JPH08284929A - ボルトおよびその製造方法 - Google Patents

ボルトおよびその製造方法

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JPH08284929A
JPH08284929A JP9259395A JP9259395A JPH08284929A JP H08284929 A JPH08284929 A JP H08284929A JP 9259395 A JP9259395 A JP 9259395A JP 9259395 A JP9259395 A JP 9259395A JP H08284929 A JPH08284929 A JP H08284929A
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JP
Japan
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head
flange
bolt
punch
grooves
Prior art date
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Pending
Application number
JP9259395A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Okawa
博幸 大川
Satoru Hashiguchi
悟 橋口
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SAGA TEKKOSHO KK
Original Assignee
SAGA TEKKOSHO KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 頭部の高さを圧縮してその機能性の向上を図
る。 【構成】 頭部13外周の各溝161および各突起16
2をフランジ12の上面に直に立ち上げて、駆動面16
とフランジ12とを連続させることにより、頭部13の
高さ方向を圧縮し、その機能性を高める。その製造工程
において、パンチの内径をボルト基材の頭部の原形の直
径に対して所定寸法だけ大きく設定し、その頭部の原形
に対して、パンチの押し抜きにより膨らし加工を施すこ
とにより、駆動面16とフランジ12とを直に連続させ
て頭部13の高さ方向を圧縮する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、トルク伝達特性に優れ
た駆動面を備えたボルトに関する。
【0002】
【従来の技術】図4に従来のボルトの構成を示し、
(a)はその平面図、(b)はその一部省略側面図であ
る。図4において、41はボルトであり、フランジ42
を一体に備えた頭部43と、ねじを切られた軸部44と
からなる。頭部43の外周には、駆動面45として、等
間隔に湾曲面状に抉り形成された複数の溝451と、そ
の相互に隣合う溝451間に突出形成された複数の突起
452とを備えている。
【0003】図5にその頭部43の製造工程を示してい
る。図5中、51はボルトの基材を固定するダイスであ
る。52はその基材に頭部およびフランジを形成するパ
ンチであり、図4に示したボルト41の頭部43に対応
する内型を備え、その直径dに所定の寸法が設定されて
いる。この工程の前段で、ボルト41の基材に頭部43
の原形として拡大部を設けており、パンチ52の直径d
に設定された所定の寸法はその拡大部の直径とほぼ同じ
になっている。図5において、ボルト41の基材をダイ
ス51に固定してその拡大部をダイス51上に配置する
とともに、その拡大部に対してパンチ52の押し抜きに
より、頭部43およびフランジ42を一体に形成すると
ともに、パンチ52のしぼり加工により頭部43の外周
に等間隔に複数の溝451を湾曲面状に抉り形成し、そ
の相互に隣合う溝451間にそれぞれ突起452を突出
形成する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のボルトでは、図5に示すように、その製造工程にお
いて、頭部の外周に複数の溝および突起をパンチのしぼ
り加工により形成しているため、駆動面とフランジとの
間がスカート状に膨らみ変形し、その結果、駆動面とフ
ランジとの間が離間する分だけ頭部全体の高さ方向が大
きくなるという問題があった。
【0005】本発明は、このような従来の問題を解決す
るものであり、頭部の高さを圧縮してその機能性の向上
を図ることのできるボルトおよびその製造方法を提供す
ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明によるボルトは、頭部の各溝および各突起を
フランジ上面に直に立ち上げて形成し、駆動面とフラン
ジとを連続させたものである。
【0007】また、本発明によるボルトの製造方法は、
パンチの内径を頭部の原形の外径よりも所定寸法だけ大
きく設定して、パンチの頭部の原形に対する押し抜きに
際し、頭部の原形をその外周方向に膨らし変形させ、パ
ンチの型に過不足なく充満させるようにしたものであ
る。
【0008】
【作用】したがって、本発明によれば、上記構成によ
り、頭部の高さ方向を圧縮して、その機能性を高めるこ
とができる。
【0009】また、本発明によれば、上記製造方法によ
り、頭部外周の各溝および各突起を膨らし加工により形
成するので、駆動面とフランジとを連続させて頭部の高
さ方向を圧縮することができる。
【0010】
【実施例】図1は本発明の一実施例の構成を示し、
(a)はその平面図、(b)はその一部省略側面図であ
る。図1において、11はボルトであり、従来と同様
に、フランジ12を一体に備えた頭部13と、ねじ14
を切られた軸部15とからなる。頭部13の外周には、
駆動面16として、等間隔に湾曲面状に抉り形成された
複数の溝161と、その相互に隣合う溝161間に突出
形成された複数の突起162とを備え、これらの溝16
1および突起162はフランジ12上面に直に立ち上げ
られて形成され、駆動面16とフランジ12とが連続さ
れている。
【0011】図2にその頭部13の製造工程を示してい
る。図2中、21はボルトの基材を固定するダイスであ
る。22はその基材に頭部およびフランジを形成するパ
ンチであり、図1に示したボルト11の頭部13に対応
する内型を備え、その直径Dに所定の寸法が設定されて
いる。この工程の前段で、予めボルト11の基材に頭部
13の原形として拡大部を設けており、パンチ22の直
径Dにはその拡大部の直径よりも大きい所定の寸法値が
設定されている。図2において、ボルト11の基材をダ
イス21に固定してその拡大部をダイス21上に配置す
るとともに、その拡大部に対し、パンチ22の押し抜き
により頭部13およびフランジ12を一体に形成すると
ともに、パンチ22の膨らし加工により頭部13の外周
に外側方向に膨らし変形させ、パンチ22の型に過不足
なく充満させながら、等間隔に複数の溝161を湾曲面
状に抉り形成し、その相互に隣合う溝161間にそれぞ
れ突起162を突出形成する。
【0012】このように上記実施例によれば、その構成
において、頭部13の各溝161および各突起162を
フランジ12の上面に直に立ち上げて、駆動面16とフ
ランジ12とを連続させていることにより、従来のよう
にスカート状の膨らし変形部を介在しない分だけ頭部1
3の高さ方向を圧縮することができ、その機能性を高め
ることができる。
【0013】また、その製造方法において、パンチ22
の内径をボルト11基材の拡大部の外径に対して所定寸
法だけ大きく設定し、その拡大部に対して、パンチ22
の押し抜きにより膨らし加工を施していることにより、
従来のように駆動面とフランジとの間にスカート状の膨
らし変形が生じることなしに、簡単に駆動面16とフラ
ンジ12とを直に連続させて頭部13の高さ方向を圧縮
することができる。
【0014】この種のボルトでは、上記実施例のような
頭部の外周に駆動面を備えたタイプのほかに、頭部の上
面軸芯上に凹部を有し、その内周に駆動面を設けたもの
があり、このタイプにもまた、上記実施例の構成を基本
とする同様な構造を適用することができる。その一例を
図3を用いて説明する。
【0015】図3において、31はボルトで、32はそ
の頭部であり、33はその軸部である。頭部32におい
て、その上面に軸芯を中心とする仮想的な円形の凹部3
4を設定され、その内周に駆動面35として、等間隔に
湾曲面状に抉り形成された複数の溝351と、その相互
に隣合う溝351間に突出形成された複数の突起352
とを備え、これらの溝351および突起352は凹部3
4の底面341上面に対し直に立ち上げられて形成さ
れ、駆動面35と底面341とが連続されている。
【0016】このように頭部32上面の凹部34内にお
いて、各溝351および各突起352を凹部34の底面
341上に直に立ち上げて、駆動面35と底面341と
を連続させていることにより、従来のようにスカート状
の膨らし変形部を介在しない分だけ頭部32の高さ方向
を圧縮して、その機能性を高めることができる。
【0017】また、この頭部32上面の凹部34内にお
ける駆動面35の製造方法についても、上記実施例と同
様な膨らし加工を適用することができ、容易に駆動面3
5と凹部34の底面341とを連続させて頭部32の高
さ方向を圧縮することができる。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
その構成において、頭部の各溝および各突起をフランジ
上面に直に立ち上げて形成し、駆動面とフランジとを連
続させたことにより、頭部の高さ方向を圧縮してその機
能性の向上を図ることができる。
【0019】また、その製造方法において、パンチの内
径を頭部の原形の外径よりも所定寸法だけ大きく設定し
て、パンチの頭部の原形に対する押し抜きに際し、頭部
の原形をその外周方向に膨らし変形させ、パンチの型に
過不足なく充満させるようにしたことにより、容易に駆
動面とフランジとを連続させて頭部の高さ方向を圧縮す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)本発明の一実施例におけるボルトの平面
図 (b)同ボルトの側面図
【図2】同ボルトの製造方法を示す断面図
【図3】本発明の別の実施例におけるボルトの一部省略
斜視図
【図4】(a)従来のボルトの平面図 (b)同ボルトの一部省略側面図
【図5】同ボルトの製造方法を示す断面図
【符号の説明】
11 ボルト 12 フランジ 13 頭部 14 ねじ 15 軸部 16 駆動面 161 溝 162 突起 21 ダイス 22 パンチ D パンチの直径 31 ボルト 32 頭部 33 軸部 34 凹部 341 底面 35 駆動面 351 溝 352 突起

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フランジを一体に有する頭部と、ねじを
    切られた軸部とからなり、前記頭部の外周に、等間隔に
    湾曲面状に抉り形成された複数の溝と、その相互に隣合
    う溝間に突出形成された複数の突起とで駆動面を構成す
    るボルトにおいて、 前記頭部の各溝および各突起が前記フランジ上面に直に
    立ち上げられて形成され、前記駆動面とフランジとが連
    続していることを特徴とするボルト。
  2. 【請求項2】 ボルトの基材に頭部の原形を設けてか
    ら、前記基材をダイスに固定してその頭部の原形を前記
    ダイス上に配置するとともに、前記頭部の原形に対し、
    パンチにより押し抜きして、前記頭部の原形から頭部お
    よびフランジを一体に形成するとともに、前記頭部の外
    周に、複数の溝を等間隔に湾曲面状に抉り形成し、その
    相互に隣合う溝間にそれぞれ突起を突出形成するボルト
    の製造方法において、 前記パンチの内径を前記頭部の原形の外径よりも所定寸
    法だけ大きく設定して、前記パンチの前記頭部の原形に
    対する押し抜きに際し、前記頭部の原形をその外周方向
    に膨らし変形させ、パンチの型に過不足なく充満させた
    ことを特徴とするボルトの製造方法。
JP9259395A 1995-04-18 1995-04-18 ボルトおよびその製造方法 Pending JPH08284929A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE10046562A1 (de) * 2000-09-19 2002-04-04 Eska Saechsische Schraubenwerk Außensechsrundschraube und Verfahren zu deren Herstellung

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE10046562A1 (de) * 2000-09-19 2002-04-04 Eska Saechsische Schraubenwerk Außensechsrundschraube und Verfahren zu deren Herstellung
DE10046562C2 (de) * 2000-09-19 2002-11-14 Eska Saechsische Schraubenwerk Verfahren zur Herstellung einer Außensechsrundschraube und damit hergestellte Außensechsrundschraube

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