JP4330854B2 - バッチ処理システム - Google Patents

バッチ処理システム Download PDF

Info

Publication number
JP4330854B2
JP4330854B2 JP2002236880A JP2002236880A JP4330854B2 JP 4330854 B2 JP4330854 B2 JP 4330854B2 JP 2002236880 A JP2002236880 A JP 2002236880A JP 2002236880 A JP2002236880 A JP 2002236880A JP 4330854 B2 JP4330854 B2 JP 4330854B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
parameter
value
date
processing system
time
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2002236880A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2004078491A (ja
Inventor
佑光 松井
葉子 小林
勝彦 吉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP2002236880A priority Critical patent/JP4330854B2/ja
Publication of JP2004078491A publication Critical patent/JP2004078491A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4330854B2 publication Critical patent/JP4330854B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、バッチ処理システム及びバッチ処理システムのパラメータ管理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
コンピュータシステムは、そのシステムにて実行されるプログラムに対し、その処理条件等の変動要素(以下、パラメータと称す)をプログラムの外部(ファイル又はデータベース)に格納しておくことが一般的である。このようなコンピュータシステムとしては、例えば、ある業務についてのバッチ処理を構成する複数のプログラムを所定の順序にて実行するバッチ処理システムがある。このようなバッチ処理システムでは、それぞれのプログラムを実行する毎に、ファイルやデータベースに格納されたパラメータの値を、そのパラメータと対応するプログラムがその実行時に使用可能となるように登録を行う必要がある。
【0003】
ここで、従来のバッチ処理システムには、例えば、特開2002−132516号公報において開示されているような、複数のプログラムで一連の処理を実行する場合に実行順序の誤りを防ぎ、パラメータ値の登録ミスを防ぐことのできるプログラム実行システムがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、前記プログラム実行システムなどの従来のバッチ処理システムでは、プログラム実行時における状況(日付、場所、処理形態など)に応じて、修正が必要となるパラメータ値を改めて登録し直す必要がある。この場合、従来のバッチ処理システムでは、図8に示すようなパラメータ設定画面において、各プログラムを実行する毎に、修正が必要となるパラメータ値をマニュアル等にて調査し、キーボード等で直接入力することで登録しなければならないので、そのようなパラメータが多数存在すると、パラメータ値の登録ミスを引き起こす可能性が高くなるとともに、その登録に多くの時間が費やされることになる。
【0005】
本発明は、このような経緯に基づいてなされたものであり、運用性の高いバッチ処理システム及びバッチ処理システムのパラメータ管理方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決する本発明のバッチ処理システムは、ある業務についてのバッチ処理を構成する複数のプログラムを、前記プログラムごとに対応づけて記憶されるパラメータとしてパラメータDBに登録された値を用いて、それぞれ実行するシステムであり、以下の手段を備えている。
すなわち本発明のバッチ処理システムは、前記パラメータと設定値IDとを対応付けた対応表であって、前記パラメータのうち、前記プログラムの実行時の日付又は時刻に応じて登録された値の修正が必要であり、且つ、前記複数のプログラム間において共通の日付又は時刻の属性を持つ前記パラメータについてはパラメータの属性値としている前記対応表を記憶する手段を備えている。
また前記バッチ処理システムは、前記設定値IDと設定値IDの内容を記憶した設定ファイルに基づいて、前記設定値IDの内容を示す第1のリストを表示する手段を備えている。
また前記バッチ処理システムは、前記第1のリストに基づいて選択された一の前記設定値IDを所定の入力インタフェースを介して受信する手段を備えている。
また前記バッチ処理システムは、前記受信した設定値IDに対応するパラメータ及びパラメータの属性値を、前記複数のプログラムそれぞれについて前記対応表から検索する手段を備えている。
また前記バッチ処理システムは、前記バッチ処理システムが有するクロック機能もしくはカレンダ機能から取得した日付又は時刻情報を、前記共通の日付又は時刻の属性を持つ前記パラメータの属性値に反映させる手段を備えている。
また前記バッチ処理システムは、前記検索されたパラメータ及び前記反映された日付又は時刻情報をパラメータとしてパラメータDBに登録する手段を備えている。
また前記バッチ処理システムは、前記クロック機能もしくはカレンダ機能から取得した所定の日付もしくは時刻情報から判定された時期属性の値を、前記共通の日付又は時刻の属性を持つ前記パラメータの属性値に反映させる手段と、前記検索されたパラメータ及び前記反映された時期属性の値をパラメータとしてパラメータDBに登録する手段とを備えているとしてもよい。
このような構成により得られる効果として、例えば、パラメータ値の登録ミスが生じる可能性を減少させ、また、その登録に係る時間を短縮できるので、運用性の高いバッチ処理システムを提供できることが挙げられる。
本発明の他の特徴については、添付図面及び本明細書の記載により明らかにする。
【0007】
【発明の実施の形態】
===開示の概要===
以下の開示により、少なくとも次のことが明らかにされる。
ある業務についてのバッチ処理を構成する複数のプログラムを、前記プログラムごとに対応づけて記憶されているパラメータの登録された値を用いて、それぞれ実行するバッチ処理システムにおいて、前記パラメータとしていずれか登録可能な複数の設定値と、前記設定値ごとに付与される設定値IDと、を対応づけた対応表を記憶する手段と、前記設定値IDについての第1のリストを表示する手段と、前記第1のリストに含まれる一の前記設定値IDを所定の入力インタフェースを介して受信する手段と、前記受信した設定値IDに対応する設定値を、前記複数のプログラムそれぞれについて前記対応表から検索し、その結果検索された設定値を前記パラメータとして登録する手段と、を有することを特徴とするバッチ処理システム。
【0008】
上述した中で、「設定値ID」とは、キー項目のことであり、「設定値」はキー項目ごとの内容となる。「対応表」とは、後述の実施例においては、処理管理ファイルの各キー項目とその内容にて構成されるテーブルである。「第1のリスト」とは、後述の実施例においては、パラメータ設定画面においてパラメータ一覧枠内の入力ボックスの右端のボタンを押下することによってプルダウン表示されるキー項目のリストのことである。「パラメータの登録」とは、ファイル又はデータベースに格納されているパラメータの値を、そのパラメータに対応するプログラムがその実行時において使用可能とすることである。
このような構成により、例えば、パラメータ値の登録ミスが生じる可能性を減少させ、また、その登録に係る時間を短縮できるので、運用性の高いバッチ処理システムを提供できる。
【0009】
本発明の第2の態様として、前記バッチ処理に付与される処理IDと、前記プログラムごとに付与されるプログラムIDと、前記パラメータに付与されるパラメータIDと、をそれぞれ前記複数の設定値と対応づけて前記対応表に記憶する手段と、前記処理IDについての第2のリストを表示する手段と、前記第2のリストに含まれる一の前記処理IDを所定の入力インタフェースを介して受信する手段と、前記受信した処理IDに対応する情報を前記対応表から検索し、その結果検索された処理IDに対応する情報及びパラメータの値を表示する手段と、を有する。
上述した中で、「第2のリスト」とは、例えば、後述の実施例においては、パラメータ設定画面において検索条件枠内の入力ボックスの右端のボタンを押下することによってプルダウン表示される処理名のリストのことである。
このような構成にすることにより、例えば、あるバッチ処理を構成する複数のプログラムについての実行順序やパラメータ値などの情報を一元管理し、また、オペレータが一括して確認することが可能となるので、プログラム実行順序の誤りや、パラメータ値の登録ミスなどを容易に発見することができる。
【0010】
本発明の第3の態様として、前記表示されたパラメータの値についての修正を受け付けるパラメータ修正手段を有し、前記パラメータ修正手段は、前記表示されたパラメータについての修正値を所定の入力インタフェースを介して受信する手段と、前記受信した修正値を前記表示されたパラメータとして登録する手段と、を有する。
【0011】
上述した中で、「パラメータ修正手段」とは、例えば、後述の実施例においては、パラメータ設定画面のパラメータ入力の項目において、キーボードなどの入力装置を介してパラメータ値を直接入力し、そのパラメータ値を登録することである。
このような構成にすることにより、従来技術のように画面に表示されたパラメータ値を直接的に修正することもできるので、システムの柔軟性が増し、運用性の高いバッチ処理システムを提供できる。
【0012】
本発明の第4の態様として、前記処理IDに対応する情報及びパラメータの値を表示する手段は、同一の値を有するパラメータの集合については、その集合に含まれる一のパラメータに対応する情報を代表表示する手段を有し、前記パラメータ修正手段を介して、代表表示された一のパラメータの値をある修正値に修正した場合には、前記集合に含まれる全てのパラメータに前記修正値を登録する手段を有する。
このような構成にすることにより、オペレータによる登録操作が必要となるパラメータ値の数が減少するため、パラメータ値の登録ミスが生じる可能性を減少させ、また、その登録に係る時間を短縮できるので、運用性の高いバッチ処理システムを提供できる。
【0013】
本発明の第5の態様としては、前記バッチ処理システムが有するクロック機能もしくはカレンダ機能から取得した日付又は時刻情報を、前記パラメータの設定値の日付又は時刻の属性値に反映させる手段を有する。
【0014】
のような構成にすることにより、例えば、前記「対応表」などにおいて記憶されているパラメータ値をシステムが自動的にメンテナンスし、オペレータにかかる負荷を減少させるので、運用性の高いバッチ処理システムを提供できる。
【0015】
本発明の第6の態様としては、前記クロック機能もしくはカレンダ機能から取得した所定の日付又は時刻情報に応じて、その日付もしくは時刻情報から判定された時期属性に対して予め設定された値又はその日付もしくは時刻情報から判定された前記時期属性の属性値を前記パラメータの属性値として登録する
このような構成にすることにより、前記クロック機能もしくはカレンダ機能から取得した所定の日付又は時刻情報に応じて、その日付又は実行情報に関連するパラメータ値、例えば、季節属性を持つパラメータの”夏”,”冬”などの属性値や、一年を半分に区分した”上期”,”下期”などが自動的に登録されるので、運用性の高いバッチ処理システムを提供することができる。
【0016】
===実施例===
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
<システム構成>
図1は、本発明の一実施形態となるバッチ処理システムのブロック図である。本システムは、特開2002−132516号公報に開示されたプログラム実行システムの構成と同様、ROM、RAM、業務処理データベース、環境ファイル(いずれも不図示)を有するのは勿論のこと、処理装置10、キーボードやマウスなどの入力装置11、CRTや液晶ディスプレイなどの表示装置やプリンタなどの出力装置12、アプリケーションプログラムを記憶するプログラム記憶手段13、アプリケーションプログラムの実行時に用いられるパラメータの値などを記憶するパラメータDB記憶手段14、後述の設定ファイル400を記憶するキー項目情報記憶手段15、後述の処理管理ファイル500を記憶する処理管理情報記憶手段16、とを有し、それぞれが互いにアクセス可能となるよう接続されている。
【0017】
つぎに、処理装置10について説明する。処理装置10は、パラメータ情報取得部101、表示情報生成部102、パラメータ情報管理部103、処理管理部104などを有する。なお、パラメータ情報取得部101は、パラメータDB記憶手段14、キー項目情報記憶手段15、処理管理情報記憶手段16それぞれに記憶されている情報を参照して、パラメータ情報(処理名、プログラムID、パラメータID、パラメータ名、パラメータ値)を取得する。表示情報生成部102は、表示装置としての出力装置12に表示する画面情報を生成する。パラメータ情報管理部103は、前述したパラメータ情報の登録などの管理を行う。処理管理部140は、処理管理情報記憶手段16に記憶されている後述の処理管理ファイル500に基づいて、プログラム記憶手段13に記憶されているアプリケーションプログラムの実行に関しての制御を行う。なお、処理装置10は、一般的なコンピュータシステムにおけるCPUなどによって実現することができる。
【0018】
つぎに、パラメータDB記憶手段14、キー項目情報記憶手段15、処理管理情報記憶手段16それぞれに記憶する情報を、以下の事例に基づいて説明する。但し、本発明の実施形態としては、以下の事例やそれに類似した事例にのみ限定されるものではない。
【0019】
いま、ある地域の住人が地域内の施設を利用した場合、その地域の自治体が利用料金の一部を補助金として支給する。ここで、自治体の担当課の職員が、補助金支給に係る業務において、本発明に係るバッチ処理システムを使用して、住人の施設利用状況を毎月処理し、報告書を作成するような事例を想定する(以下、この一連の処理のことを施設状況処理と称す)。
【0020】
この施設状況処理に用いられるアプリケーションプログラムとしては、業務データベースなどから特定の条件データに該当するデータを抽出する抽出処理プログラム、抽出されたデータを編集し加工する編集処理プログラム、編集されたデータを所定の書式で印刷する印刷処理プログラムの3本のアプリケーションプログラムからなっているものとする。図2は処理手順を示す概略図であり、後述のパラメータ設定画面600において、施設状況処理に関連するパラメータ値の登録を行い(S201)、そののち抽出処理プログラムによる処理(S202)、編集処理プログラムによる処理(S203)、印刷処理プログラムによる処理(S204)を連続実行する。
【0021】
このような事例において、まず、パラメータDB記憶手段14に記憶するパラメータDB300の構成について、図3を用いて説明する。同図に示すように、パラメータDB300は、施設状況処理などのバッチ処理ごとに、プログラム名、プログラムID、パラメータID、パラメータ名、及びパラメータ値を管理する。
【0022】
例えば、図示した例の場合、プログラムIDが"PROG01"である抽出処理プログラムは、パラメータIDとして"PROG01P01","PROG01P02","PROG01P03","PROG01P04"が割り当てられた「抽出年月日」「性別コード」「年齢条件1」「年齢条件2」の4つのパラメータを用いる。同様に、プログラムIDが"PROG02"である編集処理プログラムは、パラメータIDとして"PROG02P01","PROG02P02"が割り当てられた「編集年月日」「計算種別」の2つのパラメータを用い、プログラムIDが"PROG03"である印刷処理プログラムは、パラメータIDとして"PROG03P01","PROG03P02","PROG03P03"が割り当てられた「印刷年月日」「見出し有無」「印刷枚数」の3つのパラメータを用いる。また、各パラメータにはそれぞれ具体的なパラメータ値が設定されている。
【0023】
つぎに、キー項目情報記憶手段15に記憶する設定ファイル400の構成について、図4を用いて説明する。
同図に示すように、設定ファイル400は、複数のキー項目にて構成されるキー項目群401、それぞれのキー項目群を識別するためのキー項目種別名402によって構成される。ここで、キー項目とは、プログラム実行時における状況(日付、場所、処理形態など)に応じて登録された値の修正が必要となるパラメータに対し、予め設定しておいた設定値ごとに付与する識別子のことである。例えば、図3に示した、日付の属性をもつ「抽出年月日」、「編集年月日」、「印刷年月日」などのパラメータについては、"月"や"年"などをキー項目として設定することができる。すなわち、図4に示した例の場合、キー項目種別名402として"月"を設定することができ、それに属するキー項目群(「キー項目1」〜「キー項目12」)401としては、それぞれ"1月"〜"12月"を設定することができる。
【0024】
なお、以上では、日付の属性をもつパラメータについてのキー項目の設定例を説明したが、例えば、「地域名」、「施設名」、報告書などの書類の印刷をする/しないを判定するパラメータなども、キー項目として設定することができる。
【0025】
つぎに、処理管理情報記憶手段16に記憶されている処理管理ファイル500の構成について、図5を用いて説明する。同図に示すように、処理管理ファイル500は、本システムの対象とするバッチ処理を識別するための処理名や、プログラムID、パラメータIDを有する他に、前述した設定ファイル400にて定義された内容と同じ内容となるキー項目種別名402及びキー項目群401を有する。なお、以上の項目に加えて、一のバッチ処理を構成する複数のプログラムの実行順序を定義した「処理実行順序」や、同一のパラメータの値を有するパラメータそれぞれを関連づけるための「パラメータ関連ID」、「パラメータ桁数」などの項目を有しても良い。なお、本発明の実施形態に係る以下の説明においては、処理管理ファイル500におけるアプリケーションプログラムの記載順において、アプリケーションプログラムを実行するものとする。
【0026】
<パラメータ設定画面>
図6は、本発明の実施形態に係るパラメータ設定画面600を説明する図である。パラメータ設定画面600は、パラメータの値の登録、確認、修正などを行う画面であり、検索条件についての表示枠601(以下、検索条件枠と称す)や、パラメータ一覧についての表示枠602(以下、パラメータ一覧枠と称す)、パラメータ値を登録する処理を起動するための登録実行ボタン603が表示されている。
【0027】
検索条件枠601内では、本システムが対象とするバッチ処理に関連する情報を検索する手段としての、入力ボックス604及び検索ボタンが表示されている。ここで、入力ボックス604に処理名を入力すると、パラメータ一覧枠602内に、その処理に用いられるアプリケーションプログラムについての情報(プログラム名、プログラムID)や、それらのプログラム実行時に用いられるパラメータについての情報(パラメータ名、パラメータ値)をパラメータ情報一覧表605として表示する。
【0028】
なお、入力ボックス604に処理名を入力する仕組みとしては、同図に示すように、入力ボックス604の右端のボタンを押下し、本システムが対象とするバッチ処理に関連する処理名のリスト(以下、第2のリストと称す)をプルダウン表示させ、その第2のリストの中から所望のキー項目を選択することによって入力するようにしてもよい。もしくは、キーボードなどの入力装置11を用いて直接入力するようにしてもよい。
【0029】
このように、バッチ処理システムは、本システムが対象とするバッチ処理の処理名に基づき、その処理に用いられるアプリケーションプログラムの情報や、そのプログラム実行時に用いられるパラメータの情報を一元管理し、その処理名を指定することによってそれらの情報を一括表示できるので、プログラム実行順序の誤りや、パラメータ値の登録ミスなどを容易に発見することが可能となり、システムの運用性が向上することになる。
【0030】
また、パラメータ一覧枠602内では、前述したパラメータ情報一覧表605の他に、キー項目を選択し、プログラムが現時点において使用可能なパラメータの値を修正する手段としての、入力ボックス606及び設定ボタン607が表示されている。ここで、入力ボックス606にキー項目を入力し、さらに設定ボタン607を押下すると、入力したキー項目に対応するそれぞれのパラメータについてのパラメータ値が、パラメータ情報一覧表605内のパラメータ入力608の項目に表示される。
【0031】
なお、入力ボックス606にキー項目を入力する仕組みとしては、前述した入力ボックス604の場合と同様であり、入力ボックス606の右端のボタンを押下し、キー項目のリスト(以下、第1のリストと称す)をプルダウン表示させ、その第1のリストの中から所望のキー項目を選択することによって入力する。
【0032】
このようなパラメータ設定画面600により、本発明に係る一実施形態としてのバッチ処理システムは、プログラム実行時の状況に応じて登録された値の修正が必要となるパラメータを、キー項目が選択されることによって、そのキー項目に対応する予め設定しておいた値をパラメータとして登録する。以下では、このような場合におけるバッチ処理システムの処理の流れについて説明する。
【0033】
<パラメータ管理方法>
図6に示すパラメータ設定画面600及び図7に示すフローチャートを用いて、本発明に係る一実施形態としてのバッチ処理システムのパラメータ管理方法について説明する。なお、以下の説明では、ある自治体の担当課の職員(以下、オペレータと称す)が、バッチ処理システムを使用して、1月分の施設状況処理を実行するために、パラメータ設定画面600のパラメータ入力608の項目に表示されている現在登録されているパラメータの値を、図5に示す処理管理ファイル500に設定されているキー項目1の各値に修正するものとする。
【0034】
まず、出力装置12に表示されたパラメータ設定画面600において、オペレータによって検索条件枠601内の入力ボックス604の右端のボタンが押下されると、バッチ処理システムは、処理管理情報記憶手段16に記憶されている処理管理ファイル500の中から、設定されている処理名を検索し、その検索結果をもとに表示情報生成部102によって、第2のリストを出力装置12に表示する。
【0035】
つぎに、オペレータによって第2のリストから"施設状況処理"が選択され、検索条件枠601内の検索ボタンを押下されると(S701)、バッチ処理システムは、処理管理情報記憶手段16に記憶されている処理管理ファイル500の中から、"施設状況処理"に対応するプログラムID及びパラメータIDを検索する(S702)。また、バッチ処理システムは、その検索されたプログラムID及びパラメータIDを検索キーとして、パラメータDB記憶手段14に記憶されたパラメータDB300から"施設状況処理"に対応する情報(プログラム名、パラメータ名、パラメータ値)を検索し、その検索結果をもとに表示情報生成部102によって、パラメータ情報一覧表605を表示する(S703)。
【0036】
ここで、オペレータは、パラメータ入力608の項目に表示された値により、「抽出年月日」、「編集年月日」、「印刷年月日」などの各パラメータの値を一月分の値(図5に示すキー項目1の各パラメータ値)に修正すべきことを確認する。そこで、オペレータによって、パラメータ一覧枠602内の入力ボックス606の右端のボタンが押下されると、バッチ処理システムは、キー項目情報記憶手段15に記憶された設定ファイル400の中から、設定されているキー項目種別名402やキー項目群401を検索し、その検索結果をもとに表示情報生成部102によって、第1のリストを出力装置12に表示する。
【0037】
つぎに、バッチ処理システムは、オペレータによって第1のリストからキー項目1("一月")が選択され、また、設定ボタン607が押下されると(S704)、処理管理ファイル500の中からキー項目1に対応する各パラメータ値を検索し、その検索した各パラメータ値を表示情報生成部102によってパラメータ入力608の項目に表示する(S705)。そして、オペレータによって表示されたパラメータの値が一月分の値であることを確認され、また、登録実行ボタン603が押下されると、バッチ処理システムは、パラメータDB300に設定されているパラメータ値を、表示されているパラメータの値に更新する(S706)。
【0038】
このようにして、本発明に係る一実施形態としてのバッチ処理システムは、プログラム実行時の状況に応じて登録された値の修正が必要となるパラメータを、従来のようにプログラム実行毎に入力装置11を介してパラメータの修正値を直接入力する方法ではなく、前述したパラメータ設定画面600にて、キー項目が選択されることによって、そのキー項目に対応する予め設定しておいた値をパラメータとして登録する方法を用いる。このことは、パラメータ値の登録ミスが生じる可能性を減少させ、また、その登録に係る時間を短縮できるので、バッチ処理システムの運用性が向上したことになる。
【0039】
===その他の実施形態===
なお、上記実施形態では、パラメータ設定画面600におけるパラメータ入力608の項目には、現時点においてアプリケーションプログラムが使用可能な各パラメータの値が表示されているが、この表示されているパラメータの値をキーボードなどの入力装置11を介して修正し、その修正した値を登録するようにしてもよい。
【0040】
また、上記実施形態では、例えば、図6に示したパラメータ設定画面600の表示例のように、パラメータの値が同一である「抽出年月日」、「編集年月日」、「印刷年月日」が表示されている。しかしながら、このような同一の値をもつパラメータの集合については、その集合に含まれる一のパラメータ(例えば、「抽出年月日」)に対応する情報及びそのパラメータ値のみを代表させて表示し、その表示されている一のパラメータの値を登録することによって、その集合に含まれる全てのパラメータ値の登録が行われるようにしてもよい。
【0041】
また、上記実施形態において、バッチ処理システムが有するクロック機能もしくはカレンダ機能から取得した日付又は時刻情報を、共通の日付又は時刻の属性を有するパラメータの属性値へ自動的に反映させるようにしてもよい。
【0042】
また、上記実施形態において、バッチ処理システムが有するクロック機能もしくはカレンダ機能から取得した所定の日付又は時刻情報に応じて、その日付もしくは時刻情報が利用時期として対応づけられた設定値又はその日付もしくは時刻情報を属性値に反映させた設定値をパラメータとして登録してもよい。例えば、パラメータ値の登録時において、その登録時の時刻から季節属性を判定し、その判定された季節属性に対して予め設定されている各パラメータ値もしくはその判定された季節属性の値そのもの(例えば”夏”,”冬”など)を一斉にパラメータとして登録するような形態が考えられる。また、”上期”,”下期”を選択するパラメータについても上記と同様の実施形態が考えられる。
【0043】
以上のような実施形態をとることによっても、パラメータの値の登録ミスが生じる可能性を減少させ、その登録に係る時間を短縮することができるので、運用性の高いバッチ処理システムを提供することができる。
【0044】
【発明の効果】
本発明によれば、運用性を向上させるバッチ処理システム及びバッチ処理システムのパラメータ管理方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る一実施形態としてのバッチ処理システムの概略構成図である。
【図2】本発明に係る一実施形態としてのバッチ処理を説明する図である。
【図3】本発明に係る一実施形態としてのパラメータDBの構成を説明する図である。
【図4】本発明に係る一実施形態としての設定ファイルの構成を説明する図である。
【図5】本発明に係る一実施形態としての処理管理ファイルの構成を説明する図である。
【図6】本発明に係る一実施形態としてのパラメータ設定画面を説明する図である。
【図7】本発明に係る一実施形態としてのパラメータ管理方法を説明するフローチャートである。
【図8】従来のパラメータ設定画面を説明する図である。
【符号の説明】
10 処理装置
101 パラメータ情報取得部
102 表示情報生成部
103 パラメータ情報管理部
104 処理管理部
11 入力装置
12 出力装置
13 アプリケーションプログラム記憶手段
14 パラメータDB記憶手段
15 キー項目情報記憶手段
16 処理管理情報記憶手段
300 パラメータDB
400 設定ファイル
401 キー項目群
402 キー項目種別名
500 処理管理ファイル
600 パラメータ設定画面
601 検索条件枠
602 パラメータ一覧枠
603 登録実行ボタン
604 入力ボックス
605 パラメータ情報一覧表
606 入力ボックス
607 設定ボタン
608 パラメータ入力

Claims (2)

  1. ある業務についてのバッチ処理を構成する複数のプログラムを、前記プログラムごとに対応づけて記憶されるパラメータとしてパラメータDBに登録された値を用いて、それぞれ実行するバッチ処理システムにおいて、
    前記パラメータと設定値IDとを対応付けた対応表であって、前記パラメータのうち、前記プログラムの実行時の日付又は時刻に応じて登録された値の修正が必要であり、且つ、前記複数のプログラム間において共通の日付又は時刻の属性を持つ前記パラメータについてはパラメータの属性値としている前記対応表を記憶する手段と、
    前記設定値IDと設定値IDの内容を記憶した設定ファイルに基づいて、前記設定値IDの内容を示す第1のリストを表示する手段と、
    前記第1のリストに基づいて選択された一の前記設定値IDを所定の入力インタフェースを介して受信する手段と、
    前記受信した設定値IDに対応するパラメータ及びパラメータの属性値を、前記複数のプログラムそれぞれについて前記対応表から検索する手段と、
    前記バッチ処理システムが有するクロック機能もしくはカレンダ機能から取得した日付又は時刻情報を、前記共通の日付又は時刻の属性を持つ前記パラメータの属性値に反映させる手段と、
    前記検索されたパラメータ及び前記反映された日付又は時刻情報をパラメータとしてパラメータDBに登録する手段と、
    を有することを特徴とするバッチ処理システム。
  2. 前記クロック機能もしくはカレンダ機能から取得した所定の日付もしくは時刻情報から判定された時期属性の値を、前記共通の日付又は時刻の属性を持つ前記パラメータの属性値に反映させる手段と、
    前記検索されたパラメータ及び前記反映された時期属性の値をパラメータとしてパラメータDBに登録する手段と、
    を有することを特徴とする請求項1に記載のバッチ処理システム。
JP2002236880A 2002-08-15 2002-08-15 バッチ処理システム Expired - Lifetime JP4330854B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002236880A JP4330854B2 (ja) 2002-08-15 2002-08-15 バッチ処理システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002236880A JP4330854B2 (ja) 2002-08-15 2002-08-15 バッチ処理システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2004078491A JP2004078491A (ja) 2004-03-11
JP4330854B2 true JP4330854B2 (ja) 2009-09-16

Family

ID=32020879

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002236880A Expired - Lifetime JP4330854B2 (ja) 2002-08-15 2002-08-15 バッチ処理システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4330854B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5094193B2 (ja) 2007-04-16 2012-12-12 株式会社日立製作所 記憶システム及びその制御方法
CN112835932A (zh) * 2021-01-11 2021-05-25 中国邮政储蓄银行股份有限公司 业务表的批量处理方法及装置、非易失性存储介质

Also Published As

Publication number Publication date
JP2004078491A (ja) 2004-03-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4100156B2 (ja) データ変換システム
JP2009104229A (ja) 入力チェック装置および入力チェック方法
JP2007108889A (ja) 知的財産管理システム、知的財産管理方法およびプログラム
US7885920B2 (en) System for managing the property of research and development
JP4330854B2 (ja) バッチ処理システム
CN117194757A (zh) 基于大数据的报表生成方法、装置、设备及存储介质
US8190559B2 (en) Document management apparatus, storage medium storing program for document management apparatus, and method for managing documents
JP3764971B2 (ja) 履歴情報管理装置
JP4373029B2 (ja) 文書管理装置及び文書管理方法並びに記録媒体
US20050251498A1 (en) Method, computer program and device for executing actions using data sets
JP2021056704A (ja) データ抽出方法及びデータ抽出プログラム
JP2004318848A (ja) 画面自動生成装置、画面自動生成方法、画面自動生成プログラム、記録媒体、実行装置、ファイル編集装置、ファイル編集方法およびファイル編集プログラム
JP2001005886A (ja) データ処理装置及び記憶媒体
JP4399060B2 (ja) 電子取引システム及び電子取引システムのための注文元サーバ
JP4369864B2 (ja) コンポーネント管理システム及びコンポーネント管理プログラム
JPH10340261A (ja) 文書閲覧システム
JP2008262553A (ja) 画像処理装置、画像処理方法、画像処理プログラム及び記録媒体
JP3626630B2 (ja) 構造化データ作成システム
JP2006309384A (ja) 文書の管理方法
CN114201456A (zh) 信息处理系统、信息处理方法及计算机可读介质
JP5209014B2 (ja) 工事計画管理装置及び方法
JPH08115412A (ja) 作成データ提示装置およびその提示方法
US20050240683A1 (en) Method, computer program product and computer device for processing data
JPH0237466A (ja) 情報処理システム
JP4415226B2 (ja) 電子メール一括送信機能付顧客管理制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20040928

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050114

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20050114

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20050114

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20061017

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20061116

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20061116

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20070109

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070221

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20070316

A912 Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20070420

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090424

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090518

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090617

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4330854

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120626

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120626

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130626

Year of fee payment: 4

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term