JP2577397B2 - 図形表示装置 - Google Patents
図形表示装置Info
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- JP2577397B2 JP2577397B2 JP62220680A JP22068087A JP2577397B2 JP 2577397 B2 JP2577397 B2 JP 2577397B2 JP 62220680 A JP62220680 A JP 62220680A JP 22068087 A JP22068087 A JP 22068087A JP 2577397 B2 JP2577397 B2 JP 2577397B2
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Description
【発明の詳細な説明】 ［発明の目的］ （産業上の利用分野） この発明は階層的に管理されている地図のような図形
データの表示装置に係り、特に表示階層数の選択によっ
てほぼ一定の線密度で表示を行なう図形表示装置に関す
る。
データの表示装置に係り、特に表示階層数の選択によっ
てほぼ一定の線密度で表示を行なう図形表示装置に関す
る。
（従来の技術） 地図などの図形データを表示する装置では、同一の領
域に対して例えば行政区画や道路網等の複数の図形デー
タを記述している。これらの図形データは予め解像度，
種別等により階層に分けられてメモリに管理されてい
る。階層には順次関係（序列）があり、例えば行政区画
のデータは道路網のデータより上位である。
域に対して例えば行政区画や道路網等の複数の図形デー
タを記述している。これらの図形データは予め解像度，
種別等により階層に分けられてメモリに管理されてい
る。階層には順次関係（序列）があり、例えば行政区画
のデータは道路網のデータより上位である。
階層毎の図形データのデータ量（図形データを構成す
る線分の数）の分布は、第２図に示すようなピラミッド
状となる。すなわち、上位階層はデータ量が少なく、下
位階層に移行するにつれてデータ量は等比級数的に増大
する。従って、メモリに格納されている図形データに対
して、ある表示範囲を指定したとき、その範囲に含まれ
る図形データのデータ量が多くなり過ぎる場合がある。
このような場合、指定された表示範囲内の図形データを
全部表示すると、表示の線密度が高くなり、非常に見に
くい表示となってしまう。
る線分の数）の分布は、第２図に示すようなピラミッド
状となる。すなわち、上位階層はデータ量が少なく、下
位階層に移行するにつれてデータ量は等比級数的に増大
する。従って、メモリに格納されている図形データに対
して、ある表示範囲を指定したとき、その範囲に含まれ
る図形データのデータ量が多くなり過ぎる場合がある。
このような場合、指定された表示範囲内の図形データを
全部表示すると、表示の線密度が高くなり、非常に見に
くい表示となってしまう。
従来の図形表示装置では図形データを表示する階層数
をユーザーが選択できるようになっているので、表示範
囲が広い場合は表示階層数を減らすことによって、見や
すい表示にすることができる。しかし、ユーザーにとっ
ては表示階層数の選択を表示範囲から判断して行なうこ
とは煩雑であり、処理効率が著しく低下する。
をユーザーが選択できるようになっているので、表示範
囲が広い場合は表示階層数を減らすことによって、見や
すい表示にすることができる。しかし、ユーザーにとっ
ては表示階層数の選択を表示範囲から判断して行なうこ
とは煩雑であり、処理効率が著しく低下する。
（発明が解決しようとする問題点） このように従来の図形表示装置では、表示範囲に応じ
て表示階層数を選択するという煩雑な操作を必要とし、
処理効率が低いという問題があった。
て表示階層数を選択するという煩雑な操作を必要とし、
処理効率が低いという問題があった。
この発明は煩雑な操作を必要とせず、表示範囲によら
ず常に一定の線密度で表示を行なうことができる図形表
示装置を提供することを目的とする。
ず常に一定の線密度で表示を行なうことができる図形表
示装置を提供することを目的とする。
［発明の構成］ （問題点を解決するための手段） この発明に係る図形表示装置は、図形データを階層に
分けて記憶する記憶手段と、記憶された図形データから
指定された図形表示範囲に対応する図形データを検索す
る検索手段と、検索された図形データのデータ量に応じ
て表示すべき図形データの階層数を決定する階層数決定
手段と、決定された階層数の図形データを検索手段によ
り検索された図形データから選択して表示する手段とを
備えることにより、図形の表示範囲に応じた最適な表示
階層数を決定して、線密度のほぼ一定な図形表示を行な
うようにしたものである。
分けて記憶する記憶手段と、記憶された図形データから
指定された図形表示範囲に対応する図形データを検索す
る検索手段と、検索された図形データのデータ量に応じ
て表示すべき図形データの階層数を決定する階層数決定
手段と、決定された階層数の図形データを検索手段によ
り検索された図形データから選択して表示する手段とを
備えることにより、図形の表示範囲に応じた最適な表示
階層数を決定して、線密度のほぼ一定な図形表示を行な
うようにしたものである。
（作用） この発明では、記憶された階層構造を持つ図形データ
についてユーザーが表示範囲を指定すると、その表示範
囲に含まれる図形データが記憶手段から検索されて例え
ば一時記憶され、これに基づいて表示階層数が決定され
る。具体的には、例えば検索された階層毎の線分数を上
位階層から順次累積し、その累積値が予め定めた閾値以
下となる最大の階層数が表示階層数として決定され、こ
の決定された階層数までの図形データが表示される。
についてユーザーが表示範囲を指定すると、その表示範
囲に含まれる図形データが記憶手段から検索されて例え
ば一時記憶され、これに基づいて表示階層数が決定され
る。具体的には、例えば検索された階層毎の線分数を上
位階層から順次累積し、その累積値が予め定めた閾値以
下となる最大の階層数が表示階層数として決定され、こ
の決定された階層数までの図形データが表示される。
このようにして表示範囲によらずほぼ一定数の線分が
含まれるように、表示階層数が決定される。表示装置の
画面の大きさは通常一定であるから、表示される線分の
数が一定であれば、線密度が一定ということになり、表
示範囲によらず見やすい表示が得られることになる。
含まれるように、表示階層数が決定される。表示装置の
画面の大きさは通常一定であるから、表示される線分の
数が一定であれば、線密度が一定ということになり、表
示範囲によらず見やすい表示が得られることになる。
（実施例） 以下、この発明の実施例を図面を用いて説明する。第
１図はこの発明の一実施例に係る図形表示装置の概略的
な構成を示す。
１図はこの発明の一実施例に係る図形表示装置の概略的
な構成を示す。
第１図において、演算制御装置１（CPU）は図形表示
装置全体の制御を司る部分であり、汎用的な計算も行な
う。ファイル装置２は地図等の図形データを解像度や種
別等によって階層に分けて記憶したものであり、具体的
には図形を形成する各線分の階層番号と、その線分の両
端点（始点および終点）の座標とが対応付けられて格納
されている。このファイル装置２内の図形データの格納
形式を次表に示す。
装置全体の制御を司る部分であり、汎用的な計算も行な
う。ファイル装置２は地図等の図形データを解像度や種
別等によって階層に分けて記憶したものであり、具体的
には図形を形成する各線分の階層番号と、その線分の両
端点（始点および終点）の座標とが対応付けられて格納
されている。このファイル装置２内の図形データの格納
形式を次表に示す。
階層番号は、図形データが例えば行政界を表わすもの
である場合は、高速道，国道，県道，市道等のように重
要度の順に、より上位から下位に向けて番号付けられて
いる。始点および終点座標は、ある位置を原点とした絶
対座標で表わされている。
である場合は、高速道，国道，県道，市道等のように重
要度の順に、より上位から下位に向けて番号付けられて
いる。始点および終点座標は、ある位置を原点とした絶
対座標で表わされている。
ファイル装置２から読出された図形データは、キーボ
ード５を介して指定された図形表示範囲に対応する図形
データのみがCPU1により検索される。メモリ３は、この
検索された図形データを一時記憶するバッファメモリと
して使用される。表示装置４は図形データを表示するも
のであり、例えばCRTディスプレイが表示される。キー
ボード５は本装置とユーザーとの対話機器として用いら
れる。
ード５を介して指定された図形表示範囲に対応する図形
データのみがCPU1により検索される。メモリ３は、この
検索された図形データを一時記憶するバッファメモリと
して使用される。表示装置４は図形データを表示するも
のであり、例えばCRTディスプレイが表示される。キー
ボード５は本装置とユーザーとの対話機器として用いら
れる。
第３図は本実施例における図形表示処理の流れを示す
フローチャートである。図形表示は、複数種類の図形、
例えば行政区画や道路網等が対象となる。階層間に順序
関係が定義されており、上位から階層番号を1,2,…,Lと
し、各階層に含まれる線分の数をd1,d2,…,dLとする。
フローチャートである。図形表示は、複数種類の図形、
例えば行政区画や道路網等が対象となる。階層間に順序
関係が定義されており、上位から階層番号を1,2,…,Lと
し、各階層に含まれる線分の数をd1,d2,…,dLとする。
図形表示に際しては、ユーザーによりキーボード５を
介して表示範囲の情報が入力され、表示範囲の指定がな
される（ステップ11）。表示範囲の指定は例えば表示範
囲の中心座標と、その中心からの半径の長さとによって
行なわれる。
介して表示範囲の情報が入力され、表示範囲の指定がな
される（ステップ11）。表示範囲の指定は例えば表示範
囲の中心座標と、その中心からの半径の長さとによって
行なわれる。
次に、CPU1の制御の下でファイル装置２から図形デー
タが順次読出され（ステップ12）、且つそれらのデータ
が指定された表示範囲に含まれるかどうかが調べられる
（ステップ13）。ファイル装置２から読出された図形デ
ータが、ステップ13において表示範囲に含まれていると
判断されると、換言すれば表示範囲に含まれている図形
データが検索されると、その図形データがメモリ３に転
送されて一時記憶され（ステップ14）、同時に検索され
た図形データに対応する階層の線分の数がステップ15に
おいて１つインクリメントされる。
タが順次読出され（ステップ12）、且つそれらのデータ
が指定された表示範囲に含まれるかどうかが調べられる
（ステップ13）。ファイル装置２から読出された図形デ
ータが、ステップ13において表示範囲に含まれていると
判断されると、換言すれば表示範囲に含まれている図形
データが検索されると、その図形データがメモリ３に転
送されて一時記憶され（ステップ14）、同時に検索され
た図形データに対応する階層の線分の数がステップ15に
おいて１つインクリメントされる。
ステップ12〜15までの操作が、ステップ16においてフ
ァイル装置２から全階層の全ての図形データが読出され
た判断されるまで繰返されることにより、階層毎の線分
の数d1,d2,…,dLが求まる。
ァイル装置２から全階層の全ての図形データが読出され
た判断されるまで繰返されることにより、階層毎の線分
の数d1,d2,…,dLが求まる。
次に、階層毎の線分の数d1,d2,…,dLから、表示階層
数、すなわち第１階層からどの階層までの図形を表示す
るかを決定する（ステップ17）。この表示階層数は、例
えば予め定めた表示する線分の最大数Ｎとして次のよう
に決定する。
数、すなわち第１階層からどの階層までの図形を表示す
るかを決定する（ステップ17）。この表示階層数は、例
えば予め定めた表示する線分の最大数Ｎとして次のよう
に決定する。
として、 SI≦Ｎ を満たす最大の数Ｉを表示階層数Ｋとする。すなわち、
ファイル装置２から検索された図形データの階層毎の線
分数d1,d2,…,dLをd1→d2→…の順で累積してゆき、そ
の累積値SIがある閾値Ｎ以下となる最大の階層数Ｉを、
表示階層数として決定するのである。このようにする
と、先にステップ11において指定された表示範囲内でＫ
番目の階層まで表示を行なえば、画面内の線分が最大Ｎ
本を越えない形で表示が行なわれる。
ファイル装置２から検索された図形データの階層毎の線
分数d1,d2,…,dLをd1→d2→…の順で累積してゆき、そ
の累積値SIがある閾値Ｎ以下となる最大の階層数Ｉを、
表示階層数として決定するのである。このようにする
と、先にステップ11において指定された表示範囲内でＫ
番目の階層まで表示を行なえば、画面内の線分が最大Ｎ
本を越えない形で表示が行なわれる。
ステップ17において表示階層数が決定されると、ファ
イル装置２から検索されメモリ３に一時記憶されている
図形データが順次読出され（ステップ18）、次いでその
図形データの階層番号がＫより小さいかどうかによっ
て、表示すべき階層がどうか調べられる（ステップ1
9）。そして、メモリ３から読出された図形データの階
層番号がＫより小さく、表示すべき階層であると判断さ
れると、その図形データは表示範囲に応じた線分の縮尺
がなされた後、表示装置４に入力され表示される（ステ
ップ20）。
イル装置２から検索されメモリ３に一時記憶されている
図形データが順次読出され（ステップ18）、次いでその
図形データの階層番号がＫより小さいかどうかによっ
て、表示すべき階層がどうか調べられる（ステップ1
9）。そして、メモリ３から読出された図形データの階
層番号がＫより小さく、表示すべき階層であると判断さ
れると、その図形データは表示範囲に応じた線分の縮尺
がなされた後、表示装置４に入力され表示される（ステ
ップ20）。
ステップ18〜20までの操作が、メモリ３に記憶されて
いる全ての図形データが読出されるまで繰返される。以
上の処理によって、ステップ11で指定された表示範囲に
よらず、自動的に前記Ｎで定まる一定の線密度となるよ
うに表示が行なわれる。
いる全ての図形データが読出されるまで繰返される。以
上の処理によって、ステップ11で指定された表示範囲に
よらず、自動的に前記Ｎで定まる一定の線密度となるよ
うに表示が行なわれる。
［発明の効果］ この発明によれば、階層別に記憶された図形データか
ら、指定された図形表示範囲に対応する図形データを検
索した後、その検索された図形データのデータ量（線分
数）に応じて表示すべき図形データの階層数を決定し、
検索された図形データからその決定した表示階層数のデ
ータだけを選択して表示することにより、ユーザーが表
示範囲に応じて表示階層数を選択するという煩雑な操作
を行なうことなく、常に一定の線密度で表示を行なうこ
とができる。従って、表示範囲によらず見やすい表示が
容易に得られ、処理効率が向上する。
ら、指定された図形表示範囲に対応する図形データを検
索した後、その検索された図形データのデータ量（線分
数）に応じて表示すべき図形データの階層数を決定し、
検索された図形データからその決定した表示階層数のデ
ータだけを選択して表示することにより、ユーザーが表
示範囲に応じて表示階層数を選択するという煩雑な操作
を行なうことなく、常に一定の線密度で表示を行なうこ
とができる。従って、表示範囲によらず見やすい表示が
容易に得られ、処理効率が向上する。
第１図はこの発明の一実施例に係る図形表示装置の構成
図、第２図は図形データの階層とデータ量（線分数）と
の関係を示す図、第３図は同実施例における図形表示処
理の手順を示すフローチャートである。 １……演算制御装置、２……ファイル装置（記憶手
段）、３……メモリ、４……表示装置、５……キーボー
ド。
図、第２図は図形データの階層とデータ量（線分数）と
の関係を示す図、第３図は同実施例における図形表示処
理の手順を示すフローチャートである。 １……演算制御装置、２……ファイル装置（記憶手
段）、３……メモリ、４……表示装置、５……キーボー
ド。
Claims (2)
- 【請求項１】階層構造を持つ図形データを表示する装置
において、図形データを階層に分けて記憶する記憶手段
と、この手段により記憶された図形データから指定され
た図形表示範囲に対応する図形データを検索する検索手
段と、この手段により検索された図形データのデータ量
に応じて表示すべき図形データの階層数を決定する階層
数決定手段と、この手段により決定された階層数の図形
データを前記検索手段により検索された図形データから
選択して表示する手段とを備えたことを特徴とする図形
表示装置。 - 【請求項２】階層数決定手段は、検索手段により検索さ
れた図形データの階層毎の線分数を上位階層から順次累
積し、その線分数の累積値が予め定めた閾値以下となる
階層数を表示すべき図形データの階層数として決定する
ことを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の図形表示
装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62220680A JP2577397B2 (ja) | 1987-09-03 | 1987-09-03 | 図形表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62220680A JP2577397B2 (ja) | 1987-09-03 | 1987-09-03 | 図形表示装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6462769A JPS6462769A (en) | 1989-03-09 |
| JP2577397B2 true JP2577397B2 (ja) | 1997-01-29 |
Family
ID=16754783
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP62220680A Expired - Fee Related JP2577397B2 (ja) | 1987-09-03 | 1987-09-03 | 図形表示装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2577397B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5454073A (en) | 1990-11-30 | 1995-09-26 | Hitachi, Ltd. | Drawing management device having ability to retrieve and display a desired amount of data within a desired display time |
| JP2819899B2 (ja) * | 1990-11-30 | 1998-11-05 | 株式会社日立製作所 | 図面管理装置 |
| US5553209A (en) * | 1994-01-28 | 1996-09-03 | Hughes Aircraft Company | Method for automatically displaying map symbols |
| JP3598183B2 (ja) * | 1996-10-16 | 2004-12-08 | 株式会社東芝 | 多次元データ管理方法、多次元データ管理装置、多次元データ管理プログラムを記録した媒体 |
| JP4730033B2 (ja) * | 2005-09-16 | 2011-07-20 | 富士通株式会社 | 表示図面作成プログラム、方法及び装置 |
-
1987
- 1987-09-03 JP JP62220680A patent/JP2577397B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6462769A (en) | 1989-03-09 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |