JP2000348113A - 履歴情報管理装置、及び記憶媒体 - Google Patents

履歴情報管理装置、及び記憶媒体

Info

Publication number
JP2000348113A
JP2000348113A JP15545199A JP15545199A JP2000348113A JP 2000348113 A JP2000348113 A JP 2000348113A JP 15545199 A JP15545199 A JP 15545199A JP 15545199 A JP15545199 A JP 15545199A JP 2000348113 A JP2000348113 A JP 2000348113A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
input
update
information
history information
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP15545199A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3764971B2 (ja
Inventor
Kazuyasu Haraguchi
和泰 原口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Casio Computer Co Ltd filed Critical Casio Computer Co Ltd
Priority to JP15545199A priority Critical patent/JP3764971B2/ja
Publication of JP2000348113A publication Critical patent/JP2000348113A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3764971B2 publication Critical patent/JP3764971B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
  • Financial Or Insurance-Related Operations Such As Payment And Settlement (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の課題は、各種形式で管理されるデー
タについて更新履歴管理のためのデータベースやプログ
ラムをそれぞれのデータ形式毎に作成することなく、複
数の形式のデータにまたがる履歴情報の検索、抽出、及
びデータの出力を可能とする履歴情報管理装置、及び記
憶媒体を提供することである。 【解決手段】 各種取引データの入力、更新を行う際
に、入力、更新された取引データをプリントデータ形式
で保存用プリントデータファイル7dに一括して保存す
るとともに、そのプリントデータに対応付けた形で取引
データの更新履歴管理情報をプリントデータ更新履歴管
理ファイル7eに一括して保存し、履歴情報の検索を行
う際は、この更新履歴管理情報に基づく検索を行い、抽
出された情報に対応する取引データを保存用プリントデ
ータファイル7dから抽出して出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、履歴情報管理に係
り、詳細には、各種形式に跨る情報の検索及び出力に好
適な履歴情報管理装置、及び記憶媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、企業や個人において、経理、
給与、財務、生産・工程、顧客管理など特定の業務に特
化したデータ処理を行うためのアプリケーションソフト
ウェアが開発され、このアプリケーションソフトウェア
を利用して業務別にコンピュータを用いた情報管理が行
われている。このような業務別アプリケーションでは、
入力されたデータに対する付随情報として、プリント情
報とデータの更新履歴情報とが存在する。プリント情報
は印刷用のスプールファイルで管理され、このスプール
ファイルから必要なプリント情報が印刷される。またデ
ータの更新履歴情報は、近年では国税庁の帳票書類の電
子データ保存に対応すべく、各種業務別アプリケーショ
ンにおいて記録をさかのぼって訂正・削除・追加した場
合にその更新履歴が確保されているとともに、各帳簿書
類間での記録の相互追跡が可能であることが要望されて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述の各種業務別アプ
リケーションでは、更新履歴を検索、出力する際には、
データに関する付随情報を管理することで実現してい
る、すなわち、業務別アプリケーション毎の付随情報か
ら更新履歴を検索して出力するが、この場合には以下に
示すような問題点がある。
【0004】すなわち、(1)上述のプリント情報は、
その書き込み単位である印刷処理単位でスプールファイ
ルに格納、管理されている。そして、スプールファイル
からの表示、印刷といった出力処理は前記印刷処理単位
に行われるので、その印刷処理単位内でのページ指定、
または、複数個のスプールファイルに対する一括処理程
度の処理は可能であるが、原則的には前記印刷処理単位
を基準とした処理しかできない。(2)プリント情報を
表示、印刷する際のデータの出力順序は、印刷処理にお
いてスプールファイル書き込み時の順序であり、表示、
印刷を行う際に、任意にデータの出力順を変更すること
ができない。(3)入力された取引データの修正記録を
管理する場合には、業務別アプリケーションシステム内
部の取引データを格納するためのデータベースに、更新
履歴管理情報を格納するためのフィールドを用意した
り、更新履歴管理情報を格納するための特別なデータベ
ースを用意する等、業務別アプリケーション単位に履歴
情報出力ロジックを組み込む必要があり、そのプログラ
ム作成及び修正といった多大な開発負荷が避けられな
い。(4)入力された取引データの更新履歴を表示、印
刷する場合には、個々の業務別アプリケーションで更新
履歴の管理方法(データベース構造)が異なるため、個
々の業務別アプリケーション毎に表示、印刷処理に関す
るプログラムを開発する必要がある。
【0005】このように、従来の業務別アプリケーショ
ンでは、その業務別アプリケーション毎に検索や表示、
印刷処理を行うので、複数の業務別アプリケーション間
での検索や表示、印刷といった出力処理における融通や
使い勝手がよくなく、また、このような複数の業務別ア
プリケーション間での出力処理を行うためのアプリケー
ション開発は負荷が大きく、非効率であった。
【0006】本発明の課題は、各種業務別アプリケーシ
ョン毎に異なる形式で管理されるデータを、更新履歴管
理のためのデータベースやプログラムをそれぞれのデー
タ形式毎に作成することなく、複数形式データでの統一
した更新履歴情報管理を可能とし、かつ、統一して管理
される更新履歴情報に基づく複数形式データ間にまたが
る検索、抽出、及びデータの出力を可能とする履歴情報
管理装置、及び記憶媒体を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
各種形式で保存、管理されるデータの入力または更新処
理を行う複数の更新手段と、この複数の更新手段により
入力または更新された前記各種形式のデータを共通の出
力データ形式で保存する出力データ記憶手段と、前記複
数の更新手段により入力または更新されたデータの更新
履歴管理情報を、前記出力データ記憶手段に記憶された
データと対応付けた形で、保存する更新履歴情報記憶手
段と、前記更新手段によって入力または更新が行われた
データを前記共通の出力データ形式に変換して前記出力
データ記憶手段に追加記憶するとともに、この追加記憶
されたデータと対応した前記更新履歴管理情報を取得し
て前記更新履歴情報記憶手段に追加記憶する追加記憶手
段と、前記更新履歴情報記憶手段に記憶された更新履歴
管理情報の検索及び抽出を行う更新履歴検索手段と、こ
の更新履歴検索手段によって検索及び抽出された更新履
歴管理情報に対応する、前記出力データ記憶手段に記憶
されたデータを出力する出力手段と、を備えたことを特
徴としている。
【0008】この請求項1記載の発明の履歴情報管理装
置によれば、複数の更新手段によって各種形式で保存、
管理されるデータの入力または更新処理を行い、この複
数の更新手段により入力または更新された前記各種形式
のデータを共通の出力データ形式で出力データ記憶手段
に保存し、前記複数の更新手段により入力または更新さ
れたデータの更新履歴管理情報を、前記出力データ記憶
手段に記憶されたデータと対応付けた形で、更新履歴情
報記憶手段に保存し、入力または更新が行われたデータ
を、追加記憶手段によって、前記共通の出力データ形式
に変換して前記出力データ記憶手段に追加記憶するとと
もに、この追加記憶されたデータと対応した前記更新履
歴管理情報を取得して前記更新履歴情報記憶手段に追加
記憶し、更新履歴検索手段によって、前記更新履歴情報
記憶手段に記憶された更新履歴管理情報の検索及び抽出
を行い、出力手段によって、この検索及び抽出された更
新履歴管理情報に対応する、前記出力データ記憶手段に
記憶されたデータを出力する。
【0009】したがって、異なった形式で管理されるデ
ータが、各々の更新手段により入力または更新される際
に、その入力または更新されたレコードデータを共通の
出力データ形式で保存すると共に、この保存されたデー
タと対応する更新履歴管理情報を取得して保存するよう
にしたので、更新履歴管理のためのデータベースやプロ
グラムを異なるデータ形式毎に個々に作成することな
く、複数形式データの統一した更新履歴情報管理、及び
更新履歴管理情報に基づく検索、抽出を行って各種形式
のデータに跨る情報検索及び出力が可能となる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図11を参照して本
発明に係る履歴情報管理装置1の実施の形態を詳細に説
明する。
【0011】図1は、本実施の形態における履歴情報管
理装置1の構成を示すブロック図であり、図2は、履歴
情報管理装置1において出力される帳票20の一例を示
す図であり、図3は、入力処理プログラムファイル7a
に格納される入力処理プログラム情報管理テーブル71
の一例を示す図であり、図4は、保存用プリントデータ
ファイル7dに格納されるプリントデータの一例を示す
図であり、図5は、プリントデータ履歴管理ファイル7
eに格納される更新履歴管理情報の一例を示す図であ
る。
【0012】まず構成を説明する。図1に示すように、
履歴情報管理装置1は、CPU(Central Processing U
nit)2、入力装置3、表示装置4、RAM(Random Ac
cess Memory)5、記憶装置6、記憶媒体7、印刷装置
8により構成されており、記憶媒体7を除く各部はバス
9に接続されている。
【0013】CPU2は、入力装置3を介して入力され
る指示に基づいて、記憶媒体7から所定のプログラムを
読み出してRAM5に一時格納し、当該プログラムに基
づく各種処理を実行して履歴情報管理装置1の各部を集
中制御する。すなわち、CPU2は、前記読み出した所
定プログラムに基づいて各種処理を実行し、その処理結
果をRAM5に格納するともに、表示装置4に表示させ
る。また、入力装置3を介して入力される指示に基づい
て、前記処理結果を記憶装置6を介して記憶媒体7に保
存させ、印刷装置8から出力する。
【0014】取引データの入力または更新処理を行う際
は、CPU2は、入力装置3から入力されたプログラム
ID(プログラム名)に対応する入力処理プログラムを
記憶媒体7の入力処理プログラムファイル7aから読み
出すとともに、フォームデータファイル7bに記憶され
ている表示・印刷用のフォームデータ(印刷や表示を行
う際の、各項目の表示、印刷位置データなどが定義され
たデータ)を読み出して、後述するデータ更新(入力)
処理(図6参照)を実行する(本処理における入力装置
3、CPU2、入力処理プログラムが請求項1記載の更
新手段に対応する)。また取引データの更新履歴管理情
報の検索、抽出、表示、または印刷に関する処理を行う
際は、記憶媒体7の履歴情報管理プログラムファイル7
gに記憶されている履歴情報管理プログラムを読み出し
て、後述する履歴情報検索処理(図9参照)を実行す
る。
【0015】データ更新(入力)処理(図6参照)にお
いてCPU2は、指定された入力処理プログラムに対応
する1レコード分の入力・編集画面を表示装置4に表示
させ、この入力・編集画面において取引データの入力ま
たは更新が完了すると、入力または更新された取引デー
タを、前記入力処理プログラムに対応するデータベース
である取引データファイル7fに格納する。そして、C
PU2は読み出したフォームデータから各取引データ毎
の表示、印刷位置を定義したプリントデータを生成し、
印刷用スプールファイル7cに出力するとともに、この
プリントデータに対して、帳票20の出力単位であるレ
コード単位にプリントデータ識別IDを付与して、この
プリントデータとともに保存用プリントデータファイル
7d(図4参照)に追加記憶する。更に、CPU2は、
後述する履歴情報追加処理(図7参照)を実行して、プ
リントデータ履歴管理ファイル7e(図5参照)に入力
または更新された取引データに関する更新履歴管理情報
を取得して追加記憶する(本処理におけるCPU2が請
求項1記載の追加記憶手段に対応する)。取引データを
入力する時点で帳票20を印刷する場合は、CPU2
は、印刷用スプールファイル7cに格納されているプリ
ントデータのうち一出力単位分のプリントデータを印刷
装置8に出力し、このプリントデータに基づく帳票20
を印刷する。
【0016】図2は納品書のフォームデータに従って印
刷された帳票20の一例である。この図2に示すよう
に、「納品書」の帳票20には、左上端に「98年9月
2日」として取引日付データ20a、右上端の伝票N
o.記載欄には「001」として取引番号データ20
b、帳票20の書式分類である「納品書」の下行に「A
AAAAA様」として取引先名称データ20cが印刷さ
れ、また、明細欄(図2では表に示す部分)には実際に
入力された取引データ20dである「商品名;“アアア
ア”」、「単価;“999”」、「数量;“10”」、
「金額;“9990”」、「商品名;“イイイイ”」、
「単価;“888”」、「数量;“1”」、「金額;
“888”」、及び「合計金額;“10878”」20
eが所定の位置に配置されて印刷されている。
【0017】履歴情報検索処理(図9参照)において、
CPU2は、検索条件、及び実行条件(図10参照)の
入力を受け付け、検索条件に合致した対象候補データ
(図11(A)参照)を、記憶媒体7のプリントデータ
履歴管理ファイル7eから抽出する。さらに実行条件に
応じた出力順や出力データ範囲で、前記対象候補データ
を絞り込む(図11(B)、(C)参照)(本処理にお
けるCPU2が請求項1記載の更新履歴検索手段に対応
する)。
【0018】そして、CPU2は、この絞り込まれた対
象候補データに対応するプリントデータ識別IDを有す
るプリントデータを保存用プリントデータファイル7d
から読み出し、また、対象候補データのフォームデータ
名称に合致するフォームデータをフォームデータファイ
ル7bから読み出して、この読み出されたデータを前記
実行条件で指定された出力順に並べ替えて出力用データ
を生成し、この出力用データを表示装置4に表示させ、
印刷実行指示が入力された場合は、印刷装置8に出力用
データを出力して帳票20を印刷する(本処理における
CPU2、表示装置4、及び印刷装置8が請求項1記載
の出力手段に対応する)。印刷を行う場合は、CPU2
は、プリントデータとフォームデータとをオーバーレイ
して印刷するのか、プリントデータのみを印刷するのか
を判定し、判定結果に応じた印刷を行う。
【0019】入力装置3は、カーソルキー、数字入力キ
ー、文字入力キー、及び各種機能キー等を備えたキーボ
ード及びマウスを含み、押下されたキーの押下信号やマ
ウスの位置信号をCPU2に出力する。
【0020】表示装置4は、CRT(Cathode Ray Tub
e)、液晶ディスプレイ等により構成され、CPU2か
ら入力される表示用のデータに基づく信号を生成して各
種表示を行う。
【0021】RAM5は、指定されたアプリケーション
プログラム、入力指示、入力データ及び処理結果等を一
時格納するワークメモリを有する。
【0022】記憶装置6は、プログラムやデータ等を記
憶する記憶媒体7を有しており、この記憶媒体7は磁気
的、光学的記憶媒体、若しくは半導体メモリで構成され
ている。この記憶媒体7は記憶装置6に固定的に設けた
もの、若しくは着脱自在に装着するものであり、この記
憶媒体7には当該履歴情報管理装置1に対応する各種処
理プログラム及び各処理プログラムで処理されたデータ
等を記憶する。
【0023】また、この記憶媒体7に記憶するプログラ
ム、データ等は、通信回線等を介して接続された他の機
器から受信して記憶する構成にしてもよく、更に、通信
回線等を介して接続された他の機器側に前記記憶媒体7
を備えた記憶装置を設け、この記憶媒体7に記憶されて
いるプログラム、データ等を通信回線を介して使用する
構成にしてもよい。
【0024】記憶媒体7は、本履歴情報管理装置1に対
応する処理プログラムや処理プログラムで処理されたデ
ータを記憶するファイルとして、入力処理プログラムフ
ァイル7a、フォームデータファイル7b、印刷用スプ
ールファイル7c、保存用プリントデータファイル7
d、プリントデータ履歴管理ファイル7e、取引データ
ファイル7f、履歴情報管理プログラムファイル7gと
を有する。
【0025】入力処理プログラムファイル7aには、本
履歴情報管理装置1において各種取引データの入力を行
うための入力処理プログラム(例えば、売上げ管理、納
品書作成、見積管理等の各種処理を行うための業務別ア
プリケーションプログラム)がそのプログラムID(プ
ログラム名)に対応付けて記憶されている。また、各入
力処理プログラム毎に使用するデータベースである取引
データファイル名やフィールド名等を管理するための入
力処理プログラム情報管理テーブル71が記憶されてい
る。図3に示すように、入力処理プログラム情報管理テ
ーブル71では、プログラムID毎に使用する書式分
類、フォームデータ名称、取引番号フィールド名称、取
引日付フィールド名称、取引先コードフィールド名称、
取引先名フィールド名称が定義されており、履歴情報追
加処理において、更新履歴レコードに更新履歴管理情報
を追加する際に参照される。
【0026】フォームデータファイル7bには、各種取
引データの入力を行うための処理において作成される帳
票20(自社売上伝票、C社指定伝票、自社見積伝票
等)毎に各フィールドのデータの表示、印刷位置情報を
定義したフォームデータが記憶されている。
【0027】印刷用スプールファイル7cには、入力ま
たは更新された取引データの所定のフォームにしたがっ
たプリントデータが記憶される。
【0028】保存用プリントデータファイル7dには、
各種入力処理プログラムにおいて入力された取引データ
が、共通の出力データ形式であるプリントデータの形式
で一括して記憶されている(この保存用プリントデータ
ファイル7dが、本発明の請求項1記載の出力データ記
憶手段に対応する)。即ち、図4に示すように、各入力
処理プログラムにおいて入力された取引データと、その
出力位置を定義したフォームデータとにより生成された
プリントデータが、プリントデータ識別IDに対応付け
られて順次追加記憶される。プリントデータ識別ID
は、プリントデータの印刷単位を示すデータであり、同
一のプリントデータ識別IDが付与されたデータは一つ
の帳票20として出力される。このプリントデータ識別
IDは、各入力処理プログラムにおいてレコードの更新
(入力)があった際に、レコード毎に異なる番号が付加
される。
【0029】プリントデータ履歴管理ファイル7eに
は、各種入力処理プログラムにおいて入力または更新さ
れたデータの更新履歴管理情報が、前記プリントデータ
識別IDと対応付けた形で、一括して記憶されている
(このプリントデータ履歴管理ファイル7eが、本発明
の請求項1記載の更新履歴情報記憶手段に対応する)。
即ち、図5に示すように、ある入力処理プログラムにお
いて取引データの入力または更新が行われた際に、その
更新が行われている入力処理プログラムに対応したプロ
グラムIDと使用するフォームデータ名称及びその書式
分類(納品書、見積書、注文書等)が記憶されるととも
に、取引データの入力または更新処理の結果として取得
された、取引番号、更新種別(追加、訂正、削除)、更
新処理日付、入力された取引先コード、取引先名称、取
引日付を、プリントデータ識別IDと対応付けて記憶し
ている。
【0030】取引データファイル7fは、各入力処理プ
ログラム毎に入力または更新された取引データを追加記
憶、あるいは更新記憶するデータベースとして機能し、
各入力処理プログラムの書式分類別に用意されている。
【0031】履歴情報管理プログラムファイル7gに
は、更新履歴管理情報を取得、或いは検索、出力等を行
うための履歴情報管理プログラムとして、履歴情報追加
処理プログラム(図7参照)や履歴情報検索処理プログ
ラム(図9参照)等が記憶されている。
【0032】印刷装置8は、入力された取引データに基
づく各種帳票20や、所定の条件にしたがって検索、抽
出されたデータを印刷する。
【0033】次に動作を説明する。図6は履歴情報管理
装置1が実行するデータ更新(入力)処理の流れを示す
フローチャートであり、図7は、図6に示すデータ更新
(入力)処理において実行される履歴情報追加処理の流
れを示すフローチャートであり、図8は、図7に示す履
歴情報追加処理において実行される履歴情報設定処理の
流れを示すフローチャートであり、図9は、履歴情報検
索処理の流れを示すフローチャートであり、図10は図
9に示す履歴情報検索処理において入力する検索条件及
び実行条件の例を示す図であり、図11は、検索条件ま
たは実行条件に応じて抽出されたデータの各種例を示す
図である。
【0034】まず、図6〜図8を参照して、データ更新
(入力)処理の流れを説明する。CPU2は、入力装置
3から取引データの入力または更新処理を行うプログラ
ムID(プログラム名)が指定されて入力されたことを
検出すると(ステップS101)、指定されたプログラ
ムIDに対応した入力処理プログラムを呼び出して起動
するとともに(ステップS102)、記憶媒体7の入力
処理プログラムファイル7aに格納されている入力処理
プログラム情報管理テーブル71を参照して、当該プロ
グラムIDに対応するフォームデータ名称を検索し、こ
のフォームデータ名称に対応するフォームデータを記憶
媒体7のフォームデータファイル7bから読み出し、R
AM5のワークメモリエリアに格納する(ステップS1
03)。
【0035】その後、入力装置3からデータの更新、即
ち既存のレコードの訂正や取消しの指示が入力され(ス
テップS104;訂正/取消)、更に更新する対象とな
るレコード(以下、更新レコードと呼ぶ)の指定が入力
されると(ステップS105)、CPU2は、この指定
された更新レコードに対応するレコードを取引データフ
ァイル7fから読み出し、更新レコードに対応するレコ
ードの入力・編集画面を表示装置4に表示させる(ステ
ップS106)。またステップS104において、デー
タの新規入力、即ち取引データファイル7fに新規レコ
ードを追加する指示が入力された場合は(ステップS1
04;追加)、CPU2は、表示装置4に新規レコード
の入力・編集画面を表示する(ステップS106)。
【0036】レコードの入力・編集画面において、取引
データが入力または更新されると(ステップS10
7)、CPU2は、指定されている入力処理プログラム
に対応する取引データファイル7fに対してレコード更
新要求を行い、入力または更新された取引データを当該
取引データファイル7fに追加記憶または更新記憶する
(ステップS108)。
【0037】次いでCPU2は、記憶媒体7の入力処理
プログラムファイル7aに格納されている履歴情報追加
処理プログラムを呼び出すとともに、現在入力または更
新処理を行っている入力処理プログラムのプログラムI
D及び更新種別(追加、訂正、削除などの種別)を指定
して、記憶媒体7のプリントデータ履歴管理ファイル7
eに対する履歴情報追加処理を開始する(ステップS1
09)。
【0038】ここで図7を参照して、履歴情報追加処理
を説明する。履歴情報追加処理において、CPU2は、
まずプリントデータ履歴管理ファイル7eに新規レコー
ドを追加する(ステップS201)。以下、このプリン
トデータ履歴管理ファイル7eに追加されたレコードを
履歴管理レコードと呼ぶ。そして、前記プログラムID
に対応する書式分類情報を、入力処理プログラムファイ
ル7aに格納されている入力処理プログラム情報管理テ
ーブル71を参照して取得し(ステップS202)、取
得した書式分類情報を前記履歴管理レコードの書式分類
フィールドに設定する(ステップS203)。
【0039】また、CPU2は、前記指定されたプログ
ラムIDに対応するフォームデータ名称を、入力処理プ
ログラム情報管理テーブル71を参照して取得し(ステ
ップS204)、取得したフォームデータ名称を前記履
歴管理レコードのフォームデータ名称フィールドに設定
する(ステップS205)。
【0040】この段階では、履歴管理レコードには、プ
ログラムIDフィールド、更新種別フィールド、書式分
類フィールド、フォームデータ名称フィールドにデータ
が設定された状態となっている。この状態で、CPU2
はデータの設定されていないフィールドを検索する。そ
してデータの設定されていないフィールドのフィールド
名称が、“取引番号”である場合は(ステップS20
6)、取引番号フィールドについて図8に示す履歴情報
設定処理を実行する(ステップS207)。
【0041】この取引番号フィールドについての履歴情
報設定処理では、まず、前記指定されたプログラムID
に対応する取引番号フィールド名称を、入力処理プログ
ラム情報管理テーブル71を参照して取得し(ステップ
S301)、更に、現在入力処理中の取引データファイ
ル7fから取得した取引番号フィールド名称に対応する
フィールドのデータを取得する(ステップS302)。
そして、この取得したデータを、プリントデータ履歴管
理ファイル7eの履歴管理レコードの取引番号フィール
ドに設定する(ステップS303)。
【0042】取引番号フィールドについての履歴情報設
定処理を終了すると、更にCPU2は、プリントデータ
履歴管理ファイル7eの履歴管理レコードで、データの
設定されていないフィールドを検索する。そしてデータ
の設定されていないフィールドのフィールド名称が、
“取引日付”である場合は(ステップS208)、取引
日付フィールドについて図8に示す履歴情報設定処理を
実行する(ステップS209)。
【0043】取引日付フィールドについての履歴情報設
定処理については、上述の取引番号フィールドについて
の履歴情報設定処理(ステップS301〜ステップS3
03)と同様の処理を行って、プリントデータ履歴管理
ファイル7eの履歴管理レコードの取引日付フィールド
にデータを設定するので、詳細な説明を省略する。
【0044】取引日付フィールドについての履歴情報設
定処理を終了すると、更にCPU2は、プリントデータ
履歴管理ファイル7eの履歴管理レコードで、データの
設定されていないフィールドを検索する。そしてデータ
の設定されていないフィールドのフィールド名称が、
“取引先コード”である場合は(ステップS210)、
取引先コードフィールドについて図8に示す履歴情報設
定処理を実行する(ステップS211)。
【0045】取引先コードフィールドについての履歴情
報設定処理についても、上述の取引番号フィールドにつ
いての履歴情報設定処理(ステップS301〜ステップ
S303)と同様の処理を行うので、詳細な説明を省略
する。
【0046】取引先コードフィールドについての履歴情
報設定処理を終了すると、更にCPU2は、プリントデ
ータ履歴管理ファイル7eの履歴管理レコードで、デー
タの設定されていないフィールドを検索する。そしてデ
ータの設定されていないフィールドのフィールド名称
が、“取引先名称”である場合は(ステップS21
2)、取引先コードフィールドについて図8に示す履歴
情報設定処理を実行する(ステップS213)。
【0047】取引先コードフィールドについての履歴情
報設定処理についても、上述の取引番号フィールドにつ
いての履歴情報設定処理(ステップS301〜ステップ
S303)と同様の処理を行うので、説明を省略する。
【0048】このように、プリントデータ履歴管理ファ
イル7eの履歴管理レコードの各フィールドに対して、
データの入力が終了すると、履歴情報設定処理を終了
し、次いで、図6に示すデータ更新(入力)処理のステ
ップS110へ戻る。
【0049】CPU2は、新規レコードまたは更新レコ
ードについての入力または更新した内容の印刷確認指示
の入力の有無を判断する(ステップS110)。印刷確
認指示が入力された場合は(ステップS110;Ye
s)、入力または更新したレコードについて入力された
取引データ毎の表示、印刷位置を定義したプリントデー
タを生成し、このプリントデータを印刷用スプールファ
イル7cに出力する(ステップS111)。印刷確認指
示が入力されない場合は(ステップS110;No)、
ステップS111を省略してステップS112へ移行す
る。CPU2は、各プリントデータに対してプリントデ
ータ識別IDを付加して、保存用プリントデータファイ
ル7dに追加記憶するとともに、プリントデータ履歴管
理ファイル7eの前記履歴管理レコードに対して、当該
プリントデータ識別IDを付加する(ステップS11
2)。
【0050】その後、CPU2は、レコードの入力また
は更新を行う指示が入力されたか否かを判断し(ステッ
プS113)、レコードの入力または更新指示があった
場合は(ステップS113;Yes)、ステップS10
4に移行し、ステップS104〜ステップS113の処
理を繰り返す。ステップS113において、レコード更
新指示が入力されない場合は(ステップS113;N
o)、本データ更新(入力)処理を終了する。
【0051】次いで、図9〜図11を参照して、履歴情
報検索処理を説明する。
【0052】この履歴情報検索処理を開始する際、記憶
媒体7のプリントデータ履歴管理ファイル7eには、図
5に示すように取引データに付随する更新履歴管理情報
がプリントデータ識別IDと対応付けた形で、蓄積され
て記憶されており、また保存用プリントデータファイル
7dには取引データのプリントデータがプリントデータ
識別IDと対応付けた形で蓄積されて記憶された状態で
ある。また、記憶媒体7に格納された履歴情報管理プロ
グラムファイル7gから履歴情報検索処理プログラムが
読み出され、CPU2は入力装置3からの履歴情報検索
の開始指示の入力を待機した状態である(ステップS4
01;No)。
【0053】まず、入力装置3から履歴情報検索開始指
示が入力されると(ステップS401;Yes)、履歴
情報検索処理プログラムにしたがった履歴情報検索処理
を開始する(ステップS402)。履歴情報検索処理で
は、まず、入力装置3から検索条件及び実行条件が入力
されると(ステップS403)、CPU2は入力された
検索条件、実行条件をRAM5のワークメモリエリアに
格納する。
【0054】ここで、検索条件、及び実行条件について
図10を用いて説明する。検索条件は、例えば図10
(A)に示すように、検索条件K1〜検索条件K6の各
条件で検索範囲の設定を行う。
【0055】検索条件K1は、検索を行う書式分類の指
定である。そして検索を行う範囲を個別指定、範囲指
定、全件指定のいずれかとすることができる。個別指定
の場合には、指定したひとつの書式分類に対応する取引
データファイル7f内の検索を行い、範囲指定の場合に
は指定した複数の書式分類に対応する取引データファイ
ル7f内で検索を行い、全件指定の場合には全ての書式
分類に対応する取引データファイル7f内で検索を行
う。検索条件K2は、検索を行うフォームの指定であ
る。即ち、検索条件K1において指定した書式分類の範
囲内に存在するフォームデータ名称の指定が可能であ
る。これらのフォームデータ名称の指定も、個別指定、
範囲指定、全件指定のいずれかが可能である。検索条件
K3は、検索する取引先の指定である。この取引先の指
定も、個別指定、範囲指定、全件指定のいずれかが可能
である。検索条件K4は、検索する取引番号の指定であ
る。この取引番号の指定は、個別指定、範囲指定のいず
れかが可能である。検索条件K5は、検索する取引日付
の指定である。この取引日付の指定は、個別指定、範囲
指定のいずれかが可能である。検索条件K6は、検索す
る処理日付の指定である。この処理日付の指定は、個別
指定、範囲指定のいずれかが可能である。
【0056】図10(B)は、検索条件の入力順序の例
を示すフローチャートである。まず検索条件K1を入力
して書式分類の検索範囲を指定し(ステップS50
1)、次いで検索条件K2を入力して書式分類で指定し
た範囲内の存在するフォームデータ名称の検索範囲を指
定する(ステップS502)。そして、検索条件K3の
入力を行って取引先の指定をするが(ステップS50
3)、この検索条件K3の入力は任意にスキップ可能で
ある。その後、検索条件K4を入力して取引番号の検索
範囲を指定し(ステップS504)、検索条件K5また
は検索条件K6のいずれかを入力することで取引日付ま
たは処理日付の指定を行う(ステップS505ORステ
ップS506)。以上の過程で指定された検索条件は、
AND条件となる。
【0057】実行条件には、例えば図10(C)に示す
ように、実行条件J1、実行条件J2の条件が設定され
ている。実行条件J1は出力順の指定である。すなわ
ち、出力順J11「書式分類、フォーム、取引日付
順」、出力順J12「書式分類、フォーム、処理日付
順」、出力順J13「取引先、取引日付順」、または出
力順J14「取引先、処理日付順」のいずれかの出力順
が指定可能である。実行条件J2は、出力データ範囲の
指定である。即ち、出力データ範囲J21「検索条件に
合致した取引データに対して更新履歴管理情報も含めて
全て対象」、出力データ範囲J22「検索条件に合致し
た取引データのうち、取消を含め最終的に確定したもの
を対象」、出力データ範囲J23「検索条件に合致した
取引データのうち、取消を含まず最終的に確定したもの
を対象」のいずれかの出力データ範囲の指定が可能であ
る。
【0058】なお、設定される検索条件、実行条件は、
上述の内容に限ることなく、他の範囲や他の項目を設定
してもよい。
【0059】次いで、図9の履歴情報検索処理の説明に
戻る。ステップS403において検索条件、実行条件の
入力が行われると、CPU2は、入力された検索条件に
合致した対象候補データをプリントデータ履歴管理ファ
イル7eから抽出する(ステップS404)。更にCP
U2は、抽出された対象候補データを、入力された実行
条件の出力データ範囲J2に合致するものだけに絞り込
む(ステップS405)。
【0060】そして絞り込まれた対象候補データに基づ
いて、保存用プリントデータファイル7dから対応する
取引データを抽出するとともに、フォームデータファイ
ル7bから対応するフォームデータを抽出する(ステッ
プS406)。更に抽出した取引データから当該フォー
ムデータに合致したフォームのプリントデータを生成
し、実行条件で指定された出力順J1に並べ替えて、出
力用データを作成し(ステップS407)、この出力用
データを表示装置4に表示させる(ステップS40
8)。
【0061】そして表示中のデータに対して入力装置3
から印刷実行指示が入力された場合は(ステップS40
9;Yes)、この表示されているデータのプリントデ
ータを出力用データとして印刷装置8に出力する(ステ
ップS410)。印刷の際には、印刷に使用する用紙に
白紙を使用して、プリントデータをフォームデータで定
義される形態で印刷するのか、あるいは、フォームの一
部、例えば「納品書」、や明細欄の表枠部分が既に印刷
されているプレプリント用紙を使用して、必要なデータ
のみをフォームデータで定義された形態で印刷するのか
を自動判別する。
【0062】その後、印刷装置8では、自動判別された
結果に基づいてプリントデータにしたがって所定の用紙
に対して帳票20の印刷を行い(ステップS411)、
処理を終了する。ステップS409において入力装置3
から印刷実行指示が入力されない場合は(ステップS4
09;No)、そのまま処理を終了する。
【0063】次に図11を参照して図9に示す履歴情報
検索処理の各段階におけるデータの検索、抽出の流れを
具体的に説明する。図11(A)は、ステップS403
において検索条件として、検索条件K1は個別指定で
「納品書」、検索条件K2は範囲指定で「自社売上伝
票」から「C社指定伝票」、検索条件K3は全件指定、
検索条件K4は範囲指定で「001」から「006」、
日付指定は検索条件K5の取引日付指定を用いて範囲指
定で「19980902」から「19980907」と
して指定された場合に、図5に示すプリントデータ履歴
管理ファイル7eから抽出された、検索条件に合致した
データを示している。
【0064】そして、図11(B)は、ステップS40
3において実行条件として、出力データ範囲J22の
「検索条件に合致した取引データの内、取消を含め最終
的に確定したものを対象」と指定された場合に、この指
定された出力データ範囲で、図11(A)に示す対象候
補データを絞り込んで出力したデータを示している。ま
た、図11(C)は、ステップS403において実行条
件として、出力データ範囲J23の「検索条件に合致し
た取引データの内、取消を含まず最終的に確定したもの
を対象」と指定された場合に、この指定された出力デー
タ範囲で、図11(A)に示す対象候補データを絞り込
んで出力したデータを示している。なお、実行条件で出
力データ範囲J21の「検索条件に合致した取引データ
に対して修正履歴情報も含めて全て対象」が指定された
場合には、図11(A)に示す対象候補データと同一の
内容のデータとなる。
【0065】抽出された履歴情報に対応する取引データ
を表示確認する際は、抽出された更新履歴管理情報の各
プリントデータ識別IDに対応する取引データが保存用
プリントデータファイル7dから抽出され、また、対応
するファームデータ名称のフォームデータがフォームデ
ータファイル7bから抽出されて、指定された出力順で
並べ替えられて表示装置4に表示される。また表示され
ているプリントデータに対して入力装置3を介して、印
刷実行指示が入力されると、このプリントデータ及び対
応するフォームデータが印刷装置8に出力されて、帳票
20として出力される。
【0066】以上説明したように、本実施の形態に係る
履歴情報管理装置1は、業務別に複数の入力処理プログ
ラムを記憶しており、各入力処理プログラムにおいて各
種形式の取引データの入力または更新を行うが、この各
入力処理プログラムに応じた取引データの入力を行う際
に、CPU2は図7に示す履歴情報追加処理を実行し
て、プリントデータ履歴管理ファイル7eに対して、入
力された取引データに関する履歴情報レコードを追加し
て記憶する。各履歴情報レコードには、図5に示すよう
に、更新履歴管理情報として、入力処理の行われている
プログラムのプログラムIDや書式分類、フォームデー
タ名称、更新種別の他、プログラムIDに対応する取引
データファイル7fから取得された取引先コードや、取
引番号、取引先名称などが、プリントデータ識別IDに
対応付けて記憶されている。また、入力処理プログラム
において、入力または更新した各取引データをフォーム
データにしたがってプリントデータを生成し、さらに印
刷処理単位を示すプリントデータ識別IDを付加して、
そのプリントデータ及びプリントデータ識別IDを保存
用プリントデータファイル7dに追加して記憶する。
【0067】そして、更新履歴情報の検索、表示、印刷
等の処理を行う場合は、図9に示す履歴情報検索処理を
実行し、検索条件及び実行条件を入力することにより、
プリントデータ履歴管理ファイル7eの中から検索条件
に合致する対象候補データを抽出し、さらに抽出された
対象候補データを実行条件で指定される出力データ範囲
に絞り込み、この絞り込まれたデータに対応する取引デ
ータを保存用プリントデータファイル7dから呼び出
し、またフォームデータファイル7bから対応するフォ
ームデータを呼び出して、指定された出力順で並べ替
え、出力用データを作成して表示装置4に表示させる。
また、印刷を行う際は、抽出された取引データとフォー
ムデータに基づいて出力用データを生成し、印刷装置8
において印刷処理を実行し、帳票20を出力する。
【0068】したがって、各入力処理プログラム毎に異
なった形式で管理される取引データが、各々の入力処理
プログラムにおいて入力または更新される際に、その入
力または更新された取引データを、全ての入力処理プロ
グラムに共通の形式で保存用プリントデータファイル7
dで保存し、また、入力または更新された取引データに
対応する更新履歴管理情報をプリントデータ履歴管理フ
ァイル7eに、前記プリントデータに対応付けて記憶す
る。そして、追加、訂正、または取消された取引データ
の履歴情報を検索する際は、入力処理プログラム毎に対
応する取引データファイル7fではなく、このプリント
データ履歴管理ファイル7eにおいて検索条件、実行条
件に応じた検索及び抽出を行って、保存用プリントデー
タファイル7dから対応する取引データを出力すること
が可能となるので、履歴管理を行うためのデータベース
やプログラムを、入力処理プログラム毎に個々に作成し
なくても、複数の入力処理プログラムでの複数形式デー
タの統一した履歴管理、及び履歴情報に基づく検索、抽
出を行って対応するデータを出力することができる。
【0069】また、保存用プリントデータファイル7d
に基づいて検索時の表示情報を作成しているため、フォ
ーム別の検索機能の他、一度の検索で形式の異なるフォ
ームを跨った検索も可能であり、検索機能を強化するこ
とができる。更に、保存用プリントデータと更新履歴管
理情報とをリンクして管理するので、更新履歴検索の際
に更新の変遷を実際のプリントデータイメージで確認で
き、更新履歴の可視性を大幅に向上できる。そしてプリ
ントデータをスプールした単位でなく、データ属性に帰
属した指定方法で印刷することが可能となり、出力形式
の自由度が向上する。
【0070】
【発明の効果】請求項1及び3記載の発明によれば、異
なった形式で管理されるデータが、各々の更新手段によ
り入力または更新される際に、その入力または更新され
たレコードデータを共通の出力データ形式で保存すると
共に、この保存されたデータと対応する更新履歴管理情
報を取得して保存するようにしたので、更新履歴管理の
ためのデータベースやプログラムを異なるデータ形式毎
に個々に作成することなく、複数形式データの統一した
更新履歴情報管理、及び更新履歴管理情報に基づく検
索、抽出を行って各種形式のデータに跨る情報検索及び
出力が可能となる。
【0071】請求項2記載の発明によれば、少なくと
も、入力または更新されたデータの属するレコードの識
別情報と、更新種別情報と、更新処理日付情報と、デー
タの形式情報と、を記憶しておくので、データ検索の範
囲や、抽出データの出力形式に自由度を持たせることが
でき、検索、出力機能をより強化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態における履歴情報管理装置1の構
成を示すブロック図である。
【図2】本履歴情報管理装置1において出力される帳票
20の一例として納品書のプリントデータを示す図であ
る。
【図3】入力処理プログラムファイル7aに格納される
入力処理プログラム情報管理テーブル71の一例を示す
図である。
【図4】保存用プリントデータファイル7dに格納され
るプリントデータの一例を示す図である。
【図5】プリントデータ履歴管理ファイル7eに格納さ
れる入力された取引データの更新履歴管理情報の一例を
示す図である。
【図6】履歴情報管理装置1が実行するデータ更新(入
力)処理の流れを示すフローチャートである。
【図7】データ更新(入力)処理において実行される履
歴情報追加処理の流れを示すフローチャートである。
【図8】履歴情報追加処理において実行される履歴情報
設定処理の流れを示すフローチャートである。
【図9】履歴情報検索処理の流れを示すフローチャート
である。
【図10】履歴情報検索処理において入力する検索条件
及び実行条件の例を示す図である。
【図11】検索条件または実行条件に応じて抽出された
データの各種例を示す図である。
【符号の説明】 1 履歴情報管理装置 2 CPU 3 入力装置 4 表示装置 5 RAM 6 記憶装置 7 記憶媒体 7a 入力処理プログラムファイル 7b フォームデータファイル 7c 印刷用スプールファイル 7d 保存用プリントデータファイル 7e プリントデータ履歴管理ファイル 7f 取引データファイル 7g 履歴情報管理プログラムファイル 71 入力処理プログラム情報管理テーブル 8 印刷装置 9 バス 20 帳票

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】各種形式で保存、管理されるデータの入力
    または更新処理を行う複数の更新手段と、 この複数の更新手段により入力または更新された前記各
    種形式のデータを共通の出力データ形式で保存する出力
    データ記憶手段と、 前記複数の更新手段により入力または更新されたデータ
    の更新履歴管理情報を、前記出力データ記憶手段に記憶
    されたデータと対応付けた形で、保存する更新履歴情報
    記憶手段と、 前記更新手段によって入力または更新が行われたデータ
    を前記共通の出力データ形式に変換して前記出力データ
    記憶手段に追加記憶するとともに、この追加記憶された
    データと対応した前記更新履歴管理情報を取得して前記
    更新履歴情報記憶手段に追加記憶する追加記憶手段と、 前記更新履歴情報記憶手段に記憶された更新履歴管理情
    報の検索及び抽出を行う更新履歴検索手段と、 この更新履歴検索手段によって検索及び抽出された更新
    履歴管理情報に対応する、前記出力データ記憶手段に記
    憶されたデータを出力する出力手段と、 を備えたことを特徴とする履歴情報管理装置。
  2. 【請求項2】前記更新履歴管理情報は、少なくとも入力
    または更新されたデータの属するレコードの識別情報
    と、更新種別情報と、更新処理日付情報と、データの形
    式情報とを含むようにしたことを特徴とする請求項1記
    載の履歴情報管理装置。
  3. 【請求項3】コンピュータが実行可能なプログラムを格
    納した記憶媒体であって、 各種形式で保存、管理されるデータの入力または更新処
    理を行うためのコンピュータが実行可能なプログラムコ
    ードと、 入力または更新された前記各種形式のデータを共通の出
    力データ形式で出力データ記憶手段に保存するためのコ
    ンピュータが実行可能なプログラムコードと、 入力または更新されたデータの更新履歴管理情報を、前
    記出力データ記憶手段に記憶されたデータと対応付けた
    形で、更新履歴情報記憶手段に保存するためのコンピュ
    ータが実行可能なプログラムコードと、 入力または更新が行われたデータを前記共通の出力デー
    タ形式に変換して前記出力データ記憶手段に追加記憶す
    るとともに、この追加記憶されたデータと対応した前記
    更新履歴管理情報を取得して前記更新履歴情報記憶手段
    に追加記憶するためのコンピュータが実行可能なプログ
    ラムコードと、 前記更新履歴情報記憶手段に記憶された更新履歴管理情
    報の検索及び抽出を行うためのコンピュータが実行可能
    なプログラムコードと、 この検索及び抽出された更新履歴管理情報に対応する、
    前記出力データ記憶手段に記憶されたデータを出力する
    ためのコンピュータが実行可能なプログラムコードと、 を含むプログラムを格納したことを特徴とする記憶媒
    体。
JP15545199A 1999-06-02 1999-06-02 履歴情報管理装置 Expired - Fee Related JP3764971B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15545199A JP3764971B2 (ja) 1999-06-02 1999-06-02 履歴情報管理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15545199A JP3764971B2 (ja) 1999-06-02 1999-06-02 履歴情報管理装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000348113A true JP2000348113A (ja) 2000-12-15
JP3764971B2 JP3764971B2 (ja) 2006-04-12

Family

ID=15606341

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15545199A Expired - Fee Related JP3764971B2 (ja) 1999-06-02 1999-06-02 履歴情報管理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3764971B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003030440A (ja) * 2001-07-13 2003-01-31 Ntt Communications Kk 請求、申込、通知、および案内手続システムのサーバ装置
CN100422952C (zh) * 2003-10-29 2008-10-01 甲骨文国际公司 追踪数据库中的空间占用
JP2009110387A (ja) * 2007-10-31 2009-05-21 Canon Inc 帳票作成システム、帳票作成方法、プログラム、記憶媒体
JP2013045137A (ja) * 2011-08-22 2013-03-04 Hitachi Kokusai Electric Inc データ管理システム及びデータ管理方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003030440A (ja) * 2001-07-13 2003-01-31 Ntt Communications Kk 請求、申込、通知、および案内手続システムのサーバ装置
CN100422952C (zh) * 2003-10-29 2008-10-01 甲骨文国际公司 追踪数据库中的空间占用
JP2009110387A (ja) * 2007-10-31 2009-05-21 Canon Inc 帳票作成システム、帳票作成方法、プログラム、記憶媒体
JP2013045137A (ja) * 2011-08-22 2013-03-04 Hitachi Kokusai Electric Inc データ管理システム及びデータ管理方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP3764971B2 (ja) 2006-04-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2001306373A (ja) データベース設計システム、データベース設計方法、記録媒体、及び表示方法
US5920866A (en) Process and system for generating shared value lists for databases
JP2010015458A (ja) プログラム修正支援システム、プログラム修正支援方法、およびプログラム修正支援プログラム
JP4959501B2 (ja) 情報処理装置、情報処理方法、およびプログラム
JP3764971B2 (ja) 履歴情報管理装置
EP1591916B1 (en) Method, computer program and device for deleting data sets contained in a table system
JP4330854B2 (ja) バッチ処理システム
JP4580112B2 (ja) 部品情報管理装置および部品情報管理システム
JP4369864B2 (ja) コンポーネント管理システム及びコンポーネント管理プログラム
JP2001056836A (ja) 帳票処理装置、及び記憶媒体
JPH10340261A (ja) 文書閲覧システム
JP2003131920A (ja) 文書管理装置
JPH10254979A (ja) データ処理システム及びデータベース設計システム
JP4655728B2 (ja) データ処理装置及びプログラム
JPH06290035A (ja) 情報処理システム設計支援システム
JPH10334142A (ja) 受注システム及び同システムのためのコンピュータプログラム記録媒体
JP3375953B2 (ja) 画面制御装置
JP2003233516A (ja) データベース、コンピュータ読取可能なプログラム、データベース管理システム、データベースの新規登録方法、データベースの検索方法、および、データベースの更新登録方法
JP2806231B2 (ja) 帳票出力管理装置及び方法
JP2022090962A (ja) マッピング支援装置、コンピュータプログラム及びマッピング支援方法
JP2003256440A (ja) 文書の登録管理システムと文書の登録管理方法と文書の登録管理プログラム
JP3067815U (ja) カスタマイズ対応テ―ブルデ―タ更新処理装置
JPH0619692A (ja) ソフトウェア開発支援装置
JP2001092839A (ja) 検索システム及び検索システムをコンピュータに実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読みとり可能な記録媒体
JPH09190442A (ja) 情報登録検索装置及び情報表示方法

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20051004

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20051129

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20051220

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060102

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 3764971

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100203

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110203

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120203

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120203

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130203

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130203

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140203

Year of fee payment: 8

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees