JPS61140340A - 分離帯付多溝vプ−リの製造方法 - Google Patents
分離帯付多溝vプ−リの製造方法Info
- Publication number
- JPS61140340A JPS61140340A JP26325284A JP26325284A JPS61140340A JP S61140340 A JPS61140340 A JP S61140340A JP 26325284 A JP26325284 A JP 26325284A JP 26325284 A JP26325284 A JP 26325284A JP S61140340 A JPS61140340 A JP S61140340A
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- JP
- Japan
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- forming
- separation band
- roller
- rolling roller
- separation
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
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-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21D—WORKING OR PROCESSING OF SHEET METAL OR METAL TUBES, RODS OR PROFILES WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21D53/00—Making other particular articles
- B21D53/26—Making other particular articles wheels or the like
- B21D53/261—Making other particular articles wheels or the like pulleys
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Pulleys (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(技術分野)
この発明は、多段のV溝の間に分離帯部が形成された多
溝Vプーリを製造する方法に係り、特にその分離帯部を
良好かつ容易に成形する技術に関するものである。
溝Vプーリを製造する方法に係り、特にその分離帯部を
良好かつ容易に成形する技術に関するものである。
(背景技術)
上記のような分離帯付多溝■プーリは、一般に、はぼ有
底円筒形状を成すブーり素材の円筒状外周面に、その周
方向に延びる複数の■溝を軸方向に多段に設けるととも
に、軸方向の中間部にそれら複数のV溝を複数のグルー
プに分ける円環凸状の分離帯部を周方向に沿って形成せ
しめたものであり、その具体的な一例が第8図に示され
ている。
底円筒形状を成すブーり素材の円筒状外周面に、その周
方向に延びる複数の■溝を軸方向に多段に設けるととも
に、軸方向の中間部にそれら複数のV溝を複数のグルー
プに分ける円環凸状の分離帯部を周方向に沿って形成せ
しめたものであり、その具体的な一例が第8図に示され
ている。
ここに例示する多溝VブーIJ50は、7個の■溝52
が分離帯部54によって3mと4溝との二つの部分に分
けられたものであるが、それらの部分に、双方の溝数に
対応する数のV突条を備えたVベル)56.58がそれ
ぞれ巻き掛けられるようになっており、例えば回転力を
2つ以上の伝達系に伝えること等のために使用される。
が分離帯部54によって3mと4溝との二つの部分に分
けられたものであるが、それらの部分に、双方の溝数に
対応する数のV突条を備えたVベル)56.58がそれ
ぞれ巻き掛けられるようになっており、例えば回転力を
2つ以上の伝達系に伝えること等のために使用される。
ところで、このような多溝Vプーリ50の多段の■溝5
2および分離帯部54を、例えば第9図に示されるよう
な転造ローラ60で同時に転造加工することが考えられ
る。しかしながら、そのようにした場合、複数の■溝5
2は困難なく成形できるのであるが、分離帯部54には
多くの余肉の移動が必要であって、その両側の■溝52
からの余肉では充分に盛り上げることが困難であり、そ
のため分離帯部52の頂部分Aに欠肉が生じることを避
は得す、プーリ製品として供することができないことと
なる。また、余肉の盛上げ量をかせぐために転造ローラ
60の押圧力を大きくすると、■溝52の底部にシーム
等の欠陥を招くことにもなる。そのため、従来において
は、多段の■溝52および分離帯部54を総形の切削工
具などを用いて切削によって形成していた。
2および分離帯部54を、例えば第9図に示されるよう
な転造ローラ60で同時に転造加工することが考えられ
る。しかしながら、そのようにした場合、複数の■溝5
2は困難なく成形できるのであるが、分離帯部54には
多くの余肉の移動が必要であって、その両側の■溝52
からの余肉では充分に盛り上げることが困難であり、そ
のため分離帯部52の頂部分Aに欠肉が生じることを避
は得す、プーリ製品として供することができないことと
なる。また、余肉の盛上げ量をかせぐために転造ローラ
60の押圧力を大きくすると、■溝52の底部にシーム
等の欠陥を招くことにもなる。そのため、従来において
は、多段の■溝52および分離帯部54を総形の切削工
具などを用いて切削によって形成していた。
(発明が解決しようとする問題点)
しかし、そのような切削加工では生産性や材料歩留りが
悪く、また一般に、多溝■プーリは金属板素材から板金
加工されることが多く、最終的に■溝部や分離帯部の形
成が切削加工によらなければならないことは、一連の工
程の流れを阻害し、また強度的にも金属組織の流れが分
断されるために好ましいことではない。
悪く、また一般に、多溝■プーリは金属板素材から板金
加工されることが多く、最終的に■溝部や分離帯部の形
成が切削加工によらなければならないことは、一連の工
程の流れを阻害し、また強度的にも金属組織の流れが分
断されるために好ましいことではない。
(問題点を解決するための手段)
ここにおいて、本発明は、上記のような事情を背景とし
て為されたものであり、前述のような分離帯付きの多溝
Vプーリの製造に際して、その分離帯部や多段の■溝を
転造加工によって良好に成形しようとするものである。
て為されたものであり、前述のような分離帯付きの多溝
Vプーリの製造に際して、その分離帯部や多段の■溝を
転造加工によって良好に成形しようとするものである。
そのために、本発明にあっては、金属板素材をほぼ有底
円筒状に成形するとともに、その周壁の両端にフランジ
部を形成せしめて予備成形品とし、次いでその予備成形
品を回転させつつ、上記フランジ部間の周壁部分に、前
記複数の■溝と円環凸状の分離帯部とを塑性流動によっ
て成形する転造ローラを押し付けるとともに、その転造
ローラの上記分離帯部を成形する部分である環状凹所の
底面に、周方向に延びる環状凸部を形成しておき、かか
る転造ローラの成形作用によって上記分離帯部を盛り上
げるとともに、その頂部分に円環状の凹部が形成される
ようにしたのである。
円筒状に成形するとともに、その周壁の両端にフランジ
部を形成せしめて予備成形品とし、次いでその予備成形
品を回転させつつ、上記フランジ部間の周壁部分に、前
記複数の■溝と円環凸状の分離帯部とを塑性流動によっ
て成形する転造ローラを押し付けるとともに、その転造
ローラの上記分離帯部を成形する部分である環状凹所の
底面に、周方向に延びる環状凸部を形成しておき、かか
る転造ローラの成形作用によって上記分離帯部を盛り上
げるとともに、その頂部分に円環状の凹部が形成される
ようにしたのである。
(作用および効果)
このようにすれば、転造ローラの上記環状凸部が予備成
形品の分離帯部となるべき部分を押圧し、それによって
盛り上げられる余肉が分離帯部の一部に充当されるため
、その余肉が分離帯部の両側のV溝部分から盛り上げら
れる余肉量を補うこととなり、それらの余肉が共同して
分離帯部を満たす結果、分離帯部の頂部分に欠肉を招く
ことなく、また転造ローラの過度の押付けによるシーム
等を生じさせることなく、健全で見栄えのよい分離帯部
を備えた多溝■プーリを容易に製造することが可能とな
ったのである。
形品の分離帯部となるべき部分を押圧し、それによって
盛り上げられる余肉が分離帯部の一部に充当されるため
、その余肉が分離帯部の両側のV溝部分から盛り上げら
れる余肉量を補うこととなり、それらの余肉が共同して
分離帯部を満たす結果、分離帯部の頂部分に欠肉を招く
ことなく、また転造ローラの過度の押付けによるシーム
等を生じさせることなく、健全で見栄えのよい分離帯部
を備えた多溝■プーリを容易に製造することが可能とな
ったのである。
なお、上記予備成形品の分離帯部となるべき周壁部分を
、転造ローラによる転造成形に先立って、予め肉盛り部
として形成しておけば、分離帯部の盛上げのために必要
な一余肉の移動量が少なくて済むため、その分離帯部に
形成すべき円環状の凹部、言い換えれば転造ローラ側の
環状凸部はより小さなもので足りることとなる。
、転造ローラによる転造成形に先立って、予め肉盛り部
として形成しておけば、分離帯部の盛上げのために必要
な一余肉の移動量が少なくて済むため、その分離帯部に
形成すべき円環状の凹部、言い換えれば転造ローラ側の
環状凸部はより小さなもので足りることとなる。
(実 施 例)
次に、本発明を更に具体的に明らかにするために、本発
明に従う製造方法の具体的な一例を、図面に基づいて詳
細に説明する。
明に従う製造方法の具体的な一例を、図面に基づいて詳
細に説明する。
先ず、第3図(a)〜(dlは、本発明方法に従う多溝
■プーリの製造に際して、予備成形品を得るための工程
例を示すものである。これを簡単に説明すると、先ず、
[a)に示されるように円形に打ち抜かれた金属板素材
2を、所定の深絞り加工等を経て、(b)のようにほぼ
有底円筒形状を成すカップ状成形品4とする。その後、
(C)に示されるように、このカップ状成形品4を中心
線周りに回転させつつ、その周壁の両端部に一対のフラ
ンジ成形ローラ6゜6を押し付ける一方、カップ状成形
品4を軸方向の両側から加圧して、双方のフランジ成形
ローラ6.6を押し付けつつ互いに接近させるようにす
る。それによって、カップ状成形品4の周壁の両端にフ
ランジ部8.8を形成するとともに、それらフランジ部
8間の周壁部分を湾曲させるようにする。次いで、その
フランジ部8が形成されたカップ状成形品4を回転させ
つつ、fd)に示されるように、その湾曲させられた周
壁部分に厚肉化ローラ10を押し付け、そこを平らに押
し均らすことにより、かかる周壁部分を他の部分の板厚
より一旦厚肉化して、予備成形品12を得る。このよう
に厚肉化するのは、後に予定されている■溝成形等を容
易にするためである。
■プーリの製造に際して、予備成形品を得るための工程
例を示すものである。これを簡単に説明すると、先ず、
[a)に示されるように円形に打ち抜かれた金属板素材
2を、所定の深絞り加工等を経て、(b)のようにほぼ
有底円筒形状を成すカップ状成形品4とする。その後、
(C)に示されるように、このカップ状成形品4を中心
線周りに回転させつつ、その周壁の両端部に一対のフラ
ンジ成形ローラ6゜6を押し付ける一方、カップ状成形
品4を軸方向の両側から加圧して、双方のフランジ成形
ローラ6.6を押し付けつつ互いに接近させるようにす
る。それによって、カップ状成形品4の周壁の両端にフ
ランジ部8.8を形成するとともに、それらフランジ部
8間の周壁部分を湾曲させるようにする。次いで、その
フランジ部8が形成されたカップ状成形品4を回転させ
つつ、fd)に示されるように、その湾曲させられた周
壁部分に厚肉化ローラ10を押し付け、そこを平らに押
し均らすことにより、かかる周壁部分を他の部分の板厚
より一旦厚肉化して、予備成形品12を得る。このよう
に厚肉化するのは、後に予定されている■溝成形等を容
易にするためである。
ここで、第4図に示されるように、厚肉化ローラ10の
円筒外周面に、周方向に延びる円環状の周溝14を形成
しておき、この厚肉化ローラ10で上記カップ状成形品
4の湾曲させられた周壁部分を押し均らすことにより、
予備成形品12の分離帯部と成るべき部分に、予め肉盛
り部16を形成しておくことが望ましく、この肉盛り部
16は後に形成される分離帯部の高さより低いものとす
るのが好適である。
円筒外周面に、周方向に延びる円環状の周溝14を形成
しておき、この厚肉化ローラ10で上記カップ状成形品
4の湾曲させられた周壁部分を押し均らすことにより、
予備成形品12の分離帯部と成るべき部分に、予め肉盛
り部16を形成しておくことが望ましく、この肉盛り部
16は後に形成される分離帯部の高さより低いものとす
るのが好適である。
次いで、そのような予備成形品12をその中心線周りに
回転させつつ、上記フランジ部8間の周壁部分に、第2
図に示されるような転造ローラ18を押し付けることと
なる。この転造ローラ18は、第1図に示される、目的
とするプーリ製品20の多段の■溝22(この例では7
溝)を成形するための7個の■突条24と、それらV溝
22を軸方向の中間部において3mおよび4mの二つの
グループに分ける円環凸状の分離帯部26を成形するた
めの環状凹所28とを、それの円筒外周面に備えたもの
である。更に、この転造ローラ18の環状凹所28の底
面には、周方向に延びる環状凸部30が形成されている
。この環状凸部30は、はぼ台形の断面形状を有すると
ともに、環状凹所28の幅方向の中央部分に位置し、上
記分離帯部26の頂部分に周方向に延びる円環状の凹部
32を形成するためのものである。
回転させつつ、上記フランジ部8間の周壁部分に、第2
図に示されるような転造ローラ18を押し付けることと
なる。この転造ローラ18は、第1図に示される、目的
とするプーリ製品20の多段の■溝22(この例では7
溝)を成形するための7個の■突条24と、それらV溝
22を軸方向の中間部において3mおよび4mの二つの
グループに分ける円環凸状の分離帯部26を成形するた
めの環状凹所28とを、それの円筒外周面に備えたもの
である。更に、この転造ローラ18の環状凹所28の底
面には、周方向に延びる環状凸部30が形成されている
。この環状凸部30は、はぼ台形の断面形状を有すると
ともに、環状凹所28の幅方向の中央部分に位置し、上
記分離帯部26の頂部分に周方向に延びる円環状の凹部
32を形成するためのものである。
そして、このような転造ローラ18を、第5国史に第6
図に示されるように、前記肉盛り部16が形成された予
備成形品12の周壁外周面に押し付け、互いに転勤させ
ることにより、転造ローラ18の外周面の形状を予備成
形品12の周壁に与えるようにするのである。このとき
、転造ローラ18の■突条24の各々が、予備成形品1
2の周壁外周面に食い込んで■溝22をそれぞれ成形し
、その結果押しのけられた山部は、■突条24間の谷部
に移動させられて山部となる。また、環状凹所28の両
側に位置するV突条24.24の食込みによって生じる
余肉の一部が、分離帯部26を盛り上げるように移動す
るとともに、環状凹所28内の環状凸部30が、第5図
に示される肉盛り部16の先端周面に食い込まされる。
図に示されるように、前記肉盛り部16が形成された予
備成形品12の周壁外周面に押し付け、互いに転勤させ
ることにより、転造ローラ18の外周面の形状を予備成
形品12の周壁に与えるようにするのである。このとき
、転造ローラ18の■突条24の各々が、予備成形品1
2の周壁外周面に食い込んで■溝22をそれぞれ成形し
、その結果押しのけられた山部は、■突条24間の谷部
に移動させられて山部となる。また、環状凹所28の両
側に位置するV突条24.24の食込みによって生じる
余肉の一部が、分離帯部26を盛り上げるように移動す
るとともに、環状凹所28内の環状凸部30が、第5図
に示される肉盛り部16の先端周面に食い込まされる。
このような食込みに伴う余肉の移動を概念的に示したも
のが、第7図である。
のが、第7図である。
この図から明らかなように、環状凸部30が肉盛り部1
6の中央に食い込むことにより、押しのけられる余肉a
よ、a2が、両側に盛り上がるように移動させられて分
離帯部26の頂部分の一部に充当される。これらの余肉
ai+ a2が、分離帯部26の両側のV溝成形部(
22)から盛り上げられる余肉bL、b2とともに分離
帯部26の頂部分を形成し、そして結果的に、分離帯部
26の頂の中央部に、押しのけられた余肉跡である円環
状の凹部32が、生じることとなるのである。
6の中央に食い込むことにより、押しのけられる余肉a
よ、a2が、両側に盛り上がるように移動させられて分
離帯部26の頂部分の一部に充当される。これらの余肉
ai+ a2が、分離帯部26の両側のV溝成形部(
22)から盛り上げられる余肉bL、b2とともに分離
帯部26の頂部分を形成し、そして結果的に、分離帯部
26の頂の中央部に、押しのけられた余肉跡である円環
状の凹部32が、生じることとなるのである。
このように、転造ローラ18の環状凸部30による押し
のけ余肉が生じることに加えて、分離帯部26となるべ
き部分が予め肉盛り部16として形成されているため、
分離帯部26を盛り上げるための余肉移動量が少なくて
済み、しかも、押しのけられる余肉と盛上げに必要な肉
量とがほぼ等しくなるようにバランスが取られているた
め、分離帯部26の頂部分に見栄えの悪い欠肉が生じる
ことなく、良好な表面性状の分離帯部26が得られる。
のけ余肉が生じることに加えて、分離帯部26となるべ
き部分が予め肉盛り部16として形成されているため、
分離帯部26を盛り上げるための余肉移動量が少なくて
済み、しかも、押しのけられる余肉と盛上げに必要な肉
量とがほぼ等しくなるようにバランスが取られているた
め、分離帯部26の頂部分に見栄えの悪い欠肉が生じる
ことなく、良好な表面性状の分離帯部26が得られる。
また、無理なく必要な盛上がり余肉が得られるところか
ら、転造プーリ18を押し付は過ぎて、Vm22の溝底
にシーム等が生じるような心配もないのである。
ら、転造プーリ18を押し付は過ぎて、Vm22の溝底
にシーム等が生じるような心配もないのである。
なお、■溝22や分離帯部26の転造成形に先立って、
予め分離帯部26となるべき部分に前述のような肉盛り
部16を形成しておくことは、好ましい態様ではあるが
、転造プーリ18の環状凸部30の幅や高さを大きくす
るなどして、その断面形状を大きくし、それによって環
状凸部30が押しのけ得る余肉量が多くなるようにすれ
ば、上述のような肉盛り部16の形成を省略することも
可能である。また、上側の場合には、第3図(dlに示
したように、予備成形品の周壁を溝成形等に先立って一
旦厚肉化する工程を経ていたが、目的とする■溝の深さ
が比較的浅いものであるような場合には、上記厚肉化の
工程を省略することもできる。
予め分離帯部26となるべき部分に前述のような肉盛り
部16を形成しておくことは、好ましい態様ではあるが
、転造プーリ18の環状凸部30の幅や高さを大きくす
るなどして、その断面形状を大きくし、それによって環
状凸部30が押しのけ得る余肉量が多くなるようにすれ
ば、上述のような肉盛り部16の形成を省略することも
可能である。また、上側の場合には、第3図(dlに示
したように、予備成形品の周壁を溝成形等に先立って一
旦厚肉化する工程を経ていたが、目的とする■溝の深さ
が比較的浅いものであるような場合には、上記厚肉化の
工程を省略することもできる。
更に付言すれば、以上の説明では、分離帯部が一つであ
る多溝■ブーりを製造する例を示したが、本発明は、二
つ以上の分離帯部を有する多溝■プーリの製造にも適用
することができ、またV溝の数も前例のものに限定され
るわけではない。
る多溝■ブーりを製造する例を示したが、本発明は、二
つ以上の分離帯部を有する多溝■プーリの製造にも適用
することができ、またV溝の数も前例のものに限定され
るわけではない。
その他にも、具体的な説明は割愛するが、本発明には、
当業者の知識に基づき種々の変更を加えた態様が存在す
るものである。
当業者の知識に基づき種々の変更を加えた態様が存在す
るものである。
第1図は本発明方法によって製造される多溝Vプーリの
一興体例を示す部分断面図であり、第2図はそのVプー
リの転造加工に用いられる転造ローラの一例を示す部分
断面図である。第3図は予備成形品を製造する具体例を
示す工程図であり、第4図は予備成形品に予め肉盛り部
を形成する方法の一例を示す説明図である。第5図およ
び第6図は、第2図に示される転造ローラによる加工工
程を経時的に示す説明図である。第7図はその転造ロー
ラの転造成形による余肉の移動を概念的に示す説明図で
ある。第8図は従来の1分離帯付多溝Vプーリの一例を
示す部分断面図であり、第9図はそれを転造加工によっ
て成形する場合に考えられる転造ローラの部分断面図で
ある。 2:金属板素材 4:カップ状成形品6:フランジ成
形ローラ 8:フランジ部 10:厚肉化ローラ12:予備成形
品 14:周溝 16:肉盛り部 18:転造ローラ 20:プーリ製品 22:■溝 24:■突条 26:分離帯部 28:環状凹所 30:環状凸部 32:円環状の凹部 出願人 小島プレス工業株式会社 第7図 第8図 第9図 91q
一興体例を示す部分断面図であり、第2図はそのVプー
リの転造加工に用いられる転造ローラの一例を示す部分
断面図である。第3図は予備成形品を製造する具体例を
示す工程図であり、第4図は予備成形品に予め肉盛り部
を形成する方法の一例を示す説明図である。第5図およ
び第6図は、第2図に示される転造ローラによる加工工
程を経時的に示す説明図である。第7図はその転造ロー
ラの転造成形による余肉の移動を概念的に示す説明図で
ある。第8図は従来の1分離帯付多溝Vプーリの一例を
示す部分断面図であり、第9図はそれを転造加工によっ
て成形する場合に考えられる転造ローラの部分断面図で
ある。 2:金属板素材 4:カップ状成形品6:フランジ成
形ローラ 8:フランジ部 10:厚肉化ローラ12:予備成形
品 14:周溝 16:肉盛り部 18:転造ローラ 20:プーリ製品 22:■溝 24:■突条 26:分離帯部 28:環状凹所 30:環状凸部 32:円環状の凹部 出願人 小島プレス工業株式会社 第7図 第8図 第9図 91q
Claims (2)
- (1)円筒状外周面にその周方向に延びる複数のV溝を
軸方向に多段に設けると共に、軸方向の中間位置にそれ
ら複数のV溝を複数のグループに分ける円環凸状の分離
帯部を周方向に沿って形成せしめて、目的とする多溝V
プーリを製造する方法にして、 金属板素材をほぼ有底円筒形状に成形すると共に、その
周壁の両端にフランジ部を形成せしめて予備成形品とし
、次いで該予備成形品を回転させつつ、前記フランジ部
間の周壁部分に、前記複数のV溝と円環凸状の分離帯部
とを塑性流動によって成形する転造ローラを押し付ける
と共に、該転造ローラの前記分離帯部を成形する部分で
ある環状の凹所の底面に、周方向に延びる環状凸部を形
成しておき、かかる転造ローラの成形作用によって、前
記分離帯部を盛り上げると共に、その頂部分に円環状の
凹部が形成されるようにしたことを特徴とする分離帯付
多溝Vプーリの製造方法。 - (2)前記予備成形品の周壁外周面において前記分離帯
部と成るべき部分が、予め肉盛り部として形成されてお
り、その肉盛り部に前記転造ローラの分離帯部成形部分
を押し付けるようにする特許請求の範囲第1項記載の製
造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26325284A JPS61140340A (ja) | 1984-12-13 | 1984-12-13 | 分離帯付多溝vプ−リの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26325284A JPS61140340A (ja) | 1984-12-13 | 1984-12-13 | 分離帯付多溝vプ−リの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61140340A true JPS61140340A (ja) | 1986-06-27 |
JPH0137217B2 JPH0137217B2 (ja) | 1989-08-04 |
Family
ID=17386884
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26325284A Granted JPS61140340A (ja) | 1984-12-13 | 1984-12-13 | 分離帯付多溝vプ−リの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61140340A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63246566A (ja) * | 1987-03-31 | 1988-10-13 | Fuji Kiko Co Ltd | プ−リとその製造方法 |
JPH08300083A (ja) * | 1995-05-08 | 1996-11-19 | Gooshiyuu:Kk | 内歯車の製造法 |
KR102068615B1 (ko) * | 2019-04-08 | 2020-01-21 | (주)대화정공 | 자동차 댐퍼풀리 제조방법 |
-
1984
- 1984-12-13 JP JP26325284A patent/JPS61140340A/ja active Granted
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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KR102068615B1 (ko) * | 2019-04-08 | 2020-01-21 | (주)대화정공 | 자동차 댐퍼풀리 제조방법 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
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JPH0137217B2 (ja) | 1989-08-04 |
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