JPH08287085A - データベース検索システム - Google Patents
データベース検索システムInfo
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- JPH08287085A JPH08287085A JP7088365A JP8836595A JPH08287085A JP H08287085 A JPH08287085 A JP H08287085A JP 7088365 A JP7088365 A JP 7088365A JP 8836595 A JP8836595 A JP 8836595A JP H08287085 A JPH08287085 A JP H08287085A
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- Processing Or Creating Images (AREA)
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Abstract
や、オブジェクトの正確な位置が曖昧な場合の情報検索
を容易かつ迅速に行える。 【構成】オブジェクト重要度決定部103によって検索
情報から決定されたオブジェクトの重要度に基づき、情
報表示オブジェクト/表示情報量決定部104によって
属性情報を表示するオブジェクトと、そのオブジェクト
の情報量を決定する。また、二次元/三次元グラフィッ
ク処理部102は、情報表示オブジェクト/表示情報量
決定部104によって決定されたオブジェクトの表示形
態の情報を含めたグラフィックを作成する。出力制御部
105は、二次元/三次元グラフィック処理部102に
よって作成されたグラフィックと、情報表示オブジェク
ト/表示情報量決定部104によって作成された属性情
報とからなる表示レイアウトを作成し、これを出力装置
109に表示する。
Description
で表されるグラフィック内に配置することが可能な、属
性情報を有するオブジェクト群を、二次元又は三次元グ
ラフィックを用いて検索するシステムに係り、より詳細
には、ユーザの検索作業を効果的かつ効率的に行えるデ
ータベース検索システムに関する。
や図面等を表示装置に二次元又は三次元でグラフィック
表示し、その表示画面上に配置されているオブジェクト
の情報を検索するシステムが幾つか提案されている。
記載されているデータ検索システムは、水道管やガス管
などの公共埋設管の情報と、それに関する顧客情報とを
検索するシステムであり、埋設管が表示される地図情報
と、ある埋設管に関連する顧客情報とを一つの表示装置
上の異なる部分に同時に表示する構成となっている。
載されているビジュアル地図システム及びビジュアル地
図の表示方法は、二次元の地図データ若しくは三次元の
景観データをグラフィック表示し、ユーザがグラフィッ
ク表示内に描画されたカーソルをポインティングデバイ
ス等で移動させて、グラフィック内のオブジェクトを選
択すると、そのオブジェクトに付加されている情報が表
示される構成となっている。
ユーザはグラフィックの中で移動可能なカーソルによっ
てオブジェクトを選択することにより、オブジェクトの
情報を得るようになっている。
クトが固まって存在している場合には、カーソルのわず
かな移動によっても異なるオブジェクトを選択してしま
うことから、所望のオブジェクトの選択が困難な場合が
あった。また、所望のオブジェクトの正確な位置が明確
でない場合には、だいたいの位置にカーソルを移動させ
て、その近傍のオブジェクトを手当たり次第に選択しな
ければ情報が入手できないため、情報の入手に時間がか
かるといった問題があった。
案されたもので、その目的は、オブジェクトが密集して
いる部分での情報検索や、オブジェクトの正確な位置が
曖昧な場合の情報検索を容易かつ迅速に行えるようにし
たデータベース検索システムを提供することにある。
め、本発明の請求項1記載のデータベース検索システム
は、二次元又は三次元空間で表されるグラフィック内に
配置されるオブジェクトの属性情報を記憶する属性情報
記憶手段と、前記オブジェクトの二次元又は三次元空間
の座標データやグラフィック座標データを記憶する座標
データ記憶手段と、各種情報の入力を行う入力手段と、
この入力手段から入力された検索情報に基づき、前記属
性情報記憶部よりオブジェクトの属性情報を検索すると
ともに、検索されたオブジェクトが含まれるグラフィッ
クとそのオブジェクトの属性情報とからなる表示レイア
ウトを作成する表示レイアウト作成手段と、この表示レ
イアウト作成手段により作成された表示レイアウトに従
って、グラフィックとオブジェクトとをグラフィック表
示部に表示するとともに、オブジェクトの属性情報を情
報表示部に表示する表示手段とを備えたデータベース検
索システムに適用しており、前記入力手段から入力され
た検索情報に視点及び注視点の移動情報が含まれている
とき、その移動情報に含まれる移動方向と移動量とのデ
ータに基づいて、前記表示手段のグラフィック表示部に
表示されているグラフィックの視点及び注視点を移動さ
せるグラフィック移動処理手段と、前記検索情報に基づ
いてオブジェクトの重要度を決定する重要度決定手段
と、この重要度決定手段により決定されたオブジェクト
の重要度に基づいて、属性情報を表示するオブジェクト
を決定する情報表示オブジェクト決定手段と、この情報
表示オブジェクト決定手段により決定されたオブジェク
トの情報量を決定する表示情報量決定手段とを備え、前
記表示レイアウト作成手段は、前記情報表示オブジェク
ト決定手段によって決定されたオブジェクトの表示形態
の情報を含めて前記グラフィック移動処理手段によって
移動された視点のグラフィックを作成するとともに、前
記表示情報量決定手段によって各オブジェクト毎に決定
された情報量の属性情報を作成し、この作成したグラフ
ィックと属性情報とからなる表示レイアウトに従って、
前記表示手段のグラフィック表示部にオブジェクトを表
示させ、前記表示手段の情報量表示部に各オブジェクト
毎に決定された情報量の属性情報を表示させるものであ
る。
ス検索システムは、請求項1記載のデータベース検索シ
ステムにおいて、前記重要度決定手段を、オブジェクト
と前記注視点との距離、及び前記注視点と前記視点との
距離に基づいて重要度を決定するとともに、前記注視点
にあるオブジェクトと関連のあるオブジェクトの重要度
は前記注視点からの距離に関係なく決定するように構成
したものである。
ス検索システムは、請求項1又は2記載のデータベース
検索システムにおいて、前記情報表示オブジェクト決定
手段によって決定されたオブジェクトの表示形態の情報
を、他のオブジェクトの表示色と異なる表示色による表
示形態、他のオブジェクトの点灯表示に対して点滅表示
による表示形態、若しくは決定されたオブジェクトのみ
を表示する表示形態としたものである。
び注視点の移動情報が含まれているとき、グラフィック
移動処理手段は、その移動情報に含まれる移動方向と移
動量とのデータに基づいて、表示手段のグラフィック表
示部に表示されているグラフィックの視点及び注視点を
移動させる処理を行う。
力された検索情報に基づいてオブジェクトの重要度を決
定する。つまり、二次元又は三次元グラフィックにおけ
るオブジェクトとカーソルとの距離、グラフィックのズ
ームの度合いといったユーザの視点及び注視点から、そ
れぞれのオブジェクトの重要度を決定する。
決定手段により決定されたオブジェクトの重要度に基づ
いて、属性情報を表示するオブジェクトを決定する。
より決定されたオブジェクトの重要度に基づいて、表示
手段の情報表示部に表示する情報量を決定する。例え
ば、重要度の高いオブジェクトの情報量は多く、重要度
の低いオブジェクトの情報量は少なく決定する。
ジェクト決定手段によって決定されたオブジェクトの表
示形態の情報を含んだグラフィックを作成するととも
に、表示情報量決定手段によって各オブジェクト毎に決
定された情報量の属性情報を作成し、この作成したグラ
フィックと属性情報とからなる表示レイアウトに従っ
て、表示手段のグラフィック表示部にオブジェクトを表
示させ、表示手段の情報量表示部に各オブジェクト毎に
決定された情報量の属性情報を表示させる。
クをユーザが操作することで、ユーザの注視点の近隣の
オブジェクトの情報が強調して表示されるとともに、そ
れらオブジェクトの属性情報の情報量も多く表示される
ので、オブジェクトが密集している部分での情報検索や
オブジェクトの正確な位置が曖昧な場合の情報検索が容
易なものとなる。
る。
との距離、及び注視点と視点との距離に基づいて重要度
を決定するとともに、注視点にあるオブジェクトと関連
のあるオブジェクトの重要度は注視点からの距離に関係
なく決定する。
クをユーザが操作することで、ユーザの注視点の近隣の
オブジェクトの情報と、それらと関連するオブジェクト
の情報とが表示されるとともに、それらオブジェクトの
属性情報の情報量も多く表示されるので、オブジェクト
が密集している部分での情報検索やオブジェクトの正確
な位置が曖昧な場合の情報検索が容易なものとなる。ま
た、注視点の近隣のオブジェクトと関連するオブジェク
トの情報も表示されるので、連想検索や発見的な情報の
検索も可能となる。
る。
定されたオブジェクトの表示形態の情報を、他のオブジ
ェクトの表示色と異なる表示色による表示形態、他のオ
ブジェクトの点灯表示に対して点滅表示による表示形
態、若しくは決定されたオブジェクトのみを表示する表
示形態とする。
することにより、ユーザの注視点の近隣の重要度の高い
オブジェクトの情報が強調されて表示されるので、オブ
ジェクトが密集している部分での情報検索やオブジェク
トの正確な位置が曖昧な場合の情報検索が容易なものと
なる。また、重要度の高いオブジェクトのみを表示し、
その他のオブジェクトを表示しないようにすれば、ユー
ザにとっては表示色を変えたり点滅表示とする場合に比
べても、さらに見易い画面となり、オブジェクトが密集
している部分での情報検索やオブジェクトの正確な位置
が曖昧な場合の情報検索がより容易なものとなる。
明する。
システムを地図を利用した土地案内システムに適用した
場合について説明する。
ロック図である。
又は三次元グラフィックモデルを構成する二次元/三次
元グラフィック処理部102、ユーザとのインタラクシ
ョンに基づいて各オブジェクトの重要度を決定するオブ
ジェクト重要度決定部103、決定されたオブジェクト
の重要度からユーザに情報を表示するオブジェクトとそ
の情報量とを決定する情報表示オブジェクト/表示情報
量決定部104、二次元/三次元グラフィック処理部1
02で作成されたグラフィックモデルを出力装置109
で表示可能なグラフィックに変換し、情報提示オブジェ
クト/表示情報量決定部104で決定された提示情報と
ともに出力レイアウトを作成する出力制御部105、多
次元入力装置110から入力されたユーザの入力オペレ
ーションを判断する入力制御部106によって構成され
ている。
レイアウト作成手段は、二次元/三次元グラフィック処
理部102、出力制御部105、入力制御部106によ
って構成されている。
ベース107は、二次元/三次元グラフィックの基礎デ
ータが記述されており、オブジェクト情報データベース
108は、検索対象であるオブジェクトの詳細な情報が
記述されている。
10とは、ユーザが本システムとインタラクションの手
段を図る装置である。
レイや液晶ディスプレイ、若しくは3Dディスプレイに
よって実現され、出力制御部105で作成された表示レ
イアウトを表示する。
Dマウス、ジョイスティック、ゲーム用コントローラ、
視線検出装置、ヘッドマウンティドディスプレイ等の
他、通常のコンピュータシステムにおけるキーボードや
マウス等の使用が可能であり、これら入力装置のうちの
いずれか、若しくは幾つかを組み合わせることによって
構成される。ユーザは、出力装置109に表示されたグ
ラフィックやオブジェクト情報を、多次元入力装置11
0を用いて操作及び制御することで、検索作業を行う。
構成されるパーソナルコンピュータ、ワークステーショ
ン、若しくは携帯型の端末等によって容易に実現でき
る。
10とについては、これらを一体化して入出力装置とし
て使用することが可能である。例えば、液晶ディスプレ
イとディジタイザのようなペン入力装置を一体化した液
晶タブレットを使用することが可能である。
ベース107、オブジェクト情報データベース108に
ついて詳述する。
107には、検索対象となるオブジェクトの形状/座標
データをはじめ、その他のグラフィックを構成する物体
等の形状/座標データ等、グラフィックに関する基礎デ
ータが記述されている。二次元/三次元グラフィック処
理部102は、この二次元/三次元グラフィックデータ
ベース107を参照して、グラフィックモデルを構成す
る。
ベース107が領域分割されている記述様式である場合
には、予め設定された初期領域についてグラフィックモ
デルを構成し、二次元/三次元グラフィックデータベー
ス107が階層的な記述様式である場合には、予め設定
されたレベルのグラフィックモデルを構成する。
ワイヤーフレームモデルやソリッドモデル等のことであ
り、またこれらのモデルにレンダリング処理やシェーデ
ィング、テクスチャのマッピングを施したものも、モデ
ルとすることができる。
102で作成されるグラフィックが大規模になりすぎる
と、処理時間の面で非効率的となる。そのため、このよ
うな場合には、グラフィックを小領域のデータに分割
し、各領域ごとに形状/座標データと各領域の隣接関係
とを二次元/三次元グラフィックデータベース107に
記述しておく。そして、二次元/三次元グラフィック処
理部102で必要な領域に限定してグラフィックを作成
する。この他にも、グラフィックのズーム度に応じてグ
ラフィックの詳細度を高めるような階層的な二次元/三
次元グラフィックデータベース107の記述様式を採用
してもよい。
は、検索対象となっているオブジェクト個々に関するオ
ブジェクト情報が記述されている。
クトの名前、二次元/三次元グラフィック内での位置、
並びにその他の属性情報のことであり、この属性情報に
は、テキスト情報、音声情報、静止画/動画等のメディ
ア情報なども含まれる。ただし、音声情報や画像情報等
のメディアは、テキストデータと異なるデータ形式であ
ることが多く、またデータ長が長くなることが多いの
で、データベース内の異なる保存領域に格納しておき、
オブジェクト情報データとして、これらのメディアが格
納されている箇所へのポインタを採用することもある。
るオブジェクトや概念的に上位、若しくは下位にあるオ
ブジェクトへのポインタも用意しておくことで、オブジ
ェクト群のネットワークを構築することが可能である。
て、出力装置109に表示される図2及び図3に示す表
示レイアウトの例を用いて説明する。
ラフィック表示部201と情報表示部202とキーワー
ド入力部203とで構成されており、またユーザの注視
点を表すカーソル204も表示されている。
次元グラフィック処理部102で作成され、出力制御装
置105で出力装置109に表示可能なグラフィックに
変換されたグラフィックを表示する部分である。ユーザ
は、多次元入力装置110を操作することで、グラフィ
ックにおける視点及び注視点の移動を行う。
401と注視点402との関係を示す。グラフィック表
示部201に表示されるグラフィックは視点401から
の眺めであり、グラフィック表示部201に表示される
カーソル204は注視点402である。ここで、出力装
置109が二次元のディスプレイである場合、グラフィ
ックモデルを遠近法により二次元グラフィックに変換し
て表示する。
報を提供する対象となったオブジェクトに関して、表示
情報量に比例した大きさの直方体のマークという形でオ
ブジェクトの箇所を明確にし、それ以外のオブジェクト
に関しては表示しないようにしている。これにより、現
在情報表示対象となっているオブジェクトとそうでない
オブジェクトとを明確に区別している。つまり、不必要
なオブジェクトの情報を、ユーザに視覚的に与えないよ
うにしている。
るオブジェクトとそうでないオブジェクトとを明確に区
別する方法として、全てのオブジェクトの外形を表示し
ている場合に、情報表示対象となっているオブジェクト
の表示色を、その他のオブジェクトの表示色と異ならせ
たり、情報表示対象となっているオブジェクトのみを点
滅表示させたりするといった方法も可能である。
ったオブジェクトの属性情報が、それぞれのオブジェク
トの重要度(これについては後述する。)に応じた情報
量で表示される。つまり、情報表示オブジェクト/表示
情報量決定部104で決定された情報量に基づいて、表
示対象となったオブジェクトに対して情報表示領域が割
り振られる。
201に表示されたマークとの対応関係を分かりやすく
するために、それぞれのオブジェクトに番号を付してい
る。対応関係を明確にする手段としては、この他にも、
色による対応付け等も可能である。また、あるオブジェ
クトの情報表示部分が選択されると、そのオブジェクト
の重要度が高くなり、これに応じて情報量も多くなるよ
うになっている。また、グラフィック表示部201も、
これに合わせてスクロール、ズーム等させることも可能
である。
的なオブジェクトの名前やある属性名等を入力する部分
である。このキーワード入力部203から入力されたキ
ーワードによって、絞り込み検索を行うことが可能であ
る。例えば、キーワードとしてオブジェクトの名前を入
力すると、そのオブジェクトの情報が情報表示部202
に表示されるとともに、グラフィック表示部201はそ
のオブジェクトの存在位置までグラフィックをスクロー
ルさせる。また、オブジェクト情報のうちある属性情報
のみについて検索したい場合には、それに関するキーワ
ードを入力すると、その属性情報に限定した絞り込み検
索が可能となる。
01の表示状態から、カーソル204を左方に移動した
ときの表示状態を示している。
204の位置にあるオブジェクト(番号1)の重要度が
高く(図形が大きく)なっており、その周辺のオブジェ
クトの重要度もある程度の値となっている。そのため、
それぞれの重要度に応じた属性情報が、情報表示部20
2に表示されている。
多く、グラフィック番号4、5、6等の属性情報は比較
的少なく表示されている。また、少し離れたところに存
在するオブジェクト番号100のオブジェクトと、オブ
ジェクト番号1のオブジェクトとには関連リンク(この
場合には、同じ海島であるという関連)が存在するの
で、オブジェクト番号100のオブジェクトの情報も併
せて表示される。
であるカーソル204が左方に移動したため、オブジェ
クト番号3のオブジェクトの重要度が高く(図形が大き
く)なり、逆にオブジェクト番号1の重要度が低く(図
形が若干小さく)なっている。また、これに合わせてオ
ブジェクト番号100の重要度が低くなり、表示対象か
ら外れた形となっている。
オブジェクト番号3の属性情報が多く、オブジェクト番
号1の属性情報が若干少なくなっている。また、オブジ
ェクト番号100の属性情報は削除されている。
けるユーザの視点及び注視点の移動をはじめ、オブジェ
クトの選択、キーワードによるオブジェクトの絞り込み
といったユーザとのインタラクションを基にして、各オ
ブジェクトの重要度を変化させ、それに応じて表示する
情報量を変化させることを最大の特徴としている。
ローチャートを適宜参照して説明する。
処理部102は、二次元/三次元グラフィックデータベ
ース107を参照してグラフィックの初期モデルを構成
し、これを記憶する。そして、出力制御装置105にお
いて、この初期モデルを出力装置109で表示可能なグ
ラフィックに変換し、図2に示すような所定の表示レイ
アウトに従って、初期表示を行う(ステップS1)。
クションに基づいて処理を開始する。すなわち、多次元
入力装置110を用いたユーザからの入力待ちの状態と
なる(ステップS2)。
10の各次元(二次元又は三次元)、又はそれらの組み
合わせを操作した入力であり、それぞれにグラフィック
におけるユーザの視点及び注視点の移動、オブジェクト
の選択等の機能が割り振られている。すなわち、ユーザ
は所望の処理を多次元入力装置110を介してシステム
に入力する。
06において受け取られたユーザからの入力データと、
現在の表示レイアウトと、グラフィックモデルの状態と
から、ユーザの行った入力オペレーションを理解する
(ステップS3)。入力オペレーションとしては、グラ
フィック表示部201に表示されたグラフィックにおけ
るユーザの視点及び注視点の移動やオブジェクトの選
択、情報表示部202におけるオブジェクトの選択、そ
してキーワード入力による絞り込み検索等である。
ラフィックにおけるユーザの視点及び注視点の移動は、
二次元/三次元グラフィック処理部102で構成されて
いるグラフィックモデルを参照しながら、視点及び注視
点の移動方向と移動量とを検出することによって行われ
る。また、オブジェクトの選択は、視点及び注視点の移
動の一種とも考えられるので、以下では視点及び注視点
の移動として処理を行う。
らの入力オペレーションが、グラフィックにおける視点
及び注視点の移動である場合には、ステップS4へと動
作を進め、絞り込み検索である場合には、ステップS5
へと動作を進める。
ィック処理部102において、入力制御部106で検出
された視点及び注視点の移動方向と移動量とに基づい
て、グラフィックモデル内でのユーザの視点及び注視点
を変更する。
デルの外へ出る場合、二次元/三次元グラフィックデー
タベース107が小領域で分割されているときは、各領
域の隣接関係に基づいて次の領域のデータを二次元/三
次元グラフィックデータベース107から読み取り、グ
ラフィックモデルを再構築する。また、視点又は注視点
がグラフィックモデルの外へ出ない場合、モデルの再構
築は行わない。
ベース107が階層的な構造になっている場合には、視
点と注視点との距離に応じてグラフィックの階層レベ
ル、すなわち解像度を切り換える。
定部103において、グラフィックモデル内における現
在のユーザの視点及び注視点から、それぞれのオブジェ
クトの重要度を計算する。重要度の計算の基本的なポイ
ントは、ユーザの注視点に近いオブジェクト、並びにそ
れらのオブジェクトと関連のあるオブジェクトの重要度
を高くすることにある。
算式は、注視点402(カーソル204)とオブジェク
トiとの距離をdF-i 、リンクのあるオブジェクトから
の重要度の伝搬をRi とすると、次式のように与えられ
る。
あり、重要度wi がマイナス値を取るような範囲では、
f(dF-i )=0とする。図6に示すように、関数f
(dF-i )の係数a、bは、視点401と注視点402
との距離dE-F に関する関数として与えられる。すなわ
ち、dE-F が大きくなると、注視点402(カーソル2
04)を中心とした広い範囲のオブジェクトの重要度が
小さなプラス値となり、その反対に、dE-F が小さくな
ると、限られた範囲内のオブジェクトの重要度が大きく
なる。
ンが絞り込み検索であると判断された場合には、入力さ
れたキーワードをオブジェクト情報に含んでいるオブジ
ェクトのみを重要度計算の対象とし、その他のオブジェ
クトはwi =0とする。
ジェクトの重要度のうちの何パーセントかが伝搬するも
のとする。また、リンクしているオブジェクトが複数あ
る場合には、最大値等の代表値に対するパーセンテージ
が伝搬してくるものとする。
決定部104では、オブジェクト重要度決定部103で
決定された重要度に基づいて、属性情報を表示するオブ
ジェクトと、そのオブジェクトの表示情報量とを、オブ
ジェクト情報データベース107を参照して決定する
(ステップS6)。
トを情報表示オブジェクトとし、重要度に応じてそれぞ
れのオブジェクトの表示情報量を決定する。
前、属性情報、各メディア情報等の各オブジェクト情報
に予め優先順位を付けておき、この優先順位と重要度と
を基に、図2に示す情報表示部202のスペースを考慮
して決定する。
では、情報表示の対象となったオブジェクトに対して、
マーク付けを行う(ステップS7)。マーク付けの方法
としては、図2に示すように、情報表示オブジェクトに
対して立体のマークを施したり、グラフィック表示され
たオブジェクトの外形の色を変えたりする方法が可能で
ある。また、グラフィック表示部201と情報表示部2
02とが分かれているような場合には、これらの間の対
応を明確にするために、オブジェクト毎に参照番号を付
けたり、色で対応付けたりすることも可能である。
ラフィック処理部102で作成されたグラフィックモデ
ルを、出力装置109で表示可能なグラフィックに変換
する。そして、変換されたグラフィックと、情報表示オ
ブジェクト/表示情報量決定部104で決定された表示
情報とから、図2に示すような表示レイアウトを構成す
る(ステップS8)。構成された表示レイアウトは、出
力装置109に表示される(ステップS9)。
の処理を繰り返すことにより、検索作業を進めてゆくも
のである。
索システムは、入力手段から入力された検索情報に視点
及び注視点の移動情報が含まれているとき、その移動情
報に含まれる移動方向と移動量とのデータに基づいて、
表示手段のグラフィック表示部に表示されているグラフ
ィックの視点及び注視点を移動させるグラフィック移動
処理手段と、検索情報に基づいてオブジェクトの重要度
を決定する重要度決定手段と、この重要度決定手段によ
り決定されたオブジェクトの重要度に基づいて、属性情
報を表示するオブジェクトを決定する情報表示オブジェ
クト決定手段と、この情報表示オブジェクト決定手段に
より決定されたオブジェクトの情報量を決定する表示情
報量決定手段とを備え、表示レイアウト作成手段は、情
報表示オブジェクト決定手段によって決定されたオブジ
ェクトの表示形態の情報を含めてグラフィック移動処理
手段によって移動された視点のグラフィックを作成する
とともに、表示情報量決定手段によって各オブジェクト
毎に決定された情報量の属性情報を作成し、この作成し
たグラフィックと属性情報とからなる表示レイアウトに
従って、表示手段のグラフィック表示部にオブジェクト
を表示させ、表示手段の情報量表示部に各オブジェクト
毎に決定された情報量の属性情報を表示させるように構
成している。すなわち、二次元又は三次元グラフィック
をユーザが操作することで、ユーザの注視点の近隣のオ
ブジェクトの情報が強調して表示されるとともに、それ
らオブジェクトの属性情報の情報量も多く表示されるの
で、オブジェクトが密集している部分での情報検索やオ
ブジェクトの正確な位置が曖昧な場合の情報検索が容易
なものとなる。
ス検索システムは、重要度決定手段を、オブジェクトと
注視点との距離、及び注視点と視点との距離に基づいて
重要度を決定するとともに、注視点にあるオブジェクト
と関連のあるオブジェクトの重要度は注視点からの距離
に関係なく決定するように構成している。すなわち、二
次元又は三次元グラフィックをユーザが操作すること
で、ユーザの注視点の近隣のオブジェクトの情報と、そ
れらと関連するオブジェクトの情報とが表示されるとと
もに、それらオブジェクトの属性情報の情報量も多く表
示されるので、オブジェクトが密集している部分での情
報検索やオブジェクトの正確な位置が曖昧な場合の情報
検索が容易なものとなる。また、連想検索や発見的な情
報の検索も可能となる。
ス検索システムは、情報表示オブジェクト決定手段によ
って決定されたオブジェクトの表示形態の情報を、他の
オブジェクトの表示色と異なる表示色による表示形態、
他のオブジェクトの点灯表示に対して点滅表示による表
示形態、若しくは決定されたオブジェクトのみを表示す
る表示形態としている。すなわち、表示色を変えたり点
滅表示とすることにより、ユーザの注視点の近隣の重要
度の高いオブジェクトの情報が強調されて表示されるの
で、オブジェクトが密集している部分での情報検索やオ
ブジェクトの正確な位置が曖昧な場合の情報検索が容易
なものとなる。また、重要度の高いオブジェクトのみを
表示し、その他のオブジェクトを表示しないようにすれ
ば、ユーザにとっては表示色を変えたり点滅表示とする
場合に比べても、さらに見易い画面となり、オブジェク
トが密集している部分での情報検索やオブジェクトの正
確な位置が曖昧な場合の情報検索がより容易なものとな
る。
成を示すブロック図である。
に移動したときの表示レイアウトを示す図である。
明するフローチャートである。
視点との関係を示す図である。
図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 二次元又は三次元空間で表されるグラフ
ィック内に配置されるオブジェクトの属性情報を記憶す
る属性情報記憶手段と、前記オブジェクトの二次元又は
三次元空間の座標データやグラフィック座標データを記
憶する座標データ記憶手段と、各種情報の入力を行う入
力手段と、この入力手段から入力された検索情報に基づ
き、前記属性情報記憶部よりオブジェクトの属性情報を
検索するとともに、検索されたオブジェクトが含まれる
グラフィックとそのオブジェクトの属性情報とからなる
表示レイアウトを作成する表示レイアウト作成手段と、
この表示レイアウト作成手段により作成された表示レイ
アウトに従って、グラフィックとオブジェクトとをグラ
フィック表示部に表示するとともに、オブジェクトの属
性情報を情報表示部に表示する表示手段とを備えたデー
タベース検索システムにおいて、 前記入力手段から入力された検索情報に視点及び注視点
の移動情報が含まれているとき、その移動情報に含まれ
る移動方向と移動量とのデータに基づいて、前記表示手
段のグラフィック表示部に表示されているグラフィック
の視点及び注視点を移動させるグラフィック移動処理手
段と、 前記検索情報に基づいてオブジェクトの重要度を決定す
る重要度決定手段と、 この重要度決定手段により決定されたオブジェクトの重
要度に基づいて、属性情報を表示するオブジェクトを決
定する情報表示オブジェクト決定手段と、 この情報表示オブジェクト決定手段により決定されたオ
ブジェクトの情報量を決定する表示情報量決定手段とを
備え、 前記表示レイアウト作成手段は、前記情報表示オブジェ
クト決定手段によって決定されたオブジェクトの表示形
態の情報を含めて前記グラフィック移動処理手段によっ
て移動された視点のグラフィックを作成するとともに、
前記表示情報量決定手段によって各オブジェクト毎に決
定された情報量の属性情報を作成し、この作成したグラ
フィックと属性情報とからなる表示レイアウトに従っ
て、前記表示手段のグラフィック表示部にオブジェクト
を表示させ、前記表示手段の情報量表示部に各オブジェ
クト毎に決定された情報量の属性情報を表示させること
を特徴とするデータベース検索システム。 - 【請求項2】 前記重要度決定手段は、オブジェクトと
前記注視点との距離、及び前記注視点と前記視点との距
離に基づいて重要度を決定するとともに、前記注視点に
あるオブジェクトと関連のあるオブジェクトの重要度は
前記注視点からの距離に関係なく決定することを特徴と
する請求項1記載のデータベース検索システム。 - 【請求項3】 前記情報表示オブジェクト決定手段によ
って決定されたオブジェクトの表示形態の情報は、他の
オブジェクトの表示色と異なる表示色による表示形態、
他のオブジェクトの点灯表示に対して点滅表示による表
示形態、若しくは決定されたオブジェクトのみを表示す
る表示形態であることを特徴とする請求項1又は2記載
のデータベース検索システム。
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