JPH0561010B2 - - Google Patents

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JPH0561010B2
JPH0561010B2 JP2098159A JP9815990A JPH0561010B2 JP H0561010 B2 JPH0561010 B2 JP H0561010B2 JP 2098159 A JP2098159 A JP 2098159A JP 9815990 A JP9815990 A JP 9815990A JP H0561010 B2 JPH0561010 B2 JP H0561010B2
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JP
Japan
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cup
shaped material
peripheral wall
poly
wall portion
Prior art date
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JP2098159A
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English (en)
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JPH03294034A (ja
Inventor
Toshiaki Kanemitsu
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kanemitsu KK
Original Assignee
Kanemitsu KK
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Publication date
Application filed by Kanemitsu KK filed Critical Kanemitsu KK
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、周壁部外周面に多数のV溝を形成
した板金製ポリVプーリの製造方法に関する。
[従来の技術] 板金製ポリVプーリは、例えば特公昭60−134
号公報や特公昭64−11377号公報等に開示される
ように、円形に打ち抜いた圧延鋼板等でなる金属
素板を絞り加工してカツプ状にし、このカツプ状
素材の周壁部外周に多段の小さなV溝すなわちポ
リV溝を形成することにより製造するのが一般的
である。
ところで、従来におけるこうしたポリVプーリ
の製造に際しては、前記のようなカツプ状素材を
形成した後、その周壁にポリV溝を形成する前
に、このカツプ状素材の開口端部を切除するいわ
ゆる縁切りを行うことによつて、軸方向寸法を所
望寸法に合わせるようにしている。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、上記のような従来方法で軸方向
寸法を所定寸法に合わせるようにすると、切除に
よりスクラツプが発生し、このスクラツプの処理
に余分な手間がかかる上、スクラツプとなる部分
の材料がそのまま無駄になつてしまうという問題
があつた。
発明は上記のような事情に鑑みなされたもので
あつて、金属素板を絞り加工してカツプ状にし、
このカツプ状素材の軸方向寸法を所定寸法に合わ
せた後、このカツプ状素材の周壁部外面に多数の
V溝を形成する板金製ポリVプーリの製造方法に
おいて、スクラツプを発生させることなくカツプ
状素材の軸方向寸法を所定寸法に合わせてから、
その周壁部外周にポリV溝を形成できるようにし
た板金製ポリVプーリの製造方法を提供すること
を目的としている。
[課題を解決するための手段] 発明による板金製ポリVプーリの製造方法は、
上記目的を達成するために、金属素板を絞り加工
して得られたカツプ状素材を軸方向にプレスする
ことによつて、その軸方向寸法が所定寸法になる
ように圧縮すると共にカツプ状素材の周壁部の一
部を外側へ膨らませることと、カツプ状素材の軸
方向両端部の位置と周壁部の内周面の位置とを拘
束した状態でその外周面を径内方向に押圧するこ
とにより周壁部の膨らみを解消すると共に周壁部
を厚肉化することと、カツプ状素材の厚肉化され
た周壁部の外面に多数のV溝を形成することと、
をこの順に行うことを特徴としている。
[作用] 上記のようにしたことにより、スクラツプを出
さずにカツプ状素材の軸方向寸法が所定寸法にな
る。また、カツプ状素材の軸方向寸法を所定寸法
にするときに同時に、カツプ状素材の周壁部を厚
肉化するための前工程に相当する工程すなわち周
壁部を膨らませるという工程が行われる。このた
め、厚肉化のために周壁部を膨らませる工程を別
途に行うことを要しない。そして、カツプ状素材
の軸方向両端部の位置と周壁部の内周面の位置と
を拘束した状態でその外周面を径内方向に押圧す
ることにより周壁部の膨らみを解消すると共に周
壁部を厚肉化するものであるから、周壁部を厚肉
化するときにカツプ状素材の軸方向寸法が変化し
ない。
[実施例] 以下、本発明を図を参照しながら説明する。
第1図は圧延鋼板等でなる円板状の金属素材1
を示している。
まず、この金属素材1を第2図に示すような外
型A1および内型A2からなる絞り型Aを用いて
プレス絞り加工することによりカツプ状素材2を
成形する。
次に、第3図に示すようなプレス型Bを用い
て、カツプ状素材2の軸方向寸法を所定寸法lと
する。この実施例に用いるプレス型Bは下型B1
と上型B2からなる。下型B1は、カツプ状素材
2を被嵌させることによりその外周がカツプ状素
材2の周壁部2aの内周2bに添接し且つ第2図
の状態におけるカツプ状素材2の深さ以上の所定
高を有する円筒状突出部b11と、この円筒状突
出部b11の根元に形成されカツプ状素材2の開
口側端縁部2cが嵌合当接する周縁端当接部b1
2とを備えている。また、上型B2はカツプ状素
材2の底壁部2dの外面に当接する押え面b21
を備えている。更に、下型B11のは円筒状突出
部b11先端面に凹部b13を、また上型B2は
押え面の先端に前記凹部b13に対応する凸部b
22有している。したがつて、下型B1の円筒状
突出部b11にカツプ状素材2を被嵌させた状態
で上型B2の押え面b21をカツプ状素材2の底
面に当接させてプレスすることで、カツプ状素材
2の軸方向寸法が所定寸法1になるように圧縮す
ると共にカツプ状素材2の周壁部2aの一部を第
3図に示しているように外側へ膨らませる。この
ように周壁部2aを外側へ膨らませる工程はその
周壁部2aを厚肉化する工程(後述する)の前工
程に相当する。また、前記凹部b13と凸部b2
2の作用で、カツプ状素材2の底壁部2dに段部
2eが形成されている。
以上のようにして軸方向寸法を所定寸法lとし
たカツプ状素材2の周壁部2aを以下のようにし
て厚肉化する。
まず、第4図に示すように、カツプ状素材2を
下部回転予備成形型C1に被嵌させて、カツプ状
素材2の開口側端縁部2cを下部回転予備成形型
C1の環状衝合端c11に係止させるとともに、
カツプ状素材2の底壁部2dを下部回転予備成形
型C1の上面に嵌合密接させる。そして、カツプ
状素材2の底壁部2dに上部回転予備成形型C2
を上方により当て付けるとともに側壁予備成形ロ
ーラC3のロール面c31を側方により当て付
け、これら回転予備成形型C1,C2および予備
成形ローラC3を回転させながら、当該カツプ状
素材2の周壁部2aの内、外周面を下部回転予備
成形型C1のロール面c12と側壁予備成形ロー
ラC3のロール面c31とで支持し、しかる後、
側壁予備成形ローラC3を当該周壁部2aの外周
に押圧する。この工程は、カツプ状素材2の軸方
向両端部の位置と周壁部2aの内周面の位置とを
拘束した状態でその外周面を径内方向に押圧する
ことにより周壁部2aの膨らみを解消すると共に
周壁部2aを厚肉化する工程に相当し、この実施
例においてはこの工程を行うときにカツプ状素材
2の開口側端縁部2cに半径方向外方に突出する
開口端縁部2c′が形成され、周壁部2aと底壁部
2dの連接部に半径方向に突出する基端縁部2f
とこの基端縁部2fに隣接する谷部2gが形成さ
れる。
次に、第4図に示す側壁予備成形ローラC3に
代えて、第5図に示すように、多段の山部c41
…を形成した予備波形成形ローラC4の外周を周
壁部2aの外周に当て付け、これを前記回転予備
成形型C1,C2とともに回転させながら周壁部
2aの外周に押し付ける。尚、最上段の山部c4
1は前記谷部2gに対応している。これによつ
て、カツプ状素材2の軸方向寸法を変えることな
く、周壁部2aの外周に前記谷部2gに加えて多
数の谷部2g′が形成される。
次に、第6図に示すように、カツプ状素材2の
底壁部2dを仕上用の上下一対の回転支持型D
1,D2で水平方向摺動可能に支持してカツプ状
素材2を軸心周りに回転させる。また同時に、カ
ツプ状素材2の外周に波形仕上げ波形ローラD3
の外周に形成したV溝仕上用ロール面d31を当
て付け且つ内周に下側の回転支持型D1の外周に
形成した受けロール面d11を当て付けて、これ
らV溝仕上用ロール面d31と受けロール面d1
1の間で周壁部2aを挟圧する。V溝仕上げ用ロ
ール面d31には前工程で形成された谷部2g,
2g′に対応する位置に仕上用山部d32…が形成
されており、一方受けロール面d11には谷部2
g,2g′の中間に対応する位置に山部d12…が
形成されている。したがつて、回転支持型D1,
D2および波形仕上げ成形ローラD3を回転させ
ると、これによりカツプ状素材2の周壁部2aに
所望のポリV溝2i…を形成することができる。
最後に、第7図に示すように、底壁部2dの中
央部に軸貫通用の孔2jを形成することにより、
所望のポリVプーリが製造される。
以上のような工程でポリVプーリを製造するこ
とにより、プレス型Bを用いて定めたカツプ状素
材2の軸方向寸法lをそのままポリVプーリの軸
方向寸法とすることができる。すなわち、全くス
クラツプを発生させることなく、所望寸法のポリ
Vプーリを製造することができる。
尚、ポリV溝を形成する工程は必ずしも上記の
ような工程に限定されず、例えば前述した特公昭
64−11377号公報に開示されるような他の公知の
方法を採用してよいのは勿論である。いずれにし
ても、ポリV溝形成前のカツプ状素材の軸方向寸
法をこのカツプ状素材の開口端部を切除すること
なく所望の寸法にするようにしたことにより、ス
クラツプを発生させることなくポリVプーリを製
造できる。また、上記実施例では、カツプ状素材
2の軸方向寸法を定めるのと同時に底壁部2dに
内側に窪む段部2eを形成するようにしている
が、この段部は外側へ突出するものであつてもよ
いし、あるいはこうした段部が全く設けられてい
なくてもよい。
[発明の効果] 発明による板金製ポリVプーリの製造方法によ
れば、スクラツプを発生させることなポリVプー
リを製造することができるから、スクラツプを処
理するという不要の手間を省くことができるとい
う効果を奏する。また、スクラツプを発生させな
いから、材料の無駄をなくすこともできるという
効果を奏する。しかも、この発明の場合、カツプ
状素材の軸方向寸法を所定寸法にあわせる圧縮工
程のときに、カツプ状素材の周壁部を厚肉化させ
るための周壁部膨らまし工程を一緒に行えるた
め、カツプ状素材の軸方向寸法を所定寸法に合わ
せた後にカツプ状素材の周壁部を膨らませること
を行う場合に比べて、工程数を減らすことがで
き、製作時間の短縮化および製作費の低減化を達
成できる利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第7図はポリVプーリの製造過程を示
し、第1図は金属素材の断面図、第2図はカツプ
状素材の成形状態を示す断面説明図、第3図はカ
ツプ状素材の軸方向寸法を定める過程を示す断面
説明図、第4図は予備成形の過程を示す部分断面
説明図、第5図は波形予備波形の過程を示す断面
説明図、第6図は仕上げ過程を示す断面説明図、
第7図はポリVプーリの断面図である。 2……カツプ状素材、B……プレス型。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 金属素板を絞り加工して得られたカツプ状素
    材を軸方向にプレスすることによつて、その軸方
    向寸法が所定寸法になるように圧縮すると共にカ
    ツプ状素材の周壁部の一部を外側へ膨らませるこ
    とと、 カツプ状素材の軸方向両端部の位置と周壁部の
    内周面の位置とを拘束した状態でその外周面を径
    内方向に押圧することにより周壁部の膨らみを解
    消すると共に周壁部を厚肉化することと、 カツプ状素材の厚肉化された周壁部の外面に多
    数のV溝を形成することと、 をこの順に行う板金製ポリVプーリの製造方法。
JP2098159A 1990-04-13 1990-04-13 板金製ポリvプーリの製造方法 Granted JPH03294034A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010201482A (ja) * 2009-03-05 2010-09-16 Nihon Isued Corp 電磁クラッチ用ロータの製造方法

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58110152A (ja) * 1981-12-24 1983-06-30 Kanemitsu Doukou Yousetsushiyo:Goushi 耳部を備える板金製ポリvプ−リの製造方法
JPS58110151A (ja) * 1981-12-24 1983-06-30 Kanemitsu Doukou Yousetsushiyo:Goushi 板金製ポリvプ−リの製造方法

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