JP4730033B2 - 表示図面作成プログラム、方法及び装置 - Google Patents

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大量の図面検索作業を効率化するための図面検索プログラムの分野に関する。
機械系メーカ等の製造業では大量に蓄積された既存の図面を流用することで、新規部品の設計コストや部品の調達コストや保守コストの削減が図れる。このため、所望の図面を効率よく見つけるための図面検索へのニーズが高い。
従来の図面検索では、大まかに分類されたカテゴリ(部品の種類)の指定による方法が用いられていたが、この方法で絞り込める図面数は高々数百から数千枚であり、その中から目的の図面を見つけるために、利用者が目で見て探す必要があり、作業の負担が大きかった。これに対し、図面群を端末の画面に表示して閲覧することで目的の図面を探す方法があるが、画面の大きさの制約上、表示する各図面の大きさは図面数に比例して縮小する必要がある。このとき、縮小により図面を構成する線が重なり合ったり、消えたりすることで、図面の内容が判読し難くなるという問題があった。この問題に対し、下記の特許文献1では、図面を構成する線分等の各要素について、縮小の度合いに応じて表示する線種を変更したり、削除したりして、縮小されるほど図面を簡略化して表示することで回避する方法が開示されている。
特開平10−124559公報 森俊二、板倉栂子共著 画像認識の基礎[II] オーム社
しかしながら、図面上には線の込み具合や線同士の交差の頻度などが大きい部分と小さい部分があり、利用者が図面内容を判読し易くするためには線の込み具合や線同士の交差の頻度などが大きい部分ほど簡略化の度合いを大きくする必要があるが、特許文献1で開示されている方法で個々の図面によって異なる部分的な複雑さに応じて簡略化の度合いを変えるためには、個々の図面の部分ごとに線種の定義を与える必要があり、その登録作業の負担が膨大であるという問題があった。
本発明は、上記課題を解決すべく、図面の局所的な線の込み具合や線同士の交差の頻度の大きさを複雑度として計算し、その複雑度が大きいほど図面の簡略化の度合いを大きくすることで、図面の登録作業の負担をかけず、図面の縮小の度合いに応じて簡略化した図面を表示して利用者が閲覧する際に図面の内容を判読し易くすることで、利用者が図面を検索する作業を効率化させることを目的とする。
本願第1の発明は、コンピュータに、複数の図面の各々を分割した分割領域における図面要素の複雑度を表す領域複雑度を、前記複数の前記図面を重ねたとしたならば該複数の図面の各々の図面要素がお互いに重なる部分の面積を形状の一致度として、該一致度が大きいほど前記領域複雑度が大きくなるように計算し、補正された前記領域複雑度と前記図面を表示する際の縮尺値とから、前記分割領域における図面要素の表示の複雑度を表す表示複雑度を計算し、前記表示複雑度から前記図面要素を表示するか否かを決定する閾値を計算し、前記複数の図面を構成している図面要素と該図面要素毎に表示する優先度とが対応付けて記憶された優先度テーブル記憶部を参照し、前記複数の図面について、前記閾値より前記優先度が小さい図面要素を除いて簡略化した図面を作成する処理を実行させることを特徴とする。
図面の登録作業の負担をかけず、図面の縮小の度合い及び複数の図面間で同じような形状の部分に応じて簡略化した図面を表示して利用者が閲覧する際に図面の内容を判読し易くすることで、利用者が図面を検索する作業を効率化できる。
図1は、本願発明の実施例の構成図である。本願発明は、図面分割部1、領域複雑度計算部2、表示複雑度計算部3、閾値計算部4、簡略図面作成部5、図面要素テーブル格納部6、表示優先度テーブル格納部7、図面検索処理部8、ディスプレイ11、キーボードマウス操作部12から構成される。
図面分割部1は、後述する図面要素テーブル格納部6から図面要素テーブルを一つずつ取り出し、一つの図面を複数の分割領域に分割する処理部である。
領域複雑度計算部2は、図面分割部1で得た分割領域における図面の構成要素(以下、図面要素と言う)の複雑度を表す領域複雑度を計算する処理部である。この図面要素には、部品を表す線分、その線分の寸法線、その寸法を表す数字などが挙げられる。この領域複雑度は、線の込み具合や線の交差頻度など、縮小表示したときに人間が判読し難くなる程度を数値で表すものである。
表示複雑度計算部3は、領域複雑度計算部2で算出した領域複雑度と、図面を表示する際の縮尺値とから、分割領域における図面要素をディスプレイ11に表示する際の複雑度を表す表示複雑度を計算する処理部である。縮尺値は、キーボードマウス操作部12を通じて利用者が任意の値を与える。
閾値計算部4は、表示複雑度計算部3で算出した表示複雑度から、所望の図面を構成している図面要素をディスプレイ11に表示するか否かを決定する閾値を計算する処理部である。
簡略図面作成部5は、閾値計算部4で算出した閾値より後述する表示優先度が小さい図面要素を除いて(間引いて)、簡略化した図面(以下、簡略図面と言う)を作成する処理部である。
図面要素テーブル格納部6は、図面要素テーブル(図2)を格納する記憶部である。図面要素テーブルとは、図面上で部品の形状を表す線分や、寸法を示すための補助線などの線や、寸法を表す数字のような文字などの構成要素ごとに、その識別子となる要素IDと、線や文字などの種類と、図面上での位置とを対応付けたテーブルであり、図面ごとに存在する。
部品の形状を表す線要素は、部品の形状を表す線全体を分解(分割)することで得られる。分解の方法としては、線同士の交点を切れ目にしたり、角度が一定の大きさ以上の折れ曲がり点を切れ目にしたりなどの方法があるが、その他の方法でも良い。線要素の位置を表すデータとしては、線要素の場合、線を構成する点の座標値の系列、例えば、2次元的な図面の場合はX座標値とY座標値の組、3次元的な図面の場合はX座標値とY座標値とZ座標値の組の系列として表す方法があるが、その他の図形的なデータを表す方法でも良い。数字などの文字要素については、その文字の中心位置を表す座標値で表す方法があるが、その他の方法でも良い。
表示優先度テーブル格納部7は、図面要素と、各図面要素をディスプレイ11に表示する際の優先度とを対応付けた表示優先度テーブル(図3)を格納した記憶部である。表示優先度の付け方については、個々の図面要素ごとに決める必要はなく、例えば、図面要素の種類によって既定された表示優先度が付与される。この表示優先度が、表示複雑度をもとに計算された閾値より低い図面要素を省くことで簡略図面の画像が作成される。
図面検索処理部8は、簡略図面作成部5で作成され簡略図面をディスプレイ11に表示させるにあたって、図面を拡大したり縮小したり、次の図面を表示したり前の図面を表示したり制御して、図面の検索を行う処理部である。
ディスプレイ11は、簡略図面作成部5で作成され簡略図面を表示する処理部である。
キーボードマウス操作部12は、キーボードやマウスの操作状態を検出する処理部である。
以下、フローチャートを用いて本願発明の実施例を説明する(図4)。
まず、図面分割部1は、一つの図面を複数の分割領域に分割する(ステップ1)。分割の方法としては、例えば図5の点線で示されるように縦をM等分し横をN等分する方法がある。また、その他、図面が分割領域に分かれる方法であればどのような方法でも良い。
次に、図面分割部1は、すべての分割領域で簡略図面を作成したか判断し(ステップ2)、すべての分割領域で簡略図面を作成し終えていれば、この図面の簡略図面の作成を終了し、まだ残っていれば次のステップ3に進む。
次に、領域複雑度計算部2は、分割領域iにおける領域複雑度を計算する(ステップ3)。いま、i番目の分割領域の領域複雑度ACiは、図面の地が白画素で、図面の要素が黒画素で表されるとして、単位面積当たりの黒画素の割合に基づくとすると、次式で計算する。
ACi = (Bi/Ti)×α ・・・・・(1)
ここで、Tiはi番目の分割領域の総画素数、Biはその分割領域における黒画素数、αは係数である。この方法により、領域複雑度ACが計算され、値が大きいほど複雑な分割領域となる。なお、係数αは、後述する表示複雑度の計算方法や表示優先度の値の範囲の決め方により変わる。
また、この計算方法は、単位面積当たりの図面要素が多いほど複雑になるという考えによるが、図面要素の割合が同じでも、複数の線が交差している方が、同じ方向に揃って描かれているよりも複雑であると考えた方が良い場合もある。この場合には、例えば、既存の技術であるエッジ方向の計算方法(非特許文献1を参考)を用いて各画素のエッジ方向を計算し、方向ごとの画素の割合を計算し、割合が最大である方向のその割合値を領域複雑度としても良い。その他、複雑さの度合いを計算する他の方法でも良い。
また、複数の図面を重ねたとしたならばその各図面の図面要素がお互いに重なる部分の面積を形状の一致度(黒画素数の一致度)として、その一致度が大きいほど領域複雑度が大きくなるように領域複雑度を補正しても良い。これは、複数の図面間で同じような形状の部分は簡略化し、形状が異なる部分ほど詳細に表示することで、図面間の形状の差を把握しやすくなるからである。
そして、計算した領域複雑度は、各分割領域毎の領域IDと組で、領域複雑度テーブルに格納される(図6)。
次に、表示複雑度計算部3は、(1)式で求めた領域複雑度ACiと縮尺値Sとから、分割領域iにおける表示複雑度を計算する(ステップ4)。i番目の分割領域の表示複雑度DCiは、次式で計算する。
DCi = ACi/S ・・・・・(2)
ここで、Sは図面を表示する際の縮尺値であり、利用者によって指定された値である。
また、表示複雑度の計算は、複数の図面の表示複雑度の平均値を、該図面の共通した表示複雑度としても良い。これは、複数の図面間で簡略化の度合いを均一にすることで、比較し易くなるからである。
次に、閾値計算部4は、(2)式で求めた表示複雑度DCiから、分割領域iにおける閾値を計算する(ステップ5)。表示優先度が0から100の値を取るとき、i番目の分割領域の優先度の閾値Thiは、(2)式の表示複雑度DCiから、以下の式で計算する。
Thi = DCi×β ・・・・・(3)
ここで、βは係数である。
次に、簡略図面作成部5は、分割領域iにおけるすべての図面要素を考慮したか判断し(ステップ6)、すべての図面要素を考慮したならば、次の分割領域i+1について次のステップ2に進み(ステップ10)、まだ考慮していない図面要素があるならば、その図面要素について次のステップ7に進む。
次に、簡略図面作成部5は、(3)式で求めた閾値Thiより表示優先度が小さい図面要素を除いて、分割領域iにおける簡略化した図面の画像を作成する。即ち、図面要素の表示優先度が閾値Thiより小さいか判定し(ステップ7)、小さければその図面要素を除いて簡略図面を作成し(ステップ8)、大きればその図面要素を残して簡略図面を作成する(ステップ9)。
このとき、ある図面要素が複数の分割領域に跨る場合、図面要素のうち最も多くの部分が含まれる分割領域で簡略化の判定をする。例えば、表示優先度が図11のように定義されていた場合、表示優先度60の要素の線分は、領域ID06、10、14の3つの分割領域に含まれる(図7)。このとき、これら分割領域に含まれる黒画素数が最も大きい分割領域は領域ID10なので、この図面要素の簡略化の判定は、領域ID10の分割領域で判定する。
また、簡略図面を作成する際、表示優先度が利用者が設定した値より小さい図面要素の濃淡値を低くしても良い。これは、図面要素の濃淡値を低くすることで、元の図面の内容はすべて見える状態で、縮小時に簡略化された図面を判読し易くできるからである。
また、表示優先度が利用者が設定した値より小さい図面要素の線幅を細くしても良い。同様に、表示優先度が利用者が設定した値より大きい図面要素の線幅を太くしても良い。これは、図面要素の線幅を細くしたり太くしたりすることで、縮小時に線が見えなくなることを防ぐことができるからである。
次に、簡略図面作成部5は、次の図面要素について(ステップ11)、次のステップ6に進む。
ここで、ステップ3からステップ9の流れについて、具体例で説明する。いま、図2の図面に対応する領域複雑度が図8に示す値を持ち(ステップ3)、表示優先度が図11のように定義されているとする。このとき、図面表示の縮尺値が10.0、3.0、1.0における表示複雑度は、(2)式より図9のようにそれぞれ計算される(ステップ4)。優先度の閾値は、係数βを100とすると、(3)式により図10のようにそれぞれ計算される(ステップ5)。
そして、縮尺値が10.0の場合、表示優先度の閾値は最大でも8であり、すべての図面要素の表示優先度の方が大きいので(ステップ7)、除く(間引く)図面要素は無く、すべての図面要素を用いて簡略図面を作成する(ステップ9)(図12)。
一方、縮尺値が3.0の場合、表示優先度の閾値は分割領域毎に13から27であり、分割領域毎に表示優先度12と9の図面要素が除かれて(間引かれて)、簡略図面を作成する(ステップ8、9)(図12)。
同様に、縮尺値が1.0の場合、表示優先度の閾値は分割領域毎に40から80であり、分割領域毎に表示優先度60と12と9の図面要素が除かれて(間引かれて)、簡略図面を作成する(ステップ8、9)(図12)。
このようにして、縮尺値に応じて簡略化した図面が作成される。
次に、図面検索時の動作について、操作画面の例(図13)と動作フロー(図14)を用いて説明する。
まず、図面検索処理部8は、図面要素テーブル格納部6から先頭の図面要素テーブルを取り出す(ステップ21)。
次に、表示複雑度計算部3は縮尺値に応じた表示複雑度を計算し、閾値計算部4は算出した表示複雑度から閾値を計算し、簡略図面作成部5は簡略化した図面の画像を作成し、図面検索処理部8はその画像をディスプレイ11により表示する(ステップ22)。
次に、図面検索処理部8は、利用者がキーボードマウス操作部12のマウスにより「次」ボタンあるいは「前」ボタンを押したか否かを判定し(ステップ23)、「次」ボタンが押された場合は、図面要素テーブル格納部6から次の図面要素テーブルを取り出し、「前」ボタンが押された場合は、図面要素テーブル格納部6から一つ前に表示されていた図面要素テーブルを取り出してステップ22に戻る(ステップ24)。
次に、図面検索処理部8は、ステップ23で「次」ボタンも「前」ボタンも押されていなかった場合、次に利用者が「拡大」ボタンあるいは「縮小」ボタンを押したか否かを判定し(ステップ25)、「拡大」ボタンが押された場合は、図面表示の縮尺値を所定の値だけ大きくし、「縮小」ボタンが押された場合は、図面表示の縮尺値を所定の値だけ小さくして(ステップ26)、ステップ22に戻り変更後の縮尺値に対応した図面を作成する。
次に、図面検索処理部8は、ステップ25で「拡大」ボタンも「縮小」ボタンも押されていなかった場合は、次に利用者が「終了」ボタンを押したか否かを判定し(ステップ27)、押されていない場合はステップ23に戻り、押されていた場合は終了する。
次に、複数の図面を同時に画面表示して検索する動作について、操作画面の例(図15)と動作フロー(図16)を用いて説明する。
まず、図面検索処理部8は、図面要素テーブル格納部6から複数の図面要素データを取り出す(ステップ41)。
次に、仮想的な3次元空間を考え、その空間に図面を並べて見るときの視点の位置を、利用者がマウスやキーボードで操作して与えると、キーボードマウス操作部12はその位置を検出する(ステップ42)。
例えば、図15のボタンAをマウスでクリックすると、画面と平行に画面の上方向に所定の移動量だけ視点位置を移動できる。また、ボタンBをマウスでクリックすると、画面と平行に画面の下方向に所定の移動量だけ視点位置を移動できる。また、ボタンCをマウスでクリックすると、画面と平行に画面の左方向に所定の移動量だけ視点位置を移動できる。また、ボタンDをマウスでクリックすると、画面と平行に画面の右方向に所定の移動量だけ視点位置を移動できる。また、ボタンEをマウスでクリックすると、画面と垂直に画面の奥行き方向に所定の移動量だけ視点位置を移動できる。また、ボタンEをマウスでクリックすると、画面と垂直に画面の手前方向に所定の移動量だけ視点位置を移動できる。マウスでクリックする代わりに、各ボタンに割当てられたキーボードのキーを押すことで同様にして視点位置を移動することもできる。
ここで、視点位置から縮尺値を計算する方法について図17を用いて説明する。いま、図面が配置されている仮想的な3次元空間における視点の位置が視点位置Aであり、図面が配置されている面と視点位置Aとの距離が距離Aであり、視野角としてある角度をとったときの図面の配置面での表示範囲の高さが高さAであったとする。この視点位置Aを視点位置の基準点として、このときの高さAを1とする。ここで、視点位置と図面の配置面との間の距離が変わる方向に視点位置を移動したときの視点位置が視点位置Bであり、そのときの視点位置と図面の配置面との間の距離が距離Bであったとすると、図面の配置面での表示範囲の高さである高さBは、
高さB=距離B/距離A・・・・・(4)
となる。
図面の表示時には、表示範囲の高さが画面の高さと一致するように表示されるため、結果として、視点位置Bにおける表示時の図面の高さ方向の縮尺値は、
縮尺値=距離A/距離B・・・・・(5)
となる。横方向の縮尺値も縦方向の縮尺値と同じ値になる。
次に、表示複雑度計算部3は求めた縮尺値から表示複雑度を計算し、閾値計算部4は算出した表示複雑度から閾値を計算し、簡略図面作成部5は表示優先度が算出した閾値より小さい図面要素を除いて簡略化した図面の画像を作成し、図面検索処理部8はその画像をディスプレイにより表示する(ステップ43)。
次に、図面検索処理部8は、利用者が「終了」ボタンを押したか否かを判定し(ステップ44)、押されていない場合はステップ42に戻り、押されていた場合は終了する。
(付記1)コンピュータを、
図面を構成している図面要素と該図面要素毎に表示する優先度とを対応付けた優先度テーブル記憶部、
前記図面を分割した分割領域における図面要素の複雑度を表す領域複雑度を計算する領域複雑度計算部、
計算した領域複雑度と前記図面を表示する際の縮尺値とから、前記分割領域における図面要素の表示の複雑度を表す表示複雑度を計算する表示複雑度計算部、
計算した表示複雑度から前記図面要素を表示するか否かを決定する閾値を計算する閾値計算部、
計算した閾値より前記優先度が小さい図面要素を除いて簡略化した図面を作成する簡略図面作成部、
として機能させることを特徴とする図面検索プログラム。
(付記2)前記表示複雑度計算部は、複数の図面に対する表示複雑度の平均値を、該図面の共通した表示複雑度とすることを特徴とする付記1記載の図面検索プログラム。
(付記3)前記領域複雑度計算部は、複数の図面を重ねたとしたならば該図面の図面要素がお互いに重なる部分の面積を形状の一致度として、該一致度が大きいほど前記領域複雑度が大きくなるように計算した領域複雑度を該図面の共通した領域複雑度と計算し、
前記表示複雑度計算部は、前記領域複雑度と前記縮尺値とから前記図面の共通した表示複雑度と計算することを特徴とする付記1または2記載の図面検索プログラム。
(付記4)前記簡略図面作成部は、前記優先度が所定値より小さい図面要素の濃淡値を低くして、簡略化した図面を作成することを特徴とする付記1、2または3記載の図面検索プログラム。
(付記5)前記簡略図面作成部は、前記優先度が所定値より小さい図面要素の線幅を細くして、簡略化した図面を作成することを特徴とする付記1、2、3または4記載の図面検索プログラム。
(付記6)前記簡略図面作成部は、前記優先度が所定値より大きい図面要素の線幅を太くして、簡略化した図面を作成することを特徴とする付記1、2、3、4または5記載の図面検索プログラム。
(付記7)同時に複数の図面が表示される場合、前記簡略図面作成部で作成された複数の簡略化された図面を仮想的な3次元空間に配置し、操作部により利用者から与えられた仮想的な3次元空間における視点位置から見たときの状態で簡略化された図面を表示する図面検索処理部を有することを特徴とする付記1、2、3、4、5または6記載の図面検索プログラム。
(付記8)図面を構成している図面要素と該図面要素毎に表示する優先度とを対応付けた優先度テーブル記憶ステップと、
前記図面を分割した分割領域における図面要素の複雑度を表す領域複雑度を計算する領域複雑度計算ステップと、
計算した領域複雑度と前記図面を表示する際の縮尺値とから、前記分割領域における図面要素の表示の複雑度を表す表示複雑度を計算する表示複雑度計算ステップと、
計算した表示複雑度から前記図面要素を表示するか否かを決定する閾値を計算する閾値計算ステップと、
計算した閾値より前記優先度が小さい図面要素を除いて簡略化した図面を作成する簡略図面作成ステップと、
を有することを特徴とする図面検索方法。
(付記9)前記表示複雑度計算ステップは、複数の図面に対する表示複雑度の平均値を、該図面の共通した表示複雑度とすることを特徴とする付記8記載の図面検索方法。
(付記10)前記領域複雑度計算ステップは、複数の図面を重ねたとしたならば該図面の図面要素がお互いに重なる部分の面積を形状の一致度として、該一致度が大きいほど前記領域複雑度が大きくなるように計算した領域複雑度を該図面の共通した領域複雑度と計算し、
前記表示複雑度計算ステップは、前記領域複雑度と前記縮尺値とから前記図面の共通した表示複雑度と計算することを特徴とする付記8または9記載の図面検索方法。
(付記11)前記簡略図面作成ステップは、前記優先度が所定値より小さい図面要素の濃淡値を低くして、簡略化した図面を作成することを特徴とする付記8、9または10記載の図面検索方法。
(付記12)前記簡略図面作成ステップは、前記優先度が所定値より小さい図面要素の線幅を細くして、簡略化した図面を作成することを特徴とする付記8、9、10または11記載の図面検索方法。
(付記13)前記簡略図面作成ステップは、前記優先度が所定値より大きい図面要素の線幅を太くして、簡略化した図面を作成することを特徴とする付記8、9、10、11または12記載の図面検索方法。
(付記14)同時に複数の図面が表示される場合、前記簡略図面作成ステップで作成された複数の簡略化された図面を仮想的な3次元空間に配置し、操作部により利用者から与えられた仮想的な3次元空間における視点位置から見たときの状態で簡略化された図面を表示する図面検索処理ステップを有することを特徴とする付記8、9、10、11、12または13記載の図面検索方法。
(付記15)図面を構成している図面要素と該図面要素毎に表示する優先度とを対応付けた優先度テーブル記憶部と、
前記図面を分割した分割領域における図面要素の複雑度を表す領域複雑度を計算する領域複雑度計算部と、
計算した領域複雑度と前記図面を表示する際の縮尺値とから、前記分割領域における図面要素の表示の複雑度を表す表示複雑度を計算する表示複雑度計算部と、
計算した表示複雑度から前記図面要素を表示するか否かを決定する閾値を計算する閾値計算部と、
計算した閾値より前記優先度が小さい図面要素を除いて簡略化した図面を作成する簡略図面作成部と、
を有することを特徴とする図面検索装置。
(付記16)前記表示複雑度計算部は、複数の図面に対する表示複雑度の平均値を、該図面の共通した表示複雑度とすることを特徴とする付記15記載の図面検索装置。
(付記17)前記領域複雑度計算部は、複数の図面を重ねたとしたならば該図面の図面要素がお互いに重なる部分の面積を形状の一致度として、該一致度が大きいほど前記領域複雑度が大きくなるように計算した領域複雑度を該図面の共通した領域複雑度と計算し、
前記表示複雑度計算部は、前記領域複雑度と前記縮尺値とから前記図面の共通した表示複雑度と計算することを特徴とする付記15または16記載の図面検索装置。
(付記18)前記簡略図面作成部は、前記優先度が所定値より小さい図面要素の濃淡値を低くして、簡略化した図面を作成することを特徴とする付記15、16または17記載の図面検索装置。
(付記19)前記簡略図面作成部は、前記優先度が所定値より小さい図面要素の線幅を細くして、簡略化した図面を作成することを特徴とする付記15、16、17または18記載の図面検索装置。
(付記20)前記簡略図面作成部は、前記優先度が所定値より大きい図面要素の線幅を太くして、簡略化した図面を作成することを特徴とする付記15、16、17、18または19記載の図面検索装置。
(付記21)同時に複数の図面が表示される場合、前記簡略図面作成ステップで作成された複数の簡略化された図面を仮想的な3次元空間に配置し、操作部により利用者から与えられた仮想的な3次元空間における視点位置から見たときの状態で簡略化された図面を表示する図面検索処理部を有することを特徴とする付記15、16、17、18、19または20記載の図面検索装置。
構成図 図面要素テーブル 表示優先度テーブル 簡略図面作成フローチャート 図面の分割領域 領域複雑度テーブル 一つの画面要素が複数の分割領域に跨る場合の簡略化の判定 領域複雑度の例 表示複雑度の例 表示優先度の閾値の例 表示優先度の定義例 簡略図面画像の例 操作画面 図面検索時の動作フロー 複数の簡略図面を同時に表示する例 複数の簡略図面を同時に表示して検索する時の動作フロー 縮尺値の計算方法
符号の説明
1 図面分割部
2 領域複雑度計算部
3 表示複雑度計算部
4 閾値計算部
5 簡略図面作成部
6 図面要素テーブル格納部
7 優先度テーブル格納部
8 図面検索処理部
11 ディスプレイ
12 キーボードマウス操作部

Claims (8)

  1. コンピュータ
    複数の図面の各々を分割した分割領域における図面要素の複雑度を表す領域複雑度を、前記複数の前記図面を重ねたとしたならば該複数の図面の各々の図面要素がお互いに重なる部分の面積を形状の一致度として、該一致度が大きいほど前記領域複雑度が大きくなるように計算
    前記領域複雑度と前記図面を表示する際の縮尺値とから、前記分割領域における図面要素の表示の複雑度を表す表示複雑度を計算
    前記表示複雑度から前記図面要素を表示するか否かを決定する閾値を計算
    前記複数の図面を構成している図面要素と該図面要素毎に表示する優先度とが対応付けて記憶された優先度テーブル記憶部を参照し、前記複数の図面について、前記閾値より前記優先度が小さい図面要素を除いて簡略化した図面を作成する
    処理を実行させることを特徴とする表示図面作成プログラム。
  2. 前記複数の図面に対する表示複雑度の平均値を、前記表示複雑度として計算する
    処理をコンピュータに実行させることを特徴とする請求項1記載の表示図面作成プログラム。
  3. 前記作成する処理において、前記優先度が所定値より小さい図面要素の濃淡値を低くして、前記簡略化した図面を作成する
    処理をコンピュータに実行させることを特徴とする請求項1または2記載の表示図面作成プログラム。
  4. 前記作成する処理において、前記優先度が所定値より小さい図面要素の線幅を細くして、前記簡略化した図面を作成する
    処理をコンピュータに実行させることを特徴とする請求項1、2または3記載の表示図面作成プログラム。
  5. 前記作成する処理において、前記優先度が所定値より大きい図面要素の線幅を太くして、前記簡略化した図面を作成する
    処理をコンピュータに実行させることを特徴とする請求項1、2、3または4記載の表示図面作成プログラム。
  6. 前記複数の図面を仮想的な3次元空間に配置し、操作部により利用者から与えられた仮想的な3次元空間における視点位置から見たときの状態で表示する
    処理をコンピュータに実行させることを特徴とする請求項1、2、3、4、または5記載の表示図面作成プログラム。
  7. コンピュータが、
    複数の図面の各々を分割した分割領域における図面要素の複雑度を表す領域複雑度を、前記複数の前記図面を重ねたとしたならば該複数の図面の各々の図面要素がお互いに重なる部分の面積を形状の一致度として、該一致度が大きいほど前記領域複雑度が大きくなるように計算
    補正された前記領域複雑度と前記図面を表示する際の縮尺値とから、前記分割領域における図面要素の表示の複雑度を表す表示複雑度を計算
    前記表示複雑度から前記図面要素を表示するか否かを決定する閾値を計算
    前記複数の図面を構成している図面要素と該図面要素毎に表示する優先度とが対応付けて記憶された優先度テーブル記憶部を参照し、前記複数の図面について、前記閾値より前記優先度が小さい図面要素を除いて簡略化した図面を作成する
    処理を実行することを特徴とする表示図面作成方法。
  8. 複数の図面を構成している図面要素と該図面要素毎に表示する優先度とを対応付けて記憶する記憶部と、
    前記複数の図面の各々を分割した分割領域における図面要素の複雑度を表す領域複雑度を、前記複数の前記図面を重ねたとしたならば該複数の図面の各々の図面要素がお互いに重なる部分の面積を形状の一致度として、該一致度が大きいほど前記領域複雑度が大きくなるように計算する領域複雑度計算部と、
    補正された前記領域複雑度と前記図面を表示する際の縮尺値とから、前記分割領域における図面要素の表示の複雑度を表す表示複雑度を計算する表示複雑度計算部と、
    前記表示複雑度から前記図面要素を表示するか否かを決定する閾値を計算する閾値計算部と、
    前記記憶部を参照し、前記複数の図面について、前記閾値より前記優先度が小さい図面要素を除いて簡略化した図面を作成する簡略図面作成部と、
    を有することを特徴とする図面検索装置。
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