JP4580112B2 - 部品情報管理装置および部品情報管理システム - Google Patents

部品情報管理装置および部品情報管理システム Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、特定の製品に運用できることを示す運用情報を部品の部品情報に設定する部品情報管理装置、部品情報管理システムに関するものである。
【0002】
【背景の技術】
例えば、住宅等の製品に運用できる部品を発注する場合、その製品の種類によって運用できる部品と運用できない部品とがある。
そこで、多数の部品の部品情報、例えば部品名称と製品の製品名称とを、多数の部品がどの製品に運用されるかを示す運用情報に基づいて関連づけた状態で紙面に記載して一覧表を作成し、この一覧表をもとに特定の製品に運用できる部品や、特定の部品が運用される製品の製品名称を調べて発注している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記のような一覧表を作成する際には、記載される部品の部品名称は多数存在するので、これら多数の部品名称を記載してそれぞれの部品名称ごとに前記運用情報を設定しなければならず、その作業に手間がかかっていた。
また、作成した一覧表をもとに、ある製品に運用できる部品を判断するのは、記載された部品名称が多いため非常に時間がかかり、発注作業をスムーズに行うことができなかった。
さらに、ある製品の製品名称から、運用情報に基づいてこの製品に運用できる部品の部品名称を一覧表で見間違えてしまうことがあり、間違った部品を発注してしまうことがあった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、多数の部品情報に、特定の製品に運用できることを示す運用情報を容易かつ迅速に設定でき、また、特定の製品に運用できる部品情報を検索したり、特定の部品情報が運用される製品の製品情報(例えば、製品名称)を検索することによって、発注作業をスムーズかつ確実に行うことのできる部品情報管理装置、部品情報管理システムを提供することを課題としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1の発明は、例えば、図2〜図4に示すように、
製品を構成する多数の部品の部品情報17を管理する部品情報管理装置2であって、
前記多数の部品情報17を該部品情報17が示す部品の種類や属性に基づいて部品クラス18にそれぞれ分類して格納した部品情報データベース9cと、
前記部品クラス18や部品情報17に、それぞれ特定の製品16に運用できることを示す運用情報24を設定する運用情報設定手段(例えば、CPU7等)とを備え、
この運用情報設定手段により前記部品クラス18に運用情報24を設定した際に、運用情報24が設定された部品クラス18に属する部品情報17すべてに前記部品クラス18に設定された運用情報24と同様の製品16の運用情報24が設定され
前記運用情報24が設定された後、前記部品情報17に設定された前記運用情報24が部品毎に変更可能とされ、同部品クラス18に属する部品情報17のうち、同製品16に運用されることを示す運用情報24が設定されているものと設定されていないものとが混在している場合、これら部品情報17が属する部品クラス18には、運用情報24の混在を示す表示が行われることを特徴とする。
【0005】
請求項1の発明によれば、前記部品情報データベース9cと前記運用情報設定手段とを備え、前記運用情報設定手段により前記部品クラス18に運用情報24を設定した際に、運用情報24が設定された部品クラス18に属する部品情報17すべてに前記部品クラス18に設定された運用情報24と同様の製品16の運用情報24が設定されるので、従来と異なり、多数の部品の部品情報17(部品名称)を記載して、この記載した部品情報17(部品名称)ごとにそれぞれ運用情報24を設定する手間のかかる作業を行い、一覧表を作成しなくても、部品情報17が属する部品クラス18に前記運用情報24を設定することによって、容易に部品クラス18や部品情報17に運用情報24を設定することができる。
したがって、部品クラス18および部品情報17に運用情報24を設定する時間を短縮でき、作業効率を向上させることができる。
【0006】
請求項2の発明は、例えば、図2,図5〜図9に示すように、請求項1記載の部品情報管理装置2において、
製品情報(例えば、製品名称)を入力する製品情報入力手段と、
前記製品情報入力手段により入力された製品情報に基づいて前記部品情報データベース9cから、前記製品情報が示す製品16に運用できることを示す運用情報24が設定された部品クラス18や該部品クラス18に属する部品情報17を検索する部品情報検索手段(例えば、CPU7等)とを備えることを特徴とする。
【0007】
請求項2の発明によれば、前記部品情報検索手段が、前記製品情報入力手段により入力された製品情報に基づいて前記部品情報データベース9cから、前記製品情報が示す製品16に運用できることを示す運用情報24が設定された部品クラス18や該部品クラス18に属する部品情報17を検索する。
したがって、前記製品情報を入力するだけで、前記製品16に運用できる部品クラス18や該部品クラス18に属する部品情報17を容易かつ迅速に検索することができる。
これにより、特定の製品16に運用できる部品を調べて、その部品を発注する場合でも、前記製品情報を入力することによって、製品情報が示す製品16に運用できる部品クラス18や部品情報17が検索されるので、従来と異なり、一覧表から特定の製品16に運用できる部品情報17を調べる必要がなく、発注作業をスムーズかつ確実に行うことができる。
【0008】
検索される前記部品情報17として、例えば、部品の部品名称や形状、材質、色、用途などがある。また、前記製品情報としては、例えば、製品の製品名称などがある。
【0009】
請求項3の発明は、例えば、図2,図6〜図11に示すように、請求項1または2記載の部品情報管理装置2において、
前記運用情報24が示す製品の製品情報(例えば、製品名称)を格納した運用情報データベース9dと、
部品情報17を入力する部品情報入力手段(例えば、CPU7等)と、
前記部品情報入力手段により入力された部品情報17と同一の部品情報17を前記部品情報データベース9cから選択し、選択された部品情報17に設定される運用情報24に基づいて前記選択された部品情報17が運用される製品の製品情報を前記運用情報データベース9dから検索する製品情報検索手段とを備えることを特徴とする。
【0010】
請求項3の発明によれば、製品情報検索手段が、前記部品情報入力手段により入力された部品情報17と同一の部品情報17を前記部品情報データベース9cから選択し、選択された部品情報17に設定される運用情報24に基づいて前記選択された部品情報17が運用される製品の製品情報を前記運用情報データベース9dから検索する。
したがって、従来と異なり、一覧表から部品情報17が運用される製品の製品情報を調べる必要がなく、前記部品情報17を入力するだけで、前記部品情報17が運用される製品の製品情報を容易かつ迅速に検索することができる。
【0011】
請求項4の発明である部品情報管理システム1は、例えば、図1に示すように、請求項2記載の部品情報管理装置2と、この部品情報管理装置2に通信回線を介して接続可能な検索端末3とを備え、
前記検索端末3には、前記部品情報管理装置2に管理される部品情報データベース9c上の部品情報17の検索を前記部品情報検索手段に要求する部品情報検索要求手段(例えば、CPU、RAM)と、
この部品情報検索要求手段の要求により、前記部品情報検索手段が検索した情報(例えば、部品情報17)を表示する部品情報表示手段(例えば、表示装置)とが設けられていることを特徴とする。
【0012】
請求項4の発明によれば、前記部品情報管理装置2と、この部品情報管理装置2に接続可能な検索端末3とを備え、前記検索端末3には、前記部品情報管理装置2に管理される部品情報データベース9c上の部品情報17の検索を前記部品情報検索手段に要求する部品情報検索要求手段を備えているので、前記部品情報検索要求手段が前記部品情報検索手段に部品情報17の検索を要求することで、前記製品16の製品情報(例えば、製品名称)に関連する運用情報24が設定された部品クラス18や該部品クラス18に属する部品情報17が検索される。
また、前記部品情報検索手段によって検索された情報を表示する部品情報表示手段を備えているので、検索された部品情報17が検索端末3に表示され、容易に検索結果を確認することができる。
したがって、従来と異なり、検索端末3から特定の製品16の製品情報を入力するだけで、前記製品情報に関連する運用情報24が設定された部品クラス18や該部品クラス18に属する部品情報17の検索を容易かつ迅速に行うことができる。
【0013】
ここで、検索端末3とは、例えばパーソナルコンピュータ等を含む構成であり、検索を行うための入力処理が行われるものである。
また、表示手段は、例えば、CRT(Cathode Ray Tube)、LCD(Liquid Crystal Display)、プリンタ等により構成され、CPUの表示制御に従い、データベースの検索結果等を画面上あるいはプリンタで出力した用紙に表示する。
【0014】
請求項5の発明である部品情報管理システム1は、例えば、図1に示すように、請求項3記載の部品情報管理装置2と、この部品情報管理装置2に通信回線を介して接続可能な検索端末3とを備え、
前記検索端末3には、前記部品情報管理装置2に管理される運用情報データベース9d上の製品の製品情報(例えば、製品名称)の検索を前記製品情報検索手段に要求する製品情報検索要求手段(例えば、CPU、RAM)と、
この製品情報検索要求手段の要求により、前記製品情報検索手段が検索した情報(例えば、製品名称)を表示する製品情報表示手段(例えば、表示装置)とが設けられていることを特徴とする。
【0015】
請求項5の発明によれば、部品情報管理装置2と、この部品情報管理装置2に接続可能な検索端末3とを備え、前記検索端末3には、前記部品情報管理装置2に管理される運用情報データベース9d上の製品の製品情報の検索を前記製品情報検索手段に要求する製品情報検索要求手段を備えているので、前記製品情報検索要求手段が前記製品情報検索手段に製品の製品情報の検索を要求することで、部品情報17の有する運用情報24に基づいて前記部品情報17が運用される製品の製品情報が検索される。
また、前記製品情報検索手段によって検索された情報を表示する製品情報表示手段を備えているので、検索された製品情報が検索端末3に表示され、容易に検索結果を確認することができる。
したがって、従来と異なり、検索端末3から部品情報17を入力するだけで、前記部品情報17の有する運用情報24に基づいて前記部品情報17が運用される製品の製品情報の検索を容易かつ迅速に行うことができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明に係る部品情報管理装置、部品情報管理システム、部品情報検索方法および製品情報検索方法について説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る部品情報管理システムの全体構造を示すブロック図である。
本発明における部品情報管理システム1は、エクストラネット(ネットワーク4)を用いて、製品を構成する多数の部品情報17(図4参照)が管理された部品情報管理装置2と、部品情報17を検索する検索端末3と、管理端末5とが接続されて構成されている。
【0021】
部品情報管理装置2は、図2に示すように、内部にCPU(Central Processing Unit)7と、RAM(Random Access Memoy)8と、記録装置9と、入力装置10と、表示装置11と、通信装置12と等を備え、それらはバス13や各種インターフェースを介して接続されている。
CPU7は、記録装置9に格納されているシステムプログラムやデータベースの検索や検索結果の表示処理に対応する各種アプリケーションプログラムや、検索端末3や管理端末5から入力される各種指示信号に応じた各種データ等をRAM8に格納し、この指示および入力データに応じてRAM8内に格納したアプリケーションプログラムに従って各種処理を実行し、その処理結果をRAM8に一時的に格納するとともに、処理結果を通信装置12を介して検索端末3に送信できる。
また、CPU7は、一部あるいは全部の処理結果情報を記録装置9のデータベースに記憶させるようになっている。
【0022】
具体的に、CPU7は、各プログラムに基づいて、後述するように、運用情報設定手段として、部品クラス18(図4参照)や該部品クラス18に属する部品情報17(図4参照)に、ぞれぞれ特定の製品16(図4参照)に運用できることを示す運用情報24(図4参照)を設定する処理、運用情報変更手段として、前記運用情報設定手段によって部品情報17に設定された運用情報24を部品情報17毎に変更する処理、部品情報検索手段として、入力装置10(製品情報入力手段)により入力された製品16の製品情報(以下、製品16の製品名称と言う。)に基づいて、記録装置9に格納されている部品情報データベース9cから、前記製品名称に関連する運用情報24が設定された部品クラス18や該部品クラス18に属する部品情報17を検索する処理、製品情報検索手段として、入力装置10(前記部品情報入力手段)により入力された部品情報17と同一の部品情報17を前記部品情報データベース9cから選択し、選択された部品情報17の有する運用情報24に基づいて、前記部品情報17が運用される製品の製品名称を、記録装置9に格納されている運用情報データベース9dから検索する処理、などを実行する。
【0023】
RAM8は、CPU7がプログラム記憶部9aに格納されたプログラムを実行する際に各種データを展開するプログラム格納領域を形成するとともに、CPU7が実行する処理に関わるデータを一時的に記憶する記憶領域、入力指示と入力データとによって処理される作業領域等を形成する。
【0024】
記録装置9は、プログラムやデータ等が予め記憶されたハードディスク装置であり、このハードディスク装置のハードディスクには、プログラム記憶部9aと、データベース記憶部9bとを備える。
また、このデータベース記憶部9bでは、入力装置10や管理端末5からの操作により、CPU7を介して部品情報17や製品名称を検索したり、部品情報17や製品名称の追加情報を書き込むことができるようになっている。
この記録装置9は、プログラムやデータ等が記憶された記録媒体を有しているが、この記録媒体は光学的なものの他、磁気的、若しくは半導体メモリ等で構成しても良い。この記録媒体は、記録装置9に固定的に設けたもの(例えば、磁気テープ、ハードディスク等)でも良く、着脱自在に設けたもの(例えば、FDD、MO、LD、DVD、ZIP等)でも良い。
【0025】
プログラム記憶部9aは、本発明の部品情報管理装置2におけるデータベース9bの検索処理(所定の部品情報17が運用される特定の製品の製品名称の検索、所定の製品16に運用される部品情報17の検索)、その検索結果の表示処理と、データベース記憶部9bに格納される部品クラス18や該部品クラス18に属する部品情報17に運用情報24を設定する処理、部品情報17に設定された運用情報24を変更する処理に必要なプログラムコード等を記憶している。
【0026】
データベース記憶部9bは、多数の部品のそれぞれの部品情報17が格納された部品情報データベース9cと、前記部品情報17の示す部品と該部品が運用される製品の製品名称とが関連づけられた運用情報データベース9d(図11参照)などを備えている。
【0027】
部品情報データベース9cに格納される多数の部品情報17は、それぞれの部品情報17が示す部品の種類や属性に基づいて階層的に分類されている。図4を参照して説明すると、多数の部品情報17が、まず部品階層23として分類されている。(例えば、下地材、屋根、外装等の住宅における使用場所によって分類されている。)
また、この部品階層23には、それぞれの部品階層23に属する多数の部品情報17が該部品情報17の属性に基づき、さらに部品クラス18として分類されている。(例えば、ワイドフラットドア(洋風)、ワイドフラットドア(和風)、ワイドスリットインドア等の形状によって分類されている。)
この部品クラス18には、特定の製品16に運用されることを示す運用情報24がCPU7により設定されるようになっており、この運用情報24が部品クラス18に設定されると、運用情報24が設定された部品クラス18に属する部品情報17全てに部品クラス18に設定された運用情報24と同様の製品16の運用情報24が設定される。すなわち、前記部品クラス18に運用情報24が設定されると、後述する運用情報データベース9d(図11参照)において、前記部品クラス18に属する部品情報17に対応する部品コード(品番)46と、特定の製品16の製品名称を示す製品名称コード47とにフラグが設定される。
【0028】
前記部品情報17は、部品コード46、単価情報、属性種別名情報、属性値情報等を含み、前記属性種別名情報は、部品の表記名称、形状、材質、色、用途などの属性の種別を示す情報である。
前記属性値情報は、前記属性種別名情報を決定する属性値を示す情報であり、例えば、部品そのものの色、形状、材質等を表す値を示す情報である。
【0029】
前記運用情報データベース9dは、部品情報データベース9c内の部品情報17がそれぞれ備える部品コード46(品番)と製品の製品名称を示す製品名称コード47とが、運用情報24によって関連づけられたデータテーブルを備えている。(図11参照)
すなわち、「部品コード」領域44に格納された多数の部品コード46と、「製品名称コード」領域45に格納された多数の製品名称コード47とが行列状に配置されている。
そして、部品コード46が示す部品が、特定の製品名称コード47が示す製品16に運用される場合は、前記部品コード46が表示された「部品コード」領域44と前記製品名称コード46が表示された「製品名称コード」領域45とを関連づけるセル(領域)に「1」を書き込み(フラグを設定し)、書き込まれると表示装置11の「運用情報」欄24b(図4参照)に例えば○が表示される。
また、部品コード46が特定の製品名称コード47が示す製品16に運用されない場合は、前記部品コード46が表示された「部品コード」領域44と前記製品名称コード47が表示された「製品名称コード」領域45とを関連づけるセルに「―」を書き込まず(フラグを設定せず)、書き込まれない場合(フラグが設定されない場合)、表示装置11の「運用情報」欄24b(図4参照)に例えば×が表示される。
なお、表示装置11の「運用情報」欄24bに○や×を設定した場合、前記運用情報データベース9dにおける「部品コード」領域44と「製品名称コード」領域45とを関連づけるセル(領域)に「1」を書き込んだり(フラグを設定したり)、「―」を書き込まない(フラグを設定しない)。
【0030】
通信装置12は、モデム(MODEM:Modulator/DEModulator)、ターミナルアダプタ(TA:Terminal Adapter)、あるいはルーター等によって構成され、電話回線、ISDN回線、あるいは専用線等の通信回線を介して検索端末3あるいは管理端末5との間で情報や情報取得請求の信号の送受信を行う。
【0031】
入力装置10は、キーボードの他、マウス、タッチペン等のポインティングデバイスを備えている。
【0032】
表示装置11は、例えば、CRT(Cathode Ray Tube)、LCD(Liquid Crystal Display)等により構成され、CPU7の表示制御に従い、データベース9bの検索結果等の情報(例えば、部品情報17や製品名称)を画面上に表示する。
【0033】
印刷装置14は、プリンタ6aであり、CPU7からの指示に従い、データベース記憶部9bに格納された部品情報17や製品名称を出力して表示する。
【0034】
検索端末3は、パーソナルコンピュータ等を含む構成であり、CPU、RAM、ハードディスク装置、入力装置、通信装置と、表示装置、印刷装置等とを備え、それらはバスや各種インターフェースを介して接続されている。
【0035】
CPUは、ハードディスク装置に格納されているシステムプログラムやデータベース9bの検索結果の表示処理に対応する各種アプリケーションプログラムや、検索端末3から送信した各種指示信号に応じて部品情報管理装置2から伝送される情報表示に関する処理結果等をRAMに一時的に格納し、この処理結果を表示装置に表示させる処理を行うようになっている。
【0036】
RAMは、CPUがハードディスク装置に格納されたプログラムを実行する際に各種データを展開するプログラム格納領域を形成するとともに、CPUが実行する処理に関わるデータを一時的に記憶する記憶領域、入力指示と入力データとによって処理される作業領域等を形成する。
【0037】
ハードディスク装置には、OS(オペレーティングシステム)等の制御プログラム、ネットワーク接続に必要なアプリケーションプログラム等が記憶されている。
【0038】
入力装置は、キーボードの他、マウス、タッチペン等のポインティングデバイスを備えており、データベース9bの検索要求項目等の入力に用いる。
【0039】
通信装置は、モデム(MODEM:Modulator/DEModulator)、ターミナルアダプタ(TA:Terminal Adapter)、あるいはルーター等によって構成され、電話回線、ISDN回線、あるいは専用線等の通信回線を介して部品情報管理装置2との間で情報や情報取得請求の信号の送受信を行う。
【0040】
印刷装置はプリンタ6bであり、CPUからの指示に従い、部品情報管理装置2から送信されたデータベース9bの検索結果を印刷する。
【0041】
管理端末5は、例えば、LANケーブルあるいは通信ネットワークを介して部品情報管理装置2に接続し、検索端末3と同様にデータベース9bの検索要求を行うだけでなく、部品情報管理装置2に管理される部品情報データベース9c上の部品クラス18や部品情報17に、それぞれ特定の製品16に運用できることを示す運用情報24を設定する。
【0042】
前記管理端末3は、例えば、パーソナルコンピュータ等を含む構成であり、CPU、RAM、ハードディスク装置、入力装置、通信装置と、表示装置と印刷装置とを備え、それらはバスや各種インターフェースを介して接続される。RAM、ハードディスク装置、通信装置、表示装置、印刷装置は前記検索端末と同様の機能を有するので説明を割愛し、CPUおよび入力装置について説明する。
【0043】
CPUは、ハードディスク装置に格納されているシステムプログラムやデータベース9bの検索結果の表示処理に対応する各種アプリケーションプログラムや、管理端末5から送信した各種指示信号に応じて部品情報管理装置2から伝送される情報表示に関する処理結果等をRAMに一時的に格納し、この処理結果を表示装置に表示させる処理や、データベース記憶部9bに記録された情報を変更する場合は、入力装置によってその内容を入力し、変更した情報を前記部品情報管理装置2に送信する処理を行うようになっている。
【0044】
入力装置は、キーボードの他、マウス、タッチペン等のポインティングデバイスを備えており、検索要求項目、例えば部品情報17や製品名称等の入力や、データベース記憶部9bへの情報の追加、変更の信号や、登録内容の情報の入力に用いる。
【0045】
次に、以上のように構成された部品情報管理システム1における部品情報管理装置2が行う運用情報設定処理を、図3に示すフローチャートに沿って説明する。
動作説明の前提として、以下に説明するフローチャートに記述されている各機能を実現するためのプログラムは、読みとり可能なプログラムコードの形態でプログラム記憶部9aに格納されており、CPU7は上記プログラムコードに従った動作を逐次実行する。また、CPU7は記録媒体に記憶された上記プログラムコードに従った動作を逐次実行することもできる。すなわち、記録媒体を介して外部から供給されたプログラムあるいはデータを利用してこの実施の形態特有の動作を実行することもできる。
【0046】
まず、ステップS1で特定の製品16に運用される部品の運用情報24を入力可能な状態で待機する。
具体的には、表示装置11に部品クラス18と、部品クラス18に属する部品情報17とが表示された部品クラス別運用情報設定画面15を表示する。なお、特定の製品16の設定は、例えば、図示しない製品名設定画面を表示装置11に表示し、この表示画面上で、該表示画面中に設けられた製品名称入力欄に製品名称を入力することで行う。つまり、前記製品名称入力欄に入力された製品名称の製品に運用されうる部品情報17が部品クラス別運用情報設定画面15として表示される(図4参照)。
図4に示す部品クラス別運用情報設定画面15では、特定の製品16に運用されうる多数の部品の部品情報17が、該部品の種類や属性に基づいて階層的に、それぞれ部品階層23や部品クラス18に分類されて表示される。この画面15には、左から「部品階層」欄19、「部品クラス名」欄20、部品情報欄43が設けられている。
【0047】
「部品階層」欄19には、例えば、住宅等に使用される部品を最も大きなまとまり(ここでは、住宅において使用される場所)で分類された部品階層23、すなわち下地材、屋根、外装、エクステリア、外部建具等が表示されている。
「部品クラス名」欄20には、部品階層23ごとにそれぞれの部品階層23に属する部品クラス18が表示される。この表示画面15では、部品クラス18として例えば、ワイドフラットドア(洋風)、ワイドフラットドア(和風)、ワイドスリットインドア等が表示されている。また、この「部品クラス名」欄20には、後述する運用情報24が表示される「運用情報」欄24aが設けられている。
部品情報欄43には、該部品情報欄43の部品情報17が属する部品クラス名(例えば、ワイドフラットドア(洋風)、ワイドフラットドア(和風)、ワイドスリットドア等)が表示される「部品クラス名」欄20a、部品クラス18の属性種別名(例えば、高さサイズ、巾サイズ、等)が表示される「属性種別名」欄21、属性値(例えば、ハイドア、ミドルドア等)が表示される「属性値」欄22が設けられている。また、「部品クラス名」欄20aには、該部品クラス18に属する部品が特定の製品16(ここでは、入力された製品名称が示す製品16)に運用可能か否かを表示するための「運用情報」欄24bが設けられている。
【0048】
そして、画面15において、所定の部品クラス18が選択されると、選択された部品クラス18に属する部品情報17を表示する。
例えば、「部品階層」欄19から所望の部品階層23(例えば、外部建具)がクリック(選択)されると、その部品階層23(外部建具)に属する部品クラス18(例えば、ワイドフラットドア洋風、ワイドフラットドア和風、ワイドスリットインドア等)を「部品クラス名」欄20に一覧表示し、さらに、この「部品クラス名」欄20から所望の部品クラス18(例えば、ワイドフラットドア洋風)がクリックされると、クリックにより選択された部品クラス18(ワイドフラットドア洋風)に属する部品情報17(例えば、ワイドフラットドア洋風:高さサイズ:ハイドア等)を部品情報欄43に一覧表示する。
なお、「部品階層」欄19の所望の部品階層23が選択されると、この部品階層23に属する部品クラス18を「部品クラス名」欄20に表示させる。
【0049】
このようなステップS1の状態において、部品クラス18に特定の製品16に運用されることを示す運用情報24が設定されたか否かを判別し(ステップS2)、部品クラス18に運用情報24が設定されていれば、ステップS3に移行する。
ステップS3では、運用情報24が設定された部品クラス18に属する部品情報17に前記部品クラス18に設定された運用情報24と同様の運用情報24を設定する。
すなわち、部品クラス18に運用情報24が設定されると、運用情報24が設定された部品クラス18に属する部品情報17全てに、部品クラス18に設定された運用情報24と同様の製品16の運用情報24が設定される。
【0050】
上述したステップS2およびステップS3の運用情報24の設定は、部品クラス別運用情報設定画面15の「部品クラス名」欄20における「運用情報」欄24aの○×表記を変更することで行われる。
具体的には、「部品クラス名」欄20に表示した部品クラス18が、図示しない前記製品名設定画面で設定された特定の製品16に運用される場合は、「運用情報」欄24aに、○を表示させて運用情報24を設定し、部品クラス18が、前記特定の製品16に運用されない場合は、「運用情報」欄24aに、×を表示させる。
すると、運用情報24が○に設定された部品クラス18に属する全ての部品情報17の運用情報24を○にし、運用情報24が×に設定された部品クラス18に属する全ての部品情報17の運用情報24を×にする。すなわち、「部品クラス名」欄20aにおける「運用情報」欄24bに○や×が表示される。
【0051】
上述したように、「部品クラス名」欄20の「運用情報」欄24aに○が表示されることで、運用情報データベース9d(図11参照)では、画面15の「運用情報」欄24aに○が表示された部品クラス18に属する部品情報17に対応する部品コード46に、特定の製品16の製品名称に関連するフラグが設定される(例えば、運用情報データベース9dにおける特定の製品16の製品名称を示す製品名称コード47と、○が表示された部品クラス18に属する部品情報17の部品コード46とを関連づけるセルに「1」が書き込まれる)。
また、「部品クラス名」欄20の「運用情報」欄24aに×が表示されることで、運用情報データベース9dにおいて、画面15の「運用情報」欄24aに×が表示された部品クラス18に属する部品情報17に対応する部品コード46に、特定の製品16の製品名称に関連するフラグが設定されない(例えば、運用情報データベース9dにおける特定の製品16の製品名称を示す製品名称コード47gと、×が表示された部品クラス18に属する部品情報17の部品コード46が表示された「部品コード」領域44とを関連づけるセルに「ー」が書き込まれる)。
【0052】
なお、運用情報24の初期値は全て○、つまり、運用情報データベース9d上のセルには「1」が書き込まれた状態である(全ての部品が全ての製品に運用される状態)。よって、特定の製品16に運用されることを示す運用情報24を×に変更する場合(部品クラス18に属する部品情報17の全てが所定の製品16に運用されない場合)にのみ、運用情報24が変更される部品クラス18がクリックされることで、その部品クラス18の運用情報24が×に変更される。
【0053】
ステップS3において、上述したように、運用情報24が設定された後、ステップS4に移行し、部品情報17に設定された運用情報24を部品毎に変更させる場合は、ステップS5に移行し、変更させない場合は設定を終了する。
具体的には、例えば、図4の表示画面において変更される部品情報17の運用情報24がクリックされると、○の運用情報24を×に変更したり、×の運用情報24を○に変更する。
この場合、同部品クラス18に属する部品情報17のうち、同製品16に運用されることを示す運用情報24が設定されているものと設定されていないものとが混在している場合、つまり、同部品クラス18に属する部品情報17において同一の製品16に運用できることを示す運用情報24が設定されているものと設定されていないものとが混在する場合には、これら部品情報17が属する部品クラス18の「運用情報」欄24aに、運用情報24の混在を示す表示(例えば、図4では○を△に変更して表示)を行うことで容易に視認できるようになっている。
このようにして、それぞれ部品クラス18の運用情報24が設定されて、画面15下の「設定終了」ボタン25がクリックされると、運用情報設定処理を終了する。
【0054】
次に、上述したように運用情報24が設定された部品クラス18および部品情報17を管理する部品情報管理装置2を用いて、特定の製品16に運用できる部品クラス18および部品情報17を検索する部品情報検索処理について説明する。
まず、図5に示すように、ステップS11では、特定の製品16の製品名称を入力可能な状態にする。
具体的には、照会条件入力画面26(図6参照)を表示させる。この照会条件入力画面26には、製品名称を入力する「製品情報入力」欄27と、部品情報17を入力する「部品情報入力」欄28とが設けられている。
前記「製品情報入力」欄27には、特定の製品16の製品名称を具体的に入力する「製品ブランド」欄29や「製品シリーズ」欄30、「製品」欄31が設けられている。
前記「部品情報入力」欄28には、選択された部品の属する部品クラス18を表示する「部品クラス」欄32や部品の仕様属性を表示する「仕様属性」欄33が設けられており、「仕様属性」欄33には、「属性種別名」欄34と「属性値」欄35とがある。これら「属性種別名」欄34と「属性値」欄35には、選択された部品情報17の属性種別名と属性値とが表示される。
また、画面26の下部には、後述する部品固有情報照会画面36(図9参照)を表示させる「照会」ボタン37、部品クラスツリー画面38(図7参照)を表示させる「クラスツリー」ボタン39等が設けられている。
【0055】
そして、ステップS11において製品名称が入力されたか否かを判別(ステップS12)し、製品名称が入力されている場合はステップS13に移行する。
具体的には、前記照会条件入力画面26における製品名称の入力方法として、まず「製品ブランド」欄29や「製品シリーズ」欄30、「製品」欄31に、設けられたポップアップメニューから、所望の製品ブランドや製品シリーズ、製品名を選択し、これらが選択されることでその製品ブランドや製品シリーズ、製品名を各欄29〜31に表示する。
そして、選択を終了して、部品クラス18の一覧表を表示する「クラスツリー」ボタン39がクリックされることで特定の製品16の製品名称の入力が終了する。
ステップS13では、運用情報データベース9d(図11参照)上で入力された製品名称と同一の製品名称を検索し、該製品名称に運用される運用情報24が設定された部品情報17を検索して部品クラスツリー画面38(図7参照)として表示し、ステップS14に移行する。
【0056】
ステップS14では、検索する部品が属する部品クラス18が入力されたか否かを判別し、部品クラス18が入力されている場合はステップS15に移行する。
具体的には、前記部品クラスツリー画面38において、所望の部品クラス18をクリック(選択)するとともに、画面38下の「選択確定」ボタン40をクリック(選択)することで行われる。
そして、図8に示す照会条件入力画面41を表示し、部品情報入力欄28の「部品クラス」欄32に部品クラスツリー画面38で選択された部品クラス18が表示される。
【0057】
ステップS15では、ステップS14で入力された部品クラス18に属する部品情報17に設定されている仕様属性を表示し、これら仕様属性を選択可能な状態にする。
そして、このステップS15において、属性種別名を決定する属性値が入力されたか否かを判別し(ステップS16)、入力されていればステップS17に移行する。
具体的には、図8に示す照会条件入力画面41において、「仕様属性」欄33の「属性種別名」欄34と「属性値」欄35で、所望の属性種別名と属性値とをポップアップメニューから選択し、「属性種別名」欄34や「属性値」欄35に、それぞれ属性種別(例えば、用途、タイプ等)や属性値(例えば、パラペット用等)を表示させるとともに、照会ボタン37をクリックして入力を終了する。
【0058】
ステップS17では、入力された各情報に基づいて、運用情報データベース9d(図11参照)上において入力された製品名称と同様の製品を示す製品名称コード47に運用情報24により関連づけられた部品コード46(フラグが設定された状態の部品コード46)を検索し、検索された部品コード46を有する部品情報17を部品情報データベース9cから検索する。
加えて、これら運用情報24が設定された部品情報17から、入力された属性値情報と同様の属性値情報を備える部品情報17を検索し、該部品情報17を部品固有情報照会一覧36(図9参照)として表示装置11に一覧表示する。
この部品固有情報照会一覧36には、検索された部品情報17の起案No、品番、名称、規格寸法等が表示される。
なお、それぞれの部品情報17に設けられた選択ボタン42がクリックされると、前記一覧表示された部品情報17の詳細を表示した部品固有情報照会明細画面(図示しない)を表示できるようになっている。
【0059】
次に、運用情報24が設定された部品クラス18および部品情報17を管理する部品情報管理装置2を用いて、特定の部品情報17が運用される製品の製品名称を検索する製品情報検索処理を図10を参照してについて説明する。
まず、ステップS21では、特定の部品情報17を入力可能な状態にする。
具体的には、特定の部品情報17を入力するための画面を表示装置11に表示させる。
【0060】
ステップS22では、ステップS21において特定の部品情報17が入力されたか否かを判別し、特定の部品情報17が入力された場合は、ステップS23に移行する。
【0061】
ステップS23では、入力された特定の部品情報17に基づいて、部品情報データベース9c(図11参照)上において入力された部品情報17が有する部品コード46を検索する。そして、運用情報データベース9d上において、検索された部品コード46に特定の製品16に運用されることを示す運用情報24により関連づけられた製品の製品名称コード47(フラグが設定された状態の製品名称コード47)を検索し、特定の部品情報17が運用される製品の製品名称を表示装置11の画面に表示して検索を終了する。
【0062】
なお、ステップS21〜ステップS23における処理は、具体的には例えば、以下のようにして行われる。
まず、部品クラスツリー画面38(図7参照)を表示させる。そして、この部品クラスツリー画面38において、所望の部品クラス18がクリック(選択)されて、画面38の下部の「選択確定」ボタン40がクリック(選択)されると、部品情報入力画面(図示しない)を表示する。
この部品情報入力画面には、部品クラス18が入力される「部品クラス」欄や部品クラス18の属性種別名や属性値が入力される「属性種別名」欄、「属性値」欄が設けられている。
【0063】
そして、「部品クラス」欄には、部品クラスツリー画面38で選択された部品クラス18を入力し、「属性種別名」欄や「属性値」欄には、それぞれのポップアップメニューから属性種別名や属性値が選択されて、各欄に属性種別名や属性値を入力して、部品情報17の入力を終了する。
このように部品情報17が入力されると、この入力された特定の部品情報17が有する部品コード46を部品情報データベース9cから検索し、検索された部品コード46に運用情報24が関連づけられた製品の製品名称コード47を運用情報データベース9dから検索する。そして、表示装置11の画面に、検索された製品の製品名称を表示して検索を終了する。
【0064】
本発明の実施の形態に基づく部品情報管理装置2、部品情報管理システム1、部品情報検索方法および製品情報検索方法によれば、部品クラス18に運用情報24を設定した際に、運用情報24が設定された部品クラス18に属する部品情報17すべてに部品クラス18に設定された運用情報24と同様の製品16の運用情報24が設定されるので、従来と異なり、多数の部品の部品情報(部品名称)17を記載して、この記載した部品情報(部品名称)17ごとにそれぞれ運用情報24を設定する手間のかかる作業を行い、一覧表を作成しなくても、部品情報17が属する部品クラス18に運用情報24を設定することによって、容易に部品クラス18や部品情報17に運用情報24を設定することができる。したがって、部品クラス18および部品情報17に運用情報24を設定する時間を短縮でき、作業効率を向上させることができる。
【0065】
また、入力された製品名称に基づいて部品情報データベース9cから、製品名称が示す製品16に運用できることを示す運用情報24が設定された部品クラス18や該部品クラス18に属する部品情報17を検索するので、製品名称を入力するだけで、製品16に運用できる部品クラス18や該部品クラス18に属する部品情報17を容易かつ迅速に検索することができる。
これにより、特定の製品16に運用できる部品を調べて、その部品を発注する場合でも、製品名称を入力することによって、製品名称が示す製品16に運用できる部品クラス18や部品情報17が検索されるので、従来と異なり、一覧表から特定の製品16に運用できる部品情報17を調べる必要がなく、発注作業をスムーズかつ確実に行うことができる。
【0066】
さらに、入力された部品情報17と同一の部品情報17を部品情報データベース9cから選択し、選択された部品情報17に設定される運用情報24に基づいて前記選択された部品情報17が運用される製品の製品情報を運用情報データベース9dから検索するので、従来と異なり、一覧表から部品情報17が運用される製品の製品名称を調べる必要がなく、前記部品情報17を入力するだけで、前記部品情報17が運用される製品の製品名称を容易かつ迅速に検索することができる。
【0067】
【発明の効果】
請求項1の発明によれば、多数の前記部品情報に運用情報を個別に設定して、手間のかかる一覧表を作成しなくても、部品情報が属する部品クラスに前記運用情報を設定することによって、容易に部品クラスや部品情報に運用情報を設定することができる。
したがって、部品クラスおよび部品情報に運用情報を設定する時間を短縮でき、作業効率を向上させることができる。
【0068】
請求項2の発明によれば、請求項1と同様の効果を得ることができるのは勿論のこと、従来と異なり一覧表から特定の製品に運用できる部品情報を調べる必要がなく、前記製品情報(製品名称)を入力するだけで、前記製品に運用できる部品クラスや該部品クラスに属する部品情報を容易かつ迅速に検索することができる。
【0069】
請求項3の発明によれば、請求項1または2と同様の効果を得ることができるのは勿論のこと、従来と異なり一覧表から部品情報が運用される製品の製品情報(製品名称)を調べる必要がなく、前記部品情報を入力するだけで、前記部品情報が運用される製品の製品情報を容易かつ迅速に検索することができる。
【0070】
請求項4の発明によれば、前記部品情報管理装置と、この部品情報管理装置に接続可能な検索端末とを備え、前記検索端末には、前記部品情報管理装置に管理される部品情報データベース上の部品情報の検索を前記部品情報検索手段に要求する部品情報検索要求手段を備えているので、検索端末から特定の製品の製品情報(製品名称)を入力するだけで、前記製品情報に関連する運用情報が設定された部品クラスや該部品クラスに属する部品情報の検索を容易かつ迅速に行うことができる。
また、前記部品情報検索手段によって検索された情報を表示する部品情報表示手段を備えているので、検索された部品情報が検索端末に表示され、容易に検索結果を確認することができる。
【0071】
請求項5の発明によれば、部品情報管理装置と、この部品情報管理装置に接続可能な検索端末とを備え、前記検索端末には、前記部品情報管理装置に管理される運用情報データベース上の製品の製品情報の検索を前記製品情報検索手段に要求する製品情報検索要求手段を備えているので、検索端末から部品情報を入力するだけで、前記部品情報の有する運用情報に基づいて前記部品情報が運用される製品の製品情報(製品名称)の検索を容易かつ迅速に行うことができる。
また、前記製品情報検索手段によって検索された情報を表示する製品情報表示手段を備えているので、検索された製品情報が検索端末に表示され、容易に検索結果を確認することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる部品情報管理システムの全体構成を示すシステム図である。
【図2】本発明にかかる部品情報管理装置の要部構成を示すブロック図である。
【図3】本発明にかかる運用情報設定処理のフローチャートである。
【図4】図3の運用情報設定処理中の運用情報設定画面の画面構成を示す図である。
【図5】本発明にかかる部品情報検索処理のフローチャートである。
【図6】図4の部品情報検索処理中の部品情報および製品情報を入力する入力画面を示す図である。
【図7】図4の部品情報検索処理中の部品クラス選択画面を示す図である。
【図8】図4の部品情報検索処理中の部品情報および製品情報を入力する入力画面を示す図である。
【図9】図4の部品情報検索処理中の検索結果の表示画面を示す図である。
【図10】本発明にかかる製品情報検索処理のフローチャートである。
【図11】図2に示すデータベース記憶部に格納された運用情報データベースを示す図である。
【符号の説明】
1 部品情報管理システム
2 部品情報管理装置
3 検索端末
9c 部品情報データベース
9d 運用情報データベース
16 製品
17 部品情報
18 部品クラス
24 運用情報

Claims (5)

  1. 製品を構成する多数の部品の部品情報を管理する部品情報管理装置であって、
    前記多数の部品情報を該部品情報が示す部品の種類や属性に基づいて部品クラスにそれぞれ分類して格納した部品情報データベースと、
    前記部品クラスや部品情報に、それぞれ特定の製品に運用できることを示す運用情報を設定する運用情報設定手段とを備え、
    この運用情報設定手段により前記部品クラスに運用情報を設定した際に、運用情報が設定された部品クラスに属する部品情報すべてに前記部品クラスに設定された運用情報と同様の製品の運用情報が設定され、
    前記運用情報が設定された後、前記部品情報に設定された前記運用情報が部品毎に変更可能とされ、同部品クラスに属する部品情報のうち、同製品に運用されることを示す運用情報が設定されているものと設定されていないものとが混在している場合、これら部品情報が属する部品クラスには、運用情報の混在を示す表示が行われることを特徴とする部品情報管理装置。
  2. 請求項1記載の部品情報管理装置において、
    製品情報を入力する製品情報入力手段と、
    前記製品情報入力手段により入力された製品情報に基づいて前記部品情報データベースから、前記製品情報が示す製品に運用できることを示す運用情報が設定された部品クラスや該部品クラスに属する部品情報を検索する部品情報検索手段とを備えることを特徴とする部品情報管理装置。
  3. 請求項1または2記載の部品情報管理装置において、
    前記運用情報が示す製品の製品情報を格納した運用情報データベースと、
    部品情報を入力する部品情報入力手段と、
    前記部品情報入力手段により入力された部品情報と同一の部品情報を前記部品情報データベースから選択し、選択された部品情報に設定される運用情報に基づいて前記選択された部品情報が運用される製品の製品情報を前記運用情報データベースから検索する製品情報検索手段とを備えることを特徴とする部品情報管理装置。
  4. 請求項2記載の部品情報管理装置と、この部品情報管理装置に通信回線を介して接続可能な検索端末とを備え、
    前記検索端末には、前記部品情報管理装置に管理される部品情報データベース上の部品情報の検索を前記部品情報検索手段に要求する部品情報検索要求手段と、
    この部品情報検索要求手段の要求により前記部品情報検索手段が検索した情報を表示する部品情報表示手段とが設けられていることを特徴とする部品情報管理システム。
  5. 請求項3記載の部品情報管理装置と、この部品情報管理装置に通信回線を介して接続可能な検索端末とを備え、
    前記検索端末には、前記部品情報管理装置に管理される運用情報データベース上の製品の製品情報の検索を前記製品情報検索手段に要求する製品情報検索要求手段と、
    この製品情報検索要求手段の要求により前記製品情報検索手段が検索した情報を表示する製品情報表示手段とが設けられていることを特徴とする部品情報管理システム。
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