JPH08300084A - プレス成形部品とその加工方法 - Google Patents
プレス成形部品とその加工方法Info
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- JPH08300084A JPH08300084A JP13470195A JP13470195A JPH08300084A JP H08300084 A JPH08300084 A JP H08300084A JP 13470195 A JP13470195 A JP 13470195A JP 13470195 A JP13470195 A JP 13470195A JP H08300084 A JPH08300084 A JP H08300084A
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- bending
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Abstract
く、前記脚部の幅が広くなり、切削代を大幅に削減する
ことができて、コストを低減することができるし、冷間
鍛造による場合に必要な大きな成形力(成形荷重)の必
要ないプレス成形部品を提供する。 【構成】 プレート本体2の周部に、このプレート本体
2の面部に対して所定の角度を有した脚部4を曲げ成形
するようにしたプレス成形部品において、前記脚部4の
根元部4aに、この曲げによる材料の寄りを前記根元部
4aに集中させた。
Description
クトランスミッションのキャリアプレートのような部品
とその加工方法に関するものである。
ョンのキャリアプレート1は図8及び図9に示すように
円板状のプレート本体2を有しており、このプレート本
体2の中心部にはボス部3が設けてあり、前記プレート
本体2の外周部には、このプレート本体2に対して直角
な複数の脚部4が周方向に所定の間隔をおいて設けてあ
り、また、前記プレート本体2の外周部には、脚部4間
に位置させてフランジ部5が形成してある。
うなキャリアプレート1をプレス加工にて成形する場
合、同径エリア内に於いて、周面に連なる面、すなわち
フランジ部5に相当する平面に対して、部分的に脚部4
の曲げ成形を実施するには塑性加工上、欠陥となり得る
局部変形又は材料の亀裂発生を防ぐ為、この脚部4とフ
ランジ部5との継ぎ部6にφD1 >φD2 となるような
切欠き部7が必要になっていた。
ス部3を設けたプレート本体2をダイ10とパンチ11
とを用いてプレス加工し、脚部相当部4ー1を曲げ加工
して、脚部4を成形していた。この場合、この脚部4と
フランジ部5との継ぎ部6に切欠き部7が形成されてい
た。
製品を得るには、鋳物又は熱間鍛造、冷間鍛造による加
工法が用いられている。
来のプレス加工にて成形されたキャリアプレート1にあ
っては、この部品の機能面よりピニオンギヤ、ワッシャ
等の受け面8を確保しつつ前記切欠き部7を付けると、
前記脚部4の幅が狭くなってしまい、相手部品であるキ
ャリアベースとの溶接長の減少及び溶接強度の不足につ
ながるという問題点があった。また、鋳物又は熱間鍛造
によるキャリアプレート1の製造の場合は、後工程の切
削代が過多となり、コスト高になっていたし、また、冷
間鍛造による場合には大きな成形力(成形荷重)を要す
るという問題点があった。
たものであって、その第1の目的とするところは、脚部
の曲げ成形で必要であった切欠き部がなく、前記脚部の
幅が広くなり、溶接長の減少及び溶接強度不足を生じる
ことなく、又切削代を大幅に削減することができて、コ
ストを低減することができるし、冷間鍛造による場合に
必要な大きな成形力(成形荷重)の必要ないプレス成形
部品を提供することにある。
成されたものであって、その第2の目的とするところ
は、脚部の根元部の両側に、部材本体の周面に連なる面
を形成したプレス成形部品を容易に製作することが可能
になるプレス成形部品の加工方法を提供することにあ
る。
成されたものであって、その第3の目的とするところ
は、前記脚部の根元部の両側に成形部を形成したプレス
成形部品を容易に製作することが可能になるプレス成形
部品の加工方法を提供することにある。
するために、請求項1の発明に係わるプレス成形部品
は、部材本体の周部に、この部材本体の面部に対して所
定の角度を有した脚部を曲げ成形するようにしたプレス
成形部品において、前記脚部の根元部に、この曲げによ
る材料の寄りを集中させたことを特徴とする。
に、請求項2の発明に係わるプレス成形部品は、請求項
1の発明に係わるプレス成形部品において、前記脚部の
根元部の両側に、前記部材本体の周面に連なる面を形成
した。
に、請求項3の発明に係わるプレス成形部品は、請求項
1の発明に係わるプレス成形部品において、前記脚部の
根元部の両側に余肉部を形成した。
に、請求項4の発明に係わるプレス成形部品の加工方法
は、パンチ装置とダイ装置とでワークの脚部相当部の位
置に対応するようにして閉鎖断面の成形用空間部を形成
し、前記パンチ装置を下降することにより、前記脚部相
当部を曲げ加工して前記成形用空間部に押し込み、この
曲げによる材料の引張応力場を圧縮応力場に変換するこ
とを特徴とする。
に、請求項5の発明に係わるプレス成形部品の加工方法
は、請求項4の発明に係わるプレス成形部品の加工方法
において、前記成形用空間部の下側の左右の隅部に余肉
成形部を形成し、前記脚部相当部の曲げ加工時に、この
曲げによる材料を前記余肉成形部に充填するようにし
た。
ては、従来のプレス成形部品の脚部の曲げ成形で必要で
あった切欠き部が不要になり、前記脚部の幅が広くな
り、プレス成形部品がキャリアプレートの場合には、キ
ャリアベースとの溶接長の減少及び溶接強度の不足につ
ながるという不具合をなくすことができる。
可能なために、鋳物又は熱間鍛造による製造に比べ切削
代を大幅に削減することができて、コストを低減するこ
とができるし、また、冷間鍛造による場合に必要な大き
な成形力(成形荷重)は必要なくなる。
部品にあっては、前記脚部の根元部の両側に、前記部材
本体の周面に連なる面を形成することにより、上記した
請求項1の作用と同様な作用を奏し得る。
部品にあっては、前記脚部の根元部の両側に余肉部を形
成することにより、上記した請求項1の作用と同様な作
用を奏し得るばかりか、高剛性品とすることができる。
部品の加工方法にあっては、前記脚部の根元部の両側
に、前記部材本体の周面に連なる面を形成したプレス成
形部品を容易に製作することが可能になる。
部品の加工方法にあっては、前記脚部の根元部の両側に
余肉部を形成したプレス成形部品を容易に製作すること
が可能になる。
する。
成形部品(実施例1)の縦断面図、図2の(1)は同プ
レス成形部品の脚部部分の一部省略した斜視図、(2)
は(1)のA方向から見た斜視図、図3は本発明に係わ
るプレス成形部品の加工方法(実施例1)におけるプレ
ス工程の説明図、図4はプレス成形部品の加工方法(実
施例1)における金型構造の平面図、図5は同金型構造
における成形用空間部の説明図である。
チ装置である。このダイ装置20は円筒形状のダイ22
と円筒形状のインサートダイ23とから構成してあり、
前記ダイ22の内周部には一段低くしてインサートダイ
23が装着されている。
4とネスト25とから構成してある。このパンチ24の
外周部には前記キャリアプレート1の脚部4の位置に対
応するようにして成形用凹部26が形成してある。
挿入した状態では、このダイ22の内周部22aと前記
成形用凹部26とで閉鎖断面の成形用空間部27が形成
されるようになる。この成形用空間部27の断面形状は
前記脚部4の断面形状に略等しくなっており、この関係
は成形用空間部27の下側の左右の隅部27L、27R
においても同じである。
材本体であるプレート本体2をダイ装置20とパンチ装
置21とを用いてプレス加工する場合、まず、前記プレ
ート本体2は、その脚部相当部4ー1を前記ダイ22の
上面部22b上に載せてセットされ、このプレート本体
2の面部に前記パンチ24を当接すると共に、前記ネス
ト25をボス部3に挿入する。
5を下降することにより、前記脚部相当部4ー1を曲げ
加工して前記成形用空間部27に押し込み脚部4を成形
する。この場合、この成形用空間部27は閉鎖断面であ
るために、前記脚部相当部4ー1の曲げ加工部には、こ
の曲げによる材料の引張、剪断力が働かず圧縮力が内に
向かうため、欠陥のない切欠きなし連接形状部品の曲げ
加工が実施できる。
上昇して前記キャリアプレート1を取り出す。このキャ
リアプレート1の脚部4の根元部4aには、図2に示す
ように上記した切欠き部7のない根元部4aの両側に、
前記プレート本体2の周面2Aに連なる面4Aが形成さ
れ、コーナーのアールRは極小になる。
アプレート1の脚部4の曲げ成形で必要であった切欠き
部7が不要となり、前記脚部4の幅が広くなり、キャリ
アベースとの溶接長の減少及び溶接強度の不足につなが
るという不具合をなくすことができる。
能なために、鋳物又は熱間鍛造による製造に比べ切削代
を大幅に削減することができて、コストを低減すること
ができるし、また、冷間鍛造による場合に必要な大きな
成形力(成形荷重)は必要なくなる。
ト1の加工方法によれば、前記脚部4の根元部4aの両
側に、前記プレート本体2の周面2Aに連なる面4Aを
形成したキャリアプレート1の成形が容易になる。
品の加工方法で加工されたキャリアプレート1の脚部部
分を図7に示す。このキャリアプレート1は脚部4の根
元部4aの両側に余肉部28を付けた高剛性品である。
の外周部に形成された成形用凹部26の左、右側壁面2
6L、26Rの下部に余肉逃げ用凹部29L、29Rが
形成してある。
挿入した状態では、このダイ22の内周部22aと前記
成形用凹部26とで閉鎖断面の成形用空間部27が形成
されるが、この成形用空間部27の下側の左右の隅部2
7L、27Rにおいては前記余肉逃げ用凹部29L、2
9Rにより余肉成形部30が形成してある。
材本体であるプレート本体2をダイ装置20とパンチ装
置21とを用いてプレス加工する場合、前記パンチ24
及びネスト25を下降することにより、前記脚部相当部
4ー1を曲げ加工して前記成形用空間部27に押し込み
脚部4を成形するのであるが、この場合、この成形用空
間部27は閉鎖断面であるために、前記脚部相当部4ー
1の曲げ加工部には、この曲げによる材料の引張、剪断
力が働かず圧縮力が内に向かうばかりか、圧縮された材
料が前記余肉成形部30に充填される。
上昇して前記キャリアプレート1を取り出した場合、こ
のキャリアプレート1の脚部4の根元部4aの両側に
は、図7に示すように上記した切欠き部7がなく、脚部
4の根元部4aの両側に余肉部28が形成される。
プレート1の脚部4の曲げ成形で必要であった切欠き部
7が不要になり、前記脚部4の幅が広くなり、キャリア
ベースとの溶接長の減少及び溶接強度の不足につながる
という不具合をなくすことができる。
能なために、鋳物及び熱間鍛造による製造に比べ切削代
を大幅に削減することができて、コストを低減すること
ができるし、また、冷間鍛造による場合に必要な大きな
成形力(成形荷重)は必要なくなるばかりか、高剛性品
とすることができる。
工方法によれば、前記脚部4の根元部4aの両側に余肉
部28を形成したプレス成形部品の成形が容易になる。
係わるプレス成形部品は、部材本体の周部に、この部材
本体の面部に対して所定の角度を有した脚部を曲げ成形
するようにしたプレス成形部品において、前記脚部の根
元部に、この曲げによる材料の寄りを集中させたことよ
り、従来のプレス成形部品の脚部の曲げ成形で必要であ
った切欠き部が不要となり、前記脚部の幅が広くなり、
プレス成形部品がキャリアプレートの場合には、キャリ
アベースとの溶接長の減少及び溶接強度の不足につなが
るという不具合をなくすことができる。
なために、鋳物及び熱間鍛造による製造に比べ切削代を
大幅に削減することができて、コストを低減することが
できるし、また、冷間鍛造による場合に必要な大きな成
形力(成形荷重)は必要なくなる。
部品は、請求項1の発明に係わるプレス成形部品におい
て、前記脚部の根元部の両側に、前記部材本体の周面に
連なる面を形成したことから、上記した請求項1の効果
と同様な効果が得られる。
部品は、請求項1の発明に係わるプレス成形部品におい
て、前記脚部の根元部の両側に余肉部を形成したことに
より、上記した請求項1の効果と同様な効果が得られる
ばかりか、高剛性品とすることができる。
部品の加工方法は、パンチ装置とダイ装置とでワークの
脚部相当部の位置に対応するようにして閉鎖断面の成形
用空間部を形成し、前記パンチ装置を下降することによ
り、前記脚部相当部を曲げ加工して前記成形用空間部に
押し込み、この曲げによる材料の引張、剪断力が働かず
圧縮力を内に向かわせたことにより、前記脚部の根元部
の両側に、前記部材本体の周面に連なる面を形成したプ
レス成形部品の成形が容易になる。
部品の加工方法は、請求項4の発明に係わるプレス成形
部品の加工方法において、前記成形用空間部の下側の左
右の隅部に余肉成形部を形成し、前記脚部相当部の曲げ
加工時に、この曲げによる材料を前記余肉成形部に充填
するようにしたことにより、前記脚部の根元部の両側に
余肉部を形成したプレス成形部品の成形が容易になる。
縦断面図である。
略した斜視図である。(2)は(1)のA方向から見た
斜視図である。
施例1)におけるプレス工程の説明図である。
る金型構造の平面図ある。
る。
(2)は本発明に係わるプレス成形部品の加工方法(実
施例2)における金型構造における成形用空間部の説明
図である。
工されたプレス成形部品の脚部部分の一部省略した斜視
図である。
略した斜視図である。(2)は同プレス成形部品の脚部
部分の一部省略した平面図である。
る。
レス工程の説明図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 部材本体の周部に、この部材本体の面部
に対して所定の角度を有した脚部を曲げ成形するように
したプレス成形部品において、前記脚部の根元部に、こ
の曲げによる材料の寄りを集中させたことを特徴とする
プレス成形部品。 - 【請求項2】 前記脚部の根元部の両側に、前記部材本
体の周面に連なる面を形成した請求項1記載のプレス成
形部品。 - 【請求項3】 前記脚部の根元部の両側に余肉部を形成
した請求項1記載のプレス成形部品。 - 【請求項4】 パンチ装置とダイ装置とでワークの脚部
相当部の位置に対応するようにして閉鎖断面の成形用空
間部を形成し、前記パンチ装置を下降することにより、
前記脚部相当部を曲げ加工して前記成形用空間部に押し
込み、この曲げによる材料の引張応力場を圧縮応力場に
変換するようにしたことを特徴とするプレス成形部品の
加工方法。 - 【請求項5】 前記成形用空間部の下側の左右の隅部に
余肉成形部を形成し、前記脚部相当部の曲げ加工時に、
この曲げによる材料を前記余肉成形部に充填するように
した請求項4記載のプレス成形部品の加工方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13470195A JP3744562B2 (ja) | 1995-05-09 | 1995-05-09 | プレス成形部品とその加工方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13470195A JP3744562B2 (ja) | 1995-05-09 | 1995-05-09 | プレス成形部品とその加工方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08300084A true JPH08300084A (ja) | 1996-11-19 |
JP3744562B2 JP3744562B2 (ja) | 2006-02-15 |
Family
ID=15134581
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13470195A Expired - Lifetime JP3744562B2 (ja) | 1995-05-09 | 1995-05-09 | プレス成形部品とその加工方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3744562B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1998057071A1 (fr) * | 1997-06-13 | 1998-12-17 | Unipres Corporation | Element de transmission de couple de transmission d'automobile, et procede et appareil pour former des rainures constituant des dents |
JP2006289400A (ja) * | 2005-04-07 | 2006-10-26 | Toyota Motor Corp | 成形部品の製造方法、成形部品の製造装置、及び、成形部品 |
-
1995
- 1995-05-09 JP JP13470195A patent/JP3744562B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1998057071A1 (fr) * | 1997-06-13 | 1998-12-17 | Unipres Corporation | Element de transmission de couple de transmission d'automobile, et procede et appareil pour former des rainures constituant des dents |
JP2006289400A (ja) * | 2005-04-07 | 2006-10-26 | Toyota Motor Corp | 成形部品の製造方法、成形部品の製造装置、及び、成形部品 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3744562B2 (ja) | 2006-02-15 |
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