「上様」とする場合が多いことから、領収書発行の内容の一つとして、宛先を「上様」とするか否かを表示させ、顧客に設定させることにより、領収書発行処理の時間を短縮することができる。また、音声入力機能をPOSシステムに備えることにより、音声入力された情報を宛先として、領収書に印刷することもでき、宛先を手書きする必要が無くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は、本発明で使用するPOS端末装置の正面斜視図である。(b)は(a)に示すPOS端末装置の背面斜視図である。
【図2】図1に示すPOS端末装置の構成をさらに詳細に示す図である。
【図3】店舗サーバおよびそれに接続されている複数のPOS端末装置からなるPOSシステムを示す図である。
【図4】本発明の1実施例にかかるPOSシステムの基本機能を示す機能ブロック図である。
【図5】本発明のPOSシステムのレシートおよび領収書の発行処理を説明するフローチャートである。
【図6】領収書発行設定処理について説明するフローチャートである。
【図7】金銭登録処理について説明するフローチャートである。
【図8】レシートおよび領収書の印刷処理について説明するフローチャートである。
【図9】情報設定装置に表示される領収書発行誘導情報の表示例を示す図である。
【図10】発行された領収書の例を示す図である。
【符号の説明】
2 主制御部
3 表示制御部
4 入力制御部
5 印刷情報生成部
6 印刷制御部
7 金銭登録処理部
8 記憶制御部
10 POS端末装置
11 POS端末装置のCPU
12 オペレータ用キーボード
13 オペレータ用表示機
14 バーコードリーダ
15 キャッシュドロワ
16 情報設定装置
17 表示部
18 入力部
19 プリンタ
20 カードリーダ
22 インタフェース
31 店舗サーバ
32 店舗サーバのCPU
33 記憶装置
34 POS側インタフェース
35 センターコンピュータ側インタフェース
40 領収書

Claims (10)

  1. 顧客の購入商品の商品登録を行い、更に会計情報を出力する会計情報制御部と、
    領収書発行の要・不要および所定の1つまたは複数の領収書印刷項目の入力を誘導するためのメッセージを表示させる表示制御部と、
    前記表示制御部によって表示された前記メッセージに基づいて入力された領収書の発行を設定する設定情報を受け付ける入力制御部と、
    前記入力制御部によって受け付けられた前記設定情報と前記会計情報制御部によって出力された前記会計情報とに基づいて、領収書の印刷情報を生成する印刷情報生成部と、
    を備えていることを特徴とするPOSシステム。
  2. 前記会計情報を識別するレシート処理番号を印刷した領収書を発行可能に構成したことを特徴とする、請求項1に記載のPOSシステム。
  3. 前記領収書印刷項目は領収書の宛先を含み、前記設定情報に従って宛先欄に文字列「上様」を印刷可能に構成したことを特徴とする、請求項1または2に記載のPOSシステム。
  4. 前記領収書印刷項目は領収書の宛先を含み、前記設定情報に従って宛先欄を空欄にして印刷することを特徴とする、請求項1または2に記載のPOSシステム。
  5. 下記の工程を備えていることを特徴とする印刷制御方法。
    (a)顧客の購入商品の商品登録を行い、更に会計情報を出力する工程と、
    (b)領収書発行の要・不用および所定の1つまたは複数の領収書印刷項目の入力を誘導するためのメッセージを表示する工程と、
    (c)前記工程(b)によって表示された前記メッセージに基づいて入力された領収書の発行を設定する設定情報を受け付ける工程と、
    (d)前記工程(c)によって受け付けられた前記設定情報と前記工程(a)によって出力された前記会計情報とに基づいて、領収書の印刷情報を生成する工程。
  6. 前記会計情報を識別するためのレシート処理番号を前記領収書に印刷する工程を有することを特徴とする、請求項5に記載の印刷制御方法。
  7. 前記領収書印刷項目は領収書の宛先を含み、前記設定情報に従って宛先欄に文字列「上様」を印刷する工程を有する請求項5または6に記載の印刷制御方法。
  8. 前記領収書印刷項目は領収書の宛先を含み、前記設定情報に従って宛先欄を空欄にして印刷する工程を有することを特徴とする、請求項5または6に記載の印刷制御方法。
  9. 請求項5から8のいずれか1項に記載の印刷制御方法の各工程を実行させるプログラム。
  10. 請求項5から8のいずれか1項に記載の印刷制御方法の各工程を実行させるプログラムを記録したコンピュータに読み取り可能な情報記録媒体。
JP2002233875A 2002-08-09 2002-08-09 Posシステムおよび印刷制御方法 Withdrawn JP2004078305A (ja)

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