JPH08282881A - フイルム等の巻取り装置 - Google Patents

フイルム等の巻取り装置

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JPH08282881A
JPH08282881A JP11373895A JP11373895A JPH08282881A JP H08282881 A JPH08282881 A JP H08282881A JP 11373895 A JP11373895 A JP 11373895A JP 11373895 A JP11373895 A JP 11373895A JP H08282881 A JPH08282881 A JP H08282881A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 巻管の低トルク回転と確実なチャッキングと
を両立するコンパクトな構造のフイルム等の巻取り装置
を提供する。 【構成】 巻軸11に沿って、シリンダーブロック16
と、外周部に巻管チャック片31が係合する、シリンダ
ーブロック16に対して接離可能な摩擦リング28と、
摩擦リング28をシリンダーブロック16側に移動付勢
し、これにより巻管チャック片31を巻管36のチャッ
キング位置に移動付勢するチャックばね30とをこの順
序で設置する。チャックばね30により巻管チャッキン
グ位置を取る巻管チャック片31と摩擦リング28は、
シリンダーブロック16のシリンダー17に対するチャ
ックばね30の作用力を凌駕する高圧の圧縮空気の供給
によるピストン20の移動により、反巻管チャッキング
位置に移動して、巻管36を挿脱可能にする。シリンダ
ー17に低圧の圧縮空気を供給すると、ピストン20が
摩擦リング28に回転スリップが生じる低圧力で圧接し
て、巻管36を低トルクで回転可能にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、プラスチックフイル
ム、紙などを巻管に巻取るための巻取り装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】この種のフイルム等の巻取り装置として
は、特公昭60ー30621号公報に示されているよう
に、空気供給路を有する巻軸に、軸(軸心)周りに等間
隔をおいて軸方向に移動可能なピストンを挿着した複数
の片端開口のシリンダーを有する環状のシリンダーブロ
ック(シリンダーケーシング)を、巻軸の空気供給路が
各シリンダーの閉鎖端部に連通する状態で同心的に取り
付ける一方、巻軸のシリンダーブロックのシリンダー開
口端の隣接部に、フランジ状のチャックブロックを軸受
を介して同心的に取り付け、該チャックブロックに、外
周部に軸周りに等間隔をおいてシリンダーブロック側か
ら反シリンダーブロック側に下り勾配で延びる複数の傾
斜溝を有する摩擦リングを、シリンダーブロックに接離
し得るように軸方向に移動可能に保持し、かつ該摩擦リ
ングの各傾斜溝に、傾斜溝に対応した傾斜基面(底面)
を有する縦断面が楔状の巻管チャック片を相対的にスラ
イド可能に係合し、さらに各巻管チャック片の外周部及
び摩擦リングの外周部に、常時各巻管チャック片をチャ
ックブロックの軸方向の定位置に拘束付勢するとともに
摩擦リングの傾斜溝に圧接付勢しかつ摩擦リングをシリ
ンダーブロック側に移動付勢するリング状のチャック開
放ばねを係合したものが慣用されている。
【0003】この慣用の巻取り装置は、チャック開放ば
ねの作用力によって、摩擦リングをシリンダーブロック
側の移動限点に移動させるとともにこれに随伴して巻管
チャック片を摩擦リングの軸心側に移動して、フイルム
等を巻取るべき新しい巻管またはフイルム等の巻取りを
完了した巻管を挿脱自在な状態にする一方、新しい巻管
を所定のセット位置まで挿着した状態において、巻軸の
空気供給路を通してシリンダーブロックのシリンダーに
圧縮空気を供給することにより、ピストンのチャックブ
ロック側への移動を介して、摩擦リングをチャック開放
ばねの作用力に抗して反シリンダーブロック側へ移動
し、これにより各巻管チャック片を摩擦リングの反軸心
側(半径方向の外方)に移動し、その外周面部を巻管の
内周面部に圧接係合させることによって巻管をチャッキ
ング(把持)した後、巻軸の回転により、ピストンの外
端面と摩擦リングとの間の摩擦力を介して、摩擦リング
に回転力を伝達して、巻管を回転駆動するという形で、
フイルム等の巻取りを行なうものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかるに上記の慣用の
巻取り装置では、ピストンと摩擦リングとの間に生じる
摩擦力、換言すればシリンダーに供給される圧縮空気の
圧力によって、巻管の回転トルクを調節することができ
るものの、巻管のチャッキングのためには所定値以上の
空気圧力が必要であることから、この所定値未満の空気
圧力に対応する巻管の回転トルクの調節、すなわちある
レベル以下の低い巻管回転トルクの調節は不可能であ
る。従ってこの慣用の巻取り装置では、損傷や変形など
の防止の点から小さい巻取り張力が必要な薄いフイルム
や伸びやすいフイルムなどは、巻取りができないという
問題がある。
【0005】このような問題を解決するために、例えば
特開平3ー106744号公報に開示されているよう
に、巻管への回転の伝達と巻管のチャッキングのぞれぞ
れを個別に圧縮空気の供給を受けるクラッチ機構とチャ
ック機構とによって行なうものが提案されているが、こ
れは構造が複雑でコストも高くつくという問題がある。
【0006】そこでこの発明は、コンパクトな構造によ
って、巻管の低(小)トルク回転と確実なチャッキング
とを両立させることを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明によれば上記の
目的は、空気供給路を有する巻軸に、軸周りに等間隔を
おいて軸方向に移動可能なピストンを挿着した複数の片
端開口のシリンダーを有する環状のシリンダーブロック
(シリンダーケーシング)を、巻軸の空気供給路が各シ
リンダーの閉鎖端部に連通する状態で同心的に取り付け
るとともに、シリンダーブロックのシリンダー開口端に
隣接して、環状のチャックブロック(チャックケーシン
グ)を軸受を介して同心的に取り付け、該チャックブロ
ックに、外周部に軸周りに等間隔をおいて反シリンダー
ブロック側からシリンダーブロック側に下り勾配で延び
る複数の傾斜溝を有する摩擦リングを、シリンダーブロ
ックに接離し得るように軸方向に移動可能に保持し、か
つ該摩擦リングの各傾斜溝に、傾斜溝に対応する傾斜基
面を有するとともにチャックブロックに軸方向に移動不
能であるが半径方向に移動可能に係合する縦断面が楔状
の巻管チャック片を、相対的に軸方向にスライド可能に
係合し、各巻管チャック片または摩擦リングに、常時各
巻管チャック片を傾斜溝に相対的にスライド可能な状態
で圧接係合するように摩擦リングの軸心に向かって付勢
するチャック片求心付勢手段を付設し、さらに摩擦リン
グに常時該摩擦リングをシリンダーブロック側に移動付
勢するチャックばねを係合してなるフイルム等の巻取り
装置によって達成する。
【0008】ここでチャック片求心付勢手段は、一般に
は、摩擦リングの各傾斜溝の底部あるいは各巻管チャッ
ク片の基部に付設する永久磁石ブロック、またはすべて
の巻管チャック片の外周部に抱き締め係合するリング状
の抱き締めばねで構成することができる。
【0009】
【作用】この発明の巻取り装置は、巻管チャック片によ
る巻管のチャッキングはチャックばねの作用力を介して
行なう一方、巻軸から巻管チャック片への回転トルクの
伝達と巻管のチャッキングの解除は、シリンダーブロッ
クの各シリンダーに、実質上チャックばねの作用力に拮
抗する圧力以下の圧力(一般には極低圧を含む低圧)の
圧縮空気と、チャックばねの作用力を凌駕する圧力(一
般には高圧)の圧縮空気を供給することによって行な
う。
【0010】すなわちこの巻取り装置においては、各シ
リンダーに圧縮空気を供給しない時には、チャックばね
の作用力のままに摩擦リングがシリンダーブロック側へ
移動するため、各巻管チャック片が摩擦リングの半径方
向の外方に移動し、巻管をチャッキング可能な状態にな
る。
【0011】上記のような巻管をチャッキング可能な状
態において、各シリンダーに、ピストンがチャックばね
の作用力に抗して摩擦リングを反シリンダーブロック側
に押動するは圧力の圧縮空気を供給すると、摩擦リング
の移動に随伴して、各巻管チャック片がチャック片求心
付勢手段の作用のままに摩擦リングの半径方向の内方に
移動するため、巻管のチャッキングが不可能な状態にな
る。従ってこの状態で、フイルム等を巻取るための新し
い巻管を挿着したり、フイルム等の巻取りが完了した巻
管を取り外したりすることができるものである。
【0012】またこの巻取り装置においては、上記のよ
うなチャックばねを介した巻管のチャッキング状態にお
いて、各シリンダーに実質上チャックばねの作用力に対
抗し得ない圧力の圧縮空気を供給すると、この空気圧力
に対応した圧力でピストンが摩擦リングに圧接する。従
ってこの状態で巻軸を、特にフイルムの巻径と速度によ
って決まる必要回転数よりも若干多い回転数で回転する
と、摩擦リングとピストンとの間では、この回転数の差
に対応するスリップが生じながら、圧接力に対応する摩
擦回転力が伝達され、これにより巻管チャック片及び巻
管の回転を介して、フイルム等がこの回転トルクに対応
した張力、すなわち極低(極小)を含めた張力のもとで
巻取られる。
【0013】
【実施例】図面はこの発明を、軸心部に主空気供給路を
有する巻軸に複数の巻取りユニットを並列状態で押圧固
定した複数条のフイルムの巻取り装置の各巻取りユニッ
トに適用した構成例を示したもので、各巻取りユニット
は、基本的には、主空気供給孔12から外周部まで半径
方向に延びる半径方向空気供給孔13を形成した巻軸1
1部に、4個のピストン20内装シリンダー17を含む
環状のシリンダーブロック16と、摩擦リング28、複
数個(例えば10個前後)の巻管チャック片31及び複
数個(例えば20個前後)のチャックばね30を内装す
る環状のチャックブロック26とを隣接状態で装着した
構造からなっている。
【0014】シリンダーブロック16は、軸方向に延び
る一端部閉鎖他端部開口の複数個のシリンダー17を軸
周りに等間隔をおいて配置した構造で、軸方向の一端部
の内周部には、巻軸11の半径方向空気供給孔13に連
通する内周空気供給溝18が形成されているとともに、
シリンダー17の一端部の閉鎖端部には、この内周空気
供給溝18に連通する空気供給孔19が形成されてい
る。
【0015】各シリンダー17に内装のピストン20に
は、長さ方向の中間部に、密封用のパッキン21が付設
してある。
【0016】チャックブロック26は、シリンダーブロ
ック16の他端部(シリンダー開口側端部)にカラー
(スペーサー)15を介して隣接する巻軸11部に軸受
14を介して、実質部がシリンダーブロック16の他端
部隣接域をカバーするように支持されており、その軸方
向のほぼ中央部には、チャック片係合穴27が形成され
ている一方、シリンダーブロック16の他端に近い内周
部には、摩擦リングストップリング25が取り付けてあ
る。
【0017】チャックブロック26に内装の摩擦リング
28とチャックばね30は、シリンダーブロック16の
他端部に隣接する空間部に、シリンダーブロック16側
からこの順序で設置してあるとともに、前者の摩擦リン
グ28は、シリンダーブロック16に対して接離可能で
あるものの、後者のチャックばね30によって常にシリ
ンダーブロック16に対する最接近位置、すなわちチャ
ックブロック26に取り付けた摩擦リングストップリン
グ25にストップ係合する位置を取るようになってい
る。
【0018】また摩擦リング28には、チャックブロッ
ク26のチャック片係合穴27に対向する外周部に、軸
方向において反シリンダーブロック16側からシリンダ
ーブロック16側に下り勾配で延びる傾斜溝29が形成
されており、この各傾斜溝29には、チャックブロック
26のチャック片係合穴27に半径方向にのみ移動可能
に係合する先部(上部)を有する縦断面が楔状の巻管チ
ャック片31が相対的にスライド可能に係合させてあ
る。この巻管チャック片31はいずれも、摩擦リング2
8がチャックばね30の作用力を介してシリンダーブロ
ック16に最接近した状態の時には、その先部がチャッ
クブロック26のチャック片係合穴27を通してチャッ
クブロック26の外方に突出する一方、摩擦リング28
がチャックばね30の作用力に抗してシリンダーブロッ
ク16から最も離れた状態の時には、上部がチャック片
係合穴27内に没するように構成されている。
【0019】さらにこの摩擦リング28の各傾斜溝29
の底部には、チャック片求心付勢手段としての永久磁石
ブロック32が埋設してあり、これによる各巻管チャッ
ク片31の吸着によって、各巻管チャック片31の基部
(下部)が常に傾斜溝29の底部に圧接するようにして
いる。
【0020】またチャックブロック26のチャック片係
合穴27の中心部が属する軸方向の中央部の外周部と巻
管チャック片31の上部には、軸周りに連続する環状溝
を形成する外溝33、34が形成されており、これらの
外溝33、34からなる環状溝には、巻管チャック片3
1の回転遠心力による離脱を防止するためのチャック片
ストップリング35が装着してある。なお巻管チャック
片31の外溝34は、巻管チャック片31の上部のチャ
ック片係合穴27外への突出を阻害しない深さに形成さ
れている。
【0021】図示した巻取り装置における各巻取りユニ
ットは、巻管36の挿脱時には、図面の左半部に示すよ
うに、巻軸11の主空気供給路12及び半径方向空気供
給孔13からシリンダーブロック16の内周空気供給溝
18及び空気供給孔19を通して、各シリンダー17内
にチャックばね30の作用力を凌駕する高圧の圧縮空気
を供給することにより、各ピストン20を介して、摩擦
リング28をチャックばね30を圧縮しながら反シリン
ダーブロック側の極限位置まで押動することによって、
各巻管チャック片31の上部がチャックブロック26の
チャック片係合穴27内に後退した状態にする。
【0022】上記のような状態で装着した新しい巻管3
6(図面には隣接する二つの巻取りユニットに対応する
長さを有するものが例示してある)は、上記により各シ
リンダー17内に供給した高圧の圧縮空気を上記と逆の
ルートで排出して、摩擦リング28をチャックばね30
の作用力のままに、各ピストン20を押動しながらシリ
ンダーブロック16側の極限位置まで移動させることに
より、各巻管チャック片31の上部をチャックブロック
26のチャック片係合穴27の外側に突出させ、巻管3
6の内周部に圧接させることによってチャッキングする
(図面の右半部参照)。
【0023】上記によりチャッキングした巻管36は、
この後、各シリンダー17に実質上チャックばね30を
圧縮変形させない圧力以下の低圧の圧縮空気を上記と同
じルートで供給して、各ピストン20をこの空気圧力に
対応する圧力で摩擦リング28に圧接させた状態で、巻
軸11を回転させることによって回転させる。この際巻
軸11の回転数を、フイルムの巻径と速度によって決ま
る必要回転数よりも若干多くすると、摩擦リング28と
ピストン20との間ではスリップを生じながら圧接力に
対応した摩擦回転力が伝達され、これによりフイルム
は、この回転トルクに相応した張力のもとで巻取られ
る。
【0024】この発明はこのほか、チャック片求心付勢
手段を、ほぼチャック片ストップリング35と同じよう
な形で、チャックブロック26と巻管チャック片31に
形成する同深の外溝からなる環状溝に装着するリング状
の抱き締めばねで形成したり、シリンダーブロック16
の内周空気供給溝18に代えて、巻軸11の外周部に外
周空気供給溝を設けたり、複数条のフイルム等の巻取り
装置のいずれかの巻取りユニットにおける半径方向空気
供給孔を省略し、他の巻取りユニットの半径方向空気供
給孔に連通する状態で巻軸の外周部を延びる軸方向空気
供給溝で代用するなど、種々の態様で実施することがで
きるもので、図示例の構成に限定されるものではない。
【0025】
【発明の効果】以上説明したところから明らかなよう
に、この発明は、巻管のチャッキングをチャックばねの
作用力を介して行なう一方、巻管に対する回転の伝達を
チャックばねの作用力に拮抗する圧力以下の圧力、特に
極低を含む低圧の圧縮空気を介して行なうことにより、
巻管を確実にチャッキングした状態で低トルクで回転す
ることができるようにしたもので、この発明によれば、
特に薄いフイルムや伸びやすいフイルムなどを損傷や変
形が生じない小さい巻取り張力のもとで巻取ることがで
きる。
【0026】またこの発明によれば、図示例のように複
数の巻取りユニットを有する巻取り装置において複数条
のフイルム等を各別の巻管に巻取る場合には、巻取りの
進行に伴って巻管の間で巻径に差が生じても、各フイル
ムはすべての巻管において同一の張力で巻取ることがで
きるという効果も奏される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るフイルム等の巻取り装置の一実
施例の一部を切り欠いた部分側面図である。
【符号の説明】
11 巻軸 12 主空気供給孔 13 半径方向空気供給孔 16 シリンダーブロック 17 シリンダー 18 内周空気供給孔 19 空気供給孔 20 ピストン 26 チャックブロック 27 チャック片係合穴 28 摩擦リング 29 傾斜溝 30 チャックばね 31 巻管チャック片 32 永久磁石ブロック 36 巻管
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年5月23日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】上記のような巻管をチャッキング可能な状
態において、各シリンダーに、ピストンがチャックばね
の作用力に抗して摩擦リングを反シリンダーブロック側
に押動する圧力の圧縮空気を供給すると、摩擦リングの
移動に随伴して、各巻管チャック片がチャック片求心付
勢手段の作用のままに摩擦リングの半径方向の内方に移
動するため、巻管のチャッキングが不可能な状態にな
る。従ってこの状態で、フイルム等を巻取るための新し
い巻管を挿着したり、フイルム等の巻取りが完了した巻
管を取り外したりすることができるものである。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】
【実施例】図面はこの発明を、軸心部に主空気供給路を
有する巻軸に複数の巻取りユニットを並列状態で押圧固
定した複数条のフイルムの巻取り装置の各巻取りユニッ
トに適用した構成例を示したもので、各巻取りユニット
は、基本的には、主空気供給孔12から外周部まで半径
方向に延びる半径方向空気供給孔13を形成した巻軸1
1部に、複数個(例えば10個前後)のピストン20内
装シリンダー17を含む環状のシリンダーブロック16
と、摩擦リング28、複数個(例えば個)の巻管チャ
ック片31及び複数個(例えば20個前後)のチャック
ばね30を内装する環状のチャックブロック26を隣接
状態で装着した構造からなっている。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空気供給路を有する巻軸に、軸周りに等
    間隔をおいて軸方向に移動可能なピストンを挿着した複
    数の片端開口のシリンダーを有する環状のシリンダーブ
    ロックを、巻軸の空気供給路が各シリンダーの閉鎖端部
    に連通する状態で同心的に取り付けるとともに、シリン
    ダーブロックのシリンダー開口端に隣接して、環状のチ
    ャックブロックを軸受を介して同心的に取り付け、該チ
    ャックブロックに、外周部に軸周りに等間隔をおいて反
    シリンダーブロック側からシリンダーブロック側に下り
    勾配で延びる複数の傾斜溝を有する摩擦リングを、シリ
    ンダーブロックに接離し得るように軸方向に移動可能に
    保持し、かつ該摩擦リングの各傾斜溝に、傾斜溝に対応
    する傾斜基面を有するとともにチャックブロックに軸方
    向に移動不能であるが半径方向に移動可能に係合する縦
    断面が楔状の巻管チャック片を、相対的に軸方向にスラ
    イド可能に係合し、各巻管チャック片または摩擦リング
    に、常時各巻管チャック片を傾斜溝に相対的にスライド
    可能な状態で圧接係合するように摩擦リングの軸心に向
    かって付勢するチャック片求心付勢手段を付設し、さら
    に摩擦リングに常時該摩擦リングをシリンダーブロック
    側に移動付勢するチャックばねを係合してなるフイルム
    等の巻取り装置。
  2. 【請求項2】 チャック片求心付勢手段が、摩擦リング
    の各傾斜溝の底部あるいは各巻管チャック片の基部に付
    設した永久磁石ブロックである、請求項1記載のフイル
    ム等の巻取り装置。
  3. 【請求項3】 チャック片求心付勢手段が、すべての巻
    管チャック片の外周部に抱き締め係合するリング状の抱
    き締めばねである、請求項1記載のフイルム等の巻取り
    装置。
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